広島(★3対7☆)日本ハム =交流戦1回戦(2021.06.01)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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日本ハム
30211000071012
広島
00010020031100
勝利投手:上沢 直之(5勝2敗0S)
敗戦投手:大瀬良 大地(2勝2敗0S)

本塁打
【日本ハム】渡邉 諒(1号・1回表2ラン),近藤 健介(7号・3回表2ラン)

  DAZN
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◆日本ハムは初回、渡邉の2ランなどで3点を先制する。その後は3回表に近藤の2ラン、続く4回には清水の犠飛が飛び出すなど、試合を優位に進めた。投げては、先発・上沢が7回途中3失点の好投で今季5勝目。敗れた広島は、先発・大瀬良が試合をつくれなかった。

◆広島中村祐太投手(25)が1軍に合流した。4日からの楽天3連戦(マツダスタジアム)のいずれかで先発するとみられる。 中村祐は4月に1軍で先発するも、2連敗で2軍降格となった。降格後は2軍で6試合(先発は4試合)に登板して3勝1敗、防御率0・95。好成績を残して。再び1軍切符を手に入れた。 通常本拠地6連戦の週末カードに先発する投手は週頭から1軍に合流する。だが、この日1軍の全体練習に姿を見せたのは中村祐1投手のみ。残る2枠は、保健所指導の下、隔離期間も個別練習を続ける森下と高橋昂の復帰即先発起用が濃厚となった。

◆日本ハムは広島先発の大瀬良から1回に渡辺の1号2ランなどで3点を先制。3回には近藤の7号2ランでリードを広げた。 日本ハムは4回にも犠飛で加点し、大瀬良を4回でKOした。その裏に1点を返されるも、5回に石井の適時打で追加点を奪った。 日本ハムが終盤継投で逃げ切り、先発上沢が自身5連勝で5勝目。広島は大瀬良が連敗となる2敗目。借金が今季最多6となった。

◆広島大瀬良大地投手(29)が今季最短4回6失点で連敗となる2敗目を喫した。 1回に渡辺の2ランなどで3点を失い、その後も1発を浴びるなど失点を重ねた。4試合で被本塁打ゼロから1試合で2本。「悔しい投球になった。(捕手の)坂倉と話をしながら試合をつくっていこうと努力をしたが、うまくいなかった」。先発の早期降板が続く負の連鎖をエースも止めることができなかった。チームは3連敗で借金は6に膨らんだ。

◆日本ハム渡辺諒内野手(26)が、待望の今季1号を放った。「日本生命セ・パ交流戦」広島戦(マツダスタジアム)の1回、2死一塁で左越え2ラン。今季出場45試合、178打席目での快音。ストレートが得意な「直球破壊王子」が、遅球のカーブを捉えた。チームの連敗は「2」でストップ。6月攻勢へギアを上げていく。「直球破壊王子」が、遅球を破壊した。1点先制した直後の1回2死一塁。渡辺が待ちわびていた1発を突き刺した。大瀬良の初球。捉えたのは116キロカーブ。「本当に、全然頭になかった」と苦笑いも、うまく反応し、左翼席看板に直撃する1号2ランを放った。160キロ超の直球を破壊してきたバットで、スローボールにも対応してみせた。 予言が的中した。試合前練習中、ストレッチしていると後輩の浅間から「ナベさん、この3連戦で絶対ホームラン打ちますよ」と、おもむろに予言されたという。半信半疑で迎えた第1打席。すぐにアーチが飛び出て、驚きは倍増。「ダイキに感謝です。予言者です」と笑った。出場45試合178打席目での1発。直近5試合で6打点をマークするなど、中軸の役割を果たしている。 昨季は「直球破壊王子」が定着し、高卒7年目で主力の地位を確立した。一方で活躍の代償として、内角攻めが増えるなど配球が一変。「打席で悩むことがあった」と苦しんだ。5月4日には新型コロナウイルスの濃厚接触者の判定を受け、戦線離脱を強いられた。「(杉谷)拳士さんが頑張っていたので、僕も負けないようにと思った」と、自主練習に励んだ。 栗山監督は「本当に、いい形の攻撃だったね」と称賛した。「本塁打がいいのではなくて、いい打ち方をしている打者には本塁打が出たりする。こうやって状態を上げてくれれば有り難い」と話した。チームは連敗を「2」で止めた。渡辺は「しっかりシンプルに打席に立てるように、もっとやっていきたい」と頼もしい。直球も遅球も破壊して、6月攻勢の旗手となる。【田中彩友美】

◆5月19日巨人戦以来、今季2度目の先発出場となった広島野間峻祥外野手が、2本の二塁打で気を吐いた。 3回の第1打席に日本ハム上沢から中堅フェンス直撃の二塁打。2年ぶりの長打を記録すると、5回にも左中間へ二塁打を放った。起用に応えるも、見逃し三振の最終打席を猛省。試合後も笑顔なく「塁に出て、投手にどんどんプレッシャーをかけていければと思います」と表情を引き締めた。

◆日本ハム上沢直之投手が、エース対決を制した。 6回2/3を投げて9安打を浴びながら3失点(自責2)にまとめ、5勝目をマーク。広島のエース大瀬良に投げ勝った。 自身は4月10日オリックス戦から自身最長5連勝。「これだけ点数を取ってもらったら、誰でも勝てるんじゃないですか?」と味方打線に感謝した。 6回までは得点圏に走者を背負いながらも1失点。球数が100球に近づくにつれ高めに浮き、7回に2連続長短打を浴びるなどして2点を失った。本人は「もっとイニングを投げたかった」と反省も、栗山監督は「絶好調ではないはずなんだけど、しっかり試合を作って勝ちきってくれる。これが、エースなんだよ」と、変わらぬ信頼を口にした。 上沢と言えば、代名詞は"高速フォーク"。フォークボールの投げ方を修正したことで、開幕直後の不振を脱した。「腕を振りすぎて高めに抜けていた。優しく(腕を)振って低めを意識するようにしたら、ちょうど良くなった」。前回5月25日ヤクルト戦に続き、きっちり6連戦の初戦を取った右腕。状態は右肩上がりだ。

◆日本ハムの渡辺が今季初本塁打となる2ランを放った。一回に1点を先制し、なおも2死一塁の場面で大瀬良の変化球を完璧に捉えて左越えに運んだ。「待ち望んでいた1号がようやく出てうれしい気持ち」と笑顔で話した。 一昨年には11本塁打を記録した。だが、プロ8年目の今季は思うように状態が上がらず、不振に苦しんだ。さらには新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者と判定されてチームから離脱した時期もあった。 先月15日に1軍に復帰。交流戦では調子を取り戻しつつある。「引き続き、謙虚に頑張る」と気を引き締めた。

◆日本ハムは一回に渡辺の1号2ランなどで3点を先制。三回は近藤の2ラン、四回は清水の犠飛で加点し、五回は石井の適時打で差を広げた。上沢が七回途中3失点で5勝目。広島は大瀬良が打ち込まれて、3連敗。

◆広島の大瀬良は4回6安打6失点で2敗目を喫した。一回に1点を先取され、さらに渡辺に左越えに運ばれた。三回は近藤に2ラン、四回は平沼の三塁打を起点に失点を重ねた。「真っすぐも変化球も全て気持ちよく打たれている感じはあった」と声を落とした。 相手エースとの投げ合いで、思わぬ乱調。チームは3連敗で借金は6に膨らんだ。「このような投球にならないようにしたい。チームが勝てるような投球をやっていきたい」と雪辱を誓った。

◆日本ハムの上沢が七回途中9安打3失点で自身5連勝とした。ただ、7点の援護をもらいながらもイニングの途中で交代となったこともあり「早い回でマウンドを降りる形になってしまいふがいない」と満足していなかった。 テンポ良く、ストライクゾーンで勝負して打たせて取った。七回に味方の失策から崩れたが、先発投手としての役割は果たした。「最低限の仕事はできたかな。負けなかったことは大事」と話した。

◆広島は大瀬良が4回6失点でKOされた。コロナ禍で菊池涼と鈴木誠を欠く打線は相手エースの上沢から3点を奪ったが反撃は及ばず。佐々岡真司監督(53)の一問一答は以下の通り。 ──きょうの大瀬良は 「いきなり3点を取られてなかなかね。先制されるときつい。ピリッとしていなかった。打たれたところは甘いところに集まっていた」 ──本来の制球ではなかった 「真っすぐも変化球も腕が振れていない。(打者が)崩されていない」 ──下半身のコンディション不良から復帰2試合で連敗 「責任感が強い男。悔しい気持ちがあると思う。また投手陣の主将でもある。勝てばチームも乗っていけると思う」 ──打線は林、中村奨ら若手が活躍 「若手はチャンス。野間が出て結果を出した。チャンスをものにできるか。(主力が)帰って来るまでみんなにチャンスがある」

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<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
中日
511 0.833
(↑0.033)
-
(-)
1122
(+1)
21
(-)
4
(-)
3
(-)
0.257
(↑0.002)
3.050
(↑0.52)
2
(1↑)
DeNA
421 0.667
(↑0.067)
1
(-)
1139
(+4)
40
(+3)
14
(-)
1
(+1)
0.295
(↑0.005)
5.230
(↑0.37)
3
(1↑)
ORIX
430 0.571
(↑0.071)
1.5
(-)
1151
(+5)
44
(+2)
9
(-)
2
(+1)
0.323
(↓0.01)
6.200
(↑0.72)
3
(1↓)
ロッテ
430 0.571
(↓0.096)
1.5
(↓1)
1135
(-)
25
(+1)
7
(-)
12
(-)
0.235
(↓0.026)
3.100
(↑0.3)
3
(1↑)
ヤクルト
430 0.571
(↑0.071)
1.5
(-)
1134
(+7)
34
(+4)
7
(+1)
8
(+2)
0.257
(↑0.004)
4.870
(↑0.15)
6
(2↓)
巨人
331 0.500
(-)
2
(↓0.5)
1128
(+4)
32
(+4)
10
(+1)
4
(-)
0.245
(↓0.004)
4.430
(↑0.07)
7
(3↑)
日本ハム
340 0.429
(↑0.096)
2.5
(-)
1131
(+7)
26
(+3)
3
(+2)
6
(+1)
0.249
(↑0.007
3.250
(↑0.21)
7
(3↓)
阪神
340 0.429
(↓0.071)
2.5
(↓1)
1131
(+2)
34
(+5)
8
(-)
9
(-)
0.240
(↓0.01)
4.060
(↑0.36)
9
(1↓)
ソフトバンク
241 0.333
(↓0.067)
3
(↓1)
1129
(+3)
23
(+4)
11
(+1)
2
(-)
0.255
(↓0.01)
3.150
(↓0.21)
9
(1↓)
楽天
241 0.333
(↓0.067)
3
(↓1)
1124
(+4)
30
(+7)
5
(+2)
2
(-)
0.250
(↑0.003)
4.050
(↓0.24)
11
(-)
西武
122 0.333
(-)
2.5
(↓0.5)
1324
(+4)
27
(+4)
8
(+3)
2
(-)
0.276
(↓0.018)
4.800
(↑0.2)
12
(1↓)
広島
131 0.250
(↓0.083)
3
(↓1)
1321
(+3)
33
(+7)
3
(-)
7
(-)
0.302
(↓0.001)
6.700
(↓0.08)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
31162 0.660
(↓0.014)
-
(-)
94222
(+2)
173
(+5)
53
(-)
43
(-)
0.256
(↓0.001)
3.310
(↑0.02)
2
(-)
巨人
26198 0.578
(-)
4
(↑0.5)
90218
(+4)
195
(+4)
66
(+1)
36
(-)
0.254
(↓0.001)
3.500
(↓0.01)
3
(-)
ヤクルト
24197 0.558
(↑0.01)
5
(↑1)
93217
(+7)
207
(+4)
47
(+1)
33
(+2)
0.248
(↑0.001)
3.880
(-)
4
(-)
中日
21238 0.477
(↑0.012)
8.5
(↑1)
91147
(+1)
156
(-)
22
(-)
25
(-)
0.239
(↑0.001)
2.870
(↑0.05)
5
(-)
広島
17236 0.425
(↓0.011)
10.5
(-)
97152
(+3)
180
(+7)
29
(-)
25
(-)
0.260
(↑0.001
3.690
(↓0.08)
6
(-)
DeNA
16317 0.340
(↑0.014)
15
(↑1)
89201
(+4)
265
(+3)
51
(-)
10
(+1)
0.244
(↑0.001)
4.720
(↑0.03)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
26218 0.553
(↓0.012)
-
(-)
88239
(+3)
196
(+4)
51
(+1)
38
(-)
0.263
(↓0.002)
3.360
(↓0.02)
2
(-)
楽天
25219 0.543
(↓0.013)
0.5
(-)
88212
(+4)
201
(+7)
42
(+2)
23
(-)
0.237
(-)
3.470
(↓0.03)
3
(-)
ロッテ
24227 0.522
(↓0.011)
1.5
(-)
90250
(-)
218
(+1)
53
(-)
46
(-)
0.246
(↓0.004)
3.850
(↑0.04)
4
(-)
西武
202210 0.476
(-)
3.5
(↑0.5)
91197
(+4)
209
(+4)
38
(+3)
51
(-)
0.244
(↓0.001)
3.910
(-)
5
(-)
ORIX
22257 0.468
(↑0.011)
4
(↑1)
89226
(+5)
230
(+2)
56
(-)
16
(+1)
0.254
(-)
3.940
(↑0.04)
6
(-)
日本ハム
18285 0.391
(↑0.013)
7.5
(↑1)
92165
(+7)
216
(+3)
28
(+2)
30
(+1)
0.225
(↑0.002
3.860
(↑0.04)