1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 2 | 5 | 0 | 1 |
ソフトバンク | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 4 | 0 | X | 7 | 11 | 1 | 1 |
勝利投手:和田 毅(3勝2敗0S) 敗戦投手:山﨑 福也(1勝5敗0S) 本塁打 |
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◆ソフトバンクは初回、1死一二塁の好機から柳田の適時打が飛び出し、幸先良く先制する。3-1で迎えた7回裏には、牧原大と栗原の連続適時打などで4点を加え、リードを広げた。投げては、先発・和田が7回途中1失点の好投で今季3勝目。敗れたオリックスは、投打ともに精彩を欠いた。
◆オリックス吉田正尚外野手(27)が、史上301人目のプロ通算100号を達成した。 9回、先頭打者でソフトバンク岩崎から左翼スタンドへ今季9号。節目の一撃となった。だが主砲のメモリアル弾が出たにもかかわらず、チームは完敗。3連敗を喫した。 ▼通算100本塁打=吉田正(オリックス) 23日のソフトバンク11回戦(ペイペイドーム)の9回、岩崎から今季9号を放って達成。プロ野球301人目。初本塁打は16年8月18日の日本ハム18回戦(札幌ドーム)で増井から。
◆ソフトバンク和田毅投手(40)が、7回途中4安打1失点で今季3勝目を挙げた。 対オリックス戦では通算30勝(8敗)に到達し、自身が持っていた現役投手の最多勝利数を更新した。 6回までは散発3安打の完璧な投球。スライダーで2つの併殺を奪うなど、要所でも粘った。2回終了後、自軍ベンチで腰付近を気にするそぶりを見せたが、7回のマウンドまで立った。オリックスには通算52試合で30勝8敗、防御率2・33。16年9月8日に黒星がついてから、11戦負けなしだ。 不惑のベテランが、チームトップタイの3勝目。中10日で十分に休養をもらった後に、快投を見せた。
◆ソフトバンクは初回1死一、二塁から柳田の左前適時打で先制。3回にも1点を追加した。オリックスは3回まで無得点。 2点リードのソフトバンクは4回にも松田の5号ソロで加点した。中10日の先発和田は6回まで3安打無失点に抑えた。 ソフトバンクは7回裏に一挙4点を挙げ勝負を決め、首位をキープ。先発和田が3勝目が挙げた。オリックス3連敗、山崎福は5敗目。
◆ソフトバンクが2連勝を飾り、首位をキープして交流戦突入を決めた。工藤公康監督(58)の一問一答は以下の通り。 -先発の和田は7回途中1失点 工藤監督 粘りのピッチングだったと思います。見てる感じは特別調子がいいという感じではなかったけど、それでもしっかり低めに集めたり、インサイドにいくところはしっかりいったり。そういうところで後半までしっかり投げることができた。 -4番柳田は決勝打 工藤監督 (山崎福は)前、抑えられているピッチャーっていうのもありましたので、そういう中で1回にしっかり点を取れたのは大きい。 -9回は岩崎を投入した 工藤監督 (モイネロが離日後に)9回を投げるということに関して、少しでもマウンドに慣れるというのはあったほうが良い。おまけ(ソロ被弾)はつきましたけどね。 -3カード連続の勝ち越し 工藤監督 今年はそんなに大きく差がつかないのは、他の球団も変わってきている。その中で交流戦もしっかりやっていかないと、終わった時には(順位が)下にいるっていうことにもなりかねない。とにかく僕らは3連戦は勝ち越す。 -交流戦前最後の試合を勝利。首位キープ 工藤監督 首位うんぬんはまだまだだという風に思いますけど、1つ1つ大事に戦っていくことが大事だと思う。先を見るのではなく、目の前の試合をしっかり集中して戦っていきたいと思います。 -25日からの交流戦に向けて 工藤監督 交流戦も今までと変わらずにホークスの野球を貫いて、一戦必勝という強い思いを持って戦っていきたいと思います。みなさんの熱い思いを背中に受け止めて、勢いに代えて頑張っていきます。
◆ソフトバンク和田毅投手(40)の3勝目は、今月14日に69歳の誕生日を迎えた父雅之さんへの贈り物でもあった。 例年は、ゆっくりと非日常を楽しんでほしいという願いを込め、温泉旅行のチケットなどを贈る。今年はコロナ禍という状況を考慮し、雅之さんの好物を実家の島根に郵送した。9日遅れて、本業の野球でも好結果をプレゼント。どちらもうれしい贈り物だろう。 雅之さんは、息子の登板日は必ずテレビで観戦する。「『いつ投げるよ』とかの連絡はないです。でもスポーツ紙のネット記事で、成績は見てますよ」。自身も日体大の野球部で首位打者やベストナインを獲得した。同じ野球に生きる息子の喜びも苦労も、父は理解する。40歳の親孝行。来年も、勝ち星という誕生日プレゼントを届ける。【ソフトバンク担当=只松憲】
◆6試合ぶりに先発出場のソフトバンク牧原大成内野手(28)が、3安打2打点と躍動した。1、3回と安打で出塁し、いずれも得点につながった。 2点差に迫られた7回は、1死二、三塁で右翼線へ2点適時二塁打。オリックスの反撃ムードを止めた。「チャンスで絶対に追加点を取るんだと、強い気持ちで打席に入りました。うまく反応して打つことが出来たと思います」。試合後は和田とお立ち台に上がった。
◆ソフトバンク和田毅投手(40)が、7回途中4安打1失点の好投でチームトップタイの3勝目を手にした。対オリックスは通算30勝(8敗)に到達し、自身が持つ現役投手の最多勝利数を更新。中10日のマウンドで快投を見せ、好相性の猛牛打線を封じた。 「自分が勝っているということはチームも勝っているということ。その数をどのチームにも1つずつ増やしていけたら」。 6回まで散発3安打の完璧な投球。スライダーで2つの併殺を奪うなど、要所でも粘った。6回には、試合前まで今季ここまでわずか6三振の吉田正を外角低め直球で空振り三振。「低めの真っすぐは前回、前々回に比べたらいい形で投げられている感じがした。手応えはあったので、あとは気持ち」。2回終了後、自軍ベンチで腰付近を気にするそぶりを見せたが「大丈夫です」と、お立ち台で問題なしをアピールした。 験担ぎも実った。今季は08年北京五輪で使った赤いグラブで投げていたが、この日は黒に変更。「マッチ(松田)の助言で。気分転換じゃないですけどね」。昨季8勝を挙げた縁起のいいグラブに戻した。「去年ずっといい形で投げられたグラブだった。いいきっかけにしていけたらいいな、と思います」。直近3試合連続で、4失点以上。責任を感じていたベテランは、貪欲に勝利を求めていた。 チームは3カード連続の勝ち越し。福岡移転後、通算2300勝となった。貯金も今季最多タイの7とし、首位をキープ。25日からは、過去15年で最多8度の「優勝」を飾っている交流戦を迎える。工藤監督は「交流戦もしっかりやっていかないと、終わった時には(順位が)下にいるっていうことになりかねない。とにかく3連戦は勝ち越す」と意気込んだ。節目の試合で、和田の好投もチームを引き締めた。【只松憲】▽ソフトバンク松田(4回の5号ソロなど2安打1打点) 高めの真っすぐをカチン、カチンと打つことが出来ました。テレビの前のホークスファンの皆様に、熱男を届けることができて良かったです。ホークスの野球を見て、元気を与えられるように頑張っていきます。
◆ソフトバンク柳田悠岐外野手(32)が、「4番」の存在感を示した。 初回1死一、二塁から左前に先制打。2戦連続で先制点をたたき出し、7回にも右前打でマルチ安打を記録。「しっかり集中して打席に入ることができました。いい所に落ち、先制点を挙げることができてよかった」。9日の西武戦(ペイペイドーム)から4番に座り、39打数15安打、12打点。3割8分5厘の高打率をマーク。得意とする交流戦でも打撃爆発を狙う。
◆ソフトバンクのモイネロ投手(25)が、8回を3人で切った。 先頭の代打頓宮を155キロの直球で空振り三振。福田、ロメロも左直、一邪飛に。キューバ代表の五輪予選出場のため、24日に離日する。試合後、ナインとグータッチでお互いの健闘を誓い「しっかり体調を整えて万全な状態でチームに帰ってくることだと思う。帰ってきたときには今よりもっといいパフォーマンスが出せるように頑張ります」と話した。
◆オリックス吉田正尚外野手が9回に9号ソロを放ち、史上301人目のプロ通算100号を達成した。 「節目の数字ではありますが、まだまだ通過点。これからもチームに貢献できるように、1本1本積み重ねていきたい」。9回、先頭打者でソフトバンク岩崎の155キロ直球を左翼テラス席へ放り込んだ。大差を追う展開で笑顔はなかったが「1本の積み重ね」を大切にする吉田正にとって、節目のメモリアル弾も、道半ばだ。 大事な"1本"は試合前から準備する。吉田正は試合前のフリー打撃を終えると、そっとバットを置き、一塁ベースに向かって全力疾走する。理由を尋ねると「それは言えないよ」とはにかむ主砲は、毎日試合を想定して猛ダッシュを繰り返す。凡打でも全力で一塁を駆け抜け、決して手を抜かない。 チームは3連敗で借金4。主砲の一撃は空砲となったが「1、2年目はケガもあった。3年目から全試合に出場させてもらっている中での数字」と吉田正。18年から3年連続全試合出場を果たし、今季も継続。積み重ねの数字は、日々、ファンを喜ばせる準備ができている証しだ。【真柴健】
◆ソフトバンク・松田宣浩内野手(38)が「9番・三塁」で出場。四回2死から左翼席に5号ソロを突き刺した。 「高めの真っすぐをカチン、カチンと打つことができました。テレビの前のホークスファンの皆さまに熱男を届けることができて良かったです。ホークスの野球を見て、元気を与えられるように頑張っていきます」 2点リードの四回に打席に入った。マウンドにはオリックス先発の山崎福。139キロの直球を振り抜くと、打球は弾丸ライナーで左翼席に飛び込んだ。5日の楽天戦(ペイペイドーム)以来の一発。17日に38歳となってからは初アーチだ。 テレビカメラの前にまで戻ってくると、拳を掲げて「熱男!」。恒例の雄たけびが響いた。これまでは控えめにしていた声だが、無観客のドームに松田の声がとどろいた。
◆ソフトバンクは一回に柳田の適時打で先制。四回に松田のソロで3-0とし、七回は牧原大、栗原の連続二塁打などで4点を加えた。和田が七回途中1失点で3勝目を挙げた。オリックスは3連敗。山崎福が4回3失点と誤算だった。
◆ソフトバンクはオリックスに快勝。パ・リーグ首位で、25日からの交流戦に突入する。試合後、工藤公康監督(58)が代表取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。 --和田は6回1/3を投げて1失点と粘った 「その通り。粘りのピッチングだったと思います。見ている感じだと特別調子がいいという感じではなかったと思うんですけど、低めに集めたり、インサイドにいくところはいったりとか。そういうところで、後半までいくことができたんじゃないかな」 --打線では柳田が先制打 「抑えられている投手(山崎福)だった。一回からしっかり点を取れたのは大きい」 --追加点も効果的 「チャンスで1本が出ているところで、今は早い段階から得点できている。試合の入り方が(いい)」 --首位で交流戦へ 「首位うんぬんはまだまだ。一つ一つ大事に戦っていくことだと思うので。先を見るのではなくて、目の前の試合をしっかりと集中して戦っていきたいと思います」 --ファンに向けて 「交流戦も今までと変わらず、ホークスの野球を貫いて。一戦必勝という強い思いを持って戦っていきたいと思います。みなさんの熱い思いを背中で受け止めて、勢いに変えて頑張っていきます」
◆山崎福は4回3失点で5敗目を喫した。一回に柳田の適時打で先制されると、立て直せずに追加点を許した。「リズムの悪いピッチングになってしまった。反省したい」とうなだれた。 四回は松田に高めの直球を左翼席へ運ばれ、渋い表情を浮かべた。中嶋監督は「誰にでも失投はある。自分でも悔しいと思う。反省してほしい」と奮起を促した。
◆オリックスの吉田正が1-7の九回に先頭で本塁打を放ち、6年目で通算100号に到達した。高めの直球を巧みに捉えて逆方向の左翼へ。「初めの1本目があっての数字。節目の数字ではあるが、まだまだ通過点」と達成感はなかった。 昨季、打率3割5分でパ・リーグ首位打者に輝いた。今季は選手会長として名実ともにチームをけん引する立場だ。「しっかりといいスイングができれば本塁打につながる。これからもチームに貢献できるように一本一本積み重ねていきたい」と語った。
◆福岡という地に、何度も貢献してきた。先発したソフトバンク・和田は6回1/3を投げ1失点で3勝目。ホークスが福岡に移転して節目の2300勝目となった。 ■「気持ちで投げた」1カ月ぶり3勝 「ふがいない投球が続いていた。しっかり気持ちを持って投げました」 三、四回に併殺を完成させるなど打たせて取る投球。七回1死三塁のピンチを作って嘉弥真にバトンを託したが、4月21日の楽天戦(ペイペイドーム)以来、1カ月ぶりの白星だ。 5月は防御率6・75。悪い流れを断ち切るために変えたのはグラブだった。今季は赤色を使用してきたが、この日は黒色。「前回の登板の後に、松田選手から『和田さん、次は黒いグラブいきましょう』と。マッチの助言のおかげ」とニッコリ。武田、マルティネスと並びチームトップタイの3勝目だ。 次回登板は30日の巨人戦となる見込み。「(交流戦を)今年はできることに、ファンのみなさんも楽しみにしていると思う。いいピッチングができるように」。セ・リーグが相手でも衰え知らずの球を見せる。(竹村岳)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
24 | 17 | 7 | 0.585 (↑0.01) | - (-) |
95 | 210 (+7) | 173 (+2) | 40 (+1) | 36 (+1) |
0.264 (↑0.001) | 3.390 (↑0.03) |
2 (-) |
楽天 |
23 | 17 | 8 | 0.575 (↑0.011) | 0.5 (-) |
95 | 188 (+6) | 171 (+5) | 37 (+1) | 21 (-) |
0.235 (-) | 3.390 (↓0.03) |
3 (-) |
ロッテ |
20 | 19 | 7 | 0.513 (↓0.013) | 3 (↓1) |
97 | 215 (+5) | 193 (+6) | 46 (+1) | 34 (+1) |
0.248 (↑0.001) | 3.960 (↓0.05) |
4 (-) |
西武 |
19 | 20 | 8 | 0.487 (↓0.013) | 4 (↓1) |
96 | 173 (+3) | 182 (+10) | 30 (-) | 49 (+1) |
0.240 (↑0.001) | 3.810 (↓0.13) |
5 (-) |
ORIX |
18 | 22 | 7 | 0.450 (↓0.012) | 5.5 (↓1) |
96 | 175 (+2) | 186 (+7) | 47 (+1) | 14 (-) |
0.243 (↓0.001) | 3.610 (↓0.09) |
6 (-) |
日本ハム |
15 | 24 | 5 | 0.385 (↑0.017) | 8 (-) |
99 | 134 (+10) | 190 (+3) | 25 (+1) | 24 (-) |
0.221 (↑0.004) | 3.960 (↑0.02) |
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