阪神(★2対10☆)ソフトバンク =交流戦2回戦(2021.06.05)・阪神甲子園球場=
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ソフトバンク
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阪神
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勝利投手:マルティネス(5勝1敗0S)
敗戦投手:伊藤 将司(3勝3敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】甲斐 拓也(6号・6回表2ラン),甲斐 拓也(7号・9回表ソロ)
【阪神】マルティネス(10号・3回裏2ラン)

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◆ソフトバンクは2点を追う6回表、真砂の適時打と甲斐の2ランで逆転に成功する。5-2となって迎えた8回には、三森と代打・長谷川の連続適時打などで4点を加え、試合を決めた。投げては、先発・マルティネスが6回2失点の好投で今季5勝目。敗れた阪神は、救援陣が振るわなかった。

◆阪神大山悠輔内野手(26)は3日オリックス戦から甲子園で2試合連続本塁打中。3試合連続本塁打となれば昨年8月8~10日以来、自身2度目となり、甲子園で3連発は初めてとなる。 今日はソフトバンク先発のマルティネスから1発を打てるか。

◆阪神ジェフリー・マルテ内野手(29)が3回に先制10号2ランを放った。来日1年目の19年に12本を放って以来2年ぶりの2桁本塁打となった。 3回1死一塁、2ボール2ストライクからソフトバンク先発マルティネスの152キロ高め直球を左中間スタンドへ豪快にたたき込んだ。ビジョンで表示された本塁打データ「打球速度166キロ、打球角度33度、飛距離134メートル」の特大弾となった。「相手も良い投手だし、伊藤(将)も頑張って投げてくれているから、とにかく打ちたいと思っていたよ。最高の結果になってくれたし、久しぶりにみんなで甲子園でラパンパラができて、うれしかったね」。ベンチではナイン、スタンドのファンと一緒に「ラパンパラ」ポーズのパフォーマンスで喜びを分かち合った。 マルテの本塁打は5月25日ロッテ戦(甲子園)以来10戦ぶり。日本新記録のデーゲーム17連勝に向け、貴重な先制パンチとなった。

◆ギータ先輩、負けませんよ! 阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)が、6回の第3打席で左前打を放った。先発マルティネスの147キロに詰まりながらもパワーで持っていった。 同じ右投げ左打ちのパワーヒッターで「柳田2世」とも称されるルーキーは、前日4日に本家と初対面した。井上ヘッドコーチに紹介され、甲子園室内で談笑。試合後には「打球の速度だったり、質とか、やっぱり他のバッターと違うなというところは見れてよかったです」と語り、刺激を受けた様子だった。 その柳田は6回に中前打でチャンスメーク。佐藤輝も負けず劣らずの力強いスイングで4試合連続安打とした。

◆阪神が1イニング2失策で、終盤に痛い2点を失った。 阪神は前日までリーグワーストの36失策。この日は接戦で痛いミスが出た。 1点を追う7回、この回から登板した小林が代打三森に四球。続く川島のゴロを三塁手の大山悠輔内野手(26)がファンブルし、出塁を許した。犠打で1死二、三塁とされ、栗原の投ゴロの間に1点を失った。 この栗原の打球処理で小林が負傷交代し、マウンドに上がったのは左腕の岩貞。2死三塁から迎えた4番柳田をシュートで詰まらせるも、今度は遊撃手の中野拓夢内野手(24)が一塁へ悪送球。この間に、2人目の生還を許した。6回には好守備で助けていただけに、痛い適時失策となった。

◆阪神小林慶祐投手(28)が負傷降板した。 1点ビハインドの7回表に登板。四球と味方失策、犠打で1死二、三塁とされ、3番栗原を迎えた場面。フルカウントから一塁線のゴロを捕球して踏ん張った際に左足首をひねったとみられ、一塁送球後は身動きが取れなくなり、担架で運ばれた。 今季は試合前時点で17試合登板、防御率2・93。ブルペン陣の一角としてフル稼働していた。 前日4日にはセットアッパー岩崎が疲労蓄積で出場選手登録を抹消されており、中継ぎ陣が苦境に立たされている。

◆阪神が痛恨の逆転負けを喫し、16試合連続で「オセロ勝敗」となった。 5月14日巨人戦に勝利してから16試合連続で白星、黒星が交互に続いている。これでDeNAが昨年6月26日阪神戦から7月15日中日戦まで記録したプロ野球記録に並んだ。 なおデーゲームの連勝は16で止まり、日本新記録はならなかった。 試合は、3回に3番ジェフリー・マルテ内野手(29)が先制の10号2ラン。先発のドラフト2位伊藤将司投手(25)が6回に3失点して逆転を許すと、7回には2失策絡んで無安打で2点を追加された。8回にも1失策が絡んで4失点。2番手で登板した小林慶祐投手(28)が左足首負傷で緊急降板するなど、重苦しい1敗となった。▼阪神が、勝利と敗北を繰り返す「ヌケヌケ」を16試合に伸ばし、20年DeNAと並んでプロ野球最長となった。阪神は5月14日巨人戦○に始まり、6月5日ソフトバンク戦●まで、交互に白星と黒星を連ねている。

◆阪神が先手を取った。3回1死一塁からマルテの10号2ランで2点を先制した。ソフトバンクは3回まで1安打無得点。 ソフトバンクは6回2死三塁から甲斐の6号2ランで3-2と逆転。阪神は6回2死一、二塁の好機も、得点につながらなかった。 ソフトバンクが甲斐の2本塁打などによる2桁得点で逆転勝ち。連敗を4で止めた。マルティネスは5勝目。阪神伊藤将は3敗目。

◆負傷降板した阪神小林慶祐投手(28)は、出場選手登録抹消が確実となった。 1点ビハインドの7回表に登板。四球と味方失策、犠打で1死二、三塁とされ、3番栗原を迎えた場面。フルカウントから一塁線の投ゴロを捕球して踏ん張った際に左足首をひねったとみられ、一塁送球後は動けなくなり、担架で運ばれた。 小林は今季18試合登板で防御率2・81。ブルペン陣の一角としてフル稼働していた。矢野監督は試合後「明日投げられるということは多分ないから抹消になると思うけど、病院に行ってから最終判断になると思う」と心配顔だった。 前日4日にはセットアッパー岩崎が疲労蓄積で出場選手登録を抹消されており、中継ぎ陣が苦境に立たされている。 指揮官は「もちろん、なるようにしかならない。いるメンバーでどう粘れるかというのもあるし、打者陣が奮起して点を取るというのもあるし、先発投手も頑張るというのもある。誰か1人で補うというよりは全員でやるしかない。こういう時期は1年間の中である。全員で何とか埋められたら」と力を込めた。

◆ソフトバンクのニック・マルティネス投手(30)がチームトップの5勝目を挙げた。3回にマルテに先制2ランを浴び、9安打を許すも、2失点で踏ん張った。「マウンドが低く変化球のコントロールに少し苦労したが、(捕手の)甲斐がうまくいい部分を引き出してくれた」。6回には甲斐の1発で逆転し、終わってみれば大勝。「非常に厳しい試合だったが、粘りのあるいい投球ができたと思う」。自身の交流戦成績は5戦5勝となった。

◆ソフトバンクは打線が11安打10得点の猛攻で、連敗を4で止めた。試合後の工藤公康監督(58)の一問一答は以下の通り。 -6回にいい攻撃 工藤監督 真砂があそこでね、暗い雰囲気だったベンチをあの一打で盛り上げてね。柳田の走塁といい、真砂の走塁もだけど。二塁で止まるのと三塁まで行くのとは全然違うんでね。次のバッターも気楽に外野フライという感覚で、と立てるところになった。(中村)晃君がダメだったけど、(甲斐)拓也がよく打ったと思いますよ。 -相手の好プレーのあとの逆転弾 工藤監督 向こうの作戦も変わったでしょうしね、一気に逆転できたのが大きかった。 -マルティネスは粘投 工藤監督 辛抱強くですね、今日は。全体的にボールが高かったので、なかなか3者凡退とはいかなかったんですけど。いいときばかりではないので、悪いときにどうするかというところ。ホームランの2点だけというところでしっかり投げてくれた。 -今季の交流戦ではビジター初勝利 工藤監督 勝てないとなるとね、みんなも紙面を見たり、自分が打ててないとか、そういうところで暗くなるところはあるのかもしれないけど、勝負の中で勝っていくには切り替えが大事になってくるので。打てなかったのは過去の話なので。未来がそうなるとは限らない。未来に向けて反省、次の試合というのが大事。一喜一憂しない、引きずらないということも言い続けている。今日は良かったけど、また明日はリセットして備える。そうやっていくことが大事だと思います。 -デーゲームに強い阪神に勝利 工藤監督 ですね。向こうもそういう気持ちで来るとどんどん乗ってくるところがあるのでね。向こうのチャンスもあったけど、バッテリーでうまく抑えていってくれた。辛抱して投げていくことが何より大事だと思いますよ。

◆阪神が痛恨の逆転負けを喫し、16試合連続で「オセロ勝敗」となった。 阪神矢野燿大監督(52)の一問一答は以下の通り。 -試合を振り返ると、7回のミスも絡んだ2点が痛かった いやまあ、あれ(3番栗原の投ゴロ)は本塁は無理やから。それは仕方がないけど。(1番川島の三塁へのゴロを弾き、失策した)ユウスケ(大山)の難しいって、まあちょっとオーバースピンはかかっているやろけどな。難しいっていう感じの打球ではないから、もちろん処理せなあかんと思うし。それがこういう結果になっているっていうところは、俺らも選手も受け止めていると思うんで。それはもちろん、試合の中での展開ではそうなったっていう風に認めざるを得ないよね。 -先発伊藤将の投球は らしさというのは出していたと思う。すごく調子が良かったわけではないと思うけど、あそこまで行ったからね、あと1人、何とか粘ってというね。(甲斐には)ちょっとカウントを悪くして本塁打という結果からするともうちょっとやり方があったんじゃないかなと思うけど。まあ、最近そういう勝負どころというか粘りどころというところで、ちょっと勝ててないなという印象はあるんで、そこはバッテリーでもうちょっとこれからやっていくこともあるし。こういう負けて次どうするかっていうのも相談してやっていく形の投球になったかなと思うけど。 -5回に二塁走者の近本が飛び出したプレーが痛かった まあ、でも俺らの野球はそういう野球なんで。アウトになった時は流れが向こうに行ってしまうようなことも出てしまうこともあるけど、チャレンジするっていうところでは。もちろんアウトになるっていうところでは反省するところもあるし、マイナスな部分はもちろんあるけど。でも、それをとがめるっていう野球を俺はしたくないんで。チャレンジする野球はこれからもしていきます。 -小林の状態は 明日が投げられるということは多分ないから抹消になると思うけど、病院に行ってから最終判断になると思う。 -岩崎も抜けて台所事情は苦しい もちろんね、なるようにしかならないんで。いるメンバーでどう粘れるかというのもあるし、打者陣が奮起して点取るというのもあるし、先発ピッチャーも頑張るというのもあるし、誰か1人で補うというよりは全員でやるしかないんで。こういう時期は1年間の中であると思うんで。全員で何とか埋められたらなと思います。

◆ソフトバンク甲斐拓也捕手(28)が17年以来の1試合2発で打線を勢いづけ、連敗を4で止めた。 苦戦が続く今季の交流戦で、ビジター8試合目にして初勝利だ。甲斐はまず、1点を追う6回2死三塁で、左翼席へ特大の6号逆転2ラン。9回には甲子園の深いバックスクリーンにダメ押しの7号ソロを運び「自分のスイングをすることだけを考えていた」とうなずいた。 交流戦で12球団最多8度の優勝を誇る王者が、今季は波に乗れない。抑えの森、セットアッパーのモイネロが不在という状況もあり、終盤で白星を逃し、悔しい思いもした。正捕手として投手陣をリードする甲斐は「こういった状況が続けば、責任も感じますし、勝つためにやっているので。なんとかしようとしているんですけど、結果的に良くなかった」と苦しんでいた。 この日の朝、母の小百合さんから「頑張りなさい。甲子園でホームラン打ってこい」と、連絡があった。「最近は連絡を取ってなかったのに、こういうタイミングで来た。そういう風に見えてたのかな」。母の気遣いにも感謝し、勝利という返事を送り返した。 甲斐の逆転弾で勢いづいた打線は、7回に相手のミスも絡めて2点を追加。8回には三森や長谷川にも適時打が出て、一挙4点を奪った。終わってみれば11安打。5月1日オリックス戦以来、約1カ月ぶりの2桁10得点でセ・リーグ首位の阪神を圧倒した。 前日は2回2死満塁で投手の石川に打席が回るなど、DH制のないセの本拠地でなかなか打線がかみ合わなかった。工藤監督は「7番にはチャンスに強い人がいた方がいい」と期待を込めて送り出したキーマンが、満点回答でチームを救った。【山本大地】▽ソフトバンク三森(途中出場で8回、中前に今季初安打) 三塁走者が(周東)右京さんだったので、前に飛ばせば何とかなると、楽に行くことができた。今季初ヒットが追加点となる1本となってよかった。▽ソフトバンク尾形(今季初登板で9回を無失点) 去年の初登板(1回2安打3失点)で非常に悔しい思いをしたので、同じ失敗をしないようにと投げました。無失点で抑えることができてよかった。

◆プロ初の先発5番で出場したソフトバンク真砂勇介外野手が、逆転を呼ぶ適時二塁打を放った。 2点を追う6回1死一塁。伊藤将のチェンジアップを捉え、左中間を割った。「ギータさん(柳田)が塁に出て、チャンスを広げて行くんだ、自分で流れを変えるんだ、というの強い気持ちで打席に立った」。一塁から柳田の激走で1点を返すと、2死後に甲斐が逆転2ラン。勝利につながる一打に満足げだった。

◆阪神は3月27日ヤクルト戦から続けてきたデーゲームの連勝が16で止まった(1分け挟む)。50年中日の16連勝と並び、プロ野球最長となっていた。なお今季の阪神の、開幕から無傷のデーゲーム16連勝は球界初だった。

◆阪神ジェフリー・マルテ内野手が2年ぶりに2桁本塁打に到達した。 3回1死一塁でマルティネスの152キロ直球を捉え、左翼席へ先制の10号2ラン。10戦ぶりのアーチに「久しぶりに甲子園でラパンパラができてうれしかった」とお決まりのポーズをベンチ前で披露した。来日1年目の19年は12本、昨年は左ふくらはぎの張りで復帰と再発を繰り返し4本にとどまった。「いい時も悪い時もあるので、ポジティブに諦めずにやることが大事」。2試合連続マルチ安打で上昇ムードが漂ってきた。

◆阪神ドラフト2位の伊藤将司投手が、またも1発に泣いた。2-0の6回に真砂に適時二塁打で1点を返された後、中村晃の強烈な打球を中野がダイビングキャッチで仕留める好守で救った。しかし、続く甲斐に2ボールから左翼へ逆転2ランを浴びた。「中野がファインプレーをしてくれた後に踏ん張ることができずに悔しいですし、チームにも申し訳ないです」。5回までわずか2安打と好投だっただけに痛恨の1球となった。 開幕から無傷の3勝の後は3連敗で、4戦連続被弾など悔しい試合が続く。矢野監督は「最近勝負どころというか粘りどころで、ちょっと勝ててないという印象はある。負けて次どうするかを相談してやっていく形の投球になったかなと思う」と語り、次戦の白星につながることを願った。 「今日の反省を生かして、次の登板ではピンチの場面をしのげるように投げていきたい」と伊藤将。次は最後まで粘り抜く。

◆阪神が今季初めてデーゲームで黒星を喫した。「日本生命セ・パ交流戦」のソフトバンク戦に大敗して1分けを挟んだ"昼トラ"は16でストップし、日本新記録を逃した。6回に逆転され、7回に2失策から2失点で引き離された。3失策と走塁ミスにも、矢野燿大監督(52)は「チャレンジする野球をこれからも続ける」とナインをとがめず積極性を求めた。チームは白星と黒星が交互に16試合続き、プロ野球記録に並んだ。2-3の7回にミスが続き大敗につながっていった。無死一塁でソフトバンクがバントエンドランを仕掛け、川島のゴロは三塁へ。だが、大山がはじきピンチ拡大。矢野監督は「悠輔(大山)のは難しい感じの打球ではないから、もちろん処理せなあかんと思う」と悔やんだ。1死後の二、三塁から栗原の投ゴロの間に失った1点は「本塁は無理だから仕方ない」プレーだったが、続く柳田の遊ゴロで中野が一塁へ悪送球する適時失策。8回に中堅近本の送球ミスも失点につながり、3失策はどれも痛いミスとなった。 「失策がこういう結果になっているというところは俺らも選手も受け止めていると思う」 3年連続で両リーグ最多だった失策数は、今季も39失策で同じく最多となかなか減らない。中野は6回1死三塁の前進守備で中村晃のゴロに飛びつきアウトにするなど、失敗を恐れない美技も多いだけにもったいないプレーだった。5回の攻撃では犠打で二塁へ進んだ走者近本がけん制で飛び出し、盗塁死したのも痛かった。ただ、矢野監督の方針はブレなかった。 「俺らの野球はそういう野球なので。もちろん反省もあるし、マイナスな部分もある。でも、それをとがめる野球を俺はしたくない。チャレンジする野球はこれからもしていく」 開幕から無敗だったデーゲームで初めて敗れ、皮肉にも白星と黒星が交互に16試合続く、プロ野球記録に並んだ。連敗は4月27、28日の中日戦を最後に1カ月以上もない。そして6日はチーム最多タイ5勝で負けなしのガンケルが右肩の張りから復帰して1カ月ぶりに先発する。さらに今季日曜日は9戦全勝。ミスを引きずらない挑戦的なプレーと"オセロ理論"で、4年連続日本一チームからカード勝ち越しを決める白星をつかむ。【石橋隆雄】 ▼阪神は3月27日ヤクルト戦から続けてきたデーゲームの連勝が16で止まった(1分け挟む)。50年中日の16連勝と並び、プロ野球最長となっていた。なお今季の阪神の、開幕から無傷のデーゲーム16連勝は球界初だった。 ▼阪神が、勝利と敗北を繰り返す「ヌケヌケ」を16試合に伸ばし、20年DeNAと並んでプロ野球最長となった。阪神は5月14日巨人戦○に始まり、6月5日ソフトバンク戦●まで、交互に白星と黒星を連ねている。

◆虎自慢の中継ぎ陣が正念場を迎えた。1点ビハインドの状況からソフトバンク打線にのみ込まれ、終盤3イニングを7失点。3失策も響いたとはいえ、一気に勝機を遠ざけてしまった。 ショックが大きいのは2番手小林の緊急降板だ。1点を追う7回に登板。1死二、三塁で3番栗原を投ゴロに仕留めたまでは良かったが、一塁線で踏ん張った際に左足首をひねった。一塁送球後は身動きが取れなくなり、担架で運ばれた。 矢野監督は「明日投げられるということは多分ないから抹消になると思うけど、病院に行ってから最終判断になる」と心配顔で説明。出場選手登録抹消は避けられない情勢となった。 前日4日にはセットアッパー岩崎が疲労蓄積で出場選手登録を抹消され、今季18試合登板、防御率2点台の小林まで負傷。接戦での起用が続いていた2人をブルペンから欠いた状態で、交流戦残り7試合を戦うことになる。 この日は湯浅も4失点、及川は被弾と台所事情は苦しい。指揮官は「全員で何とか埋められたら」と先発投手、野手陣のカバーも含めた助け合いを強調。中継ぎ陣では岩貞や馬場はもちろん、前日4日に緊急昇格したばかりの藤浪らにかかる比重も大きくなりそうだ。【佐井陽介】

◆阪神が今季初めてデーゲームで黒星を喫した。「日本生命セ・パ交流戦」のソフトバンク戦に大敗して1分けを挟んだ"昼トラ"は16でストップし、日本新記録を逃した。6回に逆転され、7回に2失策から2失点で引き離された。3失策と走塁ミスにも、矢野燿大監督(52)は「チャレンジする野球をこれからも続ける」とナインをとがめず積極性を求めた。チームは白星と黒星が交互に16試合続き、プロ野球記録に並んだ。 2-3の7回にミスが続き大敗につながっていった。無死一塁でソフトバンクがバントエンドランを仕掛け、川島のゴロは三塁へ。だが、大山がはじきピンチ拡大。矢野監督は「悠輔(大山)のは難しい感じの打球ではないから、もちろん処理せなあかんと思う」と悔やんだ。1死後の二、三塁から栗原の投ゴロの間に失った1点は「本塁は無理だから仕方ない」プレーだったが、続く柳田の遊ゴロで中野が一塁へ悪送球する適時失策。8回に中堅近本の送球ミスも失点につながり、3失策はどれも痛いミスとなった。 「失策がこういう結果になっているというところは俺らも選手も受け止めていると思う」3年連続で両リーグ最多だった失策数は、今季も39失策で同じく最多となかなか減らない。中野は6回1死三塁の前進守備で中村晃のゴロに飛びつきアウトにするなど、失敗を恐れない美技も多いだけにもったいないプレーだった。5回の攻撃では犠打で二塁へ進んだ走者近本がけん制で飛び出し、盗塁死したのも痛かった。ただ、矢野監督の方針はブレなかった。 「俺らの野球はそういう野球なので。もちろん反省もあるし、マイナスな部分もある。でも、それをとがめる野球を俺はしたくない。チャレンジする野球はこれからもしていく」開幕から無敗だったデーゲームで初めて敗れ、皮肉にも白星と黒星が交互に16試合続く、プロ野球記録に並んだ。連敗は4月27、28日の中日戦を最後に1カ月以上もない。そして6日はチーム最多タイ5勝で負けなしのガンケルが右肩の張りから復帰して1カ月ぶりに先発する。さらに今季日曜日は9戦全勝。ミスを引きずらない挑戦的なプレーと"オセロ理論"で、4年連続日本一チームからカード勝ち越しを決める白星をつかむ。【石橋隆雄】

◆敗戦の中で阪神佐藤輝は4試合連続安打をマークした。 6回1死の第3打席でマルティネスの147キロをバットの根元で捉え、パワーで左前へ落とした。「柳田2世」とも称されるルーキーは前日4日に「打球の速度だったり他のバッターと違う」と柳田のすごみを語り、本家に負けないスイングで虎党を魅了した。

◆今年の阪神は強いぞ、と思わせる4日の初戦の戦いぶりだった。ソフトバンクは完敗し、得意なはずの交流戦で4連敗。2戦目も3回にマルテの先制2ランが飛び出し、追いかける展開。8度の交流戦Vを誇るホークスが「王者の風格」を失いかけていたのだが、思わぬところから「風向き」が変わった。 1つのミスが致命傷、いやホークスにとっては再生のきっかけとなった。5回裏、先頭近本が内野安打で出塁。北條が送って、1死二塁でマルテを迎えた。阪神にとっては中押しの絶好機。ホークスにとっては絶対に踏ん張らなければならない場面だった。先制弾を放っているマルテに対し、直球で1ストライクを取った後、二塁走者の近本が飛び出し挟殺された(記録は盗塁死)。 ソフトバンク先発のマルティネスのクセを盗んで三盗を狙ったのだろうか。阪神にとっては何としても欲しい追加点だろうが、得点圏で中軸を迎え、何を焦る? 必要があるのだろうか...。不思議に思っていたら、直後にホークスが逆転。やはりプロの世界では1つのミスは命取りなのだ。逆転を機に計10得点。終わってみれば、大勝した。 7回からは3投手が無安打無失点リレー。投打に息を吹き返した。「流れ」とか「運」とか、科学的には証明できないが、1つのプレーから好転の兆しをつかんだことは確かだ。 チームにとって6月初勝利。さあ、ツキも変えようではないか。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

◆阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)=近大=が、豪快なフリー打撃でソフトバンク野手陣をくぎ付けにした。逆方向を意識した打撃で47スイング中、柵越えは3本。4日は雨で室内での試合前練習となっていたため、ソフトバンクがルーキーの屋外打撃練習を見るのはこの日が初めて。柳田悠岐外野手(32)もフルスイングに熱視線を送った。 4日は4打数2安打1打点と3試合連続安打で好調のドラ1。阪神が今季負けなしのデーゲームで再び快音を響かせる。

◆阪神のジェフリー・マルテ内野手(30)が0-0の三回、5月25日のロッテ戦(甲子園)以来10試合ぶりとなる先制10号2ランを放った。 「相手もいい投手だし、(先発した)伊藤(将)も頑張っているから打ちたいと思っていた。最高の結果になってくれた」 三回、1死から北條が左前打。カウント2-2からの5球目。ソフトバンクの先発、マルティネスが投じた外角高めの152キロの直球をジャストミート。打球は左中間席に飛び込んだ。 一塁ベンチ前で、恒例の弓を引くようなパフォーマンスで、喜びを表現した助っ人は「久しぶりに甲子園でラパンパラができてうれしかった」と声を弾ませた。

◆先発した阪神のドラフト2位・伊藤将司投手(25)は6回93球を投げて5安打3失点で降板。五回までの粘投も実らず、今季4勝目はお預けとなった。 2-0で迎えた六回、1死から柳田に中前打。続く真砂に左中間を破る適時二塁打を浴びると、なおも2死三塁。甲斐に投じた141キロの直球は左翼席へ。逆転2ランを被弾した。 伊藤将は五回まで毎回走者を許すも要所を締めて、無失点に抑えていただけに、悔やまれる1球となった。

◆阪神は、2-3の七回から2番手で登板した小林慶祐投手(28)が左足首を痛めて途中降板した。1死二、三塁から栗原のゴロの打球を処理して一塁に送球した際に左足首をひねったもよう。小林は立ち上がって歩くことができず、用意された担架で運ばれて退場。岩貞が緊急登板した。 阪神はこの回、栗原の投ゴロの間に1失点。さらに中野の一塁悪送球で失点し、リードを3点差に広げられた。

◆阪神は今季3度目の2桁失点となる2-10で大敗。開幕からのデーゲームでの連勝記録(1引き分けを挟む)は「16」で止まった。 三回、マルテの10試合ぶりの10号2ランで先制。先発したD2位・伊藤将(JR東日本)は五回まで毎回走者を許すも、要所を締めて無失点に抑えた。 だが、2-0で迎えた六回、真砂に適時二塁打を許し、甲斐に逆転2ランを被弾。伊藤将は6回5安打3失点で降板した。阪神は七回、八回とエラーが計3個絡んで失点を重ねると、打線もマルテの一発による2得点だけに終わった。 阪神は5月14日の巨人戦(東京ドーム)で勝利してから連勝も連敗もない〝オセロ状態〟は16試合となり、昨年、DeNAが作ったプロ野球記録に並んだ。

◆ソフトバンクが1分けを挟んだ連敗を4で止めた。0―2の六回に真砂の適時二塁打と甲斐の6号2ランで3点を奪い、逆転。七回はミスに乗じて2点を加えた。マルティネスが6回2失点で5勝目。阪神は拙守が響いた。

◆阪神は六回からの4イニングで10失点。七回には大山、中野が失策するなど、守備の乱れでデーゲームでの連勝が「16」(1分挟む)で止まり、〇●を繰り返す〝オセロ試合〟がプロ野球記録タイの「16」となった。試合後の矢野耀大監督(52)の一問一答は以下の通り。 ――試合を振り返ると、七回のミスが絡んだ2点が痛かった 「いやまあ、あれ(七回1死二、三塁での栗原の投ゴロで4点目を献上)はホームは無理やから。それは仕方がないけど。(七回無死一塁で川島の三ゴロをファンブルした)ユウスケ(大山)の難しいって、オーバースピンはかかっているやろけどな。難しいっていう感じの打球ではないから、処理せなあかんと思うし。それがこういう結果になっているところは、俺らも選手も受け止めていると思うんで。試合のなかでの展開ではそうなったっていう風に認めざるを得ないよね」 ――伊藤将の投球は(6回3失点) 「らしさというのは出していた思う。すごく調子が良かったわけではないと思うけど、あそこまで行ったからね、あと一人何とか粘ってというね。ちょっとカウントを悪くしてホームラン(六回2死三塁で甲斐に浴びた逆転2ラン)という結果からすると、ちょっとやり方があったんじゃないかなと思うけど。最近そういう勝負どころ、粘りどころで、勝ててない印象はあるんで、バッテリーで、これからやっていくこともあるし。負けて次どうするかっていうのも相談してやっていく形の投球になったかなと思うけど」 ーー五回に近本が飛び出したプレーが痛かった(1死二塁で飛び出して憤死) 「でも俺らの野球はそういう野球なんで。アウトになった時は流れが向こうに行ってしまうこともあるけど、チャレンジするっていうところでは。反省するところもありし、マイナスな部分はあるけど。それをとがめる野球をしたくないんで。チャレンジする野球はこれからもしていきます」 ――小林の状態は(七回に左足首を負傷して交代) 「明日、投げられることは多分ないから抹消になると思うけど、病院に行ってから最終判断になると思う」 ――岩崎も抜けて台所事情は苦しい 「なるようにしかならないんで。いるメンバーでどう粘れるかというのもあるし、打者陣が奮起して点取るというのもあるし、先発ピッチャーも頑張るというのもあるし、誰か1人で補うというよりは全員でやるしかないんで。こういう時期は1年間の中であると思うんで。全員で何とか埋められたらなと思います」

◆ソフトバンクのマルティネスは、6回2失点で5勝目を挙げた。六回のピンチは、代打原口を空振り三振に抑えて、ガッツポーズ。「非常に厳しい試合だった。粘りのある投球ができた」と汗を拭った。 9安打を許しながらも要所を締めた。「マウンドが低く、変化球のコントロールに苦労したが、甲斐がうまく自分の良さを引き出してくれた」と感謝した。

◆阪神の伊藤将は六回に甲斐に2ランを浴びるなど3点を失い、逆転を許した。3敗目に「チームに申し訳ない」と肩を落とした。 六回は真砂の適時二塁打で1点を返され、なお2死三塁。ストライクを取りに行った速球を、甲斐に左翼席に運ばれた。矢野監督は「もうちょっとやり方があったのでは」と攻め方の工夫を求めた。

◆阪神は「日本生命セ・パ交流戦」でソフトバンクに2-10で大敗し、デーゲームの連勝が16で止まった。2-0の五回に近本光司外野手(26)の盗塁死で相手に流れを渡し、2-3の七回には大山悠輔内野手(26)の失策が絡んで追加点を献上。これで勝ち負けが交互に並ぶ〝オセロ勝敗〟は日本タイ記録の16試合連続となった。 ■デーゲーム連勝も「16」でストップ■ デーゲーム連勝記録は「16」で止まり、勝ち負けが交互に続く〝オセロ地獄〟はまだ終わらない。攻守の綻(ほころ)びも絡んで今季3度目の2桁失点となる2-10の大敗。矢野監督は大山の失策が失点につながったシーンに苦言を呈した。 「まあちょっとオーバースピンはかかっているやろけどな。難しいっていう感じの打球ではないから、もちろん処理せなあかんと思う」 六回に甲斐の2ランなどで逆転され、勢いに乗る鷹は七回の〝隙〟を見逃してくれなかった。無死一塁から川島の正面へのゴロを大山がファンブルして傷口を広げ、その後1死二、三塁から投ゴロの間に三走が生還。その際に小林は悪夢の負傷交代となった。 ■大山失策から追加点献上、近本は盗塁死■ 7回、ソフトバンク・川島の打球をエラーする阪神・大山=甲子園球場(撮影・松永渉平) 負の連鎖は止まらず、D6位・中野(三菱自動車岡崎)の適時失策も絡み、この回無安打で2失点。手痛い守備のミスから突き放された。12球団ワーストのチーム39失策。虎将は「それ(失策)がこういう結果になっているっていうところは、俺らも選手も受け止めていると思うんで」と唇をかんだ。 走塁ミスも痛かった。2-0の五回。先頭の近本がこの日2安打目となる三塁内野安打を放ち、続く北條がきっちり投前犠打を決めて、三回に先制2ランを放っていたマルテが打席へ。ところが、チームトップの11盗塁を決めている近本がカウント0-1から飛び出し、二、三塁間で挟まれて痛恨の憤死(記録は盗塁死)。矢野監督は「俺らの野球はそういう野球なんで。チャレンジする野球はこれからもしていきます」と背番号5を責めることはなかったが、「アウトになったときは流れが向こうに行ってしまうようなことある。反省するところもあるし、マイナスな部分はもちろんあるけど」と相手に流れを渡すきっかけになったことは否定しなかった。 敗戦した阪神。ベンチを出て整列に向かう阪神・矢野監督(中央)=西宮市・甲子園球場(撮影・林俊志) この日の黒星で勝ち負けが交互につく〝オセロ勝敗〟は日本タイ記録の16試合連続となった。法則通りなら、6日は白星となるはず。大敗の屈辱を、チーム一丸で晴らしてみせる。(新里公章)

◆甲子園が静まり返った。阪神・矢野監督がベンチから心配そうに見つめる。小林は自力で立つことができなかった。左足首を押さえて苦悶の表情を浮かべながら、用意された担架に乗せられてグラウンドを離れた。岩崎に続いて、頼みの中継ぎ右腕も離脱-。虎のブルペンが緊急事態だ。 アクシデントは2-3の七回に起こった。2番手で登板した小林は1死二、三塁のピンチを招き、栗原の投ゴロを捕球した際、左足首をひねった。体勢を崩しながら、なんとか一塁に送球してアウトにしたが、うずくまったまま動けず、交代となった。試合後、矢野監督は小林について「明日、投げられるということは多分ないから抹消になると思うけど、病院に行ってから最終判断になると思う」と説明した。 7回、ソフトバンク・栗原の打球処理で足を負傷する阪神・小林=甲子園球場(撮影・松永渉平) 前日4日には、最近5試合で計3回8失点(自責5)と安定感を欠いていた岩崎が出場選手登録抹消となった。勝利の方程式として主に八回を任され、チーム最多の27試合に登板している左腕が離脱したばかり。150キロを超える速球と落差のあるフォークを武器に今季18試合で4ホールド、防御率2・81の結果を残していた小林。僅差でリードされた展開もしくは勝ちパターンの中継ぎとして起用されてきただけに、チームにとって大きな痛手となる。 矢野監督は「(ブルペンに)いるメンバーでどう粘れるか。こういう時期は1年間の中であると思うんで。全員で何とか埋められたらなと思います」と話した。4日に昇格した藤浪や岩貞ら中継ぎ陣全員で緊急事態を乗り切るしかない。(三木建次)

◆阪神のD2位・伊藤将(JR東日本)は6回3失点の粘投も今季3敗目(3勝)。「中野がファインプレーをしてくれた後に踏ん張ることができずに悔しいし、チームにも申し訳ない」。2―0の六回1死一塁に真砂の適時二塁打で失点。送球間に三進を許し、続く中村晃の打球を遊撃・中野が好捕して遊ゴロに打ち取ったが、直後に甲斐に逆転2ランを被弾した。

◆阪神のD6位・中野(三菱自動車岡崎)は好守もミスもあった。六回の守備では1死三塁で中村晃の三遊間への強い打球を横っ飛びで好捕。遊ゴロに仕留めてピンチを救うと、その裏の攻撃では2死一塁で右前へはじき返して好機を拡大した。しかし、七回2死三塁の守備では一塁への送球をそらして適時失策。セ・リーグの野手でワーストの今季9個目の失策を記録した。

◆セロトニンというのは人間を活性化するエネルギーとなるアミンの一種です。それがどないしたんや! まあたまには黙って聞きなはれ。そないに声を荒らげんと...。あっ、ビールなんか出さんといて、どうせ一滴もノドを通らんハズやから...。それでその「ゼニ取れん...ああ違う。セロトニンやったな...。それが人間の脳の活動をグンと高めると人間は活性化されて急に元気もりもりとなるんやそうですワ」。 えっ、そんなものすごい顔でニラミつけてもしゃあないやおまへんか。負けたんやから。私めも久しぶりにスコアブックをつけながら、誰がどないなって、ナニがワヤくちゃなのか。そして一体誰がソフトバンクのベンチに『猛虎セロトニン』の必殺ワクチンを届けたんですか? 私も長いことこの仕事をしてきましたが、ほんのちょっとしたミスからドドッとゲームの流れが本流となって襲ってきて唖然茫然の大激流でスコアブックが真っ黒けになったのはいつ以来のことなのか。 皆様、本日の虎ソナは「グスン! ここまでとして残りはメモ用紙にでも再利用していただきたく...」とそこまで思い詰めましたら、なんと運動部長大澤謙一郎から電話がかかりました。「○▲×☆◆ッ!」もしもし、なんのこれしき...。まあこんなこともありますがな。むしろ負けっぷりのこの堂々たることは逆に今年の快進撃をある意味、象徴してますがな、とは言いながらなんとなく最後の部分は部長は涙声になっていたような...。元ホークス担当で球団王貞治会長らにも何かと記者魂を教えていただいたその大澤としては、いささか混乱していたような気がします。「済んだことは忘れましょう。それよりきょう運動部のピヨピヨ1年生をちょうどいい機会だから、読者のみなさんにちょっと紹介しておいてください。もちろんサンスポ期待の星です。逆にこんな時だから彼は何か強いものを持っているのかもしれません」とのことだ。北池良輔(きたいけ・りょうすけ)。関学大卒で彼はなんと矢野監督の出身地、大阪市平野区喜連瓜破で生まれ育ったというから、これも何かの縁だろう。この日、北池記者は阪神タイガースの女子野球硬式野球チーム「阪神タイガースWomen」(野原祐也監督)の公式戦初陣を取材するために和歌山県田辺市に行ってきました。運動部記者として初取材。その結果などは2面の記事でお読みください。何しろ、18選手の美女軍団でございまして、こちらも近い将来は大人気で連勝街道を突っ走ると思われます。北池記者はチームに帯同してこられたタイガース球団木戸克彦プロスカウト部長にごあいさつ。すぐスタンドに駆け上がり、ネット裏最前列に陣取り、熱い視線といっても、コロナ禍の現在、密なる取材はできないから必死でスコアブックをつけたそうだ。なにしろ矢野監督は少年時代からのご近所で、父親(良昭さん)の影響もあり、母親(和子さん)ともガチガチの阪神ファン。本隊の方は悔しい負けを喫していたのも、何かの縁か。5月14日の巨人戦からの勝ち負けが続いた現在の「オセロ現象」はこの日の●で16試合続いているが...。なんとしても6日は○をつけたい。つまり過去のオセロ勝敗のリズムなどに振り回されている場合ではないのだ。

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
中日
722 0.778
(↑0.028)
-
(-)
735
(+6)
31
(+3)
11
(+3)
4
(+1)
0.240
(↑0.003)
2.850
(↓0.02)
2
(-)
DeNA
632 0.667
(↑0.042)
1
(-)
762
(+11)
64
(+9)
19
(+3)
2
(-)
0.299
(↑0.01)
5.330
(↓0.27)
3
(2↑)
楽天
641 0.600
(↑0.044)
1.5
(-)
750
(+7)
41
(+3)
10
(+1)
4
(-)
0.262
(↓0.002)
3.560
(↑0.06)
4
(2↓)
巨人
542 0.556
(↓0.069)
2
(↓1)
746
(+4)
45
(+6)
17
(+3)
6
(+1)
0.262
(↓0.002)
3.990
(↓0.21)
5
(1↓)
ORIX
650 0.545
(↓0.055)
2
(↓1)
764
(+3)
56
(+6)
10
(-)
5
(+1)
0.297
(↓0.01)
5.120
(↓0.15)
6
(1↓)
ロッテ
551 0.500
(↓0.056)
2.5
(↓1)
760
(+9)
49
(+11)
13
(+1)
14
(+1)
0.246
(↓0.001)
4.260
(↓0.74)
7
(-)
阪神
560 0.455
(↓0.045)
3
(↓1)
744
(+2)
53
(+10)
12
(+1)
13
(-)
0.246
(↑0.002
4.040
(↓0.3)
7
(-)
ヤクルト
560 0.455
(↓0.045)
3
(↓1)
750
(+3)
48
(+6)
13
(+1)
9
(-)
0.264
(↑0.003)
4.550
(↓0.16)
9
(-)
日本ハム
460 0.400
(↑0.067)
3.5
(-)
837
(+6)
39
(+4)
5
(+2)
7
(-)
0.239
(↓0.002)
3.660
(↓0.04)
10
(1↑)
ソフトバンク
362 0.333
(↑0.083)
4
(-)
744
(+10)
36
(+2)
15
(+2)
5
(+1)
0.247
(↑0.004
3.260
(↑0.13)
11
(1↑)
西武
243 0.333
(↑0.133)
3.5
(-)
938
(+6)
48
(+3)
16
(+4)
3
(-)
0.272
(↓0.002)
5.280
(↑0.31)
12
(2↓)
広島
251 0.286
(↓0.047)
4
(↓1)
1032
(+3)
52
(+7)
6
(+2)
10
(-)
0.297
(↑0.001)
6.040
(↑0.01)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
33182 0.647
(↓0.013)
-
(-)
90235
(+2)
192
(+10)
57
(+1)
47
(-)
0.256
(-)
3.360
(↓0.07)
2
(-)
巨人
28209 0.583
(↓0.013)
3.5
(-)
86236
(+4)
208
(+6)
73
(+3)
38
(+1)
0.257
(-)
3.480
(↓0.04)
3
(-)
ヤクルト
25227 0.532
(↓0.011)
6
(-)
89233
(+3)
221
(+6)
53
(+1)
34
(-)
0.250
(↑0.001)
3.890
(↓0.04)
4
(-)
中日
23249 0.489
(↑0.011)
8
(↑1)
87160
(+6)
166
(+3)
29
(+3)
26
(+1)
0.237
(↑0.001)
2.840
(-)
5
(-)
広島
18256 0.419
(↓0.01)
11
(-)
94163
(+3)
199
(+7)
32
(+2)
28
(-)
0.262
(↑0.001)
3.770
(↓0.05)
6
(-)
DeNA
18328 0.360
(↑0.013)
14.5
(↑1)
85224
(+11)
289
(+9)
56
(+3)
11
(-)
0.249
(↑0.003)
4.780
(↓0.06)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
29219 0.580
(↑0.009)
-
(-)
84238
(+7)
212
(+3)
47
(+1)
25
(-)
0.241
(-)
3.420
(↑0.01)
2
(-)
ソフトバンク
27239 0.540
(↑0.009)
2
(-)
84254
(+10)
209
(+2)
55
(+2)
41
(+1)
0.261
(-)
3.370
(↑0.02)
3
(-)
ロッテ
25248 0.510
(↓0.011)
3.5
(↓1)
86275
(+9)
242
(+11)
59
(+1)
48
(+1)
0.248
(-)
4.020
(↓0.14)
4
(-)
ORIX
24277 0.471
(↓0.009)
5.5
(↓1)
85239
(+3)
242
(+6)
57
(-)
19
(+1)
0.254
(↓0.001)
3.890
(↓0.04)
5
(-)
西武
212411 0.467
(↑0.012)
5.5
(-)
87211
(+6)
230
(+3)
46
(+4)
52
(-)
0.245
(-)
4.040
(↑0.02)
6
(-)
日本ハム
19305 0.388
(↑0.013)
9.5
(-)
89171
(+6)
229
(+4)
30
(+2)
31
(-)
0.224
(-)
3.900
(-)