オリックス(☆4対0★)広島 =交流戦1回戦(2021.06.11)・京セラドーム大阪=
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広島
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ORIX
00000031X4500
勝利投手:山本 由伸(6勝5敗0S)
敗戦投手:森浦 大輔(2勝2敗0S)
  DAZN
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◆オリックスは0-0で迎えた7回裏、杉本の適時打などで3点を挙げて、試合の均衡を破る。投げては、先発・山本が8回無失点15奪三振の快投。最後は平野佳が締めて、山本は今季6勝目を挙げた。敗れた広島は、先発・大道が試合をつくるも、打線が3安打無得点と沈黙した。

◆10年以来の交流戦Vを狙うオリックスは、期間中の得点が12球団最多タイの80得点。特に吉田正尚外野手(27)が得点圏打率4割4分4厘と好調で、15打点は島内(楽天)と並ぶ12球団トップ。今日も勝負強さを発揮し、チームを4連勝に導けるか。

◆広島のドラフト3位大道温貴投手(22)が、プロ初先発で5回無安打無失点と快投した。 立ち上がりはボール先行で2四球を許したものの、尻上がりに調子を上げていった。最速147キロの直球とスライダー、スプリット、カーブを操り、2回から5回までは全て3者凡退に片付け、84球でお役御免となった。 今季はここまで17試合全てに救援登板し、2勝3ホールドとしていた。 打線はオリックス山本に完璧に抑え込まれ、大道を援護できず先発での初勝利はお預けとなった。

◆オリックスT-岡田外野手が、両チーム通じて初のHランプをともした。7回無死一塁で、広島の3番手・森浦から右前打。ここまで広島の継投の前に無安打無得点に抑えられてきたが、ついに初安打を記録した。 この安打から1死満塁の好機をつくり、杉本の中前打でオリックスが2点を先制した。 オリックス先発の山本は7回を終え、完全投球を継続中。

◆オリックス山本由伸投手(22)の完全投球は7回で途切れた。8回に先頭の鈴木に94球目を捉えられ、中前打。打球が二遊間を抜けた瞬間、山本は広げた両手をパーンとたたいた。94年巨人槙原以来、今世紀初の快挙はならなかった。 序盤から山本のペースだった。広島打線を完全に抑えて前半5回を終えた。2回の4番鈴木から3回の9番野間まで6者連続三振。5回で早くも10三振を奪った。6、7回も完全投球を継続し、6回はクロン、7回には林を空振り三振に仕留め、この時点で12奪三振とした。 完全投球が途切れた8回は圧巻だった。鈴木、坂倉に連打を浴びて無死一、二塁のピンチを背負ってからギアを上げた。会沢、小園、代打の菊池涼から3者連続三振を奪い、自己最多を更新する15三振。これまでは昨年9月29日西武戦での14奪三振が最多だった。

◆序盤は両チームともに無安打無得点。オリックス先発の山本は3回まで広島打線を完全に抑え、2~3回の6者連続を含む7奪三振。 中盤は両チームの投手が、ともに完全投球。広島先発の大道は2四球を出したが、オリックス打線を5回無安打に封じた。 オリックスは7回、3点を奪取。山本は8回先頭鈴木誠に安打を許し完全試合を逃すも、自己最多15奪三振の快投、6勝目をあげた。広島森浦が2敗目。

◆広島が今季最少3安打で今季7度目の0封負けを喫した。5連敗で、20年を除く3年連続での交流戦負け越しが決まった。 オリックス山本に7回まで完全投球を許し、8回に鈴木誠と坂倉の連打で記録を阻止するのが精いっぱいだった。昨年よりも18試合早い2桁借金到達にも、佐々岡監督は「1試合1試合集中してやっていくしかないと思っています」と前を向いた。 ▽広島朝山打撃コーチ(オリックス山本に7回まで完全投球され)「日本を代表する投手。そう簡単には打たせてくれない。この悔しさを、僕らも含めてやっていくしかない」 ▼広島が毎回の17三振。1試合(9回まで)の最多三振記録は95年4月21日ロッテなどの19個で、17三振以上は18度目。広島は58年5月27日国鉄戦、14年7月14日DeNA戦で18三振を記録したが、いずれも延長戦。9回試合では69年4月23日大洋戦の17三振に並ぶ球団タイ記録。

◆広島大道温貴投手(22)が、プロ初先発で5回無安打無失点と快投した。「日本生命セ・パ交流戦」のオリックス戦。初回こそ2四球を与えたが、2回以降は1人の走者も許さなかった。打線の援護なく先発初勝利はお預けに。ただ、7回まで完全投球を続けたオリックス山本由伸投手(22)と堂々と渡り合った。チームは引き分けを挟み5連敗。借金は今季ワーストの10となり、交流戦は開催のない20年を除いて3年連続の負け越しが決定したが、ルーキー右腕の好投が敗戦の中の光となった。大道が、プロ初先発のマウンドで同学年の山本と渡り合った。初回に2四球を許したが、2回以降は1人の走者も出さずにオリックス打線を圧倒した。中継ぎとして17試合に登板し、最長2イニングだった右腕は「5イニングも投げれると思ってなかったので、自分の中では出来すぎかなとは思ってます」。山本と同じく5回までスコアボードに「0」を並べた。 ボール先行の立ち上がりから立て直した。初回に1死一塁から、吉田正に2ボールを与えたところで会沢がマウンドに向かった。しかし「マウンドに来られたのは覚えてますけど、何と言われたかは少しも覚えていないです」と苦笑い。吉田正は四球で出塁させたが、後続を断ち、無失点に切り抜けた。 2回以降は無双を続けた。1死から杉本への4球目、内角直球でバットを折ったところが好投の起点となったという。「会沢さんが内角のサインを要求してくださって、杉本さんのバットを折ったところくらいから、内角に決まりはじめて、今日の生命線が見えた。心に余裕ができたかなと思います」と振り返った。 待ち望んだ投げ合いだった。山本が都城時代にバッテリーを組んでいた山本陽盛氏が、大道の八戸学院大時代の正捕手だったという。大学時代から山本の話を聞いていたという大道は「1年目から『次元が違うな』と思っていました。ずっと注目して見ていた投手なので、投げ合えて勉強になりました」と話した。 佐々岡監督は初先発で力投した右腕について「5回までで上出来というか、最長が2回までで球数も投げてなかった。あそこまでで十分」と評価。今後の起用については「明日またミーティングして考えます。ナイスピッチングだったからね」と話すにとどめた。大道は「今日は中継ぎでやってきた1イニング1イニングを大事にしていくという成果が表れたと思う。次からも先を見ないで、1イニングずつ投げていきたいなと思います」。打線の援護なく先発として初勝利はお預けとなったが、次につながる堂々の先発デビューだった。【古財稜明】

◆オリックス山本由伸投手(22)が、まさに異次元の投球でチームを交流戦単独首位に押し上げた。7回まで完全投球。8回、先頭のは鈴木誠に初安打を浴び、無死一、二塁のピンチを招いたが、3者連続三振で切り抜け、出場全打者から三振を奪って自己最多15Kをマークした。 バックを守る野手も、ベンチで待つメンバーも、みんなが山本に拍手を送った。先頭の鈴木誠、続く坂倉に連打を浴び、94年巨人槙原以来の完全試合の大記録を逃した8回。無死一、二塁のピンチを背負った。そのピンチを、山本は3者連続三振で切り抜けた。 山本 誠也さん、すごくいい選手なんで。(被安打は)悔しいけど、仕方ないです。もし打たれても、絶対にダラダラいかない。ゼロで帰る! そう思って8回のマウンドに上がりました。 覚悟の投球で会沢、小園、代打・菊池涼を3者連続三振。プロ初先発の広島戦で対戦した野手全員から三振を奪い、自己最多15奪三振で4連勝を引き寄せた。 基本的に三振は狙わない。普段は「長いシーズンを考えると、省エネが大切になる。取れればラッキー、くらいの感覚」という。ただ、この日は味方打線も広島投手陣に大苦戦。勝つために腕を振り、三振の山を積み上げた。 山本 制球力とか変化球の精度とかが、いつもと全然違いました。最近はカーブがよくなって、フォーク、フォークにならないように(伏見)寅威さんにいいリードをしていただいた。 捕手への感謝を込め、6勝目を振り返った。チームは18年7月21日以来の貯金1とし、今年4月4日以来の3位浮上。異次元の投球で、山本がオリックスの躍進を支える。【堀まどか】 ? ▽オリックス中嶋監督(山本について) 「パーフェクトはめちゃくちゃ難しいんです。それよりも(味方も無援後で)参考記録にならんやろなと焦ってました。これをどうやって援護するんやと、そっちの方を考えさせられました」 ▽広島佐々岡監督(オリックス山本について) 「真っすぐが強いし、変化球もフォーク、カーブの腕の振りが一緒なのでボール球を振らされる。ああいう投球をされるとちょっと...ね。打てないで終わらせてはいけないんだけど...」 ? ▼山本が自己最多の15奪三振。15三振以上奪った投手は、16年9月28日西武戦の大谷(日本ハム)以来で、オリックスでは95年4月21日ロッテ戦でプロ野球記録の19三振を奪った野田以来26年ぶりとなった。また、山本は15奪三振で四死球なし。15三振奪って無四死球だったのは、11年10月20日中日戦の前田(広島)以来8人、9度目で、球団では62年5月24日南海戦の足立に次いで59年ぶり2人目だ。なお交流戦で15奪三振は、11年5月20日ヤクルト戦の田中(楽天)に並ぶ最多タイ。

◆オリックス杉本裕太郎外野手が、2打点で山本の力投に報いた。 0-0の7回1死満塁で均衡を破る2点適時打。山本が拍手喝采する殊勲打だった。山本が完全投球を続けていた間は、右翼守備でドキドキ。「ちょっと待ったりして、ヒットになるし。外野では(中堅の福田)周平と話して『ギャンブル気味に行こう、カバーに来てな』と話していたんですけど、すごい緊張感がありました」と汗をぬぐった。

◆オリックス山本由伸投手(22)が8回2安打無失点の好投で今季6勝目を挙げた。弁当箱にたっぷりと栄養を詰める。オリックス山本は今季からトートバッグに"マイ弁当"を入れて球場入りしている。「こだわってます。食事が筋力に影響すると思うので」。詳細は企業秘密ながら、周囲に聞いて独学で習得したおかずの数々が詰まっている。 「炭水化物、ビタミン、ミネラル...。僕は(先発で)週に1回。そこに合わせて(栄養も)調節します」 苦い経験がある。山本にはシーズン完走の経験がない。「脇腹とか、いろいろ...。3年連続でケガをしてしまったり。今はサプリも4種類。これも(種類が)増えたり入れ替わったりしてます。だから、栄養十分だと思いますよ!」 マウンドで躍動するためには、どうすればいいのか。自宅でも、運転中でも考える。「とことん好きなんで。楽しいから自分で考えるんです。(お弁当の)中身は秘密ですよ~」と、愛嬌(あいきょう)たっぷりに笑う。ほかほかのマイ弁当が、スタジアムの熱気につながっている。【オリックス担当 真柴健】

◆広島大道温貴投手(22)が、プロ初先発で5回無安打無失点と快投した。「日本生命セ・パ交流戦」のオリックス戦。初回こそ2四球を与えたが、2回以降は1人の走者も許さなかった。打線の援護なく先発初勝利はお預けに。ただ、7回まで完全投球を続けたオリックス山本由伸投手(22)と堂々と渡り合った。チームは引き分けを挟み5連敗。借金は今季ワーストの10となり、交流戦は開催のない20年を除いて3年連続の負け越しが決定したが、ルーキー右腕の好投が敗戦の中の光となった。大道が、プロ初先発のマウンドで同学年の山本と渡り合った。初回に2四球を許したが、2回以降は1人の走者も出さずにオリックス打線を圧倒した。中継ぎとして17試合に登板し、最長2イニングだった右腕は「5イニングも投げれると思ってなかったので、自分の中では出来すぎかなとは思ってます」。山本と同じく5回までスコアボードに「0」を並べた。 ボール先行の立ち上がりから立て直した。初回に1死一塁から、吉田正に2ボールを与えたところで会沢がマウンドに向かった。しかし「マウンドに来られたのは覚えてますけど、何と言われたかは少しも覚えていないです」と苦笑い。吉田正は四球で出塁させたが、後続を断ち、無失点に切り抜けた。 2回以降は無双を続けた。1死から杉本への4球目、内角直球でバットを折ったところが好投の起点となったという。「会沢さんが内角のサインを要求してくださって、杉本さんのバットを折ったところくらいから、内角に決まりはじめて、今日の生命線が見えた。心に余裕ができたかなと思います」と振り返った。 待ち望んだ投げ合いだった。山本が都城時代にバッテリーを組んでいた山本陽盛氏が、大道の八戸学院大時代の正捕手だったという。大学時代から山本の話を聞いていたという大道は「1年目から『次元が違うな』と思っていました。ずっと注目して見ていた投手なので、投げ合えて勉強になりました」と話した。 佐々岡監督は初先発で力投した右腕について「5回までで上出来というか、最長が2回までで球数も投げてなかった。あそこまでで十分」と評価。今後の起用については「明日またミーティングして考えます。ナイスピッチングだったからね」と話すにとどめた。大道は「今日は中継ぎでやってきた1イニング1イニングを大事にしていくという成果が表れたと思う。次からも先を見ないで、1イニングずつ投げていきたいなと思います」。打線の援護なく先発として初勝利はお預けとなったが、次につながる堂々の先発デビューだった。【古財稜明】

◆? 気持ちを1つに、全員で戦う。今季のオリックスは練習で使ったボールを選手、スタッフ全員で拾っている。試合前、最終組のフリー打撃が終わる頃、選手たちは列を作って待って「バッティング終了でーす!」の掛け声で、グラウンドに転がる白球を拾い始める。伏見に松井雅、西野、福田、大城、中川圭、宗、小田、後藤、若月...。最後に打ち終わった紅林が駆けつけるタイミングでは、奇麗に片付いているほどのチームワークだ。 提案者は田口壮外野守備走塁コーチで、開幕直後から"験担ぎ"として導入。当初は若手や控え選手が中心だったが、球団スタッフは「T(-岡田)さんやラオウ(杉本)さんも、練習が終わる頃を待ってくれて。その姿を見てみんなでボールを拾うようになった」と証言する。 その「全員野球」の連鎖は良い方向に働いている。助っ人のモヤがある試合前、円陣の声出しで「紙1枚では簡単に破れる。同じ紙でも積み重なれば破れない」とナインに伝達。得点機に内野ゴロで打点を挙げると、笑顔でハイタッチして喜ぶ。主砲の吉田正は凡打でも一塁へ全力疾走。懸命に走るがゆえ、リクエストによるリプレー検証も目立つ。T-岡田は毎試合、早出で汗を流し、安達は汗止めのヘアバンドをスタッフ全員にプレゼントした。全ては勝利のために-。 2年連続最下位だったオリックスが、スクラムを組んで強敵に立ち向かっている。【オリックス担当=真柴健】

◆オリックス・山本由伸投手(22)が、圧巻の投球を披露した。二回の先頭打者から6者連続三振を奪うなど、七回まで広島打線をパーフェクトに封じ、今季2度目の2桁奪三振となる12奪三振をマークしている。野手陣は六回まで無安打と山本を援護できずにいたが、七回に無死一塁からT─岡田が右前へチーム初安打。その後、1死満塁とし、杉本が中前へ2点打を放った。

◆オリックスが4連勝で3位浮上、交流戦で単独首位に立った。山本は七回まで走者を一人も許さず、8回2安打無失点で6勝目。6連続を含む15三振を奪った。打線は七回に杉本の2点打などで3点先取し、八回も加点。広島は5連敗。

◆オリックスの杉本が0―0の七回1死満塁で均衡を破る2点適時打を放った。カウント2―2から中田のフォークボールを膝を落としながらうまく捉え、中前に運んだ。エース山本を援護する殊勲打に、右手を突き上げて喜んだ。 この日は7番での出場だったが、好機に勝負強さを発揮した。試合後は山本と並んでヒーローインタビューに臨み「絶対に点を取ってやりたいという気持ちで打席に入った。感触は悪かったが、ファンの皆さんの声援でいいところに落ちた」と安堵の笑みを浮かべた。 中嶋監督(山本に)「パーフェクトはめちゃくちゃ難しいのでね。カーブの精度が上がるほど、ピッチングの段階が上がる。非常にいい」

◆救援で力を発揮してきた広島のルーキー大道がプロ初先発し、5回を無安打無失点と好投した。勝利にはつながらなかったものの「5イニング投げられると思っていなかった。出来過ぎかなと思う」と受け止めた。 救援登板した17試合で2勝0敗、防御率3・20。先発投手の不振が続く状況から抜てきされた。一回に2四球によるピンチを脱し、二回以降は走者を許さなかった。「中継ぎでやってきた一イニング、一イニングを大事にしていくという成果が表れた」と振り返った。 オリックスの山本とは同学年。「次元が違うなと思っていた。投げ合えて勉強になった」と控えめでも、見事な投げっぷりだった。 佐々岡監督(5回無失点の大道に)「無安打ではあったが、ここまで最長が2回で、球数も投げていない。あそこまでで十分」 広島・朝山打撃コーチ(山本を攻略できず)「失投や簡単な球は少なかった。日本を代表する投手。そう簡単には打たせてくれない」

◆広島打線はオリックスの山本に力負けし、七回まで走者を出せず、八回に鈴木誠と坂倉が安打を放って完全試合を免れるのがやっとだった。佐々岡監督は「真っすぐが強いし、変化球もフォークボール、カーブの腕の振りが一緒なのでボール球を振らされる」と嘆くばかりだった。 2分けを挟んで5連敗となり、交流戦の負け越しが決定。借金は10にまで膨らんだ。苦しい状況が続き、佐々岡監督は「一試合一試合集中してやっていくしかないと思っている」と言葉を絞り出した。

◆あと6人...。オリックス・山本がアウトカウントを積み重ねるたび、球場全体がざわついた。1994年の巨人・槙原寛己以来、27年ぶりの完全試合か─。期待が高まる八回、鈴木誠の打球は無情にも中前へ。令和初の快挙達成はならなかったが、自己最多の15奪三振で今季6勝目。圧巻の投球で、チームを3年ぶりの貯金1&Aクラス浮上に導いた。 「八回、上がるときも(鈴木)誠也さんに回ってくるのは分かっていましたし、いい打者が来ていたので、もし打たれても、絶対ダラダラいかないように。絶対ゼロで帰るということを心がけて上がったので、その準備はよかったかな」 完璧な内容だった。直球は一回から最速157キロをマーク。150キロ台の高速フォーク、カットボールに加え、「僕の投球では投げるところが大事なボール」というカーブを効果的に織り交ぜ、今季2度目の先発野手全員奪三振。代打・菊池涼も含め、対戦した打者全員から「K」を奪った。お立ち台では「(完全試合を)三回ぐらいから意識して、やられました」とリップサービスでファンを沸かせたが、「ジョークですよ。気を引き締めて、最後まで行こうと。考えないようにしましたね。誠也さん、いい選手なので、悔しいけど、仕方ないです」と苦笑い。ベンチでは大城から「お前は打たれるから、安心しろ」と言われていたといい、「できるときはまたできると思うので、しっかり練習してレベルアップしたい」とリベンジを誓った。若き剛腕の力投で、チームは引き分けを挟み、今季2度目の4連勝。交流戦単独首位となり、2018年7月21日以来の貯金生活に突入だ。だが、中嶋監督は「結果は気にしていない。1個ずつ貯金ができるようになりたい。まだまだできる」と兜の緒を締めた。山本自身も「チームもいい流れ。自分もノッていきたい」と力を込める。快進撃を続ける猛牛軍団。その中心に、山本由伸がいる。(西垣戸理大)

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<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
1051 0.667
(↑0.024)
-
(-)
284
(+4)
60
(-)
12
(-)
5
(-)
0.288
(↓0.005)
3.730
(↑0.25)
2
(1↑)
中日
952 0.643
(↑0.028)
0.5
(-)
252
(+6)
54
(+5)
14
(-)
8
(+3)
0.250
(↑0.001)
3.380
(↓0.11)
3
(1↑)
DeNA
853 0.615
(↑0.032)
1
(-)
284
(+4)
88
(-)
24
(+1)
3
(-)
0.302
(↑0.006)
5.170
(↑0.35)
4
(3↓)
楽天
961 0.600
(↓0.043)
1
(↓1)
272
(+2)
59
(+3)
14
(+1)
7
(-)
0.272
(↓0.007)
3.510
(↑0.1)
5
(-)
阪神
970 0.563
(↑0.03)
1.5
(-)
267
(+3)
70
(+2)
16
(+1)
22
(+1)
0.244
(↓0.003)
3.590
(↑0.17)
6
(1↑)
ヤクルト
880 0.500
(↑0.033)
2.5
(-)
270
(+1)
66
(-)
19
(+1)
13
(+1)
0.264
(↓0.004)
4.170
(↑0.29)
7
(1↓)
ロッテ
781 0.467
(↓0.033)
3
(↓1)
276
(+1)
68
(+5)
16
(-)
17
(-)
0.265
(-)
4.060
(-)
8
(2↑)
巨人
673 0.462
(↑0.045)
3
(-)
257
(+5)
62
(+1)
20
(+1)
7
(-)
0.240
(↑0.003)
3.730
(↑0.19)
9
(1↓)
ソフトバンク
574 0.417
(↓0.038)
3.5
(↓1)
262
(-)
46
(+1)
17
(-)
9
(-)
0.239
(↓0.001)
2.850
(↑0.13)
10
(1↓)
西武
464 0.400
(↓0.044)
3.5
(↓1)
470
(+5)
77
(+6)
23
(+1)
4
(-)
0.276
(↑0.001)
5.140
(↑0.26)
11
(-)
日本ハム
5100 0.333
(↓0.024)
5
(↓1)
348
(-)
62
(+4)
6
(-)
10
(-)
0.230
(↓0.007)
3.710
(↓0.02)
12
(-)
広島
283 0.200
(↓0.022)
5.5
(↓1)
542
(-)
72
(+4)
9
(-)
11
(-)
0.255
(↓0.011)
5.260
(↑0.14)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
37192 0.661
(↑0.006)
-
(-)
85258
(+3)
209
(+2)
61
(+1)
56
(+1)
0.254
(↓0.001)
3.290
(↑0.04)
2
(-)
巨人
292310 0.558
(↑0.009)
6
(-)
81247
(+5)
225
(+1)
76
(+1)
39
(-)
0.252
(↑0.001)
3.460
(↑0.04)
3
(-)
ヤクルト
28247 0.538
(↑0.009)
7
(-)
84253
(+1)
239
(-)
59
(+1)
38
(+1)
0.251
(↓0.001)
3.840
(↑0.07)
4
(-)
中日
25279 0.481
(↑0.01)
10
(-)
82177
(+6)
189
(+5)
32
(-)
30
(+3)
0.240
(↑0.001)
2.980
(↓0.03)
5
(-)
広島
18288 0.391
(↓0.009)
14
(↓1)
89173
(-)
219
(+4)
35
(-)
29
(-)
0.255
(↓0.002)
3.790
(↑0.01)
6
(-)
DeNA
20349 0.370
(↑0.012)
16
(-)
80246
(+4)
313
(-)
61
(+1)
12
(-)
0.254
(↑0.002)
4.780
(↑0.08)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
32239 0.582
(↓0.011)
-
(-)
79260
(+2)
230
(+3)
51
(+1)
28
(-)
0.245
(↓0.001)
3.420
(↑0.02)
2
(-)
ソフトバンク
292411 0.547
(↓0.011)
2
(-)
79272
(-)
219
(+1)
57
(-)
45
(-)
0.258
(↓0.001)
3.260
(↑0.04)
3
(1↑)
ORIX
28278 0.509
(↑0.009)
4
(↑1)
80259
(+4)
246
(-)
59
(-)
19
(-)
0.255
(↓0.001)
3.640
(↑0.06)
4
(1↓)
ロッテ
27278 0.500
(↓0.009)
4.5
(-)
81291
(+1)
261
(+5)
62
(-)
51
(-)
0.252
(-)
3.980
(-)
5
(-)
西武
232612 0.469
(↓0.01)
6
(-)
82243
(+5)
259
(+6)
53
(+1)
53
(-)
0.248
(-)
4.110
(↑0.04)
6
(-)
日本ハム
20345 0.370
(↓0.007)
11.5
(-)
84182
(-)
252
(+4)
31
(-)
34
(-)
0.223
(↓0.002)
3.890
(-)