1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソフトバンク | 3 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 8 | 8 | 0 | 0 |
阪神 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 3 | 9 | 3 | 2 |
勝利投手:和田 毅(4勝3敗0S) 敗戦投手:西 純矢(1勝1敗0S) 本塁打 |
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◆ソフトバンクは初回、栗原と甲斐の適時打で幸先良く3点を先制する。その後は4回表に今宮の適時打で加点すると、8回には甲斐の適時打などで3点を挙げて、リードを広げた。投げては、先発・和田が7回無失点8奪三振の好投で今季4勝目。敗れた阪神は、投打ともに振るわなかった。
◆阪神西純矢投手(19)が、1軍試合前練習に合流した。先発投手が集まる午前10時前に甲子園に姿を現した。西勇らに交じりランニングなどで調整を開始した。 前日5日に中継ぎの小林が負傷のため緊急降板。矢野監督は「明日投げられるということは多分ないから、抹消になると思う」と話していた。 西純は5月19日ヤクルト戦(甲子園)でプロ初先発初勝利。同24日に出場選手登録を抹消されていた。2軍では同29日のウエスタン・リーグ巨人戦(甲子園)に中継ぎで調整登板し、2回2失点だった。
◆先発が予定されていた阪神ジョー・ガンケル投手(29)が、登板を回避することが決まった。 5日の練習後に喉の痛みと頭痛を訴えたため。西宮市内の病院で核酸増幅法による新型コロナウイルスの検査を実施したが、「陰性」と判定されている。 NPBとソフトバンクに報告した上で、念のためこの日の先発登板を回避し、代わって西純矢投手(19)が先発することに決定した。西純は、この日の試合前練習から1軍に合流した。 現在、ガンケルは喉の軽度の痛みが残るものの、発熱などその他の症状はないという。
◆先発が予定されていた阪神ジョー・ガンケル投手(29)が、登板を回避することが決まった。 5日の練習後に喉の痛みと頭痛を訴えたため。西宮市内の病院で核酸増幅法による新型コロナウイルスの検査を実施したが、「陰性」と判定されている。現在、ガンケルは喉の軽度の痛みが残るものの、発熱などその他の症状はないという。 NPBとソフトバンクに報告した上で、念のためこの日の先発登板を回避。代わって西純矢投手(19)が先発することに決定した。西純は試合前練習から1軍に合流。「正直驚きはしましたが、自分にとっては大きなチャンスなので、このチャンスをしっかり生かせるように頑張ります」とコメントした。 高卒2年目の右腕は、5月19日ヤクルト戦(甲子園)でプロ初先発初勝利。同24日に出場選手登録を抹消されていた。2軍では同29日のウエスタン・リーグ巨人戦(甲子園)に中継ぎで調整登板し、2回2失点だった。
◆緊急先発した西純矢投手(19)が、3回4安打3失点と粘投した。降板後は球団を通じて「前回の登板に比べるとボールは操れていたと思うのですが、打者に対して向かっていく投球ができませんでした。チャンスをもらった中で長いイニングを投げることができずに悔しいですし、チームにも申し訳ないです」とコメントした。 この日先発が予定されていたガンケルが喉の痛みなどを訴え、新型コロナウイルスの検査で陰性と判定されたが、念のため先発を回避。急きょ回ってきた出番で、4年連続日本一の強力打線に立ち向かった。 初回先頭の三森に中前打を浴びると、1死二塁から栗原の左前適時打で先制を許した。なおも2死満塁から甲斐に左翼へ2点適時打を浴び計3失点。2回は1死から三森に四球を与えたが、二塁手北條の好守備にも助けられ無失点でしのいだ。3回も先頭の柳田に四球を与えたが、真砂、中村晃を打ち取り、最後は前日2本塁打を放った甲斐を空振り三振に仕留めた。 直後の3回の攻撃で代打木浪を送られ降板。5月19日ヤクルト戦(甲子園)でプロ初先発初勝利を上げた右腕は、粘りの投球で初回の3失点にとどめた。
◆阪神は6日のソフトバンク戦で、前日5日に発表していた予告先発投手をガンケルから西純に変更した。ただ、投げないはずのガンケルは1軍の出場選手登録から抹消されず、ベンチ入りメンバーにも入っている。 セ・リーグのアグリーメントには「予告先発投手制度の実施方法」という項目がある。それによると、やむを得ない事情での予告先発投手の変更を認めている。ただし「変更された投手は、当日のベンチ入り人数(最大26名)に含めるが、出場できない。出場選手登録抹消もできない(翌日以降ならば可能)。その日ベンチ入りできる実際の選手は、最大25名となる」と定めている。 この日のケースに当てはめると「予告先発投手の変更は認める。ただし、戦力とならないガンケルは、1軍ベンチ入りメンバーに入れなければならない。代わりの選手を補充することは認めない」ということになる。 ガンケルは5日に喉の痛みと頭痛を訴えて、兵庫・西宮市内の病院で核酸増幅法による検査で新型コロナウイルス陰性と判定された。今回は念のための登板回避で、喉に軽度の痛みが残るものの、発熱などその他の症状はないという。【記録室 高野勲】
◆阪神近本光司外野手(26)が途中交代した。 5点ビハインドの6回表の守備からベンチへ退いた。直前の5回裏1死一塁では、二塁へのゴロを放つと併殺崩れで一塁走者として残っていた。守備では軽快なプレーを見せており、故障などのアクシデントではないとみられる。今試合は3打数無安打に倒れていた。
◆阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)が、ソフトバンク先発和田毅投手(40)にきりきり舞いさせられた。切れ味鋭い変化球に翻弄(ほんろう)され、3打席連続空振り三振。前日5日の最終打席から合わせると、4打席連続三振となった。2回の第1打席はスライダー、4回の第2打席はチェンジアップに空を切った。7回先頭の第3打席でもチェンジアップで3球三振。今試合前まで日米146勝を挙げている左腕に手玉に取られた。3月31日に広島床田から3三振して以来、プロ2度目となる同一投手からの1試合3三振となった。 同投手とは3月7日のオープン戦で対戦し3打数無安打2三振。快音は響かなかったが「対戦するたびにアジャストしてくる。ルーキーとは思えない対応力を感じた。次の対戦は怖い。ポテンシャルを秘めた打者」とベテラン左腕をうならせていた。佐藤輝も「いつか当たることがあれば頑張ります」と語っていたが、リベンジとはならなかった。
◆阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)が、6点ビハインドの9回に15号ソロで一矢報いた。 3打席連続空振り三振で迎えた第4打席にソフトバンク泉の139キロを捉えて左中間席へ129メートル弾。交流戦では3試合ぶりの5本目で、10年長野(巨人)の4本を超えて新人最多となった。10年は24試合制で、今季は18試合。試合数が当時より少ない中での記録更新でどこまで伸ばせるか期待がかかる。 ソフトバンク3連戦の最終戦。その最後の打席で、ようやく柳田の前で本塁打が出た。同じ右投げ左打ちのパワーヒッターで「柳田2世」とも称されるルーキーは、4日に本家と初対面し甲子園室内で談笑。試合後には「打球の速度だったり、質とか、やっぱり他のバッターと違うなというところは見られてよかった」と刺激を受けた様子だった。負けず劣らずの力強いスイングで、3カード連続となる本塁打。「柳田先輩」の前で好調ぶりを見せつけた。 今季甲子園では球場別最多となる6本目のアーチ。緊急事態宣言発令による入場制限のためスタンドの観客はまだまばらな状態だが、大差の展開で沈んでいたファンを豪快な一打で沸かせた。【中野椋】
◆セ・リーグ首位の阪神がパ・リーグ2位のソフトバンクと対戦し3-8で敗戦。
◆ソフトバンクが1回に3点先取。1死二塁から栗原が左前適時打、2死満塁から甲斐が左前へ2点適時打。阪神は3回まで無得点。 ソフトバンクは4回に今宮の適時打、5回に暴投で1点ずつ加点。阪神は4回無死一、二塁の好機を逃すなど6回まで無得点。 ソフトバンクが快勝で2連勝。先発和田は4勝目。阪神は9回に佐藤輝が15号ソロを放つなど終盤に3得点も反撃が遅かった。西純矢は1敗目。
◆ソフトバンク和田毅投手(40)が7回4安打失点で8三振を奪って4勝目を挙げ、交流戦通算26勝目で巨人杉内の最多記録に並んだ。 1位 巨人杉内俊 26勝 1位 ソフトバンク和田 26勝 3位 ヤクルト石川 25勝 3位 楽天涌井 25勝 5位 DeNA久保 23勝 和田は通算142勝目で、こちらも杉内に並んだ。なおメジャーで5勝を挙げており日米通算147勝となった。
◆ソフトバンク打線が上昇機運に乗って、セ界の首位を走る阪神に連勝した。 初回から活性化した。1死二塁から栗原の左前打で先制。さらに2死満塁とすると甲斐が西純の直球を左前にはじき返す2点適時打。「打ったのは真っすぐ。みんなでつくったチャンスで追加点となる1本を打つことができてよかった」。前日5日は2本のアーチを放った「恐怖の7番」が打線にカツを入れた。 4、5回にも今宮の適時打に暴投などで1点ずつ追加。着実に得点し、8回には無死三塁から再び甲斐が右前に適時打、1番三森の適時三塁打などで3点を挙げた。アーチこそなかったものの5本の適時打など「先制、中押し、ダメ押し」の理想的な得点パターンで完勝。工藤監督は「タイムリーで取れたし、しっかり得点できたのは良かった」とほおを緩めた。交流戦に入って湿りがちだった打線がようやく息を吹き返してきた。残り6試合。V8度の王者が反攻に出る。
◆阪神がソフトバンクに連敗を喫し、今季初めて2カード連続の負け越しとなった。4月27、28日中日戦(バンテリンドーム)以来の連敗。 この日はガンケルが先発予定だったが、喉の痛みなどを訴え、新型コロナウイルスの検査で「陰性」と判定されたが、念のため先発を回避。急きょ西純が先発し、3回3失点だった。 ? 阪神矢野燿大監督(52)の一問一答は以下の通り。 -ガンケルが体調不良で先発を回避する予定外のスタート。穴を埋める西純の先発は 若いピッチャーなので、どんどん攻めていくところを見たかった。うまくしようと、そういうふうになってしまったのが見えた。 -西純は頑張りも もっと春先のキャンプやオープン戦はもっといいボールを見られていた。もっともっとパフォーマンスを上げて、こっちがもっと使いたくなるような投球をこれから見せてもらいたい。 -大変な状況での登板だったが、もう少し攻めの姿勢がみたかった もちろん、年間やるなかで調子っていうか、波はあるけど。急遽の先発やったし、難しさはもちろんあるにしても、これからの選手なんでね。この2回の登板でいろいろ分かったことがあると思う。いったん抹消するけど、若々しいというか、そういうところもまた見てみたいなっていう感じやったかな。 -斎藤や及川はミスもあったが、投球自体の流れはよかった うん、まあそうやね。だから、純矢(西純)と一緒で経験がまだまだ浅いっていうところでは、いけば課題も出るし。課題があって当たり前やと思うんで。そういうところはクリアしていきながら。いいところはあるんでね。いいところもどんどんやっぱり生かしながら。課題っていうのをやっていければ、面白い存在になっていく能力はもっていると思うんで。すぐにってことじゃないかもしれないけど、成長していってほしいピッチャーなんで、いいとこはあったと思う。 -ソフトバンク和田はさすがの投球。阪神の若いピッチャーは勉強にもなる こちらがそういう流れをつくってしまった。若いピッチャーが投げているからこそ打線が援護して、やっていくチームになっていかないと、相手ピッチャーが良かったからというだけでは済まされない。 -原口の三塁打が空気を変えた 若いピッチャーが投げて、苦しい展開だからこそ打線が早い回に援護して逆にムード盛り上げて、投げさせるってところもそうだし、エラーもそうだし。あそこまで離される前に、そういうことをやっていけるチームになっていかなあかんと思う。原口は原口で1つの打席で影響与えてくれる、そういう存在なので。あのまま終わらずに最後なんとかするところが出たので、それを札幌につなげられればなと思います。 -佐藤輝も一発 あのホームランで評価というのはしにくいかな。波ももちろんあるし、ホームラン打つバッターは三振も多いっていうのももちろんある。なにもないっていう形よりも最後出たのは評価してるけど、その前の3打席の中で、なんていうのかな、攻略の糸口っていうか、そういうところが見られればもちろん良かったと思うけど、最後のホームランだけで評価っていうのはちょっと難しいよね。 -近本の交代はアクシデントではなく、好不調を考えての交代だったのか いやいや何もないよ、大丈夫。 -ガンケルの今後は明日以降の状態を見ながらか。 うん、まあそんなに大変な状態ではないんやけど、この時期だから、このタイミングだから、大事をとってという部分もある。そこからまたどうなるかっていうのは、今日のこの段階では見えないんで。でも投げる準備っていうのは、できるような状態じゃないかなっていうところが今のところです。 -今日はルール上、ガンケルの1枠を使えなかったのも難しかった まあまあ、これは去年もそうやけど、今年の中では起こりうることやし。だからこそ、悠輔(大山)とかそういうところに、結果も含めて引っ張っていくというところを見せてほしかったし。まだまだ残りのシーズンの中でも、起こってほしくはないけれど、いろんな状況は考えられるんで、そこは今あるものでどう戦うかだと思うんでね。そのようにやっていきます。 -アルカンタラは今日中継ぎ陣と体を動かしていたが、配置転換か いやいや、中継ぎに入ってないよ。 -また先発でローテーション通りまわしていくのか まあ、先発で。 -火曜日からの札幌、仙台遠征への意気込みを チーム状態としては、いろんなことがあるが、全員でやっていけば乗り越えられる部分がまだまだたくさんある。チームとしてしっかりやっていく。
◆阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)が、6点ビハインドの9回に15号ソロで一矢報いた。 ▼佐藤輝が今季15号。交流戦では5本目となり、新人では10年長野(巨人)の4本を抜く最多記録だ。また、新人の15本塁打以上は10年長野(19本)以来29人目で、チーム54試合目に15号到達は59年桑田(大洋)に並ぶ最速記録。10号は桑田の27試合目より6試合遅い33試合目(スピード3位タイ)で記録した佐藤輝だったが、15号で桑田の最速ペースに追いついた。
◆阪神がソフトバンクに連敗を喫し、今季初めて2カード連続の負け越しとなった。4月27、28日中日戦(バンテリンドーム)以来の連敗。前試合まで黒星と白星が交互に続く"オセロ状態"が、プロ野球タイの記録16戦連続で続いていた。 ガンケルの先発回避で急きょ登板した西純は、初回に3失点。2、3回は無失点でしのいだが、2番手斎藤も2回2失点。3番手の及川も3回3失点と、流れをなかなか呼び込めなかった。 打線はソフトバンク和田の前に、7回までわずか4安打。8回にマルテが2ラン、9回には佐藤輝に15号ソロが飛び出すなど、終盤に反撃を見せるも及ばなかった。 ▼阪神の勝利と敗北を交互に繰り返す「ヌケヌケ」が、プロ野球最長タイの16試合で止まった。5月14日巨人戦○に始まり、6月5日ソフトバンク●まで白星と黒星が1試合おきに入れ替わっていた。従来のプロ最長だった昨年のDeNAと並んでいた。
◆阪神がソフトバンクに連敗を喫し、今季初めて2カード連続の負け越しとなった。4月27、28日中日戦(バンテリンドーム)以来の連敗となった。 さらに今季の日曜日の試合で、10試合目にして初黒星を喫した。前週まで9戦全勝。総得点56点、1試合平均6・2点はいずれも曜日別最多だったが、この日は終盤に3点を返すのがやっとだった。
◆ソフトバンクは連勝で、今季の交流戦ビジターで初の勝ち越し。 先発和田は今季最長7回無失点の好投で、交流戦トップタイの26勝目を挙げた。試合後の工藤公康監督(58)の一問一答は以下の通り。 -和田は余力もあるように見えた 工藤監督 余力はありましたね。余力はあったんですけど、感じはつかむところまでいったと思うので。100球も超えていたし。下手したら最後までいけるかなとも思ったんですけど、次もある。今日は7回までにしました。 -投球内容も良かった 工藤監督 投げるときのバランスも、踏み込み足の強さも良かった。前半にカーブを使ったので、(直球との)間もあった。すごく良さそうな顔してました。 -初回の3点が大きかった 工藤監督 良かったと思います。最初にヒットが出てバントで送りましたけど、その後でしっかり点が取れて。今日はそこが一番大事かなと思っていた。ピッチャーの西(純)君も立ち上がりが不安かなというところがあったので。 -適時打での得点が多かった 工藤監督 ここだとなかなか風もあって、中村(晃)君の打球(3回の右飛)もペイペイドームだったら入ってたかもしれないですけど、甲子園では普通のライトフライになっちゃいますからね。タイムリーで取れるのはいいと思いますよ。つながり、そこが大事だと思いますので。そこから点を取れて、四球、相手のエラーもありましたけど、しっかり走っているから相手のエラーも生まれると思う。 -1番三森の働きは 工藤監督 いい働きでした。(今季初昇格の)一昨日の1打席目は緊張もあったと思いますけど、昨日1本出たことで気持ちも楽になったと思う。今日も最初の打席でヒットが出たのでね。いい形で三塁打も出たし、これで乗っていってくれるんじゃないかなと期待しています。
◆ソフトバンク和田毅投手(40)が「日本生命セ・パ交流戦」の阪神戦に先発し7回無失点で4勝目を挙げた。甲子園での公式戦登板は14年ぶりで、セ界の首位を単打4本のみに抑えて8三振を奪った。交流戦通算26勝として元同僚の杉内(巨人)の最多に並び、NPB通算142勝でも並んだ。チームは連勝で交流戦2度目のカード勝ち越しを決めた。40歳の"野球少年"が聖地で躍動した。和田が07年以来となる甲子園で快投した。今季最長の7回を投げきり、無失点で4勝目。「カーブの制球も良かった。すべてがうまくはまった感じ」。緩急を巧みに使った貫禄の投球でセ・リーグ首位の阪神を抑え込んだ。 初回2死、マルテを追い込んでから2球続けて際どいコースがボールになった。それでも、笑みをこぼす余裕を見せながら、フルカウントから右飛に打ち取った。注目のルーキー佐藤輝には「新人というくくりには入れられないような、すごい打者」と警戒していたが、3度の対戦でいずれも変化球を決め球に空振り三振。「(甲斐)拓也のリード、プラン通り。うまく裏をかくことができた」と、プロ19年目の熟練の技でねじ伏せた。 島根・浜田高では2、3年の夏に甲子園出場。23年の月日がたっても「この場所で投げるのはすごくいいものだなと思いました。14年前はナイターだったので。お客さんが入って、デーゲームは高校3年生以来かな」と沸き立つ思いは変わらない。マウンドで味方の好プレーに笑い、2年ぶりに立った打席でも内野ゴロで一塁まで懸命にダッシュし、アウトになってちょっぴり照れた。高校生に戻ったような表情ではつらつとプレーした。 これで交流戦は最多タイの通算26勝。NPB通算の142勝も、ホークスで苦楽をともにした同学年の杉内(現巨人コーチ)の数字に並んだ。「まだ僕は現役でやっている。向こうはもう増やせないのでね。比較するものではないと思うけど、1つの節目かな、と思うのでうれしいです」。次回は中6日で13日ヤクルト戦に向かう見込み。「(交流戦で)もう1試合投げる機会があると思うので、チャンスはある。チャレンジしていきたい」。勢いのままに盟友超えを決める。【山本大地】
◆阪神がソフトバンクに連敗を喫し、今季初めて2カード連続の負け越しとなった。4月27、28日中日戦(バンテリンドーム)以来の連敗となった。 さらに今季の日曜日の試合で、10試合目にして初黒星を喫した。前週まで9戦全勝。総得点56点、1試合平均6・2点はいずれも曜日別最多だったが、この日は終盤に3点を返すのがやっとだった。10失点翌日は8失点。セ界首位の阪神が、ソフトバンクに2戦連続で大敗した。5月14日の巨人戦から白星と黒星が16試合交互に続き、プロ野球記録に並んでいたオセロ状態も終了。4月27、28日の中日戦以来、39日ぶりの連敗を喫した。 予告先発を変更する緊急事態だった。当初予定のガンケルが前日5日の練習後に喉の痛みと頭痛を訴え、この日ウエスタン・リーグ中日戦(ナゴヤ)で先発予定だった西純を前日のうちに帰阪させて代役で緊急先発。だが、初回に4安打3失点で3回降板した。「チャンスをもらった中で長いイニングを投げることができず悔しい。チームにも申し訳ない」。思わぬ形でのプロ初黒星に唇をかんだ。 矢野監督は「どんどん攻めていくところを見たかった。春先の方が球の強さ、キレはあった。急きょ先発で難しさはもちろんあるにしても、これからの選手なんでね」と厳しい表情。再調整を命じ、2月のキャンプで元気だったころの状態に戻してほしいと望んだ。 打線も和田に7回無失点に抑えられた防戦一方の展開で、課題の守備もさえなかった。4回の三塁大山の一塁への悪送球、8回の捕手坂本の二塁悪送球、遊撃中野の適時失策。2試合連続の3失策で、すべてが失点にからんだ。中野のチーム最多10失策をはじめ、両リーグワーストの失策数は42に増えた。矢野監督は「悠輔(大山)とかには結果も含めて、引っ張っていくところを見せてほしかった」と西純をアシストできず苦い顔。日曜日神話も崩壊し、今季10戦目で初黒星。交流戦は5勝7敗と2つ負け越し、敵地札幌&仙台でラスト6連戦に挑む。【石橋隆雄】
◆阪神佐藤輝明内野手(22)が、「日本生命セ・パ交流戦」のソフトバンク戦で、交流戦キングタイの5号を放った。6点ビハインドの9回、泉から右中間席へ3試合ぶりの今季通算15号ソロ。交流戦の新人では10年長野久義(巨人)の4発を抜く最多弾となった。直前3打席は先発和田に3三振し、チームは2戦連続大敗したが、これが規格外新人の意地。「柳田2世」と称される男が本家の前で怪力を発揮し、"公式戦初タイトル"を射程に捉えた。佐藤輝が、一振りに意地を込めた。6点ビハインドの9回1死走者なし。泉の内角139キロツーシームを懐まで呼び込み、完璧に捉えた。ソフトバンクに一矢報いる15号ソロが、右中間席に飛び込んだ。「しっかり自分のスイングを心掛けて、強く振ろうと思っていました」。一方的展開でも最後まで声援してくれたファンへの感謝をバットに乗せた。 3試合ぶりの1発でDeNAソト、オースティンに並ぶ交流戦トップの5本目。10年長野(巨人)の4本を超え、交流戦の新人最多記録となった。10年は24試合制で今季は18試合。試合数が当時より少ない分、記録的価値は高い。 「そこ(記録)に対しての意識はないですけど、1本でも多くホームランを打ちたいと常に思っているので、そういう意味ではうれしいです」 同じ右投げ左打ちのスラッガーで「柳田2世」とも称される。ソフトバンクとの3連戦最後の打席で、ようやく本家の前で1発が出た。「強く振るというところはすごい。盗めるところがあったら盗みたい」と対戦を楽しみにしていた。柳田は3戦で11打数3安打。佐藤輝は12打数4安打1本塁打で"超人対決"に勝利。何より、間近で生きた教材を見たことは、さらなる成長材料になったはずだ。3カード連続本塁打、5試合連続安打で状態も上向きだ。 転んでもただでは終わらない。先発和田の変化球に苦戦し、直前まで3打席連続空振り三振。NPB142勝のベテラン左腕に翻弄(ほんろう)された。同一投手からの1試合3三振は3月31日に広島床田に喫して以来、プロ2度目の屈辱だった。チームも前日の10失点に続いて8失点。「チームも自分もこのままでは終われないという気持ちがあった」。セ界首位チームの意地をぶつけた。 6本塁打でキングに輝いたオープン戦に続き、公式戦の"初タイトル"が見えてきた。交流戦残りは、敵地での日本ハム戦と楽天戦の6試合。特に楽天は涌井、田中将、そしてこの日ハーラートップの7勝を挙げた新人早川の3本柱の先発が予想される。セ首位を引っ張る佐藤輝が、パ首位の剛腕撃ちで、交流戦本塁打王を目指す。【中野椋】
◆阪神は代打原口文仁捕手が反撃の口火を切った。8点を追う8回1死。代打で打席に立つと、嘉弥真のチェンジアップを捉えた。 打球が左中間へ飛ぶ間に激走すると、三塁へヘッドスライディングで到達。気迫のプレーでマルテの2ランを呼び込んだ。矢野監督は「原口は1つの打席で影響与えてくれる、そういう存在。あのまま終わらずに最後なんとかするところが出たので、それを札幌(遠征)につなげられれば」と、沈黙ムードを変える一打を評価した。
◆プロ最長の3回を投げた阪神及川雅貴投手は、2安打3失点(自責1)も見せ場をつくった。 6回に登板するとわずか10球で3者凡退。7回は栗原を初球で一ゴロ、柳田をカーブで空振り三振と主軸も3人で斬った。8回に先頭の中村晃に四球を与え、2本の適時打と味方の失策で3失点。それでも福原投手コーチは「しっかり腕を振って投げられているし、打者のタイミングを外したりもできているので、今後もそういうふうに思い切って投げてくれれば」と投げっぷりを評価した。 ▽阪神石井大(9回に登板し3者凡退。再昇格後は4戦連続無失点)「チームが苦しい状況の中で、なんとか0で帰ってくるという思いでした。これからも自分の与えられた場所で、しっかり役割を果たしていきたいと思います」
◆阪神ジェフリー・マルテ内野手が2戦連発で0行進を止めた。8回2死三塁、嘉弥真の内角スライダーを捉えた打球は、左翼席への11号2ラン。 「2試合続けて打つことができたのはうれしいけど、やっぱり一番はチームが勝つことがだから、チームの勝ちにつながる1本をこれからも打てるように頑張るよ」。4回にも遊撃への内野安打をマークして4打数2安打。3戦連続の複数安打と状態を上げている。
◆阪神のジョー・ガンケル投手(29)が6日ソフトバンク3回戦(甲子園)の予告先発を回避した。前日5日の練習後に喉の痛みと頭痛を訴えたため。西宮市内の病院で検査を受けたが、新型コロナウイルスは「陰性」と判定された。 球団はNPBとソフトバンクに報告し、西純矢投手(19)に変更した。予告先発が導入されて以来、阪神が予告先発を変更するのは初めて。セ・リーグのアグリーメントの「変更された投手は当日のベンチ入り人数に含めるが出場選手登録も抹消できない」に従いベンチ入り扱いとなった。矢野監督は「投げる準備はできるような状態じゃないかな」と今後の状態を見て考える。
◆阪神佐藤輝明内野手(22)が、「日本生命セ・パ交流戦」のソフトバンク戦で、交流戦キングタイの5号を放った。6点ビハインドの9回、泉から右中間席へ3試合ぶりの今季通算15号ソロ。交流戦の新人では10年長野久義(巨人)の4発を抜く最多弾となった。直前3打席は先発和田に3三振し、チームは2戦連続大敗したが、これが規格外新人の意地。「柳田2世」と称される男が本家の前で怪力を発揮し、"公式戦初タイトル"を射程に捉えた。▼佐藤輝の交流戦は5本目となり、新人では10年長野久義(巨人)の4本を抜く最多記録だ。今季の交流戦では現在、12球団最多タイ。このまま交流戦本塁打王となれば、新人では初の快挙となる(外国人を除く)。 ▼今季通算では15号。新人の15本塁打以上は10年長野19本以来29人目で、チーム54試合目に15号到達は59年桑田武(大洋)に並ぶ最速記録。10号は桑田の27試合目より6試合遅い33試合目(スピード3位タイ)で記録した佐藤輝だったが、15号で桑田の最速ペースに追いついた。桑田は最終的に、プロ野球新人最多タイの31本塁打。佐藤輝はどこまで伸ばせるか。
◆4勝目を手にしたソフトバンク和田にとって思い出の地・甲子園は雪辱のマウンドだったろう。3勝目を挙げた5月23日のオリックス戦は6回1/3、92球の1失点投球。交流戦前最後のリーグ戦を白星で飾った。チームは交流戦でさらに勢いを増したかったはずだ。だが、セ界戦がスタートすると勢いが消えた。 交流戦開幕カードの中日3連戦(バンテリンドーム)。和田に登板はなかったが、初戦(25日)の夕方に福岡から新幹線に揺られ名古屋に入った。先発投手は登板後2日目が休日だがチーム合流した。中日戦は2敗1分け。スタートにつまずいた。本拠地ペイペイドームに戻っての巨人3連戦は連勝。3戦目に和田は先発マウンドに上がった。結果は岡本和に1発を献上するなど5回3失点で黒星を喫した。日本シリーズ2年連続4連勝など対巨人の連勝も「14」でストップ。チームの流れを切る投球に悔しさは募ったはずだ。 「とにかくチームが勝つ投球ができれば」。自らの数字よりもチーム勝利を優先する不惑の左腕は雪辱を誓ったはずだ。シーズン通して先発ローテを守り切れば必ずチームの勝ち星につながる。和田にとって自らの数字よりチーム必勝の投球が優先事項。14年ぶりの登板となった聖地でサウスポーは答えを出した。 最終7回のマウンド。中野に投じた109球目は144キロの直球だった。今季の最速は146キロ。球速で勝負する投手ではないが「何とか147キロを出したいんですけどね」とまだまだ自らの可能性にチャレンジする気持ちは忘れない。「あの坂を見たら、血湧き肉躍るんですよ」。1月の長崎自主トレ。球場近くにあった長い坂道を見つけると宝物でも発見したように笑った。ひそかに狙う5年ぶりの「完投」の宿題は残った。だが、まだまだ老け込むつもりはない。【ソフトバンク担当 佐竹英治】
◆阪神は序盤から主導権を握られ、4月下旬以来の連敗。2カード連続の負け越しとなり、貯金も5月11日以来の「14」に減った。 開始前から波乱があった。先発予定だったガンケルが5日の練習後にのどの痛みと頭痛を訴え、西宮市内の病院で核酸増幅法による新型コロナウイルスの検査を実施。「陰性」とは診断されたものの、この日のマウンドには急きょ19歳の西純が上がった。 プロ2度目の先発となった西純は一回から栗原の適時打、甲斐の2点打で3失点。3回3失点で降板した。四回にも三塁・大山の失策が絡んで追加点を与えるなど、チームで2日連続の3失策を犯し、ゲームの主導権を奪い返せなかった。 八回には代打・原口の三塁打と、マルテの左越え11号2ランで2点を返した。6点を追う九回にもD1位・佐藤輝(近大)に3試合ぶりの一発となる15号ソロが出て1点を返したが、4年連続日本一のソフトバンクに痛い連敗を喫した。 5日には開幕から続いていたデーゲームの連勝が「16」で止まっていたが、この日は同じく開幕から続いていた日曜日の連勝が「9」でストップした。そして、5月14日の巨人戦(東京ドーム)の白星から続いていた「○●○●...」の〝オセロ状態〟も「●●」でついに止まった。
◆ソフトバンクの和田が7回無失点で4勝目。緩急巧みに攻め、単打4本に抑えて8奪三振と手玉に取った。一回に栗原の適時打と甲斐の2点打で3点先制し、四回は今宮が加点。拙守も重ねた阪神は4月27、28日と敗れて以来の連敗。
◆阪神は3失策でソフトバンクに完敗。試合後の矢野耀大監督(52)の一問一答は以下の通り。 --西純は(ガンケルの先発回避で)大変な状況での登板だったが、攻めの姿勢がみたかった(3回3失点) 「年間で調子や波はあるけど。この前、勝ったけど、春先のほうが球の強さとか、キレはあった印象があって。きょうもそんな感じのなかで、3点とられたんで。急遽の先発やったし、難しさはあるにしても、これからの選手なんでね。この2回の登板でわかったことがあると思うんで。いったん抹消するけど、若々しいものを、また見てみたいなっていう感じ」 --斎藤(2番手で2回2失点)や及川(3番手で3回3失点)はミスもあったが、投球自体の流れはよかった 「(西)純矢と一緒で経験が浅いところでは、課題があって当たり前。そういうところはクリアしていきながら。いいところも生かしながら。課題をやっていければ、面白い存在になる能力はもっていると思うんで。プラスとマイナス、課題が出た試合で今後を見ると、登板に慣れたと思うんでね。すぐにってことじゃないかもしれないけど、成長して欲しいピッチャーなんで良いとこはあったと思う」 --(八回の)原口の三塁打が空気を変えた 「こっちの流れが悪いから和田に抑えられたことはチームとしても寂しいと思うし。若いピッチャーが投げて、苦しい展開だからこそ、打線が早い回に援護して、逆にムード盛り上げてくれて投げさせるってところもそうだし、エラーっていうところもそうだし。あそこまで(点差を)離される前にそういうことをやっていけるチームになっていかなあかんと思うし。原口は一つの打席で影響与えてくれる存在なので。あのまま終わらずに最後何とかするところが出たので、それを札幌(8日からの日本ハム戦)に繋げられればなと思います」 --佐藤輝も一発 「あのホームランで評価はしにくいかな。波ももちろんあるし、ホームランバッターは三振も多いのも、当たり前のこと。その中で対応していけるところがあれば、そういうところが出てくる方が理想なんで、何もない形よりも最後出たのは評価してるけど、その前の3打席の中で何か、何ていうのかな、攻略の糸口っていうか、なんかそういうところが見れれば、良かったと思うけど、最後のホームランだけで評価はちょっと難しいよね」--近本の交代は。好不調考えての交代か「いやいや何もないよ、大丈夫」--ガンケルは7日以降の状態を見ながらか「うん、まあそんなに大変な状態ではないけど、この時期だからさ、このタイミングだから、大事をとる部分もあるし、どうなるかは今日の段階では見えないんで。でも投げる準備っていうのはできるような状態じゃないかなあっていうところが今のところです」--ルール上、ガンケルの1枠を使えなかったのも難しかった「まあまあ、これはもう去年もそうやけど、今年の中では起こりうることやし。だからこそ、悠輔(大山)とかそういうところに、結果も含めて引っ張っていくというところを見せてほしかったし、まあ、まだまだ残りのシーズンの中でも、起こってほしくはないけれど、いろんな状況は考えられるんで、そこは今あるものでどう戦うかだと思うんでね。そのようにやっていきます」―-アルカンタラは中継ぎ陣と体を動かしていたが、配置転換か「いやいや、中継ぎに入ってないよ」-―また先発でローテーション通りまわしていくのか「まあ、先発で」
◆ソフトバンクの今宮が5月22日以来の打点を挙げた。四回、2死二塁で斎藤からファウルで粘った末の7球目を左前へはじき返し「追い込まれてから粘ることができた」と納得顔だった。 一回は初球で難なく送りバントを決め、先制点につなげた。打率は2割にも届いていないが、立花打撃コーチが「下半身の動きがスムーズになってきた」と話すように4試合連続安打。守備職人が打撃で調子を上げつつある。
◆心に余裕を-。阪神はソフトバンクに敗れ、4月27、28日の中日戦(バンテリンドーム)以来の連敗。交流戦は5勝7敗で借金2となったが、現役時代に通算465本塁打を放ち、西武と中日で打撃コーチなどを務めた土井正博氏(77)=本紙専属評論家=は「全く問題ない」と断言。〝3連敗しない戦い〟を求めた。 ■2戦連続3失策痛かったが 緊急先発となった西純には酷な試合だったが、一回の3点でソフトバンク・和田に余裕を与えてしまった。本来なら足でかき回したいところだが、点差が開くと打つしかなくなり、ベテランの投球術にはまってしまった。2試合連続で3失策と守備でばたついたのもも痛かった。 ただ、久しぶりの連敗にはなったが、2連敗くらい、全く問題はない。王者のソフトバンク相手に1勝2敗は想定内だ。交流戦はカードで1つでも勝つことが大事。3連敗しない戦いが求められる。今年の交流戦はここまで32勝30敗でセ・リーグがリードしているとはいえ、交流戦前に4・5ゲームあった2位の巨人との差は、たった1ゲーム縮まっただけだ。阪神は貯金がまだ14もある。心配いらない。■あわよくば「5割復帰」でいい岩崎や小林の離脱で中継ぎ陣は苦しくなっているが、パと比べてチーム全体の力は遜色ない。先発が三回までに先に点を与えず、打線が先に点を取り、なんとか九回までつなぐ野球を、これからも貫けるか。交流戦は残り6試合。2カードで最低でも1勝ずつして、3連敗は絶対に避ける。今は交流戦で借金2だが、一気に勝ち越してやろうではなく、あわよくば勝率5割に戻してやろうというくらい「心の余裕」があればいい。最後にマルテと佐藤輝に本塁打が出たことは次につながる。肩の力を抜いて戦ってほしい。(本紙専属評論家)★ソフトバンク・和田と対戦、佐藤輝いい経験◆...土井氏は和田に3打席連続空振り三振を喫した佐藤輝について「いい経験になる」と話した。空振りは6度で、バットに当てたのは七回の第3打席のファウルの1度だけ。土井氏は「和田はベンチから見たら球速がそれほどないので、打てるだろうと思ってしまうが、緩急をうまく使ってくるので打席に立つと速く感じる。それで佐藤輝がタイミングを早くとると、(変化球を)いいところから落とされていた」と分析した。
◆新記録の一撃で、甲子園を沸かせた! 阪神は「日本生命セ・パ交流戦」でソフトバンクに3―8で敗れ、およそ1カ月半ぶりとなる連敗を喫したが、ドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)=近大=が九回に意地の15号ソロを放った。交流戦5本塁打は新人の新記録を樹立。セ・リーグ首位ながら、交流戦で苦しむ虎を、規格外の打棒で鼓舞していく!! ■最後まで応援してくれた虎党へ 大敗の中、最後まで応援してくれた虎党へ歓喜を届けた。2-8の九回1死。佐藤輝が右中間に放った3試合ぶりの15号ソロが、新たな〝テル伝説〟を球史に刻んだ。 「チームも、自分もこのままでは終われないという気持ちがあったので、最後に1本打つことができたことは良かったです」 カウント1-1から3球目、泉の内角ツーシームを一閃。「しっかり自分のスイングを心掛けて、強く振ろうと思っていました」。6点ビハインドからの一発だけに、ベンチ前恒例のカメラに向かってのZポーズは少し控えめだったが、ナインから肩をたたかれ、自然と笑みがこぼれた。 ■DeNA・ソトらに並ぶ交流戦トップ 9回、阪神・佐藤輝明が本塁打を放った。負け試合にもかかわらず、ベンチもファンも大喜びだった=西宮市・甲子園球場(撮影・林俊志) ソト(DeNA)らとともに交流戦トップに立つ5本塁打。そして、3日のオリックス戦で並んでいた2010年・長野久義(巨人)の交流戦新人最多本塁打記録「4」を、6試合を残して、あっさり抜き去った。 「そこ(記録)に対する意識はないですけど、1本でも多くホームランを打ちたいと常に思っているので。そういう意味ではうれしいです」 心底喜べなかった。鷹の40歳左腕・和田の前には3打席3三振。二回1死一塁ではスライダー、四回1死一、二塁ではチェンジアップ、七回先頭でもチェンジアップにバットが空を切った。和田を攻略できず悔しいか-と問われると「そうですね」とうなずいた。春季キャンプから新たな発見や課題をノートにメモ書きしている。近大時代にはやらなかった習慣だ。理由は「試合中に感じたことだったり、投手の癖とか配球など、自分の感覚だったり、気づいたことを忘れないように」。和田とは3月7日のオープン戦(ペイペイドーム)で3打数無安打、2三振に抑え込まれ「(和田さんと)当たることがあれば頑張ります」と話していた。〝メモ効果〟を発揮できず、またも百戦錬磨のベテランにしてやられた。矢野監督も「最後の本塁打だけで評価っていうのはちょっと難しい。その前の(和田と対戦した)3打席の中で何か攻略の糸口っていうか、そういうところが見られれば、もちろん良かった」と手厳しい。もはや新人として見ていないからこそ。主軸として、求めているのは好投手からの価値あるホームランだ。■交流戦残り2カードチームは白星と黒星が交互に続く〝オセロ状態〟がプロ野球タイ記録の16試合で止まった。4月27日、28日の中日戦(バンテリンドーム)以来の連敗で、交流戦は5勝7敗。だが、2位巨人も連敗で、3・5ゲーム差は変わらなかった。佐藤輝は「チームの勝利に貢献するホームランを打ちたい」が口癖。交流戦は日本ハム、楽天と残り2カード。札幌、仙台で、勝利を呼び込む一発を打ってみせる! (三木建次)
◆スクランブル先発の西純、及川ら若手投手陣を援護するどころか、バックがミス連発で足を引っ張る始末...。和田にも7回無失点とひねられ、4月27、28日の中日戦(バンテリンドーム)以来の連敗を喫した矢野監督は、野手陣の覇気のなさに注文をつけた。 ■「チームとしても寂しい」 4回、ソフトバンク・三森大貴の打球を捕球するも一塁へ悪送球する阪神・大山悠輔 =甲子園球場(撮影・水島啓輔) 「こっちの流れが悪いから和田に抑えられたってことでは、チームとしても寂しい。若いピッチャーが投げて、苦しい展開だからこそ打線が早い回に援護して、逆にムード盛り上げてくれて、投げさせるってところもそうだし。エラーっていうところもそうだし」 さらに「悠輔(大山)とかそういうところに、結果も含めて引っ張っていくというところを、見せてほしかった」と、あえて主将を名指しして、厳しく尻を叩いた。 リーグ首位とはいえ、ここに来てチームは危機を迎えている。4日にセットアッパー岩崎が不調で登録抹消。5日は3失策で流れを手放し、中継ぎの小林も左足首を負傷するなど2-10の惨敗。そしてこの日も〝負の連鎖〟は止まらなかった。 ■ガンケル体調不良で先発回避 予告されていた先発のガンケルが体調不良で回避。ウエスタン・中日戦(ナゴヤ)に先発予定だった高卒2年目の西純が急遽、5日のうちに帰阪し、プロ2度目の先発マウンドに上がった。しかもアグリーメントにより、ガンケルはベンチメンバー(今季は26人)に入れなくてはならず、1人少ない中で戦う緊急事態。チーム一丸で立ち向かわなければいけない一戦だったが...。 ■3失策1暴投、すべて失点に直結 4回、ソフトバンク・三森大貴の打球を大山悠輔が悪送球。捕球できない1塁手の阪神・ジェフリー・マルテ=西宮市・甲子園球場(撮影・林俊志) 四回は、2死から三森の三塁ゴロを大山が一塁へ悪送球。二盗後、今宮の適時打で1点を失った。五回は斎藤が暴投で追加点を与え、八回は盗塁阻止を試みた捕手・坂本の悪送球でピンチを広げると、中野は遊ゴロを失策して、この回3失点目。3失策1暴投、すべて失点に直結した。 2試合連続3失策以上は4年ぶりで両リーグトップの失策数は42に。3年連続両リーグワースト失策の守備は、今年も改善の兆しが見えない。 交流戦は5勝7敗で借金2。それでも貯金は14あり、2位巨人も連敗で3・5ゲーム差は維持した。「まだまだ残りのシーズンの中でも、起こってほしくはないけれど、いろんな状況は考えられるんで、そこは今あるもので、どう戦うか」と矢野監督。大山が大黒柱と思うからこそ、尻を叩いた。4番が、主将が引っ張れ! 札幌の地で、背番号3を中心に虎が仕切り直す。(新里公章)
◆原口がプロ初三塁打だ。代打で0-8の八回1死に登場。嘉弥真の低めのボールをとらえてライナーで左中間を破ると、頭から三塁へ飛び込んで、沈みかけていたスタンドの空気を一変させた。プロ12年目、2016年の1軍デビューから6年目で初の三塁打。代打打率も・316で、その後は今季初の一塁守備へ。矢野監督は「チームとしてはいやなムードでしたけど、原口が何とか、次につなぐようなところをみせてくれたんで。つなげていきたいと思います」と話した。
◆5月19日のプロ初勝利(ヤクルト戦=5回無安打無失点)以来、2度目の先発となった西純は、一回先頭の三森にプロ初被安打となる中前打を浴びると、栗原、甲斐に適時打。いきなり3点を失った。三回の攻撃で代打を送られ、3回3失点でプロ初黒星。「打者に向かっていく投球ができなかった。長いイニングを投げることができずに悔しいですし、チームにも申し訳ないです」と唇をかみ、矢野監督は「いったん抹消するけど、若々しいというところもまた見てみたい」と期待を込めた。
◆○●○●...。白黒を続けてきた"オセロ阪神"の『○』の日に、ガンケルが間違えて『●』を置きやがったー!!(怒) 「前日、千葉の怪鳥"ミナミジサイチョウ"が捕獲されたから、今日はガンケルが鷹(ホークス)を捕らえたるわー」と意気込んでいたら、頭と喉が痛くて予告先発回避って...。新型コロナウイルスじゃなかったのは不幸中の幸いだけど、プロとして体調管理欠如の大エラーや!! エラーといえば、本日も虎は守りで3つもやらかした。これでリーグワーストの42失策って、マジで優勝する気があるんかー!! クラクラ...。ゴホゴホ...。いか~ん、声を荒らげ過ぎて、ガンケルじゃなくてこっちが頭と喉が痛くなったやんけ~!! う~ん、落ち着こう!! そー、本日は梅雨の晴れ間の若虎お披露目会だったと思いましょう。 緊急先発となった2年目の西純は一回こそ、3点を許したけど、その後の無失点は立派や!! 3年目の斎藤もホークスの顔の栗原、松田から三振を奪った。2年目の及川は柳田を空振り三振に!先発も近い!! で、ルーキーの石井大がシンカーで2奪三振。お見事! ルーキーの中野のヒットに怪物ルーキー、佐藤輝の交流戦記録となる一発!! 負けても若虎はピカピカとまぶしかったわー!!
◆なんとなくスッと突然に思い出した。 例によってスコアカードははじめからグチャグチャ。阪神はホークスに体よくあしらわれたように見えた。やらなくてもいい点ばかりをセッセと「配達」していた。コロナ禍の社会現象じゃないが、日本の経済の動向はまるで価値観が変わり、政治家や学者の論理矛盾はまるで普段から我々が強引に「阪神は強い。そんなことはズッと昔からわかってらい...」と言っていたようなものだったのかしらん。だったらなんでここ2試合は支離滅裂で、こんなに不機嫌になるんだ。昨夜の酒は情けない味の手酌酒だったことでしょう。 この日の当番デスクは堀啓介。「どうするんだョ。負けて、オセロゲームの星取表が崩れた」と言ったら「それがどうしたんです?」だと。彼は広岡達朗氏のサンスポでのコラムを担当しているだけに冷静そのものの。私めはヤクルト監督時代の広岡監督に直撃したことがあるが、当時のJRの時刻表のような緻密なキャンプ練習表をねりあげ、分秒刻みをピタリと正確に守っていたのはこんな時にでもモノをいうのだろうなぁ。そには「油断」なんて微塵もなかった。今こそそれが甲子園のチームに必要なのかもしれない...。 試合前に虎番サブキャップ新里公章は「今日は勝つでしょ。試合前の空気も明るかったし、今日は佐藤輝が打ちますよ。ボクですか? すこぶる快調です」だと。結果的に佐藤輝は九回にガツンと一矢報いたけれど、それまでは40歳の和田の緩急自在の投球術に、もののみごとに振り回されていた。だが...交流戦トップタイの5本目となる、15号本塁打を打ってくれたのは、冷えたビール2本分の味がした。 ワンサイドに、サンドバッグのように叩かれていたわけではない。ホンのちょっとしたキッカケで猛虎はすぐアドレナリンが甦ると思う。 まだピヨピヨのトラ番の頃、NHKの大河ドラマで『竜馬が行く』がオンエアされた。それで死ぬほど忙しかった司馬遼太郎氏の東大阪の自宅に『戦国レースを斬る』という原稿を飛び込みで図々しくも直談判したことがある。 その時、司馬さんは「キミのような向こう見ずな若者を強引に〝打席〟にたたせた上司は大したものだ」と言った。 それ以来、なぜか司馬氏はどんなに多忙でも一発でOKが出て、図々しくも応接間で何度も直筆原稿をせしめ楽しい話を聞いたが、その司馬さんが当時、阪急でクソまじめな鉄拳監督だった西本幸雄監督(のちに近鉄監督)がなぜ川上巨人に勝てなかったのか...についてフッとこんなことをいわれた。「実は...初めて西本さんが阪急で優勝した時、彼は川上監督にていねいな電報を出したそうだョ」。 -ニホンシリーズデハ アツイムネヲカシテクダサイ...(当時は携帯は無いから電報)という、いわば礼儀正しいものだった。その謙虚さと西本さんの生真面目さが川上監督の巨人にかんじんなところでことごとく打ち砕かれてしまったのか。 同じ大正9年生まれの両雄。のちに広島とのシリーズの時はどんなに多忙でも一解説者にすぎなかった川上哲治氏が球場に姿をみせると、西本監督はすぐ近づいてキチンとあいさつを交わしている。そのことを司馬さんはちゃんと知っていた。 「実は大毎で監督を退任した西本さんにすぐ『巨人のコーチ』をひそかに頼んだ」。それはあいにく1日遅れで日本短波放送の解説者になった西本さんがキチンと断りをいれた。しかし、その時、彼が巨人の川上の元でコーチの任務についていたら、日本のプロ野球史はまったく別の〝大河ロマン〟を描いたハズだろう...と。 まだトラは生きているんだ!
<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (1↑) |
DeNA |
7 | 3 | 2 | 0.700 (↑0.033) | - (↓1) |
6 | 66 (+4) | 67 (+3) | 21 (+2) | 2 (-) |
0.293 (↓0.006) | 5.130 (↑0.2) |
1 (-) |
中日 |
7 | 3 | 2 | 0.700 (↓0.078) | 0 (-) |
6 | 35 (-) | 35 (+4) | 11 (-) | 4 (-) |
0.237 (↓0.003) | 2.940 (↓0.09) |
3 (-) |
楽天 |
7 | 4 | 1 | 0.636 (↑0.036) | 0.5 (↓1) |
6 | 56 (+6) | 45 (+4) | 11 (+1) | 5 (+1) |
0.273 (↑0.011) | 3.600 (↓0.04) |
4 (1↑) |
ORIX |
7 | 5 | 0 | 0.583 (↑0.038) | 1 (↑1) |
6 | 68 (+4) | 56 (-) | 10 (-) | 5 (-) |
0.295 (↓0.002) | 4.670 (↑0.45) |
5 (2↑) |
ヤクルト |
6 | 6 | 0 | 0.500 (↑0.045) | 2 (↑1) |
6 | 59 (+9) | 54 (+6) | 13 (-) | 10 (+1) |
0.269 (↑0.005) | 4.680 (↓0.13) |
6 (2↓) |
巨人 |
5 | 5 | 2 | 0.500 (↓0.056) | 2 (-) |
6 | 48 (+2) | 49 (+4) | 17 (-) | 7 (+1) |
0.253 (↓0.009) | 3.820 (↑0.17) |
7 (2↑) |
日本ハム |
5 | 6 | 0 | 0.455 (↑0.055) | 2.5 (↑1) |
7 | 41 (+4) | 41 (+2) | 6 (+1) | 9 (+2) |
0.236 (↓0.003) | 3.510 (↑0.15) |
7 (1↓) |
ロッテ |
5 | 6 | 1 | 0.455 (↓0.045) | 2.5 (-) |
6 | 63 (+3) | 53 (+4) | 13 (-) | 14 (-) |
0.243 (↓0.003) | 4.250 (↑0.01) |
9 (2↓) |
阪神 |
5 | 7 | 0 | 0.417 (↓0.038) | 3 (-) |
6 | 47 (+3) | 61 (+8) | 14 (+2) | 13 (-) |
0.246 (-) | 4.120 (↓0.08) |
10 (-) |
ソフトバンク |
4 | 6 | 2 | 0.400 (↑0.067) | 3 (↑1) |
6 | 52 (+8) | 39 (+3) | 15 (-) | 7 (+2) |
0.246 (↓0.001) | 3.230 (↑0.03) |
11 (-) |
西武 |
2 | 5 | 3 | 0.286 (↓0.047) | 3.5 (-) |
8 | 44 (+6) | 57 (+9) | 19 (+3) | 3 (-) |
0.271 (↓0.001) | 5.750 (↓0.47) |
12 (-) |
広島 |
2 | 6 | 1 | 0.250 (↓0.036) | 4 (-) |
9 | 36 (+4) | 58 (+6) | 6 (-) | 11 (+1) |
0.300 (↑0.003) | 6.040 (-) |
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
33 | 19 | 2 | 0.635 (↓0.012) | - (-) |
89 | 238 (+3) | 200 (+8) | 59 (+2) | 47 (-) |
0.256 (-) | 3.390 (↓0.03) |
2 (-) |
巨人 |
28 | 21 | 9 | 0.571 (↓0.012) | 3.5 (-) |
85 | 238 (+2) | 212 (+4) | 73 (-) | 39 (+1) |
0.255 (↓0.002) | 3.460 (↑0.02) |
3 (-) |
ヤクルト |
26 | 22 | 7 | 0.542 (↑0.01) | 5 (↑1) |
88 | 242 (+9) | 227 (+6) | 53 (-) | 35 (+1) |
0.251 (↑0.001) | 3.930 (↓0.04) |
4 (-) |
中日 |
23 | 25 | 9 | 0.479 (↓0.01) | 8 (-) |
86 | 160 (-) | 170 (+4) | 29 (-) | 26 (-) |
0.236 (↓0.001) | 2.860 (↓0.02) |
5 (-) |
広島 |
18 | 26 | 6 | 0.409 (↓0.01) | 11 (-) |
93 | 167 (+4) | 205 (+6) | 32 (-) | 29 (+1) |
0.263 (↑0.001) | 3.820 (↓0.05) |
6 (-) |
DeNA |
19 | 32 | 8 | 0.373 (↑0.013) | 13.5 (↑1) |
84 | 228 (+4) | 292 (+3) | 58 (+2) | 11 (-) |
0.248 (↓0.001) | 4.740 (↑0.04) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
楽天 |
30 | 21 | 9 | 0.588 (↑0.008) | - (-) |
83 | 244 (+6) | 216 (+4) | 48 (+1) | 26 (+1) |
0.243 (↑0.002) | 3.430 (↓0.01) |
2 (-) |
ソフトバンク |
28 | 23 | 9 | 0.549 (↑0.009) | 2 (-) |
83 | 262 (+8) | 212 (+3) | 55 (-) | 43 (+2) |
0.261 (-) | 3.360 (↑0.01) |
3 (-) |
ロッテ |
25 | 25 | 8 | 0.500 (↓0.01) | 4.5 (↓1) |
85 | 278 (+3) | 246 (+4) | 59 (-) | 48 (-) |
0.247 (↓0.001) | 4.020 (-) |
4 (-) |
ORIX |
25 | 27 | 7 | 0.481 (↑0.01) | 5.5 (-) |
84 | 243 (+4) | 242 (-) | 57 (-) | 19 (-) |
0.254 (-) | 3.820 (↑0.07) |
5 (-) |
西武 |
21 | 25 | 11 | 0.457 (↓0.01) | 6.5 (↓1) |
86 | 217 (+6) | 239 (+9) | 49 (+3) | 52 (-) |
0.246 (↑0.001) | 4.140 (↓0.1) |
6 (-) |
日本ハム |
20 | 30 | 5 | 0.400 (↑0.012) | 9.5 (-) |
88 | 175 (+4) | 231 (+2) | 31 (+1) | 33 (+2) |
0.224 (-) | 3.870 (↑0.03) |
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