1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
広島 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 | 1 | 1 |
ロッテ | 0 | 2 | 1 | 1 | 0 | 3 | 0 | 0 | X | 7 | 9 | 0 | 1 |
勝利投手:小島 和哉(2勝2敗0S) 敗戦投手:ネバラスカス(0勝1敗0S) 本塁打 |
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◆ロッテが快勝。ロッテは2回裏、安田と藤岡の連続適時打で2点を先制する。その後は、3回に角中が犠飛を放つと、4回には佐藤都のソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・小島が6回1失点の好投で今季2勝目。敗れた広島は、投打ともに振るわなかった。
◆先発はロッテ小島と来日初登板の広島ネバラスカス。ロッテが2回に安田、藤岡の連続適時二塁打で2点。3回角中の犠飛で1点。ロッテは4回に佐藤都が1号ソロ。6回は荻野の内野安打、中村奨の二塁打などで3点を加点。広島は6回松山が2号ソロ。 ロッテが2連勝で交流戦2カード連続勝ち越しを決めた。6回1失点の小島が2勝目。広島は2連敗で先発ネバラスカスが1敗目。
◆ロッテ安田尚憲内野手が先発復帰で意地を見せた。7番DHで入った2回2死二塁の第1打席、低めチェンジアップを右方向へ運ぶ二塁打が先制の決勝打。「もう1本出したい。迷惑を掛けたので今日何とかしないと」。7回2死でも右前打で、14日以来のマルチ安打とした。 開幕から4番に座ったが、ここ3試合スタメンから外された。4月に3割を超えた得点圏打率が5月は1割4分3厘。本塁打は前月から4本減の1本、打点は23減の5。ベンチから見た打線はつながっていた。「ずっと自分が流れを止めていると自分でも思っていた。外れて吹っ切れました。自分のスイングをやってダメなら仕方ないなって」。 前日の試合後、森脇野手総合兼内野守備コーチが打撃投手をしてくれた。普段から優しく、厳しく向き合ってくれる。「昨日も一昨日も投げてくださった。必死にやるしかないと言われました」。この日の試合前円陣では声出しを担当。輪の中心で気合を入れた。 「自分のスイング」は結果になった。「先輩方の打線の流れもいい調子。割って入るには結果を出していかないといけない。もう1度レギュラーをつかみ取れるように」。一進一退を繰り返した5月、最後に初めて同一カードで連勝。交流戦も2カード連続で勝ち越した。いいムードのまま、交流戦暫定首位の中日戦に乗り込む。【鎌田良美】
◆「打てる捕手」へ日々修業中のロッテ佐藤都志也捕手が、今季1号ソロを放った。 4回1死で狙った内角直球を右翼席へ。四球で出塁した6回は二盗し、6点目のホームを踏んだ。田村と柿沼が離脱して10試合連続スタメンマスクをかぶり、初の連勝。「自分のミスで負けたりもあって、切り替えるのは難しかった。1球そらすと『今日もか』と。でも勝敗を左右するポジションなので、へこんでいてもダメ」。できることを1つずつ積み重ねる。
◆四球禍。広島の新助っ人ドビーダス・ネバラスカス投手(28=パイレーツ)が「日本生命セ・パ交流戦」のロッテ戦に先発して来日初登板したが、3回途中まで3安打3失点で黒星を喫した。5四球と制球を乱した。コロナ禍で先発3投手を欠き、2軍からの昇格組で挑んだロッテ3連戦は計25四死球。四球禍でリズムを悪くし、敵地で連敗した。今カード先発した投手全員の2軍降格が決まった。広島を苦しめたのは、敵地の強風ではなく、自軍の四球禍だった。来日初先発のネバラスカスは立ち上がりから制球が定まらない。四球で走者をため、2盗塁を許した。立ち直る気配すら見えないまま、3回途中に親指から出血。わずか2回2/3で5四球と乱れて80球を要し、3失点で黒星という散々なデビューとなった。 広島投手陣はロッテ3連戦で25四死球を与えた。3試合で計22失点のうち10点が四球で出した走者によるもの。一方、ロッテ投手陣は四球で出した走者の得点を1点に抑えている。佐々岡監督は「四球から失点が絡むというのは、ずっと言っているんだけどね。特にこの3試合は目立った。1試合(平均で)8四球は、8安打よりも野手(のリズム)には悪くなってしまう」。四球が3連戦の戦いを重くした。 チームはコロナ禍で先発ローテから九里、森下、高橋昂の3投手を欠く。ロッテ3連戦は2軍から昇格させた矢崎、玉村、そしてネバラスカスを起用したが、試合をつくれなかった。最長は玉村の5回。いずれも登板即2軍降格という結果に終わった。 先発の投球内容は中継ぎ陣にもしわ寄せが及び、この日は3番手の新人大道が初めてイニングをまたいだ6回に3失点。負の連鎖となっている。バッテリー間にも影響を与え、ロッテ3連戦で11盗塁を許した。 野手陣はチャンスを得た宇草や林がアピールを続ける。すでに活動を再開している菊池涼や小園は、早ければ6月1日にも2軍で実戦復帰する予定だ。1人もいなくなった次の週末カードの先発は、「特例2021」で出場選手登録を外れている投手の復帰も可能性がゼロではないものの、1つは現有戦力で埋めなければいけない。佐々岡監督は「今いるみんなでやっていくしかない」と救世主の台頭を待っている。【前原淳】 ▽広島横山投手コーチ(四球絡みの失点について)「出そうと思って出しているわけじゃないけど、ゲームに与える影響が大きい。今日もゲーム前にその辺の話を少しして臨んだんですけどね。また対策というか、意識を変えていけるように考えたいと思います」 ▽広島ネバラスカス 自分のアグレッシブさというものを全く出せない登板内容になってしまった。制球の部分がすべてだと思います。申し訳ない気持ちです。
◆広島の松山竜平外野手(35)が2戦連発となる2号ソロで一矢報いた。 4点を追う6回。ロッテ先発小島の直球をバックスクリーンへ。チームに新型コロナ感染が広がり、球団独自の判断で18日に出場選手登録を外れ自宅待機したこともあり、28日に先発復帰したばかり。3戦連続長打に「限られた練習の中で自分のやるべきことをしっかりやって、調整したことが出せていると思います」と胸を張った。
◆ロッテ・佐藤都志也捕手(23)が3-0の四回1死で、広島2番手の高橋樹から右越え1号ソロを放った。 佐藤都は東洋大から2020年ドラフト2位で入団して2年目。今季は開幕2軍だったが、4月23日に出場選手登録された。昨年9月3日の西武戦以来の一発に「打ったのはストレート。ストレートを狙っていたので狙い球をしっかり捉えることができて良かったです」とプロ3号を振り返った。 正捕手の田村が4月下旬に左太もも裏肉離れで離脱し、柿沼が5月20日に新型コロナウイルスのPCR検査で陽性判定。佐藤都は5月19日のオリックス戦(京セラドーム)から、10試合連続スタメンでマスクをかぶっている。
◆ロッテ・角中勝也外野手(34)が4-0の五回1死一塁で、広島3番手の大道から右前打で出塁し、交流戦全6試合連続安打を記録した。交流戦直前の23日の楽天戦(ZOZOマリン)を含めると7試合連続安打。 交流戦初戦の5月25日に34歳の誕生日を迎えた角中は、阪神3連戦で10打数4安打2打点。広島戦では右前打の時点で7打数4安打3打点で、2カード全8安打のうち二塁打4本を放っている。
◆ロッテが快勝した。二回に安田と藤岡の連続適時二塁打で2点を先制。三回に角中の中犠飛、四回には佐藤都の1号ソロと着実に加点した。小島は6回1失点で2勝目。広島はネバラスカスが来日初登板したが制球難から崩れた。
◆ロッテの2年目の佐藤都が3―0の四回に今季1号ソロを放った。甘く入った4球目を捉えて右翼スタンドへ運び「4点差にできたことが一番、捕手としても個人としてもすごくうれしかった」と素直に喜んだ。 田村、柿沼が戦列から離脱し、佐藤都に寄せられる期待は大きい。28日の試合は二盗を阻止しようとして悪送球をするなど自らの拙守が響いて大量失点のきっかけをつくった。一転して4投手をリードして広島打線を1得点に抑え込み「自分がへこんでいても駄目。できることをしっかりやりたい」と意気込んだ。
◆広島のネバラスカスが先発して来日初登板したが、三回途中まで3失点で黒星を喫した。5四球と制球に苦しみ80球を費やし「やっと迎えた登板で自分の投球ができず悔しい。制球の部分が全てだと思う」とうなだれた。 新型コロナウイルス感染が広がり、チーム最多の5勝を挙げている九里に加え森下、高橋昂も濃厚接触者として離脱中。矢崎、玉村に続き、ロッテ3連戦に先発した投手全員の2軍降格が決まり、佐々岡監督は「この状況でファームから上がってきた投手にはチャンスをものにしてほしかった」と残念がった。
◆ロッテ・佐藤都志也捕手(23)が30日、広島最終戦(ZOZOマリン)の四回に右越えの1号ソロを放ち、7-1での2連勝に貢献した。東洋大野球部の先輩で、15日に始球式を務めたお笑いコンビ「ティモンディ」の高岸宏行(28)から期待される中、5月最後の試合で〝やればできる弾〟を放ち、見事約束を果たした。 4回、本塁打のロッテ・佐藤都志也 =ZOZOマリンスタジアム(撮影・田村亮介) 狙っていた直球を強振した。待望の今季1号。2年目捕手の佐藤都は3―0の四回、高橋樹の甘く入った4球目を右翼スタンドへ運び「4点差にできたことが一番、捕手としても個人としてもすごくうれしかった」と、充実の笑みを浮かべた。 4月下旬に左太もも裏肉離れで正捕手・田村が離脱。6年目捕手の柿沼も新型コロナウイルスのPCR検査で陽性判定を受け、今月18日に出場選手登録を外れた。捕手陣が緊急事態に見舞われる中、19日から10試合連続でスタメン出場を続けていたのが佐藤都だった。しかし、ここまで打率・147と低迷。27日の阪神戦(甲子園)で捕逸、翌28日の広島戦(ZOZOマリン)では二盗阻止を狙い2度の悪送球と、守備でもミスを連発し「切り替えるのが難しかった」という。心の支えは、東洋大野球部の先輩でお笑いコンビ「ティモンディ」高岸の言葉だった。「あのときに『やればできる』と言われたので『頑張ります』と。ありがたいことです」ティモンディが西武戦で始球式を務めた15日のこと。マウンドに高岸、左打席に佐藤都が立ち、投球後に高岸から決めぜりふ「やればできる」とともに「ホームラン頼みますよ」と声を掛けられた。「へこんでいても駄目」と奮起し「やればできる」ところを証明した佐藤都は「活躍できたことはうれしいし、自分のできることはしっかりやりたい」とうなずいた。チームは10勝8敗3分けで、前月に続く月間勝ち越しを決めた。6月以降も、やればできる!(山口泰弘)
<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
中日 |
4 | 1 | 1 | 0.800 (↑0.05) | - (-) |
12 | 21 (+4) | 21 (+1) | 4 (+1) | 3 (+1) |
0.255 (↑0.008) | 3.570 (↑0.52) |
2 (1↑) |
ロッテ |
4 | 2 | 0 | 0.667 (↑0.067) | 0.5 (-) |
12 | 35 (+7) | 24 (+1) | 7 (+1) | 12 (+5) |
0.261 (↑0.008) | 3.400 (↑0.49) |
3 (2↓) |
DeNA |
3 | 2 | 1 | 0.600 (↓0.15) | 1 (↓1) |
12 | 35 (+1) | 37 (+5) | 14 (-) | 0 (-) |
0.290 (↓0.01) | 5.600 (-) |
4 (4↑) |
ORIX |
3 | 3 | 0 | 0.500 (↑0.1) | 1.5 (-) |
12 | 46 (+8) | 42 (+7) | 9 (+1) | 1 (+1) |
0.333 (↑0.001) | 6.920 (↑0.41) |
4 (4↑) |
巨人 |
3 | 3 | 0 | 0.500 (↑0.1) | 1.5 (-) |
12 | 24 (+4) | 28 (+3) | 9 (+2) | 4 (-) |
0.249 (↓0.008) | 4.500 (↑0.31) |
4 (4↑) |
阪神 |
3 | 3 | 0 | 0.500 (↑0.1) | 1.5 (-) |
12 | 29 (+9) | 29 (+8) | 8 (+2) | 9 (+3) |
0.250 (↑0.033) | 4.420 (↓0.74) |
4 (1↓) |
ヤクルト |
3 | 3 | 0 | 0.500 (↓0.1) | 1.5 (↓1) |
12 | 27 (+7) | 30 (+8) | 6 (+1) | 6 (-) |
0.253 (↑0.001) | 5.020 (↓0.72) |
8 (3↓) |
ソフトバンク |
2 | 3 | 1 | 0.400 (↓0.1) | 2 (↓1) |
12 | 26 (+3) | 19 (+4) | 10 (-) | 2 (-) |
0.265 (↑0.013) | 2.940 (↓0.22) |
8 (4↑) |
楽天 |
2 | 3 | 1 | 0.400 (↑0.15) | 2 (-) |
12 | 20 (+5) | 23 (+1) | 3 (-) | 2 (+1) |
0.247 (↑0.025) | 3.810 (↑0.59) |
10 (2↓) |
日本ハム |
2 | 4 | 0 | 0.333 (↓0.067) | 2.5 (↓1) |
12 | 24 (+1) | 23 (+4) | 1 (-) | 5 (-) |
0.242 (↓0.011) | 3.460 (↑0.1) |
11 (5↓) |
西武 |
1 | 2 | 1 | 0.333 (↓0.167) | 2 (↓1) |
14 | 20 (+8) | 23 (+9) | 5 (+1) | 2 (-) |
0.294 (↑0.007) | 5.000 (↓1) |
11 (5↓) |
広島 |
1 | 2 | 1 | 0.333 (↓0.167) | 2 (↓1) |
14 | 18 (+1) | 26 (+7) | 3 (+1) | 7 (+1) |
0.303 (↓0.033) | 6.620 (↓0.04) |
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
31 | 15 | 2 | 0.674 (↑0.007) | - (-) |
95 | 220 (+9) | 168 (+8) | 53 (+2) | 43 (+3) |
0.257 (↑0.003) | 3.330 (↓0.1) |
2 (-) |
巨人 |
26 | 19 | 7 | 0.578 (↑0.01) | 4.5 (-) |
91 | 214 (+4) | 191 (+3) | 65 (+2) | 36 (-) |
0.255 (↓0.001) | 3.490 (↑0.01) |
3 (-) |
ヤクルト |
23 | 19 | 7 | 0.548 (↓0.013) | 6 (↓1) |
94 | 210 (+7) | 203 (+8) | 46 (+1) | 31 (-) |
0.247 (-) | 3.880 (↓0.1) |
4 (-) |
中日 |
20 | 23 | 8 | 0.465 (↑0.013) | 9.5 (-) |
92 | 146 (+4) | 156 (+1) | 22 (+1) | 25 (+1) |
0.238 (↑0.001) | 2.920 (↑0.04) |
5 (-) |
広島 |
17 | 22 | 6 | 0.436 (↓0.011) | 10.5 (↓1) |
98 | 149 (+1) | 173 (+7) | 29 (+1) | 25 (+1) |
0.259 (↓0.002) | 3.610 (↓0.06) |
6 (-) |
DeNA |
15 | 31 | 7 | 0.326 (↓0.007) | 16 (↓1) |
90 | 197 (+1) | 262 (+5) | 51 (-) | 9 (-) |
0.243 (-) | 4.750 (↓0.01) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
26 | 20 | 8 | 0.565 (↓0.013) | - (-) |
89 | 236 (+3) | 192 (+4) | 50 (-) | 38 (-) |
0.265 (↑0.002) | 3.340 (↓0.01) |
2 (-) |
楽天 |
25 | 20 | 9 | 0.556 (↑0.011) | 0.5 (↓1) |
89 | 208 (+5) | 194 (+1) | 40 (-) | 23 (+1) |
0.237 (↑0.003) | 3.440 (↑0.04) |
3 (-) |
ロッテ |
24 | 21 | 7 | 0.533 (↑0.01) | 1.5 (↑1) |
91 | 250 (+7) | 217 (+1) | 53 (+1) | 46 (+5) |
0.250 (↑0.001) | 3.890 (↑0.06) |
4 (-) |
西武 |
20 | 22 | 9 | 0.476 (↓0.012) | 4 (-) |
92 | 193 (+8) | 205 (+9) | 35 (+1) | 51 (-) |
0.245 (↑0.002) | 3.910 (↓0.08) |
5 (-) |
ORIX |
21 | 25 | 7 | 0.457 (↑0.013) | 5 (↑1) |
90 | 221 (+8) | 228 (+7) | 56 (+1) | 15 (+1) |
0.254 (↑0.001) | 3.980 (↓0.02) |
6 (-) |
日本ハム |
17 | 28 | 5 | 0.378 (↓0.008) | 8.5 (-) |
93 | 158 (+1) | 213 (+4) | 26 (-) | 29 (-) |
0.223 (↓0.001) | 3.900 (↑0.02) |
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