日本ハム(★1対4☆)中日 =交流戦3回戦(2021.05.30)・札幌ドーム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
中日
01011000141001
日本ハム
0001000001610
勝利投手:福谷 浩司(3勝4敗0S)
(セーブ:又吉 克樹(0勝1敗4S))
敗戦投手:アーリン(1勝1敗0S)

本塁打
【中日】ビシエド(7号・4回表ソロ)

  DAZN
チケットぴあ 日本ハム戦チケット予約 中日戦チケット予約
◆中日は2回表、2死三塁の好機から阿部が適時打を放ち、先制に成功する。そのまま迎えた4回にはビシエドのソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・福谷が6回1失点7奪三振の好投で今季3勝目。敗れた日本ハムは、打線が1得点と振るわなかった。

◆日本ハムはアーリン、中日福谷が先発。中日は2回、阿部の中前適時打で先制。福谷は3回まで無安打無失点で中盤へ。 中日は4、5回に1点ずつ追加。日本ハムは4回、近藤の中越え適時二塁打で反撃。先発アーリンは5回途中3失点で降板した。 中日は9回に1点を加え、2カード連続勝ち越し。先発福谷は6回1失点で3勝目、又吉は4セーブ目。日本ハムは拙攻で5カード連続負け越し。

◆日本ハムは30日、中日戦(札幌ドーム)に敗れ、5カード連続の負け越し。借金は今季ワーストの「11」に膨らんだ。だが苦しい展開の中で光ったのは5回1死満塁でマウンドに上がり、併殺打でピンチを脱した河野竜生投手。23歳の誕生日を好投で飾り、連続試合無失点を「13」に伸ばした。昨季ドラフト1位左腕、河野の見事な火消しも報われなかった。アーリンが4回までに2点を失い、5回も玉井が1点を失ってなお1死満塁の大ピンチで、河野がマウンドに上がった。中日高橋周に粘られながらも「自分のボールを信じて投げた」という11球目、外角低めのカットボールで投ゴロ併殺に打ち取り、グラブをたたいてガッツポーズだ。 この日が23歳の誕生日。6回も3者凡退に仕留めて打線の援護を待ったが、攻撃陣に逆転の気概は残っていなかった。 開幕当初こそ先発枠に食い込んだが、途中からは中継ぎへ。だが救援にまわって以降、13試合連続無失点と頼れる存在になった。「最初は悔しい気持ちもあったけど、1軍の舞台で投げさせてもらえるのは有り難い。先発と違って、1球目から全力で行ける」。長いイニングも投げられ、今やブルペンに欠かせない存在になっている。栗山監督は「あそこで投げられる投手は、なかなかいない。(試合を)ひっくり返して、勝ち投手にしてあげられたら良かったんだけど...。申し訳ない」と悔しがった。 新型コロナ禍による1軍の活動停止など苦難に満ちた5月も、この日の試合が最後。7カード中、勝ち越すことが出来たのは1カードだけだった。借金は今季ワーストの11に膨らみ「なかなか、流れの中で一気に(チームを)いい形に変えられない。しっかり、大きな流れが作れるようにやっていきます」と指揮官。仕切り直して、6月に臨む。【中島宙恵】 ▼日本ハムは30日の中日戦に敗れ、借金が今季ワーストの11となった。借金11は17年以来4年ぶり。17年は19試合目の4月22日西武戦で早くも借金11となり、その後も借金が増え続け、101試合目の8月13日ソフトバンク戦で33までふくらんだ。最終的には60勝83敗の5位でシーズンを終えた。 ▽日本ハム荒木投手コーチ(河野に)「勝ち試合もそうだし、今日のような劣勢の場面でも仕事をしてもらっている。本当に頭が下がる思いです。ナイスピッチでした」

◆日本ハムのロビー・アーリン投手が踏ん張れず、来日初黒星を喫した。1点差に迫った直後の5回、1死三塁のピンチを背負い降板した。 4回1/3で6安打3失点。前回登板では来日初勝利も、自身2連勝ならず。「次回登板に向けてしっかり準備し、良い結果を残したいと思います」と話した。

◆中日が日本ハムに連勝し、交流戦単独首位に立った。けん引役は好調のビシエドだ。 2回は先頭で二塁打を放って出塁し、阿部の中前打で先制のホームを踏んだ。4回1死ではアーリンから7号ソロで追加点。「とにかく打てる球を待っている。深くは考えていない。自分の調子も上がってきている。チャレンジしていくよ」。10試合連続安打で、交流戦打率は5割。シーズン打率も2割9分8厘まで上昇し、チームトップの大島の3割8厘とは1分差。7本塁打、28打点と合わせて「チーム3冠」に近づいている。 交流戦は19年まで5年連続7位以下に沈んできたが、開幕から2カード連続勝ち越しと好ダッシュを決めている。不動の主砲は「今週はチームにとっても自分にとってもいい週だった。来週もいい週になれるようにしたい」と誓った。

◆代役守護神の中日又吉克樹投手(30)が4セーブ目を挙げた。9回に先頭の近藤を空振り三振。王柏融に右前打を許したが、渡辺を二ゴロ併殺に打ち取って3点差を守った。 東京五輪予選で離日したR・マルティネスに代わって交流戦からクローザーを務め、6試合のうち5試合に登板。「走者を出し、そこからカウントを悪くしたことを反省。併殺を取ってくれた桂と野手に感謝したい」と神妙なコメントだった。

◆交流戦初先発の中日福谷浩司投手(30)が6回1失点で3勝目を手にした。 4回に1点を失うも大崩れせず7奪三振。2戦連続で桂とバッテリーを組んで結果を出し「桂に任せ、リードに応えられるように投げきった。2軍で一緒に過ごした期間が長かった1人。中継ぎ時代に悩んでいると声を掛けてくれた」と1学年下の後輩のサポートに感謝した。 ▽中日桂(福谷とのバッテリーで今季2戦2勝と好リード)「要所でいいところに投げ切れていたので抑えられた。直球がうまく使えたと思う」

◆中日が日本ハムに連勝し、交流戦単独首位に立った。けん引役は好調の主砲ダヤン・ビシエド内野手(32)だ。 2回は先頭で先発アーリンの高めに浮いたツーシームを捉え、センター左へ二塁打。阿部の中前打で先制のホームを踏んだ。4回1死ではアーリンの直球を左翼席へはじき返し、7号ソロで加点。2安打1打点、2得点で貢献した。「とにかく打てる球を待っている。深くは考えていない。自分の調子も上がってきている。チャレンジしていくよ」。10試合連続安打で、交流戦打率は5割。シーズン打率も2割9分8厘まで上昇し、チームトップの大島の3割8厘とは1分差だ。7本塁打、28打点と合わせて「チーム3冠」に近づいている。 チームは交流戦で19年まで5年連続8位以下に沈んできたが、開幕から2カード連続勝ち越しと好ダッシュを決めている。主砲の働きぶりに、与田監督も「うれしいに決まっている。4番の影響力、仕事だと思う。本塁打一振りで点を取れる強みがある」と自然と笑みが浮かんだ。 来日6年目のビシエドはすし好きで知られる。ただ、コロナ禍で外出禁止が続き、今回の遠征も海の幸を求めて札幌の街へ出ることはない。ホテルの自室で家族へ電話したり、好きなアクション映画を見たりして気分転換を図った。「今週はチームにとっても自分にとってもいい週だった。来週もいい週になれるようにしたい。チーム全体が頑張って、チャンスに必死に食らいついている」。この先はロッテ、オリックスとの対戦が続く。不動の主砲が家族と過ごせる本拠地6連戦でさらにチームを押し上げる。【伊東大介】 ▽中日三ツ俣(7試合連続で遊撃で先発し2安打1打点) とにかく1試合1試合、いい準備をして試合に臨んでいくだけです。 ▽中日桂(福谷とのバッテリーで今季2戦2勝と好リード) 要所でいいところに投げ切れていたので抑えられた。直球がうまく使えたと思う。

◆中日は二回に阿部の適時打で先制し、四回はビシエドの7号ソロで加点した。2―1の五回は三ツ俣の適時打で点差を広げた。福谷が6回1失点で3勝目。日本ハムは5カード連続で負け越し、今季最多の借金11となった。

◆日本ハムは継投の失敗で流れを失い、負け越しが今季ワーストの11となった。 1点差に迫った直後の五回の守備。1死三塁で先発アーリンを諦めて玉井に代えたが、2ボールから甘い速球を三ツ俣に中前に運ばれて突き放された。栗山監督は「中盤にリードを広げられると苦しくなると思った。内野ゴロが欲しいところで早めの勝負にいったが...」と力なく話した。 好機に弱い打線も見せ場をつくれず、点差以上の完敗だった。監督は「持っている力をそのまま出している人が1人もいない。(状態が)戻ってくると信じてやるしかない」と悩ましげだった。

◆日本ハムは散発6安打で、奪った得点は四回に近藤健介外野手(27)が四回に放った適時二塁打による1点のみ。中日戦を1勝2敗で終え、交流戦2カード連続負け越しとなった。以下、栗山英樹監督(60)の主な一問一答。――五回途中3失点の先発アーリンについて 「内容的には本当に良かった。ほんとよく投げてくれた。中盤でリードが広がると苦しくなると思ったので(早めの交代で)申し訳なかった」 ――高浜が今日も2安打 「彼らしく1軍でも試合できるようになってきた。もともと打つ力はあったのと思うので、普通にやれているのですごくいいと思います」 ――次は敵地で広島戦 「なかなか流れの中で一気にいい形に変えられないが、1日でも早くしっかりと大きな流れが作れるようにやっていきます」

◆中日の又吉が抑え抜てきの期待に応え、交流戦首位の立役者となっている。守護神のR・マルティネスが東京五輪予選のためチームを離れて以降、6試合中5試合に登板して4セーブ。この日は安打を許したが、渡辺を二ゴロ併殺に打ち取って無失点だった。 動くボールが効果的で打者のバットを折る場面も少なくない。失敗は一度もなく安定感は抜群だ。「走者を出したことと、走者一塁からカウントを悪くしたことを反省する」と恒例になりつつある反省点を挙げるコメントを出した。与田監督は「本当に頼もしくなっている」と信頼を寄せた。

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
中日
411 0.800
(↑0.05)
-
(-)
1221
(+4)
21
(+1)
4
(+1)
3
(+1)
0.255
(↑0.008
3.570
(↑0.52)
2
(1↑)
ロッテ
420 0.667
(↑0.067)
0.5
(-)
1235
(+7)
24
(+1)
7
(+1)
12
(+5)
0.261
(↑0.008)
3.400
(↑0.49)
3
(2↓)
DeNA
321 0.600
(↓0.15)
1
(↓1)
1235
(+1)
37
(+5)
14
(-)
0
(-)
0.290
(↓0.01)
5.600
(-)
4
(4↑)
ORIX
330 0.500
(↑0.1)
1.5
(-)
1246
(+8)
42
(+7)
9
(+1)
1
(+1)
0.333
(↑0.001)
6.920
(↑0.41)
4
(4↑)
巨人
330 0.500
(↑0.1)
1.5
(-)
1224
(+4)
28
(+3)
9
(+2)
4
(-)
0.249
(↓0.008)
4.500
(↑0.31)
4
(4↑)
阪神
330 0.500
(↑0.1)
1.5
(-)
1229
(+9)
29
(+8)
8
(+2)
9
(+3)
0.250
(↑0.033)
4.420
(↓0.74)
4
(1↓)
ヤクルト
330 0.500
(↓0.1)
1.5
(↓1)
1227
(+7)
30
(+8)
6
(+1)
6
(-)
0.253
(↑0.001)
5.020
(↓0.72)
8
(3↓)
ソフトバンク
231 0.400
(↓0.1)
2
(↓1)
1226
(+3)
19
(+4)
10
(-)
2
(-)
0.265
(↑0.013)
2.940
(↓0.22)
8
(4↑)
楽天
231 0.400
(↑0.15)
2
(-)
1220
(+5)
23
(+1)
3
(-)
2
(+1)
0.247
(↑0.025)
3.810
(↑0.59)
10
(2↓)
日本ハム
240 0.333
(↓0.067)
2.5
(↓1)
1224
(+1)
23
(+4)
1
(-)
5
(-)
0.242
(↓0.011)
3.460
(↑0.1)
11
(5↓)
西武
121 0.333
(↓0.167)
2
(↓1)
1420
(+8)
23
(+9)
5
(+1)
2
(-)
0.294
(↑0.007)
5.000
(↓1)
11
(5↓)
広島
121 0.333
(↓0.167)
2
(↓1)
1418
(+1)
26
(+7)
3
(+1)
7
(+1)
0.303
(↓0.033)
6.620
(↓0.04)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
31152 0.674
(↑0.007)
-
(-)
95220
(+9)
168
(+8)
53
(+2)
43
(+3)
0.257
(↑0.003)
3.330
(↓0.1)
2
(-)
巨人
26197 0.578
(↑0.01)
4.5
(-)
91214
(+4)
191
(+3)
65
(+2)
36
(-)
0.255
(↓0.001)
3.490
(↑0.01)
3
(-)
ヤクルト
23197 0.548
(↓0.013)
6
(↓1)
94210
(+7)
203
(+8)
46
(+1)
31
(-)
0.247
(-)
3.880
(↓0.1)
4
(-)
中日
20238 0.465
(↑0.013)
9.5
(-)
92146
(+4)
156
(+1)
22
(+1)
25
(+1)
0.238
(↑0.001
2.920
(↑0.04)
5
(-)
広島
17226 0.436
(↓0.011)
10.5
(↓1)
98149
(+1)
173
(+7)
29
(+1)
25
(+1)
0.259
(↓0.002)
3.610
(↓0.06)
6
(-)
DeNA
15317 0.326
(↓0.007)
16
(↓1)
90197
(+1)
262
(+5)
51
(-)
9
(-)
0.243
(-)
4.750
(↓0.01)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
26208 0.565
(↓0.013)
-
(-)
89236
(+3)
192
(+4)
50
(-)
38
(-)
0.265
(↑0.002)
3.340
(↓0.01)
2
(-)
楽天
25209 0.556
(↑0.011)
0.5
(↓1)
89208
(+5)
194
(+1)
40
(-)
23
(+1)
0.237
(↑0.003)
3.440
(↑0.04)
3
(-)
ロッテ
24217 0.533
(↑0.01)
1.5
(↑1)
91250
(+7)
217
(+1)
53
(+1)
46
(+5)
0.250
(↑0.001)
3.890
(↑0.06)
4
(-)
西武
20229 0.476
(↓0.012)
4
(-)
92193
(+8)
205
(+9)
35
(+1)
51
(-)
0.245
(↑0.002)
3.910
(↓0.08)
5
(-)
ORIX
21257 0.457
(↑0.013)
5
(↑1)
90221
(+8)
228
(+7)
56
(+1)
15
(+1)
0.254
(↑0.001)
3.980
(↓0.02)
6
(-)
日本ハム
17285 0.378
(↓0.008)
8.5
(-)
93158
(+1)
213
(+4)
26
(-)
29
(-)
0.223
(↓0.001)
3.900
(↑0.02)