西武(☆1対0★)阪神 =交流戦2回戦(2021.05.29)・メットライフドーム=
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阪神
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西武
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勝利投手:今井 達也(3勝2敗0S)
(セーブ:平良 海馬(1勝0敗3S))
敗戦投手:伊藤 将司(3勝2敗0S)

本塁打
【西武】山川 穂高(5号・2回裏ソロ)

  DAZN
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◆西武が接戦を制した。西武は2回裏、山川のソロで先制に成功した。投げては、先発・今井が6回途中3安打無失点。その後は4投手の継投で1点を守り抜き、今井は3勝目を挙げた。敗れた阪神は、先発・伊藤将が試合をつくるも、打線が4安打無得点と沈黙した。

◆西武平良海馬投手(21)は開幕から25試合連続無失点中。パ・リーグの連続試合無失点記録は03年豊田(西武)14年比嘉(オリックス)の34試合だが、「開幕から」の最長は12年岡島(ソフトバンク)の26試合。今日も無失点だと岡島のリーグ記録に並ぶ。

◆阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)に勝利の女神降臨? 佐藤輝が大ファンのももいろクローバーZ高城れに(27)が玉井詩織(25)と「ニッポン放送ショウアップナイター」のスペシャルゲストとしてメットライフドームを訪れ、スタンドから放送ブースへ移動する時間と阪神がベンチ前でウオーミングアップする時間が重なった。 高城は虎柄のマスクに佐藤輝の背番号が入ったビジター用のレプリカユニホームを着用して登場。三塁側のベンチ上、スタンド中段の通路から佐藤輝のネームタオルを掲げ、一塁側の佐藤輝や阪神ベンチに向かって笑顔で大きく手を振っていた。 「佐藤輝推しスタイル」全開の高城は番組内で試合中継のリポーターにも初挑戦する。前日28日の佐藤輝はプロ初の1試合3発を放ち試合中にもコメントを出した。この試合で14号を放てば、大好きなれにちゃんが、本塁打コメントをリポートする場面も見られるかもしれない。

◆西武山川穂高内野手(29)が、先制の5号ソロ本塁打を放った。 2回1死、阪神先発伊藤将の6球目、真ん中に甘く入った142キロを逃さずに捉え、バックスクリーンにたたき込んだ。 本拠でおなじみの「どすこい」パフォーマンス。幸先のいい先制弾に「打ったのは真っすぐです。会心の当たりでした! 良かったです!」とコメントした。

◆阪神佐藤輝明内野手(22)が"れにちゃんパワー"で2試合連続本塁打を目指している。佐藤輝がファンと公言するアイドルグループ「ももいろクローバーZ」の高城れに(27)が「ニッポン放送ショウアップナイター」のスペシャルゲストとして、玉井詩織(25)とともに生観戦。 第1打席前には、番組内で高城が「応援しテルー! 輝だけに応援してる! 打てる!」と大興奮でエールを送っていた。捕ゴロに倒れたが「切り替えていかないと」と今度は冷静になって"アドバイス"。「力強さに加え、最近は見極めも」と虎党目線で佐藤輝の注目ポイントを挙げていた。

◆西武先発今井達也投手が3勝目を挙げたが、手痛い負傷降板となった。 6回無死、近本の打球がライナーで左手首付近を直撃(記録は二ゴロ)。痛そうな表情で自らベンチに歩き治療に向かったが、そのまま宮川への交代が告げられた。5回1/3を73球、3安打無四球の無失点で降板し、都内の病院へ。球団を通じ「調子が良かっただけに、降板することになってしまって悔しいです」とコメントした。試合後、今井について辻監督は「まだ全然。今検査しているところだからね」と説明。診断は30日の試合前にも発表される見込み。 ? ▽西武辻監督(前日3本塁打を浴びた阪神佐藤輝を無安打に封じ) 「スコアラー含めバッテリーコーチと(森)友哉としっかりミーティングしてね。実際にピッチャーがそこに投げないと抑えられないわけだから。今井が素晴らしいピッチングをしたと思います」 ? ▽西武宮川(2番手で緊急登板し好救援)「今井が降板してからけっこう時間があったので、肩はつくれましたし、気持ちの準備もできました」

◆阪神打線は西武投手陣を打ち崩せず連勝を逃した。両軍チーム合わせて23安打17得点の乱打戦だった前日28日から一転、手に汗握る投手戦となった。前夜3本塁打の佐藤輝はノーアーチ。自身がファンと公言するアイドルグループ「ももいろクローバーZ」の"推しメン"高城れに(27)が、「ニッポン放送ショウアップナイター」のスペシャルゲストとして生観戦していたが、連日の1発とはならなかった。 先発伊藤将は2回に山川にソロ本塁打を浴びるも、その後は無失点投球。自己最多の5四球を与えたが、2併殺を奪うなど6回途中1失点で粘った。 6回には先頭近本のピッチャー返しが、西武先発今井の左手首付近を直撃。その場にしゃがみ込み、トレーナーに付き添われベンチに下がると、そのまま2番手の宮川にスイッチ。阪神打線は7回に宮川から2死満塁のチャンスを作ったが、代打糸井が空振り三振に倒れた。 デーゲームでソフトバンクに敗れた2位巨人とのゲーム差は4・5のまま。30日西武戦で交流戦初のカード勝ち越しを目指す。

◆西武は2回1死から山川の5号ソロで1点を先制。先発今井が力強い直球を軸に、阪神打線を3回まで3安打無失点に抑えた。 阪神は4回から6回まで無安打と沈黙。先発伊藤将は制球に苦しみ、6回途中、5安打5四球1失点で降板した。 西武は6回途中から継投で逃げ切り。今井が3勝目を挙げた。平良は3セーブ目。阪神は7回2死満塁の好機をいかせず。伊藤将が2敗目を喫した。

◆阪神佐藤輝明内野手(22)は"れにちゃんパワー"で2試合連続本塁打とはならなかった。佐藤輝がファンと公言するアイドルグループ「ももいろクローバーZ」の高城れに(27)が「ニッポン放送ショウアップナイター」のスペシャルゲストとして、玉井詩織(25)とともに生観戦。 第1打席前には、番組内で高城が「応援しテルー! 輝だけに応援してる! 打てる!」と大興奮でエールを送った。捕ゴロに倒れたが「切り替えていかないと」と今度は冷静になって"アドバイス"。「力強さに加え、最近は見極めも」と虎党目線で佐藤輝の注目ポイントを挙げていた。 1点ビハインドの9回。佐藤輝は一打同点の1死二塁で第4打席を迎えたが、守護神平良の155キロ直球に空振り三振。高城は再び番組内で「昨日3本も打ってくれたんで! 明日頑張ってほしいです!」と明るく励ました。

◆西武平良海馬投手が今季初登板から26試合連続無失点。 2リーグ制後、開幕からの連続試合無失点は16年田島(中日)の31試合が最長で、26試合は12年岡島(ソフトバンク)に並ぶパ・リーグタイ記録となった。 なお、「開幕から」の条件を除いた最長記録は06年藤川(阪神)の38試合で、パ・リーグは03年豊田(西武)14年比嘉(オリックス)の34試合が最長。

◆西武山川穂高内野手が「交流戦1号」となる決勝の5号ソロを放った。 2回1死、阪神伊藤将の6球目をバックスクリーンへ。おなじみの「どすこいパフォーマンス」のあとはベンチで阪神佐藤輝の「Zポーズ」も披露。お立ち台では「完璧でした。ここ何年かでも(屈指の)良い当たりだったと思います」と自画自賛。虎のスーパールーキーに対しては「輝明くんエグいっすね」と笑顔で感想を語った。

◆阪神2番手小林慶祐投手が好リリーフ&回またぎで仕事を果たした。 6回2死一、二塁のピンチで先発伊藤将を救援。愛斗を遊ゴロに抑え切り抜けると、7回も無失点に抑えた。「ここ最近いい投球ができてなかったので、0点で抑える投球ができてよかったです」。開幕から9試合連続無失点を記録した右腕が、再び状態を上げてきた。

◆首位阪神が「日本生命セ・パ交流戦」の西武戦で、今季3度目の零敗を喫した。ドラフト1位佐藤輝にとっては大好きなももいろクローバーZのメンバーが訪れた「御前試合」。1試合3本塁打から一夜明けた怪物ルーキーが4打数無安打に抑えられるなど、打線は5投手による無失点リレーに屈した。2位巨人も敗れて4・5ゲーム差のまま。リベンジに行くぜっ!阪神ドラフト2位の伊藤将司投手(25)が1発に泣いた。0-0の2回1死、フルカウントから山川に真ん中に入った直球を、バックスクリーンへ運ばれた。「山川さんのホームランは悔しいですが、その後はなんとか粘ることができて良かったです」。6回途中5安打1失点で2敗目。投じた106球の中で悔しい1球となった。 この日出した5四球は、登板6試合目で最多。だが再三走者を出しながらも、持ち前の制球力は崩さなかった。「ゲッツーを取れたのは、自分の投球スタイルでいけたのかなと思います」。3回は先頭の森に四球を与えたが、中村を初球で中飛に打ち取り、続く栗山を二ゴロ併殺。5回も先頭の山田に四球を与えたが、若林をカットボールで二直に仕留め、飛び出した一塁走者の山田を刺す併殺に斬った。 先発の役割は果たした。福原投手コーチは「ボールが浮いてたり、大きく外れるボールがあったり。その中でもよく粘って投げたかな」と本調子でない中の粘りを評価。矢野監督も「1点でしのいでくれたからこそ、なんとか勝つチャンスもつくってくれた。相手の研究もある。疲れも出てくるし、そういうところを乗り切って、根気よく、粘り強く今日も投げてくれた」とたたえた。次は味方の援護も受けて、4勝目をつかみたい。【磯綾乃】

◆2試合続けて「7番左翼」で先発した阪神メル・ロハス・ジュニア外野手(31)が最後の打者となった。 9回2死二塁で左打席に入り、抑えの平良の148キロに力負けして左邪飛。矢野監督が防球ネットに当たった後の捕球だとしてリクエストしたが判定は変わらず、3打数無安打だった。15打席ノーヒットで打率を5分7厘まで下げた。

◆阪神矢野燿大監督(52)が今季3度目のゼロ封負けとなった試合を振り返った。終盤の8回には無死一塁から2番中野拓夢内野手(24)が送りバントを失敗。「あそこで送れなかったというのは、流れ的には痛いね」と振り返った。30日西武戦でプロ初先発、プロ初登板のルーキー村上頌樹投手(22)に期待した。 -最終打者ロハスの打球はネットの上の方に当たったようにもみえたが、審判とはどういう話 矢野監督 もちろん、ビデオ判定の後に抗議ができないのは分かっているんだけど。俺らも確信はないんだけど、上の方に当たったように見えたから。だけど、映像的には確実に当たっているものがないし。撮れてないんだよね、たぶん。その当たってるというのがあったとしても。 -その確認か 矢野監督 その確認をしに行ったんだけど。まあでも、本来はできないというのは分かっているんだけどね。試合終了だしさ。覆すこともできないし、確認に行っただけ。 -だいぶチャンスもあった 矢野監督 だいぶではないけど、どうなんやろ。中野のバントができなかったという流れの中で、向こうもそれもあったけど、しっかり送ってというところが。アイツのところでそういう作戦というのはこれからも出るからね。あそこで送れなかったというのは、流れ的には痛いね。 -チャンスものにできなかった 矢野監督 立ち上がり、初回がね、チャンスあったかなというところやったけど、そこを逃してしまって、あの回も中野のバントで流れがっていうところで、んー、まあ、何とも言いようがないかな。 -先発伊藤将はゲームメークした 矢野監督 状態、今日悪かったもんね。その中では1点でしのいでくれたからこそ、何とか勝つチャンスっていうのもつくってくれたっていうのもあるし、やっぱりこうやって登板が重なっていくと、相手の研究もある。疲れも出てくるし、そういうところを乗り切ってね、根気よく、粘り強く今日も投げてくれた。さらに状態が上げられるようにしていってくれたらいいかなと思います。 -明日の先発はプロ初登板のルーキー村上。打線の援護にも期待 矢野監督 まずはいろんな経験を、アイツは高校野球も大学もずっと経験豊富なピッチャーなんでそういうところではいろんなことが出来るっていうのがセールスポイントだと思う。そういう気持ちの部分でも向かって行くというか、投げてくれるんじゃないかと思う。初登板なんで緊張もするし、でもどんどん向かって行って投球してくれたらそれでいい。あとは打線がどれだけ点を取れるかだと思うんで。それは兼ね合いもあるので、もちろん援護を早めにしてもらいたいというのはるけど、まずは向かっていく気持ちっていうのをしっかり出してくれたらいいと思います。

◆阪神齋藤友貴哉投手の存在感が高まっている。 1点ビハインドの8回に3番手で登板。栗山に中前打を浴びたが、無失点で反撃を待った。「大事な場面で仕事を果たすことができました。次回は3者凡退で勢いをつけられるような投球ができるように頑張りたい」。プロ初勝利から1日。154キロを記録した速球派右腕が中継ぎ陣に厚みを出した。

◆西武平良海馬投手(21)が、パ・リーグタイ記録となる開幕から26試合連続無失点の好救援で3セーブ目を挙げた。1点リードの9回、5番手で3連投のマウンドへ。1死二塁で前日3本塁打を喫した佐藤輝を3球で空振り三振に仕留め、最後はロハスを左邪飛で勝負あり。チームを交流戦初勝利に導いたお立ち台で「普段9回は投げないので少し緊張があったんですけど、何とか抑えられてよかったです」と喜んだ。 佐藤輝を迎え、ギアを上げた。「変化球が浮いたり、真ん中近辺だとまた打たれると思ったので気をつけていきました」。内角に2球カットボールを続けて追い込み、最後はこの日最速の155キロ直球をズバリ。「追い込んでうまく全力で投げました」と、やや甘く入ったが力でねじ伏せた。 速球派のイメージを逆手にとる。開幕前からカットボールなど変化球中心のスタイルに変更し、抜群の安定感を披露。先発ローテを担う高橋も交流戦の"推しメン"に平良を挙げ「平良はやっぱり一緒に練習していても、ボールも速いですし、変化球もすごいキレで投げますし、まだ点も取られてないですし。すごいなと思います」と感服する存在感だ。 剛腕は、リーグ記録に並んだことにも「1試合1試合、危ない試合も何試合かありましたけど。継続していきたいです。ピッチャーで勝てる試合を頑張って作っていきたい」。淡々と、だが力強く-。終盤のマウンドを守り続ける。【鈴木正章】

◆最後はメットライフドームに新設された高さ20メートルのネットに泣かされた。9回2死二塁、ロハスのファウルフライはネットの高い部分に当たってから左翼手岸のグラブに収まったようにも見えたがアウト。矢野監督は審判団にリクエストしたが、判定は変わらなかった。「もちろんビデオ判定のあとに抗議はできないのは分かっている。映像的には確実に当たっているものがないんだよね。たぶん。それを確認しにいった」。試合終了後も審判団に食い下がって確認。リプレー映像でも分からない死角で幕切れとなった。 前夜は土壇場の9回に佐藤輝の3ランが出て、両軍で17得点を奪い合う壮絶なシーソーゲームを逆転で制した。この日は1点を逆転できない。プロ初の3発を放った佐藤輝にとってはももクロの「御前試合」だったが、9回も1死二塁で1発出れば逆転の場面で平良の155キロにバットが空を切った。4打数無安打、2三振と小休止となった。打線は5投手の前に4安打に抑えられ、完封された。 矢野監督が「あそこで送れなかったのは流れ的には痛い」と悔やんだのは8回だった。先頭の近本が四球で出塁。続く2番のドラフト6位中野はバントファウル、見逃しで追い込まれた後に2度ヒッティングでファウル。その後スリーバントを試みて失敗した。「アイツのところでそういう作戦はこれからも出るからね」。中野はここまで40試合、128打席に立って犠打は0。この日も2安打と打撃好調だが、2番打者としてきっちり犠打でも送れるよう成長を願った。 セ首位で突入した交流戦は負けと勝ちが交互に続き2勝3敗。30日はドラフト5位の村上がプロ初登板初先発する。矢野監督は「どんどん向かって投げてくれたら。あとは打線がどれだけ点を取れるか。もちろん援護を早めにしてもらいたい」と打線の奮起を期待した。【石橋隆雄】

◆無安打の阪神佐藤輝明内野手(22)に同じモノノフ(ももクロのファン)のソフトバンク石川柊太投手(29)がツイッターで反応した。「モノノフとしては死ぬほど悔しいだろう 分かるよその気持ち 今も思い出す、10周年の夜」と投稿。 石川は、ももクロが結成10周年記念ライブを行った18年5月23日の西武戦に先発して黒星を喫した。モノノフにとっての"記念日"に勝利を逃した経験から同情したようだ。続けて「あの夜は、見にも来てないのにあんなに悔しかったからなぁ」と記し、ももクロが球場を訪れていた佐藤輝をちょっぴりうらやんでいた?

◆阪神は、先発のドラフト2位・伊藤将司投手(25)=JR東日本=が六回途中にマウンドを降りた。二回に山川に5号ソロを浴び、先制点を献上。その後も毎回走者を背負いながら粘りの投球を続けていたが、六回2死から山川に四球を与えると、続くスパンジェンバーグにも連続四球。一、二塁としたところで、矢野監督からタオルが投げられた。 伊藤将は5回?を投げ5安打1失点。5四球を与え、交流戦初勝利はおあずけとなった。ピンチの場面でマウンドを託された小林は愛斗を遊ゴロに仕留めて、火消し。試合は0-1のまま終盤に突入した。

◆西武・山川穂高内野手(29)が二回、阪神の新人・伊藤将司投手(25)の142キロの直球をバックスクリーンに運んだ。 「会心の当たりでした!良かったです!」。21日の日本ハム戦で日本ハムの新人・伊藤大海投手(23)から4号を放って以来の5号ソロに白い歯をのぞかせた。 そしてベンチ前での恒例の「どすこい」ポーズを決めた直後、ベンチに座ると今度は阪神・佐藤輝を真似て「Z」ポーズ。この日はニッポン放送のラジオ中継「ニッポン放送ショウアップナイター」のスペシャルゲストとして、佐藤輝が大ファンのももいろクローバーZの高城れにと玉井詩織がメットライフドームを訪れていた。

◆阪神が絶好機を逃した。0-1の七回1死からサンズが右前打で出塁。D1位・佐藤輝(近大)の空振り三振もロハス、梅野が連続で四球を選び、2死満塁とした。 矢野監督はここで代打に糸井嘉男外野手(39)を送る。交流戦通算打率3位の超人に、命運を託したが...。カウント2-2から最後は宮川の直球に空振り三振。虎に1点が重くのしかかった。

◆虎の正捕手が自慢の強肩で魅せた。阪神・梅野隆太郎捕手(29)が七回2死一塁の場面でスタートを切った西武のドラフト4位・若林(駒大)の二盗を阻止した。 若林は両リーグトップの20盗塁を誇る快足の持ち主。パ・リーグ屈指の韋駄天も〝梅ちゃんバズーカ〟の前に屈した。

◆阪神打線が沈黙した。0-1の七回は2死満塁のチャンスを作るも、代打・糸井が空振り三振。八回は先頭の近本が四球で塁に出るも、続くD6位・中野(三菱自動車岡崎)がスリーバント失敗。マルテが二ゴロ併殺とホームが遠かった。 28日に5点を奪って逆転した九回は、先頭の大山が四球で出塁。代走・植田が二盗に成功するも、サンズが投ゴロ。そして佐藤輝は空振り三振に倒れた。ロハスの2球目は三塁側ファウルゾーンへ。左翼手・スパンジェンバーグが捕球し、三塁塁審・西本はアウトと判定。防球ネットに当たったと矢野監督がリクエストを要求した。しかし、判定は変わらず試合終了となった。先発したドラフト2位・伊藤将司投手(25)は毎回走者を背負う苦しい投球も粘りを見せる。「山川さんのホームランは悔しいですが、その後は何とか粘ることができてよかったです」。登板後のコメントが物語るように、二回に山川に許したソロの1点に泣いた。2位・巨人もデーゲームでソフトバンクに敗れたため、ゲーム差は4・5のままとなった。

◆阪神は逆転勝利から一転して完封負け。九回2死からのロハスの飛球を巡って、試合後に審判団に説明を求めた矢野耀大監督(52)の一問一答は以下の通り。 --最後のプレーはネットの上の方に当たったようにも見えたが、審判とはどういう話を(九回2死、ロハスの左邪飛でリクエストを要求したものの判定は覆らず) 「ビデオ判定の後に抗議ができないのは分かっているんだけど。そのビデオ判定が出た結果というのは、もうそれが。でも、俺らも確信はないんだけど、上の方に当たったように見えたから。だけど、映像的には確実に当たっているものがないし。撮れてないんだよね、たぶん。その当たってるというのがあったとしても」 --それの確認か 「その確認をしに行ったんだけど。まあでも、本来はできないのは分かっているんだけどね。試合終了だしさ、覆すこともできないし、確認に行っただけってことや」 --だいぶチャンスもあった 「だいぶではないけど、どうなんやろ。(八回無死一塁から)中野のバントができなかったという流れの中で、向こうもそれ(バント失敗)をやったけど、しっかり送ってというところが。アイツのところでそういう作戦は、これからも出るからね。あそこで送れなかったのは、流れ的には痛いね」--チャンスをものにできなかった「立ち上がり、初回がね(無死一、二塁)、チャンスあったかなというところやったけど、そこを逃してしまって、あの回(八回)も中野のバントで流れがっていうところで、んー、まあ、何とも言いようがないかな」--伊藤将はゲームメークした(5回2/3を投げて山川に浴びた本塁打のみの1失点)「状態、今日悪かったもんね。その中では1点でしのいでくれたからこそ、何とか勝つチャンスを作ってくれた。登板が重なっていくと、相手の研究もある。疲れも出てくるし、そういうところを乗り切ってね、根気よく、粘り強く、投げてくれた。さらに状態が上げられるようにしてくれたらいいかなと思います」--30日の先発はD5位・村上。打線の援護にも期待「アイツは高校野球(智弁学園)も大学(東洋大)も経験豊富なピッチャーなんで、いろんなことが出来るのがセールスポイントだと思うし。気持ちの部分でも向かって行くというか、投げてくれるんじゃないかと思う。初登板なんで緊張もするし、でもどんどん向かって行って投球してくれたら、それでいい。あとは打線がどれだけ点を取れるかだと思うんで。それは兼ね合いもあるので、援護を早めに、というのはあるけど、まずは向かっていく気持ちっていうのをしっかり出してくれたらいいと思います」

◆西武の宮川が2番手で好救援し勝利に貢献した。1―0の六回1死で先発の今井が打球を左手に受け降板。急きょ登板して七回まで無失点で切り抜け「今井が降板してからけっこう時間があったので、肩はつくれたし、気持ちの準備もできた」と胸を張った。 七回は2死満塁のピンチを招いたが、代打糸井を空振り三振に仕留め「次回登板ではしっかり三者凡退で終えられるようにしたい」とほっと息をついた。辻監督は「大ピンチだったけど、しっかり腕を振って抑えてくれたのが大きかった」とねぎらった。

◆西武の平良が開幕からの連続試合無失点を26に伸ばし、2012年の岡島(ソフトバンク)のパ・リーグ記録に並んだ。1―0の九回を抑えて3セーブ目を挙げ「ホームランを打てるバッターが続いたので緊張した。ゼロで帰ってくるということを目標にやっている。今のところいい形なので続けていきたい」とうなずいた。 先頭打者の大山への四球から無死二塁のピンチを招いたが、サンズを投ゴロに、佐藤輝を空振り三振に、ロハスを左邪飛に仕留め「何とか抑えられて良かった」と笑みを浮かべた。

◆阪神は逆転勝利から一転して零封負け。九回2死からのロハスの飛球を巡って、試合後に審判団に説明を求めた矢野耀大監督(52)とのやり取りについて、球審の木内審判員が説明した。 「ゲームセットだったので、『確認できる映像がなかったんですか?』という話で、『ネットに当たっているように見える映像はありませんでした』ということを言っただけです」 問題のシーンは1点を追う九回2死二塁。ロハスの打球を、左翼手・岸が三塁側スタンドすれすれで捕球。アウトの判定となったが、打球が防球ネットに触れているのではないかということで、矢野監督がリクエストを要求した。 しかし、判定は覆らずそのままゲームセット。本来であれば、リプレー検証後の抗議は認められていないが、試合後、矢野監督は井上ヘッドと審判団の元へ。木内審判員は「リプレー検証後の抗議はないんだからやめてくれと話をしたら、『いや、言わせてくれ』と。そういうやり取りですね」と試合後の状況を振り返った。続けて「われわれは、われわれの仕事をしただけ。矢野監督も確認ということだったと思います」と話した。

◆平良が開幕からの連続試合無失点を26に伸ばし、2012年の岡島(ソフトバンク)のパ・リーグ記録に並んだ。1―0の九回に登板。今季初の3連投となる中、「ホームランを打てるバッターが続くので緊張した」と、先頭打者への四球からいきなり無死二塁のピンチを招いた。それでもサンズを投ゴロ。続く佐藤輝を内角へのカットボール2球で追い込むと、最後は155キロの直球で3球三振に仕留めた。ロハスも左邪飛に打ち取り、今季3セーブ目。「ゼロで帰ってくるということを目標にやっている。ピッチャーで勝てる試合をもっと作ってつくっていきたい」と力を込めた。

◆西武・今井達也投手(23)が29日の阪神2回戦(メットライフ)の六回に近本の打球を左腕に受けて緊急降板した。そのまま東京都内の病院に向かったが、検査結果の判明は30日に持ち越された。5回?を3安打無失点で3勝目を挙げた今井は「調子が良かっただけに降板することになってしまって悔しい」と球団を通じてコメントした。

◆1点が最後まで重くのしかかった。人生初のメットライフドームで、交流戦に初登板したドラフト2位・伊藤将(JR東日本)は5回2/3を106球。プロ入りワーストの5四球と制球に苦しみ、自身2連敗を喫したが、5安打1失点と先発としての責任は果たした。 阪神先発の伊藤将=メットライフドーム(撮影・尾崎修二) 「粘れたのは粘れたのですけど...。試合の中でやっぱり(捕手の)梅野さんと自分のやり取りというか、自分も反省するところがあった」 強力な「獅子おどし打線」を警戒し過ぎるあまり、生命線の制球力は影を潜めた。0─1の三回、先頭の森にこの日初めて四球を与えると、四回1死で山川、五回には山田に四球。六回、2死無走者から山川、スパンジェンバーグを連続で歩かせたところで矢野監督がタオルを投入した。 それでも、失点は二回1死から山川に許したバックスクリーン直撃のソロのみ。コロナ禍での広島3連戦(21-23日)が延期され、中13日という難しい調整となったが、6回5失点でプロ初黒星を喫した前回15日の巨人戦(東京ドーム)から修正した。 矢野監督も「状態、きょう悪かったもんね」と指摘しつつ「1点でしのいでくれたからこそ、何とか勝つチャンスを作ってくれたというのもある。さらに状態を上げられるようにしていってくれたらいいと思う」と次回登板に期待した。 「反省が出た部分を修正して、次もしっかり投げたい」と左腕。デビューから3連勝を飾ったルーキーが、次こそは壁を乗り越える。(柏村翔)

◆〝掟破り〟は承知の上-。それでも言わずにはいられなかった。阪神は西武に0-1で敗戦。ロハスの最後の左邪飛を巡って、矢野燿大監督(52)がリクエストによるリプレー検証の結果が出た後も、審判団へ〝抗議〟を行った。悔しい無得点負けとなったが、指揮官の勝利への執念を、カード勝ち越しへとつなげる! ベンチに座ったまま立ち上がれない選手たちのためにも、ファンのためにも、あのまま帰るわけにはいかなかった。ネット際の際どい打球と、微妙な判定。リクエストにかけたがアウトの判定は変わらず、ゲームが終わった。だが、矢野監督は目を血走らせ、審判団と向き合った。掟破りだろうが、言わなくてはならないことはある。執念の〝猛抗議〟を見せた。 「もちろん、ビデオ判定(リプレー検証)の後に抗議ができないのは分かっているんだけど。でも、俺らも確信はないんだけど、上の方に当たったように見えたから。だけど、映像的には確実に当たっているものがないし。撮れてないんだよね、たぶん。当たってるというのがあったとしても」 ルールも、事情もすべて分かっていた。だが、食い下がらずにはいられなかった。その打球は、開幕から25戦連続無失点を続けていた平良を追い詰めていた0-1の九回2死二塁で、ロハスのバットから生まれてしまった。左翼ファウルエリアに高く舞い上がった白球が、今季から新設された高さ20メートルの防球ネットの、際どいところへ落ちてきた。左翼・岸がもたれかかりながら捕球した。だが、グラブに収まる以前に、上空で一度ネットに触れたようにも見えた。最初の判定はアウト。検証の結果もアウトのままで幕切れを迎えた。大型ビジョンで歌手の松崎しげるが球団歌を熱唱する映像が流れ、ヒーローインタビューの準備が整えられる中、矢野監督は約3分にわたって食い下がった。この場合は試合終了ではあったが、検証後の判定に抗議すれば、本来なら退場となり制裁を受ける。だが、矢野監督は引かなかった。対応した球審の木内審判員は「本来であればリプレー検証後の抗議はないんだからやめてくれという話をしたら(矢野監督が)『いや、言わせてくれ』というようなことを言われたので。そういうやり取りです」と明かした。さらに「われわれはわれわれの仕事をしただけで、矢野監督も『確認』ということだったんだと思います」とも語り、「抗議」とは受け止めなかった。矢野監督も「本来はできないということも分かっているんだけどね。試合終了だしさ、覆すこともできないし」とグッと思いを飲み込む。前夜は佐藤輝の3発で最高の勝利を収めた。この日も終盤のドラマでひっくり返したかったが、ほとばしる勝利への執念は、審判員への「確認」で熱く示した。あとは30日、3戦目に勝って、甲子園に帰る。(長友孝輔)

◆西武は29日、阪神2回戦(メットライフ)に1-0で勝利。二回に山川穂高内野手(29)がバックスクリーンに飛び込む5号ソロを放った。〝虎の子〟の1点を5投手の継投で守り、最後は平良海馬投手(21)がパ・リーグタイ記録となる開幕から26試合連続無失点で締めた。 2度の本塁打王を獲得している山川が、崇拝と敬愛の念を込めて、28日に1試合3本塁打を記録した阪神D1位・佐藤輝(近大)の〝専売特許〟を拝借した。 ニッポン放送のゲストで、ももいろクローバーZの高城れに(左)と玉井詩織(右)が来場。スタンドで声援を送った 「輝明くん、エグいですね。かなりエグい。僕なんて、もう全然勝てないです」 二回。阪神のD2位左腕、伊藤将(JR東日本)が投じた142キロの直球をバックスクリーンに運ぶと、ベンチ前で恒例の「どすこいポーズ」を決めた。その直後。ベンチに座ると、まさかの「Zポーズ」を披露。人気アイドルグループ・ももいろクローバーZの大ファンである佐藤輝が本塁打を放った際にベンチ横のカメラに向けて、Zの文字を書いて指を突き出すあのポーズだ。 アーチストはアーチストを知る。3月のオープン戦で初対面。「打席に立ってピッチャーと相対している姿が、ものすごいいいものがある。野球界のいずれスーパースターになるであろう選手」と絶賛していた。 2回、西武・山川が先制のソロ本塁打を放ちベンチ前で「どすこい!」 =メットライフドーム(撮影・尾崎修二) くしくも、この日はニッポン放送「ショウアップナイター」のスペシャルゲストで、佐藤輝の〝推しメン〟の高城れにと玉井詩織がメットライフドームを訪れていた。西武のユニホームを着用して応援していた玉井は「山川選手、ありがとうございます!」と手を合わせた。 21日の日本ハム戦以来、5試合ぶりの5号ソロが決勝点。「会心の当たりでした。良かったです。久しぶりにセンター方向に...。ここ何年間でもいい当たりだったんじゃないかな」と自画自賛した。 これで交流戦3試合目で初勝利。主将の源田が感染するなど、コロナ禍に見舞われたチームを救う一発となったゼット!(東山貴実)

◆「日本生命セ・パ交流戦」で阪神は西武に0-1で敗れた。前夜に3本塁打したドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)=近大=は4打数無安打。この日は「ニッポン放送ショウアップナイター」のスペシャルゲストとして人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」の玉井詩織(25)と高城れに(27)がメットライフドームを訪問。高城の大ファンを公言する怪物ルーキーにとって〝推しメン〟の前での初プレーだったが、悔しい結果となった。 ももクロがくれたアツい声援に応えたかった。ただ、気持ちとは裏腹に無情にもバットは空を切る。連夜の九回の奇跡は幻と散った。佐藤輝は唇をグッとかみしめ、ベンチに引き揚げた。 いつも以上に気合が入る一戦だった。大ファンと公言する「ももいろクローバーZ」。メンバーのなかでも〝推しメン〟の高城れにが、ニッポン放送「ショウアップナイター」のスペシャルゲストとしてメットライフドームを訪れた。 「自分らしくいつも通りのプレーを見せて楽しんでもらえたらと思います」 試合前は平常心を強調していたが、当然力みはあった。二回の第1打席。応援ブースから高城の声援が届く。「応援しテル~」「打テル~」。結果はボテボテの捕ゴロ。それでも、推しメンは「次、次。終わったことは切り替えて」とラジオの電波に乗せて、声で背中を押してくれた。 前日28日に勝ち越し3ランを放った九回は、0-1の1死二塁で打席が巡ってきた。一打同点、一発出れば逆転。連夜の奇跡が頭をよぎる。高城も祈るように声援を送った。しかし、願いもむなしく剛腕・平良の前に3球三振。この日は4打数無安打と、そのバットから快音が響くことはなかった。高城は背番号8のユニホームと虎柄マスクを身に着け、佐藤輝のネーム入りタオルを掲げる虎一色の本格的な応援スタイル。さらに、矢野監督が試合前にゲームの展望を紙に書いていると聞けば、「私も紙に『阪神が勝つ』と書いてきました」と〝予祝〟までしてきたことも明かした。全力で応援してくれたからこそ、何としても期待に応えたかった。ただ、雄姿を届けるチャンスはこれからいくらでもある。学生時代、元気と希望をくれたアイドル。プロ野球選手という立場となり、今度は佐藤輝が高城の夢の一つとなった。「初めて生で(佐藤輝の)試合を見ましたけど、夢は甲子園で生で見ること」甲子園に来てくれる夢がかなったら、そのときは特大のアーチを届ける。一緒に最高のZポーズを決めて、多くの阪神ファンを喜ばせる。(原田遼太郎)◆ツイッターで"代弁" タカ石川「モノノフとして死ぬほど悔しいだろう」佐藤輝と同じく「ももいろクローバーZ」のファンとして有名なソフトバンク・石川が、ツイッターで「モノノフとして死ぬほど悔しいだろう 分かるよその気持ち 今も思い出す、10周年の夜」と反応した。石川の言う「10周年の夜」とは、ももクロが東京ドームで結成10周年の記念ライブをした2018年5月23日のこと。このとき石川は西武戦(ヤフオクドーム)で黒星を喫しており「あの夜は、見にも来てないのにあんなに悔しかったからなぁ」と虎のルーキーの無念さを代弁した。

◆ペイペイドームのデーゲームでは原巨人がスコンと負けた。日本シリーズに交流戦、オープン戦も合わせて、巨人がこれでソフトバンクに14連敗なんだって...。5本塁打を打たれて例によってホークスベンチは育成から実力をつけた連中が元気いっぱい...。原監督は肩を落としてベンチの奥にきびすをかえして去る。その背中に思わずシンパシーを感じた。なんたる〝余裕〟の気分か。 実は28日の1戦目、メットライフドームで、さすがに虎番キャップ長友孝輔もズッコケそうになったらしい。何しろ午後9時をまわり負けかかっていたし、パンチの応酬は向こうが上手。だから長友は、デスクと相談して原稿の手配を粛々と進めていた。 「しかし実は、八回までに2本塁打の佐藤輝と競馬の『日本ダービー』とで、し烈な1面のデッドヒートでしたから、準備はしてましたが...」 食前食後に食中もトラ大好きの大阪サンスポ。佐藤輝が2本打っただけで「矢でも鉄砲でももってこい!」と燃える。試合が負けムードでも、なのだ。そして...とんでもないドラマが待っていた! 私めは人生においてあの時、あんなこと〝口走る〟んじゃなかった...というのは馬に食わすほどある。それで何度もホゾをかんでこられた方も多いハズだ。母校の図書館の前で「ここでプロポーズする」と決めていたから、なんだかやみくもにその図書館の前を歩きながら叫んだために、今ではヨメはんに頭があがらない人生。「あんなこと急いで言うんじゃなかった」と何度もため息の人生...これが青春の蹉跌(さてつ=つまずくこと)なのか...俺は何を言ってるんだろうか。 とにかく、あんな場面で3発目をドカンと打つ佐藤輝って...。彼には蹉跌ってものが無いのかと。プロ野球ではなぜか、その蹉跌野郎の大監督や名選手ばかりが大好きになった。用心深く、失言の少ない選手、監督などは嫌い。近鉄のエースで317勝した鈴木啓示氏が「なんであんたは僕みたいな者に興味がわくんや」といったので「そりゃああんたが蹉跌大投手だからだよ」(と言ってからアッと思ったが...遅かった)。 あの西本幸雄(阪急、近鉄などで監督)や川上哲治(巨人V9監督)らによくまぁ図々しいことを問いかけてきたものだと、今は反省する日々ではある。激情家の星野仙一監督はスパイクでベンチの床を蹴り、扇風機を素手でなぐり拳を血だらけにして悔しがっている時は慰めるつもりで「自分がまいた種でしょ...」なんて、よくあんなことを言ったものだヮ。 この4月に東京本社から大阪レース部長として赴任してきた田中直成は度胸の据わった男だ。悠然と構えて「ダービーは?枠①番のエフフォーリアで動かんでしょう...」と無敗2冠を狙う大本命の野望に期待する。 2戦目も、佐藤輝の打席には編集局全体がヒートアップ。1面は佐藤輝か、ダービーか。ただ、それにしても...。前夜は1戦目から一転、投手戦に。息もつかせぬ蹉跌の回り灯篭...。

◆何でやねん? 28日に猛虎大爆発の10点を奪ったのに本日は0点...。零封負けって...。そんな殺生な...。 これじゃあ、緊急事態宣言中の焼き鳥店へ行ってアルコールを提供してもらえない寂しきオジさん連中みたいなもんじゃねーか!! と、落ち込んでいると思うだろうが、これが自分でも意外なことにそこまでショックを受けていな~い!! 負けた悔しさはもちろんありますよ。でも佐藤輝による「球団の新人で初の3本塁打」のシアワセの余韻がまだ残っているというか...。うなぎ店の前でかば焼きを焼く匂いをおかずに白米が食えるように? 本日ヒットなしで2三振の佐藤輝を見ていた俺だったのだ。 あ、でもやっぱりムカムカムカーとしてきたー!! 前年に韓国で打率・349、47ホーマー、135打点、鳴り物入りで入団したロハスが本日も音なし...。35打数でわずか2安打だけ。本日は最後のバッターになったし...。ウナギだと思ったらアナゴじゃねーか? マジで、そろそろ、うなぎ上りで打ちまくってくれよー!!

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
DeNA
311 0.750
(-)
-
(↑0.5)
1334
(+1)
32
(+1)
14
(+1)
0
(-)
0.300
(↓0.022)
5.600
(↑1.15)
1
(2↑)
中日
311 0.750
(↑0.083)
0
(-)
1317
(+7)
20
(+4)
3
(+1)
2
(+1)
0.247
(↑0.017)
4.090
(↑0.02)
3
(1↑)
ロッテ
320 0.600
(↑0.1)
0.5
(-)
1328
(+7)
23
(+3)
6
(+2)
7
(+3)
0.253
(↑0.016)
3.890
(↑0.22)
3
(1↑)
ヤクルト
320 0.600
(↑0.1)
0.5
(-)
1320
(+7)
22
(+4)
5
(+2)
6
(+2)
0.252
(↑0.027)
4.300
(↑0.33)
5
(5↑)
ソフトバンク
221 0.500
(↑0.167)
1
(-)
1323
(+8)
15
(+3)
10
(+5)
2
(-)
0.252
(↑0.002)
2.720
(↓0.07)
6
(6↑)
西武
111 0.500
(↑0.5)
1
(-)
1512
(+1)
14
(-)
4
(+1)
2
(+1)
0.287
(↓0.02)
4.000
(↑2)
6
(5↓)
広島
111 0.500
(↓0.5)
1
(↓1)
1517
(+3)
19
(+7)
2
(+2)
6
(+2)
0.336
(↓0.044)
6.580
(↓0.58)
8
(4↓)
ORIX
230 0.400
(↓0.1)
1.5
(↓1)
1338
(+4)
35
(+7)
8
(+1)
0
(-)
0.332
(↓0.006)
7.330
(↑0.08)
8
(4↓)
巨人
230 0.400
(↓0.1)
1.5
(↓1)
1320
(+3)
25
(+8)
7
(+1)
4
(-)
0.257
(↓0.008)
4.810
(↓0.95)
8
(4↓)
日本ハム
230 0.400
(↓0.1)
1.5
(↓1)
1323
(+4)
19
(+7)
1
(-)
5
(+1)
0.253
(↓0.008)
3.560
(↓0.91)
8
(4↓)
阪神
230 0.400
(↓0.1)
1.5
(↓1)
1320
(-)
21
(+1)
6
(-)
6
(+1)
0.217
(↓0.02)
3.680
(↑0.32)
12
(1↓)
楽天
131 0.250
(-)
2
(↓0.5)
1315
(+1)
22
(+1)
3
(-)
1
(-)
0.222
(↓0.004)
4.400
(↑0.89)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
30152 0.667
(↓0.015)
-
(-)
96211
(-)
160
(+1)
51
(-)
40
(+1)
0.254
(↓0.003)
3.230
(↑0.02)
2
(-)
巨人
25197 0.568
(↓0.013)
4.5
(-)
92210
(+3)
188
(+8)
63
(+1)
36
(-)
0.256
(↓0.001)
3.500
(↓0.1)
3
(-)
ヤクルト
23187 0.561
(↑0.011)
5
(↑1)
95203
(+7)
195
(+4)
45
(+2)
31
(+2)
0.247
(↑0.002)
3.780
(↑0.02)
4
(1↑)
中日
19238 0.452
(↑0.013)
9.5
(↑1)
93142
(+7)
155
(+4)
21
(+1)
24
(+1)
0.237
(↑0.002)
2.960
(↓0.02)
5
(1↓)
広島
17216 0.447
(↓0.012)
9.5
(-)
99148
(+3)
166
(+7)
28
(+2)
24
(+2)
0.261
(↓0.001)
3.550
(↓0.09)
6
(-)
DeNA
15307 0.333
(-)
15
(↑0.5)
91196
(+1)
257
(+1)
51
(+1)
9
(-)
0.243
(↓0.001)
4.740
(↑0.07)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
26198 0.578
(↑0.01)
-
(-)
90233
(+8)
188
(+3)
50
(+5)
38
(-)
0.263
(-)
3.330
(↑0.01)
2
(-)
楽天
24209 0.545
(-)
1.5
(↓0.5)
90203
(+1)
193
(+1)
40
(-)
22
(-)
0.234
(↓0.001)
3.480
(↑0.05)
3
(-)
ロッテ
23217 0.523
(↑0.011)
2.5
(-)
92243
(+7)
216
(+3)
52
(+2)
41
(+3)
0.249
(↑0.002)
3.950
(↑0.02)
4
(-)
西武
20219 0.488
(↑0.013)
4
(-)
93185
(+1)
196
(-)
34
(+1)
51
(+1)
0.243
(-)
3.830
(↑0.07)
5
(-)
ORIX
20257 0.444
(↓0.011)
6
(↓1)
91213
(+4)
221
(+7)
55
(+1)
14
(-)
0.253
(↑0.002)
3.960
(↓0.06)
6
(-)
日本ハム
17275 0.386
(↓0.009)
8.5
(↓1)
94157
(+4)
209
(+7)
26
(-)
29
(+1)
0.224
(-)
3.920
(↓0.07)