中日(☆4対1★)巨人 =リーグ戦11回戦(2021.05.23)・バンテリンドーム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
巨人
0010000001500
中日
03000010X4901
勝利投手:福谷 浩司(2勝4敗0S)
(セーブ:R.マルティネス(0勝1敗6S))
敗戦投手:今村 信貴(2勝2敗0S)

本塁打
【中日】ビシエド(6号・2回裏ソロ)

  DAZN
チケットぴあ 中日戦チケット予約 巨人戦チケット予約
◆中日は2回裏、ビシエドのソロ、根尾と福谷の適時打で3点を挙げ、先制に成功する。投げては、先発・福谷が6回1失点8奪三振の好投。その後は4人の継投でリードを守り、福谷は今季2勝目を挙げた。敗れた巨人は、先発・今村が試合をつくれず、打線も1得点と精彩を欠いた。

◆今季の中日高橋周平内野手(27)は右投手に対して128打数41安打、打率3割2分を残すも、左投手には36打数3安打、打率8分3厘とさっぱり。今日は巨人左腕の今村から安打を打てるか。

◆巨人の守護神、ルビー・デラロサ投手(32)がベンチから外れた。 この日は試合前練習に参加。キャッチボールやランニングで汗を流した。桑田投手チーフコーチ補佐と会話するシーンも見られた。 米国の市民権取得手続きによる一時帰国から3日に再来日。自主隔離を経て、21日に1軍昇格した。約1カ月ぶりに復帰した21日の中日戦では9回から登板。先頭に内野安打を許し、犠打で1死二塁とされたところで大江にマウンドを託した。1/3回1安打無失点で、最速153キロをマーク。「1カ月離れていたのを感じないくらい、状態はよかった」と手応えを口にしていた。22日の同戦でも9回から登板。先頭に四球を与え、初球に二盗を許した。犠打で1死三塁とされたところで高梨にマウンドを譲っていた。

◆巨人今村信貴投手(27)が打者一巡を待たずにマウンドから姿を消した。 1回は順調に3者凡退に抑えるも、2回に先頭ビシエドに右越え先制ソロを食らった。続く高橋周に左越え二塁打、阿部に四球、根尾に右前適時打と中日打線の餌食になった。3点を先制され、なお無死一、二塁の場面で降板を告げられた。 登板前は「前回は3イニングで交代してしまい中継ぎ陣に迷惑をかけたので、少しでも休ませられるような投球ができるように頑張ります」と話していたが、前回よりも短い1回0/3、3安打3失点。改善の兆しを示すことすらできなかった。

◆巨人梶谷隆幸外野手(32)に「×」サインが出た。3回1死二塁の守備でビシエドの右翼ライン際の飛球を二塁手吉川と交錯しながら滑り込んで捕球。直後に左もも裏付近を手で押さえてうずくまった。ベンチからトレーナー、後藤コーチ、相川コーチが駆けつけ、後藤コーチからベンチに向かって「×」サインが伝えられた。梶谷は負傷交代し、重信が右翼の守備についた。 離脱となれば「野戦病院」状態が深刻化する。エース菅野が7日ヤクルト戦で右肘に違和感を訴えて降板し、戦線離脱。主将坂本も9日同戦での右手親指末節骨骨折で出場選手登録を抹消された。さらに中継ぎで好投を続けていた野上も19日に右肩の異常を訴えて抹消となった。

◆中日は2回、ビシエドの6号ソロ、根尾の適時打などで3点を先制。巨人は3回にウィーラーの適時打で1点を返した。 巨人は4回先頭スモークが右前打で出塁したが、無得点。中日先発福谷は6回3安打1失点で降板。継投策に切り替えた。 中日は7回に1点を追加し継投で逃げ切った。福谷は2勝、R・マルティネスは6セーブ。巨人先発の今村は2敗。

◆巨人が交流戦前の最終戦で中日に力負けした。序盤の2回までに3点を先制され、中盤にダメ押しされた。2試合連続で3番に吉川を配した打線は、5安打1得点にとどまった。3回1死二塁の守備で梶谷が、ビシエドの右翼ライン際の飛球を二塁手吉川と交錯しながら滑り込んで捕球。左太ももを手で押さえ、うずくまり負傷交代した。けがの症状、程度は不明で球団によると「左太もも裏の違和感」で近日中にも病院で検査を受ける。 離脱となれば戦力ダウンが深刻化する。エース菅野が右肘の違和感、主将坂本も右手親指末節骨骨折でリハビリ中で、さらに中継ぎで好投を続けていた野上も18日広島戦で右肩の異常を訴え、翌19日に登録抹消となった。リードオフマンで打線をけん引してきた梶谷まで離脱となれば、チーム力の大幅低下の危機に立たされる。原監督は「何とか『1Team』全員の力を使って、というところですね」と話した。

◆巨人の今村信貴投手(27)が2回途中3失点でKOされ、2軍での再調整が決まった。 2回先頭の中日ビシエドに先制ソロを浴びると、二塁打と四球で無死一、二塁とされ根尾に中前適時打を許して降板した。開幕からローテーションを守り抜いてきたが、16日阪神戦でも3回2失点と役割を果たせず。 宮本投手チーフコーチは「スピードも落ちてきたしね。ボールの強さもなくなったのでいったんファームに落とします」と方針を示した。

◆中日根尾昂内野手(21)の「バンテリンの法則」は健在だった。2回、中前適時打でチーム2点目をたたき出した。本拠地で根尾が打点を挙げると、これで6戦6勝。25日のソフトバンク戦(バンテリンドーム)から始まる交流戦で、竜がネオ神話を追い風にする。 2回、ビシエドの6号先制弾で盛り上がった場内のムードを、根尾がヒートアップさせた。「バントのサインが出なかったので、打って決める気持ちで打席に立った」。無死一、二塁で巨人今村の1ボール2ストライクからのフォークをすくい上げ、中前へ。二塁走者をホームに迎え入れた。 4日のDeNA戦でのプロ1号満塁弾で始まったネオ神話。今季12打点のうち10打点は、本拠地で挙げている。そんな相性の良さにも、本人は「6回しか打ってないってことですよね...。もっともっと打って(点を)取っていけるように。打点を挙げることが確実に勝利に近づく。よくチャンスで回ってくるので大事にしたい」と貪欲だ。 新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない状況でも、医療従事者らの尽力でプロ野球は開催されている。医師の両親も、地域医療に携わる。「より野球ができる喜びを感じている。(外出できない中で)『幸せなことやなあ』と」。5月の月間打率は2割7分5厘と上昇曲線を描く。野球を続けられる喜びが、好調を支える。「自分の形で振れている打席は、確実に増えている。エース級の投手を打ちたい」。プロ入り初の交流戦へ、根尾の目が輝いた。【伊東大介】

◆中日ビシエド内野手(32)が、先制6号ソロを含む今季初の猛打賞で2打点をマークした。 「スイングはいい感じになっている。ようやく自分のいい感覚が出てきた。来週からも続けたい」とニヤリ。本拠地でチームに本塁打が出ると、無敗の5連勝。ネオ神話に並ぶ勝利の法則を、主砲が継続させた。

◆中日の開幕投手の福谷浩司投手(30)が、4月22日DeNA戦(横浜)以来約1カ月ぶりの白星を挙げた。 先発としては桂と初バッテリーを組み、6回3安打1失点。2回に中前適時打を放ち、自身を援護した。今季の本拠地初勝利で、お立ち台にも。「今日は僕の母親の誕生日。見に来ていたので、何とかして勝ちたいと思って投げた」。スタンドから見守る母美代子さんへ、最高のプレゼントを贈った。

◆巨人・梶谷隆幸外野手(32)をアクシデントが襲った。三回の守備中に負傷交代した。  1死二塁でビシエドが右翼線へ飛球を放つと、右翼を守っていた梶谷が猛ダッシュで追いかけ、二塁手・吉川と交錯寸前でスライディングキャッチ。座ったまま内野手に返球した。左脚に異変を訴えたもようで、そばにいた吉川がベンチに向かって両手で「×」ポーズ。梶谷はトレーナーに付き添われ、歩いてベンチへ下がり、重信と交代した。  チームはエースの菅野、主将の坂本、中継ぎの野上ら主力の故障者が相次いでおり、今季FAで新加入し、1番として打線を引っ張っていた梶谷まで離脱となれば、大きな痛手となる。

◆中日は二回にビシエドのソロ本塁打、根尾と福谷の適時打で3点を先制。3-1の七回はビシエドの適時二塁打で突き放した。福谷は8奪三振の6回1失点で4月22日以来の2勝目。巨人は今村が二回に崩れ、反撃も1点止まりだった。

◆2位・巨人は先発の今村信貴投手(27)が1回0/3、3失点でKOされた。三回の守備で梶谷隆幸外野手(32)が負傷交代するアクシデントに見舞われるなど、前日22日には10安打放った打線も散発5安打と沈黙。交流戦前のラストゲームを勝利で飾ることができなかった。原辰徳監督(62)の主な一問一答は以下の通り。  --今村は早めの交代  「まあ、最善策ですね。やっぱり、うん...、そうですね」  --攻撃に早めに転じる策か  「うん」  --今村は前回、今回と序盤にバタバタとやられている。課題はどこか  「まあ、本人が一番分かっていると思うけどね。先発最初の時は非常にね、いい状態でね。その時から比べると違うということは本人も分かっているでしょう」  --(負傷交代した)梶谷は心配  「そうですね」  --梶谷は好調だっただけにチーム力が問われる  「まあ、今年はずっとそういう状態で来ているから、何とかワンチーム、全員の力を使ってというところですね」  --明後日から2年ぶり交流戦  「しっかりと戦います」  --交流戦前で一区切り。ここまでの戦いを振り返って  「まだ総評する段階ではない」

◆巨人・梶谷隆幸外野手(32)をアクシデントが襲った。三回の守備中に負傷交代した。球団によると、左太もも裏の違和感のため。  1死二塁でビシエドが右翼線へ飛球を放つと、右翼を守っていた梶谷が猛ダッシュで追いかけ、二塁手・吉川と交錯寸前でスライディングキャッチ。座ったまま内野手に返球したあと、異変を訴えた。吉川がベンチに向かって両手で「×」ポーズ。梶谷はトレーナーに付き添われ、歩いてベンチへ下がり、重信と交代した。  チームはエースの菅野、主将の坂本、中継ぎの野上ら主力の故障者が相次いでおり、今季FAで新加入し、1番として打線を引っ張っていた梶谷まで離脱となれば、大きな痛手となる。原監督は試合後、梶谷の交代に触れて、「今年はずっとそういう状態で来ているから、何とかワンチーム、全員の力を使ってというところですね」と話した。

◆中日の根尾がプロ初本塁打となった満塁弾以来の打点を挙げた。二回無死一、二塁から低めの変化球に体勢を崩されかけながら中前打。「バントのサインが出ていなかったので、進塁打より打って決める気持ちを持って打席に立った」と胸を張った。  本拠地で打点を挙げると6戦6勝だと問われ「6回しか打っていないということですよね」と苦笑い。25日からの交流戦に向け「まずはストレートに打ち勝つ。しっかり打ち返せるようにしないと」と気持ちを高めた。

◆セ・リーグ2位の巨人は23日、中日11回戦(バンテリンドーム)に1-4で敗れた。先発した今村信貴投手(27)が二回途中3失点でKOされ、2軍再調整が決まった。チームは25日の楽天戦(東京ドーム)に始まる「日本生命セ・パ交流戦」を前に、コーチの配置転換を行うことが判明。実松一成2軍バッテリーコーチ(40)を1軍担当にするなどバッテリー部門の"総入れ替え"を断行する。  早々に先発の今村を降ろしたが、流れを奪い返せなかった。開幕からローテーションを守ってきた左腕に、原監督は「(交代は)最善策。(今季)最初の時は非常にいい状態でね。その時から比べると違うことは本人も分かっているでしょう」と厳しく指摘した。  今村は二回先頭のビシエドに先制ソロを浴び、その後1死も取れず3失点。32球で交代し、2軍再調整が決まった。  交流戦を前に、苦戦する投手陣、バッテリーの強化を見据えてコーチ陣に"メス"が入ることが分かった。実松2軍バッテリーコーチが1軍に、相川亮二1軍バッテリーコーチ(44)が3軍に、加藤健3軍バッテリーコーチ(40)が2軍担当に配置転換されることが内定。配球面を含めた捕手強化が狙いとみられる。  今季は、4年目の大城を正捕手で起用する方針だったが、リードに定評がある炭谷の先発機会が増加。続く岸田も24歳と若く、実松コーチには若手捕手育成が託される。現役時代に日本ハムにも在籍した同コーチには、交流戦でのパ・リーグの打者攻略も期待される。  投手部門はファームの指導体制を強化する。山口鉄也投手コーチが1人で担当していた2軍に三沢興一3軍投手コーチ(46)が加わる。代わって、日本ハムと巨人で主に中継ぎとして121試合に登板し、引退後は球団広報なども務めた矢貫俊之ファームディレクター補佐(37)が3軍投手コーチに就く。  首位・阪神と4・5ゲーム差で交流戦に突入する巨人。配置転換を"奪首"への起爆剤とする。(谷川直之)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
28122 0.700
(-)
-
(-)
101191
(-)
139
(-)
45
(-)
34
(-)
0.259
(-)
3.180
(-)
2
(-)
巨人
23167 0.590
(↓0.015)
4.5
(↓0.5)
97190
(+1)
163
(+4)
56
(-)
32
(-)
0.256
(↓0.002)
3.360
(↓0.02)
3
(-)
ヤクルト
20167 0.556
(↑0.013)
6
(↑0.5)
100183
(+10)
173
(+5)
40
(+2)
25
(-)
0.246
(↑0.001)
3.720
(-)
4
(-)
広島
16205 0.444
(-)
10
(-)
102131
(-)
147
(-)
26
(-)
18
(-)
0.255
(-)
3.330
(-)
5
(-)
中日
16227 0.421
(↑0.016)
11
(↑0.5)
98125
(+4)
135
(+1)
18
(+1)
22
(-)
0.236
(↑0.001
2.840
(↑0.04)
6
(-)
DeNA
12296 0.293
(↓0.007)
16.5
(↓0.5)
96162
(+5)
225
(+10)
37
(-)
9
(-)
0.237
(↑0.001)
4.640
(↓0.13)