1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 6 | 0 | 0 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 | 1 |
勝利投手:山本 由伸(5勝5敗0S) (セーブ:平野 佳寿(0勝1敗3S)) 敗戦投手:大野 雄大(2勝4敗0S) 本塁打 |
中日戦チケット予約 | ORIX戦チケット予約 |
◆オリックスが接戦を制した。オリックスは初回、無死満塁の好機から杉本が適時打を放ち、2点を先制する。投げては、先発・山本が7回1失点9奪三振の好投。その後はヒギンス、平野佳の継投でリードを守り、山本は今季5勝目を挙げた。敗れた中日は、先発・大野雄が力投するも、打線が援護できなかった。
◆対照的な2球団が対戦する。交流戦の中日はチーム防御率2・93を誇り、26失点は12球団最少。 対するオリックスは交流戦でチーム打率3割1分9厘と猛打を見せ、59得点は12球団最多。今日は大野雄、山本と両軍のエースが先発するが、勝利するのはどちらか。
◆オリックスは1回、無死満塁から杉本が2点適時打を放ち先制。先発山本は3回まで中日打線を1安打で無失点に抑えた。 中日は先発の大野雄が4回から6回まで打者9人で抑え追加点を許さない。そして6回、福田の2号ソロで1点差に迫った。 オリックスは8回から継投で1点差を守り切った。山本は7回4安打1失点で5勝目。中日の連勝は4で止まり、大野雄は4敗目。
◆中日はエース大野雄大投手(32)で連勝が止まった。オリックス山本相手に初回の2失点が重くのしかかり、反撃も福田永将内野手(32)のソロ本塁打による1点止まり。5連勝はならず、2カ月ぶりの勝率5割もお預けとなった。6勝2敗で首位を走る交流戦だが、2敗はいずれも大野雄。与田剛監督(55)は「6回2失点。ちょっとバラツキはありましたけどよく投げたと思います。今年、肘で1回抹消してるし、体が元気であれば、と思っています」とエースを責めることはなかった。 ▽中日与田監督(オリックス山本に7回1点に抑えられ) きょうはうまくカーブを使われましたけど...。(速球との)スピード差も30キロぐらいあるのかな。それがことごとくストライク入るので(攻略は)簡単ではなかったと思います。切り替えて明日、戦っていきたい ▽中日大野雄(立ち上がりに苦しみ、6回2失点で4敗目) (今季初めてバッテリーを組んだ)桂が6回までなんとか引っ張ってくれました
◆オリックス山本由伸投手が、7回4安打1失点で今季5勝目をマークした。この日の最速は156キロ。104球の力投で9三振を奪うも「納得いかない部分もあった。これを合格最低ラインぐらいに、調子をあげていきたい」と高みを目指す。 6回に中日福田に1発を浴びて、1失点。7回2死三塁で代打福留を迎えた。44歳の巧打者をカウント2-2からの5球目、129キロのカーブで見逃し三振。マウンドを降りてからグラブをポンとたたき、謙虚に喜びを表現した。 5勝は宮城と並んでチームトップ。78奪三振、防御率2・29はリーグトップで「もう負けがつかないように投げようと思っている」と語気を強めた。今夏の東京オリンピック(五輪)でも、主戦投手としての活躍が期待される。「(中日の)大野さんは日本を代表する投手。投げ合えるのは、とても楽しみでしたし、すごく興奮しました」と見事に投手戦を制した。 ▽オリックス杉本(初回無死満塁で先制の2点適時打)「最低限の仕事をしようと思ってました。1、2、3(番)が塁に出てチャンスを作ってくれていたので、なんとかランナーをかえせてよかったです」
◆求める理想は高い。オリックス山本由伸投手(22)が、7回4安打1失点で今季5勝目をマークした。 この日の最速は156キロ。104球の力投で9三振を奪うも「納得いかない部分もあった。これを合格最低ラインぐらいに、調子をあげていきたい」と高みを目指す。 22歳右腕は、敵地でも冷静だ。初回2死二、三塁のピンチを迎えると、5番高橋周を153キロ直球で遊ゴロに仕留めた。4回1死三塁も、高橋周を154キロ直球で空振り三振。続く阿部は128キロカーブで体勢を崩し、空振り三振に打ち取った。6回に中日福田に1発を浴びて、1失点。7回2死三塁で代打福留を迎えた。44歳の巧打者をカウント2-2からの5球目、129キロのカーブで見逃し三振。マウンドを降りてからグラブをポンとたたき、謙虚に喜びを表現した。 5勝は宮城と並んでチームトップ。78奪三振、防御率2・29はリーグトップだが、今季5敗を喫しており「もう負けがつかないように投げようと思っている」と語気を強める。 今夏の東京オリンピック(五輪)でも、主戦投手としての活躍が期待される。「(中日の)大野さんは日本を代表する投手。投げ合えるのは、とても楽しみでしたし、すごく興奮しました」と見事に投手戦を制した。 16年ドラフト4位。著しい成長を遂げ、今や日本のエースといっても過言ではない高卒5年目右腕は「しっかり睡眠を取って、たくさんご飯を食べて、規則正しい生活をしています」と、アスリートの基本を忘れない。「どんなマウンドでも、僕の中には楽しさがあります」。胸を躍らせ、全力で腕を振る。山本にとってマウンドは、楽しむ場所だ。【真柴健】
◆オリックスの4番・杉本が、2試合連続の適時打となる2点左前打を放った。一回に福田と宗の連打、吉田正の四球でつくった無死満塁の絶好機で打席を迎えた。大野雄のフォークボールを鋭くはじき返し「何とか走者をかえせて良かった」と声を弾ませた。 3球で追い込まれた後、2球続けて内角球を見極めてフルカウントに持ち込んだ。6球目、一転して外角へ来た球に対して大振りせず「内野も下がっていたし、何とかバットに当てて最低限の仕事をしようと思っていた」と納得の様子だった。 試合前まで吉田正と並んでチーム最多の12本塁打を放っている長距離打者だが、状況に応じた柔軟な打撃で好結果に結び付けた。
◆中日の大野雄は立ち上がりの失点が悔やまれた。2016年7月以来となる桂とのバッテリーで、一回に4安打1四球で2失点。二回以降は立ち直ったが、6回2失点で降板となり「桂が何とか引っ張ってくれた」とだけコメントを残した。 1、2番に連打を浴び、3番吉田正への四球を挟んで杉本に2点打を浴びた。内角直球が2球続けてボールになった後のフォークボールが甘く入っての痛打。3試合続けての勝ち星なしで、昨季11勝のエースがまだ2勝にとどまっている。
◆オリックスが逃げ切った。一回に杉本の2点適時打で先制。山本が7回4安打1失点の好投で5勝目を挙げた。中日は4連勝がストップ。6回2失点の大野雄は一回の失点が痛かった。打線は福田のソロによる1点止まりだった。
◆中日はあと1点が遠く「1」としていた借金の完済ならず。連勝は「4」で止まった。与田剛監督(55)の主な一問一答は以下の通り。――大野雄の投球は 「ちょっとストライクとボールのばらつきはありましたけど、6回2失点。本人はあまり調子は良くなかったと思いますけど、よく投げたと思います」 ――前回も立ち上がりに失点 「別に、シーズンずっといいわけではないのでね。とにかく体が元気であれば。今年、1回(左)肘(のコンディション不良)で抹消もしているし、そういう部分に関しては、体が元気であれば、と思っています」 ――二回以降は変化球中心に変えた 「真っすぐだけで雄大を判断しているわけではない。もちろんまだまだ真っすぐのスピードとか力は出ると思うんですけど、試合の中で自分の状態や相手を見ながら抑えていくというのは、桂もうまくリードしたんじゃないかな、と思います」 ――大野雄と桂の先発バッテリーは2016年以来だった。木下拓に異常? 「いろんな選手を使うのでね。誰かを使う理由とかはいろいろと考えてやっていますけど、けがをすれば抹消しないといけなくなるし、そういうことではないです」 ――山本と対するうえで先制点を献上。打線にプレッシャーがかかった 「実際に点が取れていないのでね。いい投手ですから、なかなかあと1本というのを許してくれないと思いますけど。そこは切り替えて明日、戦っていきたいと思います」 ――山本との対戦で狙いは 「速い真っすぐというのを中心に狙っていかないといけない。そのなかでどのくらい変化球のパーセンテージが上がってくるのか。きょうはうまくカーブを使われましたけど。スピード差も30キロくらいあるのかな。それがことごとくストライクとして入るので、簡単ではなかったと思います」 ――救援陣は橋本、藤嶋、ロサリオが好投 「次の1点が(入れられると)非常に厳しくなる展開だったのでよく投げてくれました」 ――ロサリオは本拠地初登板 「ストライクもしっかりと取れていましたし、右左関係なく投げられると思うので。右にもいい形で投げてくれました」
<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
中日 |
6 | 2 | 2 | 0.750 (↓0.107) | - (-) |
8 | 29 (+1) | 28 (+2) | 8 (+1) | 3 (-) |
0.237 (↓0.009) | 2.830 (↑0.1) |
2 (1↑) |
巨人 |
5 | 3 | 2 | 0.625 (↑0.054) | 1 (↑1) |
8 | 42 (+6) | 39 (-) | 14 (+2) | 5 (-) |
0.264 (-) | 3.780 (↑0.44) |
2 (-) |
DeNA |
5 | 3 | 2 | 0.625 (↓0.089) | 1 (-) |
8 | 51 (+7) | 55 (+11) | 16 (+1) | 2 (-) |
0.289 (↑0.007) | 5.060 (↓0.56) |
4 (-) |
ORIX |
6 | 4 | 0 | 0.600 (↑0.044) | 1 (↑1) |
8 | 61 (+2) | 50 (+1) | 10 (-) | 4 (-) |
0.307 (↓0.012) | 4.970 (↑0.45) |
5 (-) |
楽天 |
5 | 4 | 1 | 0.556 (↑0.056) | 1.5 (↑1) |
8 | 43 (+12) | 38 (+5) | 9 (+2) | 4 (-) |
0.264 (↑0.011) | 3.620 (↓0.16) |
5 (-) |
ロッテ |
5 | 4 | 1 | 0.556 (↑0.056) | 1.5 (↑1) |
8 | 51 (+11) | 38 (+7) | 12 (+4) | 13 (-) |
0.247 (↑0.022) | 3.520 (↓0.4) |
7 (-) |
阪神 |
5 | 5 | 0 | 0.500 (↑0.056) | 2 (↑1) |
8 | 42 (+6) | 43 (+1) | 11 (+1) | 13 (+1) |
0.244 (↑0.008) | 3.740 (↑0.31) |
7 (-) |
ヤクルト |
5 | 5 | 0 | 0.500 (↑0.056) | 2 (↑1) |
8 | 47 (+10) | 42 (+1) | 12 (+3) | 9 (+1) |
0.261 (↑0.019) | 4.390 (↑0.17) |
9 (1↑) |
日本ハム |
3 | 6 | 0 | 0.333 (↓0.042) | 3.5 (-) |
9 | 31 (-) | 35 (+6) | 3 (-) | 7 (-) |
0.241 (↓0.011) | 3.620 (↓0.36) |
10 (1↓) |
広島 |
2 | 4 | 1 | 0.333 (↓0.067) | 3 (-) |
11 | 29 (+5) | 45 (+12) | 4 (+1) | 10 (+1) |
0.296 (-) | 6.050 (↓0.51) |
11 (-) |
ソフトバンク |
2 | 6 | 2 | 0.250 (↓0.036) | 4 (-) |
8 | 34 (+1) | 34 (+6) | 13 (+1) | 4 (-) |
0.243 (↓0.004) | 3.390 (↓0.35) |
12 (-) |
西武 |
1 | 4 | 3 | 0.200 (↓0.05) | 3.5 (-) |
10 | 32 (+1) | 45 (+10) | 12 (+1) | 3 (-) |
0.274 (↓0.007) | 5.590 (↓0.94) |
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
33 | 17 | 2 | 0.660 (↑0.007) | - (-) |
91 | 233 (+6) | 182 (+1) | 56 (+1) | 47 (+1) |
0.256 (↑0.002) | 3.290 (↑0.04) |
2 (-) |
巨人 |
28 | 19 | 9 | 0.596 (↑0.009) | 3.5 (-) |
87 | 232 (+6) | 202 (-) | 70 (+2) | 37 (-) |
0.257 (-) | 3.440 (↑0.06) |
3 (-) |
ヤクルト |
25 | 21 | 7 | 0.543 (↑0.01) | 6 (-) |
90 | 230 (+10) | 215 (+1) | 52 (+3) | 34 (+1) |
0.249 (↑0.003) | 3.850 (↑0.02) |
4 (-) |
中日 |
22 | 24 | 9 | 0.478 (↓0.011) | 9 (↓1) |
88 | 154 (+1) | 163 (+2) | 26 (+1) | 25 (-) |
0.236 (↓0.001) | 2.840 (↑0.01) |
5 (-) |
広島 |
18 | 24 | 6 | 0.429 (↓0.01) | 11 (↓1) |
95 | 160 (+5) | 192 (+12) | 30 (+1) | 28 (+1) |
0.261 (↑0.001) | 3.720 (↓0.11) |
6 (-) |
DeNA |
17 | 32 | 8 | 0.347 (↓0.007) | 15.5 (↓1) |
86 | 213 (+7) | 280 (+11) | 53 (+1) | 11 (-) |
0.246 (↑0.002) | 4.720 (↓0.1) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
楽天 |
28 | 21 | 9 | 0.571 (↑0.008) | - (-) |
85 | 231 (+12) | 209 (+5) | 46 (+2) | 25 (-) |
0.241 (↑0.003) | 3.430 (↓0.03) |
2 (-) |
ソフトバンク |
26 | 23 | 9 | 0.531 (↓0.011) | 2 (↓1) |
85 | 244 (+1) | 207 (+6) | 53 (+1) | 40 (-) |
0.261 (↓0.001) | 3.390 (↓0.05) |
3 (-) |
ロッテ |
25 | 23 | 8 | 0.521 (↑0.01) | 2.5 (-) |
87 | 266 (+11) | 231 (+7) | 58 (+4) | 47 (-) |
0.248 (↑0.004) | 3.880 (↓0.06) |
4 (-) |
ORIX |
24 | 26 | 7 | 0.480 (↑0.011) | 4.5 (-) |
86 | 236 (+2) | 236 (+1) | 57 (-) | 18 (-) |
0.255 (↓0.001) | 3.850 (↑0.05) |
5 (-) |
西武 |
20 | 24 | 11 | 0.455 (↓0.01) | 5.5 (↓1) |
88 | 205 (+1) | 227 (+10) | 42 (+1) | 52 (-) |
0.245 (↓0.001) | 4.060 (↓0.14) |
6 (-) |
日本ハム |
18 | 30 | 5 | 0.375 (↓0.008) | 9.5 (↓1) |
90 | 165 (-) | 225 (+6) | 28 (-) | 31 (-) |
0.224 (↓0.002) | 3.900 (↓0.05) |
コメント