ヤクルト(☆1対0★)DeNA =リーグ戦11回戦(2021.05.22)・明治神宮野球場=
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DeNA
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ヤクルト
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勝利投手:小川 泰弘(4勝1敗0S)
(セーブ:マクガフ(2勝0敗2S))
敗戦投手:濵口 遥大(2勝4敗0S)

本塁打
【ヤクルト】西浦 直亨(2号・3回裏ソロ)

  DAZN
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◆ヤクルトが投手戦を制した。ヤクルトは3回裏、西浦のソロが飛び出し、先制に成功する。投げては、先発・小川が8回3安打無失点の快投。9回はマクガフが締め、小川は今季4勝目を挙げた。敗れたDeNAは、先発・濱口が力投を見せるも、打線が援護できなかった。

◆今季のヤクルト村上宗隆内野手(21)は小川が先発した7試合で25打数10安打、3本塁打、6打点、打率4割と、小川を強力に援護。小川が先発する今日も猛打を見せて白星をプレゼントできるか。

◆先発は前回中日戦で完封勝利を挙げたヤクルト小川と、DeNA浜口。ヤクルトが3回、西浦の左越え2号ソロで先制した。 小川は6回まで2安打無失点で三塁を踏ませず。浜口も6回まで3安打1失点と、両先発が好投。1点差のまま終盤へ。 ヤクルトが無失点リレーで連敗を2で止めた。DeNAは浜口を援護できず、ヤクルト戦の連勝が3で止まった。小川は4勝目、マクガフが2セーブ目。浜口は4敗目。

◆DeNAが今季6度目の完封負けを喫した。再び自力Vが消滅した。先発浜口遥大投手が7回まで3安打1失点と好投したが、打線がヤクルト先発小川-救援のマクガフの継投に散発4安打に抑え込まれた。 浜口は「試合では全球種を織り交ぜ、その中で良い球種を有効的に使い、打たせてアウトを取ることが出来ました。また(伊藤)光さんのリードと野手の皆さんにも助けていただきました。(3回西浦に)本塁打を許した場面は、打たれ方が良くなかったです。ボールから入ることが多くカウント負けしてしまったので、次回登板までにはストライク先行の投球ができるよう取り組んでいきたいです」と話した。 9回に先頭の桑原将志が右中間二塁打で出塁し、次打者関根の打席で暴投により三塁まで進んだ。無死三塁と絶好の同点機を迎えたが、関根が一ゴロ、佐野が見逃し三振、オースティンが中飛に倒れ、無得点に終わった。 三浦監督は、3安打に抑えられた小川について「前回よりだいぶ状態がいいと聞いていた。両コーナーを丁寧に投げられた。なかなか攻略できなかった」と話した。9回無死三塁では「いろいろ(な作戦が)頭をよぎった」が「あそこは2、3、4番に任せた。向こうのバッテリーにうまく攻められた。(無得点は)任せた結果なので」と話した。借金は今季最多タイの16となった。

◆DeNAが今季6度目の完封負けを喫した。再び自力Vが消滅した。先発浜口遥大投手が7回まで3安打1失点と好投したが、打線がヤクルト先発小川-救援マクガフの継投に散発4安打に抑え込まれた。 9回に先頭の桑原将志が右中間二塁打で出塁し、次打者関根の打席で暴投により三塁まで進んだ。しかし、関根が一ゴロ、佐野が見逃し三振、オースティンが中飛に倒れ、追い付くことができなかった。

◆ヤクルト青木宣親外野手(39)の日米通算2500安打は2本を残したまま足踏みとなった。 6番左翼で先発し、第1打席は四球。第2、第3打席は凡打で2打数無安打だった。昨季までNPB通算1704安打、大リーグ通算774安打の計2478安打をマーク。今季20安打を放ち、日米通算では史上4人目となる大台にカウントダウンに入っている。

◆ヤクルトの守護神石山泰稚投手がベンチを外れ、1点リードの9回はマクガフがセーブした。石山は前夜同点の9回に勝ち越しを許し、登板2試合連続で失点。今季3敗目が付いていた。高津監督は「彼が9回を投げて締めくくるのが理想だけど、ちょっと時間を置きながら考えていきたい。心配は心配だけど、あまり過剰に言っても。抑えのピッチャーなのでやるしかないというところ」と話した。

◆ヤクルトのライアンが前週から17回連続無失点と好調だ。前回対戦で2回0/3を1被弾含む7安打6失点と打ち込まれたDeNAに対し、小川泰弘投手(31)は8回まで三塁を踏ませなかった。「真っすぐに強い打者が多い中、強い球と曲げる球をうまく使えた。緩急となって真っすぐも生きた」。4勝目を挙げた。 丁寧に低めに制球され、空振りも取れた。2日にDeNAにやられた翌日に登録抹消。走り込みとトレーニングを重ねてキレを取り戻した。高津監督は「開幕投手をローテーションから外すっていうのは、すごく考える。でもこうやってまた彼らしい投球をしてくれるなら、いい時間だった」。完封した前週中日戦に続き、走って体を追い込んだ。再び好結果を生んだ。 16日に誕生日を迎えた。田口からは大きなシャンパンを贈られた。まだ口は付けていない。「ゆっくり飲める時に飲みたい。後輩が増えてきた。一緒に頑張っていきたいと思います。勝ちもいただいて、いいスタートが切れた」。30歳最後の登板も、31歳最初の登板もゼロ行進。頼れる背中をマウンドで見せた。 8回100球。2試合連続の完封も見えていたが、リードは1点で代打を出された。「もちろん最後まで投げられれば一番いいけど、勝つことが大前提。結果勝利しているのでよかったです」。チームは交流戦前の勝ち越しが決まった。【鎌田良美】

◆ヤクルト先発の小川が8回3安打5奪三振無失点の好投で4勝目(1敗)を挙げた。三回に西浦の左越え2号ソロで先制。九回はマクガフが無失点で締め、1点を守り切った。

◆ヤクルトは三回に西浦の2号ソロで1点を先制。小川は8回を投げ散発3安打無失点で5三振を奪い4勝目(1敗)を挙げた。小川との一問一答は以下の通り。  --投球を振り返って  「前回同様、自分らしい投球を目指して一球一球、丁寧に腕を振った」  --前回は完封。ここまでの調整は  「基本に立ち返って走り込みや自分のフォームを見直した。直球をしっかり投げ込めるように調整をしてきた。結果が出てよかった」  --三回の西浦の決勝弾は  「いい放物線で頼もしかった」  --四回以降の投球は  「1点で勝とうと思ったら守りに入ってしまうので、1点取ったということも気にせず、一球に集中できた」  --次戦は交流戦  「自分らしい投球を続けて、勇気をもって腕を振って、どんどん攻めていく投球をしたい」

◆ヤクルトは三回に西浦の2号ソロで1点を挙げた。小川は8回を投げ散発3安打無失点で5三振を奪い4勝目を挙げた。西浦との一問一答は以下の通り。  --本塁打は  「何とか自分のスイングをしようと思って(打席に)入っていた。直球を待って振り抜けた」    --感触は  「少し詰まったけど、『何とか入ってくれ』と思いながら走った。(スタンドに)入ってくれてよかった」  --小川の投球は  「すごい逆に自分たちが勇気をもらったというか、素晴らしい投球だった」  --交流戦へ向けて  「あすの一戦に集中して、それから交流戦は考えたい」

◆DeNAは今季6度目の零封負けで、再び自力優勝の可能性が消滅した。先発の浜口遥大投手(26)が7回3安打1失点の好投を見せるも打線が援護できず、今季ワーストタイの借金16となった。以下、三浦大輔監督(47)の主な一問一答。--先発の浜口は  「本当によかった。立ち上がりもスムーズで、両コーナーにもしっかり投げられていた」  --何とか勝ち星をつけたかった  「そうですね。本当によく粘って投げていたと思います」  --相手先発の小川に好投を許した  「前回よりも状態がいいというのは聞いていましたが、両コーナー、低めにもしっかりと投げられたなと」  --九回無死三塁のチャンスを作ったが無得点  「あと一本は出なかったですけど、最後まで粘りは出せていたと思います」  --スクイズなども頭にあった  「それはもちろん、いろいろなことは頭にありますけど、あそこは関根に任せて、関根、佐野、オースティンと2、3、4番に任せたというところ」  --結果的には得点を挙げられず  「向こうのバッテリーにもうまく攻められた。そこは結果なので、はい」

◆ヤクルトの西浦が16日以来の先発出場で、0-0の三回に2号ソロを放った。先頭打者で打席に入ると浜口の直球を引っ張って左翼席に運んだ。4日以来の一発に「自分のスイングをすることを心掛けて打席に入った。いいスイングができたし、いい角度で上がってくれた」とうなずいた。  右打ちの8年目。遊撃の定位置を左打ちのドラフト4位ルーキー元山と争っており、現状は相手投手の左右で併用されている。一回には大和の難しいバウンドの強いゴロを巧みにさばき、守備でもアピールした。

◆DeNAの浜口は打線の援護がなく自身3連勝を逃した。2年ぶりに組んだ伊藤光のリードに応えて丁寧にコースを突き、7回3安打1失点と好投しながら4敗目を喫した。三回に西浦に浴びた本塁打による1失点が重くのしかかり「打たれ方が良くない。ボールから入ることが多く、カウント負けした」と悔やんだ。  黒星が先行しているが、6試合連続でクオリティースタート(6回以上を投げて自責点3以下)をマーク。三浦監督は「(課題の)立ち上がりもスムーズで、よく粘って投げた」と奮闘をたたえた。

◆これぞ、エースだ!! ヤクルト・小川泰弘投手(31)が22日、DeNA11回戦(神宮)に先発し、8回100球を投げて3安打無失点で4勝目(1敗)を挙げた。30歳最後の登板となった15日の中日戦(バンテリンドーム)での今季初完封に続き、31歳最初の登板で快投を披露。チームを3年ぶりとなる1得点での勝利に導いた。  神宮の照明が、マウンド上のエースを照らしていた。小川が8回3安打無失点で4勝目。お立ち台に上がると、汗をぬぐった。  「1点で勝とうと思ったら守りに入ってしまう。気にせずに一球に集中できたと思います」  DeNA打線を寄せ付けなかった。七回は3番からだったが、オースティン、ソトを連続三振で三者凡退。2日の対戦で三回途中6失点と辛酸をなめた相手に、三塁も踏ませない好投で雪辱した。チームを自身が登板した2018年8月28日の阪神戦(甲子園)以来の1得点での勝利に導き、1得点試合での連敗を32で止めた。  「基本に立ち返って走り込みやフォームを見直した。ストレートをしっかり投げ込めるよう調整してきて、結果が出て良かった」  "ミニミニキャンプ"の効果が出た。3日に出場選手登録を外れ、徹底した走り込みやトレーニングを敢行。伊藤投手コーチが「ミニキャンプ」と位置付けた期間でもう一度鍛え直し、中12日で臨んだ15日の中日戦(バンテリンドーム)では今季初完封。16日の誕生日を前に、30歳最後の日に快投していた。  今回は中6日だったが、徹底した走り込みを継続した。直球の威力が増し「落ちる球が緩急となって真っすぐも生きた。うまくはまった」と31歳最初の登板でも"満点回答"を出した。  16日の誕生日当日は、後輩からのサプライズプレゼントに頬を緩めた。今季、巨人から加入した5歳下の田口から、遠征先の名古屋の宿舎でシャンパンを贈られた。「ゆっくり飲みたい。気遣って贈り物をしてくれた。一緒に頑張っていきたいし、自分もお返しをしないと」。愛知・田原市に住む家族からも祝福され、新たな一年の決意を固めた。  「いい状態というのは間違いないので継続したい」。エースの矜持(きょうじ)を見せた小川の背中は、一段と頼もしかった。(赤尾裕希) ◆"プールトレ"  快投の裏に、今季から取り入れた"プールトレ"がある。約1週間の調整の中で、成章高(愛知)以来となる水泳を導入。「有酸素運動にもなるし、関節に負担をかけずに筋肉に負荷をかけられる」と水の中を歩いたり、クロールや平泳ぎをしながら、筋肉の緊張を和らげ、肩の可動域を広げている。「精神的にスッキリする要素もあるみたい。目先のことだけでなく、シーズンを通しての疲労の蓄積も違うと思う」とエースとして1年間活躍するための肉体を作り上げる。

◆1-0の九回は、マクガフが登板した。先頭・桑原の右中間二塁打、暴投で無死三塁とされたが、後続を3人で抑えて今季2セーブ目。前日21日の九回に2点を勝ち越された守護神の石山はベンチを外れており、高津監督は「彼(石山)が九回を投げて、ゲームを締めくくるのは理想だと思う。心配は心配だけど、あまり過剰に言っても抑えの投手なので、やるしかないというところ」と奮起を促した。(神宮)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
28122 0.700
(-)
-
(-)
101191
(-)
139
(-)
45
(-)
34
(-)
0.259
(-)
3.180
(-)
2
(-)
巨人
23157 0.605
(↑0.01)
4
(↑0.5)
98189
(+5)
159
(+4)
56
(+2)
32
(+2)
0.258
(↑0.001)
3.340
(↓0.02)
3
(-)
ヤクルト
19167 0.543
(↑0.014)
6.5
(↑0.5)
101173
(+1)
168
(-)
38
(+1)
25
(-)
0.245
(↓0.002)
3.720
(↑0.09)
4
(-)
広島
16205 0.444
(-)
10
(-)
102131
(-)
147
(-)
26
(-)
18
(-)
0.255
(-)
3.330
(-)
5
(-)
中日
15227 0.405
(↓0.012)
11.5
(↓0.5)
99121
(+4)
134
(+5)
17
(-)
22
(+1)
0.235
(↑0.002)
2.880
(↓0.05)
6
(-)
DeNA
12286 0.300
(↓0.008)
16
(↓0.5)
97157
(-)
215
(+1)
37
(-)
9
(-)
0.236
(↓0.002)
4.510
(↑0.07)