阪神(☆2対1★)オリックス =交流戦2回戦(2021.06.02)・阪神甲子園球場=
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ORIX
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阪神
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勝利投手:秋山 拓巳(5勝2敗0S)
(セーブ:スアレス(1勝0敗17S))
敗戦投手:宮城 大弥(5勝1敗0S)
  DAZN
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◆阪神は3回裏、2死二塁の好機から北條の適時打が飛び出し、先制に成功する。そのまま迎えた5回には、再び北條が適時打を放ち、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・秋山が6回途中1失点で今季5勝目。敗れたオリックスは、相手を上回る9安打を放つも、つながりを欠いた。

◆この日1軍に昇格した北條史也内野手(26)が2番・二塁でスタメンに抜てきされた。オリックス先発は今季5勝負けなしの左腕宮城。左腕キラーとして、今季初スタメンとなった。2軍では最近5試合で、5試合連続安打を放ち19打数8安打、打率4割2分1厘と打撃好調だ。宮城とは3月20日のオープン戦で1打席対戦し、この時は捕手前に犠打を決めている。 北條は貴重な右の内野手として開幕1軍入り。ここまではすべて途中出場で9試合に出場。9打数2安打、打率2割2分2厘、1本塁打、2打点。4月22日巨人戦では左腕高橋から左翼へ1号2ランを放っている。4月24日に練習中に左足首を負傷し出場選手登録を抹消されていた。

◆今季初スタメンの阪神北條史也内野手(26)がいきなりの美守で沸かせた。 左足首負傷のリハビリを終え、この日出場選手登録されて「2番二塁」で先発。1回表2死満塁で6番伏見の二遊間へのゴロに飛びつき、アウトをもぎ取った。 北條は4月24日の練習中に左足首を負傷し、2軍でリハビリを続けていた。

◆今季初スタメンの北條史也内野手(26)が2打席連続タイムリーを決めた。 まずは3回裏2死二塁、好投手宮城を相手にフルカウントから三遊間を破る先制打。1点リードの5回裏1死一、二塁でも再び三遊間を破った。 左足首負傷から復帰し、この日出場選手登録されて「2番二塁」で先発。1回表2死満塁では6番伏見の二遊間ゴロに飛びつき、アウトをもぎ取っていた。 北條は4月24日の練習中に左足首を負傷し、2軍でリハビリを続けていた。

◆阪神秋山拓巳投手(30)が、8安打を浴びながら要所を締め、6回途中1失点でマウンドを降りた。 立ち上がりは自慢の制球が乱れた。安打に2四球で2死満塁のピンチ。6番伏見の二塁へのゴロを、北條のダイビングキャッチに救われ切り抜けた。ただ、初回だけで30球を要した。 5回2死満塁のピンチでは、3番吉田正尚外野手(27)をこの日2度目の空振り三振に仕留めた。吉田正が1試合2三振を喫するのは今季初。この試合前まで、規定打席到達者で両リーグ最少の8三振だった男を手玉に取った。 秋山は交流戦では、17年に8回2失点、18年に7回1失点でオリックスから2勝している。「吉田(正尚)選手ともしっかり勝負をして、シングルヒットはオッケーぐらいの気持ちで攻めていきたい」と意気込んでいた通り、3打席で単打1本を浴びるも2奪三振。6回は紅林に適時打を浴び1点を失ったが、試合を作り、先発の役目を果たした。

◆やっと出た~! 阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)が「オリの呪縛」から解放された。 6回にオリックス能見篤史投手から右前打を放った。前の2打席は宮城に打ち取られ、オリックス戦はこの打席までオープン戦を含め13打数無安打で7三振だったが、ようやく1本出た。 この日は「マイナビオールスターゲーム2021」(7月16日・メットライフドーム、同17日・楽天生命パーク宮城)ファン投票の中間発表が行われ、佐藤輝は、セ外野手部門で両リーグ最多の4万7769票を獲得。この日の試合前に佐藤輝は「すごく驚きましたけど、素直にうれしいです。もっともっと活躍できるように頑張っていきます」と喜んでいた。元虎戦士・能見との対戦で一打を放ち、さっそくファンの期待に応えた。

◆オリックス能見篤史投手兼任コーチ(42)が6回から2番手で登板し、甲子園に戻ってきた。 聖地のマウンドは阪神在籍時の昨季11月11日DeNA戦以来。紺色のユニホームを身にまとった左腕は、先頭のサンズに中安打を許すと、ドラフト1位佐藤輝と初対決。試合前には「スゴいですよ。どう考えてもスゴいでしょう。あんだけ飛ばせるのはスゴいですよね。新人とは思わないようにしています」と評価していたルーキーに右安打を許した。 それでも熟練の投球術で後続を断ち、1回無失点で切り抜けた。

◆セ・リーグ首位の阪神がパ・リーグ5位のオリックスと対戦し2-1で勝利。

◆阪神が接戦を制して貯金を再び16に戻した。 ヒーローは今季初スタメンで2打席連続適時打を放った北條史也内野手(26)だ。左足首負傷から復帰。この日出場選手登録されて「2番二塁」で先発した。3回裏2死二塁、好投手宮城から三遊間を破る先制打。1点リードの5回裏1死一、二塁でも再び三遊間を破った。 投手陣は先発の秋山拓巳投手(30)が6回途中1失点と試合を作り、自身3連勝でチーム最多タイの5勝目をあげた。

◆阪神が3回に1点を先制した。先頭・中野の内野安打から2死二塁とし、今季初スタメンの北條の適時打で二塁走者がかえった。 阪神が5回、北條の2打席連続適時打で追加点。オリックスは6回、モヤの安打から2死二塁とし、紅林の適時打で1点を返した。 阪神が継投でオリックスの反撃を封じ、接戦を制した。秋山は6回途中1失点で5勝目。オリックス宮城の連勝は5で止まった。

◆オリックスの「三振しない男」が今季初の1試合2三振を喫した。吉田正尚外野手(27)は3回に中安打を放ったが、阪神秋山の前に初回と5回に空振り三振に倒れた。 昨年は2三振以上は3度だけ。今季235打席で10個の三振数となった。1点を追う7回1死一、二塁の好機では、二走で5番モヤの左直に飛び出し、併殺に。中嶋監督は「見た通りでしょう」と話した。

◆阪神ドラフト6位中野拓夢内野手(24)はヘッドスライディング連発で悪夢を吹き飛ばした。両チーム無得点で迎えた3回裏無死、当たり損ねの二塁へのゴロで頭から飛び込み内野安打にした。2死二塁では北條の左前適時打で再びホームへ懸命にダイブ。ヘルメットで送球を"ヘディング"しながら先制点をもぎ取った。 「昨日、バント失敗もあり、守備ではエラーもあり...。なんとしても今日は取り返そうという気持ちを持ってやっていた。とっさに出たというか、気持ちが前に出ました」 前夜は初回に犠打失敗から三振、同点の8回は悪送球で失点を呼び込んでしまっていた。この日は遊撃守備でも6回無死一塁で三遊間へのゴロに飛びつき、二塁封殺をゲット。「投手を助けたいという気持ちがあった。それが前面に出て良かった」。矢野監督も「昨日の今日で素晴らしかった」と納得顔だ。 この日の球宴ファン投票中間発表では巨人坂本を僅差で抑え、遊撃部門トップの得票数。「すごくうれしいです。これからもその評価を裏切らないように、しっかりプレーで見せられるようにやっていきたい」。新たなエネルギー源も力に変える。【佐井陽介】

◆阪神守護神ロベルト・スアレス投手が両リーグトップの17セーブ目を挙げた。 この日の最速は158キロと球速はやや控えめだったが、安定感は抜群。1点リードの9回、代打後藤、福田から連続で空振り三振を奪うと、最後は安達を低め直球で二ゴロに仕留め3人で締めた。「みんながいい仕事をして9回までつないできてくれたし、自分のやるべき仕事を果たすことができてよかった」と笑顔で振り返った。

◆オリックス宮城大弥投手が今季初黒星を喫した。 この日は5回4安打2失点。3回と5回に阪神北條に適時打を許し「ボールが甘く入っている証拠。勝負どころで抑えることができず、悔しい」と唇をかんだ。この日の球宴ファン投票第1回中間発表で、パ・リーグの先発投手部門のトップに立った。人気も実力も兼ね備えた19歳が、次回からまた白星を重ねる。

◆オリックス能見篤史兼任投手コーチ(42)が6回から2番手で登板し、1回2安打無失点の投球で甲子園のファンを沸かせた。 「反対側から出て不思議な感じでした。温かい拍手を頂いて非常に有り難かったです」。先頭のサンズ、佐藤輝に連打を許したが、後続を断った。「(佐藤輝に)投げミスしたので、ヒットでよかった。初球、(ファウル)フライが上がったときに、全然落ちてこなかった。すごいパワーを持ってますね」と振り返った。

◆東京オリンピック(五輪)の侍ジャパンメンバーに選出されることが濃厚となっているセットアッパー阪神岩崎優投手がリベンジ投球でリーグ単独トップの18ホールド目をマークした。 持ち場である8回から4番手で登板。先頭伏見を直球で左飛に打ち取ると、代打大城を空振り三振。最後は6回に適時打を放っている8番紅林を直球で一飛に仕留めた。前日1日には8回に安達に勝ち越し打を浴び、今季2敗目を喫していただけに悔しさを晴らした。 この日の練習中にも岩崎とコミュニケーションを図っていた矢野監督は「優(岩崎)自身もマウンドに上がるとき嫌な感じは多少ありながらいくと思うので、そういうところは3人で終わったというのは、(流れが)1つ切れた」。岩貞、馬場、岩崎、スアレスと強力リリーフ陣がバトンをつなぎ「こういう試合を取るっていうのがうちのチームなので。いいつなぎができた」と満足げだった。

◆阪神梅野隆太郎捕手は球宴ファン投票中間発表で早くも独走態勢に入った。 捕手部門2位の中日木下拓にダブルスコア以上の差をつけて1位に君臨している。この日のオリックス戦では1点リードの6回無死一、二塁、沖縄自主トレ仲間でもあった能見と対決し、犠打に失敗した後に空振り三振。悔しさが残ったが、最後はチームの勝利を喜んだ。

◆これが矢野阪神の底力だ。「日本生命セ・パ交流戦」で、阪神北條史也内野手(26)が決勝打を含む2打席連続タイムリーで勝利に貢献した。左足首の負傷から1軍に復帰し、2番二塁で先発出場。いきなり結果を残した。今季は佐藤輝らルーキーの活躍が光るが、中堅も負けてはいない。オリックスとの関西ダービーは1勝1敗。交流戦の成績も4勝4敗の五分とした。この歓声を浴びるために、はい上がってきた。北條は三塁ベース上で手をたたき、左手を挙げた。ベンチでは矢野監督が両手を挙げている。観客はまばらでも、大きな拍手がヒーローを包んだ。 「チャンスで回ってこい! という気持ちで待っていました。しっかりランナーをかえすことができてよかった。僕も(先発の)秋山さんみたいに、粘り倒してやろうと思って打席に立っていました」 3回裏2死二塁。この試合前までパ・リーグ防御率トップの宮城に食らいついた。フルカウントから150キロ直球を打ち返すと、しぶとく三遊間を破った。 1点リードの5回裏1死一、二塁でも再び三遊間を破った。結果的に1点差での逃げ切り勝ち。「ファームでやってきたことを全部出そうと思って」。殊勝の2打点は無我夢中で戦った結果だった。 4月24日の練習中に左足首を負傷。首位を走るチームの陰で、2軍でリハビリの日々。それでも、愚直にバットを振り続ける姿勢に平田2軍監督は「若手の見本になる」と言った。そしてロハスが2軍降格したこの日、1軍昇格即「2番二塁」で今季初スタメン。初回2死満塁のピンチでは、6番伏見の二遊間へのゴロに飛びつき、アウトをもぎ取った。スタートからフルパワーで爆発した。 起用が的中した矢野監督は「いつも気合入ってるよ、アイツは。きょうが特別でもないし」と言うと「準備とか、そういうことは怠らない選手。上がってきてすぐこうやって結果が出たっていうのは、気分もいいと思うし、チームも救ってくれたところがある」とたたえた。巨人が勝利しゲーム差は4のまま。それでも、北條の復活には、ただの1勝以上の価値がある。 お立ち台では同じくヒーローに選ばれた秋山への質問にフライングで返答し爆笑を誘った。そして、ようやくマイクを向けられると「すいません、もういいですか」と待ってましたと言わんばかりに思いがあふれ出た。 「やっぱりファンの皆さんがいる中で野球するというのは本当に幸せなことなので、本当に感謝しています」 この景色を見るために、はい上がってきた。【中野椋】

◆阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)が、ファンの熱狂的な支持にマルチ安打で応えた。 6回に「ピッチャー能見」とコールされるとスタンドからはメガホンでこの試合一番の拍手が巻き起こった。ネクストバッターズサークルで見た光景に「いつか自分もそうやって拍手が起こるような選手になりたいですね」と、改めて自分もこれから長く虎を支える思いを強くした。 小さいころに甲子園に観戦に来ていたころからスターだった。能見に追い込まれフォークを3球続けられたが、高めに浮いた球を逃さず右前へ運んだ。「何とか粘って、前に飛ばそうと思っていった結果がよかった」。8打席ぶりの安打となり、続く8回の打席でもK-鈴木の内角カットボールを右前へ。今季15度目のマルチ安打をマークした。オリックス戦はオープン戦から安打が出ていなかったが、3日の3回戦に向け勢いもついた。 この日もスタンドのファンが掲げるタオルの数は一番多かったが、球宴のファン投票でも規格外の集票力を見せた。「マイナビオールスターゲーム2021」の第1回ファン投票の中間発表が行われ、佐藤輝はセ外野手部門で両リーグ最多の4万7769票を獲得した。試合前練習後に知った佐藤輝は「すごく驚きましたけど、素直にうれしい」と喜んだ。4万票を超えているのはパ外野手1位ソフトバンク柳田悠岐外野手の4万3495票だけ。パワフルな打撃だけでなく、人気でも全国区であることを証明した。 ファン投票は20日まで行われるが、最終結果で、新人がファン投票の最多得票となったことはまだない。「もちろん選ばれたいですし、そのために頑張るわけではないですが、選んでもらえるような活躍をしたい」。虎の怪物ルーキーが史上初の新人両リーグ最多得票の看板をひっさげ、球宴でも大暴れするのか。楽しみは尽きない。【石橋隆雄】

◆阪神岩貞祐太投手がピンチを救った。1点差に迫られた直後の6回2死二塁で登板。T-岡田を四球で歩かせ、1番福田を遊ゴロに仕留めた。「気持ちで投げました。0でつなぐことが出来て良かったです」。 5月30日の西武戦では1回4安打3失点と悔しい投球となったが、気持ちを切り替えて結果を残した。

◆阪神が接戦を制して貯金を再び16に戻した。 ヒーローは今季初スタメンで2打席連続適時打を放った北條史也内野手(26)だ。左足首負傷から復帰。この日出場選手登録されて「2番二塁」で先発した。3回裏2死二塁、好投手宮城から三遊間を破る先制打。1点リードの5回裏1死一、二塁でも再び三遊間を破った。 投手陣は先発の秋山拓巳投手(30)が6回途中1失点と試合を作り、自身3連勝でチーム最多タイの5勝目をあげた。 北條と秋山のお立ち台での一問一答は以下の通り。-まずは秋山投手ナイスピッチングでした 秋山 ありがとうございます。 -振り返って、今日の投球はいかがでしたか 秋山 思うような投球ができなかったんですけど、先制点だけ与えないように、粘り倒してやろうと思って。何とか...イニングは消化できなかったですけど、頑張りました。 -ピンチがある中で初回に北條のファインプレー 秋山 北條はずっと声かけてくれていて、励ましてくれていたんで。あのプレーで僕もさらに堂々と投げ込んでいくことができました。 -その北條が2本のタイムリー。その瞬間ベンチでどうご覧になっていたんですか 北條 ええ。(あれっと周囲を見渡し)早まりました。すいません。(キャップを取って)失礼しました。 (秋山爆笑) -秋山投手はどうご覧になっていましたか 秋山 本当に頼もしかったですし、先制点を取ってくれたんで。さらに粘り倒してやろうと思っていました。 -同学年の岩貞を始めリリーフ陣が踏ん張った 秋山 本当に今日は野手のいいプレーだったり、中継ぎの人に助けてもらった1勝なんで、次しっかり頑張りたいと思います。 -2年連続の2ケタ勝利へ、折り返しの5勝目 秋山 やっぱり任された日をしっかり頑張って、数字は後からついてくると思うんで、1戦1戦頑張りたいと思います。 --さあ続いて、北條選手、お待たせしました 北條 (笑顔で)あっ、すいません、もういいですか、すいません。 -ナイスバッティングでした 北條 ありがとうございます。 -ここからの景色は 北條 ええ、ガラガラの甲子園だなあと、はい、思います。 -観客が制限されている中ですが、タイムリー後の声援などは 北條 やっぱりファンの皆さんがいる中で野球するというのは本当に幸せなことなので、本当に感謝しています。 -今季初スタメンだった 北條 初スタメンのことはあまり考えずに、ファームでやってきたことを全部出そうと思って、試合に臨みました。 -あらためてタイムリー2本について。追い込まれていた。1本目は 北條 やっぱりいい投手なんで、僕も秋山さんみたいに、粘り倒してやろうと思って打席に立っていました。 -2本目は 北條 あまり覚えていないんですけど、点入ってくれて良かったかなとおもいます。 -苦しい戦いが続いているが、北條選手にとっても大きい 北條 交流戦は最後まで何があるか分からない戦いが多いんで、勝つまで、気を引き締めて今後、試合に臨んでいきたいと思います。ありがとうございました。

◆阪神矢野燿大監督がオリックス能見篤史投手との対戦を振り返った。 6回から登板したベテラン左腕にサンズ、佐藤輝の連打で無死一、二塁としたが、後続を打ち取られて得点できなかった。矢野監督は「いつもどんな状況でも、どんな場面でも変わらない。能見も絶対打たせるもんかという気持ちを持って投球してきたと思う」と、心情を推察。「明日も対戦があるんでね。僕たちは常に全力で、能見が出てきた時にはしっかり攻撃していくようにします。正々堂々と明日もやれたらと思います」と再戦に向けて力を込めた。

◆阪神秋山拓巳投手が8安打を浴びながら要所を締め、5回2/3 6奪三振1失点でチームトップタイの5勝目を挙げた。 5回1死一、三塁のピンチでは、3番吉田正をこの日2度目の空振り三振に仕留めた。吉田正が1試合2三振を喫するのは今季初。この試合前まで、規定打席到達者で両リーグ最少の8三振だった男を手玉に取った。 「先制点だけ与えないように、粘り倒してやろうと思って」と言葉通りの投球で勝利に導いた。オリックス戦は先発で3戦3勝となった。

◆阪神矢野燿大監督(52)が1点差勝利のしびれる試合を振り返った。1軍昇格して即スタメン出場した北條史也内野手(26)が2本のタイムリーを放ち、リリーフ陣がゼロのバトンをつないだ。 -大きな勝利となった いやあ、大きいですね。 -攻撃では北條が2本の適時打 復帰してすぐスタメンで、ましてやいい投手からいいところで打ってくれて本当によかったですし、北條らしさを試合でもベンチでもやってくれるんですけど、ああいう選手が活躍するとうれしいですね。 -声出し番長としても大きい 本当にいつでも北條らしさを全部出してね。皆さんにもなかなか伝わりにくい部分かもしれないですけど、そういうところでチームに必要な存在なんで、そういう選手が活躍してくれると盛り上がりますね。 -中野が攻撃の起点になった 今日はいいプレーもありましたし、若い選手を使っている以上、失敗もありますし、失敗からしか成長できないんでね。でもいい準備して試合に臨む、成長していくということは今日も見せてくれたんでね。明日からもチャレンジしながら、失敗を恐れずどんどんいってくれたらなと思います。 -この2人は守りでも どちらにもしっかりといい攻撃、いい守備だったと思います。 -宮城相手に中軸が苦しんでも勝った そういう部分で言うと、アキ(秋山)の粘りというか、ああいう展開の中で粘ってくれたというのもありますし、ベンチでも粘るぞ、粘るぞと言いながら意識高くその気持ちをピッチングにしてくれた。その後の投手も苦しかったですけど、つないでいくというのもうちの野球なんで、しっかりやってくれました。 -能見の立ち姿 能見はいつもどんな状況でも、どんな場面でも変わらない。能見の姿は変わらず今日もありましたし、能見もいろんな思いで、絶対打たせるもんかという思いで今日も静かな中でそういう気持ちを持って投球してきたと思うんでね。僕たちも明日も対戦あるんでね。僕たちは常に全力で、能見が出てきた時にはしっかり攻撃していくようにしますし、正々堂々と明日もやれたらと思います。 -明日の連勝、カード勝ち越しに向け 今日いい形でつなげたんで、明日も全員でうちらしくつないでいきます。

◆阪神・北條史也内野手(26)が1軍に合流した。 今季は開幕1軍メンバーに名を連ね、代打での勝負強さや手堅い犠打などで存在感を示すも、左足首痛で4月24日に登録を抹消。2軍でリハビリを続け、5月15日のウエスタン・広島戦(甲子園)で実戦復帰していた。2軍では11試合に出場し、打率・323(31打数10安打)と状態は上向きだ。 代わって、新助っ人のメル・ロハス・ジュニア外野手(31)が2軍降格した。

◆1軍昇格即「2番・二塁」でスタメン出場した北條が、先制パンチを見舞った。0-0の三回2死二塁から、オリックス先発・宮城の150キロを捉えて打球は左前で弾んだ(記録はシングルヒットと左翼の失策)。 左翼・吉田正が捕球し、すかさず本塁へ送球したが、ヘッドスライディングで突っ込んだD6位・中野(三菱自動車岡崎)のヘルメットに送球が当たるラッキーもあり、先制に成功した。

◆1軍昇格即「2番・二塁」でスタメン出場した北條が、先制パンチを見舞った。0-0の三回2死二塁から、オリックス先発・宮城の150キロを捉えて打球は左前で弾んだ。 左翼・吉田正が捕球し、すかさず本塁へ送球したが、ヘッドスライディングで突っ込んだD6位・中野(三菱自動車岡崎)のヘルメットに送球が当たるラッキーもあり、先制に成功した。 左前への先制適時打に、北條は「チャンスで回ってこい! という気持ちで待っていました。そのチャンスで回ってきてしっかりランナーをかえすことができてよかったです」と声を弾ませた。4月22日の巨人戦(東京ドーム)で2ランを放って以来、久々にHランプを灯して虎を勢いづけた。

◆オリックス・安達了一内野手(33)が、「2番・二塁」で先発出場し、NPB通算1000試合出場を達成した。NPB史上511人目。 安達は2012年に東芝からドラフト1位で入団。プロ初出場は同年5月12日の楽天戦(京セラ)。国が難病に指定する「潰瘍性大腸炎」を患いながらも正遊撃手として堅実な守備を見せ、今季はチーム事情もあり、二塁手としての出場が続いている。 1日時点での通算成績は打率・246、35本塁打、289打点、119盗塁。通算250犠打まであと「43」としている。

◆オリックス・安達了一内野手(33)が、「2番・二塁」で先発出場し、NPB通算1000試合出場を達成した。NPB史上511人目。 安達は2012年に東芝からドラフト1位で入団。プロ初出場は同年5月12日の楽天戦(京セラ)。国が難病に指定する「潰瘍性大腸炎」を患いながらも正遊撃手として堅実な守備を見せ、今季はチーム事情もあり、二塁手としての出場が続いている。 1日時点での通算成績は打率・246、35本塁打、289打点、119盗塁。通算250犠打まであと「43」としている。

◆阪神・北條のバットが止まらない。三回に先制の左前適時打を放って迎えた、1-0の五回1死一、二塁。オリックス先発・宮城の124キロを左前へ弾き返し、二走のD6位・中野(三菱自動車岡崎)が一気に生還した。 「もう1回チャンスで回ってこい! という気持ちで準備をしていました。またチャンスの場面で打つことができてよかったです」 この日1軍昇格即「2番・二塁」でスタメン出場すると、すぐさまチームの全得点を叩き出した。ベンチも大盛り上がりで、矢野監督の期待に応える大暴れをみせている。

◆阪神のドラフト1位・佐藤輝(近大)が、昨季まで阪神に在籍し、オリックス2番手でマウンドに上がった能見と2-1の六回無死一塁で対峙した。 カウント2-2から132キロ変化球を右前へ運び、3打席目でこの試合初安打をマーク。阪神を長年支えたベテラン左腕との交流戦初対決は虎の怪物ルーキーに軍配があがり、チャンスを拡大した。

◆オリックス・能見篤史投手兼任投手コーチ(42)が、1─2の六回に2番手で登板した。1回を2安打2奪三振無失点だった。 能見は昨季まで16年間、阪神に在籍。慣れ親しんだ甲子園球場にその名前がコールされると、スタンドからはどよめきとともに大きな拍手が巻き起こった。 先頭のサンズに中前打を許し、「すごいでしょ、どう考えても。新人とは思わないようにしている。攻め方とかいろいろデータは出ているので、それを参考にしながら」と警戒していたドラフト1位・佐藤輝(近大)には右前打。連打で無死一、二塁とピンチを背負うが、梅野を空振り三振。同6位・中野(三菱自動車岡崎)は左飛に仕留め、代打・糸井は空振り三振に斬った。 阪神との3連戦前には「楽しみな部分はもちろんありますよね。勝負事なのでね、抑えるのが。全力ではぶつかりたい。(阪神は)強いんでね、同じ関西のチームとしては負けてはいられない」と話していた。

◆阪神が北條の2安打2打点の活躍で競り勝ち、関西ダービーは1勝1敗の五分とした。1軍昇格即「2番・二塁」でスタメン出場し、三回に先制の左前適時打を放つと、五回にも2打席連続となる左前適時打をマークした。 先発した秋山は5回?を投げて、8安打6奪三振1失点で5勝目を手にした。ドラフト1位・佐藤輝(近大)は六回にオリックス2番手・能見から右前打で自身8打席ぶりのヒットを放ち、八回にも右前打で4打数2安打だった。

◆阪神は今季初スタメンの北條史也内野手(26)が2打点の活躍。試合後の矢野耀大監督(52)の一問一答は以下の通り。 --北條が気持ちの入ったプレーを見せた 「いつも気合入ってるよアイツは。きょうが特別でもないし。結果が出たからそういうふうに見えると思うけど、準備とか怠らない選手なんで。アイツ自身も上がってきて、こうやって結果が出たのは、気分もいいと思うし、チームも救ってくれたところがあるんでね。すごく気分よくスタートできたと思うんで」 --相手が今季負けなしの宮城で、いいところでタイムリーが出た 「ファームでも状態も良かったしね。バッティング練習を見ても状態が良かったし。打ったからではなく、期待は、もちながら見ていた。その通り打つってね。いいピッチャーから簡単じゃないんやけど。状態も良かったし、期待も。一番は打つことがセールスポイントになると思うんでね。いいピッチャーでも打てるのは、能力があるバッターだと思うんで。素晴らしかったと思います」 -―秋山が好投(5回2/3回を投げて1失点で5勝目) 「ランナー出しても粘るって簡単なことじゃないんやけど、丁寧にいきながら、相手ピッチャーがいいのが分かりながら先発ピッチャーって上がるんでね。丁寧さ、慎重さになったところかもしれないけど、ベンチ帰ってきても粘るぞー!って言いながら投げてくれてたんでね、それをホントに、やってくれたのが勝てた要因だと思うんで、アキの投球はすごく価値が高いというか、そう思ってます」 --中野もいいプレーがあった。取り返そうという気持ちが見えたが。 「1年目なんで、そういう経験をしながら成長してくれるのが、俺の立場としては望むところかな。本当に守備も素晴らしかったし、昨日の今日で素晴らしかったと思います」 -―岩崎もやり返した 「まあね。昨日も打たれた感じじゃなかったから。そんなに心配もしてないんだけど、マウンドに上がるとき嫌な感じは多少ありながらいくと思うので。3人で終わったのは1つ切れたというか。明日からまたそういう気持ちでいってもらえると思うし、馬場も苦しかったと思うけど、粘ってくれたし。スアちゃんはいつも通り投げてくれたし。苦しいけど、こういう試合を取るのがうちのチームなので。いいつなぎができた。そういうところでは、あと1点取りたかった反省はあるけどね」

◆オリックスの19歳、宮城は開幕からの連勝が5で止まった。「調子自体は悪くなかった」と五回まで投げて試合はつくったものの、適時打2本とも、伏兵の北條に浴び「勝負どころで抑えることができず、悔しい」と肩を落とした。 中野の内野安打から先制点につなげられた三回と同様、五回は先頭の中野への四球からピンチを招いて追加点を許した。「先頭打者の出し方がよくなかった。適時打を打たれた場面も、ボールが甘く入っている証拠だと思う」と反省した。 沖縄・興南高1、2年の夏に経験した甲子園は「負けている印象が強い」と語っていた。150キロ台の速球を投げ込むなど、5奪三振と豊かな才能を示したが、今季初黒星を喫した。

◆阪神・北條の2本の適時打が打席にかける執念を物語っていた。どちらも、当たりそのものはよくなかったが、粘って、よく打ったと思う。オリックスの先発・宮城のスライダーに対し、阪神の打者はファウルになることが多かったが、北條だけはタイミングが合っていた。また一回2死満塁で伏見の難しい二ゴロをさばいたことも評価したい。あれが抜けていれば、試合の流れは大きく変わっていた。 それだけに、だ。七回無死から近本が敵失で出塁し、二盗に成功した。しかし犠打失敗。「やるべきことをやる」ということを考えた場合、このケースで2番に求められるのは、クリーンアップにいい形でつなげること。打撃や守備で貢献しただけに、残念な結果となってしまった。 【プロ野球交流戦阪神対オリックス】3回、先制の適時打を放つ阪神・北條史也=甲子園球場(撮影・中島信生) 先発の秋山は5回2/3で降板した。本人は長いイニングを投げたかったのだろうが、私は仕方がないと思う。つながりのあるオリックス打線に対し、かなり神経を使っていた。細心の注意を払いながら、精一杯の投球を続けていただけに、やむを得ない。その結果、六回から継投に入ったが、八回の岩崎が3人で終われたのはよかった。1日の試合で打たれただけに、こういう時は相手の打順は関係ない。三者凡退でベンチに戻れたことが収穫だったと思う。(本紙専属評論家)

◆前夜の悔しさを晴らした。打順が2番から8番に降格となったD6位・中野(三菱自動車岡崎)が走攻守で勝利をアシストし、汚名返上だ。 「きのう(1日)はバント失敗や守備でエラーもあって...。昨日の今日だったので、取り返したいという気持ちも強かったし、投手(秋山さん)を助けたいと。それが前面に出たのが良かった」 2-0で迎えた六回無死一塁からの守備だ。伏見の三遊間深い打球を横っ飛びでつかむと、二塁に素早い送球で一走を封殺。秋山を強力援護した。 前日は一回無死二塁で送りバントができず、最後は空振り三振。同点の八回1死一塁では三遊間前方のゴロを捕球し、二塁に悪送球。その後、岩崎が決勝打を浴びた。 悔しさを力に変えたこの日。「とっさに出たというか、気持ちが前に出ました」と振り返ったのは三回先頭での打席。ヘッドスライディングで二塁内野安打をつかみ取ると、2死二塁から北條の三遊間を破る一打で生還。微妙なタイミングも、再び頭からホームに突っ込んで、先制点をもぎとった。五回には四球を選び、またも北條の一打で生還した。 前日は苦言を呈した矢野監督も「失敗からしか成長できないんでね。昨日の今日で、本当に素晴らしかったと思う」とたたえた。 中野のモチベーションを高めた理由は、もうひとつ。この日からマイナビオールスターゲーム2021のファン投票の中間発表が始まり、セ・リーグ遊撃手部門で巨人・坂本勇を超え、2万5356票を獲得して堂々の1位となったことだ。 「ファンの方々が評価してくださったのはうれしいことですし、これからも、その評価を裏切らないように、プレーで魅せられるようにやっていきたい」 ただでは転ばない。失敗を糧に、どんどん成長していく。(三木建次)

◆期待と夢が詰まった清き〝4万7769票〟に御礼の快音を2度、響かせた。2年ぶりに開催されるオールスター。その第1回中間発表で佐藤輝が12球団トップの票数を獲得。虎の黄金ルーキーはまた一つの金字塔に近づいた。 「すごく驚きましたけど、素直にうれしいです。こうやって注目していただけることはありがたいことなので、もっともっと活躍できるように頑張っていきます」 意気込んで臨んだ関西ダービー第2R。ハイライトは六回無死一塁で迎えた第3打席だ。昨季まで虎に在籍した大先輩・能見の132キロフォークを右前にはじき返した。八回にはK-鈴木から右前打を放ち、今季15度目のマルチ安打。自分に投票してくれたファンを、バットで魅了した。 ここまで打率・267、セ・リーグ3位の13本塁打に同2位の38打点とルーキーとして球宴選出には申し分ない。そして、それ以上にハマスタで放った場外弾や長嶋茂雄以来の新人1試合3発など記憶に残るプレーが、野球ファンの心をがっちりつかんだ。 得票数はセ・リーグ外野手部門で2位の広島・鈴木誠(2万2667票)に大差をつける4万7769票。パ・リーグ得票トップのソフトバンク・柳田(4万3495票)も上回った。新人選手がこのままの勢いでファン投票最多得票となれば、両リーグ通じて史上初の快挙。黄金伝説に大きな1ページが加わることになる。 何より今年のオールスターの開催地は佐藤輝にゆかりのある場所ばかり。第1戦(7月16日)の舞台は、大ファンを公言する「ももいろクローバーZ」の聖地とされるメットライフドーム。オープン戦を含め4本塁打と相性は抜群にいい。 そして、第2戦(7月17日)は、祖父母が住む〝第2の故郷〟仙台の楽天生命パーク。いつも応援してくれる祖父母に、雄姿を届けるにはもってこいの舞台だ。 「もちろん(オールスターに)選ばれたいですし、選んでもらえるような活躍をしたいと思います」 ファン投票は20日まで。最終結果は28日に発表される。前人未到の偉業へ-。日本全国の野球ファンの夢を乗せ、佐藤輝はアーチを架ける。(原田遼太郎)

◆俺に回ってこい! 阪神は「日本生命セ・パ交流戦」でオリックスに2-1で勝利。1軍昇格即「2番・二塁」で今季初のスタメン出場となった北條史也内野手(26)が、開幕5連勝中だったオリックス・宮城から2本のタイムリーを放ち、チームを勝利に導いた。二塁でも好守を披露。チャンスに飢えていた男が、首位快走の虎をさらに加速させる。 ここで打つから全国の虎党から愛される。ベンチも心の底から頼りたくなる。北條が昇格即、今季初スタメンでチーム全得点を叩き出す大暴れ。甲子園で〝一人舞台〟を演じ、関西ダービーを1勝1敗に持ち込んだ。 「チャンスで回ってこい! という気持ちで待っていました。やっぱりファンの皆さんがいる中で野球をするというのは本当に幸せなことなので、感謝しています」 気持ちは高ぶっていた。5勝目を挙げた秋山とのお立ち台では、右腕への質問を自分に対してと勘違い。「えー」と割って入り「早まりました。失礼しました!」と帽子をとってぺこり。場内の爆笑をさらった。 「僕の名前呼ばれたんで、僕かなと思って。めちゃめちゃ恥ずかしかった(笑)」 試合後も主役を張った26歳だが、何より、この試合にかける思いが、全身からあふれていた。 まずは一回2死満塁での守備。二遊間の当たりをダイビングキャッチして秋山を助けると、バットでは三回2死二塁の2打席目だ。フルカウントから宮城の150キロを捉えた打球は、しぶとく三遊間を破った。左前へ先制打。さらに「もう一回チャンスで回ってこい!」と自身を奮い立たせた五回。1死一、二塁での左前適時打も、フルカウントからだ。 「僕も秋山さんみたいに粘り倒してやろうと。食らいついていくというか、バットに当てることだけ考えていました」 泥臭い執念が開幕5連勝中だった19歳の左腕に今季初黒星をつけた。 昨季は40試合出場にとどまり、背水で臨んだ9年目だ。背番号も2から26へ変更。「中心でやっていかないとだめだという年でもある。もう結果出すだけです」。オフは光星学院(現八戸学院光星)高の先輩、巨人・坂本の門も初めて叩いた。 しかし開幕遊撃は木浪に譲り、今では新人の中野がショートの〝1番手〟だ。さらに4月24日の練習中に左足首を痛めて離脱。ベンチスタートに甘んじた上に、けがでの抹消...。それでも、心は決して折れなかった。 「毎日毎日、何か一つでも多く考えてバッティングしていました」。2軍で打率・323。さらに〝声出し番長〟として決して下を向くことなく元気を出し続け、不屈の男は舞い戻ってきた。 矢野監督も「いつも準備とか怠らない選手。チームも救ってくれた。(ムード作りでも)必要な存在。そういう選手が活躍してくれると盛り上がる」と目を細めた。「打ったからではなく、何かしてくれるんじゃないかなという期待は持ちながら見ていた」。交流戦の勝率を5割に戻し、貯金16で2位巨人との差も4を守った。 「毎日試合は続くので1試合1試合全力でやるだけ」と北條。糸原離脱後の〝2番問題〟にここで終止符を打てれば、一進一退が続く虎は再加速できる。(新里公章)

◆どでかい一勝やー! オリックス先発は今季ここまで防御率、勝率1位とノリにノリまくっている沖縄出身の高卒2年目・宮城。守り神、シーサーのような左腕...とあって、試合前からテンションひく~! の俺だったのだ...。 だってさ~本日の宮城にやられたら交流戦借金2。3日は雨天中止の気配もあるし...。そーなったら気分は、まさにジメジメの梅雨ドップリ...。と思っていたら、その梅雨の湿った雲行きをカラーッと晴らしてくれる救世主が現れたー!! その名は北條史也やー!! 甲子園を沸かせた打撃を期待されて入団。今季は背番号「2」から「26」になり、故障もあり、ルーキー中野の活躍ありで片隅に...。しかし、崖っぷちの虎が、チームを、そして己を救ったのだ!! 北條人生劇場、泣かせてもらったわー!!

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
中日
512 0.833
(-)
-
(-)
1024
(+2)
23
(+2)
4
(-)
3
(-)
0.256
(↓0.001)
2.920
(↑0.13)
2
(-)
DeNA
422 0.667
(-)
1
(-)
1040
(+1)
41
(+1)
14
(-)
1
(-)
0.283
(↓0.012)
4.690
(↑0.54)
3
(3↑)
巨人
431 0.571
(↑0.071)
1.5
(↑0.5)
1032
(+4)
35
(+3)
10
(-)
5
(+1)
0.259
(↑0.014)
4.240
(↑0.19)
3
(-)
ロッテ
431 0.571
(-)
1.5
(-)
1037
(+2)
27
(+2)
7
(-)
12
(-)
0.230
(↓0.005)
2.960
(↑0.14)
5
(2↓)
ORIX
440 0.500
(↓0.071)
2
(↓0.5)
1052
(+1)
46
(+2)
9
(-)
4
(+2)
0.316
(↓0.007)
5.740
(↑0.46)
5
(2↑)
阪神
440 0.500
(↑0.071)
2
(↑0.5)
1033
(+2)
35
(+1)
8
(-)
11
(+2)
0.239
(↓0.001)
3.680
(↑0.38)
5
(2↓)
ヤクルト
440 0.500
(↓0.071)
2
(↓0.5)
1035
(+1)
37
(+3)
7
(-)
8
(-)
0.241
(↓0.016)
4.630
(↑0.24)
8
(1↑)
楽天
341 0.429
(↑0.096)
2.5
(↑0.5)
1027
(+3)
31
(+1)
6
(+1)
3
(+1)
0.255
(↑0.005)
3.650
(↑0.4)
9
(3↑)
広島
231 0.400
(↑0.15)
2.5
(↑0.5)
1224
(+3)
33
(-)
3
(-)
9
(+2)
0.296
(↓0.006)
5.540
(↑1.16)
10
(3↓)
日本ハム
350 0.375
(↓0.054)
3
(↓0.5)
1031
(-)
29
(+3)
3
(-)
7
(+1)
0.252
(↑0.003)
3.260
(↓0.01)
11
(2↓)
ソフトバンク
242 0.333
(-)
3
(-)
1030
(+1)
24
(+1)
11
(-)
4
(+2)
0.246
(↓0.009)
2.870
(↑0.28)
12
(1↓)
西武
132 0.250
(↓0.083)
3
(↓0.5)
1227
(+3)
31
(+4)
9
(+1)
3
(+1)
0.278
(↑0.002)
4.750
(↑0.05)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
32162 0.667
(↑0.007)
-
(-)
93224
(+2)
174
(+1)
53
(-)
45
(+2)
0.255
(↓0.001)
3.260
(↑0.05)
2
(-)
巨人
27198 0.587
(↑0.009)
4
(-)
89222
(+4)
198
(+3)
66
(-)
37
(+1)
0.256
(↑0.002)
3.490
(↑0.01)
3
(-)
ヤクルト
24207 0.545
(↓0.013)
6
(↓1)
92218
(+1)
210
(+3)
47
(-)
33
(-)
0.246
(↓0.002)
3.870
(↑0.01)
4
(-)
中日
21239 0.477
(-)
9
(↓0.5)
90149
(+2)
158
(+2)
22
(-)
25
(-)
0.239
(-)
2.850
(↑0.02)
5
(-)
広島
18236 0.439
(↑0.014)
10.5
(-)
96155
(+3)
180
(-)
29
(-)
27
(+2)
0.260
(-)
3.610
(↑0.08)
6
(-)
DeNA
16318 0.340
(-)
15.5
(↓0.5)
88202
(+1)
266
(+1)
51
(-)
10
(-)
0.244
(-)
4.650
(↑0.07)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
26219 0.553
(-)
-
(-)
87240
(+1)
197
(+1)
51
(-)
40
(+2)
0.262
(↓0.001)
3.320
(↑0.04)
1
(1↑)
楽天
26219 0.553
(↑0.01)
0
(↓0.5)
87215
(+3)
202
(+1)
43
(+1)
24
(+1)
0.238
(↑0.001)
3.430
(↑0.04)
3
(-)
ロッテ
24228 0.522
(-)
1.5
(-)
89252
(+2)
220
(+2)
53
(-)
46
(-)
0.245
(↓0.001)
3.810
(↑0.04)
4
(-)
西武
202310 0.465
(↓0.011)
4
(↓0.5)
90200
(+3)
213
(+4)
39
(+1)
52
(+1)
0.245
(↑0.001)
3.920
(↓0.01)
5
(-)
ORIX
22267 0.458
(↓0.01)
4.5
(↓0.5)
88227
(+1)
232
(+2)
56
(-)
18
(+2)
0.255
(↑0.001
3.920
(↑0.02)
6
(-)
日本ハム
18295 0.383
(↓0.008)
8
(↓0.5)
91165
(-)
219
(+3)
28
(-)
31
(+1)
0.226
(↑0.001)
3.850
(↑0.01)