1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 | 1 | 0 |
西武 | 0 | 1 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 1 | X | 7 | 11 | 0 | 1 |
勝利投手:髙橋 光成(5勝0敗0S) 敗戦投手:伊藤 大海(1勝4敗0S) 本塁打 |
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◆投打のかみ合った西武が完勝。西武は2回裏、山川のソロで先制に成功する。その後同点を許すも、5回には中村の適時二塁打などで一挙5点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・高橋が7回1失点の粘投で今季5勝目。敗れた日本ハムは、投打ともに振るわなかった。
◆西武は2回、先頭の山川が左中間へ4号ソロ本塁打を放ち先制した。先発の高橋は先頭に安打を許すも、9者連続打ち取った。 同点で迎えた5回、西武中村が2点適時二塁打で勝ち越した。さらに呉念庭とスパンジェンバーグも続き5点差に突き放した。 西武は終盤も踏ん張った高橋が、無傷の開幕5連勝。チームは2連勝となり順位は4位に浮上した。日本ハムは連勝を逃した。伊藤は4敗目。
◆西武栗山巧外野手が2試合連続安打を放った。3回の第2打席、カウント3-2と粘りながら、スライダーを中前へ運んだ。 前日の3号ソロに続く安打となり「1打席、1打席切り替えて集中しているのが何とか1本につながっている」と話していた通り、通算1949安打で節目の2000本まで51本とした。
◆先発マスクを被った日本ハム石川亮捕手が4月22日ロッテ戦以来となる打点をマークした。 1点を追う5回2死一、三塁。「なんとか1点欲しかったので、初球から積極的に行きました」と、西武高橋から左前に一時同点とするタイムリーを放った。試合中コメントで「5点差ありますが、なんとか追いついて逆転できるように頑張ります」と話したがチームは敗れ、4カード連続初戦黒星となった。
◆尻上がりに球速を伸ばし、西武高橋光成投手(24)がリーグトップタイとなる無傷の5連勝を収めた。 初回先頭打者に安打を許すも、直後から10者連続凡打に打ち取る序盤の快投。5回に1点失ったものの7回2死三塁の場面、1回に打たれた五十幡を3-2と追い込んでから、この日最後の103球目に最速152キロを出し三振に打ち取った。「何とか粘り強く投げられた」と笑顔でお立ち台に上がった。 ▼西武高橋が開幕5連勝。西武の開幕投手で開幕5連勝以上は、18年菊池(8連勝)以来8人目。
◆日本ハム近藤健介外野手(27)が21日、西武7回戦(メットライフドーム)を欠場した。ベンチ入りメンバーには名を連ねたが、試合前練習から参加しなかった。 3番一塁でスタメン出場した20日の楽天12回戦(楽天生命パーク)では4回の第2打席で何らかの異変を感じて表情をゆがめた場面があり、一時ベンチ裏へ引き揚げるシーンもあったが、8回の攻撃時まで出場していた。22日も当日の状態を見て出場可否が判断されるとみられる。栗山英樹監督(60)は「みんな、いろんなことがあるので」と話すにとどめた。
◆尻上がりに球速を伸ばし、西武高橋光成投手(24)がリーグトップタイとなる無傷の5連勝を収めた。 初回先頭打者に安打を許すも、直後から10者連続凡打に打ち取る序盤の快投。5回に1点失ったものの7回2死三塁の場面、1回に打たれた五十幡を3-2と追い込んでから、この日最後の103球目に最速152キロを出し三振に打ち取った。「何とか粘り強く投げられた」と笑顔でお立ち台に上がった。 今季"ブラックフライデー"は1日もない。金曜日を任され9戦不敗。調子の波に左右されず、試合をつくる。エースの座にもっとも近づく右腕を、捕手森が手綱を引く。球速が上がらず、四苦八苦する姿に森は「そういう中でも投げるコースを意識しよう」と、独り相撲にならないように制御。高橋は「ボールのことばかり気にしていた。そこからまた立ち直ることができた」。自然とスピードも乗って最後の最速につながった。 験を担いで伸ばし続ける長髪を、大きな土台がしっかりと支える。臀部(でんぶ)周りの大きさは116センチを誇りチーム内でも類を見ない尻の大きさ。「一生懸命トレーニングして、一生懸命練習していたら、こんな感じになりました」と大きな尻を支えに190センチ、105キロの巨体から、躍動感あふれる投球を繰り出す。肩にまで届かんばかりの"獅子のたてがみ"は伸ばしてほしいというファンからの声に「どんどん伸ばしたいっす。頑張ります!」。なびかせるえりあしは、勝ち続けている証しでもある。【栗田成芳】 ▽西武辻監督(高橋の長髪に)「髪の毛。いいじゃないですか。どんどん伸ばしてください。安心して見られるよ」
◆西武山川穂高内野手が今季本拠地初となる4号先制ソロを放った。 2回、先頭の打席で初球149キロの直球を左翼スタンドへ運んだ。前日は栗山に貸していたどすこいパフォーマンスを披露。「やっぱり、ホームで打てた、ということが単純にうれしいです。一昨年、その前の年は、ホームに戻ってきたら絶対打てるぞ、という感覚がありました。そういう状態に持っていきたい」と浮上のきっかけにする。
◆日本ハムのドラフト1位伊藤大海投手(23)がプロ最短KOで4敗目を喫した。西武7回戦(メットライフドーム)に先発したが、同点の5回に山賊打線につかまった。4回1/3を6安打4四球、自己ワーストの5失点。7度目の登板で初めて5回を投げきれなかった。自身2連敗でチームは4カード連続で初戦黒星となり、借金は再び今季ワーストタイの9となった。汗をびっしょりかいた伊藤は、視線を落として一塁側ベンチへ引き揚げた。帽子を脱ぐと、シャワーを浴びた直後のように髪の毛もぬれていた。悪夢の5回途中降板は、プロ入り後の最短KO。少し落ち着きを取り戻した試合後に「やっぱり6回ももっていないっていう...。慎重になりすぎている部分もありましたし、また変化球に頼り過ぎた部分があった。もう1度、自分の良さを見つめ直したい」と、内容を猛省した。 この日のヤマ場となった5回は、同点に追い付いてもらった直後だった。1死から迎えた山賊打線の中枢は容赦なかった。源田の内野安打、森には四球。4番中村の5球目には暴投で1死二、三塁とピンチを広げた。カウントはフルカウントとなった。ここまで全て変化球で、勝負球も「あれはカットボールですね」。気持ちを込めて低めに投じたが、しっかりと捉えられ、打球は左翼西川の頭を越えた。決勝の2点適時二塁打。続く栗山にも変化球を3球続けて3ボールとなり、直球は4球目の見逃しストライクだけ。四球を与えたところで交代となった。 カード頭の金曜日を任されている。プレッシャーもかかるが、逆転の発想で「他球団のエース級のピッチャーに育ててもらえるような投球を続けていきたい」と言える。プラスに思考を転換する柔軟さがあるからこそ、この経験を成長の糧にできるはずだ。栗山監督も「一生懸命やってくれていたので、こういう時もあるだろう」と、ここからの成長に期待する気持ちは変わらない。この壁を乗り越えてこそ、エース道は突き進める。【木下大輔】▽日本ハム五十幡(地元埼玉の球場でプロで初めてプレーし) あまり出身だからってことは意識してないですね。
◆西武の山川が5月12日以来となる4号本塁打を放った。二回、先頭打者で日本ハムのドラフト1位ルーキー伊藤が投じた初球の浮いたストレートをフルスイングで捉えた。打球は高く舞い上がり左中間スタンド最前列へ飛び込み「打てて良かった」と短い言葉に力を込めた。 左太もも裏の軽い肉離れで3月下旬に戦列を離れ、今月7日に1軍へ昇格した。復帰後も調子が上がらず、このアーチでようやく今季10打点目。前日20日のソフトバンク戦でも無安打だったが、辻監督が「感覚的には良くなっている。これから楽しみ」と期待していた通りの一発となった。
◆日本ハムのドラフト1位・伊藤大海投手(23)は自己最短となる4回1/3を投げ、1被弾を含む6安打、5失点で2勝目はならなかった。 二回に先頭の山川に左中間スタンドへの先制ソロ本塁打を浴びた。さらに五回1死二、三塁から中村に左越え2点二塁打を許すなど失点を重ね、103球でマウンドを降りた。 六回途中4失点で3敗目を喫した前回の14日のソフトバンク戦(札幌D)に続いて、この日も本来の投球をできず苦しいマウンドとなった。
◆西武・中村剛也内野手(37)が同点の五回に2点二塁打を放った。 「(一、二塁から暴投で)ランナー二、三塁に変わったので気持ちが楽になりました。ランナーをかえせてよかったです」 同点に追いつかれた直後の五回1死二、三塁から、伊藤の135キロを左越え二塁打とし、チームにリードをもたらした。二塁ベース上ではベンチにいた柘植、山田から催促されるかのように、右拳を左胸に近づけるようなガッツポーズを披露した。 お笑い芸人、なかやまきんに君が得意とする「パワー」を連想させるポーズで、「おかわり君」の愛称で人気の中村だけに、さながら"なかむらおかわり君"として、チームを盛り上げていた。
◆西武が誇る37歳のベテランコンビが連夜の活躍だ。20日は栗山だったが、この日の日本ハム戦では「おかわり」こと中村だった。 「(一、二塁から暴投で)ランナー二、三塁に変わったので気持ちが楽になりました。ランナーをかえせてよかったです」。1-1に追いつかれた直後の五回1死二、三塁で、日本ハムのドライチ右腕、伊藤の135キロをとらえた。左翼フェンス直撃の2点二塁打で勝ち越した。 二塁ベース上ではベンチから柘植、山田にあおられ、お笑い芸人のなかやまきんに君の持ちネタを意識したかのような「パワー」のポーズを控えめにつくった。 20日のソフトバンク戦では栗山がバックスクリーン左に3号ソロを放ったあと、主砲の山川の本塁打後にみせる「どすこいポーズ」を披露しており、バットだけでなくパフォーマンスでも連夜の共演となった。 この日の二回には栗山の「どすこい」に刺激を受けたのか"本家"の山川が左中間席へ7試合ぶりとなる4号ソロをはなち、「打ててよかったです」と笑顔で「どすこーい!」を披露。今季の本拠地初アーチで、スタンドを埋めた獅子党のファンたちも一緒に両手を高く掲げてポーズをとった。 打線の中軸を担う選手が次々と存在感を発揮し、夏本番を前に西武の士気が高まってきた。(湯浅大)
◆西武が4位に浮上した。1-1と追い付かれた五回に中村の2点二塁打、呉念庭の適時打などで一挙5点を勝ち越した。高橋が7回1失点で開幕5連勝し勝利数でリーグトップに並んだ。日本ハムは伊藤が五回途中5失点と崩れた。
◆日本ハムの近藤が欠場した。試合前練習に参加せず、ベンチ入りメンバーには入ったが出番はなかった。栗山監督は「みんないろんなことがある。疲れもあるし」と話すにとどめた。
◆山川が二回、左中間席へ7試合ぶりの本塁打となる4号ソロを放った。今季の本拠地初アーチに「単純にうれしいですね」と笑みを浮かべた。昨季は24本塁打中、本拠地で10本。「去年もあまり打てていない。おととし(2019年)、その前の年(18年)は、ホームに戻ってきたら絶対に打てるぞ、という感覚がありました。そういう状態に持っていきたい」と2年連続で本塁打王を獲得したシーズンのような爆発を誓った。
◆西武は21日、日本ハム7回戦(メットライフ)に7-1で快勝し、連勝で4位に浮上した。先発の高橋光成投手(24)が7回6安打1失点の好投で今季5勝目。球団の先発投手では2018年の菊池雄星、多和田真三郎以来、3年ぶりとなる開幕から無傷の5連勝で、ハーラートップに並んだ。 西武にとって頼もしく、相手にとっては恐怖の「13番の金曜日」だ。背番号13の長髪エース、高橋が開幕から無傷の5連勝を飾った。 「立ち上がりは不安があったけど、何とか0点に抑えて、粘り強く投げられました」 課題だった初回は無死二塁のピンチを招いたが、慌てることなく後続を断つと五回2死まで1安打投球。五回に同点とされたが、直後に味方から大量得点の援護をもらうと六、七回を無失点で乗り切った。 150キロ超の直球と落差のあるフォークボールのコンビネーションが持ち味だが、この日はなかなか150キロに届かなかった。中盤に「自分のボールはどうですか」と女房役の森に相談すると「そういう(状態の)中で、投げるコースを意識しよう」とかえってきた。 打者ではなく、必死に球質と向き合っていた自分に気づき、「意識の向け先を変えたら、いい方向にいきました」。制球重視の投球にスイッチし、7回1失点にまとめた。それでも、七回2死で、D2位・五十幡(中大)を見逃し三振に仕留めた直球は152キロ。最後の一球でこの日の最速を計測したのはエースの意地だった。 もはや、おなじみとなったうなじを覆うほどの長髪スタイル。好調をキープしていることでオフから伸ばし続けている。負けるまで切らないのが今季のゲン担ぎで、「肩まで伸ばしたいですね」と笑う。辻監督も「どんどん伸ばしてください」と"歓迎"しつつ、「今年は自分の中で強弱をつけている。力の入れ具合であったり。だいぶ大人のピッチングをするようになった」と開幕投手を高く評価した。 新エースの好投でチームは4位に浮上。首位・楽天まで3・5ゲーム差だ。次回登板は28日の阪神戦(メットライフ)の予定。セ首位チームとの対決が待っている。 「まだまだ、これからなので、気を緩めることなくやっていきたい」。獅子が虎視眈々と上位との差を詰めていく。(湯浅大)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
楽天 |
22 | 16 | 8 | 0.579 (↑0.011) | - (-) |
97 | 181 (+13) | 163 (+6) | 36 (+2) | 21 (-) |
0.236 (↑0.003) | 3.360 (↓0.06) |
2 (-) |
ソフトバンク |
22 | 17 | 7 | 0.564 (-) | 0.5 (↑0.5) |
97 | 196 (-) | 169 (-) | 38 (-) | 34 (-) |
0.261 (-) | 3.460 (-) |
3 (-) |
ロッテ |
19 | 18 | 7 | 0.514 (↓0.014) | 2.5 (↓1) |
99 | 207 (+6) | 186 (+13) | 43 (+1) | 33 (-) |
0.247 (↑0.002) | 3.980 (↓0.14) |
4 (1↑) |
西武 |
18 | 19 | 8 | 0.486 (↑0.014) | 3.5 (-) |
98 | 162 (+7) | 171 (+1) | 29 (+1) | 45 (+1) |
0.239 (↑0.003) | 3.740 (↑0.06) |
5 (1↓) |
ORIX |
18 | 20 | 7 | 0.474 (-) | 4 (↓0.5) |
98 | 171 (-) | 172 (-) | 45 (-) | 14 (-) |
0.247 (-) | 3.440 (-) |
6 (-) |
日本ハム |
14 | 23 | 5 | 0.378 (↓0.011) | 7.5 (↓1) |
101 | 123 (+1) | 179 (+7) | 23 (-) | 24 (+1) |
0.217 (-) | 3.870 (↓0.06) |
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