楽天(☆6対2★)中日 =交流戦3回戦(2021.06.10)・楽天生命パーク宮城=
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中日
0001100002800
楽天
00220101X61211
勝利投手:瀧中 瞭太(5勝2敗0S)
敗戦投手:勝野 昌慶(3勝4敗0S)

本塁打
【楽天】鈴木 大地(3号・4回裏2ラン)

  DAZN
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◆楽天は3回裏、浅村と岡島の適時打で2点を先制する。続く4回に鈴木大の2ランでリードを広げると、6回には、1死一三塁から島内の犠飛で追加点を挙げた。投げては、先発・瀧中が5回2失点で今季5勝目。敗れた中日は、先発・勝野が試合をつくれなかった。

◆楽天滝中瞭太投手(26)は今季の交流戦で2戦2勝。 楽天の交流戦シーズン最多勝利は24試合制だった08年岩隈の5勝だが、18試合制になった15年以降では16年則本と18年古川の3勝が最多。滝中が2人に並べるか。

◆中日根尾昂内野手(21)が今季初めてベンチメンバーから外れた。 試合前はアップ、キャッチボール、守備練習、走塁練習までは通常メニューをこなしたが、打撃練習は回避。フリー打撃の打球を外野で捕球するなどして練習を消化した。 同内野手は9日楽天戦(楽天生命パーク)の4回守備で太田のライナー性の打球にダイビングキャッチを試みたが失敗。飛び込んだ際に左手首をひねった格好になり、6回守備から武田と交代していた。9日の試合後、与田監督は「大きなけがじゃないが、違和感があったので代えた。明日、患部の状態を見て今後を判断する」と話していた。

◆楽天浅村栄斗内野手(30)が、NPB史上130人目となる通算1500安打を達成した。 節目まであと3本で迎えたこの日、まずは1回2死の第1打席で左前打。3回無死一、三塁の第2打席で先制の左前適時打を放ってリーチをかけると、6回1死一塁の第4打席で、中日藤嶋から右前打を放ち、1500安打に到達した。 西武から楽天に移籍して3年目。塁上で記念ボードを手にし、本拠地ファンの拍手に応えた。

◆2試合ぶりにスタメン出場した中日福留孝介外野手が2点を追う4回1死二塁で右翼フェンス直撃の適時打を放った。 カウント3-0から楽天先発滝中の甘い直球を見逃さなかった。二塁を狙ったが、好返球に刺された。福留は「チャンスだったので、思い切っていきました」。球界最年長の44歳が交流戦4試合目のスタメン出場で存在感を見せた。

◆楽天は3回に浅村の適時打などで2点を先制。先発滝中が多彩な変化球を駆使し、3回まで2安打無失点に抑えた。 中日は4回に福留の適時打、5回に高橋周の二ゴロの間に1点をかえす。楽天は4回に鈴木大が2ラン。6回にも1点を加えた。 楽天は6回から継投で逃げ切って勝利。滝中が5勝目を挙げた。中日は中盤以降打線がふるわず。勝野が4敗目を喫した。

◆中日根尾昂内野手(21)が10日の楽天戦(楽天生命パーク)で今季初めてベンチメンバーから外れ、欠場した。 試合前は守備、走塁練習までは通常メニューをこなしたが、打撃練習は回避。9日の同戦4回の右翼守備でライナー性の打球にダイビングキャッチを試みたが失敗し、飛び込んだ際に左手首をひねった。6回守備から武田と交代していた。与田監督は「いまのところ(入れ替えは)考えていない。宿舎で治療をさせている」と、出場選手登録抹消を否定した。

◆平成生まれ初! 楽天浅村栄斗内野手(30)が、NPB史上130人目となる通算1500本安打を達成した。 6回1死一塁、中日藤嶋から右前打を放ち節目に到達。平成生まれの選手では初の快挙となった。2回無死一、三塁で先制適時打を放つなど、3安打で打線をけん引。チームを交流戦首位タイ浮上に導く活躍で、本拠地お立ち台に上がると「いろんな指導者の方に巡り合って、ここまで来れましたので。いろいろな人に感謝したいです」と感謝の言葉を述べた。 地道な努力と素直な姿勢で結果を積み上げた。開幕から好調だったが最近は不調に苦しんだ。「いい時も悪い時もあると思うんですけど、1打席でも早く戻さないとチームに迷惑かかるので」と前夜9日の敗戦後には、室内練習場に午後11時近くまで残りバットを振り込んだ。今や侍ジャパンでも主軸を張る球界屈指の打者となったが、周囲の声には素直に耳を傾ける。この日も試合前練習で渡辺打撃コーチの助言で細部を確認。「自分で感じるのと第三者が見て感じるのは全然違う。そういうのは素直に聞いてみたいと思いますし、現にアドバイスで再確認できたので。指導者の方の意見って、ありがたいと思います」とうなずいた。 まだ30歳。さらなる高みも視野に入るが当人は冷静だ。「2000本って自分でも分からない領域。そんなに甘くはないと思いますが、1本、1本、これからもコツコツとやっていきたいなと思います」。愚直に謙虚に安打を積み重ねていく。【鈴木正章】 ▼通算1500安打=浅村(楽天) 10日の中日3回戦(楽天生命パーク)の6回、藤嶋から右前打で達成。プロ野球130人目。初安打は西武時代の10年3月31日のソフトバンク2回戦(西武ドーム)で岩崎から。浅村は90年11月12日生まれで、平成生まれでは初の達成。30歳6カ月は史上10位タイの年少記録。 ▽楽天石井GM兼監督(浅村について)「頼もしい選手だと思います。(試合に)出続けられる体の強さとパフォーマンスと、常に両立出来ているのはすごい。背中で引っ張ってくれるプレーヤーです」 ▽楽天鈴木大(4回に3号2ラン)「手応えはありました。いい風が吹いてくれましたね」

◆中日は、たった1日で交流戦首位から陥落した。先発勝野が4回4失点と誤算。打線も5番福留ら5人の左打者を並べたが、先発滝中ら楽天の右投手5人継投を攻略できなかった。14年以来の交流戦勝ち越しは11日からの西武3連戦(メットライフ)に持ち越し。与田剛監督の試合後の一問一答は以下の通り。 -先発勝野が4回4失点 全体的にコントロールが良くなかった。(打者を)追い込む事もできなくて、苦しくなった。打たれた球も多少甘かった。今日は低めの球も少なく、打ちやすい高さにいった。 -打線も若手を含め組み替えた 今日は結果を出せなかったが、次の試合で期待したい。 -好調ビシエドの前に走者を出したかった そういう思いはあるが...。 -楽天先発滝中が右投手だから、高松と滝野らも含め左打者5人を並べたのか あまり右、左を考え過ぎないようにしている。そのときの状況で考えている。 -根尾がベンチメンバーを外れた いまのところ(入れ替えは)考えていない。宿舎で治療をさせている。 -交流戦は残り3試合で優勝の可能性も残す とにかく明日勝つようにがんばる。それだけです。

◆楽天滝中瞭太投手(26)が5回を76球、7安打2失点の粘投で5勝目をマークし、チームを交流戦首位タイ浮上に導いた。オフに自主トレをともにした"師匠"則本昂が前夜に敗戦投手となり、カード勝ち越しへ絶対に負けられない中で踏ん張って交流戦3勝目。右腕が持ち味を発揮した。今季本拠地での初白星に、お立ち台では感謝の言葉を口にした。 滝中 点を取ってもらった後に失点したり、先頭フォアボール出したりとか、あまり納得は出来ないですけど、頼りになる野手の方とリリーフ陣に助けられて勝ちをつけてもらったので。本当にありがたいなと思ってます。 粘りの投球だった。3回に浅村の適時打など2点の援護を得たが、直後の4回に福留に適時打を浴びて1点を失うと、4回に鈴木大の2ランで2点を加えた直後の5回にも高橋周の二ゴロの間に1失点。いずれも味方が得点した後の失点でリズムに乗りきれなかったが、なんとか踏みとどまり同点までは許さなかった。 "師匠"の則本昂に続いて負けるわけにはいかなかった。「ちょうど水曜、木曜と並んでいるので。ノリさん勝った後は勝ちたいと思いますし、負けた後は何とか勝って取り返したいとは思います」という。自主トレ、キャンプと過ごす中で、先輩右腕の姿勢から学んだことは大きい。 「やっぱり野球に対してすごい細かいというか。練習の中で、試合ですべきことを出来るように練習をして、試合ではそれを出すだけだと。やっぱりトップで走っている選手が基礎的なことからやる中で、自分ももう1回、原点に戻って、試合に投げるためのコンディション作りを意識するようにはしています」。今季は徐々に成果に現れているが「少しずつ理解は出来ているんですけど、まだまだ体現はできていないかなと思います」とさらに上を目指す。 先輩に並ぶ5勝目に「則本さんに勝ち星が並んだなと思います。まだまだシーズンの途中なので、投手全員で1つでも多く勝ちを積み重ねられるように、僕も1戦1戦頑張ります」。これからもきっちり恩を返していく。【鈴木正章】

◆楽天の鈴木大が四回、3号2ランを放った。3ボール1ストライクからカウントを取りにきた勝野の高め速球を鋭い打球で右中間席へ突き刺し「手応えはあった。良い風が吹いてくれた」と笑顔で語った。 三回無死一塁では右前にはじき返し、ヒットエンドランに成功。一、三塁と好機を拡大し、続く浅村の先制適時打を呼び込んだ。 6月は出場した9試合で既に7度目の複数安打をマーク。中軸を務める島内、岡島の同学年の活躍に刺激を受け、2番打者として好調のチームを支える。「とにかくシンプルに、来た球を打ちにいくことを意識している」とうなずいた。

◆楽天の滝中は5回で7安打を浴びながらも2失点にまとめ、5勝目を挙げた。交流戦は登板した3試合で全て白星をつかみ「救援陣と野手の皆さんに勝ちをつけていただいた3試合」と謙虚に受け止めた。 先頭への四球を起点に招いたピンチから2点差に迫られた五回は、2死三塁から4番ビシエドを迎えて踏ん張った。速球を強気に投げ込んで中飛に仕留め「反省点は先頭打者の四球。良かった点は最低限試合をつくれたこと」と息をついた。 岡島(三回に適時打)「打てて良かった」

◆楽天が同一カードを勝ち越した。浅村栄斗内野手(30)が3安打を放って史上130人目となる通算1500安打を達成した。先発した滝中瞭太投手(26)は5回7安打1三振2失点で5勝目(2敗)。試合後の石井一久監督(47)の一問一答は以下の通り。--敗戦の次の試合が大切だといっていた 「すごくいいゲームだったと思います。でも欲を言えば、滝中は攻撃陣が点を取ってくれた後に失点した。また気を引き締めてやってもらえれば」 --打線は12安打で小深田が4度出塁 「こぶちゃん(小深田)は、いい汗をかいていた。このまま脱水症状寸前まで、いい汗をかいてほしいなと思います」 --浅村が通算1500安打を達成した 「なかなかできない素晴らしい記録。アサ(浅村)は、ほうっておけばしっかりとやってくれるので、頼もしい選手です」 --九回は4点差で、D4位・内間(亜大)を投入した 「4点差になったら、あそこ(九回)はいこうと決めていた。松井も出さず、〝内魔神〟を出せて、抑えられて非常によかった。いろいろな勝ちパターンを作りながら、シーズンをしっかりと頑張っていきたいです」

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(2↑)
ORIX
951 0.643
(↑0.028)
-
(↓0.5)
380
(+6)
60
(-)
12
(+1)
5
(-)
0.293
(-)
3.980
(↑0.3)
1
(2↑)
楽天
951 0.643
(↑0.028)
0
(↓0.5)
370
(+6)
56
(+2)
13
(+1)
7
(+2)
0.279
(↑0.005
3.610
(↑0.12)
3
(2↓)
中日
852 0.615
(↓0.052)
0.5
(↑0.5)
346
(+2)
49
(+6)
14
(-)
5
(-)
0.249
(↓0.001)
3.270
(↓0.22)
4
(2↓)
DeNA
753 0.583
(↓0.053)
1
(↓0.5)
380
(+3)
88
(+5)
23
(+1)
3
(-)
0.296
(↓0.003)
5.520
(-)
5
(-)
阪神
870 0.533
(↑0.033)
1.5
(↑0.5)
364
(+4)
68
(+2)
15
(+1)
21
(+4)
0.247
(↑0.004)
3.760
(↑0.13)
6
(1↑)
ロッテ
771 0.500
(↑0.038)
2
(↑0.5)
375
(+2)
63
(+1)
16
(+1)
17
(-)
0.265
(↓0.003)
4.060
(↑0.23)
7
(2↓)
ヤクルト
780 0.467
(↓0.033)
2.5
(↓0.5)
369
(+1)
66
(+2)
18
(+1)
12
(-)
0.268
(↓0.005)
4.460
(↑0.23)
8
(-)
ソフトバンク
564 0.455
(-)
2.5
(-)
362
(+1)
45
(+1)
17
(-)
9
(+1)
0.240
(↓0.005)
2.980
(↑0.14)
9
(2↑)
西武
454 0.444
(↑0.069)
2.5
(↑0.5)
565
(+5)
71
(+3)
22
(+1)
4
(+1)
0.275
(↑0.003)
5.400
(↑0.21)
10
(2↓)
巨人
573 0.417
(↓0.038)
3
(↓0.5)
352
(-)
61
(+6)
19
(-)
7
(-)
0.237
(↓0.005)
3.920
(↓0.19)
11
(1↓)
日本ハム
590 0.357
(↓0.028)
4
(↓0.5)
448
(+2)
58
(+4)
6
(-)
10
(-)
0.237
(-)
3.690
(↑0.05)
12
(-)
広島
273 0.222
(-)
4.5
(-)
642
(+1)
68
(+1)
9
(+1)
11
(-)
0.266
(↓0.01)
5.400
(↑0.41)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
36192 0.655
(↑0.007)
-
(-)
86255
(+4)
207
(+2)
60
(+1)
55
(+4)
0.255
(↑0.001)
3.330
(↑0.03)
2
(-)
巨人
282310 0.549
(↓0.011)
6
(↓1)
82242
(-)
224
(+6)
75
(-)
39
(-)
0.251
(↓0.002)
3.500
(↓0.05)
3
(-)
ヤクルト
27247 0.529
(↓0.011)
7
(↓1)
85252
(+1)
239
(+2)
58
(+1)
37
(-)
0.252
(↓0.001)
3.910
(↑0.05)
4
(-)
中日
24279 0.471
(↓0.009)
10
(↓1)
83171
(+2)
184
(+6)
32
(-)
27
(-)
0.239
(-)
2.950
(↓0.06)
5
(-)
広島
18278 0.400
(-)
13
(↓0.5)
90173
(+1)
215
(+1)
35
(+1)
29
(-)
0.257
(↓0.002)
3.800
(↑0.05)
6
(-)
DeNA
19349 0.358
(↓0.007)
16
(↓1)
81242
(+3)
313
(+5)
60
(+1)
12
(-)
0.252
(↑0.001)
4.860
(↓0.01)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
32229 0.593
(↑0.008)
-
(-)
80258
(+6)
227
(+2)
50
(+1)
28
(+2)
0.246
(↑0.002
3.440
(↑0.03)
2
(-)
ソフトバンク
292311 0.558
(-)
2
(↓0.5)
80272
(+1)
218
(+1)
57
(-)
45
(+1)
0.259
(↓0.001)
3.300
(↑0.03)
3
(-)
ロッテ
27268 0.509
(↑0.009)
4.5
(-)
82290
(+2)
256
(+1)
62
(+1)
51
(-)
0.252
(↓0.001)
3.980
(↑0.05)
4
(-)
ORIX
27278 0.500
(↑0.009)
5
(-)
81255
(+6)
246
(-)
59
(+1)
19
(-)
0.256
(↑0.001)
3.700
(↑0.06)
5
(-)
西武
232512 0.479
(↑0.011)
6
(-)
83238
(+5)
253
(+3)
52
(+1)
53
(+1)
0.248
(↑0.001)
4.150
(↑0.02)
6
(-)
日本ハム
20335 0.377
(↓0.008)
11.5
(↓1)
85182
(+2)
248
(+4)
31
(-)
34
(-)
0.225
(↑0.001)
3.890
(↑0.02)