阪神(★3対5☆)ロッテ =交流戦1回戦(2021.05.25)・阪神甲子園球場=
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ロッテ
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阪神
0030000003712
勝利投手:佐々木 千隼(4勝0敗1S)
(セーブ:益田 直也(0勝3敗12S))
敗戦投手:岩崎 優(1勝1敗0S)

本塁打
【ロッテ】マーティン(15号・8回表2ラン)
【阪神】マルティネス(9号・3回裏2ラン),サンズ(11号・3回裏ソロ)

  DAZN
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◆ロッテが逆転勝利。ロッテは2点を追う7回表、代打・鳥谷の適時打で1点差に迫る。続く8回には、マーティンの2ランとレアードの適時打で3点を挙げ、試合をひっくり返した。投げては、3番手・佐々木千が今季4勝目。敗れた阪神は、2番手・岩崎が誤算だった。

◆今日34歳の誕生日を迎えるロッテ角中勝也外野手は、阪神戦は通算打率3割7分5厘と、自身最も打っているカード。3年ぶりの対決となる西勇にも、通算打率3割4分6厘。相性の良さを発揮し、自らを祝う猛打を見せられるか。

◆ロッテ鳥谷敬内野手(39)が甲子園に帰ってきた。 阪神の試合前練習開始時にグラウンドに姿を見せると、かつてのチームメートたちと笑顔であいさつを交わした。青柳とタッチし、坂本、秋山、江越、近本、梅野...。阪神ナインは次々に鳥谷のもとへ集まった。 鳥谷は19年オフに阪神を退団し、ロッテに移籍。昨季は交流戦がなかったため2年ぶりの聖地となった。ともに戦ってきた仲間たちから、温かい歓迎を受けていた。

◆阪神の大山悠輔内野手(26)が出場選手登録され、1軍に合流した。「いつも支えていただいているトレーナーの方々や自分に関わってくれた全ての方々に感謝しています。体の方も問題ないです」とコメント。「今日から交流戦も始まりますが、チームの勝利に貢献するために全力でプレーしたいと思いますし、ファンの皆様にも元気にプレーする姿を見てもらえればうれしいです」。主将、主軸として活躍を誓った。 大山は開幕から4番を務めていたが、今月6日に背中の張りで出場選手登録を抹消。その後は2軍で調整を続け、22日のウエスタン・リーグ中日戦で実戦復帰。23日にはフル出場するなど、万全の状態をアピールしていた。 この日の試合前練習では、フリー打撃で44スイング中7本の柵越え。元気な姿を見せ、19年までともにプレーしたロッテ鳥谷とあいさつを交わす姿もあった。 打順に関して井上ヘッドコーチは「俺的には4番は大山で行きたいなと思うし、監督もたぶんその考えは持ってくれていると思う」とし、「4番三塁」が濃厚だ。

◆両チームのスタメンが発表された。阪神は、広島にコロナ陽性者が多数出た影響で、直前の広島3連戦が中止となり、20日の雨天中止も含め5日間試合がなかった。 久々の試合には、背中の張りで離脱していた大山悠輔内野手(26)が復帰し「4番サード」で先発。大山不在の間、4番を務めたドラフト1位佐藤輝明内野手(22)が「6番右翼」に戻った。 ロッテは阪神から移籍した鳥谷敬内野手(39)が、交流戦で初めて阪神と対戦する。27日の第3戦には大型右腕の佐々木朗希投手(19)の先発も内定。ファンの関心の高い3連戦になりそうだ。 先発は阪神が西勇輝投手(30)、ロッテは二木康太投手(25)の両右腕。シーズンの成績を左右するといわれる交流戦は白星でスタートしたい。両軍の戦いぶりに注目だ。

◆ロッテ佐々木朗希投手(19)が25日、試合前練習で初めて甲子園球場の土を踏んだ。 27日の阪神3回戦に先発予定で、この日はまだ出場選手登録はされていないものの、1軍練習で汗を流した。 午後3時18分、左足からグラウンドに入った佐々木朗は、ウオーミングアップの準備の手伝いを終えると、バックスクリーン方向を向きながら入念にストレッチを行った。その後、小池ブルペン捕手と軽めのキャッチボール。午後4時前には室内ブルペンへ向かった。ブルペンで変化球を交え32球を投げた後、再びグラウンドに姿を見せ、外野での投手陣調整に加わった。 最速163キロをマークし注目を集めた岩手・大船渡高時代には、甲子園出場はなかった。

◆ロッテ鳥谷敬内野手(39)が、公式戦で初めて古巣阪神と対決する。この日はベンチスタートとなった。 阪神の試合前練習開始時にグラウンドに姿を見せ、梅野や秋山、青柳らかつてのチームメートたちと笑顔であいさつをかわしていた。 鳥谷は19年オフに阪神を退団し、20年3月にロッテへの入団が決定。昨季は交流戦がなかったため、2年ぶりの聖地となった。 試合前にセンターのビジョンにベンチ前で整列する鳥谷の姿が映し出され、右翼席の一部の阪神ファンから拍手が起こる一幕もあった。

◆阪神ジェフリー・マルテ内野手(29)とジェリー・サンズ外野手(33)が、交流戦開幕戦でアベックアーチを決めた。 1点ビハインドの3回1死一塁。まずはマルテがロッテ先発二木からバックスクリーン左に逆転の9号2ラン。「負けている展開だったから何とか次の打者へつなぎたいと思っていた。最高の結果になってくれたし、甲子園でみんなでラパンパラをすることができてよかった」と振り返った。 さらに、2死走者なしからサンズもバックスクリーン左に11号ソロを放ち、リードを2点に広げた。「マルテが最高の仕事をしてくれたから、その良い流れに乗って打つことができた。まだまだ打てるように頑張るよ」代名詞の"ラパンパラ"に続く"ハッピーハンズ"。今季4度目のアベックアーチで3点を奪い、逆転に成功した。

◆ロッテ鳥谷敬内野手(39)が甲子園に帰ってきた。 古巣阪神との対決で、7回1死一、二塁のチャンスで8番佐藤都の代打で登場。「代打鳥谷」がアナウンスされると、7000人超の観客から約80デシベルの拍手が鳴り響いた。右翼席では、鳥谷の阪神時代のユニホームやタオルを掲げるファンがあふれていた。 阪神西勇の3球目の130キロチェンジアップを捉えると、見事にライト前への適時打になり、甲子園はまた大きな拍手に包まれた。球団広報を通じ「つなぐ気持ちを持って打席に入った結果、打つことができました。久しぶりの甲子園で、甲子園のファンの前で打つことができてよかったです」とコメントした。 鳥谷は19年オフに阪神を退団し、20年3月にロッテへの入団が決定。甲子園でのプレーは19年9月30日の中日戦以来、603日ぶりとなった。 ▼ロッテ鳥谷は交流戦が始まった05年以降、新型コロナウイルスの影響で中止となった昨年を除き、全16シーズン出場となった。交流戦初年度から出場シーズンを継続しているのは、この日出場したヤクルト内川のほか、ヤクルト石川、楽天涌井、西武栗山がいる。 ▼鳥谷が安打を放ち、交流戦通算最多安打を332本とした。通算最多試合は339試合目。

◆阪神西勇輝投手(30)が、7回7安打2失点(自責1)の粘投を見せたが、5戦ぶりの白星はならなかった。1点リードのまま降板したが、8回に2番手岩崎がマーティンに逆転2ランを被弾。プロ通算99勝は持ち越しとなった。 初回1死一、三塁から自らのけん制悪送球で先制を許すも、2回から本来の安定感を取り戻した。2回1死、藤岡から129キロスライダーで見逃し三振を奪うと、回をまたいで4連続三振を奪うなど、計8奪三振。持ち味のコーナーに投げ分ける制球力が光った。 2点リードの7回1死一、二塁では代打鳥谷に適時打を浴びた。かつてのチームメートの一打で1点差に詰め寄られたが、続く代打山口を遊ゴロ併殺に仕留めた。 オリックス時代は、ロッテに通算18勝3完封。ともにカード別自己最多と好相性だった。惜しくも白星はならなかったが、粘投で試合をつくった。 矢野監督は「(ここ)2回くらい、ちょっとコントロールに苦しんでるところがあったけど、今日で修正できたと思うんでね。次回からも落ち着いていけるような内容になったんじゃないかな」。持ち味の制球力が光り、次戦へ明るい材料となった。

◆阪神岩崎優投手(29)が、今季登板23試合目で初本塁打を浴び、1アウトも奪えずに降板となった。 1点リードの8回に2番手でマウンドへ。先頭の荻野に左前打を許すと、マーティンに甘く入ったスライダーを捉えられ、右翼へ逆転2ランを浴びた。 その後も中村に中堅へ二塁打を浴び、代打岡を迎えた場面で岩貞にスイッチ。岩貞は岡を打ち取るも、続くレアードに5点目の適時二塁打を許し、流れを止められなかった。 岩崎は前回5月19日ヤクルト戦(甲子園)まで22試合に登板し、許した失点はわずか3点だった。1試合3失点は今季ワースト。「8回の男」として安定感を見せてきた左腕が、まさかの降板となった。

◆阪神が手痛い逆転負けを喫した。背中の張りで離脱していた大山悠輔内野手(26)が戦列に復帰し「4番サード」で先発するオーダーで臨んだ。1回に1点を先制されたが、3回にジェフリー・マルテ内野手(29)、ジェリー・サンズ外野手(33)の本塁打で逆転。 投げては西勇輝投手(30)が、7回2失点の好投で試合を作り、勝ちパターンにもっていったが、8回に2番手岩崎優投手(29)がマーティンに逆転2ランを浴びるなど3失点で暗転。交流戦は黒星スタートとなった。

◆ロッテは1回、阪神西勇のけん制悪送球で1点を先制。阪神は3回にマルテの9号2ランで逆転、サンズの11号ソロで加点した。 阪神先発の西勇は2回以降立ち直り、6回まで点を与えない。ロッテは二木を4回で代え、継投で阪神の攻撃を防ぐ。 ロッテは8回にマーティンの15号2ランで逆転。さらに1点を加え、逃げ切った。阪神は2番手岩崎が誤算だった。

◆ロッテがセ・パ交流戦開幕を制す。ロッテ鳥谷が古巣阪神から得点、阪神は中継ぎの勝利の方程式が崩れる。

◆阪神の大山悠輔内野手(26)が1軍復帰戦の第1打席で安打を放った。背中の張りで2軍調整が続いていたが、この日出場選手登録され「4番三塁」で先発出場。初回2死一塁で打席が回ると、ロッテ二木の126キロスライダーを左前に運んだ。守備もゴロを軽快にさばくなど無難にこなした。合流後に「チームの勝利に貢献するために全力でプレーしたいと思いますし、ファンの皆様にも元気にプレーする姿を見てもらえればうれしいです」と話していた通り、フルスイングも見せるなど元気な主砲が帰ってきた。

◆阪神はロッテに逆転負けを喫し、交流戦は黒星スタート。 試合後の矢野燿大監督(52)の一問一答は次の通り。 ? -8回は、岩崎でもこういうことがある 矢野監督 そりゃそうやろ、そんな完璧なヤツ、おれへんよ。 -間が空いた影響は 矢野監督 いやいやそれは、そんなこと(岩崎)優も言わんしさ。別にそんなことは、俺ら勝負している以上、やられることもあるし。でも今まで助けてもらってるんで。別に明日からも行ってもらうし。こういう負けも年に何回かはあると思うんで。明日からまたいってもらいます。 -西勇は内容的にもよかった 矢野監督 立ち上がりね、まあ嫌なとこやったけど。まあしのげたっていうところもあったし、最後もダブルプレーでしのげたんで。まあ(西)勇輝らしくっていうか、2回くらいちょっとコントロールに苦しんでるところがあったけど、今日で修正できたと思うんでね。次回からも落ち着いていけるような内容になったんじゃないかな。 -打線では試合間隔が空く中でマルテ、サンズに本塁打が出た。 矢野監督 うん、まあまあもちろんね。実戦からちょっと離れたというところでも、コンディションを休めるっていうところで、こういうふうにしっかり結果を出してくれるっていうのは、チームとしても頼もしい。そういうところで回ってくる選手たちなので、いい形で打ってくれたんじゃない。 -大山が復帰したが、どのように映ったか 矢野監督 話をしてもほぼほぼ違和感なくというか、やれているんで。後はこうやって試合が続いた後とかそういうところのケアは必要になってくると思うけど、ひとまず今日も普通にやれていると思うし、1軍の試合というところではちょっと離れていたところはあったけど、そんなに違和感あるように見えなかったので、問題なくこれからまた力になってくれると思います。 -二塁・小幡が再三の好プレー 矢野監督 まあ守備というのは(小幡)竜平の魅力の大きな部分なんで。そういうところでは持ち味も出してくれているし、必死さというところでピッチャーも鼓舞される部分もあるし、実際チームのピンチになりそうなところも救ってくれているんで。オレからもいい守備だと見えたよ。

◆阪神佐藤輝明内野手はホロ苦の交流戦デビューになった。 大山の復帰により、「6番右翼」のスタメンに戻った。初の交流戦でパ・リーグの印象を「投打ともにレベルが高い」と話していたが4打数無安打。3回の第2打席は、二木の真っすぐを振り抜いて良い角度で打球が上がったが、右飛に打ち取られた。直球を中心に攻められ初安打はお預け。2戦目にリベンジを期す。

◆阪神梅野隆太郎捕手がロッテ鳥谷敬内野手に"サプライズ演出"した 。2回1死で迎えた梅野の第1打席で流れたのは、Redfooの「Let's Get Ridiculous」。阪神時代に鳥谷が使用していた登場曲を流した。試合前練習時にもあいさつを交わし、お世話になった先輩に粋なサプライズ。この日は4打数無安打に終わり、鳥谷には適時打を許したが、残り2戦は恩返しの活躍を見せたい。

◆レジェンドはやはり、甲子園球場に愛された。 2年ぶりに開催された「日本生命セ・パ交流戦」で、2年前は阪神の顔だったロッテ鳥谷敬内野手(39)がひと振りで輝いた。 603日ぶりの聖地で、7回に代打で登場。大勢の虎党からも応援される中、見事な適時打で今季初打点を挙げた。勢いに乗ったチームは、8回にレオネス・マーティン外野手(33)が逆転15号2ラン。鳥谷がセ首位に立つ古巣撃破への道しるべになった。鳥谷が甲子園でヒットを打った。二塁走者が生還し、万雷の拍手が鳴る。野球ファンが見慣れた光景はしかし、阪神の歓喜の時ではなかった。「打った後は久しぶりにこの声援の中で、というのを感じました」。黒いユニホーム、赤の打撃用手袋。ロッテ鳥谷として甲子園で勝利に貢献し、懐かしい感覚を思い出した。 603日ぶりに黒土を踏んだ。7回、三塁側ベンチを出て代打準備を始めても、最初は誰も気付かない。徐々に球場の空気が変わり、懐かしいシルエットに気付く。「代打鳥谷」のアナウンスで銀傘に約80デシベルの拍手が響いた。「向こうにしてみればピンチの場面なので、そこで声援を送ってもらうというのもなかなかないですし、そういう意味では結果として応えられて良かったです」と温かさへの感謝を口にした。 公式戦923試合をホームで過ごし、924試合目にして初のビジター甲子園だ。「お客さんが入ってる中で練習することもないですし、ビジターのロッカーの広さとかも感じることできないので。練習の時間帯も全然違うので、いい経験になったと思います」と三塁側からの景色を味わった。練習中にはファンが手に持つ背番号1のユニホームやタオルが、たくさん目に飛び込んできた。 ひと振りで1点差に迫ると、8回にマーティンの逆転弾が浜風に負けじと夜空へ飛んでいった。「最終的にはチームが勝てるのが一番なので」と喜びに浸る。交流戦での安打332本は歴代1位。6月には40歳になるがまだまだ衰えない。役割も分かっている。 「交流戦でDHがない試合が多いので、代打の重要性というのは特に、試合の中ではDHでやっている時よりも出てくるので、そこの役割をしっかり果たせたらなと思います」。 フォア・ザ・チームに徹しながら、主役のような結果がついてくる。鳥谷敬のひたむきさと華やかさから、若手たちも多くを吸収する。交流戦の初戦、ロッテに大きな勢いがついた。【金子真仁】 ? ▼ロッテ鳥谷は交流戦が始まった05年以降、新型コロナウイルスの影響で中止となった昨年を除き、全16シーズン出場となった。交流戦初年度から出場シーズンを継続しているのは、この日出場したヤクルト内川のほか、ヤクルト石川、楽天涌井、西武栗山がいる。 ▼鳥谷が安打を放ち、交流戦通算最多安打を332本とした。通算最多試合は339試合目。 ▼鳥谷の甲子園での安打、打点とも、19年9月22日DeNA戦、5回に代打で左前適時打を放って以来611日ぶり。甲子園では通算846安打目となった。 ▼鳥谷は西勇とは、昨年まで通算12打数1安打、打率0割8分3厘。苦手投手に痛打を浴びせ、古巣に恩返しした。

◆厚みを増した攻撃陣は勝利を夢見させた。大山悠輔内野手(26)の復帰で重量打線が復活。4番を挟む両助っ人が、祝福するかのようにアベック弾を放った。 1点を追う3回1死一塁。まずは3番ジェフリー・マルテ内野手(29)が二木の131キロフォークを捉えた。中堅左へ9号2ラン。一時逆転となる1発で、ベンチ前では「ラパンパラポーズ」で沸かせた。 マルテ 最高の結果になってくれたし、甲子園でみんなでラパンパラをすることができて良かったね。 仕留める1球前。132キロフォークにバットが止まった。低めに外れ、ボール。直後、浮いてきた1球を逃さなかった。リーグ3位タイの25四球。自慢の選球眼で打てる球を呼び込み、一振りで決めた。「負けている展開だったから、何とか次の打者へつなぎたいと思っていたよ」。4番に大山が戻り、より強くなった"つなぎの意識"が、好結果に結びついた。 続く大山は一邪飛に倒れたが、5番ジェリー・サンズ外野手(33)が、マルテと同じような場所へ放り込んだ。佐藤輝明内野手(22)を抜きチーム単独トップの11号ソロ。「マルテが最高の仕事をしてくれたから、その良い流れに乗って打つことができたよ」。6番佐藤輝は引っ張って本塁打性の弾道。浜風に押し戻されて右飛となったが、大飛球で「1イニング3発」の夢を見せた。 矢野監督も両助っ人について「実戦から離れたというところでも、しっかり結果を出してくれるのは頼もしい」と評価した。4日ヤクルト戦(神宮)以来、今季4度目の「MS」アベック弾。過去3試合は全勝だったが、逆転負け。プチ不敗神話は止まったが、両助っ人の打棒は交流戦でも健在だ。【中野椋】

◆チームは逆転勝利を収めたものの、ロッテ二木康太投手(25)がぴりっとしない。 この日は3回に阪神マルテ、サンズに2被弾し3失点。2戦連続で4回でマウンドを降りた。 被本塁打は12球団ワーストの10本に。「短いイニングしか投げられずに、チームにも中継ぎの投手にも申し訳ないです」と言葉少なだった。井口監督は「高く浮いたところで1発を打たれているケースが非常に多いので、配球も含めて、また次回の登板にしっかりと。コントロールミスしちゃいけない投手なので」と次回の改善を促した。 24日に出場選手登録を抹消された石川歩投手(33)が、右肘の違和感による抹消だったこともこの日、明らかになった。石川と同じように3連戦初戦の先発を任されてきた開幕投手二木の復調が、これまで以上に求められることになる。

◆阪神石井大智投手が再昇格後の初登板を無失点に抑えた。 「ファームで課題を持って、粘りのピッチングというのを自分でどうしたらいいかを考えてやってきた。今日その成果が少しでも出たのかなと」。2点ビハインドの9回にマウンドへ。先頭井上の二塁打などから1死満塁とされたが、中村奨を空振り三振に仕留め、岡を149キロ直球で左飛に斬った。ドラフト8位入団した1年目の今季は、開幕1軍入りも4月中旬に2軍降格。成長の証しを見せた。

◆レジェンドはやはり、甲子園球場に愛された。2年ぶりに開催された「日本生命セ・パ交流戦」で、2年前は阪神の顔だったロッテ鳥谷敬内野手(39)がひと振りで輝いた。 603日ぶりの聖地で、2点を追う7回1死一、二塁、8番佐藤都の代打として登場。大勢の虎党からも応援される中、西勇輝からの右前適時打で今季初打点を挙げた。勢いに乗ったチームは、8回にマーティンが逆転15号2ラン。鳥谷がセ首位に立つ古巣撃破への道しるべになった。 ▽ロッテ井口監督(鳥谷の代打的中)「8、9番で山口と(代打の)順番的にどうしようかと思ったんですけど、つなぐことが大事なので鳥谷を先にして、しっかり打ってくれました。しっかりお手本として動いてくれていますし、まだまだできます」

◆ロッテ、レオネス・マーティン外野手(33)の15号逆転2ランが試合を決めた。1点差の8回無死一塁、岩崎のスライダーを右翼へ高々と上げた。「打った瞬間ファウルかなと思った。風が吹いていた。風に助けられた。神様のおかげでもあるなと思います」と西からの風で右翼ポール際中段まで飛んだ。「この球場でプレーするのはうれしいです。日本に来てからずっと甲子園でプレーしたかった」と、自身の活躍も含めて聖地で興奮していた。 ▼マーティンが8回に逆転2ラン。パの殊勲安打11本は島内(楽天)と並びトップ。殊勲本塁打8本は、2位の島内、茂木(ともに楽天)吉田正、頓宮(ともにオリックス)=各4本を大きく引き離す。左腕岩崎からの1発。今季の左右投手別本塁打は右投手から8本(152打席)左投手から7本(58打席)と左を苦にしない。

◆阪神自慢の鉄壁リリーフが崩れた。甲子園が悲鳴に包まれたのは3-2と1点リードで迎えた8回だった。2番手岩崎が先頭荻野に左前打を許すと、マーティンに6球目スライダーを右翼席に運ばれた。続く中村奨にも二塁打を浴びて1アウトも奪えずKO。いつもは能面を貫く左腕の顔がゆがむ。目を覆いたくなるようなシーンが続いた。 「勝利の方程式」の一角を担う左腕にとって、今季初長打が痛恨の逆転2ランとなってしまった。登板23試合目にして初めてチームが敗戦。さらに自身が負け投手になった。絶対的なセットアッパーがまさかの背信投球。それでも矢野監督は「そんな完璧なヤツおれへんよ。俺ら勝負している以上、やられることもある。今までも助けてもらっている」とかばった。 トリにやられた。かつて阪神の顔として活躍した男の登場で甲子園の空気がガラリと変わった。2点リードの7回1死一、二塁の場面で代打鳥谷がコールされると球場がドッと沸いた。両軍スタンドから鳴り響くメガホンに、湧き上がる歓声。さらに阪神時代の応援タオルを掲げる虎党。鳥谷が右前適時打を放つと、球場は異様な雰囲気に包まれた。 背中の張りで戦列を離れていた4番大山が交流戦に合わせるように1軍に復帰。さあ、再進撃だという一戦だった。1点を追う3回にはサンズ、マルテのアベック弾が飛び出し、エース西勇も立ち直り気迫の投球...。それが鳥谷の登場で歯車が狂いだした。交流戦の出鼻をくじかれ、セ・リーグ2位巨人には3・5ゲーム差に詰め寄られた。「こういう負けも年に何回かはあると思う。(岩崎には)明日からまたいってもらいます」。嫌な敗戦を早く拭い去りたい。【桝井聡】

◆レジェンドはやはり、甲子園球場に愛された。2年ぶりに開催された「日本生命セ・パ交流戦」で、2年前は阪神の顔だったロッテ鳥谷敬内野手(39)がひと振りで輝いた。603日ぶりの聖地で、2点を追う7回1死一、二塁、8番佐藤都の代打として登場。大勢の虎党からも応援される中、西勇からの右前適時打で今季初打点を挙げた。勢いに乗ったチームは、8回にマーティンが逆転15号2ラン。鳥谷がセ首位に立つ古巣撃破への道しるべになった。鳥谷が甲子園でヒットを打った。二塁走者が生還し、万雷の拍手が鳴る。野球ファンが見慣れた光景はしかし、阪神の歓喜の時ではなかった。「打った後は久しぶりにこの声援の中で、というのを感じました」。黒いユニホーム、赤の打撃用手袋。ロッテ鳥谷として甲子園で勝利に貢献し、懐かしい感覚を思い出した。 603日ぶりに黒土を踏んだ。7回、三塁側ベンチを出て代打準備を始めても、最初は誰も気付かない。徐々に球場の空気が変わり、懐かしいシルエットに気付く。「代打鳥谷」のアナウンスで銀傘に約80デシベルの拍手が響いた。「向こうにしてみればピンチの場面なので、そこで声援を送ってもらうというのもなかなかないですし、そういう意味では結果として応えられて良かったです」と温かさへの感謝を口にした。 公式戦924試合目にして初のビジター甲子園だ。「お客さんが入ってる中で練習することもないですし、ビジターのロッカーの広さとかも感じることできないので。練習の時間帯も全然違うので、いい経験になったと思います」。練習中にはファンが手に持つ背番号1のユニホームやタオルが、目に飛び込んできた。 今季初打点で1点差に迫ると、一塁ベース上で「ヨッシャー!」と叫んだ。阪神時代はめったに感情を出さなかっただけに、特別な思いがあったのか。鳥谷が打線を勢いづけ、8回にはマーティンの逆転弾が右翼席へ。「最終的にはチームが勝てるのが一番なので」と喜びに浸った。交流戦での安打332本は歴代1位。6月には40歳になるがまだまだ衰えない。役割も分かっている。 「交流戦でDHがない試合が多いので、代打の重要性というのは特に、試合の中ではDHでやっている時よりも出てくるので、そこの役割をしっかり果たせたらなと思います」 フォア・ザ・チームに徹しながら、主役のような結果がついてくる。鳥谷敬のひたむきさと華やかさから、若手たちも多くを吸収する。交流戦の初戦、ロッテに大きな勢いがついた。【金子真仁】 ▼ロッテ鳥谷は交流戦が始まった05年以降、新型コロナウイルスの影響で中止となった昨年を除き、全16シーズン出場となった。交流戦初年度から出場シーズンを継続しているのは、この日出場したヤクルト内川のほか、ヤクルト石川、楽天涌井、西武栗山がいる。 ▼鳥谷が安打を放ち交流戦通算最多安打を332本とした。通算最多試合は339試合目。

◆レジェンドはやはり、甲子園球場に愛された。2年ぶりに開催された「日本生命セ・パ交流戦」で、2年前は阪神の顔だったロッテ鳥谷敬内野手(39)がひと振りで輝いた。603日ぶりの聖地で、7回に代打で登場。大勢の虎党からも応援される中、見事な適時打で今季初打点を挙げた。勢いに乗ったチームは、8回にレオネス・マーティン外野手(33)が逆転15号2ラン。鳥谷がセ首位に立つ古巣撃破への道しるべになった。鳥谷はロッテに電撃入団した直後の20年3月、12歳下の藤岡に伝えている。 「レギュラーはオマエなんだからな。だから焦ったりせずに、オレをうまく使ってくれ」 突然の遊撃レギュラー争いに後輩が戸惑わぬよう、丁寧にかけた言葉からも決意が見え隠れした。 「自分だけが良くても仕方がない。チームを勝たせるために入ったのに、チームをかき回したくない」 それは偽らざる本心に聞こえた。 ロッテとの入団交渉が最終局面に突入していたころ、レジェンドは球団側に申し出ている。 「もし競争させてもらって必要ないとなれば、1年間、2軍でも構いません」 チームに貢献できるのであれば、どんな役割も全うする覚悟がある。久方ぶりの甲子園。もちろん、勝利に勝る喜びはないはずだ。【遊軍=佐井陽介】 ▼ロッテ鳥谷は交流戦が始まった05年以降、新型コロナウイルスの影響で中止となった昨年を除き、全16シーズン出場となった。交流戦初年度から出場シーズンを継続しているのは、この日出場したヤクルト内川のほか、ヤクルト石川、楽天涌井、西武栗山がいる。 ▼鳥谷が安打を放ち、交流戦通算最多安打を332本とした。通算最多試合は339試合目。

◆ロッテ・鳥谷敬内野手(39)がチームの練習開始時間より1時間半以上も早い、午後2時すぎに甲子園のグラウンドに姿をみせた。  ちょうど阪神の打撃練習が始まる前で、マウンド付近で、新井打撃コーチと談笑。外野でアップ中だった梅野はダッシュで駆け寄ってグータッチ。鳥谷は矢野監督、コーチ、大山、近本ら大半のナインと笑顔であいさつ。その後は、一人でトレーニングを開始。チームの到着を待った。  阪神在籍時、甲子園でナイターの試合が行われるときでも、午前中に球場視察でウエートトレーニング。超早出出勤のスタイルは、ロッテに移籍しても変わらない?

◆背中の張りで離脱していた阪神・大山悠輔内野手(26)が25日、出場選手登録されて「4番・三塁」でスタメン復帰した。大山が不在の間、4番を10試合務めた佐藤輝は「6番・右翼」で出場。古巣との対決で注目されるロッテ・鳥谷敬内野手(39)はベンチスタートだった。

◆27日の阪神戦(甲子園)でプロ2度目の先発登板を果たすロッテ・佐々木朗希投手(19)が、ブルペンで投球練習を行い、変化球を交えて32球を投げた。  阪神の試合前練習時には、球場内へ足を踏み入れた。午後3時20分頃に三塁側ベンチから姿を見せると、両膝と両腕の曲げ伸ばしなどを行い、軽く体を動かしながら球場を眺め続けた。その後は軽いダッシュと、ベンチ前で45球前後のキャッチボールを行った。

◆26日の阪神戦(甲子園)に先発するロッテ・岩下大輝投手(24)が交流戦のマウンドについて「「なかなか対戦することがないチームなので、できる限り自分のピッチングを優先的にしっかり投げたいと思います」とセ・リーグ首位との対戦に意欲をみせた。  プロ7年目の今季は、7試合先発でチームトップの4勝(2敗)を挙げている。星稜高(石川)時代に2、3年夏と甲子園に2度出場し、3年夏はベスト16に入った。  プロ入り後は初の甲子園登板。「高校生のときは(甲子園に)憧れてたので(選手権大会に)出場したときの感覚とはまた違った感じですが、やっぱりいい場所だなと思います」と星稜での活躍を思い出し、阪神戦の好投を脳裏に描いた。

◆阪神のマルテ&サンズの今季4度目のアベックアーチで逆転した。0-1の三回、1死から中野が右前打。まずはマルテがカウント2-2からの5球目のフォークをすくいあげて、バックスクリーン左に飛び込む9号逆転アーチ。なおも2死走者なしで、サンズがスライダーを一閃。マルテ同様、打球はバックルクリーン左へ。チーム単独トップとなる11号ソロを放って、3-1とリードを広げた。  マルテは「負けている展開だったから、なんとか次の打者につなぎたいと思っていたよ。甲子園でみんなで(弓を引くパフォーマンスの)ラパンパラをすることができてよかった」といえば、サンズは「マルテが最高の仕事をしてくれたから、そのいい流れに乗って打つことができたね」と声を弾ませた。

◆ロッテ・鳥谷敬内野手(39)が1-3の七回1死一、二塁の場面に代打で登場し、カウント1-1から阪神先発・西勇のチェンジアップを捉えて追撃の右前適時打を放った。  一昨年まで阪神で16年プレー。古巣との初対戦で甲子園の観衆7086人を沸かせ「つなぐ気持ちを持って打席に入った結果、打つことができました。久しぶりの甲子園で、甲子園のファンの前で打つことができてよかったです」と快打を振り返った。

◆阪神・西勇輝投手(30)は7回108球を投げて7安打2失点(自責1)の好投をみせた。一回に2本の安打で1死一、三塁とされた直後に、一塁へのけん制悪送球で先制点を許したが、二回以降はボールを低めに集めて、ロッテ打線を封じた。3-1の七回、1死から連打を浴びて一、三塁。ここで代打鳥谷に右前適時打を浴びたが、なおも1死一、三塁のピンチを遊ゴロ併殺で切り抜け、直後の七回に代打を告げられて降板した。  だが、3-2の八回、2番手の岩崎がマーティンに逆転2ランを被弾し、西勇は5試合連続で勝ち星はなし。4月20日の巨人戦(東京ドーム)以来の今季4勝目はならなかった。

◆ロッテの鳥谷が阪神から移籍後初の甲子園で快打を放った。1-3の七回1死一、二塁で代打で登場。古巣のファンからも大きな拍手を浴びた左打者は、西勇の変化球を鋭いスイングで右前に打ち返して適時打とし「甲子園のファンの前で打つことができて良かった」と一塁ベース上でも興奮した様子を見せた。  2019年まで在籍した阪神では巧打と好守の遊撃手として活躍。通算2千安打も達成し、18年に途切れるまでの連続試合出場は衣笠祥雄(広島)に次ぐプロ野球歴代2位の1939試合と、長年チームを支えた。  2年ぶりに開催された交流戦の初戦で、ファン期待の出番が実現。今季初打点となり「つなぐ気持ちを持って打席に入った結果、打つことができた」と振り返った。

◆ロッテが逆転勝ち。1-3の七回に代打鳥谷の適時打で1点差に迫り、八回はマーティンが逆転の15号2ラン、レアードが適時二塁打を放った。3番手の佐々木千が4勝目。阪神は六回に追加点機を逃し、八回は岩崎と岩貞が打たれた。

◆阪神は試合終盤に逆転を許し、敗戦した。  0-1の三回にマルテの2ランとサンズのソロで逆転に成功。今季4度目となる助っ人のアベック弾で勢いづいたが、終盤に元虎戦士に手痛い一打を許すことになった。  七回に先発の西勇が1死から連打を許すと、甲子園に凱旋した代打・鳥谷に適時打を浴びて1点差とされた。さらに八回には2番手の岩崎がマーティンに逆転2ランを被弾。今季自身初の本塁打を浴びると、そのまま1死も奪えず降板。野手の反撃もなく、チームもそのまま敗れた。  先発の西勇はまたしても白星を逃し、これで5戦連続勝利なしとなった。

◆阪神にとって、降雨中止や広島戦の延期が重なり、19日以来の試合となり、選手に勝負勘が、戻っていないような気がした。休養という面ではプラスかもしれないが、生きたボールに接していなかったブランクを感じた。1日だけならいいが、それが2日以上となると、感覚が鈍る。その象徴的な試合内容だった。  例を挙げるなら梅野。八回、マーティンに浴びた逆転2ラン。最後は変化球が高めに入ったが、それまでの内角へのストレートが効いていただけに、もう1球、インコースをついてもよかった。打線で言えば、3点を取った後の4点目が刻めなかった。結果的には、それが逆転負けの流れを生むことになってしまった。  長いシーズン、こういう試合はある。逆に言えば、阪神の場合、勝ちパターンの中での敗戦は、今まで少なかった。(1)点を取れる時に取る(2)相手に隙を見せずに、チャンスを与えない-その繰り返しで、勝ち星を積み上げてきた。交流戦の結果はペナントレースの行方を大きく左右することは、今までの歴史が証明している。阪神に求められるのは、最低でも勝率5割で、18試合を終えること。この負けを糧にして原点に戻って、次の試合に臨んでほしい。(本紙専属評論家)

◆阪神は岩崎優投手(29)が1点リードの八回に登板し、逆転2ランを浴びるなど、0/3回を投げて3失点で今季初黒星を喫した。矢野耀大監督(52)の一問一答は以下の通り。  --八回は、岩崎でもこういうことがある  「そりゃそうやろ、そんな完璧なヤツおれへんよ」  --間があいた影響は  「それは、そんなこと優も言わんしさ。別にそんなことは、俺ら勝負している以上、やられることもあるし。でも今まで助けてもらってるんで。別にあしたからも行ってもらうし。こういう負けも年に何回かはあると思うんで。あしたからは、また行ってもらいます」  --西勇は内容もよかった(7回2失点)  「立ち上がりね、嫌なところやったけど、しのげたというところもあったし。まあ最後もね、ダブルプレーでしのげたんで、まあ勇輝らしくというか。(過去)2回くらい、コントロールで苦しんでいるところがあったけど、修正できたと思うんでね。次回から落ち着いていけるような内容になったんじゃないかな」  --マルテ、サンズは試合があいて難しいところで、いいスタートを切れた(三回のアベック本塁打)  「実戦が離れたところで、コンディションを休めるところで、しっかり結果を出してくれるのは、チームとしても頼もしくまた、何というのかな、そういうところで回ってくる選手たちなので。いい形で打ってくれたんじゃない」  --大山が復帰したがどのように見たか(4打数1安打)  「話をしても、ほぼほぼ違和感なく、やれているので。あとは試合が続いた後とか、ケアとかが必要になってくると思うけど。ひとまず、きょうも普通にやれていると思うし、1軍の試合というところではちょっとね、離れていたところあったけど、違和感あるようにも見えなかったので。問題なく、また力になってくれると思います」  --二塁の小幡がいい動きを見せていたが  「守備は竜平の魅力の大きな部分なので、持ち味も出してくれているし。必死さというところで、またピッチャーもね、鼓舞される部分もあるし。実際、チームのピンチになりそうなところも救ってくれているので。俺からも良い守備に見えたよ」

◆ロッテのマーティンが2-3の八回無死一塁で、この回に登板したサウスポーの岩崎から右翼ポール際へ逆転本塁打を放った。2試合連続の一発で勝利に貢献。15本塁打、37打点はともにリーグトップと勢いに乗っている。  今季はここまで全試合に出場して力強く打線をけん引。「常に本塁打を狙っているわけではない。常にチームのために何ができるかを探している」と謙虚に話した。

◆背中の張りで離脱していた阪神の大山が「4番・三塁」の先発で5日以来の復帰出場を果たし、一回の第1打席で二木の変化球を引っ張って左前に運んだ。  「いつも支えてくれているトレーナーや全ての方々に感謝している。勝利に貢献するために全力でプレーする」と気持ちを高めて臨んだ一戦。守備でも無難な動きを見せた。4番として首位快走に貢献してきた主砲が戻り、矢野監督は「問題なく、これからまた力になってくれると思う」と大歓迎した。

◆阪神・西勇輝投手(30)は7回108球を投げて7安打2失点(自責1)の好投をみせた。一回に2本の安打で1死一、三塁とされた直後に、一塁へのけん制悪送球で先制点を許したが、二回以降はボールを低めに集めて、ロッテ打線を封じた。3-1の七回、1死から連打を浴びて一、三塁。ここで代打鳥谷に右前適時打を浴びたが、なおも1死一、三塁のピンチを遊ゴロ併殺で切り抜け、直後の七回に代打を告げられて降板した。 だが、3-2の八回、2番手の岩崎がマーティンに逆転2ランを被弾し、西勇は5試合連続で勝ち星はなし。4月20日の巨人戦(東京ドーム)以来の今季4勝目はならなかった。

◆阪神にとって、降雨中止や広島戦の延期が重なり、19日以来の試合となり、選手に勝負勘が、戻っていないような気がした。休養という面ではプラスかもしれないが、生きたボールに接していなかったブランクを感じた。1日だけならいいが、それが2日以上となると、感覚が鈍る。その象徴的な試合内容だった。 例を挙げるなら梅野。八回、マーティンに浴びた逆転2ラン。最後は変化球が高めに入ったが、それまでの内角へのストレートが効いていただけに、もう1球、インコースをついてもよかった。打線で言えば、3点を取った後の4点目が刻めなかった。結果的には、それが逆転負けの流れを生むことになってしまった。 長いシーズン、こういう試合はある。逆に言えば、阪神の場合、勝ちパターンの中での敗戦は、今まで少なかった。①点を取れる時に取る②相手に隙を見せずに、チャンスを与えない-その繰り返しで、勝ち星を積み上げてきた。交流戦の結果はペナントレースの行方を大きく左右することは、今までの歴史が証明している。阪神に求められるのは、最低でも勝率5割で、18試合を終えること。この負けを糧にして原点に戻って、次の試合に臨んでほしい。(本紙専属評論家)

◆阪神は岩崎優投手(29)が1点リードの八回に登板し、逆転2ランを浴びるなど、0/3回を投げて3失点で今季初黒星を喫した。矢野耀大監督(52)の一問一答は以下の通り。 --八回は、岩崎でもこういうことがある 「そりゃそうやろ、そんな完璧なヤツおれへんよ」 --間があいた影響は 「それは、そんなこと優も言わんしさ。別にそんなことは、俺ら勝負している以上、やられることもあるし。でも今まで助けてもらってるんで。別にあしたからも行ってもらうし。こういう負けも年に何回かはあると思うんで。あしたからは、また行ってもらいます」 --西勇は内容もよかった(7回2失点) 「立ち上がりね、嫌なところやったけど、しのげたというところもあったし。まあ最後もね、ダブルプレーでしのげたんで、まあ勇輝らしくというか。(過去)2回くらい、コントロールで苦しんでいるところがあったけど、修正できたと思うんでね。次回から落ち着いていけるような内容になったんじゃないかな」 --マルテ、サンズは試合があいて難しいところで、いいスタートを切れた(三回のアベック本塁打) 「実戦が離れたところで、コンディションを休めるところで、しっかり結果を出してくれるのは、チームとしても頼もしくまた、何というのかな、そういうところで回ってくる選手たちなので。いい形で打ってくれたんじゃない」 --大山が復帰したがどのように見たか(4打数1安打) 「話をしても、ほぼほぼ違和感なく、やれているので。あとは試合が続いた後とか、ケアとかが必要になってくると思うけど。ひとまず、きょうも普通にやれていると思うし、1軍の試合というところではちょっとね、離れていたところあったけど、違和感あるようにも見えなかったので。問題なく、また力になってくれると思います」 --二塁の小幡がいい動きを見せていたが 「守備は竜平の魅力の大きな部分なので、持ち味も出してくれているし。必死さというところで、またピッチャーもね、鼓舞される部分もあるし。実際、チームのピンチになりそうなところも救ってくれているので。俺からも良い守備に見えたよ」

◆小幡が二塁の守備で魅せた。二回先頭の角中のゴロに飛びついて処理。九回無死二、三塁では、前進守備から荻野の二遊間への打球に飛びついて好捕。素早く立って一塁に送球し、アウトにした。「よかったと思いますけど、一番は普通のゴロを普通にアウトにできたことがよかった」。持ち味を出したプレーに矢野監督も「チームのピンチになりそうなところも救ってくれている。俺からも良い守備に見えた」と目を細めた。

◆九回に登板したD8位・石井大(四国IL高知)は二塁打と犠打野選などで1死満塁のピンチを招いたが、なんとか無失点でしのいだ。「ファームで粘りの投球をするには自分でどうしたらいいかを考えてやってきて、その成果が出た」。開幕を1軍で迎えたが、4月中旬に抹消。1カ月間の再調整をへて甲子園のマウンドに戻り「こういう経験を一つ一つ積み上げていって頑張っていきたい」と語った。

◆背中の張りで離脱していた阪神・大山悠輔内野手(26)が25日、出場選手登録された。同日のロッテ戦(甲子園)に「4番・三塁」でスタメン出場。一回2死一塁で迎えた第1打席に二木から左前打を放ち、4打数1安打だった。 5日のヤクルト戦(神宮)で背中の張りのため途中交代。翌6日に出場選手登録を抹消されて、2軍で調整していた。 矢野監督は「あとは試合が続いた後とか、そういうところのケアとかが必要。ひとまずは今日も普通にやれていると思うし、そんなに違和感あるようにも見えなかった。問題なく、これからまた力になってくれると思います」とうなずいた。

◆--古巣と初対戦 「打った後は久しぶりに、(甲子園の)声援を感じました。(ユニホームを掲げるファンがいて)練習をしてるときは、応援してくれているのは感じました」 --西勇から安打 「外めが試合の中で非常に多かった。そこら辺を狙っていきたいという感じでした」 --試合の空気を変える一打だった 「空気というより、1点でもほしい場面で代打でいった。そういう意味では1点差につながるヒットだったので良かったです」 --交流戦での通算332安打は歴代1位 「積み重ねなので。交流戦のある期間に常にグラウンドに立てていたのが要因だと思います」 --今後は 「代打の重要性はDHでやっているときよりも出てくる。役割をしっかり果たせたら」

◆交流戦に入っても、助っ人コンビのバットの勢いは止まらない。マルテ&サンズが今季4度目のアベックアーチで、この日のチームの3打点をたたき出した。まずは、一時逆転となる5試合ぶりの9号2ランを放ったマルテだ。 「負けている展開だったから、なんとか次の打者につなぎたいと思っていた。甲子園で、みんなで(弓を引くようなパフォーマンスの)ラパンパラをすることができてよかったよ」 0-1の三回、1死一塁。二木の低めフォークをすくいあげると打球はバックスクリーン左へ。相棒の一発に、サンズも黙ってはいなかった。 サンズも11号ソロ。ここまでは最高の流れだったが... 2死走者なしから、外角スライダーを一閃。マルテ同様、バックスクリーン左に運ぶ、2試合連続となる一発。並んでいたD1位・佐藤輝(近大)を抜き、チーム単独トップとなる11号だ。 「マルテが最高の仕事をしてくれたから、そのいい流れに乗って打つことができた」 まさに以心伝心。これまでは神宮(ヤクルト戦)で2試合、東京ドーム(巨人戦)と、敵地だった。甲子園でのアベック弾は今季初だ。 まさかの逆転負けとなり、アベック弾で初黒星となったが、矢野監督は「いい形で打ってくれた。こういうふうに、しっかり結果を出してくれるというのは、チームとしても頼もしい」と、2人への賛辞は惜しまなかった。 ロハスが加わっても、DHのない甲子園での試合なら、マルテ、サンズは絶対に外せない。それを改めて証明した。背中を痛めていた大山も1軍に戻ってきた。パ・リーグは力で押すタイプの投手が多いが、パワーなら猛虎打線も負けない!(三木建次)

◆その名を球審に告げた時点で、どんな結果も受け入れると決めている。1点リードの八回を託した岩崎が打たれ「六回終了時にリードしていれば21連勝」も止まった。ショッキングな交流戦黒星発進となった阪神だが、矢野監督にとっては受け入れられる負けだった。 「そんな完璧なヤツおれへんよ」 登板23試合目、ここまで常にギリギリの勝負の分かれ目で投げ続けて、リーグトップの16ホールドを積み上げてきた絶対的左腕だ。ここで今季初黒星を喫したくらいで、信頼が揺らぐことなどあるはずがなかった。 鉄壁のリリーフ陣なら逃げ切れる展開ではあった。4月2日の中日戦で敗れて以来、六回終了時にリードしていれば21連勝中だった。だがこの日は、その中心を担ってきた岩崎がつかまった。 3-2で迎えた八回に西勇の後を受け、マウンドへ。無死一塁でカウント2-2からのスライダーを、パ・リーグ2冠のマーティンに豪快にとらえられた。右翼ポール際へ、自身今季初被弾となる逆転2ランを献上。中村奨にも左中間へ二塁打を許し、1死も取れず降板した。続く岩貞がレアードに適時二塁打を浴び、岩崎は屈辱の0/3回を3失点となった。 21日からの広島3連戦(マツダ)がコロナ禍で延期となり、チームも岩崎も6日ぶりのゲームだった。だが、指揮官も「別にそんなことは、俺ら勝負している以上、やられることもあるし。でも、今まで(岩崎には)助けてもらってるんで」と言い訳しない。 これまでも何度も、岩崎、スアレスの献身に支えられてきた。「出したところでなんの迷いもないので、すべて任して、すべての責任を受け入れるという気持ちで送り出してます」とまで言い切ることもあった。貯金は「15」。詰められたとはいえ、2位巨人とは3・5ゲーム差の首位。この先も信じて、自分たちの戦い方を続けていく。 「こういう負けも年に何回かはあると思うんで。(同じ状況でも)あしたからはまた行ってもらいます」 岩崎だから受け入れられる。信じて、またともに勝ちを積み上げていくだけだ。(長友孝輔)

◆プロ野球の「日本生命セ・パ交流戦」は25日に開幕し、5試合が行われた。ロッテは阪神1回戦(甲子園)に5-3で逆転勝ち。鳥谷敬内野手(39)が2点を追う七回に代打で右前適時打を放ち、反撃の口火を切った。2019年まで16年プレーした古巣との初対戦。愛着が深い甲子園で611日ぶりの安打を放ち、今季初打点を挙げた。チームはセ・リーグ首位の阪神を下し、好発進した。 2点を追う七回1死一、二塁。「代打・鳥谷」の場内アナウンスが響くと、7086人の観衆から大きな声援が起こった。カウント1-1からのチェンジアップを捉えた打球は、右前で弾む。虎党も拍手を惜しまない反撃のタイムリーとなった。 「向こうにしてみればピンチの場面なので、そこで声援を送ってもらうのもなかなかない。応えられて良かったです」 阪神ファンも鳥谷タオルを掲げて声援を送った(撮影・松永渉平) ロッテ移籍2年目の今季、古巣との初対戦で最高の結果を出した。甲子園でのプレーは阪神時代の2019年9月30日の中日戦以来。安打、打点とも同年9月22日のDeNA戦以来、611日ぶりだった。鳥谷の今季初打点が呼び水となり、直後の八回にはマーティンが右越えに15号逆転アーチ。ロッテが交流戦の初戦に逆転勝ちした。 通算2000安打も達成し、18年に途切れるまでの連続試合出場は衣笠祥雄(広島)に次ぐプロ野球歴代2位の1939試合と、長年チームを支えた鳥谷は、試合前から甲子園を支配していた。 鳥谷がグラウンドに姿を見せたのは、阪神の打撃練習すら始まっていない午後2時。ビジター球団の選手としては異例の早さだ。打撃ケージ後方で新井打撃コーチと談笑すると梅野、大山ら選手が集まり、鳥谷を中心に輪ができた。矢野監督にもあいさつし「一緒にやった仲間はたくさんいる。監督、コーチも。去年はコロナで(交流戦が)できなかった。会えて良かった」と2年ぶりの再会を力に変えた。 スタンドには阪神時代の背番号1のユニホームを着たファンの姿が目立った。試合前の国歌斉唱時に鳥谷の姿が大型スクリーンに映し出されると、盛大な拍手が起こった。両軍ファンが注目する中、交流戦1位の試合数を339、安打数を332本に伸ばした。 井口監督が「お手本として動いてくれている。まだまだできる」と褒める働き。来月26日に40歳を迎える鳥谷は「最終的にはチームが勝てるのが一番なので、その中の1点を取れて良かった」と存在感を放った。(山口泰弘)

◆39歳と11カ月になっても、鳥谷敬は鳥谷敬のままでした。 「阪神時代なら早出してもう室内で打ってる時間やけど、ビジターやからさすがにまだ来ていない。鳥谷のことだから、ジムとかでもう動いているんだろうけど」 ビヤ樽編集委員・三木建次とそんな話をしていたら、電話の向こうから記者席の隣にいるトラ番キャップ・長友孝輔の声が聞こえました。 「もう来てますよ」 「え? どこに?」 「そこです、そこ。マウンドのところ」 午後2時。阪神の打撃練習が始まる前でした。三木は、若手のトラ番・織原祥平とともに双眼鏡で外野でアップ中の阪神の選手の動きをチェックしていたので"視界"が狭い。マウンド付近で新井打撃コーチらにあいさつをしている鳥谷の姿を、裸眼でグラウンド全体を見ていた長友の方が先に発見したのです。 「早いですねえ。こんな時間から」 感心する織原に、ここぞとばかりに三木が言いました。 「鳥谷はそういう男や。『趣味は?』と聞かれたら、『トレーニング』と答える男やねん」 誰だっけ? ビジターだからさすがにまだ来ないだろうと言っていたのは。そんなことはコロッと忘れてそのまま鳥谷の動きを追ったビヤ樽によると、鳥谷はその後、アップ中の外野からダッシュで駆け寄ってきた梅野とグータッチ。矢野監督、コーチ陣、大山、近本ら大半のナインと笑顔であいさつを終えると、三塁側ベンチ裏に戻っていきました。 「コロナ禍で見にいかれへんけど、三塁側のブルペンか素振りをするスペースで体を動かしてるんやろうな」 ちなみに、視野の広い裸眼で鳥谷以外のところも見ていた長友によると「角中もベンチに来ていました。早く動きたいと思っている選手たちが、一緒に来て動いているんだと思います」。 ファンの注目も一身に集めていました。午後4時に開門。同時にロッテの練習が始まり、三塁側ベンチ前で鳥谷がメディシンボール(トレーニング用の大きな重い球)を投げていると、ファンが三塁側に移動していたそうです。 「阪神時代の背番号1のユニホームを着ているファンもいます」 これも長友の報告です。ビヤ樽は「俺はロッテの練習も目をこらして取材する」と宣言していた通り、球場入りの前に弁当とともに買い込んでいたかりん糖をボリボリ食べながら双眼鏡で鳥谷を凝視しているので、話すひまがなくなっています。 「接戦になってほしいな。鳥谷は代打での出場が多くなっているから、どっちかが大差をつけた試合じゃなく、いい場面で出てきてファンを沸かせてほしい」 あ、食べ終わったようです。いい試合になりました。鳥谷は七回に代打で起用され、1点差に追い上げる右前適時打。甲子園がこの日一番の拍手に包まれました。そしてロッテはその勢いに乗って八回に...わちゃ~!! きょう26日は24年ぶりのスーパームーンの皆既月食が見られます。月が全部隠れる時間帯は午後8時11分からの15分間です。27日は佐々木朗が先発する見通しです。勝ち負けは抜きにして...ウソです。むちゃくちゃこだわっていますが、凱旋・鳥谷に沸くこの3連戦は見どころがいっぱいです。一塁側も三塁側も、グラウンドも夜空も、満喫しましょう。

◆う~ん...わが阪神が負けた悔しさはあるけれど~。広島のコロナ騒動などがあって6日ぶりに猛虎にあえたし、「♪別れても~ 好きな人~♪」の鳥谷の代打適時打を見られたから、ええかア!! ところで全国の虎党の皆さん、『虎ワクチン』を打ち終わりました? えっ、24日に始まったコロナのワクチン? ちゃう、ちゃうー!! 分かりやすく説明しますと、2008年にわが阪神は優勝街道を真っしぐら...と思って左ウチワでけんしょう炎になるくらいだったのに、終わってみれば13ゲーム差をひっくり返されていたからねー!! ま、プロ野球の世界はそーいうことはあります(特に阪神は...)。 で、絶対に優勝だと思っていたのに、ショックで大事に至らないための『虎ワクチン』が東京都中野区〇〇××の俺の家で始まりましたー(信じちゃ駄目よ~)!! 大山が4番に復帰したことに文句はないけど、佐藤輝の6番が何か分からないけどモヤモヤ~!! 佐藤輝5番? いや、本日2番でホームランを放ったマーティンのような2番最強打者説の2番もあるんやないかあ?!

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
100 1.000
(-)
-
(-)
179
(-)
4
(-)
2
(-)
3
(-)
0.459
(-)
4.000
(-)
1
(-)
DeNA
100 1.000
(-)
0
(-)
1710
(-)
3
(-)
5
(-)
0
(-)
0.333
(-)
3.000
(-)
1
(-)
日本ハム
100 1.000
(-)
0
(-)
174
(-)
2
(-)
0
(-)
0
(-)
0.219
(-)
2.000
(-)
1
(-)
中日
100 1.000
(-)
0
(-)
172
(-)
0
(-)
0
(-)
0
(-)
0.310
(-)
0.000
(-)
1
(-)
ロッテ
100 1.000
(-)
0
(-)
175
(-)
3
(-)
1
(-)
1
(-)
0.316
(-)
3.000
(-)
6
(-)
ソフトバンク
010 0.000
(-)
1
(-)
170
(-)
2
(-)
0
(-)
1
(-)
0.212
(-)
2.250
(-)
6
(-)
ORIX
010 0.000
(-)
1
(-)
173
(-)
10
(-)
1
(-)
0
(-)
0.306
(-)
11.250
(-)
6
(-)
楽天
010 0.000
(-)
1
(-)
174
(-)
9
(-)
1
(-)
0
(-)
0.250
(-)
9.000
(-)
6
(-)
阪神
010 0.000
(-)
1
(-)
173
(-)
5
(-)
2
(-)
1
(-)
0.206
(-)
4.000
(-)
6
(-)
ヤクルト
010 0.000
(-)
1
(-)
172
(-)
4
(-)
1
(-)
0
(-)
0.129
(-)
4.000
(-)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
28132 0.683
(↓0.017)
-
(-)
100194
(+3)
144
(+5)
47
(+2)
35
(+1)
0.257
(↓0.002)
3.200
(↓0.02)
2
(-)
巨人
24167 0.600
(↑0.01)
3.5
(↑1)
96199
(+9)
167
(+4)
58
(+2)
35
(+3)
0.261
(↑0.005)
3.380
(↓0.02)
3
(-)
ヤクルト
20177 0.541
(↓0.015)
6
(-)
99185
(+2)
177
(+4)
41
(+1)
25
(-)
0.244
(↓0.002)
3.730
(↓0.01)
4
(-)
広島
16205 0.444
(-)
9.5
(↑0.5)
102131
(-)
147
(-)
26
(-)
18
(-)
0.255
(-)
3.330
(-)
5
(-)
中日
17227 0.436
(↑0.015)
10
(↑1)
97127
(+2)
135
(-)
18
(-)
22
(-)
0.237
(↑0.001)
2.780
(↑0.06)
6
(-)
DeNA
13296 0.310
(↑0.017)
15.5
(↑1)
95172
(+10)
228
(+3)
42
(+5)
9
(-)
0.239
(↑0.002)
4.610
(↑0.03)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
24187 0.571
(↓0.014)
-
(-)
94210
(-)
175
(+2)
40
(-)
37
(+1)
0.263
(↓0.001)
3.370
(↑0.02)
2
(-)
楽天
23188 0.561
(↓0.014)
0.5
(-)
94192
(+4)
180
(+9)
38
(+1)
21
(-)
0.236
(↑0.001)
3.500
(↓0.11)
3
(-)
ロッテ
21197 0.525
(↑0.012)
2
(↑1)
96220
(+5)
196
(+3)
47
(+1)
35
(+1)
0.250
(↑0.002
3.940
(↑0.02)
4
(-)
西武
19208 0.487
(-)
3.5
(↑0.5)
96173
(-)
182
(-)
30
(-)
49
(-)
0.240
(-)
3.810
(-)
5
(-)
ORIX
18237 0.439
(↓0.011)
5.5
(-)
95178
(+3)
196
(+10)
48
(+1)
14
(-)
0.244
(↑0.001)
3.760
(↓0.15)
6
(-)
日本ハム
16245 0.400
(↑0.015)
7
(↑1)
98138
(+4)
192
(+2)
25
(-)
24
(-)
0.221
(-)
3.910
(↑0.05)