1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 9 | 0 | 1 |
西武 | 1 | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 5 | 9 | 0 | 1 |
勝利投手:内海 哲也(1勝0敗0S) (セーブ:平良 海馬(1勝0敗5S)) 敗戦投手:坂本 裕哉(1勝2敗0S) 本塁打 |
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◆西武は1点を先制された直後の1回裏、岸のソロで同点とする。続く2回には、柘植と岸の適時打で2点を奪い、勝ち越しに成功した。投げては、先発・内海が5回3失点。その後は、5投手の継投でリードを守り、内海は今季初勝利を挙げた。敗れたDeNAは、先発・坂本が試合をつくれなかった。
◆前日の試合で左太もも裏の違和感で途中交代したDeNAタイラー・オースティン外野手(29)が、試合前練習を行った。フリー打撃では18スイングで2本の柵越えを放った。 三浦大輔監督は練習前、試合出場させるかどうかについて「今日の練習を見て、動きを見てから。肉離れというほどではないと、トレーナーから報告があった。大事に至らなかった。疲れもたまっているところ。ひと安心」と話していた。 9日の西武2回戦(メットライフドーム)の4回に一塁走者として本塁生還した際、左太もも裏に違和感を訴えていた。指名打者で出場しており、次の打席で代打と交代していた。
◆前日の試合で左太もも裏の違和感で途中交代したDeNAタイラー・オースティン外野手(29)がベンチから外れた。登録抹消にはなっていない。 三浦大輔監督は練習前、「今日の練習を見て、動きを見てから」と試合出場の判断基準を示していた。その上で状態について「肉離れというほどではないと、トレーナーから報告があった。大事に至らなかった。疲れもたまっているところ。ひと安心」と話していた。 試合前の練習では、ランニング系のメニューは行わなかった。フリー打撃では18スイングで2本の柵越えを放った。 9日の西武2回戦(メットライフドーム)の4回、一塁走者として本塁生還した際、左太もも裏に違和感を訴えていた。この試合は指名打者で出場しており、次の打席で代打と交代していた。
◆DeNAルーキー牧秀悟内野手(23)が11号2ランを放った。 3点を追う4回無死一塁、高めの球を右中間スタンドへ運んだ。「打ったのはチェンジアップだと思います。しっかり捉えることができました。ソトさんが出てくれたので、良い流れにしようと自分もつなごうという気持ちでした。とにかくつないで、つないでです」。39歳の西武内海からの本塁打は、巨人井納の35歳を抜いて最大年齢差(16歳差)の1発となった。
◆通算134勝左腕・西武内海哲也投手(39)が、勝利投手の権利を得てマウンドを降りた。 前回登板では古巣・巨人戦で2回3失点で降板。中6日でのリベンジの場を与えられての本拠地・メットライフドームでの先発登板だった。 初回、1点を失う立ち上がりも、味方打線がすぐに追いつき、逆転した。最速141キロも、スライダー、カーブ、カット、フォーク、ツーシームと豊富な球種を駆使。4回に2ランを浴びたが、上位打線から始まる5回を切り抜け、5回6安打3失点。2点リードの展開でマウンドを降り、メットライフドーム初勝利の権利を得て、中継ぎ陣に託した。
◆西武内海哲也投手(39)が2度目の先発登板で意地を見せた。前回登板では古巣・巨人戦で2回3失点で降板。「悔しさが沸々とわき出て、なかなか切り替えるのは難しかった」。それでも中6日でのリベンジの場を与えられての本拠地メットライフドームでの先発。初回、1点を失う立ち上がりも、味方打線がすぐに追いつき、逆転した。4回に2ランを浴びたが、5得点の援護を受けプロ18年目のベテラン左腕は、動じなかった。 前夜は愛弟子の奮闘に気持ちを奮い立たせられた。昨オフの自主トレで同行した191センチ右腕・渡辺が1軍デビュー。6点差で敗色濃厚の展開から3回2安打無失点の好投で、引き分けを呼び込んだ。プロ18年目のシーズン前に、若手と変わらぬランニングメニューを消化。背中で示した充実のオフを一緒に過ごした。渡辺から春季キャンプ1軍スタートの報告を受け「自分のことよりもうれしい」と手塩にかけた18歳年下の20歳の後輩に、まだまだ負けていられなかった。 正念場の5回。2点リードで上位打線を迎えた。先頭・伊藤に、この試合初めて四球を出した。3番佐野はカットボールを痛烈な当たりをされるも、一塁山川が好捕。4番宮崎は内角を突いて捕邪飛に打ち取った。最後はこの試合すでに2安打許しているソト。内角を見せながら、低めを丁寧に突いて打たれた大飛球は左翼・岸がガッチリキャッチした。86球なげ、5回6安打3失点で勝利投手の権利を得て、後続に託した。
◆1点を追う西武は1回、先頭の岸が3号同点ソロ。2回、柘植が勝ち越し適時打。なおも1死三塁で再び岸の適時打で突き放した。 3点を追うDeNAは4回、牧が11号2ランを放ち1点差に詰めよった。直後に西武は栗山の右前適時打で、2点差に突き放した。 2点リードを守り、西武が勝利。先発内海は西武移籍後、本拠地初勝利。平良は開幕から31試合連続無失点の日本タイとなった。
◆育成ドラフト5位で西武に入団し、5月13日に支配下登録された水上由伸投手(22)=四国学院大=が初の1軍昇格を果たした。 前日9日のファームでの試合後に松井2軍監督から「明日から上に行ってこい」と送り出された右腕は「マジか! と思いました。昇格を告げられた瞬間、緊張感が走りましたが、素直にうれしかったです」と心境を明かした。 早速1軍に合流し、試合前の練習に参加。「まわりの方々から、『思い切って行ってこいよ』とたくさん声を掛けていただいたので、1軍でも自分らしさをアピールできたらと思います」とデビューを心待ちにしていた。
◆DeNAのオースティンが欠場した。9日の試合で走塁の際に左脚に違和感を訴えていた。三浦監督は「打撃は問題なかったが、走塁などを考え無理させなかった」と説明。11日からの日本ハム戦には同行し、出場は状態を見て判断する。
◆DeNAの坂本は三回途中4失点と崩れ、2敗目を喫した。一回に岸に初球を先頭打者本塁打され、二回にも2失点。三回に4四死球で押し出しの1点を与えたところで交代し「チームと中継ぎ陣に申し訳ない」とうなだれた。 チームは西武との3連戦で2敗1分けとなり、交流戦で初めて3連戦に負け越した。8日はピープルズが3回0/3、9日は中川が4回で降板。先発が早々とマウンドを降り、三浦監督は「3人とも先発としての役割を果たせなかった。四球絡みの失点、ボール先行の投球だった」と厳しい表情だった。 牧(四回に11号2ラン)「ソトさんが出てくれたので、自分もつなごうという気持ちだった」
◆西武は10日、DeNA最終戦(メットライフ)に5-3で勝った。平良海馬投手(21)が九回に6番手で登板し、1安打を許したが無失点で切り抜け、開幕から31試合連続無失点を記録。2リーグ制となった1950年以降ではセ、パ両リーグを通じて最長となる2016年の中日・田島慎二に並んだ。開幕からに限らないプロ野球記録は06年に阪神・藤川球児が樹立した38試合連続無失点。若き剛腕はプロ野球記録更新も視野に入れた。 記録達成の記念ボードと花束を受け取ると、平良は照れくさそうに掲げた。この日も揺らぐことない安定感でチームの勝利に貢献した。 「もし抑えたら、タイ記録で花をもらえると聞いたので意識しました。並んだので更新したい」 いつものようにブルペンでの全力投球は変化球を含めてたった6、7球。一つの才能でもある肩の〝スピード仕上げ〟で2点リードの九回のマウンドに向かった。 1死から桑原に左前打を許したが、走者を出してからギアが上がっていくのが平良流だ。次打者の伊藤光を145キロのカットボールであっさりと二ゴロ併殺に仕留め、5セーブ目。開幕から31試合連続無失点のプロ野球記録に並んだ。 沖縄出身。普段は穏やかな雰囲気が漂う21歳も、マウンドでは打者を圧倒するオーラを放つ。直球の最速は160キロを誇るが「去年、一番打たれたのは直球」とオフはスライダー、カットボールに磨きをかけ、チェンジアップも本格的に習得。最新機器で回転数や軌道をチェックしながら、いずれも切れ味抜群の武器とした。 走者がいない場面でも「打者からタイミングをとりずらいと聞いたので」とクイックモーションで投げる。素早い投球動作から剛球、多彩な変化球が投げ込まれると打者は対応するのは困難。丈夫な体、不断の努力、裏付けされた考えがあってこそ達成された記録だ。 辻監督は「自分の中でも自信があるんじゃないかと思う。バタバタしない。守っている野手にとっても心強いと思いますよ」と精神面を評価。「監督の期待としては今シーズン終わるまで続けてほしい」とおどけた。 「一試合一試合積み重ねていきたい」と平良。次回登板では記録更新に挑む。開幕からに限らないプロ野球記録は藤川の38試合連続無失点だ。「超えられたら...っていうか、超えたいです」。控えめな男が力強く宣言した。これからも〝バズーカ砲〟で「ゼロの日」を続けていく。(湯浅大)
<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (2↑) |
ORIX |
9 | 5 | 1 | 0.643 (↑0.028) | - (↓0.5) |
3 | 80 (+6) | 60 (-) | 12 (+1) | 5 (-) |
0.293 (-) | 3.980 (↑0.3) |
1 (2↑) |
楽天 |
9 | 5 | 1 | 0.643 (↑0.028) | 0 (↓0.5) |
3 | 70 (+6) | 56 (+2) | 13 (+1) | 7 (+2) |
0.279 (↑0.005) | 3.610 (↑0.12) |
3 (2↓) |
中日 |
8 | 5 | 2 | 0.615 (↓0.052) | 0.5 (↑0.5) |
3 | 46 (+2) | 49 (+6) | 14 (-) | 5 (-) |
0.249 (↓0.001) | 3.270 (↓0.22) |
4 (2↓) |
DeNA |
7 | 5 | 3 | 0.583 (↓0.053) | 1 (↓0.5) |
3 | 80 (+3) | 88 (+5) | 23 (+1) | 3 (-) |
0.296 (↓0.003) | 5.520 (-) |
5 (-) |
阪神 |
8 | 7 | 0 | 0.533 (↑0.033) | 1.5 (↑0.5) |
3 | 64 (+4) | 68 (+2) | 15 (+1) | 21 (+4) |
0.247 (↑0.004) | 3.760 (↑0.13) |
6 (1↑) |
ロッテ |
7 | 7 | 1 | 0.500 (↑0.038) | 2 (↑0.5) |
3 | 75 (+2) | 63 (+1) | 16 (+1) | 17 (-) |
0.265 (↓0.003) | 4.060 (↑0.23) |
7 (2↓) |
ヤクルト |
7 | 8 | 0 | 0.467 (↓0.033) | 2.5 (↓0.5) |
3 | 69 (+1) | 66 (+2) | 18 (+1) | 12 (-) |
0.268 (↓0.005) | 4.460 (↑0.23) |
8 (-) |
ソフトバンク |
5 | 6 | 4 | 0.455 (-) | 2.5 (-) |
3 | 62 (+1) | 45 (+1) | 17 (-) | 9 (+1) |
0.240 (↓0.005) | 2.980 (↑0.14) |
9 (2↑) |
西武 |
4 | 5 | 4 | 0.444 (↑0.069) | 2.5 (↑0.5) |
5 | 65 (+5) | 71 (+3) | 22 (+1) | 4 (+1) |
0.275 (↑0.003) | 5.400 (↑0.21) |
10 (2↓) |
巨人 |
5 | 7 | 3 | 0.417 (↓0.038) | 3 (↓0.5) |
3 | 52 (-) | 61 (+6) | 19 (-) | 7 (-) |
0.237 (↓0.005) | 3.920 (↓0.19) |
11 (1↓) |
日本ハム |
5 | 9 | 0 | 0.357 (↓0.028) | 4 (↓0.5) |
4 | 48 (+2) | 58 (+4) | 6 (-) | 10 (-) |
0.237 (-) | 3.690 (↑0.05) |
12 (-) |
広島 |
2 | 7 | 3 | 0.222 (-) | 4.5 (-) |
6 | 42 (+1) | 68 (+1) | 9 (+1) | 11 (-) |
0.266 (↓0.01) | 5.400 (↑0.41) |
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
36 | 19 | 2 | 0.655 (↑0.007) | - (-) |
86 | 255 (+4) | 207 (+2) | 60 (+1) | 55 (+4) |
0.255 (↑0.001) | 3.330 (↑0.03) |
2 (-) |
巨人 |
28 | 23 | 10 | 0.549 (↓0.011) | 6 (↓1) |
82 | 242 (-) | 224 (+6) | 75 (-) | 39 (-) |
0.251 (↓0.002) | 3.500 (↓0.05) |
3 (-) |
ヤクルト |
27 | 24 | 7 | 0.529 (↓0.011) | 7 (↓1) |
85 | 252 (+1) | 239 (+2) | 58 (+1) | 37 (-) |
0.252 (↓0.001) | 3.910 (↑0.05) |
4 (-) |
中日 |
24 | 27 | 9 | 0.471 (↓0.009) | 10 (↓1) |
83 | 171 (+2) | 184 (+6) | 32 (-) | 27 (-) |
0.239 (-) | 2.950 (↓0.06) |
5 (-) |
広島 |
18 | 27 | 8 | 0.400 (-) | 13 (↓0.5) |
90 | 173 (+1) | 215 (+1) | 35 (+1) | 29 (-) |
0.257 (↓0.002) | 3.800 (↑0.05) |
6 (-) |
DeNA |
19 | 34 | 9 | 0.358 (↓0.007) | 16 (↓1) |
81 | 242 (+3) | 313 (+5) | 60 (+1) | 12 (-) |
0.252 (↑0.001) | 4.860 (↓0.01) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
楽天 |
32 | 22 | 9 | 0.593 (↑0.008) | - (-) |
80 | 258 (+6) | 227 (+2) | 50 (+1) | 28 (+2) |
0.246 (↑0.002) | 3.440 (↑0.03) |
2 (-) |
ソフトバンク |
29 | 23 | 11 | 0.558 (-) | 2 (↓0.5) |
80 | 272 (+1) | 218 (+1) | 57 (-) | 45 (+1) |
0.259 (↓0.001) | 3.300 (↑0.03) |
3 (-) |
ロッテ |
27 | 26 | 8 | 0.509 (↑0.009) | 4.5 (-) |
82 | 290 (+2) | 256 (+1) | 62 (+1) | 51 (-) |
0.252 (↓0.001) | 3.980 (↑0.05) |
4 (-) |
ORIX |
27 | 27 | 8 | 0.500 (↑0.009) | 5 (-) |
81 | 255 (+6) | 246 (-) | 59 (+1) | 19 (-) |
0.256 (↑0.001) | 3.700 (↑0.06) |
5 (-) |
西武 |
23 | 25 | 12 | 0.479 (↑0.011) | 6 (-) |
83 | 238 (+5) | 253 (+3) | 52 (+1) | 53 (+1) |
0.248 (↑0.001) | 4.150 (↑0.02) |
6 (-) |
日本ハム |
20 | 33 | 5 | 0.377 (↓0.008) | 11.5 (↓1) |
85 | 182 (+2) | 248 (+4) | 31 (-) | 34 (-) |
0.225 (↑0.001) | 3.890 (↑0.02) |
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