楽天(★6対7☆)DeNA =交流戦1回戦(2021.05.28)・楽天生命パーク宮城=
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DeNA
20000311071102
楽天
01030010161010
勝利投手:国吉 佑樹(1勝0敗0S)
(セーブ:三嶋 一輝(0勝3敗7S))
敗戦投手:涌井 秀章(5勝3敗0S)

本塁打
【DeNA】大和(2号・6回表3ラン),牧 秀悟(9号・8回表ソロ)

  DAZN
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◆DeNAが逆転勝利。DeNAは2点を追う6回表、大和の3ランで逆転に成功する。その後は7回に宮崎の適時打で1点を加えると、8回には牧のソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、2番手・国吉が今季初勝利。敗れた楽天は、先発・涌井が痛恨の一発を浴びた。

◆楽天涌井秀章投手(34)が得意の本拠地で150勝目を目指す。今季の涌井はビジター4試合で2勝2敗、防御率6・14だが、楽天生命パークでは5試合で3勝0敗、防御率1・56。本拠地では34回1/3を投げて1発を許していない。

◆セ・パ交流戦第4戦。パ・リーグ首位の楽天が、セ・リーグ6位のDeNAと対戦。予告先発は楽天が涌井、DeNAは坂本。 涌井は5回2/3を投げ8安打5失点、リードを許し降板。通算150勝はおあずけとなった。

◆先発は楽天涌井、DeNA坂本。DeNAは1回に宮崎の適時打、暴投で2点を先取。楽天は2回に内田の適時打で1点を返す。 楽天は4回に島内、ディクソンの適時打など3得点。DeNAは6回に大和の3ランで逆転。涌井は6回途中5失点で降板。 DeNAが終盤に加点し逃げ切り、2連勝。国吉が今季初勝利。三嶋が7セーブ。楽天は2位転落。涌井が3敗目。

◆楽天が同率首位から1日で2位に転落した。 先発涌井が1発に泣いた。2点リードの6回。2死から牧、山下に連打を浴び一、二塁とすると、大和に真ん中スライダーを捉えられ、逆転3ランを浴びた。6回途中8安打5失点で降板。マウンドを降りた際には悔しそうな表情を見せ、首をかしげた。 打線は4回に島内、ディクソンの適時打、足立のスクイズで3得点。7回に内田の犠飛で反撃も、救援陣が失点を重ね、追いつけない。2点を追う9回に内田の適時打で1点差に詰め寄り、2死一、三塁でディクソンが打席に立ったが、DeNA三嶋の前に空振り三振に倒れた。 石井GM兼監督は「1点差でひっついていければよかったが、1点差になってまた2点差、という形で常に1つ、2つゲーム展開ではなかなかうまくひっついていくことができなかった。しっかりと最後粘っていくことはできたとは攻撃陣は思いますけど、ピッチャーの方は出てくる投手、出てくる投手がなかなか辛抱しきれなかった。1点差で何とか行ってやろうというのと2点差ではプレッシャーに逆になってしまう。終盤の方は1点差で何とかくっついていきたかったところでした」と試合を振り返った。 6回に逆転3ランを浴び3敗目の涌井には「回を追うごとによくなっていた。(6回の)あの回までだなとは思っていたんですけど、なかなかイニングを消化しきれなかった」と話した。次戦へ「明日はまた別のゲームになるので今日の雰囲気はがらっと変わると思う。まずは先取点をとれるような試合をしたい」と前を向いた。

◆DeNAが12球団で唯一の交流戦3勝目を挙げた。 2点を追う6回に大和が2号逆転3ラン。2死から7番牧、8番山下の連打でつくった好機で「2人がつないでくれたので、自分もつなぐ気持ちで打席に向かいました。最高の結果となってうれしいです」。 この1発でチームは交流戦で断トツの12本塁打目(8回の牧で13本目)。この日はベンチから坪井打撃コーチを外し、嶋村コーチが4試合ぶりに復帰したが、打線は活況を呈している。

◆DeNA三浦大輔監督(47)が、監督就任後、初めてマウンドで激励した。クローザーの三嶋一輝投手が1点差に迫られた9回2死一、二塁。ベンチから歩いてマウンドに向かった。 三浦監督 投手コーチに「行ってきます」と話して。直接伝えたかった。「お前しかいない」と。本当にボールもすごい良かったし、集中力を切らさずに踏ん張った。 3安打を打たれて、1点を失っていた三嶋がよみがえった。ディクソンから140キロフォークで空振り、149キロ直球で見逃し、140キロフォークで空振りを奪った。3球三振でゲームセット。前日も1点を失っていた守護神が、自信を取り戻した。 セ・リーグ最下位がパ・リーグ首位(タイ)を下し、これでチームは12球団で唯一の交流戦3勝目を挙げた。三浦監督は「最後まで全員が集中していた」とたたえた。

◆楽天涌井秀章投手(34)が1発に泣いた。 2点リードの6回。2死から連打で一、二塁とし、大和に左翼席前段へ逆転3ランを運ばれた。6回途中102球、8安打5失点で3敗目。あと1勝と王手をかけていた通算150勝を逃し「配球に正解はないので、打たれたらいけない場面で打たれてしまったのが全て」と悔やんだ。チームはソフトバンクとの同率首位から1日で2位に転落した。 ? ▽楽天石井GM兼監督(6回に逆転弾を浴び、3敗目の涌井に) 「あの回までだなとは思っていた。下位のバッターだったので、しっかりと切って帰ってきてほしかった」

◆楽天田中将大投手(32)が自身16連勝中の本拠地登板で、今季最長の8回を95球、5安打1失点と好投しマウンドを降りた。 1回に死球と安打で1死一、二塁としたが、オースティンを中飛、宮崎を投ゴロに打ち取った。2回以降はペースアップ。スライダー、スプリットを低めに集め、打たせてとる投球を見せた。 ただ、味方の援護なく、0-0で迎えた6回。2死からヤンキース時代に同僚だったオースティンに内角148キロ直球を左翼席へ先制ソロを運ばれた。それでも7回に同点に追いついてもらい、8回まで投げきった。打線が8回裏に1死二塁の好機をつくったが勝ち越せず。9回は松井がマウンドに上がり、田中将に勝敗はつかなかった。 12年8月26日日本ハム戦から楽天生命パークでは自身16連勝中。今季も復帰後初勝利を挙げた4月24日西武戦、2勝目の5月1日ロッテ戦と2戦2勝。ここ3戦は敵地で3戦2敗としており、自身5戦ぶりの白星を目指した。熟練の投球で試合を作ったが、自身の白星にはつながらなかった。

◆楽天の新外国人ディクソンが交流戦初安打となる適時打を放った。2―2の四回1死一、三塁で、3ボールから真ん中に入ったチェンジアップを強振し、鋭く左前へはじき返し「待っていたのではなく、反応で打てた」とうなずいた。 2019年に米大リーグ、タイガースで15本塁打をマークした長打力を買われ入団したが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で合流が遅れた。4月23日に初出場したが、打撃不振に陥った。 映像を繰り返し見直して修正に励み、5月23日にデビュー戦以来、1カ月ぶりの一発となる3ランを放ってきっかけをつかんだ。3試合ぶりに安打と打点をマークし「チームメート、仲間に支えられてここまで来ているので、その人たちのためにも何とか頑張りたい」と言葉に力を込めた。

◆DeNAの坂本は4月30日以来の登板で四回途中まで6安打4失点と粘れなかった。一回に2点を先制してもらいながらも二回に内田に適時二塁打を浴びて1点を返されると四回には球が甘くなり先頭打者から3連打を許すなど一気に3点を失った。 前回登板で打球が左肩に直撃して降板。その後はファームで調整を続けていたが、三浦監督が2軍戦での投球を見て「左肩は問題ないと判断した」と約1カ月ぶりに1軍のマウンドに送ったが、期待に応えられなかった。

◆DeNAが打ち勝った。2―4の六回に大和の3ランで逆転し、七回は宮崎の適時打、八回は牧のソロで加点した。2番手の国吉が1回2/3を投げて無失点で今季初勝利。楽天は2位に転落した。涌井が一発に泣き、3敗目を喫した。

◆楽天の涌井は六回途中8安打5失点でKOされた。4―2の六回2死一、二塁で9番打者の大和に3ランを浴びて降板。2死から連打で招いたピンチで、甘く入ったスライダーを左翼席に運ばれ「何もない」と言葉少なだった。 3、4月は開幕4連勝し防御率1・51で月間最優秀選手(MVP)に輝いたが、5月は一転、登板した4試合でいずれも4失点以上と安定感を欠いている。前回21日のロッテ戦であと1勝に迫った通算150勝達成はお預けとなった。

◆DeNAは、守護神の三嶋一輝投手が1点差に迫られ、なお2死一、三塁と絶体絶命のピンチで、三浦大輔監督が初めて自らマウンドへ向かって激励した。 息を吹き返した三嶋は、直後のディクソンを3球三振斬り。1点差を守り抜いて、チームの連勝に導いた。 三浦監督は試合後、場面を振り返り「極力投手コーチに任せているのですが、直感的にというか。直接伝えたかった。『お前しかいない。お前が締めてくれ』と伝えました。ボールも良かったですし、最後まで踏ん張ってくれました」と明かした。

◆7―5の九回に登板した守護神・三嶋が1点差に迫られ、なお2死一、三塁のピンチを迎えると、三浦監督が就任後初めてマウンドへ。「お前しかいない。お前が締めてくれ」とハッパを掛けた。三嶋は指揮官の激励に応え、ディクソンを3球三振に仕留めて今季7セーブ目をマーク。三浦監督は「極力、投手コーチに任せているのですが、直感的に。直接、伝えたかった」と行動に移した理由を明かした。

◆値千金の一発だ! DeNAのドラフト2位・牧秀悟内野手(23)=中大=は6―5の八回、交流戦初アーチとなる9号ソロを放ち、勝利を手繰り寄せた。 「1点差だったので、何とか塁に出ようと思って打席に向かった。自分のスイングができました」 先頭で打席に立つと、代わった福山の初球を迷いなく振り抜き、左翼席へ豪快に運んだ。 〝最強ライバル〟の存在が刺激になっている。阪神のドラフト1位・佐藤輝(近大)は、大学日本代表でともにプレー。試合前には必ず言葉を交わす間柄で、キャンプ中から活躍を報じる記事を見つけては、自身の原動力に変えてきたという。 3本塁打を放った佐藤輝に負けじと、プロ1年目からの2桁本塁打に王手をかけた。その活躍が認められ、この日発表されたオールスターのファン投票用紙には二塁手部門で名が刻まれ、ノミネートの栄誉を受けた。オールスターの開催地・仙台での一発は、まさに〝御礼弾〟。二塁手で球宴に選出されれば、新人では球団初となる。 六回には大和が逆転3ランを放ち、チームの交流戦本塁打数は12球団断トツの13。4試合で2桁安打が3度と打線好調だ。借金15のリーグ最下位と苦しむチームが、交流戦では単独トップの3勝目と勢いづく。 「本塁打は大きなポイントだが打線も振れてきている。最後まで集中力を持って、全員で勝ち取った勝利」と三浦監督は手をたたいた。パ・リーグの好投手に猛威を振るうベイ打線。いよいよ、潮目が変わってきた。(浜浦日向)

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(11↑)
広島
101 1.000
(↑0.706)
-
(↓6.5)
1614
(-45)
12
(-72)
0
(-13)
4
(-7)
0.380
(↑0.164)
6.000
(↓2.15)
2
(-)
DeNA
310 0.750
(↑0.083)
-0.5
(↓1)
1433
(+7)
31
(+6)
13
(+2)
0
(-)
0.322
(↓0.014)
6.750
(↑0.25)
3
(2↓)
中日
211 0.667
(↓0.333)
0
(-)
1410
(+1)
16
(+10)
2
(-)
1
(-)
0.230
(↓0.023)
4.110
(↓2.11)
4
(2↑)
ORIX
220 0.500
(↑0.167)
0.5
(↓1)
1434
(+9)
28
(+2)
7
(+3)
0
(-)
0.338
(↓0.001)
7.410
(↑1.95)
4
(2↓)
巨人
220 0.500
(↓0.167)
0.5
(-)
1417
(+3)
17
(+9)
6
(+1)
4
(-)
0.265
(↓0.028)
3.860
(↓1.86)
4
(2↑)
日本ハム
220 0.500
(↑0.167)
0.5
(↓1)
1419
(+10)
12
(+1)
1
(-)
4
(-)
0.261
(↑0.061)
2.650
(↑0.59)
4
(2↓)
ロッテ
220 0.500
(↓0.167)
0.5
(-)
1421
(+8)
20
(+10)
4
(+1)
4
(+3)
0.237
(↓0.015)
4.110
(↓0.99)
4
(2↑)
阪神
220 0.500
(↑0.167)
0.5
(↓1)
1420
(+10)
20
(+7)
6
(+4)
5
(+1)
0.237
(↑0.022)
4.000
(↓0.67)
4
(2↓)
ヤクルト
220 0.500
(↓0.167)
0.5
(-)
1413
(+2)
18
(+9)
3
(-)
4
(-)
0.225
(↓0.012)
4.630
(↓1.63)
10
(-)
ソフトバンク
121 0.333
(↑0.333)
1
(↑1)
1415
(+9)
12
(+3)
5
(+4)
2
(+1)
0.250
(↑0.026)
2.650
(↑0.59)
11
(5↓)
楽天
130 0.250
(↓0.083)
1.5
(-)
1414
(+6)
21
(+7)
3
(-)
1
(+1)
0.226
(↑0.022
5.290
(↓0.61)
12
(7↓)
西武
011 0.000
(↓0.556)
1
(↑1)
1611
(-88)
14
(-65)
3
(-15)
1
(-13)
0.307
(↑0.037)
6.000
(↓1.86)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
30142 0.682
(↑0.008)
-
(-)
97211
(+10)
159
(+7)
51
(+4)
39
(+1)
0.257
(↑0.001)
3.250
(↓0.06)
2
(-)
巨人
25187 0.581
(↓0.014)
4.5
(↓1)
93207
(+3)
180
(+9)
62
(+1)
36
(-)
0.257
(↓0.001)
3.400
(↓0.12)
3
(-)
ヤクルト
22187 0.550
(↓0.014)
6
(↓1)
96196
(+2)
191
(+9)
43
(-)
29
(-)
0.245
(↓0.001)
3.800
(↓0.12)
4
(1↑)
広島
17206 0.459
(↑0.015)
9.5
(-)
100145
(+10)
159
(+8)
26
(-)
22
(+3)
0.262
(↑0.004)
3.460
(↓0.12)
5
(1↓)
中日
18238 0.439
(↓0.011)
10.5
(↓1)
94135
(+1)
151
(+10)
20
(-)
23
(-)
0.235
(↓0.002)
2.940
(↓0.15)
6
(-)
DeNA
15306 0.333
(↑0.015)
15.5
(-)
92195
(+7)
256
(+6)
50
(+2)
9
(-)
0.244
(↑0.001
4.810
(↓0.02)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
25198 0.568
(↑0.01)
-
(-)
91225
(+9)
185
(+3)
45
(+4)
38
(+1)
0.263
(↑0.001)
3.340
(↑0.05)
2
(1↓)
楽天
24208 0.545
(↓0.013)
1
(↓1)
91202
(+6)
192
(+7)
40
(-)
22
(+1)
0.235
(↑0.001
3.530
(↓0.07)
3
(-)
ロッテ
22217 0.512
(↓0.012)
2.5
(↓1)
93236
(+8)
213
(+10)
50
(+1)
38
(+3)
0.247
(↓0.001)
3.970
(↓0.06)
4
(-)
西武
19219 0.475
(↓0.012)
4
(↓1)
94184
(+7)
196
(+10)
33
(+2)
50
(-)
0.243
(↑0.001)
3.900
(↓0.12)
5
(-)
ORIX
20247 0.455
(↑0.013)
5
(-)
92209
(+9)
214
(+2)
54
(+3)
14
(-)
0.251
(↑0.001)
3.900
(↑0.04)
6
(-)
日本ハム
17265 0.395
(↑0.014)
7.5
(-)
95153
(+10)
202
(+1)
26
(-)
28
(-)
0.224
(↑0.005)
3.850
(↑0.06)