1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 | 6 | 7 | 0 | 2 |
巨人 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 4 | 8 | 0 | 3 |
勝利投手:河野 竜生(1勝1敗0S) 敗戦投手:戸郷 翔征(5勝3敗0S) 本塁打 |
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◆日本ハムが逆転勝ち。日本ハムは0-1で迎えた7回表、王の2ランと代打・高濱のグランドスラムで一挙6点を奪い、逆転に成功する。投げては、2番手・河野が今季1勝目。敗れた巨人は、最終回に亀井の通算100本塁打となるソロなどで追い上げを見せるも、及ばなかった。
◆巨人戸郷翔征投手(21)が先発した試合は助っ人選手の活躍が目立つ。 戸郷先発時のゼラス・ウィーラー内野手(34)が7試合で打率3割4分5厘、ジャスティン・スモーク内野手(34)が4試合で打率4割6分7厘。スモークは戸郷登板試合で4試合続けて本塁打を記録中。
◆巨人は2軍で再調整のため登録を抹消された丸佳浩外野手(32)に代わって、亀井善行外野手(38)が「6番右翼」でスタメンに名を連ねた。先発出場は4月20日阪神戦以来となる。 日本ハムは2年目の立野和明投手(23)が公式戦初登板初先発となる。
◆巨人ゼラス・ウィーラー内野手(34)が全力スーパーキャッチで観客を魅了した。 3回2死、日本ハム五十幡の放った左翼線への飛球を滑り込みながら好捕。左邪飛とした。勢い余ってフェンスにぶつかりながらのプレーに東京ドームに拍手が巻き起こった。岡本和や先発を務めた戸郷とハイタッチしながら、笑顔でベンチに戻っていった。
◆巨人小林誠司捕手(31)の今季2打席目は空振り三振に終わった。7回1死、投手戸根の代打で登場すると、カウント2-2からの6球目。日本ハム堀の変化球にバットが空を切った。ボールはそのまま小林の右膝付近を直撃し、捕手後方へ転々とした。小林は一塁へと走り、振り逃げを狙ったが、審判団の協議の末、空振り三振でアウトとなった。8回の守備からマスクをかぶった。 今季は1軍で9試合目の出場も、スタメン出場はなし。打席に立ったのは3月28日DeNA戦で犠打を決めた1打席のみだった。
◆巨人亀井善行外野手(38)がプロ通算100号本塁打を放った。9回無死、日本ハム杉浦から右翼席に運んだ。「6番右翼」で4月20日阪神戦以来35試合ぶりにスタメンに名を連ね、即結果を出した。2日と3日にはベテランでは異例となる"親子ゲーム"で奮闘。鎌ケ谷で行われたイースタン・リーグ日本ハム戦に先発出場した後、東京ドームでの西武戦に代打で出場していた。 プロ17年目での到達は大卒選手では史上最遅となった。38歳10カ月での100号到達は歴代年長4位タイ。最年長は52年岩本(大洋)の40歳3カ月で、現巨人野手総合コーチの石井(広島)が09年に記録した38歳10カ月に並んだ。球団の生え抜き選手では76年末次利光の34歳1カ月を45年ぶりに更新する年長記録となった。 04年ドラフト4位で中大から入団。2年目の06年6月29日、横浜スタジアムでの横浜(現DeNA戦)戦で、米ジャイアンツからの退団を表明した山口俊投手からプロ初本塁打を放った。17年目の今季は、3月26日のDeNAとの開幕戦で、史上初の開幕戦代打サヨナラ弾を決め、100号へ王手をかけていた。 ▼通算100本塁打=亀井(巨人) 5日の日本ハム2回戦(東京ドーム)の9回、杉浦から今季2号を放って達成。プロ野球302人目。初本塁打は06年6月29日の横浜9回戦(横浜)で山口から。38歳10カ月で達成は史上4位タイの年長記録。 ◆通算100号のスロー到達 <1>52年岩本(大洋) 40歳3カ月 <2>67年ロイ(西鉄) 39歳9カ月 <3>90年八重樫(ヤクルト) 39歳0カ月 <4>67年スペンサー(阪急)、09年石井琢(広島)、21年亀井(巨人) 38歳10カ月
◆先発は巨人が中5日の戸郷、日本ハムは公式戦初登板初先発の立野。巨人は2回1死一、二塁、大城が先制適時打を放った。 巨人戸郷は6回まで2安打無失点、8奪三振と好投。日本ハム立野は5回3安打1失点で、プロ初マウンドを降りた。 日本ハムは7回、王柏融の2ランと代打高浜の満塁弾で逆転した。巨人は9回、亀井の通算100号などで反撃も及ばなかった。日本ハム河野が今季初勝利、巨人戸郷は3敗目。
◆節目の1発を決めた男の顔ではなかった。 4点ビハインドの9回、巨人亀井善行外野手(38)が日本ハムの守護神杉浦のスライダーを捉えた。待ちに待ったプロ通算100号本塁打にも、リードを許す状況に厳しい表情は崩さなかった。メモリアル弾を契機に猛攻を見せたが、時すでに遅し。4-6で敗れ、笑顔なくロッカー室へ消えた。 プロ17年目での到達は大卒選手では史上最遅で、38歳10カ月は歴代年長4位タイ。ここまで5455日。じっくり歩んできた。 長い道のりをへても、変わらないものがある。開幕戦でサヨナラ本塁打を放ったが、以降は快音が思うように響かない。そんな中、2日と3日の昼間は千葉・鎌ケ谷でのイースタン・リーグ日本ハム戦に出場。夜には東京ドームで西武戦とベテランでは異例の"親子ゲーム"を志願した。練習では代打1打席勝負で対峙(たいじ)する多くの守護神を想定し、打席の投手寄りに立って速球への感覚を磨く。プロ入り後、常に向上心を抱いてきた。4月20日以来の先発出場で最後まで集中力を高められていたのは、積み重ねてきた鍛錬のたまものだった。 原監督は、「(親子ゲーム出場志願は)あらゆるアスリートのお手本になるケースだと思いますね。200号目指して頑張るでしょう」と目を細めた。亀井は「節目という点では時間はかかりましたが打つことができて良かった。これをきっかけにチームに貢献できるように、打撃の状態を上げていきたいです」とコメントした。焦らず、じっくり、丁寧に。これからもカメのように野球道を歩んでいく。【浜本卓也】 ▼通算100本塁打=亀井(巨人) 5日の日本ハム2回戦(東京ドーム)の9回、杉浦から今季2号を放って達成。プロ野球302人目。初本塁打は06年6月29日の横浜9回戦(横浜)で山口から。38歳10カ月で達成は史上4位タイの年長記録。 ? ▽巨人戸郷(7回に突然乱れて6回1/3を6失点) 良かっただけに申し訳ないです。中継ぎ陣の皆さんの負担を何とか軽減したいと思っていましたが、投げ切れませんでした。(王柏融の)あの1本を防がなければいけませんでした。
◆日本ハム王柏融外野手(27)が値千金の逆転決勝弾を放った。1点を追う7回1死一塁で戸郷から逆転4号2ランを右中間へ運んだ。来日3年目でシーズン自己最多本塁打を更新。劇的な1発で連続無得点イニングを28で止め、チームの連敗も止めた「台湾の大王」は故郷へコロナワクチンを無償提供した日本へ感謝の気持ちを示した。王柏融は、どうしても伝えたいことがあった。ヒーローインタビューの最後に思いの丈を話した。 王柏融 まず、この場を借りて日本に感謝をしないといけないことがあります。台湾にワクチンを提供してくれまして、本当にありがとうございます。日本と台湾だけじゃなくて、地球の全ての国が1日も早くコロナが収まりますように祈ります。 故郷では5月中旬から再びコロナ禍が拡大。ワクチンの確保に難航する中で、日本政府から無償提供されたワクチン124万回分が4日午後に現地へ到着した。「台湾もすごい大変な時期で、こういう時に日本が台湾へ向けてワクチンを提供してくれて本当に感謝しています」。全国放送をしていたNHKなどを通じて、感謝の気持ちを多くの人に伝えることができた。 値千金のアーチが打てたからこそ、純粋な思いを伝えることができた。0-1で迎えた7回1死一塁で戸郷の147キロ直球を完璧に捉えて4号逆転決勝2ランを放った。「狙いを高くしていた」と、第1、2打席は空振り三振に打ち取られていたフォークをしっかりケア。1ボールから5球連続で投げられたが耐え、浮いてきた真っすぐに力負けすることなく仕留めた。 チームにとって29イニングぶりの得点。勢いを取り戻した打線は代打高浜のグランドスラムも飛び出すなど一気に閉塞(へいそく)感を打ち破った。栗山監督も「大きかった」とたたえたメモリアル弾だった。 王柏融は「チームに元気を与える1発になった。自分にとっても本当に大きなホームランだったし、勝利につながってよかった」と、最後は笑みがこぼれた。逆襲のビッグウエーブの起点を、台湾の大王が生み出した。【木下大輔】
◆苦労人の日本ハム高浜祐仁内野手(24)が、球団史上9本目となる代打満塁本塁打で、巨人先発の戸郷をノックアウトした。王柏融の4号2ランで逆転した直後の7回1死満塁。代打で打席に立った高浜は「外野フライでいいくらいの気持ちだった」。ど真ん中の149キロ直球を見逃さず、左中間席へ。4月12日オリックス戦(京セラドーム大阪)以来のプロ2号。「(プロ1号より)こっちの方が、全然、うれしい」。チームにとっては、11年7月9日、二岡智宏(現巨人3軍監督)以来の代打満弾に、両手でガッツポーズだ。 1発のある代打として、主力不調時には一塁や二塁のスタメンでチームを支える。「何も考えずシンプルに、自分のやるべきことを毎日やっている」。交流戦に入ってからの打率は3割8分5厘と、4割に迫る勢い。この日の一打に、栗山監督は「素晴らしかったね。技術も勝負の仕方も」と、うなった。 昨季途中に、育成から支配下に復帰。5日前には、ロッテの兄卓也も支配下に復帰した。「ちっちゃい時から、ずっと目標にして憧れていた。お兄ちゃんに追いつき、追い越せ、でやっている」。1軍での同時出場なるか。兄弟の夢が、再び動きだした。【中島宙恵】
◆日本ハム19年ドラフト1、2位両腕が逆転勝利への流れをつくった。プロ初登板初先発の同2位立野は5回3安打1失点と好投。「最少失点で粘れたのでよかった」と先発の役目をきっちり果たした。 2番手で登板した同1位河野は「一緒にドラフトで入って(立野が)初めての先発だったので、これ以上、点を取られてはいけないと思った」と6回を3者凡退。7回の逆転劇を呼び込んで今季初勝利を挙げた。
◆日本ハムの2年目の立野が先発してプロ初登板し、5回を投げて5三振を奪うなど3安打1失点と堂々の投球を披露した。「四球で走者を出してしまう場面でも最少失点で粘れたので良かった」とうなずいた。 4四死球と制球が荒れ気味だったが、直球を軸に強気にストライクゾーンで勝負した。0―1の五回2死一、二塁では好調の吉川を遊ゴロに仕留めてピンチを切り抜けた。「立ち上がりは緊張もあったが、三回からは落ち着いて投げることができた」と振り返った。 愛知・中部大第一高から東海理化を経て2020年にドラフト2位で入団。ここまで1軍に同行することはあったものの登板はなく、バーヘイゲンが出場選手登録を外れて回ってきた機会で好投した。「いい球と悪い球がはっきりしていた。もう少し精度を上げていきたい」と反省も忘れなかった。
◆巨人の戸郷は1球の失投から暗転した。七回途中まで投げて今季ワーストの6失点。六回までは8三振を奪う快投だった。1―0の七回1死一塁で、それまで2三振に仕留めていた王柏融を打席に迎えた。1ボール2ストライクと追い込んでから粘られ、7球目の高めに浮いた直球を右中間席へ運ばれて逆転を許した。 集中が途切れたのか、その後は2四球と安打で満塁のピンチ。代打高浜に直球が甘く入り満塁本塁打を浴びた。相手打者がダイヤモンドを一周する間、打球が入った左翼席を放心した様子で見詰め、交代を告げられた。 前回登板は中4日で臨み、今回も中5日と短い間隔で先発のマウンドに上がった。フル回転で投げてきたが、力尽きた。
◆日本ハムが逆転勝ちした。0―1の七回に王柏融の2ランと代打高浜の満塁本塁打で一挙6点を奪ってひっくり返した。河野が六回に2番手で登板して今季初勝利を挙げた。巨人は先発した戸郷が七回に崩れて連勝が3で止まった。
◆巨人の亀井がプロ17年目で通算100本塁打を達成した。2―6の九回、先頭打者で打席に入り、杉浦のスライダーを右翼席へ運んだ。今季の開幕戦で代打サヨナラ本塁打を放って以来の一発での到達に「100号の節目という点では時間はかかったが、打つことができて良かった」と控えめに喜んだ。 今季は代打での出場が多く、出場機会が限られている。2、3日はデーゲームの2軍戦で実戦感覚を養った。丸が不振で2軍に降格し、巡ってきた4月20日以来の先発出場だった。「これをきっかけにチームに貢献できるように、打撃の状態を上げていきたい」と言葉に力を込めた。 原監督(通算100本塁打を達成した亀井に)「久しぶりに先発して右翼や中堅、左翼もやって、チームの大きな役割を担ってくれた。これから先も、200号を目指して頑張るでしょう」
◆「6番・右翼」で先発した巨人・亀井善行外野手(38)が、プロ野球史上302人目となる通算100号を達成した。2-6で迎えた九回に、杉浦のスライダーをとらえて右翼席に運んだ。 「100号の節目という点では時間はかかりましたが打つことができてよかったです。これをきっかけにチームに貢献できるように、打撃の状態を上げていきたいです」 38歳10カ月での達成は、歴代4位に並ぶ年長記録。3月26日の開幕・DeNA戦(東京ドーム)で史上初の開幕戦代打サヨナラ本塁打を達成して以来の一発となった。原監督は「久しぶりに先発で右翼をやったり中堅、左翼もやってくれたり。大きな役割を担ってくれました。これから先も、200号目指して頑張るでしょう」とたたえた。
◆好投していた先発の戸郷が七回に突如崩れ、王に2ラン、高浜に満塁弾を浴びて七回途中6失点で3敗目を喫した。亀井は九回に2号ソロを放ち、通算100号を達成。原辰徳監督(62)の一問一答は以下の通り。 --戸郷は六回まで好投。七回が悔やまれる 「やっぱり2ランは、仕方ないって言ったら戸郷には申し訳ないかもしれないけど、しかしあそこ(王に逆転2ランを浴びた直後)の四球だろうね。あの辺は防げたんではないかなっていうのはあるね」 --七回は戸郷に何とか乗り越えてほしかった 「もう、完封してほしいと思っていたよ、はっはっは(笑)。リリーフ陣も休められるし、そういう願いはありましたけどね。まあ、そこまではちょっと、いかなかったということでしょうな」 --二回に1点を先制し、なおも二、三塁の好機で無得点 「いやいや、それを言い始めるとね。でも粘り強く最後まで戦っている。結果としては今日は相手に軍配が上がったというところで。明日またベストを尽くすというところですね」--亀井が通算100号「久しぶりに先発で右翼をやったり、(試合中に守備位置を変更して)中堅、左翼もやってくれたり。チームとして大きな役割を担ってくれましたね。これから先も、200号目指して頑張るでしょう」--亀井は2軍のデーゲームに出ながら調整をしていた「そうそう、あれくらいの選手になるとね、こっちから『行きなさい』ということは100%なくてね。本人が希望の中で『行かせてくれ』というところからスタートしていることでね。その辺もやっぱり、あらゆるアスリートはお手本になるケースだと思いますね」--丸が抹消「少ない時間ではあるけれども、良い形で戻ってきてくれると思います。今日も一生懸命(2軍で)練習しているっていうことは聞いています」--明日は右肘の違和感で離脱していた菅野が約1カ月ぶりの登板「OKサインを本人が出してくれているんでね。そこは、大いに期待したいですね」
◆日本ハムの2年目の河野が0―1の六回に2番手で登板して今季初勝利を挙げた。同期入団の先発した立野に代わってマウンドに上がると4番の岡本和から切れのある直球で見逃し三振を奪うなど三者凡退。直後の味方打線の猛攻につなげ「自分の有利なカウントに持っていくことができた。これ以上、点を与えるわけにはいかなかった」と胸を張った。 今季は開幕ローテーションに入ったが好結果を残せず、4月半ばから救援に回った。中継ぎとして好投を続けており「最初は悔しかったが、2軍で投げるより1軍で投げることが大事。走者がいる場面でも絶対にかえさないという思いで投げている」と表情を引き締めた。
◆日本ハムの王柏融が0―1の七回に逆転2ランを放った。それまで戸郷に2三振を喫していたが、2ボール2ストライクからの7球目の高めに浮いた直球を逃さず右中間席まで運び「追い込まれたので、しっかり粘っていこうという気持ちだった。いい結果が出て良かった」と喜んだ。 ヒーローインタビューでは、出身地の台湾に日本政府から新型コロナウイルスワクチンを無償提供されたことに触れ「本当にありがとうございます。日本と台湾だけでなく、世界中が一日でも早くコロナが収まるように祈ります」と感謝の言葉を述べた。
◆七回に王柏融が逆転の4号2ラン。2三振を喫していた戸郷の直球を右中間席に運び「いい結果が出て良かった」と喜んだ。ヒーローインタビューでは、出身地の台湾に日本政府から新型コロナウイルスワクチンを無償提供されたことに触れ「本当にありがとうございます。日本と台湾だけでなく、世界中が一日でも早くコロナが収まるように祈ります」と感謝の言葉を述べた。
◆コツコツと積み上げ、大台に到達した。巨人・亀井善行外野手(38)が、プロ野球302人目の通算100本塁打を達成。「時間はかかりましたが打つことができて良かった」と、記念ボードを控えめに掲げた。 不振で2軍落ちした丸に代わり、35試合ぶりに先発出場。2-6の九回に杉浦のスライダーを捉え、右翼席に2号ソロを運んだ。38歳10カ月での100号到達は2009年の広島・石井琢朗と並ぶ年長4番目(1位は1952年の大洋・岩本義行=40歳3カ月)で、巨人生え抜きでは最年長記録となった。 チーム最年長で迎えた今季は代打での出番が増えた。試合勘の維持で今月2、3日にはナイターの前に2軍戦に出場。原監督は「あれくらいの選手になると、こっちから『行きなさい』ということは100%ない」と志願だったことを明かす。 節目の一打を白星では飾れなかった。ただ、その姿勢は常に後輩たちの手本になっている。(樋口航)
◆日本ハム・高浜祐仁内野手(24)は七回、勝利を確実にするグランドスラムを左中間席にたたき込んだ。 「(プロ初本塁打より)今回の方が、めちゃくちゃうれしいです」 王柏融の逆転2ランでチーム29イニングぶりの得点が生まれた直後の打席だった。1死満塁の好機に代打で登場。149キロの直球を捉えた。 これが今季パ・リーグ初の満塁弾。コロナ禍で開幕が遅れた昨季を除き、パでシーズン初の満塁弾が6月までかかったのは1960年(1号=6月12日の近鉄・竹下光郎)以来61年ぶりだ。 代打満塁本塁打は、球団では2011年7月9日の二岡智宏(現巨人3軍監督)以来、9人目。今季初出場だった4月11日のオリックス戦でプロ初本塁打をマークしたばかりの男が、大仕事をやってのけた。 横浜高では13年夏の神奈川大会準々決勝で桐光学園・松井(現楽天)から本塁打を放つなど、パンチ力には定評がある。15年にドラフト7位で入団。19年オフに育成契約となり、腰の手術を受けた。昨年7月に支配下復帰。5月1日に新型コロナウイルス感染が判明して一時離脱したが、見事値千金の一打を放った。 ロッテの兄・卓也内野手(31)も5月31日に支配下契約に返り咲いた。「お互い支配下になったので1軍で対戦できる」。1軍での〝再会〟へ、兄弟が夢を追う。(加藤次郎)
<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
中日 |
7 | 2 | 2 | 0.778 (↑0.028) | - (-) |
7 | 35 (+6) | 31 (+3) | 11 (+3) | 4 (+1) |
0.240 (↑0.003) | 2.850 (↓0.02) |
2 (-) |
DeNA |
6 | 3 | 2 | 0.667 (↑0.042) | 1 (-) |
7 | 62 (+11) | 64 (+9) | 19 (+3) | 2 (-) |
0.299 (↑0.01) | 5.330 (↓0.27) |
3 (2↑) |
楽天 |
6 | 4 | 1 | 0.600 (↑0.044) | 1.5 (-) |
7 | 50 (+7) | 41 (+3) | 10 (+1) | 4 (-) |
0.262 (↓0.002) | 3.560 (↑0.06) |
4 (2↓) |
巨人 |
5 | 4 | 2 | 0.556 (↓0.069) | 2 (↓1) |
7 | 46 (+4) | 45 (+6) | 17 (+3) | 6 (+1) |
0.262 (↓0.002) | 3.990 (↓0.21) |
5 (1↓) |
ORIX |
6 | 5 | 0 | 0.545 (↓0.055) | 2 (↓1) |
7 | 64 (+3) | 56 (+6) | 10 (-) | 5 (+1) |
0.297 (↓0.01) | 5.120 (↓0.15) |
6 (1↓) |
ロッテ |
5 | 5 | 1 | 0.500 (↓0.056) | 2.5 (↓1) |
7 | 60 (+9) | 49 (+11) | 13 (+1) | 14 (+1) |
0.246 (↓0.001) | 4.260 (↓0.74) |
7 (-) |
阪神 |
5 | 6 | 0 | 0.455 (↓0.045) | 3 (↓1) |
7 | 44 (+2) | 53 (+10) | 12 (+1) | 13 (-) |
0.246 (↑0.002) | 4.040 (↓0.3) |
7 (-) |
ヤクルト |
5 | 6 | 0 | 0.455 (↓0.045) | 3 (↓1) |
7 | 50 (+3) | 48 (+6) | 13 (+1) | 9 (-) |
0.264 (↑0.003) | 4.550 (↓0.16) |
9 (-) |
日本ハム |
4 | 6 | 0 | 0.400 (↑0.067) | 3.5 (-) |
8 | 37 (+6) | 39 (+4) | 5 (+2) | 7 (-) |
0.239 (↓0.002) | 3.660 (↓0.04) |
10 (1↑) |
ソフトバンク |
3 | 6 | 2 | 0.333 (↑0.083) | 4 (-) |
7 | 44 (+10) | 36 (+2) | 15 (+2) | 5 (+1) |
0.247 (↑0.004) | 3.260 (↑0.13) |
11 (1↑) |
西武 |
2 | 4 | 3 | 0.333 (↑0.133) | 3.5 (-) |
9 | 38 (+6) | 48 (+3) | 16 (+4) | 3 (-) |
0.272 (↓0.002) | 5.280 (↑0.31) |
12 (2↓) |
広島 |
2 | 5 | 1 | 0.286 (↓0.047) | 4 (↓1) |
10 | 32 (+3) | 52 (+7) | 6 (+2) | 10 (-) |
0.297 (↑0.001) | 6.040 (↑0.01) |
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
33 | 18 | 2 | 0.647 (↓0.013) | - (-) |
90 | 235 (+2) | 192 (+10) | 57 (+1) | 47 (-) |
0.256 (-) | 3.360 (↓0.07) |
2 (-) |
巨人 |
28 | 20 | 9 | 0.583 (↓0.013) | 3.5 (-) |
86 | 236 (+4) | 208 (+6) | 73 (+3) | 38 (+1) |
0.257 (-) | 3.480 (↓0.04) |
3 (-) |
ヤクルト |
25 | 22 | 7 | 0.532 (↓0.011) | 6 (-) |
89 | 233 (+3) | 221 (+6) | 53 (+1) | 34 (-) |
0.250 (↑0.001) | 3.890 (↓0.04) |
4 (-) |
中日 |
23 | 24 | 9 | 0.489 (↑0.011) | 8 (↑1) |
87 | 160 (+6) | 166 (+3) | 29 (+3) | 26 (+1) |
0.237 (↑0.001) | 2.840 (-) |
5 (-) |
広島 |
18 | 25 | 6 | 0.419 (↓0.01) | 11 (-) |
94 | 163 (+3) | 199 (+7) | 32 (+2) | 28 (-) |
0.262 (↑0.001) | 3.770 (↓0.05) |
6 (-) |
DeNA |
18 | 32 | 8 | 0.360 (↑0.013) | 14.5 (↑1) |
85 | 224 (+11) | 289 (+9) | 56 (+3) | 11 (-) |
0.249 (↑0.003) | 4.780 (↓0.06) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
楽天 |
29 | 21 | 9 | 0.580 (↑0.009) | - (-) |
84 | 238 (+7) | 212 (+3) | 47 (+1) | 25 (-) |
0.241 (-) | 3.420 (↑0.01) |
2 (-) |
ソフトバンク |
27 | 23 | 9 | 0.540 (↑0.009) | 2 (-) |
84 | 254 (+10) | 209 (+2) | 55 (+2) | 41 (+1) |
0.261 (-) | 3.370 (↑0.02) |
3 (-) |
ロッテ |
25 | 24 | 8 | 0.510 (↓0.011) | 3.5 (↓1) |
86 | 275 (+9) | 242 (+11) | 59 (+1) | 48 (+1) |
0.248 (-) | 4.020 (↓0.14) |
4 (-) |
ORIX |
24 | 27 | 7 | 0.471 (↓0.009) | 5.5 (↓1) |
85 | 239 (+3) | 242 (+6) | 57 (-) | 19 (+1) |
0.254 (↓0.001) | 3.890 (↓0.04) |
5 (-) |
西武 |
21 | 24 | 11 | 0.467 (↑0.012) | 5.5 (-) |
87 | 211 (+6) | 230 (+3) | 46 (+4) | 52 (-) |
0.245 (-) | 4.040 (↑0.02) |
6 (-) |
日本ハム |
19 | 30 | 5 | 0.388 (↑0.013) | 9.5 (-) |
89 | 171 (+6) | 229 (+4) | 30 (+2) | 31 (-) |
0.224 (-) | 3.900 (-) |
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