楽天(☆5対2★)中日 =交流戦1回戦(2021.06.08)・楽天生命パーク宮城=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
中日
0001010002901
楽天
00012020X51101
勝利投手:岸 孝之(3勝4敗0S)
(セーブ:松井 裕樹(0勝1敗18S))
敗戦投手:柳 裕也(5勝2敗0S)

本塁打
【中日】福田 永将(3号・4回表ソロ)
【楽天】島内 宏明(9号・4回裏ソロ)

  DAZN
チケットぴあ 楽天戦チケット予約 中日戦チケット予約
◆楽天は1点を追う4回裏、島内のソロで同点とする。続く5回に鈴木大と岡島の適時打で2点を勝ち越すと、7回には代打・内田の2点適時打が飛び出し、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・岸が6回2失点の好投で今季3勝目。敗れた中日は、先発・柳が振るわなかった。

◆中日柳裕也投手(27)は、前回登板の1日ロッテ戦で完封勝利。交流戦で2試合以上続けて完封勝ちは、11年ダルビッシュ(日本ハム=3試合)14年則本(楽天)16年山口(DeNA)の過去3人。5年ぶりの連続完封を狙う。

◆楽天島内宏明外野手(31)が、9号ソロ本塁打を放った。 1点を追う4回無死、中日先発柳の4球目を捉え、右翼席に運んだ。先制された直後の同点弾に「打ったのはストレート。はい、おっぱっぴ~」と真顔でコメントした。

◆中日柳裕也投手(27)の連続イニング無失点が「25」で止まった。1点リードで迎えた4回、先頭島内に9号ソロを右翼席に運ばれ、失点。5月16日ヤクルト戦(バンテリンドーム)の2回から26イニングぶりの失点となった。 柳は今季交流戦2戦2勝で、19年以降は交流戦5連勝中。だが、同点の5回には1死三塁から鈴木大に勝ち越し適時打などを浴び、さらに2点を失った。6回を無失点で切り抜けたが、2-3の7回途中、8安打5奪三振5失点で勝ち投手の権利を得ることなく、降板した。

◆楽天先発岸は走者を出しながらも粘り強く3回まで4安打無失点。中日先発柳も丁寧な投球で3回まで1安打無失点に抑えた。 中日は4回に福田の3号ソロで先制。楽天はその裏に島内の9号ソロで同点。5回に鈴木大の適時打などで2点を勝ち越した。 楽天は7回から継投で逃げ切り6連勝。岸が3勝目を挙げた。松井が18セーブ目。中日は打線にあと1本が出ず2連敗。柳が2敗目を喫した。

◆中日与田剛監督(55)が、失踪、退団から6日に自宅に戻ったことがわかった中日前2軍投手コーチ、門倉健氏(47)について、初めて言及した。 この日の試合後に「とにかく無事でいてくれることしか願っていなかった。それ以外の真相はわからない。実際会った訳ではないが、無事が確認できたのであれば安心。それだけです」と話した。 門倉氏は5月15日から2軍の練習を無断で休み、球団や家族が連絡を取れない状況が続いたことで家族が警察に捜索願を出していた。本人から退団願が郵便で届き、球団は同26日付で受理。同氏の妻民江さんが今月7日に門倉氏のブログで、門倉氏が帰宅したことを明かした。同ブログによると同氏は医師からうつ病と診断され、治療と静養が必要な状況になっている。

◆中日柳裕也投手(27)が7回途中5失点でKOされた。5月16日ヤクルト戦の2回から続けてきた連続無失点イニングも、25でストップ。柳は「低めを見逃され、自分のカウントに持ち込むことができなかった」と肩を落とした。 打線も、難敵の岸に西武時代を含めて通算9敗目(1勝)を喫した。与田監督は「(柳も点を)取られることもある」とフォロー。中日は交流戦首位を楽天に明け渡した。

◆柳で痛恨の黒星だ。交流戦2試合無失点だった中日柳裕也投手が、7回途中5失点KOされた。楽天先発岸には西武時代を含めて通算9敗目(1勝)を喫し、チームは交流戦初の連敗。楽天に交流戦首位を明け渡した。 チーム勝ち頭の右腕に、3月27日広島戦以来の黒星がついた。4回、明大の先輩、島内に9号同点ソロを被弾。無失点イニングが「25」で止まった。5回に2点を失い、7回1死一、二塁で降板した。「思ったように球をコントロールすることができなかった。楽天打線に低めを見逃され、自分のカウントに持ち込むことができなかった」。今季最多の8被安打、5失点。19年から続けた交流戦連勝も5で止まった。 与田剛監督は「(柳も点を)取られることもある。ちょっとボールカウントになることが多かった」とフォロー。交流戦2位に後退も、指揮官は「まだ残り試合はある。1つ1つ勝つということをしていく」と、前を向いた。▽中日阿波野投手コーチ(柳の投球に) 少し力みがあったと思う。相手は左を多く並べて、チャンスで低めの球をうまく打たれた。粘り負けのような形になった。▽中日福田(4回に先制3号を放ち、柳の登板3試合連続打点で援護) 1打席目と変わらずに積極的に行こうと思っていた。うまく打つことができました。

◆楽天先発の岸孝之が6回を107球、7安打2失点の粘投で、4月6日西武戦以来となる3勝目を挙げた。3者凡退は5回の1度だけ。走者を背負いながらも変化球を巧みに織り交ぜ、粘り強く8奪三振。今季初となる本拠お立ち台で「しんどかったなと思います。楽天に来て5年目になりますけど、数えるくらいしかここに立ててなかったので、もっともっと立てるように頑張ります」と笑顔を見せた。 2週間ぶりの1軍戦で修正能力を示した。勝ち星から遠ざかった期間は「なんとか抑えたい、勝ちたいという気持ちが強すぎて力みになっていた。それでフォームも狂っていった」と分析。バランスを見直して本来の力みのないフォームを取り戻し、ボールにキレが戻った。「ここまで何もできてなかったので、交流戦明けからもっともっと勝てるように頑張ります」とさらなる活躍を誓った。 ▽楽天岡島(同学年の島内に負けじと5回に中日柳から適時打)「満塁だったので頑張りました。(鈴木)大地にも島内にも、ついていくのが精いっぱいです」 ▽楽天鈴木大(5回に中日柳から勝ち越し打)「ここは打つしかないと思って。自分が決めると思って打席に立ちました。めちゃくちゃうれしかったです。ここまできたら絶対交流戦優勝します!」

◆楽天が中日を逆転で下し、6連勝で「日本生命セ・パ交流戦」単独首位に立った。 リーグ打点トップの島内宏明外野手(31)が、4回に同点9号ソロを放ち6試合連続打点をマーク。ここまで交流戦無失点だった明大の後輩、中日柳攻略の足掛かりを作り、勝利に導いた。リーグ首位の座もきっちりキープ。本拠地での残り5試合で交流戦王者へ-。初の頂きが見えてきた。プレミアスニーカーにまた一歩近づいた。先制された直後の4回無死、先頭の4番島内が柳の4球目を振り抜くと、打球はライナーで右翼席へ。交流戦無失点男からの同点弾に、球団広報を通じ「打ったのはストレート。はい、おっぱっぴ~」と真顔でコメントを残した。元ネタとなるお笑い芸人の小島よしおは、チームが春季キャンプを張る沖縄・久米島出身で仙台ローカル局のテレビにも出演しているが「小島よしおさんとは、特に飲んだりしたこともないですね」とのこと。柳攻略については「後輩にはやられっぱなしだったので。あいつは出来た後輩ですよ」と笑った。 6連勝期間中、すべてに打点を挙げる活躍でリーグトップの48打点。打点王獲得なら、石井GM兼監督がプレミアムスニーカーをプレゼントしてくれると聞くと「本当に言ったんですか?」としながらも「(ナイキの)ジョーダンとディオールのがいいです。あとはオフホワイトとジョーダンのシカゴ(NBAブルズのカラー)ですかね」と商品を指定。前者は100万円、後者も50万円以上はするプレミアスニーカーに狙いを定めたようだ。 好調の4番にけん引されるように、5回には鈴木大が勝ち越し打を放ち、同学年の岡島も適時打で貴重な追加点をゲット。その後も攻撃の手を緩めず好投手を7回途中でマウンドから引きずり降ろした。 交流戦首位に躍り出た石井GM兼監督は島内について「しっかりと軸に入ってくれて、しっかりと成績を残してくれる。やるべきことをやってくれている」。"ニンジン作戦"でさらにやる気を出した4番の活躍に、満足そうだった。【鈴木正章】 ▼楽天が2日ヤクルト戦から6連勝。交流戦では17年6月1日以来の首位に立った。楽天の交流戦シーズン6連勝は、過去最多の4連勝を上回り球団記録を更新中。過去の交流戦最終順位は13年の2位が最高だが、初優勝なるか。 ▼同点本塁打の島内は今季の殊勲安打が16本目。両リーグ最多の岡本和(巨人)に並んだ。6連勝中の島内は勝利打点3を含む6試合連続打点を挙げている。

◆楽天・島内宏明外野手(31)が「4番・左翼」で先発出場し、同点9号ソロを放った。1点を追う四回先頭。相手先発、柳の4球目を捉え、右翼席に運んだ。球団広報を通じて、「打ったのはストレート。はい、おっぱっぴ~」とコメントした。

◆楽天の鈴木大が五回1死三塁から低めの変化球に食らい付き、右前に勝ち越し適時打を放った。好投手・柳を捉えて連続試合安打を8に伸ばし「いい投手なので積極的に、とにかく自分が決めるという気持ちでいった。めちゃくちゃうれしい」と実感を込めた。 今季の交流戦は全13試合に出場し、無安打はまだ2試合だけ。ロッテ時代の2019年には優秀選手に当たる日本生命賞に輝いた得意の交流戦でバットが振れてきた。チームは交流戦首位に浮上し「ここまで来たら絶対に交流戦に優勝します」とお立ち台で声を張った。

◆中日の福田がまた好投手から打った。前カードでオリックスの山本から打った本塁打に続き、四回に岸から一発。ともに右方向に流し打ったアーチだ。 山本からは151キロのカットボールを右翼席へたたき込んだ。この日は外角スライダーを右翼のポール際へ。失速することなくスタンドに飛び込み「1打席目と変えずに積極的にいこうと思っていた。うまく打つことができた」とベンチで笑みを浮かべた。 第1打席は13球粘った末に左前打で好機を演出。打線が投手を助けられない試合も目立つ中、3番を任されることも多い。「責任はすごく感じている。何とかしないとなと思ってやっている」と主砲の自覚をにじませ、懸命にバットを振る。

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(2↑)
楽天
841 0.667
(↑0.031)
-
(↓0.5)
561
(+5)
47
(+2)
12
(+1)
5
(-)
0.278
(↑0.005
3.470
(↑0.13)
2
(1↓)
DeNA
742 0.636
(↓0.064)
0.5
(↑0.5)
569
(+3)
75
(+8)
21
(-)
2
(-)
0.300
(↑0.007)
5.320
(↓0.19)
2
(1↓)
中日
742 0.636
(↓0.064)
0.5
(↑0.5)
537
(+2)
40
(+5)
12
(+1)
4
(-)
0.239
(↑0.002
3.130
(↓0.19)
4
(-)
ORIX
751 0.583
(-)
1
(-)
571
(+3)
59
(+3)
10
(-)
5
(-)
0.292
(↓0.003)
4.540
(↑0.13)
5
(2↑)
ロッテ
661 0.500
(↑0.045)
2
(↑0.5)
570
(+7)
57
(+4)
15
(+2)
17
(+3)
0.261
(↑0.018)
4.230
(↑0.02)
6
(-)
巨人
553 0.500
(-)
2
(-)
551
(+3)
52
(+3)
18
(+1)
7
(-)
0.252
(↓0.001)
3.760
(↑0.06)
7
(2↑)
阪神
670 0.462
(↑0.045)
2.5
(↑0.5)
550
(+3)
63
(+2)
14
(-)
15
(+2)
0.237
(↓0.009)
3.960
(↑0.16)
7
(2↓)
ヤクルト
670 0.462
(↓0.038)
2.5
(↓0.5)
563
(+4)
61
(+7)
16
(+3)
10
(-)
0.268
(↓0.001)
4.910
(↓0.23)
9
(2↓)
日本ハム
570 0.417
(↓0.038)
3
(↓0.5)
643
(+2)
44
(+3)
6
(-)
9
(-)
0.239
(↑0.003)
3.380
(↑0.13)
10
(-)
ソフトバンク
463 0.400
(-)
3
(-)
553
(+1)
40
(+1)
16
(+1)
7
(-)
0.243
(↓0.003)
3.050
(↑0.18)
11
(-)
西武
353 0.375
(↑0.089)
3
(↑0.5)
752
(+8)
60
(+3)
21
(+2)
3
(-)
0.271
(-)
5.480
(↑0.27)
12
(-)
広島
262 0.250
(-)
4
(-)
837
(+1)
59
(+1)
7
(+1)
11
(-)
0.282
(↓0.018)
5.520
(↑0.52)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
34192 0.642
(↑0.007)
-
(-)
88241
(+3)
202
(+2)
59
(-)
49
(+2)
0.253
(↓0.003)
3.370
(↑0.02)
2
(-)
巨人
282110 0.571
(-)
4
(↓0.5)
84241
(+3)
215
(+3)
74
(+1)
39
(-)
0.255
(-)
3.450
(↑0.01)
3
(-)
ヤクルト
26237 0.531
(↓0.011)
6
(↓1)
87246
(+4)
234
(+7)
56
(+3)
35
(-)
0.251
(-)
3.990
(↓0.06)
4
(-)
中日
23269 0.469
(↓0.01)
9
(↓1)
85162
(+2)
175
(+5)
30
(+1)
26
(-)
0.236
(-)
2.900
(↓0.04)
5
(-)
広島
18267 0.409
(-)
11.5
(↓0.5)
92168
(+1)
206
(+1)
33
(+1)
29
(-)
0.260
(↓0.003)
3.760
(↑0.06)
6
(-)
DeNA
19338 0.365
(↓0.008)
14.5
(↓1)
83231
(+3)
300
(+8)
58
(-)
11
(-)
0.251
(↑0.003)
4.790
(↓0.05)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
31219 0.596
(↑0.008)
-
(-)
82249
(+5)
218
(+2)
49
(+1)
26
(-)
0.245
(↑0.002
3.410
(↑0.02)
2
(-)
ソフトバンク
282310 0.549
(-)
2.5
(↓0.5)
82263
(+1)
213
(+1)
56
(+1)
43
(-)
0.260
(↓0.001)
3.320
(↑0.04)
3
(-)
ロッテ
26258 0.510
(↑0.01)
4.5
(-)
84285
(+7)
250
(+4)
61
(+2)
51
(+3)
0.251
(↑0.004)
4.020
(-)
4
(-)
ORIX
25278 0.481
(-)
6
(↓0.5)
83246
(+3)
245
(+3)
57
(-)
19
(-)
0.254
(-)
3.810
(↑0.01)
5
(-)
西武
222511 0.468
(↑0.011)
6.5
(-)
85225
(+8)
242
(+3)
51
(+2)
52
(-)
0.246
(-)
4.120
(↑0.02)
6
(-)
日本ハム
20315 0.392
(↓0.008)
10.5
(↓1)
87177
(+2)
234
(+3)
31
(-)
33
(-)
0.225
(↑0.001)
3.830
(↑0.04)