オリックス(☆9対2★)ヤクルト =交流戦1回戦(2021.05.28)・京セラドーム大阪=
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ヤクルト
0002000002600
ORIX
50300100X91203
勝利投手:山本 由伸(4勝5敗0S)
敗戦投手:バンデンハーク(0勝1敗0S)

本塁打
【オリックス】吉田 正尚(12号・1回裏2ラン),紅林 弘太郎(3号・3回裏2ラン),ロメロ(2号・6回裏ソロ)

  DAZN
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◆オリックスは初回、吉田正の2ランなど打者11人の猛攻で幸先良く5点を先制する。そのまま迎えた3回裏には、紅林の2ランなどで3点を加えて、試合を優位に進めた。投げては、先発・山本が7回2失点9奪三振の好投で今季4勝目。敗れたヤクルトは、先発・バンデンハークが誤算だった。

◆リック・バンデンハーク投手(36)がヤクルト移籍後2度目の先発。同投手はソフトバンク時代に通算43勝したが、オリックス戦は19試合で12勝2敗。10勝以上はオリックス戦だけで、貯金10の得意カードで移籍後初勝利を狙う。

◆ヤクルトのリック・バンデンハーク投手(36)が、1回持たず、2/3回を5安打5失点でKOされた。 移籍後初勝利を目指し、今季2度目の先発マウンドに上がったが、2番宗の死球後に吉田正に先制の2ラン。1死満塁から、7番杉本に2点適時打を浴び、紅林の右前適時打でこの回5点目を失った。 対オリックスは、ソフトバンク時代に19試合で12勝2敗。10勝以上はオリックス戦だけで、貯金10の得意カードだったが、わずか32球でマウンドを降りた。

◆オリックスは初回に吉田正が12号先制2ランを放つなど、打線爆発で3回までに8得点。ヤクルトはバンデンハークが1回持たず。 ヤクルトは4回に青木の適時打などで2点を返す。オリックスは6回にロメロが左翼席への2号ソロで1点を追加した。 オリックスが12安打9得点の快勝。山本は自身の連敗を3で止め、今季4勝目。ヤクルトはバンデンハークが誤算で今季初黒星。

◆ヤクルトが、オリックスに大敗した。先発のリック・バンデンハーク投手(36)が、1回持たず、2/3回を5安打5失点でKO。打線はオリックス山本から2点を奪ったが、序盤の8失点が重くのしかかった。 大乱調のバンデンハークについて、高津監督は「状態が悪かったとしか言いようがないですね」とコメント。打線については「(山本の)対策は練って、いろいろ指示はバッティングコーチの方から出してやったんですけど、そんな簡単なピッチャーじゃないことは確かですね」と話した。

◆侍ジャパン稲葉篤紀監督(48)が球界を代表するオリックスの2本の名刀の切れ味を体感した。オリックス-ヤクルト戦を視察。最速156キロで今季4勝目を挙げた山本由伸投手(22)に「シーズンでいい時もあれば状態が良くない時もあるが、1つ1つの球は素晴らしいですし、今日も素晴らしい投球を見せてもらった」と評価した。先発の軸になり得る一方でプレミア12でセットアッパーを務めるなど起用法は思案どころ。「いろんな可能性を含めて考えたい」と話した。 首位打者を独走する吉田正尚外野手(27)の弾丸12号もチェックした。218打席にしてわずか7三振も国際大会での強み。「三振が少ない選手は長打がなかなか増えないんですけど、今日もホームラン。選球眼が非常にいいので四球も取れる」。代表候補選手が故障や新型コロナウイルス感染に見舞われる中で見た高い能力は安心材料の1つ。「球界を代表する選手に2人ともなった」と実感した。

◆オリックス吉田正尚外野手(27)が2戦連発となる決勝12号2ランを放った。 初回1死一塁でバンデンハークの初球149キロ直球を完璧に捉えた。「速い球を狙っていた。コースは厳しかったんですけど、イメージはできていた」。2戦連続で1打席目にアーチを描き「いい形。1球目から無駄にしない準備ができている」と振り返った。この日は侍ジャパンの稲葉篤紀監督(48)が視察に訪れ「(開催は)今は全く想像ができないですけど...。僕たちは今、プロ野球でプレーできている。全力プレーで、その舞台に立てるように。変わらずにやっていきたい」と気持ちを引き締めた。

◆貪欲に、夢の舞台へ向かう。オリックス山本由伸投手(22)が、7回5安打2失点で今季4勝目を挙げ、自身の連敗を3で止めた。 侍ジャパンの稲葉監督が視察した試合で「丁寧な投球を心掛けた。なんとか勝たせてもらって安心です」と12安打9得点と援護してくれた打線に感謝した。 世界相手にも"超高速投球"を見せつける。この日は最速156キロの直球に、152キロのカットボールを投じた。「打者が打ってから、(球種に)気づくようなボールが投げたいんです」。高い理想を掲げる22歳の高速フォークは150キロを超える。球界最高峰の直球を投じるが、変化球の球速も150キロ以上に設定。異次元の速度でキュッと曲げたり、ストンと落とす。 計り知れない向上心がある。「対戦して、いつも思うんです。やっぱり、打者も目がいい」。そして、続ける。「普段と少し違う変化球を投げて、軌道からズレたら余裕で見逃してくる。だから、より質のあるボールを求めたいんです」。この日は山田、村上のヤクルト3、4番を無安打に封じた。「みんな技術が高いので打ちながら(球種に)気づく。対応できる打者もいると思うんですけど(球種に)気づかないでほしい」。交流戦という年に1度の対決で主軸を封じた。世界相手にも細かく動かす"バレない変化球"で挑む。 憧れ続けた東京五輪へ-。「世間の状況的に、開催に反対の方もいる。僕としてできることは...。もし開催されて、もし出られるなら、しっかり全力プレーをするだけです」。たどり着くまで、夢を追いかける。【真柴健】

◆オリックス・吉田正尚外野手が、先制となる12号2ランを放った。 「しっかりと強く、いいスイングができました。(山本)由伸が投げているので、なんとか先制できてよかったです」 一回1死一塁。ヤクルト先発・バンデンハークが投じた初球、149キロの直球をフルスイングし、右翼ポール際3階席に運んだ。 主砲のひと振りで貴重な先取点を奪い、自身3連敗中の先発・山本を援護した。

◆ヤクルトのリック・バンデンハーク投手(36)=前ソフトバンク=が先発として今季2度目のマウンドに上がったが、一回も持たず、?回5安打5失点で降板した。 オリックス打線の勢いを止めることができなかった。1番・福田を三邪飛に打ち取り、幸先のいいスタートを切ったかに思われたが、宗に死球を与えると、吉田正に右翼席へ先制の12号2ランを被弾。その後は四球と単打を集中されて失点を重ね、打者一巡して福田に四球を与えたところで交代が告げられた。

◆ヤクルトは先発のバンデンハークが誤算だった。一回も持たず、?回5安打5失点で降板し、オリックス打線の勢いを止めることができなかった。福田を三邪飛に打ち取ったが宗に死球を与えると、吉田正に右翼席へ先制の12号2ランを被弾。その後は四球と単打を集中されて失点を重ね、打者一巡して福田に四球を与えたところで交代が告げられた。

◆オリックスが序盤の大量点で勝った。一回に吉田正の先制2ランや杉本の2点適時打などで5点。三回は紅林の2ランなどで3点を加えた。山本が7回2失点で4月21日以来の4勝目。ヤクルトはバンデンハークが一回途中で降板した。

◆ヤクルトは先発のリック・バンデンハーク投手(36)=前ソフトバンク=が自己最短の?回5安打5失点でKO(1敗目)。高津臣吾監督(52)は厳しい表情を浮かべて振り返った。――バンデンハークが自己最短で降板 「全体的にコントロールできていなかった。思うようなところに投げられなかったというのはあると思います。ストライク、ボールがはっきりしていた」 ――本来の姿とは違った 「そうだね。状態がよくなかったとしか言いようがないかな」 ――打線も相手先発・山本を攻略できず 「もちろん映像も見て、対策は練って、いろいろバッティングコーチの方から指示は出していったんですけどね。そんな簡単なピッチャーではないことは確かですね」

◆ヤクルトの村上は今季最長の4試合連続無安打となった。自身と同じく東京五輪代表候補であるオリックスの山本との対戦は空振り三振、四球、二ゴロ。視察した日本代表の稲葉監督は「相変わらずいいスイングをしている。(山本は)セ・リーグにいないタイプで、よい経験と思う」と評したが、八回の打席もヒギンスに空振り三振を喫した。 エース相手に接戦に持ち込みたかったチームは、先発バンデンハークが1回もたずに降板し、5失点。ソフトバンク時代は通算12勝2敗と好相性だったオリックスに打ち込まれる大誤算に、高津監督は「状態が良くなかったと言うしかない」と嘆いた。

◆オリックスの2年目、19歳の紅林が2安打3打点と活躍した。一回は4―0としてなお1死一、三塁の場面で、バンデンハークの変化球を捉えて右前適時打。「チャンスの場面だったし、いい流れを切らないように何とか食らい付いて打った」と話した。 三回には大西から3号2ランを放ち「感触も良かったし、いいところで打ててよかった」と喜んだ。186センチ、94キロの大型内野手として売り出し中。育成にも重点を置く中嶋監督の起用に応え、アピールを続けている。

◆投打にいいところがなかった。ヤクルトは2―9で完敗。先発のリック・バンデンハーク投手(36)=前ソフトバンク=が自己最短の2/3回5安打5失点と1回もたず、高津監督の表情は浮かなかった。 「全体的にコントロールできていなかった。ストライク、ボールがはっきりしていたし、状態がよくなかったとしか言いようがない」 1死一塁から吉田正に右翼席へ12号2ランを喫した。その後も四球を挟み4本の単打で失点を重ね、打者一巡して1番・福田に四球を与えたところで降板となった。 打線も山本の前に、四回に青木とサンタナの連続適時打で2点を奪うのがやっと。指揮官は「対策を練って指示は出していったんですけど、そんな簡単な投手ではないことは確か」と言葉を絞り出した。(赤尾裕希)

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(11↑)
広島
101 1.000
(↑0.706)
-
(↓6.5)
1614
(-45)
12
(-72)
0
(-13)
4
(-7)
0.380
(↑0.164)
6.000
(↓2.15)
2
(-)
DeNA
310 0.750
(↑0.083)
-0.5
(↓1)
1433
(+7)
31
(+6)
13
(+2)
0
(-)
0.322
(↓0.014)
6.750
(↑0.25)
3
(2↓)
中日
211 0.667
(↓0.333)
0
(-)
1410
(+1)
16
(+10)
2
(-)
1
(-)
0.230
(↓0.023)
4.110
(↓2.11)
4
(2↑)
ORIX
220 0.500
(↑0.167)
0.5
(↓1)
1434
(+9)
28
(+2)
7
(+3)
0
(-)
0.338
(↓0.001)
7.410
(↑1.95)
4
(2↓)
巨人
220 0.500
(↓0.167)
0.5
(-)
1417
(+3)
17
(+9)
6
(+1)
4
(-)
0.265
(↓0.028)
3.860
(↓1.86)
4
(2↑)
日本ハム
220 0.500
(↑0.167)
0.5
(↓1)
1419
(+10)
12
(+1)
1
(-)
4
(-)
0.261
(↑0.061)
2.650
(↑0.59)
4
(2↓)
ロッテ
220 0.500
(↓0.167)
0.5
(-)
1421
(+8)
20
(+10)
4
(+1)
4
(+3)
0.237
(↓0.015)
4.110
(↓0.99)
4
(2↑)
阪神
220 0.500
(↑0.167)
0.5
(↓1)
1420
(+10)
20
(+7)
6
(+4)
5
(+1)
0.237
(↑0.022)
4.000
(↓0.67)
4
(2↓)
ヤクルト
220 0.500
(↓0.167)
0.5
(-)
1413
(+2)
18
(+9)
3
(-)
4
(-)
0.225
(↓0.012)
4.630
(↓1.63)
10
(-)
ソフトバンク
121 0.333
(↑0.333)
1
(↑1)
1415
(+9)
12
(+3)
5
(+4)
2
(+1)
0.250
(↑0.026)
2.650
(↑0.59)
11
(5↓)
楽天
130 0.250
(↓0.083)
1.5
(-)
1414
(+6)
21
(+7)
3
(-)
1
(+1)
0.226
(↑0.022)
5.290
(↓0.61)
12
(7↓)
西武
011 0.000
(↓0.556)
1
(↑1)
1611
(-88)
14
(-65)
3
(-15)
1
(-13)
0.307
(↑0.037)
6.000
(↓1.86)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
30142 0.682
(↑0.008)
-
(-)
97211
(+10)
159
(+7)
51
(+4)
39
(+1)
0.257
(↑0.001)
3.250
(↓0.06)
2
(-)
巨人
25187 0.581
(↓0.014)
4.5
(↓1)
93207
(+3)
180
(+9)
62
(+1)
36
(-)
0.257
(↓0.001)
3.400
(↓0.12)
3
(-)
ヤクルト
22187 0.550
(↓0.014)
6
(↓1)
96196
(+2)
191
(+9)
43
(-)
29
(-)
0.245
(↓0.001)
3.800
(↓0.12)
4
(1↑)
広島
17206 0.459
(↑0.015)
9.5
(-)
100145
(+10)
159
(+8)
26
(-)
22
(+3)
0.262
(↑0.004)
3.460
(↓0.12)
5
(1↓)
中日
18238 0.439
(↓0.011)
10.5
(↓1)
94135
(+1)
151
(+10)
20
(-)
23
(-)
0.235
(↓0.002)
2.940
(↓0.15)
6
(-)
DeNA
15306 0.333
(↑0.015)
15.5
(-)
92195
(+7)
256
(+6)
50
(+2)
9
(-)
0.244
(↑0.001)
4.810
(↓0.02)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
25198 0.568
(↑0.01)
-
(-)
91225
(+9)
185
(+3)
45
(+4)
38
(+1)
0.263
(↑0.001)
3.340
(↑0.05)
2
(1↓)
楽天
24208 0.545
(↓0.013)
1
(↓1)
91202
(+6)
192
(+7)
40
(-)
22
(+1)
0.235
(↑0.001)
3.530
(↓0.07)
3
(-)
ロッテ
22217 0.512
(↓0.012)
2.5
(↓1)
93236
(+8)
213
(+10)
50
(+1)
38
(+3)
0.247
(↓0.001)
3.970
(↓0.06)
4
(-)
西武
19219 0.475
(↓0.012)
4
(↓1)
94184
(+7)
196
(+10)
33
(+2)
50
(-)
0.243
(↑0.001)
3.900
(↓0.12)
5
(-)
ORIX
20247 0.455
(↑0.013)
5
(-)
92209
(+9)
214
(+2)
54
(+3)
14
(-)
0.251
(↑0.001
3.900
(↑0.04)
6
(-)
日本ハム
17265 0.395
(↑0.014)
7.5
(-)
95153
(+10)
202
(+1)
26
(-)
28
(-)
0.224
(↑0.005)
3.850
(↑0.06)