日本ハム(★4対7☆)中日 =交流戦2回戦(2021.05.29)・札幌ドーム=
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中日
10002103071101
日本ハム
0020020004710
勝利投手:福 敬登(2勝1敗0S)
(セーブ:又吉 克樹(0勝1敗3S))
敗戦投手:B.ロドリゲス(0勝2敗1S)

本塁打
【中日】木下 拓哉(6号・5回表2ラン)

  DAZN
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◆中日は1点ビハインドの5回表、木下拓の2ランが飛び出し、逆転に成功する。その後同点を許すも、8回にビシエドと三ツ俣の適時二塁打で3点を挙げ、再びリードを奪った。投げては、4番手・福が今季2勝目。敗れた日本ハムは、3番手・B.ロドリゲスが誤算だった。

◆中日は1回、福留の左前打で1点を先制。日本ハムは3回2死走者なしから、高浜の2点適時打を含む4連打で逆転に成功した。 中日は5回、木下拓の2ランで逆転。6回も1点を加えリードを広げたが、日本ハムはその裏、代打王柏融の適時二塁打で同点。 中日は8回、ビシエド、三ツ俣の適時二塁打で3点を勝ち越し。日本ハムは3番手のB・ロドリゲスが誤算だった。 中日福は2勝目、又吉は3セーブ目。日本ハムB・ロドリゲスは2敗目。

◆44歳1カ月の中日福留孝介外野手が4打数4安打。 福留の1試合4安打以上は阪神時代の18年9月6日広島戦以来、通算22度目(4安打18度目、5安打4度)。44歳で1試合4安打したのは、15年5月4日の谷繁(中日=44歳4カ月)に次いで2人目。

◆日本ハム王柏融外野手(27)が、台湾が東京五輪最終予選へのプロ選手派遣を断念したことに関して、思いを口にした。 当初は6月16~20日に台湾で開催予定だったが、同地域での新型コロナウイルス感染拡大により開催地を返上したことが、今月21日に発表された。19年のプレミア12では、台湾代表として出場。故郷では「大王」と呼ばれるスター選手は「自分は目の前のプレーのこと、日本ハムが勝てるように1戦1戦、集中していくだけなので、他のことは、そこまで考えていないです」と現状は、ペナントレース最下位に沈むチームでの奮闘を誓った。 台湾は過去5度の五輪に出場。最高成績は92年バルセロナ五輪の銀メダル。

◆日本ハム王柏融外野手(27)が一時同点打も、勝利には結び付かなかった。 2点を追う6回2死一、三塁で代打出場。代わった直後の谷元から、左中間へ2点適時二塁打を放った。前カードのヤクルト戦で、自打球が右足に当たった影響で途中出場も、結果を残した。「体を1日でも早く回復できるように、しっかりやっていきたい」と話した。

◆風向きが、変わりそうで、変わらない。日本ハムは29日、「日本生命セ・パ交流戦」の中日戦(札幌ドーム)で4-7と競り負けて、開幕から3カ月連続で負け越しが決まった。2点を追う6回、代打王柏融外野手(27)の適時二塁打で追いついたが、8回に3番手のブライアン・ロドリゲス投手(29)が3点を勝ち越されるなど大誤算。再び、今季最多の借金10に逆戻りした。終盤の救援陣勝負に、勝てなかった。代打攻勢で追いつき迎えた8回だ。防御率1点台と、中継ぎの中でも安定していた3番手のB・ロドリゲスに、まさかの展開が待っていた。代わりばな、先頭の福留に右前打、続くビシエドに右中間を破られ1点を失うと、2死一、二塁からは三ツ俣に走者一掃の右越え適時二塁打を浴びた。計3失点。栗山監督は「勝ちパターンの投手に関しては、信頼して出している。そこが、どうのこうのではない」とした上で「皆で追いついただけに、何とかしたかったゲームだった」と、悔しがった。 新型コロナの影響で、2年ぶりの開催となった交流戦。19年までの通算勝利数は、12球団2位と得意にしている。これをきっかけに、開幕直後から居座る最下位から抜け出したいところだが、そう、うまく事は運ばない。これで、5月は8勝11敗1分けとなり、開幕から3カ月連続で負け越しが決まった。 それでもこの日、先制適時打の高浜や、11試合連続安打中のルーキー五十幡ら、楽しみな材料はある。打線も、少しずつだが、上向き傾向だ。指揮官は「全然、打てない打順の巡りっていうのは、なくなってきている気がする。その時々、皆で食らい付いて野球をやるしかない」。借金10に再び逆戻り。首位とのゲーム差は今季最大の8・5に開いたが、好転への気配は感じている。【中島宙恵】

◆現役最年長の44歳、中日福留孝介外野手が4打数4安打の大活躍で勝利に貢献した。3番DHでスタメン出場し、4-4同点の8回に決勝点を呼ぶ右前打を放ったほか、適時打2本をマーク。44歳1カ月での4安打は、谷繁元信に次ぐ球界2人目の高齢記録になった。昨オフ阪神を戦力外になったが古巣復帰で復活。与田竜の働くおじさんが、交流戦首位返り咲きを演出し、健在を示した。打つわ、打つわ、打つわ、打つわ。北の大地で、現役最年長44歳の福留がまぶしい輝きを放った。「まさか4本出るとは思わなかった。4本打てたことをプラスにまたやっていきたい」。古巣復帰後初の猛打賞が4の4の"4の字固め"。4月21日DeNA戦以来、28試合ぶりに任された「3番」で期待に応えたベテランは、照れ笑いを浮かべた。 福留劇場は4打席とも見せ場満載だった。まずは1回1死三塁で、バーヘイゲンから先制の左前適時打。4回の第2打席は右前打を放ち、続くビシエドの遊ゴロでは二塁へ豪快にスライディングし、併殺阻止を試みた。1点リードの6回無死三塁の第3打席は、右中間を破る適時二塁打で追加点。まだ終わらない。同点に追いつかれて迎えた8回先頭の第4打席は、3番手B・ロドリゲスから4安打目の右前打。代走高松の足も絡めて、ビシエドの決勝打を演出した。 44歳以上で1試合4安打を放ったのは、15年の中日谷繁以来、球界2人目の高齢記録。「少しでもそういったこと(記録)もできればいい。いい1日になったのは確か」とうなずいた。昨オフ阪神を戦力外になったが古巣で復活。存在感をしっかりを示し、ほおを緩めた。 札幌ドームには思い出が詰まる。20年前の01年6月26日、同球場のこけら落としとなった巨人-中日戦でダレル・メイから先頭打者弾。球場右翼席には第1号を記念するプレートもある。「懐かしい感じもある。ここでこうやって野球ができているので感謝したい」。プロ23年目のベテランは、感慨深げに言った。 4安打の固め打ちは阪神時代の18年以来3年ぶりで、中日のユニホームでは07年以来14年ぶり。「自分のできることを1日1日、目いっぱいやる。手を抜けばどんどん下がる。準備を常に怠らないようにしている。今日はいい疲れで済んだ」。ストイックなベテランの奮闘で、チームは交流戦首位に。年を重ねた分だけ、熟練の技と勝負勘が光った。【伊東大介】 ▽中日与田監督(福留について)「年齢を感じさせない。素晴らしいとしか言いようがない。打席でのスイング、気迫がチームにいい影響を与えている」

◆現役最年長の44歳、中日福留孝介外野手が4打数4安打の大活躍で勝利に貢献した。3番DHでスタメン出場し、4-4同点の8回に決勝点を呼ぶ右前打を放ったほか、適時打2本をマーク。44歳1カ月での4安打は、谷繁元信に次ぐ球界2人目の高齢記録になった。来日6年目の主砲ビシエドは福留をリスペクトしてやまない。2人はともにメジャーリーグを経験したスラッガー同士でもある。「経験もある。自分のやらないといけないこと、直さなければならないところを自分自身でわかっている」。手を抜かない。おごらない。年齢を重ねても貪欲に野球に取り組む姿に、日々刺激を受けているという。 中軸を組んだのは今季6度目。3番福留は4安打2打点、4番ビシエドは福留のチャンスメークを生かし、決勝打を含む2安打1打点で呼応した。「(福留さんは)いいスイングができている。ミスもあるけど、今日はいい日で、いい仕事をされ、勝利に貢献された」。丁寧な言葉使いで改めて敬意を表した。5月の月間打率は福留が3割8分5厘でビシエドは3割8厘。日米のバットマンが、相乗効果で竜の反攻を引っ張る。【中日担当=伊東大介】

◆中日主砲ダヤン・ビシエド内野手が接戦に終止符を打った。 4-4で迎えた8回無死一塁。B・ロドリゲスから中越え二塁打を放つと、代走高松が快足を飛ばして一気に生還。「高松は足もあるし盗塁もできて、いろんなチョイスがあった。しっかりと球を捉えて、しっかりと右中間に打てたよ」と喜んだ。5月は3本塁打13打点と上昇気配。不動の主砲がここ一番で勝負強さを発揮した。

◆現役最年長の44歳、中日福留孝介外野手が4打数4安打の大暴れで勝利に貢献した。 「日本生命セ・パ交流戦」の日本ハム戦に「3番DH」でスタメン出場。8回に決勝点を呼び込む右前打を放ち、2本の適時打も決めた。44歳での1戦4安打は、谷繁元信に続き史上2人目。昨オフに阪神を戦力外になったが、古巣に復帰して復活。働くおじさんが、チームを交流戦首位に導き、健在を示した。 谷繁元信氏 去年ごろから福留自身のイメージするところとスイングの反応がなかなか一致していないと感じていた。年齢を重ねれば自然なことで、今まで捉えられていたものがファウルになったりする。その中で今の状態を受け入れ、よりヤマを張って球種を読んで対応したりしていることが4安打につながったと思う。最年長記録まであと3カ月なので超えてほしい。私は45歳シーズンで達成したので、もう1年頑張って来季も1試合4安打を見たい。

◆日本ハム髙高浜祐仁内野手(24)が三回に逆転2点打を放った。1点ビハインドの三回2死二、三塁で迎えた第2打席。相手先発・梅津に2球で追い込まれたが、3球目の外角低めの真っすぐを中前にはじき返した。2人の走者を迎え入れチームは逆転に成功。高浜は「2アウトから清水、五十幡がチャンスを作ってくれたので、必死にかえしました」とコメントした。 横浜高から2015年ドラフト7位で入団。前日28日の試合では「2番・一塁」で先発し、プロ初の猛打賞をマークした。

◆中日は4―4の八回にビシエドの適時二塁打、三ツ俣の2点二塁打で3点を勝ち越した。七回を三者凡退に抑えた福が2勝目で又吉が3セーブ目。六回に王柏融の2点二塁打で追い付いた日本ハムは3番手B・ロドリゲスが誤算だった。

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
DeNA
311 0.750
(-)
-
(↑0.5)
1334
(+1)
32
(+1)
14
(+1)
0
(-)
0.300
(↓0.022)
5.600
(↑1.15)
1
(2↑)
中日
311 0.750
(↑0.083)
0
(-)
1317
(+7)
20
(+4)
3
(+1)
2
(+1)
0.247
(↑0.017
4.090
(↑0.02)
3
(1↑)
ロッテ
320 0.600
(↑0.1)
0.5
(-)
1328
(+7)
23
(+3)
6
(+2)
7
(+3)
0.253
(↑0.016)
3.890
(↑0.22)
3
(1↑)
ヤクルト
320 0.600
(↑0.1)
0.5
(-)
1320
(+7)
22
(+4)
5
(+2)
6
(+2)
0.252
(↑0.027)
4.300
(↑0.33)
5
(5↑)
ソフトバンク
221 0.500
(↑0.167)
1
(-)
1323
(+8)
15
(+3)
10
(+5)
2
(-)
0.252
(↑0.002)
2.720
(↓0.07)
6
(6↑)
西武
111 0.500
(↑0.5)
1
(-)
1512
(+1)
14
(-)
4
(+1)
2
(+1)
0.287
(↓0.02)
4.000
(↑2)
6
(5↓)
広島
111 0.500
(↓0.5)
1
(↓1)
1517
(+3)
19
(+7)
2
(+2)
6
(+2)
0.336
(↓0.044)
6.580
(↓0.58)
8
(4↓)
ORIX
230 0.400
(↓0.1)
1.5
(↓1)
1338
(+4)
35
(+7)
8
(+1)
0
(-)
0.332
(↓0.006)
7.330
(↑0.08)
8
(4↓)
巨人
230 0.400
(↓0.1)
1.5
(↓1)
1320
(+3)
25
(+8)
7
(+1)
4
(-)
0.257
(↓0.008)
4.810
(↓0.95)
8
(4↓)
日本ハム
230 0.400
(↓0.1)
1.5
(↓1)
1323
(+4)
19
(+7)
1
(-)
5
(+1)
0.253
(↓0.008)
3.560
(↓0.91)
8
(4↓)
阪神
230 0.400
(↓0.1)
1.5
(↓1)
1320
(-)
21
(+1)
6
(-)
6
(+1)
0.217
(↓0.02)
3.680
(↑0.32)
12
(1↓)
楽天
131 0.250
(-)
2
(↓0.5)
1315
(+1)
22
(+1)
3
(-)
1
(-)
0.222
(↓0.004)
4.400
(↑0.89)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
30152 0.667
(↓0.015)
-
(-)
96211
(-)
160
(+1)
51
(-)
40
(+1)
0.254
(↓0.003)
3.230
(↑0.02)
2
(-)
巨人
25197 0.568
(↓0.013)
4.5
(-)
92210
(+3)
188
(+8)
63
(+1)
36
(-)
0.256
(↓0.001)
3.500
(↓0.1)
3
(-)
ヤクルト
23187 0.561
(↑0.011)
5
(↑1)
95203
(+7)
195
(+4)
45
(+2)
31
(+2)
0.247
(↑0.002)
3.780
(↑0.02)
4
(1↑)
中日
19238 0.452
(↑0.013)
9.5
(↑1)
93142
(+7)
155
(+4)
21
(+1)
24
(+1)
0.237
(↑0.002
2.960
(↓0.02)
5
(1↓)
広島
17216 0.447
(↓0.012)
9.5
(-)
99148
(+3)
166
(+7)
28
(+2)
24
(+2)
0.261
(↓0.001)
3.550
(↓0.09)
6
(-)
DeNA
15307 0.333
(-)
15
(↑0.5)
91196
(+1)
257
(+1)
51
(+1)
9
(-)
0.243
(↓0.001)
4.740
(↑0.07)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
26198 0.578
(↑0.01)
-
(-)
90233
(+8)
188
(+3)
50
(+5)
38
(-)
0.263
(-)
3.330
(↑0.01)
2
(-)
楽天
24209 0.545
(-)
1.5
(↓0.5)
90203
(+1)
193
(+1)
40
(-)
22
(-)
0.234
(↓0.001)
3.480
(↑0.05)
3
(-)
ロッテ
23217 0.523
(↑0.011)
2.5
(-)
92243
(+7)
216
(+3)
52
(+2)
41
(+3)
0.249
(↑0.002)
3.950
(↑0.02)
4
(-)
西武
20219 0.488
(↑0.013)
4
(-)
93185
(+1)
196
(-)
34
(+1)
51
(+1)
0.243
(-)
3.830
(↑0.07)
5
(-)
ORIX
20257 0.444
(↓0.011)
6
(↓1)
91213
(+4)
221
(+7)
55
(+1)
14
(-)
0.253
(↑0.002)
3.960
(↓0.06)
6
(-)
日本ハム
17275 0.386
(↓0.009)
8.5
(↓1)
94157
(+4)
209
(+7)
26
(-)
29
(+1)
0.224
(-)
3.920
(↓0.07)