オリックス(3対3)巨人 =交流戦1回戦(2021.06.08)・京セラドーム大阪=
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巨人
1000100013901
ORIX
0000000303910
勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【巨人】松原 聖弥(5号・1回表ソロ)

  DAZN
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◆オリックスは0-2で迎えた8回裏にジョーンズ、代打・伏見、福田の適時打で3点を挙げ、逆転する。対する巨人は直後の9回、2死二塁から松原の適時三塁打が飛び出し、土壇場で同点とした。その後は決着がつかずに9回の攻防を終え、試合は規定により引き分けとなった。

◆巨人は初回、松原が右翼席へ先頭打者アーチを放ち先制。オリックスは3回1死満塁、4番杉本が二ゴロ併殺で好機をつぶした。 巨人は5回にウィーラーの適時二塁打で1点追加。オリックスは6回1死一、二塁の好機をつくるもジョーンズが併殺に倒れた。 オリックスは8回にタイムリー3本で1度は逆転。巨人も9回2死から松原の適時三塁打で追いつき、引き分けた。

◆巨人が終盤の8回に3点を献上し、一時逆転を許すも松原聖弥外野手(26)の値千金の同点打で引き分けに持ち込んだ。 1回に松原が先頭打者本塁打放つなど、2点をリードして8回に突入も、落とし穴が待っていた。この回からマウンドに上がった中川が1死一、三塁のピンチを招くと、ジョーンズに左前適時打を浴び、1点差に。さらに2死一、二塁から代打伏見に右前適時打を許し同点。続く福田に2死一、三塁から左前へ勝ち越しの適時打を浴び、逆転を許した。 しかし、9回2死二塁、松原がオリックスK-鈴木の149キロカットボールを捉えた。ライナー性ではじき返し、中越えの同点適時三塁打。1点をもぎ取った。9回裏は9番手のビエイラが3者凡退で締め、痛み分けとなった。 西武との前々カードでも2試合で逃げ切りに失敗。1日西武戦では3点リードの9回に守護神デラロサが3点を失い引き分けに持ち込まれた。3日の同カードでは畠が2点リードの9回に2点を失い引き分けに終わっていた。

◆巨人松原聖弥外野手がきゅんです。1回にオリックス山岡から自身プロ2本目の5号先頭打者アーチで切り込んだ。内角高め145キロ直球にバットを振り下ろした1発に「投手の足元に打ち返すイメージを持って上からたたこうと。イメージとは違う打球でしたが最高の結果になってうれしいです」とルンルンで振り返った。 仲間もきゅんです。あっという間にダイヤモンドを周回し、ベンチのナインにお決まりのポーズで迎えられた。短尺動画投稿アプリのTikTokで一大ムーブメントを巻き起こした「きゅんです」。親指と、ひとさし指をクロスさせハートをつくった。5回1死からは中前打で出塁し、ウィーラーの適時二塁打で快足をきゅん、きゅん、飛ばして生還した。 8回に中川の3失点で一時逆転を許し、しゅんです。でも、9回に2死二塁から値千金の中越え適時三塁打で同点。1本塁打を含む3安打2打点、今季3度目の猛打賞の松原がきゅんです。

◆巨人は逃げ切りには失敗したが、9回試合では球団初の「9人継投」で今季10度目の引き分けに持ち込んだ。 8回に6番手中川皓太投手が3失点で逆転を許したが桜井俊貴投手と戸根千明投手が踏みとどまり、9回の同点劇を生んだ。原辰徳監督は「つなげられる引き分けが、今年はすごく多いと思いますね。これからもそうなっていきたいですね」と前を向いた。

◆巨人今村信貴が5回3安打無失点に抑えた。4四球とやや制球に苦しみ、走者を背負ったが決定打は許さなかった。「得点を与えずに何とか粘れた」としつつも「余計な四球が多くリズムを悪くしてしまいました」と反省点を強調。次週の火曜日は試合がないため、登板機会なく登録抹消となる。

◆復活の兆しを見せた。オリックスの助っ人アダム・ジョーンズ外野手(35)が、2点を追う8回1死一、三塁から反撃ののろしをあげた。 ガムをかんでリズムを取り"全集中モード"で巨人の救援左腕、中川の内に入ってきた128キロスライダーを捉え、ライナー性で左前に適時打を運んだ。 「チームのために、なんとか貢献したいと思った。いい結果になってくれてよかったよ!」 本拠地・京セラドーム大阪では4月22日西武戦以来となる観客を入れての試合。一塁ベースで4899人の観衆から温かい拍手を浴びた。海を越えてきた助っ人が打線を刺激し、2死となって代打伏見の右前適時打で同点。続く福田が勝ち越し左前適時打を放ち、ライブを待ちわびたファンに興奮を届けた。 MLBで282発を放った"本物"の助っ人は、日本の生活も楽しむ。休日は家族で着物で散歩したり、愛妻と息子4人で箸を持ち、しゃぶしゃぶも食べる。試合の移動中や"おうち時間"では語学アプリをダウンロードし、日本語を必死に覚える姿もある。13年、17年のWBC米国代表で、今回出場が決まった東京五輪にも「決まってうれしい。常にコンタクトは取っている。健康でパフォーマンスをすることで選ばれれば」と意欲たっぷりだ。 9回に追いつかれてのドロー。中嶋監督は「完全な負けゲームをあそこまで持っていけたのは良いこと」と8回の逆転劇を褒めた上で、「最後、K(-鈴木)にも申し訳なかった。(中堅福田が)取れたアウトではあったと思うので...」と反省も忘れなかった。【真柴健】 ▽オリックス山岡(先発し7回7安打2失点。12三振は自己最多) 試合の入りに打たれてしまうと、相手に流れを与えてしまうことになる。今日は内容うんぬんというよりも、初回の先頭に許してしまったホームランがすべて。

◆巨人の松原が4月15日以来2本目となる初回先頭打者本塁打を放った。山岡が内角高めへ投じた145キロのボール気味の直球をうまく振り抜き右翼席へ運んだ。今季5号となり「ストレートを投手の足元に打ち返すイメージを持って、上からたたこうと意識していた。イメージとは違う打球だったが、最高の結果になってうれしい」と表情を緩めた。 梶谷が左太もも裏を痛めて戦列を離れ、丸が不振で2軍に降格したことで出場機会が増えている。今月5日の日本ハム戦で代打本塁打を放ち、プロ5年目で最多の4号をマークしていた。 宮城・仙台育英高から明星大を経て2017年に育成ドラフト5位で入団。巧打を武器にブレークした昨季からパワーも付けた姿を披露している。

◆オリックスが逆転に成功した。0─2の八回。1死からモヤが四球で出塁し、安達の左前打で一、三塁と好機拡大。ジョーンズの左前適時打で1点を返し、2死後、代打・伏見の右前適時打で同点。なおも一、三塁で福田が左前へ勝ち越し打を放った。 両股関節の違和感から復帰戦となったジョーンズは、六回1死一、二塁の好機で三ゴロ併殺に終わっていたが、その後の打席で結果を出し、「チームの為になんとか貢献したいと思って打席に入っていたから、いい結果になってくれてよかったよ!」と振り返った。

◆巨人は一回に松原の先頭打者本塁打で先制し、五回にウィーラーの適時二塁打で2―0とした。八回に6番手の中川が逆転を許したが、九回に松原の同点三塁打で引き分けに持ち込んだ。オリックスは12残塁と好機を生かせなかった。

◆巨人は小刻みな継投策で9投手を投入した。七回に4番手の大江が招いた2死一、二塁のピンチを高梨が好救援すると、2―3の八回2死満塁で登板した8番手の戸根が吉田正を三飛に打ち取って大量失点を防いで引き分けにつなげた。 ただ、2点リードの八回に中川が6番手としてマウンドに上がると四球をきっかけに3失点と2試合連続で失点を記録。チームの59試合中、30試合に登板しているセットアッパーに、宮本投手チーフコーチは「八回は(中川)皓太以外にいない。明日からもしっかり続けたい」と変わらぬ信頼を口にした。

◆球団史上最多の9投手を投入した試合で、2-0の八回に中川が3失点。一時逆転を許した。3本の適時打を浴び、0回?を3失点で降板。前回登板した6日の日本ハム戦でも2点を奪われており、2試合連続での失点となった。この日がリーグ最多に並ぶ30試合目の登板だったが、原監督は「このぐらいで疲れたと言っていたら、ちょっとね」と、東京五輪選出が有力の左腕に奮起を促した。

◆地元の大阪で躍動した。巨人の1番打者、松原聖弥外野手(26)が初回先頭打者本塁打をマークするなど3安打2打点。逆転された直後の九回には中越えに同点三塁打を放ち、引き分けに持ち込んだ。 「塁に出ることを最優先に考えて、センター返し、投手の足元(を狙う)という意識でいきました」 一回、山岡が内角高めに投じた直球を右翼席へ運ぶ5号ソロ。初回先頭弾は自身2度目で球団通算200本目となった。梶谷が左太もも裏を痛めて戦列を離れ、丸が不振で2軍に降格したことで出場機会が増えた韋駄天は「打てなかったら(2軍に)落とされるとは常に思っている」と決死の思いで全得点に絡んだ。 京セラドーム大阪のある大阪市で生まれた。幼少期は当時オリックスのイチローに憧れを持ちつつ「近鉄の応援に行っていました」と中村紀洋やタフィー・ローズらに熱視線を送った。圧倒的な破壊力を誇った〝いてまえ打線〟の打者のように、猛打賞で地元凱旋(がいせん)を飾った。 交流戦は5勝5敗3分け。今季10度目のドローに原監督は「今年は悔しい引き分けはあんまりないよね。つなげられる引き分けがすごく多い」と前向きに捉えた。(谷川直之)

◆ドローに終わったが、負けゲームを一度はひっくり返した。オリックスが終盤に底力を発揮。奮闘したナインに、中嶋監督は一定の評価をした。 「内容的に言ったら完全な負けゲーム。あそこまで持っていけたのは非常にいいことではありますが、最後、K(─鈴木)にも申し訳なかった。取れたアウトではあった」 0─2の八回1死一、三塁からジョーンズが左前適時打。両股関節の違和感から復帰戦となった助っ人の一打が口火となり、一度は逆転に成功した。母国の米国代表が予選を勝ち抜き、東京五輪の本戦出場が決定。「五輪に出ることが決まってうれしい気持ちもある。自分が健康でいいパフォーマンスをすることで(代表に)選ばれることもあると思う」と五輪出場に意欲も示した。 4月22日の西武戦以来となる京セラでの有観客での一戦。米国代表に選ばれるためにも、その打棒でスタンドのファンに勝利を届ける。(西垣戸理大)

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(2↑)
楽天
841 0.667
(↑0.031)
-
(↓0.5)
561
(+5)
47
(+2)
12
(+1)
5
(-)
0.278
(↑0.005)
3.470
(↑0.13)
2
(1↓)
DeNA
742 0.636
(↓0.064)
0.5
(↑0.5)
569
(+3)
75
(+8)
21
(-)
2
(-)
0.300
(↑0.007)
5.320
(↓0.19)
2
(1↓)
中日
742 0.636
(↓0.064)
0.5
(↑0.5)
537
(+2)
40
(+5)
12
(+1)
4
(-)
0.239
(↑0.002)
3.130
(↓0.19)
4
(-)
ORIX
751 0.583
(-)
1
(-)
571
(+3)
59
(+3)
10
(-)
5
(-)
0.292
(↓0.003)
4.540
(↑0.13)
5
(2↑)
ロッテ
661 0.500
(↑0.045)
2
(↑0.5)
570
(+7)
57
(+4)
15
(+2)
17
(+3)
0.261
(↑0.018)
4.230
(↑0.02)
6
(-)
巨人
553 0.500
(-)
2
(-)
551
(+3)
52
(+3)
18
(+1)
7
(-)
0.252
(↓0.001)
3.760
(↑0.06)
7
(2↑)
阪神
670 0.462
(↑0.045)
2.5
(↑0.5)
550
(+3)
63
(+2)
14
(-)
15
(+2)
0.237
(↓0.009)
3.960
(↑0.16)
7
(2↓)
ヤクルト
670 0.462
(↓0.038)
2.5
(↓0.5)
563
(+4)
61
(+7)
16
(+3)
10
(-)
0.268
(↓0.001)
4.910
(↓0.23)
9
(2↓)
日本ハム
570 0.417
(↓0.038)
3
(↓0.5)
643
(+2)
44
(+3)
6
(-)
9
(-)
0.239
(↑0.003)
3.380
(↑0.13)
10
(-)
ソフトバンク
463 0.400
(-)
3
(-)
553
(+1)
40
(+1)
16
(+1)
7
(-)
0.243
(↓0.003)
3.050
(↑0.18)
11
(-)
西武
353 0.375
(↑0.089)
3
(↑0.5)
752
(+8)
60
(+3)
21
(+2)
3
(-)
0.271
(-)
5.480
(↑0.27)
12
(-)
広島
262 0.250
(-)
4
(-)
837
(+1)
59
(+1)
7
(+1)
11
(-)
0.282
(↓0.018)
5.520
(↑0.52)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
34192 0.642
(↑0.007)
-
(-)
88241
(+3)
202
(+2)
59
(-)
49
(+2)
0.253
(↓0.003)
3.370
(↑0.02)
2
(-)
巨人
282110 0.571
(-)
4
(↓0.5)
84241
(+3)
215
(+3)
74
(+1)
39
(-)
0.255
(-)
3.450
(↑0.01)
3
(-)
ヤクルト
26237 0.531
(↓0.011)
6
(↓1)
87246
(+4)
234
(+7)
56
(+3)
35
(-)
0.251
(-)
3.990
(↓0.06)
4
(-)
中日
23269 0.469
(↓0.01)
9
(↓1)
85162
(+2)
175
(+5)
30
(+1)
26
(-)
0.236
(-)
2.900
(↓0.04)
5
(-)
広島
18267 0.409
(-)
11.5
(↓0.5)
92168
(+1)
206
(+1)
33
(+1)
29
(-)
0.260
(↓0.003)
3.760
(↑0.06)
6
(-)
DeNA
19338 0.365
(↓0.008)
14.5
(↓1)
83231
(+3)
300
(+8)
58
(-)
11
(-)
0.251
(↑0.003)
4.790
(↓0.05)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
31219 0.596
(↑0.008)
-
(-)
82249
(+5)
218
(+2)
49
(+1)
26
(-)
0.245
(↑0.002)
3.410
(↑0.02)
2
(-)
ソフトバンク
282310 0.549
(-)
2.5
(↓0.5)
82263
(+1)
213
(+1)
56
(+1)
43
(-)
0.260
(↓0.001)
3.320
(↑0.04)
3
(-)
ロッテ
26258 0.510
(↑0.01)
4.5
(-)
84285
(+7)
250
(+4)
61
(+2)
51
(+3)
0.251
(↑0.004)
4.020
(-)
4
(-)
ORIX
25278 0.481
(-)
6
(↓0.5)
83246
(+3)
245
(+3)
57
(-)
19
(-)
0.254
(-)
3.810
(↑0.01)
5
(-)
西武
222511 0.468
(↑0.011)
6.5
(-)
85225
(+8)
242
(+3)
51
(+2)
52
(-)
0.246
(-)
4.120
(↑0.02)
6
(-)
日本ハム
20315 0.392
(↓0.008)
10.5
(↓1)
87177
(+2)
234
(+3)
31
(-)
33
(-)
0.225
(↑0.001)
3.830
(↑0.04)