ソフトバンク(1対1)広島 =交流戦1回戦(2021.06.08)・福岡PayPayドーム=
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広島
0000001001301
ソフトバンク
0000010001611
勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【広島】會澤 翼(2号・7回表ソロ)
【ソフトバンク】今宮 健太(3号・6回裏ソロ)

  DAZN
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◆ソフトバンクは6回裏、今宮のソロで先制点を挙げる。対する広島は直後の7回、會澤のソロが飛び出し同点とした。投げては、ソフトバンク・武田、広島・大瀬良の両先発がともに7回1失点の好投を披露。試合はそのまま決着がつかず、規定により9回引き分けとなった。

◆ソフトバンク今宮健太内野手(29)が6回に3号を放ち、球団通算9000号となった。17年に達成の巨人、19年に達成の西武に次いでプロ野球3球団目。最多は巨人で、7日時点で1万551本。 <ソフトバンク・メモリアル本塁打(号、選手、試合日、対戦相手、球場)> ◆1号、鈴木芳太郎、38年10月8日、イーグルス、後楽園 ◆500号、岡本伊三美、53年8月5日、毎日、大阪 ◆1000号、穴吹義雄、59年7月19日、阪急、西宮 ◆1500号、広瀬叔功、63年8月22日、近鉄、日生 ◆2000号、野村克也、67年5月24日、東映、後楽園 ◆2500号、藤原満、71年6月29日、阪急、西宮 ◆3000号、門田博光、75年6月21日、日本ハム、後楽園 ◆3500号、メイ、80年4月28日、阪急、西宮 ◆4000号、定岡智秋、83年10月14日、阪急、西宮 ◆4500号、デビッド、87年6月24日、阪急、大阪 ◆5000号、吉永幸一郎、90年8月22日、ロッテ、川崎 ◆5500号、松永浩美、94年9月8日、オリックス、GS神戸 ◆6000号、吉永幸一郎、99年6月16日、近鉄、福岡ドーム ◆6500号、松中信彦、02年7月6日、ロッテ、福岡ドーム ◆7000号、バティスタ、05年6月11日、ヤクルト、ヤフードーム ◆7500号、田上秀則、09年10月11日、楽天、Kスタ宮城 ◆8000号、松田宣浩、14年9月10日、日本ハム、東京ドーム ◆8500号、今宮健太、18年6月5日、ヤクルト、神宮

◆ソフトバンク武田、広島大瀬良の両先発が立ち上がりから好投。武田は7奪三振、大瀬良はパーフェクト投球でともに3回無失点。 ソフトバンクが均衡を破った。6回1死から今宮の3号ソロで先制した。先発武田は6回まで10三振を奪い、2安打無失点投球。 1点を追う広島は7回2死から会沢の2号ソロで同点とした。両軍ともに救援陣が無失点に抑え、1-1の引き分けに終わった。

◆ソフトバンク武田翔太投手が、自身初となる2試合連続2桁奪三振の快投も、4勝目はならなかった。 初回はいきなり、3者連続空振り三振。3回にも3者連続で、バットに空を切らせた。自慢のカーブにカット、フォークなどを駆使して4回まで9奪三振。6回、菊池涼から144キロの直球で空振り三振を奪い、1日のDeNA戦(横浜)に続き2試合連続10Kの快投。「ストレート、変化球ともに調子はすごくよかったと思います。ただ先制してもらった次の回にすぐに追いつかれてしまい、申し訳ないし、悔いの残る投球になってしまった」。今宮の1発で先制点をもらった直後の7回表、2死から会沢に同点アーチを被弾。7回106球でマウンドを降りた。 「調子がよかっただけにとても悔しい。1球の怖さ、大切さをあらためて感じた」。最終9回はサヨナラ勝利を信じてベンチで戦況を見守ったが、無念のドロー。次戦こそ、勝利をもぎ取る。

◆ソフトバンク今宮健太内野手(29)が6回、球団通算9000号となる3号ソロを放った。チームは今季10度目の引き分け。試合後の工藤公康監督(58)の一問一答は以下の通り。 -武田は7回1失点で10三振 工藤監督 良かったと思いますよ。今年一と言ってもいいくらい。立ち上がりも良かったし、そのあともよかった。うちがホームランを打ったように、向こうが出るとしたらホームランだと思った。出てしまいましたね。まぁ失投のないピッチャーはいないので。1失点なのでナイスピッチング。頑張ったと思いますよ。 -打撃に苦しんでいた今宮が球団9000号 工藤監督 あのホームランがなかったら負けている。ナイスバッティングだったと思いますよ。ヒットは少なからず出始めている。前のような感じではないのかなと。 -9回、柳田の走塁死は積極的に行った結果 工藤監督 もちろんです。あそこで(二塁へ)行かないとだめ。あそこで止まっているようだと、うちの野球ではない。最終的にアウトになってもしょうがない。セーフなら1本でサヨナラですからね。

◆ソフトバンク今宮健太内野手(29)が6回に3号を放ち、球団通算9000号となった。 17年に達成の巨人、19年に達成の西武に次いでプロ野球3球団目。最多は巨人で、7日時点で1万551本。今宮の今季3号が、ソフトバンク通算9000本目の本塁打となった。チーム1号は南海時代の38年10月8日、対イーグルス3回戦(後楽園)で鈴木芳太郎が中河から記録。9000本に到達したのは巨人、西武に次ぎ3チーム目。今宮は18年6月5日ヤクルト戦で、チーム8500号も打っている。

◆ソフトバンク今宮健太内野手(29)が、「日本生命セ・パ交流戦」の広島戦で球団通算9000号となる3号ソロを放った。6回に試合の均衡を破る先制弾。18年に球団通算8500号を放った男が、ダブルのメモリアル弾で球団史に名を刻んだ。ここ3年は、シーズン途中に故障離脱。今季も打率2割と本調子とは程遠いが、節目の試合で「持ってる男」の存在感を発揮した。南海時代から積み上げてきた9000本目のアーチは、今宮のバットから生まれた。0-0の6回。大瀬良のカーブをすくい上げ、左翼スタンドへ運んだ。 「(大瀬良が)非常にコントロール良く投げていたので、追っかけないようにだけ意識して打席に入った。しっかりためてとらえることができた」 巨人、西武に次いで、球団通算9000号に到達。球団史に名を刻んだことには「申し訳ないです」と謙遜しながら、苦笑いを浮かべた。 5回まで1安打に抑えられていた難攻不落の相手エースから、チーム唯一の得点。「見ての通りチームとして打つ方は苦労した。甘い球をすごく意識して入りました」と神経を研ぎ澄ませ、値千金のアーチを放った。実は18年6月5日のヤクルト戦(神宮)でも、球団通算8500号を打ったのが今宮。「どうなんですかね...その辺に関しては分からないです」と、またも苦笑い。慣れない本塁打の記録に、困惑した。 ここ3年は、シーズン途中で故障離脱。今季はスタメンを外れることもあるが、裏を返せば首脳陣の期待の表れ。工藤監督、小久保ヘッドコーチらは「今宮にけがをしてもらうと困る」と口をそろえる。離脱を避けるためにあえてスタメンを外し、コンディションを整える時間に充てさせた。工藤監督が「こんなに(首脳陣から)思われている選手はいない」と話したこともあった。 今宮も、全力で応える。「打率(2割)は最低の最低ですけど、そこよりもゲームでしっかりという意識を持っている。何でもいい。チームに貢献できるように」。今宮の記念弾で、勝てなかった。でも負けもしなかった。「しっかりカード勝ち越しできるように頑張ります」。この日一番の存在感を示した男は、次の勝利を見据えている。【只松憲】

◆エース完全復活。広島大瀬良大地投手(29)が「日本生命セ・パ交流戦」のソフトバンク戦で7回4安打1失点、8奪三振と好投した。 右ふくらはぎ痛から復帰後は調整面も影響して2連敗。フォームの微修正とプレートを踏む位置を変更して、投球に躍動感と力強さが戻った。チームが引き分ける中、エースは確かな手応えを得た。エースが帰ってきた。前回登板より大瀬良の躍動感が増した。序盤は荒々しく感じられるほど、直球とカットボール中心に押した。中盤からはカットボールよりも球速が遅く、曲がりが大きいスライダーを増やした。5回までソフトバンク打線を1安打。6回に見せ球で使おうとしたカーブが浮いて先制ソロを被弾するも、7回まで4安打1失点と本来の姿を取り戻した。 「真っすぐに力があって、スピードも出ていたし、カット、スライダーも生きていた。ただ、今宮のところでちょっと失投というか、甘く入ったところがある。気をつけていったけど、あそこは反省」 登板後のコメントも前向きだった。前回登板までは調整面の影響を感じさせた。右ふくらはぎ痛から急ピッチで1軍に戻った5月18日巨人戦は6回3失点。続く6月1日の日本ハム戦はチーム内の新型コロナ感染拡大による個別調整を余儀なくされ、コンディションを上げきれずに4回6失点。今季初被弾を含む2本塁打を浴びるなど精彩を欠いて2連敗を喫していた。 エースとして言い訳は一切口にせず、ふがいない投球に1人悔しさをかみしめた。コンディションを上げるとともに、変化も求めた。「体が横振りというか、体重移動で突っ込んでいた感じだった」。軸足の負傷でズレが生じていたフォームを微修正した。 前日7日には急きょブルペン入りして、プレートの踏む位置も変えた。前回登板から1足分一塁側へ。28センチの変更が投球の角度を大きく変えた。左打者の内角に曲がるカットボールが有効となり、試合前まで被打率3割超と苦手とした左打者を1番から5番まで並べたソフトバンク打線の内角をえぐった。対角線となる右打者の内角真っすぐには角度が生まれた。 7回99球での降板は中5日で14日西武戦を見越したものとみられる。「復帰してからの登板は自分の中でモヤモヤがあった。何とかいいものが見えたので、継続してやっていって、チームが勝てる投球ができるように準備していきたい」。力強い投球に、チームを鼓舞する姿。頼れるエースの完全復活だ。【前原淳】

◆広島の扇の要会沢翼捕手が攻守で存在感をみせ、引き分けに持ち込んだ。 1点を追う7回2死。フルカウントから2度の間を取ってからの7球目、武田の甘いカットボールを左翼席に放り込み同点に。守備では投手陣を好リードし、9回1死一塁で栗林良吏投手とのコンビプレーで周東の盗塁を阻止した。 佐々岡真司監督は「しっかり大地を引っ張っているし、やっぱりアツ(会沢)が入ると締まる。要がしっかりしてくれているなと思います」と目を細めた。

◆広島栗林良吏投手(24)が、球団タイ記録となる開幕からの連続試合無失点を「21」に伸ばした。ソフトバンク戦の1-1の9回に登板。2安打を浴びながらゼロで切り抜け、広島の河内貴哉広報が現役時代の13年に記録した記録に肩を並べた。自らが持つ2リーグ制後の新人の同じ記録もまた伸びた。 バッテリーの共同作業で窮地を脱した。先頭柳町に10球目を中前へ運ばれ、代走に俊足周東が送られた。けん制やクイックを挟みながら警戒し、柳田の打席の2球目だった。栗林が投球モーションに入ってから会沢翼捕手が大きく外にボール球を要求し、捕球後、すぐに二塁へ送球。盗塁を完璧に封じた。「今日は会沢さんの盗塁阻止とリードがなかったら点を取られてもおかしくない展開だった。そういう意味ではまだ運が残っているのかな」と胸をなで下ろした。 試合後、8年前に球団記録を作った河内広報に対して、普段からの感謝の思いを口にした。「たくさんサポートしていただいていますし、いろんなことを聞いたり、快くいろんなことをやっていただいている。本当に助けていただいています」。次戦も無失点で球団新記録で恩返しだ。【古財稜明】

◆1軍昇格即初スタメンのソフトバンク柳町達外野手が、2安打と気を吐いた。 6回に大瀬良の直球を左前にはじき返し今季初安打をマークすると、9回には栗林を相手に10球粘り、フォークを中前に運んだ。開幕1軍を逃し、打力アップに取り組んだ。「とにかく思い切ってプレーすることを心掛けていきました。(4打席目は)粘ってヒットにできたことは自信にして、今後に生かしていけるようにしていきたい」と笑顔だった。

◆6月8日広島戦の試合前。ソフトバンク工藤公康監督(58)が、珍しく感情をあらわにした。 話題は7日に2軍降格となった上林誠知外野手(25)のこと。直近11打席連続無安打だった上林に、工藤監督はこんな言葉をかけたという。 工藤監督 必ず帰ってこい。レギュラーを取る人間じゃないのか? 途中から出るような選手ではない。とことんやれ。「よくも2軍に落としたな」と思って「よっしゃ、見てろよ」と思う気持ちがないとだめ。次に上がってくるのを期待してる。 25歳の若鷹には、厳しい言葉だったかもしれない。それでも指揮官は、上林の逆襲を信じ、2軍へ落とした。 25試合で打率1割9分6厘、2本塁打、11打点。不振の原因を、指揮官は「(体の)下と上が一緒に動いてしまう。ためとか、ひねりが使えていない。どうしても打ちにいくときに、右肩が上がって左肩が落ちてしまうので、バットが下からしか出てこないので速い球に対応できない。低い球に関しては対応できるけど、落ちる球には反応できない」と説明した。 打撃フォームの見直し、柔軟性の重要さを説いたという。 開幕も栗原との外野手争いの末、2軍スタートだった。その時も工藤監督は「彼はレギュラーとして出ての選手。ベンチにいて戦力として考えれば代打、代走や守備固めで出ることになる。小さくなってほしくない」と話し、1軍メンバーから外した。今回の2軍降格も同じ。上林が真のレギュラーになるための通過点にすることを、監督は信じている。【ソフトバンク担当 只松憲】

◆ソフトバンク・小久保裕紀ヘッドコーチ(49)が試合前に代表取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。 --5日は10得点、6日は8得点と打線に勢い 「紙一重やけどね。ずっと抑えられていて、真砂の一打から(得点が入る流れに)なったけど。DHを使わない戦いというのはどうしても印象的に打線が弱く見えてしまうので。しばらく福岡にいるので、地に足をつけて戦いたいですね」 --ほしかった一本が出ると、活気もついていく 「阪神戦はスアレスが登板がなかったでしょ。そういうふうにすると、力の落ちる投手が出てくるので。ああいう現象(大量得点)は起こりやすいですよね。先制しながら、リードを保つのがゲーム運びとしては大切で。モイネロと森が今いないので、今までみたいに六回や七回まで勝っていたら勝ちというところまではきていないので。野手としてはなるべく彼ら(リリーフ)がね。余裕は持てないでしょうけど、打線で何とかカバーできれば」 --広島も栗林が無失点を続けている 「オープン戦であたりましたね。いい投手やなと思いましたけど。無失点記録が続いているんでしょ? 出さないようにするのが一番ですけど。出てきたら、それを止めるのも1つの目標ですね」--真砂が打率・310と状態がいい「一番は割り切りだと思うんですよ。長打を期待されてここまできたけど、彼の中で途中出場、たまに先発して。三振かホームランという選手は1軍にいられないですよね。それをわれわれコーチ陣と本人が話をして。どのスタイルでいくのか。中距離というか、いやらしい三振しない打者で、その中でツボにきたら持っていけるものを目指した方がいいんじゃないかと、一致したのが一番。整理できたのが一番じゃないですか」(続けて)「出たところで、1本ずつしぶとくね。打てなかったときも、ベンチでの自分への腹立たしさというハングリーなところも、ずっとレギュラーで出ている選手にはないものがあるので。今のまま続けてほしいですね」--上林が抹消「本人と話したけど、アウトサイドインのスイングの軌道を変えないと厳しい。なかなか、キャンプから取り組んで、彼もわかった上で練習していますけど。どうしても悪い癖が出る、ゲームレベルではバットが内から出るというのは程遠い。僕はそこだけ、彼と話しました」

◆ソフトバンク・東浜巨投手(30)がキャッチボールなどで調整した。9日の広島戦(ペイペイドーム)での先発登板に向けて、意気込みを明かした。 「コンディションを整えることを一番大事にして過ごしてきました。(無観客については)僕らは常に同じように入っていきますけど、球場の雰囲気は違うので。あまり考えないように」 ここまで2試合に登板して勝敗はつかず、防御率3・09。前回登板の2日のDeNA戦(横浜)では6回1失点と好投した。「少しずつ球数も重ねながら。もっと投げていけるとも思いますし、手応えもあるので」と登板を重ねるごとに状態も上向いている。 広島打線については「振れる打者が多いし、いい打線だという印象。1球1球、丁寧に、全力で」と警戒した。1勝目を目指して、今季初、ペイペイドームのマウンドに立つ。

◆ソフトバンクの今宮が0―0の六回、左翼スタンドへ球団通算9千号となるメモリアルな一発を放り込んだ。五回までチームがわずか1安打に抑え込まれていた広島、大瀬良の甘く入ったカーブを逃さず「追っかけないようにだけ意識して打席に入った。しっかりためて捉えられた」と胸を張った。 4月28日以来の今季3号は、プロ12年で通算75本目。柳田やバレンティンら長距離砲が名を連ねる打線の中で、意外な伏兵が球団の歴史の節目に名を刻んだ。 今季は打撃不振が続き、9番打者が定位置となりつつあったが、2~6日は2番に座るなど存在感を取り戻してきた。8番に座ったこの日も豪快なアーチを放ち、今季初めてとなる5試合連続安打をマークした。

◆両先発投手がともに7回1失点と好投し引き分け。ソフトバンクの武田は、3安打無四球で10三振を奪った。広島は大瀬良が4安打8奪三振だった。ソフトバンクは六回に今宮がソロを放ち、広島は七回に会沢のソロで追い付いた。

◆ソフトバンクの武田は1―0の七回2死、会沢へのスライダーが高めへ抜けて痛恨の同点ソロを浴びる。打球を見送り、思わず苦笑いを浮かべた。引き分けで4勝目はならず「調子が良かっただけにとても悔しい」と言葉少なだった。 一回に3者連続の空振り三振を奪う最高の立ち上がりから7回を投げ、1失点で10三振を奪った。最速150キロの速球が走り、2試合連続となる2桁奪三振は自身初だった。それでも唯一と言っていい失投を捉えられ「1球の怖さ、大切さを改めて感じた」と唇をかんだ。

◆ソフトバンクはリードを守れず、広島と引き分けた。工藤公康監督(58)が試合後に代表取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。 --武田が7回1失点 「よかったと思います。今年いち(番)といっていいくらい。立ち上がりもよかったし、その後もよかったし。向こうも出るとしたらホームランと思っていましたけど、出てしまいましたね。失投のない投手はいないので。ナイスピッチングだったと思います」 --信頼も積み重ねている 「後半の編成は変わりますけど、ずっと火曜日という中である程度長いイニングを投げてくれているので」 --2試合連続の2桁奪三振。三振を取れている要因 「1つは武田投手のあの〝真っスラ〟というか。ストレートが変化する、スライダーも切れている、カーブもよくなっていると考えると。セ・リーグというのも1つはあるのかなと。もう1つあるとしたら、きょうのような制球がいいとき。早めにカウントが取れて、追い込んで、勝負ができている。そういうところが三振になっている」 --今宮が球団9000本塁打 「あのホームランがなかったら負けているので」 --状態はどう見えている 「ヒットは出始めているので、前のような感じではないのかなと思います。大瀬良君のように制球がいいと、なかなかね。微調整のうまい投手だなと。今宮、よく打ったと思いますよ。あまり投げていなかったあのカーブをよくぴたっと止まって。もともとカーブを打つのはうまいので」 --同点の八回には板東を送り出した 「よかったですよ。武田君のカーブが通用しているのもあって、板東君もカーブがいいし。球種も似ているところがありますけど、変化が違うので。よく抑えてくれたと思いますよ」 --最後の柳田の走塁は(九回2死から左中間に中前打も二塁でアウトに) 「あそこはいかないとだめですね。止まっているようだと、うちの野球じゃないので。(得点圏にいっていれば)一本でサヨナラですからね」

◆広島の大瀬良は7回を4安打1失点と好投した。通常とは逆の一塁側のプレートを踏んでの投球。立ち上がりに体重移動がうまくいかず制球を乱したが、すぐに立て直した。今宮のソロのみに抑えて8三振を奪い「真っすぐに力があって、スピードも出ていたし、カットボール、スライダーも生きていた」と話した。 右ふくらはぎ痛から復帰後は2連敗と精彩を欠き、もんもんとしていた。「何とかいいものが見えたので、継続して、チームが勝てる投球ができるように準備していきたい」と前向きに語った。

◆負けなかったのは、メモリアルアーチがあったからだ。ソフトバンク・今宮が球団通算9000号となる3号ソロ。第一声は、守備職人らしかった。 「僕で申し訳ないですね」 0-0の六回1死。大瀬良の117キロカーブを強振。左翼席まで運び、試合を動かした。8500号に続けて節目のアーチを架けてみせた。 大分・明豊高出身の今宮と、長崎日大高出身の大瀬良は同級生。アマチュア時代の対戦を問われ「打っているイメージはあまりないです」と頭をかいた。プロの世界でしのぎを削る同級生からの一本が、ファンの記憶にも刻まれた。 コンディションに配慮されながらの起用が続く30歳。「全然、元気です!」と笑顔で言い切り、球団史に足跡を残した。(竹村岳)

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(2↑)
楽天
841 0.667
(↑0.031)
-
(↓0.5)
561
(+5)
47
(+2)
12
(+1)
5
(-)
0.278
(↑0.005)
3.470
(↑0.13)
2
(1↓)
DeNA
742 0.636
(↓0.064)
0.5
(↑0.5)
569
(+3)
75
(+8)
21
(-)
2
(-)
0.300
(↑0.007)
5.320
(↓0.19)
2
(1↓)
中日
742 0.636
(↓0.064)
0.5
(↑0.5)
537
(+2)
40
(+5)
12
(+1)
4
(-)
0.239
(↑0.002)
3.130
(↓0.19)
4
(-)
ORIX
751 0.583
(-)
1
(-)
571
(+3)
59
(+3)
10
(-)
5
(-)
0.292
(↓0.003)
4.540
(↑0.13)
5
(2↑)
ロッテ
661 0.500
(↑0.045)
2
(↑0.5)
570
(+7)
57
(+4)
15
(+2)
17
(+3)
0.261
(↑0.018)
4.230
(↑0.02)
6
(-)
巨人
553 0.500
(-)
2
(-)
551
(+3)
52
(+3)
18
(+1)
7
(-)
0.252
(↓0.001)
3.760
(↑0.06)
7
(2↑)
阪神
670 0.462
(↑0.045)
2.5
(↑0.5)
550
(+3)
63
(+2)
14
(-)
15
(+2)
0.237
(↓0.009)
3.960
(↑0.16)
7
(2↓)
ヤクルト
670 0.462
(↓0.038)
2.5
(↓0.5)
563
(+4)
61
(+7)
16
(+3)
10
(-)
0.268
(↓0.001)
4.910
(↓0.23)
9
(2↓)
日本ハム
570 0.417
(↓0.038)
3
(↓0.5)
643
(+2)
44
(+3)
6
(-)
9
(-)
0.239
(↑0.003)
3.380
(↑0.13)
10
(-)
ソフトバンク
463 0.400
(-)
3
(-)
553
(+1)
40
(+1)
16
(+1)
7
(-)
0.243
(↓0.003)
3.050
(↑0.18)
11
(-)
西武
353 0.375
(↑0.089)
3
(↑0.5)
752
(+8)
60
(+3)
21
(+2)
3
(-)
0.271
(-)
5.480
(↑0.27)
12
(-)
広島
262 0.250
(-)
4
(-)
837
(+1)
59
(+1)
7
(+1)
11
(-)
0.282
(↓0.018)
5.520
(↑0.52)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
34192 0.642
(↑0.007)
-
(-)
88241
(+3)
202
(+2)
59
(-)
49
(+2)
0.253
(↓0.003)
3.370
(↑0.02)
2
(-)
巨人
282110 0.571
(-)
4
(↓0.5)
84241
(+3)
215
(+3)
74
(+1)
39
(-)
0.255
(-)
3.450
(↑0.01)
3
(-)
ヤクルト
26237 0.531
(↓0.011)
6
(↓1)
87246
(+4)
234
(+7)
56
(+3)
35
(-)
0.251
(-)
3.990
(↓0.06)
4
(-)
中日
23269 0.469
(↓0.01)
9
(↓1)
85162
(+2)
175
(+5)
30
(+1)
26
(-)
0.236
(-)
2.900
(↓0.04)
5
(-)
広島
18267 0.409
(-)
11.5
(↓0.5)
92168
(+1)
206
(+1)
33
(+1)
29
(-)
0.260
(↓0.003)
3.760
(↑0.06)
6
(-)
DeNA
19338 0.365
(↓0.008)
14.5
(↓1)
83231
(+3)
300
(+8)
58
(-)
11
(-)
0.251
(↑0.003)
4.790
(↓0.05)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
31219 0.596
(↑0.008)
-
(-)
82249
(+5)
218
(+2)
49
(+1)
26
(-)
0.245
(↑0.002)
3.410
(↑0.02)
2
(-)
ソフトバンク
282310 0.549
(-)
2.5
(↓0.5)
82263
(+1)
213
(+1)
56
(+1)
43
(-)
0.260
(↓0.001)
3.320
(↑0.04)
3
(-)
ロッテ
26258 0.510
(↑0.01)
4.5
(-)
84285
(+7)
250
(+4)
61
(+2)
51
(+3)
0.251
(↑0.004)
4.020
(-)
4
(-)
ORIX
25278 0.481
(-)
6
(↓0.5)
83246
(+3)
245
(+3)
57
(-)
19
(-)
0.254
(-)
3.810
(↑0.01)
5
(-)
西武
222511 0.468
(↑0.011)
6.5
(-)
85225
(+8)
242
(+3)
51
(+2)
52
(-)
0.246
(-)
4.120
(↑0.02)
6
(-)
日本ハム
20315 0.392
(↓0.008)
10.5
(↓1)
87177
(+2)
234
(+3)
31
(-)
33
(-)
0.225
(↑0.001)
3.830
(↑0.04)