西武(★3対10☆)日本ハム =リーグ戦9回戦(2021.05.23)・メットライフドーム=
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日本ハム
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西武
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勝利投手:アーリン(1勝0敗0S)
敗戦投手:平井 克典(3勝2敗0S)

本塁打
【日本ハム】五十幡 亮汰(1号・7回表ソロ)

  DAZN
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◆日本ハムは3回表、西川の適時二塁打などで3点を挙げ、先制に成功する。その後は、7回に五十幡のプロ初本塁打となるソロ、8回に平沼と西川の連続適時打が飛び出すなど、終わってみれば13安打で10得点を挙げた。投げては、先発・アーリンが5回無失点で来日初勝利。敗れた西武は、投手陣が振るわなかった。

◆日本ハムはここまで14勝24敗5分けだが、日曜日の勝敗は開幕から●△△●△●△。得点は7試合で15点しかなく、日曜日に勝利がないのは両リーグで日本ハムだけ。今日は打線が奮起して日曜初白星を挙げられるか。

◆日本ハム西川遥輝外野手(29)が3回、リラックス状態で2点適時二塁打を放った。 3番西川が打席に入る前に、2番平沼が1死満塁から一塁線へボテボテの投ゴロを放って1点を先制。「ヌマ(平沼)が『セーフティースクイズ』で1点取ってくれたので、楽な気持ちで打席に入れました」と、続く2死二、三塁で一塁線を抜く痛烈な打球を放ち、後輩が先取点を奪った打撃に感謝していた。

◆日本ハム五十幡亮汰外野手(22)がプロ初本塁打を放った。7回先頭で、西武宮川から右翼席へ運んだ。 「これまでの打席で考え込んでしまって、1打席1打席リセットできていない部分があったので、振り出すと決めたらしっかり振ろうという気持ちで打席に入りました。ホームランは素直にうれしいですが、塁に出ることなど、自分に任されているのは安定性という部分だと思うので、毎日が勉強だと思ってこれからも頑張ります」とコメントした。 50メートルは手動計測で5秒6、100メートルは中学3年時に10秒79をマーク。中学時代にサニブラウンを抑えて全国中体連の陸上短距離2冠に輝いた「サニブラウンに勝った男」が走力だけでなく、パンチ力も披露した。

◆日本ハムは3回1死満塁、平沼の投ゴロの間に先制。西川の適時打でさらに2点を追加。先発アーリンが3回まで無失点に抑えた。 日本ハムは6回に浅間の適時打で2点を追加した。西武は先発平井が6回途中5失点で降板。打線は6回まで無得点に封じられた。 日本ハムは7回に五十幡がプロ1号ソロ。今季初2ケタ得点で快勝した。アーリンが来日初勝利。西武の連勝は3で止まった

◆西武は初対戦の日本ハム・アーリン投手(30)に抑え込まれ連勝が3で止まった。 4回に2死二、三塁、5回は1死一、三塁としたが、あと1本が出ず。辻発彦監督(62)は「やられたね。うまいことかわされて。初対戦で手探りのところもあったし、うまくはぐらかされた」と振り返った。また、源田壮亮内野手(28)が右太ももの張りで47試合目で初の欠場となったことには「明後日(25日広島戦)から万全でいけるように大事をとりました」と説明した。▽西武平井(6回途中5失点で2敗目) 今日は何もないです...。このような結果になってしまい、チームに申し訳ない気持ちでいっぱいです。

◆日本ハムの新外国人ロビー・アーリン投手(30)が23日、西武9回戦(メットライフドーム)に先発し、5回5安打無失点で来日初勝利を挙げた。緩い変化球を巧みに操り、リーグ屈指の強力打線を翻弄(ほんろう)した。 来日後、最多80球で最長5回を投げ、2度目の先発で初白星をつかんだ。世界的に広がった新型コロナウイルスの影響で来日が遅れた技巧派左腕が、新天地で成功への1歩を刻んだ。海を渡ってやって来た技巧派左腕が、2度目の先発で本領を発揮した。日本ハムの新外国人アーリンが、得意のカーブを巧みに操り、強打の"山賊"たちを翻弄(ほんろう)した。打者19人に対して、初球ボールは3度だけ。"助っ人"と聞いて想像するような剛速球こそないが、圧倒的な制球力でストライクを先行し、主導権を握った。5回5安打無失点で待望の来日初勝利。「鶴岡さんのリードが本当に良くて、僕は配球に従って投げただけ。息が合った投球が見せられた」と、マスクをかぶったベテラン捕手に感謝した。 穏やかな口調の裏に、常識にとらわれず、わが道を貫く強さを秘める。3-0で迎えた4回2死二、三塁のピンチだ。走者を背負った場面で、セットポジションではなく、ワインドアップで打者に対峙(たいじ)した。これは、米国でのプロ1年目にコーチから授かった助言がきっかけ。「走者を気にせずに打者をアウトにすることだけを考えた時、ワインドアップの方が(アウトを)取りやすいと思った」。前日22日に逆転3ランを打っているスパンジェンバーグをチェンジアップで空振り三振に仕留めた。 新型コロナの影響で、来日は3月下旬。日本食は「焼き肉とラーメンがおいしい」と言うが、コロナ感染防止のため外食やテークアウトも避けているという。「リフレッシュ方法は野球。仕事をしているだけでリフレッシュ出来る」という生粋の"野球小僧"だ。愛称は「ボブ」は「シーズンは続いていくので、勝ちにこだわっていきたい」と先を見据えた。

◆「サニブラウンに勝った男」はパンチ力もある。日本ハムのドラフト2位ルーキー五十幡亮汰外野手(22)が西武戦(メットライフドーム)の7回、右翼席へプロ初本塁打を放った。100メートル走で10秒79のベストタイムを持つ異次元のスピードスターは、1号ソロが柵越えした瞬間からゆっくりとダイヤモンドを1周。チームの今季初となる2桁得点での大勝に貢献し、25日から始まる交流戦へ弾みを付けた。失敗を恐れず、新たな魅力を披露した。7回先頭。五十幡は146キロ直球をフルスイングでミートした。「打球の伸びが感じられて、しっかり捉えられた感じが自分の中ではあった。ホームランになって良かった」。打球は勢いよく、右翼フェンスを越えていった。プロ初アーチとなる1号ソロ。全力疾走していたルーキーも走るスピードを緩め、ゆっくりとダイヤモンドを回った。 記念の1発は、カウント2-0から一振りで決めた。「振り出すと決めたら、しっかり振ろう」と決めていた。5回の第3打席は1-0から同じくファーストストライクを強振も捉えきれずに左飛。結果は反省しながらも「プロ野球は長いシーズン。切り替えが大事とコーチからも言われていますので」と、助言通りに失敗を引きずらず、注目される走力だけではないパンチ力を発揮した。 中大時代は4年間で2本塁打。ドラフト指名後は、プロで強い打球を打って走れる選手になるために体重を増量。約5キロ増の68キロで1軍スタートとなった春季キャンプに参加したが、初日のベースランニング中に左太もも裏を肉離れして離脱した。「体重を上げすぎて肉離れの1つの原因になった。悔しかったですけど、今は後悔はしていないです。勉強になったし、これをきっかけに強くなるんだ、と決めました」。現在は66キロ前後で動きやすい肉体をキープしている。 中大で同期だったDeNA牧の存在も刺激になっていた。開幕から主力として躍動する姿に「うれしかった」と同時に「自分のやることをやって牧に追いついてやろう」と2軍で実力を蓄え、今は1軍戦力として存在感を大きくし始めている。牧が所属するDeNAとは交流戦最後のカードとして、6月11日から札幌ドームで3連戦が組まれている。「自分もスタメンで出て直接対決できたら」と、戦友との再会も楽しみにしながら、日々レベルアップしていく。【木下大輔】

◆「サニブラウンに勝った男」はパンチ力もある。日本ハムのドラフト2位ルーキー五十幡亮汰外野手(22)が西武戦(メットライフドーム)の7回、右翼席へプロ初本塁打を放った。100メートル走で10秒79のベストタイムを持つ異次元のスピードスターは、1号ソロが柵越えした瞬間からゆっくりとダイヤモンドを1周。チームの今季初となる2桁得点での大勝に貢献し、25日から始まる交流戦へ弾みを付けた。五十幡のプロ初本塁打に担当の坂本スカウトも驚いた。リアルタイムでは見られなかったが、映像を確認すると「ベースをゆっくり回る五十幡君を見たのは初めてでした」と、仰天した。昨年11月に指名あいさつが行われた際に、同スカウトは「12球団でスカウトが100名強いますが、私が一番、五十幡君を追いかけたと自負しております」と話していただけに、びっくり度合いも大きかった。 五十幡は東都大学リーグでは通算2本塁打。2年秋(18年)と3年春(19年)に1本ずつ放っている。五十幡が大学3年だった19年に担当となり、視察した試合は約30試合あったが「グラウンドを駆け回る速さしか見たことがない」と、3年春の貴重な1本は巡りあえなかった。だから、この日のアーチは「妙に違和感がありました(笑い)」。 出色の走力、強肩、パンチ力と「身体能力が本当に高い」選手だからこそ、最後に注文も1つ。「今日のホームランは忘れて、低く鋭く広角に。それを極めてもらいたい」と、今後のさらなる成長を期待した。(日本ハム担当・木下大輔)

◆日本ハム西川遥輝外野手(29)が2試合連続猛打賞で打線をけん引した。 3回2死二、三塁で右翼線へ2点適時二塁打。8回1死満塁でも右前へ2点適時打を放ってダメ押し。今季最多の1試合4打点で、チームも今季初めて2桁得点を記録した。「こういう試合を数多くできるようにしていけたら」と前を向いた。

◆日本ハムのドラフト2位・五十幡亮汰(いそばた・りょうた)外野手(22)=中大=が5-0の七回で迎えた第4打席で宮川の146キロをとらえ、プロ1号となる右越えソロを放った。  「ホームランは素直にうれしいですが、塁に出ることなど、自分に任されているのは安定性という部分だと思うので、毎日が勉強だと思ってこれからも頑張ります」  埼玉・長野中3年時に陸上競技の全日本中学選手権200メートル決勝で、現在100メートル9秒97の日本記録を持つサニブラウンに勝った経歴を誇る快速選手。敵地とはいえ"地元"埼玉のメットライフドームでの記念に残る一発となった。

◆西武・平井克典投手(29)が先発し、5回1/3を投げ6安打5失点で2敗目(3勝)を喫した。チームは九回に3点を返したが、打ち負けた。  「今日は何もないです。自分の投球をすることができませんでした。チームに申し訳ない気持ちでいっぱいです」  三回、無死一塁から鶴岡にバスターで左越え二塁打を許し二、三塁とされ、1死後に平沼の投ゴロの間に先制を許した。その後も2死二、三塁で西川に2点二塁打を浴び、この回3失点。六回にも1死二、三塁から浅間に右前2点打を浴び、無念の降板となった。  昨季まで中継ぎだった右腕は今季から先発に転向。開幕から3戦3勝を挙げたが、4月11日のロッテ戦での勝利の後、この日で5試合連続で白星から遠ざかっている。

◆日本ハムは三回に平沼の投ゴロと西川の2点二塁打で3点を先行し、六回に浅間の2点適時打、七回に五十幡のプロ初本塁打のソロで着実に加点した。アーリンは5回無失点で来日初勝利。西武は連勝が3で止まり勝率5割を割った。

◆西武・源田壮亮内野手(28)が23日、日本ハム9回戦(メットライフ)を欠場した。  3-10で敗れた試合後、辻監督は右太ももの張りのため、大事を取って休ませたと説明した。25日から、交流戦開幕となる広島3連戦(マツダ)を迎える。指揮官は「(広島へ)移動もあるし、6連戦がずっと続くから、そういうところで万全にいくためにはきょう、(移動日の)明日(24日)は休ませた方がいいという判断です」と語った。

◆日本ハムのドラフト2位ルーキー五十幡がプロ初本塁打を放った。5-0の七回、先頭打者で、2ボールから宮川の真ん中に入った速球を右翼席へ運び「しっかり捉えた感触はあった。素直にうれしい」と喜んだ。  俊足を生かした走塁や守備範囲の広さが武器の外野手で、打撃でもアピールしている。「1本の本塁打より複数安打を目標として、チームに貢献できるようにやっていきたい」と気を引き締めた。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
24177 0.585
(↑0.01)
-
(-)
95210
(+7)
173
(+2)
40
(+1)
36
(+1)
0.264
(↑0.001)
3.390
(↑0.03)
2
(-)
楽天
23178 0.575
(↑0.011)
0.5
(-)
95188
(+6)
171
(+5)
37
(+1)
21
(-)
0.235
(-)
3.390
(↓0.03)
3
(-)
ロッテ
20197 0.513
(↓0.013)
3
(↓1)
97215
(+5)
193
(+6)
46
(+1)
34
(+1)
0.248
(↑0.001)
3.960
(↓0.05)
4
(-)
西武
19208 0.487
(↓0.013)
4
(↓1)
96173
(+3)
182
(+10)
30
(-)
49
(+1)
0.240
(↑0.001
3.810
(↓0.13)
5
(-)
ORIX
18227 0.450
(↓0.012)
5.5
(↓1)
96175
(+2)
186
(+7)
47
(+1)
14
(-)
0.243
(↓0.001)
3.610
(↓0.09)
6
(-)
日本ハム
15245 0.385
(↑0.017)
8
(-)
99134
(+10)
190
(+3)
25
(+1)
24
(-)
0.221
(↑0.004
3.960
(↑0.02)