1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 | 2 | 3 | 2 | 13 | 15 | 1 | 2 |
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 2 | 0 | 0 | 6 | 12 | 2 | 1 |
勝利投手:涌井 秀章(5勝2敗0S) 敗戦投手:石川 歩(2勝2敗0S) 本塁打 |
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◆楽天は1-0で迎えた5回表、島内の3ランなどで一挙5点を奪い、リードを広げる。その後は7回に岡島と内田の連続適時打が飛び出すなど、終わってみれば15安打で13得点を挙げた。投げては、先発・涌井が6回4失点で今季5勝目。敗れたロッテは、投手陣が崩壊した。
◆ロッテ先発の石川歩投手(33)は、今季ビジターで防御率2・40も、ホームのZOZOマリンでは同5・68。特に今季の被本塁打5本はすべて同球場で被弾している。 1発に気をつけて首位楽天相手から白星なるか。
◆楽天涌井秀章投手(34)がNPB史上47人目の通算2500投球回を達成した。 雨風が強まる中、4回2死を奪ったところで節目に到達。5回を投げ終え、試合が成立。記録達成の場内アナウンスが流れ、スタンドの観客から拍手が送られた。 横浜高から04年ドラフト1位で西武に入団。プロ初登板は05年3月29日日本ハム戦。相手はSHINJOで遊ゴロに抑えた。 今季でプロ17年目。これまでに4度の最多勝、1度の沢村賞を獲得した。ロッテから楽天に加入した昨季は8度目の2桁勝利となる11勝をマークし、史上初となる3球団での最多勝を獲得。今季も自身10度目の開幕投手を務め、試合前時点で4勝を挙げている。
◆「当たっている男」楽天岡島豪郎外野手(31)が、先制打を含む今季初の4安打で大暴れした。21日、ロッテ10回戦(ZOZOマリン)に「5番右翼」で先発出場し、4回に15日オリックス戦以来の先制適時三塁打を放った。この日までの直近5試合は14打数7安打で打率5割。好調なバットマンは5回に中前打、7回は左前適時打、9回は右前打で3戦連続の複数安打をマークした。 試合前から10メートルを超える強風が吹き、降雨で早く先制点が欲しい展開の中、巧打した。4回2死一塁での第2打席。ロッテ石川のカットボールを引っ張ると、打球は右中間を破った。一走浅村は打った瞬間に駆けだし、そのまま生還。岡島は三塁に滑り込み、今季初の三塁打を決めた。「打てて良かったです。試合を勝てるように、まずは先制できて良かったです」と声を弾ませた。 4月10日に今季初めて1軍登録され、この日で30試合に出場。規定打席未到達ながら打率は3割4分を超える。中でも今月は16試合に出場し、月間打率は3割9分6厘と勢いは止まらない。そしてこの日、22日の予告先発が楽天田中将、ロッテは19年まで楽天在籍の美馬と発表され、元チームメート対決が決まった。かつての仲間からも安打を量産してみせる。【相沢孔志】
◆楽天島内宏明外野手(31)が風速11メートルの逆風を物ともせず、左翼席へ6号3ランを放った。 1点リードの5回、浅村の右前2点適時打で3点差とし、なおも2死一、三塁でロッテ石川の外角高めツーシームを強振。左翼から本塁方向への逆風が吹いていたが、打球は伸び上がり、左翼席中段へと飛び込んだ。5月16日オリックス以来4戦ぶりの一発を放ち「打ったのはシュート。1年と7カ月ぶりに芯に当たりました。以上です。(真顔で)」とコメントした。 ◆楽天島内の"島内語録"今季ベスト5(原文まま) <1>5月12日西武戦、同点適時三塁打 「試合前に安樂が振りが鈍いですねと一言頂いたんで、その鈍いスイングで打ちました。安楽、お前と違ってスイング鈍くてごめんな。明後日から4番安楽!以上。(真顔で)」 <2>5月11日西武戦、同点適時打 「今日、投手が打撃練習をしていて、安楽が1・5倍飛ばしていたので練習していないのに打球を飛ばしていたので腹が立ちました。その悔しさを試合にぶつけていけたのかなと思います。安楽腹が立つけど、でもありがとう。安楽打法です。(真顔で)」 <3>4月25日西武戦、3点左中間適時二塁打 「昨日、差し入れで監督からうな重弁当を頂いたんで、うな重パワーで打てたと思います。監督、またお願いします。(真顔で)」 <4>4月20日ソフトバンク戦、3号3ラン 「ボールをなすったらスタンドまで届いたので、名付けて『なすり打法』です。現場からは以上です。(淡々と)」 <5>5月16日オリックス戦、5号ソロ 「試合前に石井監督のメジャー1号ホームランを見てそのホームランをイメージして打ちました。ただ、全然打球が飛ばなかったです。ただ、そこは監督と僕のポテンシャルの違いです。もっとポテ上げたいな~。以上(真顔で)」
◆ロッテ先発石川は伸びのある直球を軸に3回まで2安打無失点。楽天先発涌井も丁寧な投球で3回まで2安打無失点に抑えた。 楽天は4回に1点を先制し、5回に浅村の2点適時打などで5点を追加。ロッテは6回、レアードの3ランなどで4点をかえした。 楽天は7、8、9回にも追加点。2桁得点で首位をキープした。涌井が5勝目。ロッテは終盤のミスも響いた。石川が2敗目。
◆ロッテ先発石川歩投手が中盤に崩れ、5回を9安打6失点で2敗目を喫した。 3回まで7奪三振で無失点も、4回に1点を先制されると、5回には浅村に2点適時打を許し、続く島内に3ランを浴びた。今季の被本塁打6本は、すべて本拠地での被弾となり「調子は良かったんですが...。もうちょっと粘りたかったです」と言葉少な。後続も流れを止められず今季初の2ケタ失点での大敗となった。
◆ロッテは終盤の守備のミスが響き、今季ワースト13失点で首位楽天とのカード初戦を落とした。 2点差とした8回1死満塁で、島内のゴロを遊撃手藤岡が本塁へ悪送球し2点を献上。なお1死二、三塁から岡島のゴロを二塁手中村奨が本塁に悪送球し、さらに1点を失った。手痛い連続失策に井口監督は「せっかく追い上げていたのに流れが向こうにいっちゃいましたね。そういうところをしっかりやっていきたいと思います」と淡々と振り返った。 ▽ロッテ・レアード(6回に9号3ラン)「打ったのはカーブ。良い感じに振り抜くことが出来たよ」
◆楽天涌井秀章投手(34)がNPB史上47人目の通算2500投球回を達成した。 風速10メートルを超える強風に雨も交じる悪条件も「風を嫌がらず、集中力を切らさないことが攻略法」と古巣ロッテ相手に6回4失点。自身3戦ぶりの白星となるハーラートップタイの5勝目を挙げ、通算150勝へ王手をかけた。「長くやっていればついてくる数字。引退した時じゃないと価値は出てこない」と次戦を見据えた。
◆雨風に耐え、節目を迎えた。楽天涌井秀章投手(34)が、史上47人目の通算2500投球回を達成した。古巣ロッテ相手に慣れ親しんだ敵地ZOZOマリンの強風雨をしのぎ、6回4失点。自身3戦ぶりの白星となるハーラートップタイの5勝目を挙げ、通算150勝にも王手をかけた。勝手知る石井GM兼監督も舌を巻く野球への姿勢。プロ17年目の今季も、地道な努力を積み重ねている。ポーカーフェースをゆがめた。5回終了後。風速10メートルを超える強風と雨が降りしきる中、涌井が記念ボードを掲げた。史上47人目の2500投球回。「名球会に入るわけでもないし、長い間やってればたどり着く数字。正直、自分の中ですごいなという数字ではないかな」と受け止めながらも、スタンドからの拍手を一身に浴びた。 経験で粘った。ZOZOマリンは、ロッテに在籍した19年まで6年間本拠地としていた。「集中力を切らさないことと、風を嫌がらないこと。それがマリンで投げる攻略法」と慣れ親しんだ敵地で悪条件下のイメージを描いた。ストライクを先行させ、緩いカーブも有効活用。6点のリードをもらった6回、「最後はストライクを集めすぎたし、カーブを使いすぎた」とレアードに3ランを浴びるなど4失点を悔やんだが、先制点を与えず、味方の援護を引き出した。 経験は努力が支える。西武でともにプレーし、楽天への道を作った石井GM兼監督は「彼すごく練習するし走るしタフ。情報がいっぱい拾える中で、そういうものも大事にしつつ自分を持って流されない」と評する。指揮官は日米通算2717回1/3を投げ、40歳で引退。「もうちょっと努力すればすごい記録が出せたと思うけど、僕は30歳で努力をやめた。でも彼は努力をやめない。ゴールが見える最後のストレートに入ってると思うけど、まだ成長している」と今年で35歳の右腕に厚い信頼を置く。 もう1つの節目も見えてきた。涌井はこの日の白星で通算149勝。史上49人目の150勝へ王手をかけたが「周りが勝手に言っているだけ。何勝したかとかは引退した時じゃないと価値は出てこない。選手としては、積み重ねてきたものなので、別にそんなにそこで終わりでもないという感じ」と受け止める。マウンドに立ち続ける以上、ゴールは作らない。次回登板へ、すぐに目を向けた。【桑原幹久】
◆1年7カ月前は...。楽天島内宏明外野手(31)が風速10メートル超えの強風を味方に、6号3ランを放ち、チーム首位キープに貢献した。 5回、ロッテ石川から左翼席へ4戦ぶりの1発。"島内語録"としてファンに人気の試合中配信コメントで「1年と7カ月ぶりに芯に当たりました」と自画自賛。リーグ打点王に躍り出た好調の4番が、チーム今季最多15安打、同タイの13得点を引き出した。2021年5月21日、ZOZOマリン。島内が久々の感覚を手にした。3点リードの5回2死一、三塁。石川の外角高めツーシームを強振した。風速計は左翼から本塁へ11メートルを計測。だが、ライナー性の打球はバックネットからはね返った追い風に乗り、上空でグンと伸びた。左翼席上段へ3ラン。球団広報から配信されたコメントには「1年と7カ月ぶりに芯に当たりました。以上です。(真顔で)」と書かれていた...。 そこで、時をさかのぼってみた。約1年7カ月前は19年10月。島内はソフトバンクと敵地でクライマックスシリーズ・ファーストステージに臨んでいた。全3戦にスタメン出場し、結果は9打数1安打5三振4四球。ちなみに1安打は二塁内野安打だった。 試合後、真意を明かした。「練習です。練習も含め、1年と7カ月ぶりです」。昨季は8本塁打、114安打。今季も6本塁打、42安打を放つ。それでも、打撃練習で覚えた感触ではなかった。「村林が『僕の方が逆方向飛びますね』って言ったので、少しイラっとして、逆方向を狙って打ちました」と適度な?怒りもパワーに変えた。 独特の感性で、打線のど真ん中を張る。開幕から3番が定位置だったが、4月30日ロッテ戦から4番に座る。同打順では打率2割9分7厘、3本塁打、15打点。大黒柱の3番浅村の次打者として存在感を示す。ただ「なるべく4番は打ちたくない」と話す。石井GM兼監督から「3・5番」と評された際は「ちょっとずるいですね。うまいっすね」と笑い、状況に応じバントもいとわない。目前で求められた役割に徹する。 活躍した際に配信されるコメントも4月の7本を抜き、今月8本目。ロッテ・マーティン、安田を抜き、リーグ打点トップに立った。「雨風? もっと降れって思っていました」。首位を走るチームは、島内が支えている。【桑原幹久】 ▽楽天安楽(2点差に詰め寄られた7回無死一、二塁から3者凡退に抑える好救援) 開き直って腕を振っていくしかないと思いました。どんな場面でも腕を振っていきたいです。 ▽楽天石井GM兼監督(強風と雨の悪条件下での勝利に) (記者へ)外で見てました?その髪形はそうですよね。勝利をぐっと持って来られたのは安楽のピッチング。自分で今のポジションを作ってきているので、そのままつかみ取ってほしい。
◆22日のロッテ戦に先発する楽天・田中将大投手(32)が、前楽天でロッテ先発の美馬学投手(34)と投げ合うことについて「投げ合うの自体は楽しみですし、いい投手なのは間違いない」と"元同僚対決"を待ちわびた。2人は2011年から13年まで3年間一緒にプレーした。 8年ぶり日本球界復帰の今季は、5試合に登板して2勝3敗。ロッテ戦は楽天生命パークで行われた5月1日に先発し、6回無失点で勝利投手になっている。 今回は敵地でのマウンド。2019年のホームランラグーン設置後、ZOZOマリンで初登板となるが「(球場の)広いせまいは(自分で)コントロールできる部分ではない。条件は一緒。自分の投球をするだけです」と気にしなかった。
◆楽天・島内宏明(31)が3-0の五回2死一、三塁で、ロッテ先発・石川歩投手(33)から左翼へ6号3ランを放ち、打点を34に伸ばして、この瞬間リーグトップに立った。 ロッテ・安田尚憲内野手(22)とレオネス・マーティン外野手(33)がともに32打点でトップだったが、この時点で2人に打点はなく、島内が3打点を挙げて上回った。
◆楽天・涌井秀章投手(34)が、プロ野球47人目の2500投球回を達成した。試合前の時点で残り3回2/3だった。先発した涌井は試合成立の五回終了時に、三塁側ベンチ前で記念のボードを掲げ、観衆の大きな拍手を浴びた。
◆楽天が今季最多の15安打で快勝した。四回に岡島の適時三塁打で先行し、五回に浅村の2点適時打と島内の3ランで5点を加え、終盤も着実に加点した。涌井は6回4失点でリーグトップに並ぶ5勝目。ロッテは投手陣が打ち込まれた。
◆楽天の岡島が5年ぶりに4安打を放ち、大勝を呼んだ。四回2死一塁で右中間へ先制の三塁打を放ち、6-4と追い上げられた直後の七回2死一、三塁では左前適時打。敵地でヒーローインタビューを受け「ほっとしている」と喜んだ。 3試合連続の複数安打で打率を3割4分1厘まで上げた。「自分の決めた球をしっかりとスイングできている」と手応えをにじませた。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
楽天 |
22 | 16 | 8 | 0.579 (↑0.011) | - (-) |
97 | 181 (+13) | 163 (+6) | 36 (+2) | 21 (-) |
0.236 (↑0.003) | 3.360 (↓0.06) |
2 (-) |
ソフトバンク |
22 | 17 | 7 | 0.564 (-) | 0.5 (↑0.5) |
97 | 196 (-) | 169 (-) | 38 (-) | 34 (-) |
0.261 (-) | 3.460 (-) |
3 (-) |
ロッテ |
19 | 18 | 7 | 0.514 (↓0.014) | 2.5 (↓1) |
99 | 207 (+6) | 186 (+13) | 43 (+1) | 33 (-) |
0.247 (↑0.002) | 3.980 (↓0.14) |
4 (1↑) |
西武 |
18 | 19 | 8 | 0.486 (↑0.014) | 3.5 (-) |
98 | 162 (+7) | 171 (+1) | 29 (+1) | 45 (+1) |
0.239 (↑0.003) | 3.740 (↑0.06) |
5 (1↓) |
ORIX |
18 | 20 | 7 | 0.474 (-) | 4 (↓0.5) |
98 | 171 (-) | 172 (-) | 45 (-) | 14 (-) |
0.247 (-) | 3.440 (-) |
6 (-) |
日本ハム |
14 | 23 | 5 | 0.378 (↓0.011) | 7.5 (↓1) |
101 | 123 (+1) | 179 (+7) | 23 (-) | 24 (+1) |
0.217 (-) | 3.870 (↓0.06) |
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