日本ハム(☆10対1★)中日 =交流戦1回戦(2021.05.28)・札幌ドーム=
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中日
0000001001500
日本ハム
20134000X101600
勝利投手:伊藤 大海(2勝4敗0S)
敗戦投手:大野 雄大(2勝3敗0S)
  DAZN
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◆日本ハムは初回、渡邉の適時二塁打で2点を先制する。その後も、4回裏に近藤が走者一掃の適時二塁打を放つなど、終わってみれば16安打で10得点を挙げた。投げては、先発・伊藤が7回4安打1失点の好投で今季2勝目。敗れた中日は、先発・大野雄が乱調だった。

◆中日大野雄大投手(32)は交流戦通算9勝6敗。中日投手の交流戦最多勝利は川上憲伸、吉見一起の14勝だが、球団の左腕では川井雄太の10勝が最多。大野雄が28日の日本ハム戦に勝利すれば川井に並ぶ。

◆中日福留孝介外野手(43)が「6番・指名打者」で約1カ月ぶりにスタメンに名を連ねた。この日はパ・リーグ主催試合で、DH制を採用。4月21日DeNA戦以来、今季8度目のスタメン出場を決めた。 福留は前回中日在籍時の01年に札幌ドームでの巨人戦で同球場の開場第1号本塁打を放っている。古巣復帰後初アーチを思い出の地で決めるか注目される。

◆日本ハム伊藤、中日大野雄が先発。日本ハムは1回、渡辺の右中間2点適時二塁打で先制。3回にも渡辺の中前適時打で加点した。 日本ハムは4回に近藤の右中間3点適時二塁打、5回に打者一巡で4点を加点した。中日は大野雄が4回11安打6失点で降板。 日本ハムは、先発全員安打で今季最多タイ16安打10得点で勝利。伊藤は7回4安打1失点2勝目。中日の連勝は3で止まった。大野雄は3敗目。

◆中日エース大野雄大投手が今季最短4回でKOされた。3回までに3点を失ったエースは、4回2死から連打と四球で満塁を背負うと、4番近藤に痛恨に走者一掃二塁打を献上。6失点は今季ワースト。 過去4戦3勝0敗だった日本ハムに初黒星を喫した左腕は「今日のことを反省して、次回に向けて頑張ります」と肩を落とした。チームの連勝は「3」で止まった。 ▽中日与田監督(今季ワースト16被安打10失点で3連勝ストップ)「いい流れが寸断されたと思っていない。負けた中でいい材料を見つけていくことが大事」

◆本拠地ファンの皆さま、お待たせしました。日本ハムの「道産子ドラ1」右腕、伊藤大海投手(23)が28日、「日本生命セ・パ交流戦」の中日戦(札幌ドーム)で、7回4安打1失点と快投を演じ、プロ2勝目となる本拠地初白星を手にした。自身最短KOとなった前回登板を反省し、投球フォームを変えて臨んだ初の交流戦。北海道鹿部町生まれのニューヒーローが、文字どおり、故郷に錦を飾った。本拠地4度目の先発で、欲しくてたまらなかった1勝を、やっと手に入れた。生まれ育った北海道でつかんだ、念願のプロ2勝目。伊藤は「特別な1勝。ちょっと...うれしすぎて...アレなんですけど...」。ヒーローインタビューでは、万感の思いに、言葉が続かない。一呼吸置くと、力強く宣言した。「絶対にファイターズのエースになれるよう頑張ります」。約5000人の前での誓い。監督室で聞いていたという栗山監督を「よくぞ、言った。とてもすてきだなと思った」と感激させた。 昨季沢村賞左腕の中日大野雄に、堂々と投げ勝った。7回1死から4番ビシエド、5番高橋周の中軸に2者連続二塁打を浴び1点を許したが、6回までは散発の2安打で二塁すら踏ませない、文句なしの投球。指揮官は「点差関係なく投げきれる集中力、試合の作り方を見ていると、本当にスケールを感じる」と、思わずうなった。 前回21日西武戦(メットライフドーム)では、自己ワーストの5点を失い、自己最短となる4回1/3でKOされた。器用さが災いし、変化球頼りの投球が続いていたことを反省。走者がいない場面では、二段モーションで投球する工夫で力強い直球を取り戻し、前回の課題をクリアした。実はこの動作、2日前のブルペン調整で初めて試したというから驚きだ。軸足に体重が長く乗ることで、体全体をゆったり大きく使えるだけでなく「(打者の)タイミングをずらすのにも使えた。これから、引き出しの1つとしてやっていけたら」。"二段の先輩"でもある同僚の加藤に話を聞きながら、憧れのダルビッシュ(パドレス)の取り組みを参考にしながら、急造で完成した。 「これからも、いろいろなことにどんどんトライして、1つでも多く、ファンの皆さんと勝利を喜びたい」。鹿部小5年の時、初めて札幌ドームでプロ野球の公式戦を観戦してから13年。北海道が生んだニューヒーローの物語は、まだ、始まったばかりだ。【中島宙恵】 ▽日本ハム石川亮(伊藤を好リード)「(前回までは)どの球でもカウントが取れるので、慎重になりすぎていた。どんどんストライクゾーンで勝負していこうと、前回の投げ終わりに話し合った。前回は真っすぐが少なかった」 ▽日本ハム荒木投手コーチ(伊藤に)「力で、どんどん勝負していける。押すだけじゃなく、引くこともできる冷静さを持っている。ベテランになっても出来る人はいない」

◆日本ハムが今季最多16安打、同最多タイの10得点の猛攻で勝利した。口火を切ったのは、パ・リーグの速球派を打ち砕いてきた「直球破壊王子」渡辺。1回2死二、三塁で右中間へ決勝の2点適時二塁打。3回にも中前適時打を放った。「日本を代表する投手」と敬意を表する昨季の沢村賞左腕・大野雄から2安打3打点をマークした。 交流戦を挑む上で決めた、積極性が生きた。2本の適時打はファーストストライクを捉えた。「なかなか見ない投手と対戦することが多い中で、打って打ってという感じで合わせていかないと攻略できないと思った」と意図を明かした。4試合連続適時打と、勝負強さが光る。 5回には高浜が右前適時打で、プロ7年目で初の3安打。「1打席目にいい形で1本打てたので、その勢いで打つことができた」と振り返った。今季2度目の先発全員安打。栗山英樹監督は「今季初めて、打線が機能した試合。みんながしっかり打って点を取った感じがする」とかみしめた。2年ぶりの交流戦を、反攻への足掛かりにする。【田中彩友美】

◆日本ハム・渡辺諒内野手(26)が先制2点打を含む2打席連続適時打で、6試合連続安打をマークした。 まずは一回。2死二、三塁で迎えた先制の好機で、左腕・大野雄の変化球を捉え右前に運び「(打ったのは)シュートかフォークだと思います。ここ数試合いい形で先制点は取れていますが、これで満足することなく点を積み重ねていけるようにしたいです」とうなずいた。 続く1死一、二塁で迎えた三回の第2打席でも中前適時打を放って、好投を続ける先発・伊藤を援護。「前の打席に続いてチャンスで打ててよかったです。まだまだ大海(伊藤)を援護してあげられるように頑張ります」とコメントした。

◆昨季の沢村賞投手、中日の大野雄が5回もたず11安打6失点で降板した。一回に渡辺に先制の2点二塁打を浴び、三回も失点。四回は2死満塁から近藤の飛球を中堅の大島が捕れず(記録は二塁打)3点が入ってこの回で降板となった。 甘く入った変化球を痛打され、三振も二つだけと本来の大野雄からはほど遠い内容。早いカウントから打つ日本ハム打線に飲み込まれ「今日のことを反省し、次回に向けて頑張る」と言葉少なだった。 6失点は昨季の開幕戦以来。チームは交流戦最初のカードのソフトバンク戦を2勝1分けで好スタートを切ったが、エースは流れに乗れなかった。

◆日本ハムが今季最多の16安打で10点を挙げて大勝した。渡辺が一回に先制2点二塁打を放ち、三回も適時打。四回は近藤の3点二塁打で突き放した。伊藤は7回1失点で2勝目。中日は6失点の大野雄が誤算で、連勝は3でストップ。

◆3月に支配下登録された中日の新人、近藤がプロ初登板を果たした。北海道は札幌学院大で4年間を過ごした思い出の地。応援に来た友人らの前で1回無失点と好投し「ブルペンは緊張したけど、投げる前に先輩が声を掛けてくれてマウンドではあまり緊張しなかった」と初々しかった。 大量リードされた八回に4番手で登板。先頭の大田に左前打を打たれたが「打ち取っていた当たり。切り替えた」と動じなかった。自信のある直球で2三振を奪い「走者にとらわれず、自分の投球ができた」と胸を張った。

◆念願の本拠地初勝利をつかんだ。日本ハムのドラフト1位・伊藤大海投手(23)=苫小牧駒大=が7回4安打1失点と好投。4月28日以来のプロ2勝目(4敗)を挙げ「うれし過ぎる。野手の方が打ってくれたので自分のリズムに乗っていけた」とお立ち台で目を潤ませた。 今回から2段モーションを取り入れ、より体重の乗った直球を軸に中日打線を翻弄した。一回は大島を外角直球で中飛に打ち取り、三ツ俣、福田も直球を勝負球に三者凡退。勢いに乗った。 北海道出身選手がドラフト会議で1位指名を受けたのは球団初。注目を集める中、この日が4度目となる札幌ドームのマウンドだった。「北海道で勝つことの意味の大きさを改めて実感している」と感慨深げにうなずいた。 新人ながら、この日発表されたオールスターのファン投票用紙に名前が刻まれた。「絶対ファイターズのエースになれるように頑張ります」と伊藤。スターへの階段を、また一つ上がった。(石井孝尚)

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(11↑)
広島
101 1.000
(↑0.706)
-
(↓6.5)
1614
(-45)
12
(-72)
0
(-13)
4
(-7)
0.380
(↑0.164)
6.000
(↓2.15)
2
(-)
DeNA
310 0.750
(↑0.083)
-0.5
(↓1)
1433
(+7)
31
(+6)
13
(+2)
0
(-)
0.322
(↓0.014)
6.750
(↑0.25)
3
(2↓)
中日
211 0.667
(↓0.333)
0
(-)
1410
(+1)
16
(+10)
2
(-)
1
(-)
0.230
(↓0.023)
4.110
(↓2.11)
4
(2↑)
ORIX
220 0.500
(↑0.167)
0.5
(↓1)
1434
(+9)
28
(+2)
7
(+3)
0
(-)
0.338
(↓0.001)
7.410
(↑1.95)
4
(2↓)
巨人
220 0.500
(↓0.167)
0.5
(-)
1417
(+3)
17
(+9)
6
(+1)
4
(-)
0.265
(↓0.028)
3.860
(↓1.86)
4
(2↑)
日本ハム
220 0.500
(↑0.167)
0.5
(↓1)
1419
(+10)
12
(+1)
1
(-)
4
(-)
0.261
(↑0.061
2.650
(↑0.59)
4
(2↓)
ロッテ
220 0.500
(↓0.167)
0.5
(-)
1421
(+8)
20
(+10)
4
(+1)
4
(+3)
0.237
(↓0.015)
4.110
(↓0.99)
4
(2↑)
阪神
220 0.500
(↑0.167)
0.5
(↓1)
1420
(+10)
20
(+7)
6
(+4)
5
(+1)
0.237
(↑0.022)
4.000
(↓0.67)
4
(2↓)
ヤクルト
220 0.500
(↓0.167)
0.5
(-)
1413
(+2)
18
(+9)
3
(-)
4
(-)
0.225
(↓0.012)
4.630
(↓1.63)
10
(-)
ソフトバンク
121 0.333
(↑0.333)
1
(↑1)
1415
(+9)
12
(+3)
5
(+4)
2
(+1)
0.250
(↑0.026)
2.650
(↑0.59)
11
(5↓)
楽天
130 0.250
(↓0.083)
1.5
(-)
1414
(+6)
21
(+7)
3
(-)
1
(+1)
0.226
(↑0.022)
5.290
(↓0.61)
12
(7↓)
西武
011 0.000
(↓0.556)
1
(↑1)
1611
(-88)
14
(-65)
3
(-15)
1
(-13)
0.307
(↑0.037)
6.000
(↓1.86)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
30142 0.682
(↑0.008)
-
(-)
97211
(+10)
159
(+7)
51
(+4)
39
(+1)
0.257
(↑0.001)
3.250
(↓0.06)
2
(-)
巨人
25187 0.581
(↓0.014)
4.5
(↓1)
93207
(+3)
180
(+9)
62
(+1)
36
(-)
0.257
(↓0.001)
3.400
(↓0.12)
3
(-)
ヤクルト
22187 0.550
(↓0.014)
6
(↓1)
96196
(+2)
191
(+9)
43
(-)
29
(-)
0.245
(↓0.001)
3.800
(↓0.12)
4
(1↑)
広島
17206 0.459
(↑0.015)
9.5
(-)
100145
(+10)
159
(+8)
26
(-)
22
(+3)
0.262
(↑0.004)
3.460
(↓0.12)
5
(1↓)
中日
18238 0.439
(↓0.011)
10.5
(↓1)
94135
(+1)
151
(+10)
20
(-)
23
(-)
0.235
(↓0.002)
2.940
(↓0.15)
6
(-)
DeNA
15306 0.333
(↑0.015)
15.5
(-)
92195
(+7)
256
(+6)
50
(+2)
9
(-)
0.244
(↑0.001)
4.810
(↓0.02)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
25198 0.568
(↑0.01)
-
(-)
91225
(+9)
185
(+3)
45
(+4)
38
(+1)
0.263
(↑0.001)
3.340
(↑0.05)
2
(1↓)
楽天
24208 0.545
(↓0.013)
1
(↓1)
91202
(+6)
192
(+7)
40
(-)
22
(+1)
0.235
(↑0.001)
3.530
(↓0.07)
3
(-)
ロッテ
22217 0.512
(↓0.012)
2.5
(↓1)
93236
(+8)
213
(+10)
50
(+1)
38
(+3)
0.247
(↓0.001)
3.970
(↓0.06)
4
(-)
西武
19219 0.475
(↓0.012)
4
(↓1)
94184
(+7)
196
(+10)
33
(+2)
50
(-)
0.243
(↑0.001)
3.900
(↓0.12)
5
(-)
ORIX
20247 0.455
(↑0.013)
5
(-)
92209
(+9)
214
(+2)
54
(+3)
14
(-)
0.251
(↑0.001)
3.900
(↑0.04)
6
(-)
日本ハム
17265 0.395
(↑0.014)
7.5
(-)
95153
(+10)
202
(+1)
26
(-)
28
(-)
0.224
(↑0.005
3.850
(↑0.06)