西武(★5対6☆)中日 =交流戦1回戦(2021.06.11)・メットライフドーム=
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中日
0023001006900
西武
00002012051031
勝利投手:大野 雄大(3勝4敗0S)
(セーブ:又吉 克樹(0勝1敗7S))
敗戦投手:髙橋 光成(5勝2敗0S)

本塁打
【西武】山川 穂高(9号・5回裏2ラン)

  DAZN
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◆中日は3回表、大島の適時打と高橋周の犠飛で2点を先制する。続く4回には、堂上の適時打などで3点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・大野雄が7回3失点の好投で今季3勝目。敗れた西武は、打線が終盤に1点差まで追い上げるも、あと一歩及ばなかった。

◆中日井領雅貴外野手(31)が微熱のため西武戦のベンチ入りメンバーを外れた。 都内のチーム宿舎出発前の検温で確認され、都内の病院で受けた新型コロナウイルス感染を調べる検査では陰性だった。そのまま宿舎で静養となった。

◆中日祖父江大輔投手(33)が11日、出場選手登録が7年に達し、国内フリーエージェント(FA)権の資格取得条件を満たした。西武戦前に球団を通じて「うれしく思います。まだシーズン中なので、今は試合に集中したいと思います」とコメントした。 愛知県出身で、愛知-愛知大を経てトヨタ自動車から13年ドラフト5位で入団。中継ぎとして活躍し、昨季は自己最多タイの54試合に登板して30ホールドポイントを挙げ、初タイトルとなる最優秀中継ぎに輝いた。

◆中日岡野祐一郎投手(27)が今季初めて1軍に合流した。6日に出場選手登録を抹消された梅津に代わり、12日の西武戦で先発マウンドに上がる。メットライフドームでの試合前練習に参加した右腕は「今季初登板ですが、欲を出さずに取り組んできたことをしっかり出せるようにしたい」と意気込みをのぞかせた。 1年目の昨季は11試合に登板して2勝2敗。開幕ローテ入りを期待された今季は、オープン戦や練習試合を通じて結果を残せず2軍スタートとなった。ウエスタン・リーグでは9試合に登板して5勝1敗、防御率1・85と安定した成績を残し、1軍昇格をつかんだ。

◆中日ダヤン・ビシエド内野手(32)が2回先頭の第1打席で先発高橋から中前打を放ち、連続試合安打を「20」に伸ばした。球団最多記録は1949年(昭24)に初代ミスタードラゴンズ西沢道夫氏が残した25試合。ビシエドは、中日では93年の落合、94、95年のパウエル(現1軍打撃コーチ)らの記録に並んだ。

◆西武先発の高橋光成投手(24)が、2試合連続KOとなった。3回に中日に足でかき乱されて2失点すると、4回には失策絡みで3点失った。この回アウトを1つも奪えずに降板。前回登板ヤクルト戦での3回10失点に続き、3回0/3 8安打5失点(自責2)でノックアウトされた。験を担ぎ伸ばし続けた長髪を短くカットして臨んだマウンド。「今日も試合を作ることができませんでした。チームに対して申し訳ない気持ちです。今日一番よくなかったのは、とにかくボールが高かったことです」と反省を口にした。 5点を追う展開で、山川が9号2ランで苦戦する中日大野雄から反撃の一発を放った。山川にとって13打席ぶりとなる安打。その間、7三振を喫し、10日DeNA戦の試合後には、積み荷のトラックが入ったグラウンドで1人、居残りでバットを振った。不振脱却のきっかけにしたい一打に「打てて良かったです」と神妙な面持ちでかみしめた。

◆中日は3回無死二塁で、大島の適時打で先制した。なお無死一、三塁とし高橋周の犠飛で追加点を挙げ、2点リードに突き放した。 中日は4回に堂上の3安打目となる適時打などで3点奪った。5点を追う西武は5回、山川の9号2ランで3点差に詰めよった。 リードを守りきった中日は、14年以来7年ぶりの交流戦勝ち越しを決めた。敗れた西武は4試合ぶりの黒星を喫した。 中日大野雄は3勝目、又吉は7セーブ目。西武高橋は2敗目。

◆西武ルーキーズの2投手が1軍デビューを果たした。 6回から左腕・佐々木健投手(25)が登板し最速148キロで2回1安打1失点(自責0)。8回には育成出身の水上由伸投手(22)が3者凡退に抑えた。水上は「1軍の初マウンド、すごく楽しかったです。今日は下位打線相手でしたが、中軸が相手であっても3者凡退で打ち取れるよう、次回以降もがんばります」と頼もしく言い切った。

◆12打席無安打だった西武山川穂高内野手がが一発を含む今季初の3安打を記録した。 5点追う5回無死一塁で左翼席へ9号2ランを運んだ。7回には右中間二塁打。8回には左前打で、今季初めての猛打賞。前夜のDeNA戦後、積み荷のトラックを背に不振脱却のため居残り練習を敢行。試合は敗れたが辻監督は「打ち方が非常にいい。3つとも素晴らしかった。明日からつなげてほしい」と期待した。

◆中日根尾昂内野手(21)が11日、西武1回戦(メットライフドーム)の試合前練習を回避し、病院で左手首の検査を受けた。 9日楽天戦の右翼守備でひねり、10日同戦を欠場した。この日は9回に代走で出場し、患部にアイシングを施しながら球場を後にした。与田監督は検査結果について「手首に大きな問題はなかった。明日以降も状態を見る」と話すにとどめた。

◆中日大野雄大投手(32)が7回3失点で約1カ月ぶりの3勝目をつかみ、7年ぶりの交流戦勝ち越しに導いた。5回に山川に2ラン、7回も先頭山川の二塁打から犠飛で1点を失いながらゲームメーク。「みんな交流戦で優勝したい思いが強い。前回、前々回はチームの足を引っ張った。みんなのおかげでつかめた1勝です」。4回までもらった5点の援護に押され、交流戦ラスト登板で結果を出した。 前回4日オリックス戦で自身2連敗、4敗目を喫した後、OB岩瀬仁紀氏(野球評論家)から電話をもらった。「フォームに前のカベができていないから球が差し込めない」。歴代最多1002試合登板のレジェンドの助言にヒントがあった。3回に山川から奪った空振り三振は143キロ直球。スピード以上にキレが戻った球がエースに試合勘を取り戻させた。 これで西武戦は5試合に投げて3勝1敗。最後に勝った16年は、くしくもこの日と同じ6月11日で舞台もメットライフドームだった。救援陣の負担が高まっていた中、9回5安打2失点、145球で完投し、先発投手の責務を完遂した。「あの試合は僕の3本の指に入る試合だった。すごく覚えている。悪いイメージじゃない」。5年ぶりの敵地マウンドで再び仕事をやり抜いた。 与田監督は「ゲームを作ってくれた」とエースの仕事ぶりに目を細めた。交流戦も残り2試合で2位に再浮上。初優勝の希望をつなぎ、指揮官は「明日も勝つだけです」と力を込めた。【伊東大介】

◆中日堂上直倫内野手が16年8月30日阪神戦以来の1試合4安打で存在感を見せた。 4打席連続で放ち、9回の第5打席は2番打者として犠打も成功させた。3日から8試合連続スタメンを続け、遊撃ではなく今季初の二塁でフル出場し、「僕は結果を出すしかない。1打席も無駄にできない」と気を引き締めた。

◆中日ダヤン・ビシエド内野手が2回先頭の第1打席で高橋から中前打を放ち、連続試合安打を「20」に伸ばした。「自分のなりのいいスイングができているし、チームが勝てて良かった」。これで球団では93年の落合、94、95年のパウエルらの記録に並んだ。球団最多は1949年に初代ミスタードラゴンズ西沢道夫が残した25試合となっている。

◆中日救援4投手は終盤2イニングで2点を失いながら逃げ切った。 8回はこの日国内FA権を取得した祖父江が登板。1死一塁として福にスイッチ。2死一、二塁から呉念庭に右前打で1点を返された。4番手谷元が続く山川に左前打を浴びた。 9回は交流戦で代役守護神を務める又吉が2死一塁で代打中村に右前打を許したが、右翼高松-一塁滝野の中継プレーで一走の本塁突入を阻止した。交流戦7セーブ目の又吉は「3つアウトを取ってくれた野手に感謝です」と胸をなで下ろした。

◆中日の井領が欠場した。宿舎のホテルを出発する前の検温で微熱があったため、東京都内の病院で新型コロナウイルスの感染を調べる検査を受け、陰性だった。宿舎で静養した。

◆中日の大島が先制打を放った。三回無死二塁で、フルカウントから高橋の高めの直球を逃さず中前へ運んだ。リードオフマンとして打線を活気づけ「先に点が取れて良かった」と控えめに振り返った。 エースの高橋を相手に足を絡めて畳みかけた。この回、先頭打者の高松が安打で出塁し、盗塁で演出した好機を生かした。大島も次打者の初球にすかさずスタートを切って二盗を決め、その後に犠飛で生還した。 プロ12年目の35歳。今季は年上の福留が加入し「自分が正しいと思っていたことを、福留さんの意見で確認できる。感覚の部分で参考になる」と刺激を受け、さらなる打撃の向上に努めている。

◆中日が7年ぶりの交流戦勝ち越しを決めた。三回に大島の適時打などで2点を先行し、四回に2失策に乗じて3点、七回も失策で1点を加えた。大野雄は7回3失点で3勝目。西武は守備が乱れ、終盤の追い上げも届かなかった。

◆西武は5-6の九回2死一塁から代打・中村が右中間へシングルヒット。中日の中継プレーがやや乱れたことで、一塁走者の岸が一気に本塁を狙ったがアウトの判定。辻監督のリクエストでリプレー検証が行われたが、判定は覆らなかった。 辻監督は「まあ、みんな言うよね。アウトになったら何で(三塁コーチは)回したんだってとなるし、あれが送球がちょっとでも逸れてセーフになったら好走塁という話になる。次のバッターを考えたら(森)友哉もいたわけだけど、カットマンが少し崩れたということで勝負を懸けた。(岸は)責められない」と振り返った。まさに暴走と好走塁は紙一重といったところか!?

◆西武の新人2人がプロ初登板を果たした。ドラフト2位の佐々木が2―5の六回から3番手で登板し、失策で1点を失ったものの2回を1安打と好投。続いて育成選手で入団し5月に支配下選手登録された水上が、八回に登板して三者凡退に抑えた。 佐々木は青森・木造高から富士大とNTT東日本を経て入団した左腕で「マウンドに上がるまでの方が緊張した。とにかく精いっぱい投げた」と初々しく振り返った。山梨・帝京三高から四国学院大を経てプロ入りした右投手の水上は「すごく楽しかった。普段以上のピッチングができた」と自信を深めた様子だった。

◆西武は終盤に反撃したが一歩及ばなかった。八回に1点差まで追い上げ、九回2死一塁で代打中村が右中間へ安打を放った。中継がやや乱れ、一塁走者の岸が本塁を狙ったが、際どいタイミングでタッチアウトとなった。 辻監督はリクエストを行ったが、判定は変わらなかった。果敢な走塁が実らず「アウトになったら『何で回したんだ』と言われるけど、責められない。(中継の)カットマンがちょっと崩れたということで、勝負をかけたんだけどね」と振り返った。

◆西武のドラフト2位ルーキー・佐々木健投手(25)=NTT東日本=が2-5の六回から3番手としてプロ初登板。最速149キロで、2回を1安打1失点(自責0)。「自分の本来投げたいボールは緊張のせいか、ほとんどいかなかった。とにかく、精いっぱい、ひたすらに投げたという感じ」と初々しいコメントを残した。 8回、投球する西武・水上=メットライフドーム(撮影・加藤圭祐) また2021年育成ドラフト5位で入団し、5月13日に支配下選手登録された水上由伸投手(22)=四国学院大=も八回にプロ初登板。三者凡退に抑え、「ブルペンではすごく緊張していたが、マウンドでは落ち着いて投げることができた。よく腕も振れたし、普段以上のピッチングができたのでは、と思います。1軍初登板はすごく楽しかった」と充実の笑みを浮かべた。

◆中日の堂上が2016年以来の4安打を放った。5月28日に不振の京田に代わって1軍に昇格。2番打者として渋い働きを見せており「1打席目に安打が出たのが大きかった。一日一日をやるしかないので」と浮かれる様子はなかった。 四回に無死一、三塁で高橋をKOする適時打を放つと七回の4本目は甘い直球を逃さず、初球を左翼線に運び二塁打とした。「打つ体勢が早くとれている。自分の間合いで入っていけている」と手応えを口にした。

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
1051 0.667
(↑0.024)
-
(-)
284
(+4)
60
(-)
12
(-)
5
(-)
0.288
(↓0.005)
3.730
(↑0.25)
2
(1↑)
中日
952 0.643
(↑0.028)
0.5
(-)
252
(+6)
54
(+5)
14
(-)
8
(+3)
0.250
(↑0.001
3.380
(↓0.11)
3
(1↑)
DeNA
853 0.615
(↑0.032)
1
(-)
284
(+4)
88
(-)
24
(+1)
3
(-)
0.302
(↑0.006)
5.170
(↑0.35)
4
(3↓)
楽天
961 0.600
(↓0.043)
1
(↓1)
272
(+2)
59
(+3)
14
(+1)
7
(-)
0.272
(↓0.007)
3.510
(↑0.1)
5
(-)
阪神
970 0.563
(↑0.03)
1.5
(-)
267
(+3)
70
(+2)
16
(+1)
22
(+1)
0.244
(↓0.003)
3.590
(↑0.17)
6
(1↑)
ヤクルト
880 0.500
(↑0.033)
2.5
(-)
270
(+1)
66
(-)
19
(+1)
13
(+1)
0.264
(↓0.004)
4.170
(↑0.29)
7
(1↓)
ロッテ
781 0.467
(↓0.033)
3
(↓1)
276
(+1)
68
(+5)
16
(-)
17
(-)
0.265
(-)
4.060
(-)
8
(2↑)
巨人
673 0.462
(↑0.045)
3
(-)
257
(+5)
62
(+1)
20
(+1)
7
(-)
0.240
(↑0.003)
3.730
(↑0.19)
9
(1↓)
ソフトバンク
574 0.417
(↓0.038)
3.5
(↓1)
262
(-)
46
(+1)
17
(-)
9
(-)
0.239
(↓0.001)
2.850
(↑0.13)
10
(1↓)
西武
464 0.400
(↓0.044)
3.5
(↓1)
470
(+5)
77
(+6)
23
(+1)
4
(-)
0.276
(↑0.001
5.140
(↑0.26)
11
(-)
日本ハム
5100 0.333
(↓0.024)
5
(↓1)
348
(-)
62
(+4)
6
(-)
10
(-)
0.230
(↓0.007)
3.710
(↓0.02)
12
(-)
広島
283 0.200
(↓0.022)
5.5
(↓1)
542
(-)
72
(+4)
9
(-)
11
(-)
0.255
(↓0.011)
5.260
(↑0.14)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
37192 0.661
(↑0.006)
-
(-)
85258
(+3)
209
(+2)
61
(+1)
56
(+1)
0.254
(↓0.001)
3.290
(↑0.04)
2
(-)
巨人
292310 0.558
(↑0.009)
6
(-)
81247
(+5)
225
(+1)
76
(+1)
39
(-)
0.252
(↑0.001)
3.460
(↑0.04)
3
(-)
ヤクルト
28247 0.538
(↑0.009)
7
(-)
84253
(+1)
239
(-)
59
(+1)
38
(+1)
0.251
(↓0.001)
3.840
(↑0.07)
4
(-)
中日
25279 0.481
(↑0.01)
10
(-)
82177
(+6)
189
(+5)
32
(-)
30
(+3)
0.240
(↑0.001
2.980
(↓0.03)
5
(-)
広島
18288 0.391
(↓0.009)
14
(↓1)
89173
(-)
219
(+4)
35
(-)
29
(-)
0.255
(↓0.002)
3.790
(↑0.01)
6
(-)
DeNA
20349 0.370
(↑0.012)
16
(-)
80246
(+4)
313
(-)
61
(+1)
12
(-)
0.254
(↑0.002)
4.780
(↑0.08)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
32239 0.582
(↓0.011)
-
(-)
79260
(+2)
230
(+3)
51
(+1)
28
(-)
0.245
(↓0.001)
3.420
(↑0.02)
2
(-)
ソフトバンク
292411 0.547
(↓0.011)
2
(-)
79272
(-)
219
(+1)
57
(-)
45
(-)
0.258
(↓0.001)
3.260
(↑0.04)
3
(1↑)
ORIX
28278 0.509
(↑0.009)
4
(↑1)
80259
(+4)
246
(-)
59
(-)
19
(-)
0.255
(↓0.001)
3.640
(↑0.06)
4
(1↓)
ロッテ
27278 0.500
(↓0.009)
4.5
(-)
81291
(+1)
261
(+5)
62
(-)
51
(-)
0.252
(-)
3.980
(-)
5
(-)
西武
232612 0.469
(↓0.01)
6
(-)
82243
(+5)
259
(+6)
53
(+1)
53
(-)
0.248
(-)
4.110
(↑0.04)
6
(-)
日本ハム
20345 0.370
(↓0.007)
11.5
(-)
84182
(-)
252
(+4)
31
(-)
34
(-)
0.223
(↓0.002)
3.890
(-)