ヤクルト(★3対6☆)西武 =交流戦2回戦(2021.06.05)・明治神宮野球場=
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西武
1000001046914
ヤクルト
20000100031001
勝利投手:宮川 哲(1勝1敗0S)
(セーブ:平良 海馬(1勝0敗4S))
敗戦投手:マクガフ(2勝1敗6S)

本塁打
【西武】山川 穂高(7号・7回表ソロ),中村 剛也(5号・9回表ソロ),山川 穂高(8号・9回表2ラン),呉 念庭(5号・9回表ソロ)
【ヤクルト】村上 宗隆(17号・6回裏ソロ)

  DAZN
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◆西武が一発攻勢で逆転勝利。西武は2-3で迎えた9回表、中村のソロで同点とする。さらに山川がこの日2本目の本塁打となる2ランを放つと、続く呉にもソロが飛び出し、この回一挙4点を奪った。投げては、2番手・宮川が今季初勝利。敗れたヤクルトは、3番手・マクガフが大誤算だった。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(21)が、特大弾でキングへ前進した。 2-1で迎えた6回無死、先頭で打席に入ると、低めのシンカーを軽くすくい上げるようにスイング。それでも打球は伸び、バックスクリーンを越える特大の17号ソロとなった。「小川さんが粘って投げているので、何とか追加点をとってあげたかった。良いところで1発打てました」とコメントした。 本塁打王争いで2位につける巨人岡本和に2本差をつけた。

◆西武は1回1死一、三塁で栗山が中堅へ犠飛を放って先制。ヤクルトはその裏、無死満塁で村上の中前2点適時打で逆転する。 ヤクルト先発の小川は2回以降テンポ良い投球で、6回まで4安打1失点と好投。6回無死で村上が17号ソロを放って突き放す。 西武は9回、中村の5号ソロで追いつき、山川の2打席連続の8号2ランで勝ち越した。宮川は初勝利。ヤクルトはマクガフが今季初黒星。

◆ヤクルトは9回にマクガフが一挙4点を失い、勝利を逃した。小川が7回2失点の好投。村上が17号ソロを含む、全3打点の活躍。エースと4番がチームを引っ張ったが、手痛い敗戦となった。試合後の高津臣吾監督(52)の主な一問一答は次の通り。 -小川は危なげない投球だった フォアボールも出さないし、狭い神宮でも、こういう打線でもどんどん攻められた、いいピッチングだったかなと思います。 -打線は村上が3打点の活躍 あまりいい状態ではなかったんですけど、徐々に上向きになってきたかなという感じがします。 -9回はマクガフが崩れた まあしょうがないですね。 -同点に追いつかれてからの2本塁打が痛かった そんなもんなんじゃないですかね。9回ってそんなイニングだと思っています。 -今後もマクガフの起用法は変わらないか そうですね。特に何も考えてないです。 -内川に久々の安打 すごく苦しんでいるのはこちらで見ていても分かっていたし、やはりバットマンなので、打って結果が出るのが一番かなと。今日は本当にいいバッティングだと思います。 -9回の攻撃では点が入らなかったものの、粘れた もちろん諦めてないですしね、つないでつないでいけばうちも真ん中の方に打順が回ってくるので、という思いで9回を迎えました。

◆ヤクルト村上宗隆内野手が全打点を記録するも、空砲となった。先制を許した直後の1回無死満塁で「すぐに取り返したかった」と一時逆転となる中前へ2点適時打。6回無死、先頭で打席に立つと、低めのシンカーを軽くすくい上げるようにスイング。それでも打球は伸び、バックスクリーンを越える特大の17号ソロとなった。 2試合連発で、試合前時点で15本塁打の巨人岡本和からさらに1歩前進。7回5安打2失点と好投するエース小川の姿を見て「小川さんが粘って投げているので、何とか追加点をとってあげたかった。良いところで1発打てました」と4番の自覚を語った。 高津監督からは「あまりいい状態ではなかったんですけど、徐々に上向きになってきたかなという感じがする」と高評価。エースと4番がチームを引っ張るも、9回に4失点で逆転負け。手痛い1戦となった。 ▽ヤクルト小川(7回2失点も、後続が打たれてリーグトップタイの6勝目を逃す)「状態はそこまで良くはなかったですが、ストレートを中心に逃げずに1人1人向かって投げることができた」

◆ヤクルトのスコット・マクガフ投手が3被弾で今季初黒星を喫した。 1点リードの9回に3番手としてマウンドに上がると、先頭の中村に左翼へ同点のソロを浴びた。5月9日巨人戦以来10試合ぶりの失点を記録すると、さらに無死一塁から、山川、呉念庭に2者連続本塁打を浴びた。 守護神石山が不調で配置転換をしている中、代役のクローザーで打ち込まれた。それでも今後の起用法について、高津監督は「特に何も考えていない」と変わらず最終回を託す。

◆西武栗山巧外野手が2安打1打点をマークした。5試合ぶりに4番に座り、1回1死一、三塁で先制の中犠飛。「打ったのはチェンジアップ。前の打者の人たちがつないでくれたチャンスだったので、かえせてよかったです」。 4回1死で左前打、9回無死では右前打で山川の決勝弾につなげた。通算2000安打まで残り40安打とした。

◆脱力打法で2打席連続アーチをかけた。西武が「日本生命セ・パ交流戦」のヤクルト戦で、1点を追う9回に1イニング3本塁打で逆転勝ちした。山川穂高内野手(29)は7回に7号ソロ、同点の9回に8号2ランと今季初の1試合2発を打ち上げた。チームは交流戦最下位に沈んでいるが、ここから巻き返し、まずは連勝で初のカード勝ち越しを狙う。同点に追いつき、なおも無死一塁の9回。スライダーを振り抜いた山川は本塁打を確信した。「いつもそんな力入れなくても飛ぶからと言われるんですけど、まさにそれを実行できた打席でした」。決勝2ランは「50~60(%)くらい」の力で左翼席に放り込んだ。 直前の打席にヒントがあった。追い込まれ、外角を泳がされた。これは入らない。一塁を回ったところでヤクルト山田の顔を見て気付いた。左翼フェンスを越える7号ソロになっていた。ベンチに戻ると辻監督が「見てみぃ。あれで芯で打ったら入るだろぉ?」とひと言。最近はぶんぶん振りすぎて、顔が左翼席を向いていた。軽く拾っても当たり所さえよければ打球は飛ぶ。 土壇場の逆転劇はたった7球の間に起こった。中村がヤクルト・マクガフの初球を左翼席へ運び先陣を切った。栗山がつなぎ、山川が3球目を仕留めると呉念庭も初球を左へ。19年8月以来の1回3発で山賊打線が息を吹き返した。辻監督は「巨人戦で9回に追いついたり、今日みたいに逆転したり。徐々にチームとしても勢いづいてくれたら」と浮上を期待する。 交流戦9試合で2勝目。まずは連勝してカードを勝ち越したい。山川は「今年もケガで出遅れている部分があるんで、あまりホームランを狙いまくりすぎず、ほどよく狙いたいかなと思います。明日1本打つことを意識したい」。無駄な力を抜くためにも、オフに掲げた40発はいったん置いておく。狙いすぎず、力みすぎず、少し率が上がるように。"いいあんばい"で振っていく。【鎌田良美】 ▽西武平良(9回を1安打に抑えて4セーブ目。開幕からの連続無失点を29試合に伸ばし) 3点差だったので(気持ち的に)楽でした。都度0点に抑えることを考えて投げてます。日本記録(31試合)は超えたいです。 ▽西武中村(9回に反撃ののろしを上げる5号ソロ) スピードのある投手だったんで、それに負けないようにスイングしようと思って振ったら芯に当たってホームランになりました。

◆ヤクルトの村上が六回、西武の先発・今井からリーグトップの本塁打数を更新する中越え特大17号ソロを放ち、3-1とリードを2点に広げた。「打ったのはシンカー。小川さんが粘って投げているので何とか追加点をとってあげたかった。良いところで一発打てた」と先発の小川を援護。0-1で迎えた一回には無死満塁から逆転の中前2点打を放っており、主砲の役割を果たした。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(21)が、六回先頭で2試合連発となる17号ソロを放った。相手の先発右腕・今井が投じた141キロのシンカーをすくい上げた打球は、高々と上がってバックスクリーンを越えた。「小川さんが粘って投げているので、何とか追加点をとってあげたかった。良いところで一発打てました」と若き主砲。一回無死満塁の第1打席では、中前2点打を放つなど4番としてチームに流れを呼んだ。 1回裏、村上宗隆が2点打=神宮球場(撮影・今野顕) さらに守備では1点差に迫られた七回2死走者なしで、メヒアの痛烈なライナーにジャンプして好捕した。

◆ヤクルトが西武に逆転負け。3-2で迎えた九回、マクガフが先頭の中村に左越え5号ソロを浴び同点。栗山に右前打を許すと、続く山川に8号2ランを左翼席にたたき込まれ、勝ち越しを許した。さらに呉念庭には5号ソロを左翼席に運ばれた。 ヤクルトは1点を先制された直後の一回、村上が西武の今井を相手に無死満塁から逆転中前2点打。六回にはリーグトップの本塁打数を更新する中越え特大17号ソロを放ち、3-1とリード。しかし、山川に七回にソロ本塁打を浴びるなど一発攻勢に敗れた。 ◆先発で7回2失点のヤクルト・小川 「状態はそこまで良くはなかったですが、ストレートを中心に逃げずに一人一人向かって投げる事が出来ました」

◆西武が2―3の九回に3本塁打で逆転して連敗を3で止めた。中村のソロで追い付き、山川の2打席連発となる2ランと呉念庭のソロで勝ち越した。2番手の宮川が今季初勝利。ヤクルトは抑えのマクガフが誤算だった。

◆西武の今井は不慣れな神宮球場のマウンドに苦労しながら、7回を投げて9安打3失点にまとめた。一回に2点を失ったが、三塁手の中村から傾斜に関するアドバイスをもらい、投球時の歩幅を狭くして立ち直った。「もっと早く修正しなくてはならない。そのときの状況に合う投球フォームで投げることができるようにやっていきたい」と課題を挙げた。 2―3の七回1死一、二塁では村上を二ゴロ併殺打に仕留めた。追加点を許さず、チームの逆転勝ちにつなげ「ピンチの場面で抑えることができて良かった」と振り返った。

◆土壇場の一発攻勢で、西武が試合をひっくり返した。守護神・マクガフから3本塁打の猛攻で燕を〝撃墜〟。まず、腰の張りから4試合ぶりに先発復帰した3番・中村が、風向きを変えた。 「打ててよかったです!」 プロ通算428本塁打を誇る大砲が胸を張って振り返ったのは、2-3の九回。先頭で打席に入ると初球を一閃。同点の5号ソロを左翼席中段まで運んだ。 9回表、呉念庭がソロ本塁打=神宮球場(撮影・今野顕) 4番・栗山が右前打で続くと、七回に左越えソロを放っていた5番・山川が真ん中寄りの甘いボールを振り抜き、勝ち越しの8号2ランとした。2打席連発で、今季初の1試合2本塁打。変化球に泳がされながらもコンパクトにミートし、スタンドまで持っていった1本目に好感触を得ており「いい力感で打席に立てた。50-60%ぐらいの力で振った気がする」とうなずいた。 9回西武無死、中村が左越えに同点ソロを放つ=神宮 今季は左太もも裏の軽い肉離れで開幕直後に1カ月以上、戦列を離れた。6月に入って4番に戻っても本調子になかったが、辻監督は「ぶりぶり振っても入らない。リラックスすればホームランは出てくる」と目を細めた。 9回西武無死一塁、山川が左越えに決勝2ランを放つ=神宮 6番・呉念庭にも5号ソロが飛び出し一挙4得点。見事な逆転劇を、指揮官は「あれ(中村の1本目)が全てやろ、今日。あのホームランで勝ち。渾身(こんしん)の真っすぐを一発であそこまで飛ばされるとね...」と総括した。 交流戦は2勝4敗3分けの10位。2分けを挟んで3連敗中だった獅子が、勢いを付けるには十分な逆転劇を演じた。(箭内桃子)

◆特大のアーチを描き、虹色のユニホームを着た女性ファンを大喜びさせた。ヤクルトの若き主砲、村上宗隆内野手(21)が、2-1の六回先頭で2試合連発となる17号ソロを放った。 「(先発の)小川さんが粘って投げていたので、何とか追加点を取ってあげたかった。いいところで一発打てました」 今井のシンカーに体勢を崩されながらすくい上げ、バックスクリーン裏まで運んだ。一回無死満塁での先制2点打に続き、2安打3打点。17本塁打はセ・リーグ単独首位で両リーグトップタイ。打点(41)もリーグ2位に押し上げた。 この日は、来場した女性ファンに特別仕様のユニホームが配られる「レディースDAY」。村上は今年、恒例の「イケメン総選挙」で25歳以下の部1位に輝いており、多くの女性の熱視線を浴びていた。 試合には敗れたが、高津監督は「(状態が)徐々に上向いてきた感じはします」と信頼を寄せた。6日も行われる「レディースDAY」。今度は、勝利の喜びを分かち合う。(赤尾裕希)

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
中日
722 0.778
(↑0.028)
-
(-)
735
(+6)
31
(+3)
11
(+3)
4
(+1)
0.240
(↑0.003)
2.850
(↓0.02)
2
(-)
DeNA
632 0.667
(↑0.042)
1
(-)
762
(+11)
64
(+9)
19
(+3)
2
(-)
0.299
(↑0.01)
5.330
(↓0.27)
3
(2↑)
楽天
641 0.600
(↑0.044)
1.5
(-)
750
(+7)
41
(+3)
10
(+1)
4
(-)
0.262
(↓0.002)
3.560
(↑0.06)
4
(2↓)
巨人
542 0.556
(↓0.069)
2
(↓1)
746
(+4)
45
(+6)
17
(+3)
6
(+1)
0.262
(↓0.002)
3.990
(↓0.21)
5
(1↓)
ORIX
650 0.545
(↓0.055)
2
(↓1)
764
(+3)
56
(+6)
10
(-)
5
(+1)
0.297
(↓0.01)
5.120
(↓0.15)
6
(1↓)
ロッテ
551 0.500
(↓0.056)
2.5
(↓1)
760
(+9)
49
(+11)
13
(+1)
14
(+1)
0.246
(↓0.001)
4.260
(↓0.74)
7
(-)
阪神
560 0.455
(↓0.045)
3
(↓1)
744
(+2)
53
(+10)
12
(+1)
13
(-)
0.246
(↑0.002)
4.040
(↓0.3)
7
(-)
ヤクルト
560 0.455
(↓0.045)
3
(↓1)
750
(+3)
48
(+6)
13
(+1)
9
(-)
0.264
(↑0.003
4.550
(↓0.16)
9
(-)
日本ハム
460 0.400
(↑0.067)
3.5
(-)
837
(+6)
39
(+4)
5
(+2)
7
(-)
0.239
(↓0.002)
3.660
(↓0.04)
10
(1↑)
ソフトバンク
362 0.333
(↑0.083)
4
(-)
744
(+10)
36
(+2)
15
(+2)
5
(+1)
0.247
(↑0.004)
3.260
(↑0.13)
11
(1↑)
西武
243 0.333
(↑0.133)
3.5
(-)
938
(+6)
48
(+3)
16
(+4)
3
(-)
0.272
(↓0.002)
5.280
(↑0.31)
12
(2↓)
広島
251 0.286
(↓0.047)
4
(↓1)
1032
(+3)
52
(+7)
6
(+2)
10
(-)
0.297
(↑0.001)
6.040
(↑0.01)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
33182 0.647
(↓0.013)
-
(-)
90235
(+2)
192
(+10)
57
(+1)
47
(-)
0.256
(-)
3.360
(↓0.07)
2
(-)
巨人
28209 0.583
(↓0.013)
3.5
(-)
86236
(+4)
208
(+6)
73
(+3)
38
(+1)
0.257
(-)
3.480
(↓0.04)
3
(-)
ヤクルト
25227 0.532
(↓0.011)
6
(-)
89233
(+3)
221
(+6)
53
(+1)
34
(-)
0.250
(↑0.001
3.890
(↓0.04)
4
(-)
中日
23249 0.489
(↑0.011)
8
(↑1)
87160
(+6)
166
(+3)
29
(+3)
26
(+1)
0.237
(↑0.001)
2.840
(-)
5
(-)
広島
18256 0.419
(↓0.01)
11
(-)
94163
(+3)
199
(+7)
32
(+2)
28
(-)
0.262
(↑0.001)
3.770
(↓0.05)
6
(-)
DeNA
18328 0.360
(↑0.013)
14.5
(↑1)
85224
(+11)
289
(+9)
56
(+3)
11
(-)
0.249
(↑0.003)
4.780
(↓0.06)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
29219 0.580
(↑0.009)
-
(-)
84238
(+7)
212
(+3)
47
(+1)
25
(-)
0.241
(-)
3.420
(↑0.01)
2
(-)
ソフトバンク
27239 0.540
(↑0.009)
2
(-)
84254
(+10)
209
(+2)
55
(+2)
41
(+1)
0.261
(-)
3.370
(↑0.02)
3
(-)
ロッテ
25248 0.510
(↓0.011)
3.5
(↓1)
86275
(+9)
242
(+11)
59
(+1)
48
(+1)
0.248
(-)
4.020
(↓0.14)
4
(-)
ORIX
24277 0.471
(↓0.009)
5.5
(↓1)
85239
(+3)
242
(+6)
57
(-)
19
(+1)
0.254
(↓0.001)
3.890
(↓0.04)
5
(-)
西武
212411 0.467
(↑0.012)
5.5
(-)
87211
(+6)
230
(+3)
46
(+4)
52
(-)
0.245
(-)
4.040
(↑0.02)
6
(-)
日本ハム
19305 0.388
(↑0.013)
9.5
(-)
89171
(+6)
229
(+4)
30
(+2)
31
(-)
0.224
(-)
3.900
(-)