西武(☆5対3★)DeNA =交流戦3回戦(2021.06.10)・メットライフドーム=
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DeNA
1002000003901
西武
12110000X5901
勝利投手:内海 哲也(1勝0敗0S)
(セーブ:平良 海馬(1勝0敗5S))
敗戦投手:坂本 裕哉(1勝2敗0S)

本塁打
【DeNA】牧 秀悟(11号・4回表2ラン)
【西武】岸 潤一郎(3号・1回裏ソロ)

  DAZN
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◆西武は1点を先制された直後の1回裏、岸のソロで同点とする。続く2回には、柘植と岸の適時打で2点を奪い、勝ち越しに成功した。投げては、先発・内海が5回3失点。その後は、5投手の継投でリードを守り、内海は今季初勝利を挙げた。敗れたDeNAは、先発・坂本が試合をつくれなかった。

◆前日の試合で左太もも裏の違和感で途中交代したDeNAタイラー・オースティン外野手(29)が、試合前練習を行った。フリー打撃では18スイングで2本の柵越えを放った。 三浦大輔監督は練習前、試合出場させるかどうかについて「今日の練習を見て、動きを見てから。肉離れというほどではないと、トレーナーから報告があった。大事に至らなかった。疲れもたまっているところ。ひと安心」と話していた。 9日の西武2回戦(メットライフドーム)の4回に一塁走者として本塁生還した際、左太もも裏に違和感を訴えていた。指名打者で出場しており、次の打席で代打と交代していた。

◆前日の試合で左太もも裏の違和感で途中交代したDeNAタイラー・オースティン外野手(29)がベンチから外れた。登録抹消にはなっていない。 三浦大輔監督は練習前、「今日の練習を見て、動きを見てから」と試合出場の判断基準を示していた。その上で状態について「肉離れというほどではないと、トレーナーから報告があった。大事に至らなかった。疲れもたまっているところ。ひと安心」と話していた。 試合前の練習では、ランニング系のメニューは行わなかった。フリー打撃では18スイングで2本の柵越えを放った。 9日の西武2回戦(メットライフドーム)の4回、一塁走者として本塁生還した際、左太もも裏に違和感を訴えていた。この試合は指名打者で出場しており、次の打席で代打と交代していた。

◆DeNAルーキー牧秀悟内野手(23)が11号2ランを放った。 3点を追う4回無死一塁、高めの球を右中間スタンドへ運んだ。「打ったのはチェンジアップだと思います。しっかり捉えることができました。ソトさんが出てくれたので、良い流れにしようと自分もつなごうという気持ちでした。とにかくつないで、つないでです」。39歳の西武内海からの本塁打は、巨人井納の35歳を抜いて最大年齢差(16歳差)の1発となった。

◆通算134勝左腕・西武内海哲也投手(39)が、勝利投手の権利を得てマウンドを降りた。 前回登板では古巣・巨人戦で2回3失点で降板。中6日でのリベンジの場を与えられての本拠地・メットライフドームでの先発登板だった。 初回、1点を失う立ち上がりも、味方打線がすぐに追いつき、逆転した。最速141キロも、スライダー、カーブ、カット、フォーク、ツーシームと豊富な球種を駆使。4回に2ランを浴びたが、上位打線から始まる5回を切り抜け、5回6安打3失点。2点リードの展開でマウンドを降り、メットライフドーム初勝利の権利を得て、中継ぎ陣に託した。

◆西武内海哲也投手(39)が2度目の先発登板で意地を見せた。前回登板では古巣・巨人戦で2回3失点で降板。「悔しさが沸々とわき出て、なかなか切り替えるのは難しかった」。それでも中6日でのリベンジの場を与えられての本拠地メットライフドームでの先発。初回、1点を失う立ち上がりも、味方打線がすぐに追いつき、逆転した。4回に2ランを浴びたが、5得点の援護を受けプロ18年目のベテラン左腕は、動じなかった。 前夜は愛弟子の奮闘に気持ちを奮い立たせられた。昨オフの自主トレで同行した191センチ右腕・渡辺が1軍デビュー。6点差で敗色濃厚の展開から3回2安打無失点の好投で、引き分けを呼び込んだ。プロ18年目のシーズン前に、若手と変わらぬランニングメニューを消化。背中で示した充実のオフを一緒に過ごした。渡辺から春季キャンプ1軍スタートの報告を受け「自分のことよりもうれしい」と手塩にかけた18歳年下の20歳の後輩に、まだまだ負けていられなかった。 正念場の5回。2点リードで上位打線を迎えた。先頭・伊藤に、この試合初めて四球を出した。3番佐野はカットボールを痛烈な当たりをされるも、一塁山川が好捕。4番宮崎は内角を突いて捕邪飛に打ち取った。最後はこの試合すでに2安打許しているソト。内角を見せながら、低めを丁寧に突いて打たれた大飛球は左翼・岸がガッチリキャッチした。86球なげ、5回6安打3失点で勝利投手の権利を得て、後続に託した。

◆1点を追う西武は1回、先頭の岸が3号同点ソロ。2回、柘植が勝ち越し適時打。なおも1死三塁で再び岸の適時打で突き放した。 3点を追うDeNAは4回、牧が11号2ランを放ち1点差に詰めよった。直後に西武は栗山の右前適時打で、2点差に突き放した。 2点リードを守り、西武が勝利。先発内海は西武移籍後、本拠地初勝利。平良は開幕から31試合連続無失点の日本タイとなった。

◆育成ドラフト5位で西武に入団し、5月13日に支配下登録された水上由伸投手(22)=四国学院大=が初の1軍昇格を果たした。 前日9日のファームでの試合後に松井2軍監督から「明日から上に行ってこい」と送り出された右腕は「マジか! と思いました。昇格を告げられた瞬間、緊張感が走りましたが、素直にうれしかったです」と心境を明かした。 早速1軍に合流し、試合前の練習に参加。「まわりの方々から、『思い切って行ってこいよ』とたくさん声を掛けていただいたので、1軍でも自分らしさをアピールできたらと思います」とデビューを心待ちにしていた。

◆DeNAのオースティンが欠場した。9日の試合で走塁の際に左脚に違和感を訴えていた。三浦監督は「打撃は問題なかったが、走塁などを考え無理させなかった」と説明。11日からの日本ハム戦には同行し、出場は状態を見て判断する。

◆DeNAの坂本は三回途中4失点と崩れ、2敗目を喫した。一回に岸に初球を先頭打者本塁打され、二回にも2失点。三回に4四死球で押し出しの1点を与えたところで交代し「チームと中継ぎ陣に申し訳ない」とうなだれた。 チームは西武との3連戦で2敗1分けとなり、交流戦で初めて3連戦に負け越した。8日はピープルズが3回0/3、9日は中川が4回で降板。先発が早々とマウンドを降り、三浦監督は「3人とも先発としての役割を果たせなかった。四球絡みの失点、ボール先行の投球だった」と厳しい表情だった。 牧(四回に11号2ラン)「ソトさんが出てくれたので、自分もつなごうという気持ちだった」

◆西武は10日、DeNA最終戦(メットライフ)に5-3で勝った。平良海馬投手(21)が九回に6番手で登板し、1安打を許したが無失点で切り抜け、開幕から31試合連続無失点を記録。2リーグ制となった1950年以降ではセ、パ両リーグを通じて最長となる2016年の中日・田島慎二に並んだ。開幕からに限らないプロ野球記録は06年に阪神・藤川球児が樹立した38試合連続無失点。若き剛腕はプロ野球記録更新も視野に入れた。 記録達成の記念ボードと花束を受け取ると、平良は照れくさそうに掲げた。この日も揺らぐことない安定感でチームの勝利に貢献した。 「もし抑えたら、タイ記録で花をもらえると聞いたので意識しました。並んだので更新したい」 いつものようにブルペンでの全力投球は変化球を含めてたった6、7球。一つの才能でもある肩の〝スピード仕上げ〟で2点リードの九回のマウンドに向かった。 1死から桑原に左前打を許したが、走者を出してからギアが上がっていくのが平良流だ。次打者の伊藤光を145キロのカットボールであっさりと二ゴロ併殺に仕留め、5セーブ目。開幕から31試合連続無失点のプロ野球記録に並んだ。 沖縄出身。普段は穏やかな雰囲気が漂う21歳も、マウンドでは打者を圧倒するオーラを放つ。直球の最速は160キロを誇るが「去年、一番打たれたのは直球」とオフはスライダー、カットボールに磨きをかけ、チェンジアップも本格的に習得。最新機器で回転数や軌道をチェックしながら、いずれも切れ味抜群の武器とした。 走者がいない場面でも「打者からタイミングをとりずらいと聞いたので」とクイックモーションで投げる。素早い投球動作から剛球、多彩な変化球が投げ込まれると打者は対応するのは困難。丈夫な体、不断の努力、裏付けされた考えがあってこそ達成された記録だ。 辻監督は「自分の中でも自信があるんじゃないかと思う。バタバタしない。守っている野手にとっても心強いと思いますよ」と精神面を評価。「監督の期待としては今シーズン終わるまで続けてほしい」とおどけた。 「一試合一試合積み重ねていきたい」と平良。次回登板では記録更新に挑む。開幕からに限らないプロ野球記録は藤川の38試合連続無失点だ。「超えられたら...っていうか、超えたいです」。控えめな男が力強く宣言した。これからも〝バズーカ砲〟で「ゼロの日」を続けていく。(湯浅大)

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<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(2↑)
ORIX
951 0.643
(↑0.028)
-
(↓0.5)
380
(+6)
60
(-)
12
(+1)
5
(-)
0.293
(-)
3.980
(↑0.3)
1
(2↑)
楽天
951 0.643
(↑0.028)
0
(↓0.5)
370
(+6)
56
(+2)
13
(+1)
7
(+2)
0.279
(↑0.005)
3.610
(↑0.12)
3
(2↓)
中日
852 0.615
(↓0.052)
0.5
(↑0.5)
346
(+2)
49
(+6)
14
(-)
5
(-)
0.249
(↓0.001)
3.270
(↓0.22)
4
(2↓)
DeNA
753 0.583
(↓0.053)
1
(↓0.5)
380
(+3)
88
(+5)
23
(+1)
3
(-)
0.296
(↓0.003)
5.520
(-)
5
(-)
阪神
870 0.533
(↑0.033)
1.5
(↑0.5)
364
(+4)
68
(+2)
15
(+1)
21
(+4)
0.247
(↑0.004)
3.760
(↑0.13)
6
(1↑)
ロッテ
771 0.500
(↑0.038)
2
(↑0.5)
375
(+2)
63
(+1)
16
(+1)
17
(-)
0.265
(↓0.003)
4.060
(↑0.23)
7
(2↓)
ヤクルト
780 0.467
(↓0.033)
2.5
(↓0.5)
369
(+1)
66
(+2)
18
(+1)
12
(-)
0.268
(↓0.005)
4.460
(↑0.23)
8
(-)
ソフトバンク
564 0.455
(-)
2.5
(-)
362
(+1)
45
(+1)
17
(-)
9
(+1)
0.240
(↓0.005)
2.980
(↑0.14)
9
(2↑)
西武
454 0.444
(↑0.069)
2.5
(↑0.5)
565
(+5)
71
(+3)
22
(+1)
4
(+1)
0.275
(↑0.003
5.400
(↑0.21)
10
(2↓)
巨人
573 0.417
(↓0.038)
3
(↓0.5)
352
(-)
61
(+6)
19
(-)
7
(-)
0.237
(↓0.005)
3.920
(↓0.19)
11
(1↓)
日本ハム
590 0.357
(↓0.028)
4
(↓0.5)
448
(+2)
58
(+4)
6
(-)
10
(-)
0.237
(-)
3.690
(↑0.05)
12
(-)
広島
273 0.222
(-)
4.5
(-)
642
(+1)
68
(+1)
9
(+1)
11
(-)
0.266
(↓0.01)
5.400
(↑0.41)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
36192 0.655
(↑0.007)
-
(-)
86255
(+4)
207
(+2)
60
(+1)
55
(+4)
0.255
(↑0.001)
3.330
(↑0.03)
2
(-)
巨人
282310 0.549
(↓0.011)
6
(↓1)
82242
(-)
224
(+6)
75
(-)
39
(-)
0.251
(↓0.002)
3.500
(↓0.05)
3
(-)
ヤクルト
27247 0.529
(↓0.011)
7
(↓1)
85252
(+1)
239
(+2)
58
(+1)
37
(-)
0.252
(↓0.001)
3.910
(↑0.05)
4
(-)
中日
24279 0.471
(↓0.009)
10
(↓1)
83171
(+2)
184
(+6)
32
(-)
27
(-)
0.239
(-)
2.950
(↓0.06)
5
(-)
広島
18278 0.400
(-)
13
(↓0.5)
90173
(+1)
215
(+1)
35
(+1)
29
(-)
0.257
(↓0.002)
3.800
(↑0.05)
6
(-)
DeNA
19349 0.358
(↓0.007)
16
(↓1)
81242
(+3)
313
(+5)
60
(+1)
12
(-)
0.252
(↑0.001
4.860
(↓0.01)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
32229 0.593
(↑0.008)
-
(-)
80258
(+6)
227
(+2)
50
(+1)
28
(+2)
0.246
(↑0.002)
3.440
(↑0.03)
2
(-)
ソフトバンク
292311 0.558
(-)
2
(↓0.5)
80272
(+1)
218
(+1)
57
(-)
45
(+1)
0.259
(↓0.001)
3.300
(↑0.03)
3
(-)
ロッテ
27268 0.509
(↑0.009)
4.5
(-)
82290
(+2)
256
(+1)
62
(+1)
51
(-)
0.252
(↓0.001)
3.980
(↑0.05)
4
(-)
ORIX
27278 0.500
(↑0.009)
5
(-)
81255
(+6)
246
(-)
59
(+1)
19
(-)
0.256
(↑0.001)
3.700
(↑0.06)
5
(-)
西武
232512 0.479
(↑0.011)
6
(-)
83238
(+5)
253
(+3)
52
(+1)
53
(+1)
0.248
(↑0.001
4.150
(↑0.02)
6
(-)
日本ハム
20335 0.377
(↓0.008)
11.5
(↓1)
85182
(+2)
248
(+4)
31
(-)
34
(-)
0.225
(↑0.001)
3.890
(↑0.02)