楽天(★1対4☆)日本ハム =リーグ戦12回戦(2021.05.20)・楽天生命パーク宮城=
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日本ハム
0100000304901
楽天
0010000001700
勝利投手:堀 瑞輝(2勝1敗0S)
(セーブ:杉浦 稔大(0勝1敗9S))
敗戦投手:福山 博之(0勝1敗0S)

本塁打
【日本ハム】王 柏融(3号・2回表ソロ)

  DAZN
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◆日本ハムは0-0で迎えた2回表、王のソロで先制に成功する。その後同点とされるも、8回に王の押し出し四球と渡邉の適時打で3点を挙げ、再びリードを奪った。投げては、2番手・堀が今季2勝目。敗れた楽天は、4番手・福山が誤算で、打線も1得点と精彩を欠いた。

◆楽天浅村栄斗内野手(30)は18日のカード初戦から2試合連続本塁打中。浅村の3試合以上連続本塁打は過去3度あるが、いずれもカードまたぎで記録。 今日打てば自身初の同一カード3連戦3連発となる。

◆日本ハムは8回に3点を勝ち越し、1分けを挟んだ連敗を4で止めた。楽天は今季初黒星を喫した4番手の福山が誤算だった。日本ハム堀が2勝目、杉浦は9セーブ目。再三の好機を生かせず、楽天は連勝が3で止まった。5回は二走の岡島が田中貴の右前打で本塁生還を狙うも走塁死。7回は田中貴がセーフティースクイズを失敗(記録は捕邪飛)。直後の8回に開幕から13試合連続無失点だった福山が3点を勝ち越された。石井GM兼監督は「福山はずっと開幕から頑張ってくれていた。切り替えて明日からもう1回スタートし直せばいい」と責めなかった。

◆先発は楽天滝中、日本ハム池田。日本ハムは2回、王柏融の3号ソロで先制。楽天は3回、田中貴の適時二塁打で同点とした。 楽天、日本ハムとも5、6回は得点圏に走者を進めるも両軍投手陣が踏ん張って無得点。1-1のまま終盤戦へ。 日本ハムは8回に3点を勝ち越し、1分けを挟んだ連敗を4で止めた。楽天は今季初黒星を喫した4番手の福山が誤算だった。日本ハム堀が2勝目、杉浦は9セーブ目。

◆日本ハム好調の4番、王柏融外野手が2試合連続打点をマークした。 2回の先頭、先制の右越え3号ソロ。16日ソフトバンク戦以来の1発で、来日1年目のキャリア最多に並んだ。「特に狙ってはいなかったけど、自分が捉えられるコースだったので、最高の結果になってよかったです」と満足した。

◆楽天田中貴也捕手(28)が20日、日本ハム12回戦(楽天生命パーク)に「9番捕手」で今季初先発出場。1点を追う3回1死一塁では、右中間に同点の適時二塁打で今季初打点を記録。5回も右前打を放ち、6回は俊足外野手の日本ハム五十幡を盗塁阻止するなど攻守で起用に応えた。 この日のファーストスイングで直球を仕留めた。「次につなげようと打席に入りました」と、日本ハム池田の4球目を強振。ライナー性の打球が右中間で弾むと、一走辰己が一気に生還。二塁付近で得点を確認し、笑顔で右腕を突き上げた田中貴は「打てて良かったです。辰己にホームまで帰ってくれと願いました。よく走ってくれましたね」と仲間の力走をたたえながら、一打を喜んだ。 14年育成ドラフト3位で巨人に入団し、19年まで1軍出場は2試合だった苦労人は、昨年9月にトレードで楽天に加入。新天地でプロ初安打と初本塁打をマークして、飛躍の年にした。今季は開幕1軍もここまで途中出場に限られていたが、出場4試合目で結果を残した。出場機会奪取へ、アピールを続けていく。【相沢孔志】

◆新型コロナ禍から戦列復帰した日本ハム渡辺諒内野手(26)が、6試合ぶりの勝利へダメ押しの一打を放った。 ピンチをしのいで迎えた1-1の8回だ。王柏融が勝ち越しとなる押し出し四球を選び、なお2死満塁。マウンドで動揺を隠せない楽天福山の初球を狙い打った。141キロを中前へはじき返し、2点を追加。この回、一気に3点を奪いリードを広げた。殊勲の中前適時打に「初球から積極的に振っていこうと思っていた。いい形で(打球が)抜けてくれて良かったです」。左手で力強くガッツポーズだ。 チーム内で発生した新型コロナウイルスの集団感染で濃厚接触者の判定を受け、特例2021適用対象として今月4日に出場登録を外れた。隔離期間を経て、1軍に復帰できたのは5日前。復帰当日こそ、体調面を考慮して途中出場となったが、16日からは定位置の二塁でスタメン出場を続ける。 この日は2回にも中前打を放ち、3試合ぶりのマルチ安打。8回の殊勲打に「柏融が粘って出てくれて1点入った後だったので、楽な気持ちで打席に入れました」と、味方に感謝していた。

◆日本ハム王柏融外野手(27)が20日、楽天12回戦(楽天生命パーク)で先制ソロ&決勝の押し出し四球で勝利に貢献した。中田翔内野手(32)の不在で、4番を務める「大王」が3打数1安打2打点。勝負強さを発揮し、引き分けを挟んだチームの連敗を4で止めた。目いっぱい、気迫を吐き出した。1-1の8回。じわじわとつなぎつくった2死満塁で、王柏融がバットを振らずに決勝点を挙げた。フルカウントからの8球目。外角高めに外れた直球系を見逃し、決勝の押し出し四球。一塁側ベンチめがけて、左手でガッツポーズをつくりほえた。 今年の「大王」は、ひと味違う。2回は甘く入った99キロカーブに合わせ、先制の右越え3号ソロ。19年、来日1年目のキャリア最多に並んだ。2、3打席目は連続三振も、「脱・ネガティブ」を心掛けている今季はこれで終わらない。「今年はすごく良い状態で打席に入れている」と8回の決勝点につなげ、ヒーローになった。 過去2年、結果を残せなかった要因の1つ、気持ちの浮き沈みを克服しつつある。「1、2年目は、本当に自信がなかった時期があった」と自分を見失いかけた。絶対的な打撃力を発揮するために、まず精神面を改革。試合で良かった部分を切り取り、悪かった部分は忘れる。「すごく難しいことですけど、次の試合にベストの状態に臨めるようにしてきました」と励んできた。 主砲中田の離脱で「4番」に座り、勝負強さが光っている。5試合連続で4番で出場中。「ちょっと慣れてきました」と笑うが「一番大事なのはネガティブ面を出さないように、しっかりポジティブに毎日臨むだけです」と肝に銘じている。栗山監督は「4番を打つっていうことは、それだけ信頼しているという裏返し」と託している。 チームは引き分けを挟んだ連敗を4で止めた。王柏融は「勇気を持って、目の前の敵と戦うだけ」と頼もしい。眠っていた台湾の英雄が、苦しむチームをけん引する。【田中彩友美】 ▼来日3年目の日本ハム王柏融が楽天戦の2回に先制の3号ソロを放った。16日ソフトバンク戦以来の1発で、来日1年目は3本、2年目は2本を記録しており、早くもキャリア最多に並んだ。8回には決勝点となる押し出し四球を選び、この日2打点。4月27日に1軍昇格後、14試合に出場し、42打数13安打8打点、打率3割1分0厘と打撃好調だ。5月15日ソフトバンク戦から4番を任され、放った安打3本のうち2本が本塁打となっている。 ▽日本ハム池田(古巣相手に3度目の対戦で6回1失点、勝敗つかず)「全体的に、前回粘れなかった反省を今日は生かすことができたと思います。ただ失点した場面では、無駄な四球からボールが甘くなってタイムリーを打たれてしまいました」

◆日本ハムの王柏融が0-0の二回に3号ソロを放ち、2試合連続で打点をマークした。先頭打者として打席に入り、1ボールから甘く入った変化球を完璧に捉えて右翼ポール際に運んだ。「狙っていた球ではなかったが、最高の結果になって良かった」と喜んだ。  台湾プロ野球で2年連続で打率4割をマークするなどスター選手として活躍し、19年から日本ハムでプレー。昨季52試合で打率2割7厘、2本塁打と低迷するなど日本の野球への適応に苦しんでいた。  来日3年目を迎え、本領を発揮しつつある。4月27日に1軍に昇格すると今月7日からは先発に定着。栗山監督が「元々持っていたいいものが出始めている」と話したように、2軍落ちした主砲の中田の代役として4番打者の仕事を果たしている。

◆楽天の田中貴が今季4試合目の出場で初めて先発し、攻守で存在感を示した。0-1の三回1死一塁で速球を捉えて右中間へ適時二塁打を放ち「やってやるぞという気持ちで臨んだ。感触は良かった」と手応えをにじませた。  昨年9月末に巨人から金銭トレードで加入した28歳。五回には右前打をマークして今季初の複数安打を記録。捕手としても六回に俊足の五十幡が試みた二盗を素早いスローイングで阻止した。  太田らとの正捕手争いでは後塵を拝しているが、石井監督は「いろいろなことを学び、また次の試合に生かしてほしい」と期待を込めた。

◆日本ハムが連敗を4で止めた。二回に王柏融の3号ソロで先制。三回に追い付かれたが、八回に王柏融の押し出し四球と渡辺の2点適時打で3点を奪って振り切った。2番手の堀が2勝目。楽天は連勝が3でストップした。

◆楽天の福山が1-1の八回にマウンドに上がり、今季14試合目の登板で初失点を許して3年ぶりの黒星を喫した。2死二塁から2者連続四球で満塁を招き、王柏融に押し出し四球。続く渡辺には初球を中前へ運ばれて2点適時打とされてチームの連勝は3で止まった。  打線は七回1死一、三塁で田中貴がセーフティースクイズを決められず捕邪飛、続く代打田中和も三ゴロと好機を生かせなかった。石井監督は「点を取り切れず、なかなか防戦一方になった。(福山は)もう一度スタートし直せばいい」と淡々と話した。

◆日本ハムの池田は古巣の楽天相手に85球で6回1失点と好投した。同点のまま降板して3勝目こそ逃したが「球数を少なく、なるべく打者に絞らせないように投げられたことは良かったかな」と振り返った。  2月に横尾とのトレードが成立して加入し、開幕ローテーションの座をつかんだ。前回登板の9日の楽天戦では五回途中まで3失点と試合をつくれなかっただけに「粘れなかった反省を生かすことができた」と納得した口ぶりだった。

◆楽天・滝中瞭太投手(26)が先発し、5回2/3を5安打6三振1失点で勝ち負けは付かなかった。同点の八回から登板した福山博之投手(32)が1回3失点で今季初黒星。チームの連勝は3で止まった。試合後の石井一久監督(47)の一問一答は以下の通り。  --試合を振り返って 「得点できず、防戦一方になった。福山も開幕からずっと頑張ってくれて、きょう(登板14試合目で)初めて失点したけど、切り替えて、また明日からスタートすればいい」  --先発した滝中の投球について  「滝中らしい粘りのある投球でした。しっかりイニングを稼いで、失点も最小限に抑えて、しっかり投球してくれた。最初は少し球数を使って、球も高かったが、試合が落ち着いてからは、しっかりと低く投げてテンポもよくなった」  --田中貴が「9番・捕手」で今季初スタメンし、2安打を放った  「しっかりリードもして、打撃でも貢献してくれた。勝ち試合を経験できたらよかったけど、いろいろなことを学んで次回に生かしてほしいです」  --好調の酒居が七回から登板し、1回3三振無失点に抑えた  「真っすぐはスピードガン(の計測表示)とは違って力がある。安定した精度に加え、高さを間違えない投球が好調を支えているのではないか」  --明日へ向けて  「変わらず一戦一戦、目の前の試合をゲームメークして、チームとして失点を少なく引き続きしていきたい」

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
21168 0.568
(↓0.015)
-
(-)
98168
(+1)
157
(+4)
34
(-)
21
(+2)
0.233
(-)
3.300
(↓0.02)
2
(-)
ソフトバンク
22177 0.564
(↓0.015)
0
(-)
97196
(+2)
169
(+7)
38
(-)
34
(-)
0.261
(-)
3.460
(↓0.09)
3
(-)
ロッテ
19177 0.528
(-)
1.5
(↑0.5)
100201
(-)
173
(-)
42
(-)
33
(-)
0.245
(-)
3.840
(-)
4
(-)
ORIX
18207 0.474
(-)
3.5
(↑0.5)
98171
(-)
172
(-)
45
(-)
14
(-)
0.247
(-)
3.440
(-)
5
(-)
西武
17198 0.472
(↑0.015)
3.5
(↑1)
99155
(+7)
170
(+2)
28
(+2)
44
(+1)
0.236
(↑0.003)
3.800
(↑0.04)
6
(-)
日本ハム
14225 0.389
(↑0.018)
6.5
(↑1)
102122
(+4)
172
(+1)
23
(+1)
23
(+1)
0.217
(↑0.002
3.810
(↑0.07)