ヤクルト(★3対5☆)DeNA =リーグ戦10回戦(2021.05.21)・明治神宮野球場=
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DeNA
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ヤクルト
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勝利投手:山﨑 康晃(3勝1敗0S)
(セーブ:三嶋 一輝(0勝3敗6S))
敗戦投手:石山 泰稚(0勝3敗10S)

本塁打
【DeNA】宮﨑 敏郎(4号・4回表ソロ)

  DAZN
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◆DeNAは2回表、1死一三塁から牧が適時打を放ち、1点を先制する。その後3-3で迎えた9回には、2死一二塁から大和に2点適時二塁打が飛び出し、再びリードを奪った。投げては、守護神・三嶋が今季6セーブ目。敗れたヤクルトは、5番手・石山が9回2死から痛い連打を浴びた。

◆DeNA三浦監督が積極的な継投策に出た。3-2で迎えた4回1死満塁、山田哲を迎えると87球だった先発ロメロから三上にスイッチ。三上が山田を遊飛に抑えた。左の4番村上には左の砂田を投入し、空振り三振でピンチを脱した。 最近7試合で4試合が雨天中止。三浦監督は試合前「疲労回復していると思う」と話していた。負ければ自力Vが消滅する試合、ブルペンは総動員態勢となった。 ▽DeNAロメロ(4回途中2失点で降板)「立ち上がりは良かったが、コントロールが乱れ、途中でマウンドを降りる形になり申し訳ない。良い球と悪い球がはっきりしてしまったことは反省点です」

◆DeNAが2回1死一、三塁から牧の適時打で先制。3回2死で佐野とオースティンが2者連続二塁打を放ち、2点目を追加した。 4回にDeNA宮崎が左越え4号ソロを放ち、3点目。直後にヤクルトが代打松本友の左越え二塁打などで2点かえし、1点差に。 ヤクルトは8回に塩見の中前適時打で追い付いた。DeNAは9回に大和の適時二塁打で勝ち越し、逃げ切った。山崎は3勝目。石山は3敗目。

◆チーム最年長の大和内野手が5連敗中のチームを救った。8回に追いつかれ、あと1死でドローとなる9回2死。代打関根と桑原が連打でつないだ。打席に向かう大和は集中した。前進守備の外野に「とにかくランナーをかえす。外野の頭を越えれば」。ヤクルトの守護神、石山の149キロを捉えた。中堅手の頭上を越える2点二塁打。二塁上で右手を上げ「何とかしたかった」と息をついた。 4回、先頭打者の遊ゴロを悪送球していた。「自分のエラーから投手陣を苦しめて悪い流れにしてしまった」。雨中で三遊間の深いゴロを捕球し、素早く一塁に投げたが、送球がそれた。2失点のきっかけとなり、これを取り返す一心だった。だが、三浦監督の見方は異なる。「いっぱいいっぱいだったと思う。あの状態で投げないと間に合わない。大和だったら仕方ないという選手」。6、7回には併殺を決めていた。 あと1死から連敗を5で止めた。33歳だが最年長で「下の子たちが多いので手本になる行動を練習からやってます」という大和。早出で外野フェンス沿いを淡々と走る男が、試合でもミスを取り返す手本となった。【斎藤直樹】

◆ヤクルト・バンデンハーク投手が待ちに待った移籍後初登板を終えた。 悪天候の中で4回6安打3失点。DeNA佐野に3球連続150キロで空を切らせるなど、速球とナックルカーブの緩急は新天地でも健在だった。雨で1週間のうちに2度登板がずれ、やっと立てたマウンドも雨。「先発として試合をつくることが目標だったが、長い回を投げることができなかった」。好機で打席が回ったのも重なり、5回を投げきれなかった。

◆ヤクルトは同点の9回に勝ち越され、2連敗となった。清水が7回から回またぎで打者6人を凡退とし、守護神石山を投入。2死後に3連打を食らった。 石山は前回登板の16日中日戦も失点し、1点リードを守りきれなかった。自身3敗目。高津監督は「しんどいでしょうね、本人が一番、精神的にね。まあでも、乗り越えていかないといけないこと。頑張ってほしい」。今後も信頼して送り出す。

◆DeNA三浦監督が勝負継投に出た。4回1死満塁、山田を迎えると、先発ロメロから「思い切りの良さにかけた」と三上にスイッチ。遊飛に打ち取ると、左の村上に対して左の砂田を投入。空振り三振で切り抜け「よく期待に応えてくれた」とほめた。 7投手の継投で勝利をつかみ「三嶋は復調というより悪いと思っていない。ヤス(山崎)も(同点で)よく踏ん張った」とたたえた。

◆ヤクルトは3-3の同点で迎えた九回、抑えの石山が2死一、二塁から大和に右中間に勝ち越しの2点適時二塁打を浴びた。移籍後初登板となった先発のバンデンハークは4回6安打3失点の誤算。0-1の三回に2死から佐野とオースティンに連続二塁打を浴びて加点され、四回は先頭打者の宮崎に浮いた速球を捉えられ、左翼席へソロを運ばれた。  昨季まで在籍したソフトバンクで43勝を挙げた実力者は、今月中旬に新天地デビューするはずだったが、雨天中止による先発ローテーション変更で、14日に2軍戦で調整登板。20日の阪神戦(甲子園)も雨天中止で、仕切り直しとなっていた。

◆DeNAが連敗を5で止めた。3-3に追い付かれた直後の九回に2死無走者から連打で一、二塁として大和の2点二塁打で勝ち越した。6番手の山崎が3勝目を挙げた。ヤクルトは打線が粘りながらも3併殺打が響いた。

◆ヤクルトのバンデンハークが先発でソフトバンクから移籍後初登板し4回6安打3失点だった。球が浮いたところを痛打され「しっかり試合をつくりたかったが、長い回を投げられなかった。次回に向けて調整したい」と課題を挙げた。  0-1の三回に2死から佐野とオースティンに連続二塁打を浴びて加点され、四回は先頭打者の宮崎に浮いた速球を捉えられ、左翼席へソロを運ばれた。高津監督は「結果は良くなかったが、彼らしい球はあった。次に期待」と話した。  チームの外国人投手は先発要員として他にもサイスニードとスアレスがおり、外国人枠の関係で1人が登録を外れることになる。高津監督は「しばらくは平等にチャンスを与える」と語った。

◆ヤクルトは3-3と同点の九回、守護神の石山泰稚投手(32)が大和に勝ち越しの2点二塁打を浴びて敗戦。同じ抑えとして日米通算313セーブを挙げた高津臣吾監督(52)は石山を思いやりつつ、現状打破に期待した。--移籍後初登板となったバンデンハーク(前ソフトバンク)は4回3失点  「どんな年でも最初の登板というのはすごく緊張も興奮もするだろうし、ましてや移籍してきて最初の登板で、いろいろな感情があったと思う。結果はあまりよくなかったかもしれないですけど、彼らしい球も何球か見られましたし、また次に期待したいと思います」  --長身を生かした投球  「真っすぐを含めて空振りが取れる球種がいくつかありますし、そうい身長を生かした角度というのは横から見ていても感じました」  --3、4番が無安打  「1本打っていれば、というところですね。四死球をもらいながら、そこを生かせなかったというのは反省でしょうね」  --清水が回またぎ  「いろいろ考えたんですけど、最初の回をピシャっといったので、そのままいこうと思いました」  --石山が九回につかまった  「しんどいでしょうね、本人が一番精神的にね。でも、乗り越えていかないといけないところだと思うので、頑張ってほしいなと思いますね」

◆ヤクルトは9安打7四死球で塁上をにぎわせたが、3併殺打を喫するなど11残塁の拙攻で敗れた。高津監督は「四死球を生かせなかったのは反省点」とため息をついた。  山田と村上が無安打で決め手を欠いた。四回は1点差に追い上げてなお1死満塁で山田が遊飛に、村上が中途半端なスイングで空振り三振に倒れた。山田は六回1死一、二塁でも遊ゴロ併殺打に倒れ、高津監督は「一本打っていればというところ。次は打ってくれるでしょう」と話した。

◆DeNAは7投手を小刻みにつなぎ、2分けを挟んだ連敗を5で止めた。三浦監督は「リリーフがよくやってくれた」と救援陣をたたえた。  3-0の四回にロメロが2点を返され、なお1死満塁のピンチで継投に入った。三上がワンポイントで山田哲を遊飛に打ち取り、砂田が4番村上を三振に仕留めた。三浦監督は「三上の思い切りの良さに懸けた。砂田は村上のところを抑えてもらうと決めていた」と勝負どころの采配を振り返った。

◆長かった。5月7日以来、実に2週間ぶりの白星。DeNAが2分けを挟んでの連敗を5でストップ。決めたのはチーム最年長、16年目の大和内野手(33)だった。  「(四回無死からの)自分のエラーから投手陣を苦しめてしまった。『この打席で何とか取り返したい』。その気持ちしかなかった」  3-3の九回2死から連打で一、二塁とし、大和がヤクルト守護神、石山が投じた149キロの直球を振り抜いた。打球は前進守備の外野陣の頭上を越え、決勝の2点二塁打となった。  寡黙な性格で、言葉よりも姿勢でチームを引っ張る。「若手の見本となる行動を示そうと練習からやっている」と本拠地では誰よりも早く球場入りし、外野フェンス沿いを黙々と走る姿がある。  19、20日の中日戦(横浜)が雨天中止。球団名が変更となった12年以降で2試合連続の降雨中止は今回で5度目だが、これで翌試合は5勝0敗、??〇の勝率10割だ。  連敗中の12日には自ら打撃投手を務め、114球を投げた三浦監督も「誰一人、諦めていなかった。今日の勝ちを明日以降につなげていかないといけない」と力を込めた。(東山貴実)

◆守護神が、つかまった。ヤクルトは3-3と同点の九回2死一、二塁から、石山泰稚投手(32)が大和に勝ち越しの中越え2点二塁打とされ、連敗。同じく抑えとして日米通算313セーブを誇る高津臣吾監督(52)は、奮起に期待した。  「本人が精神的に一番しんどいでしょうね。でも、乗り越えていかないといけないところだと思うので、頑張ってほしいと思いますね」  今季は20試合で0勝3敗、防御率5・00と苦しい成績だが、リーグ2位の10セーブを挙げている。指揮官は「信頼は変わらないか?」との問いに「そうですね」と答えた。  青木が五回の中前打で日米通算2500安打に残り「2」とするなど、打線は9安打を放ち7四死球をもらったが、11残塁。高津監督は「四死球をもらいながら生かせなかったのは反省」と厳しい表情を浮かべた。(赤尾裕希)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
28122 0.700
(-)
-
(-)
101191
(-)
139
(-)
45
(-)
34
(-)
0.259
(-)
3.180
(-)
2
(-)
巨人
22157 0.595
(-)
4.5
(-)
99184
(+1)
155
(+1)
54
(+1)
30
(-)
0.257
(↓0.003)
3.320
(↑0.06)
3
(-)
ヤクルト
18167 0.529
(↓0.016)
7
(↓0.5)
102172
(+3)
168
(+5)
37
(-)
25
(+1)
0.247
(↑0.001
3.810
(↓0.03)
4
(-)
広島
16205 0.444
(-)
10
(-)
102131
(-)
147
(-)
26
(-)
18
(-)
0.255
(-)
3.330
(-)
5
(-)
中日
15217 0.417
(-)
11
(-)
100117
(+1)
129
(+1)
17
(-)
21
(-)
0.233
(↑0.001)
2.830
(↑0.05)
6
(-)
DeNA
12276 0.308
(↑0.019)
15.5
(↑0.5)
98157
(+5)
214
(+3)
37
(+1)
9
(-)
0.238
(↑0.001
4.580
(↑0.06)