1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 1 | 0 |
楽天 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | X | 3 | 9 | 1 | 1 |
勝利投手:則本 昂大(4勝1敗0S) (セーブ:松井 裕樹(0勝1敗12S)) 敗戦投手:加藤 貴之(3勝1敗0S) 本塁打 |
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◆楽天は3回裏、2死一塁から浅村の2ランが飛び出し、先制に成功する。そのまま迎えた5回には浅村が犠飛を放ち、リードを広げた。投げては、先発・則本昂が6回2安打2失点の好投で今季4勝目。敗れた日本ハムは、先発・加藤が試合をつくるも、打線が援護できなかった。
◆楽天則本昂大投手(30)は前回登板で10三振を奪い、2桁奪三振は通算39度マーク。 今日も2桁奪三振を記録すれば通算40度目となり、米田(近鉄)伊良部(阪神)に並んで歴代10位タイに進出する。なお、2桁奪三振の最多記録は金田(巨人)の103度。
◆先発した楽天則本昂大投手(30)が6回までに9奪三振も、通算40度目の2桁奪三振はならなかった。6回2安打2失点(自責0)で勝利投手の権利を持って降板した。 5回まで無安打無失点投球も6回1死一塁で日本ハム西川遥輝外野手に右前打を浴び、その後の2死満塁ピンチで王柏融外野手(27)に2点適時打を浴びた。7回からは2番手の酒居がマウンドに上がった。 則本昂は12日西武戦で今季初の2桁奪三振をマーク。この日も記録していれば通算40度目で、米田(近鉄)伊良部(阪神)に並んで歴代10位タイに躍り出るところだった。ちなみに、2桁奪三振の最多記録は金田(巨人)の103度。 この日の奪三振は以下の通り。 ? <1回> <1>西川 空振り三振(決め球、138キロ=フォーク) <2回> <2>浅間 空振り三振(決め球、146キロ=直球) <3>大田 空振り三振(決め球、130キロ=スライダー) <4>石井 見逃し三振(決め球、146キロ=直球) <3回> <5>清水 空振り三振(決め球、149キロ=直球) <6>西川 見逃し三振(決め球、150キロ=直球) <4回> <7>渡辺 空振り三振(決め球、138キロ=フォーク) <8>王柏融 見逃し三振(決め球、149キロ=直球) <5回> なし <6回> <9>渡辺 見逃し三振(決め球、147キロ=直球)
◆楽天則本昂大投手の圧倒的な存在感がよみがえってきた。1回、先頭の日本ハム西川への初球は重量感たっぷりの150キロ直球。追い込んだ後は138キロのフォークで空振り三振を奪った。 ウイニングショットの質に手応えを感じ始めている。「それに近いのではないかなと思います」。"それ"とは17年シーズンに投げていたフォークのこと。4年前は15勝を挙げ、キャリアハイのシーズン222奪三振。当時の無双ぶりを生み出していた宝刀が、ついに切れ味を取り戻した。 今季の開幕直後はチェンジアップを多投していたが、4月中旬にはフォークを解禁。「フォームが安定したりとかもありますし、投げていって『今のだな』というのが出てくる」と、投げる度に感覚が研ぎ澄まされ、ついに前回登板では今季初の2桁奪三振をマーク。フォークが決まれば、直球もスライダーも効果を増す。この日も6回2安打2失点9奪三振で、全てがウイニングショットになった。 19年に右肘手術も受けるなど苦しんだ時期もあったが、いよいよ完全復活の気配。14年シーズンから5年連続で最多奪三振のタイトルを獲得した豪腕ぶりは、豪華な先発陣の中で輝きを増している。【木下大輔】
◆先発は楽天則本昂、日本ハム加藤。楽天は3回、浅村の4号2ランで先制した。日本ハム打線は3回まで無安打無得点。 楽天は5回1死一、三塁で浅村が犠飛を放って追加点。日本ハムは6回2死満塁で王柏融が右前に2点適時打を放った。 楽天は7回から継投で逃げ切って3連勝。則本昂が4勝目。松井が12セーブ目。日本ハムは1分けを挟んで今季2度目の4連敗。加藤が今季初黒星を喫した。
◆日本ハムは競り負け、借金が今季ワーストの9に膨らんだ。3点を追う6回、王柏融外野手(27)の右前2点適時打で1点差に迫ったが、追い上げはここまで。チームは1分けを挟んで今季2度目の4連敗となった。負の数字が、痛恨の敗戦を際立たせた。2カード連続でカード負け越し。1分けを挟み4連敗で、借金は今季ワーストの「9」に膨らんだ。栗山監督は、近藤をプロ10年目で初の「一塁」で起用。「みんなでいろんなところをやるので、試合に勝つために。今日一番、勝つ形でやっていくだけ」と懸命のタクトを振ったが、2戦連続で1点差で競り負けた。 ようやく見いだした突破口も、勝利にはつながらなかった。3点を追う6回。ここまで無安打無得点8奪三振と打ちあぐねていた則本昂から、1死一塁で西川が待望のチーム初安打。相手の失策が絡み2死満塁までチャンスを広げた。好機で4番王柏融が右前2点適時打を放ち、1点差に迫った。 王柏融は「すごくうれしいです。みんなが作ってくれたチャンスだったので、なんとか点を取りたいという気持ちで打席に入りました」と珍しく声を弾ませた。17年に台湾代表として、侍ジャパンとの壮行試合に出場。この時は則本昂からバックスクリーンへ逆転2ランを放っていた。当時同様に勝負強さを発揮も、反撃はここまでだった。 普段はひょうひょうと投げきる先発加藤だが、この日は苦しい投球となった。3回、浅村に2試合連発となる2ランを浴びた。5回には味方守備の乱れから追加点を許し、登板7試合目で初黒星を喫した。栗山監督は「なかなか点を取ってあげられなくて、申し訳ない」と謝罪。交流戦前最後の6連戦、投打の歯車を少しでもかみ合わせていくしかない。【田中彩友美】
◆楽天則本昂大投手(30)がブレずに力を出し切った。「終わりを決めずに行けるところまで行こうというのは今年のテーマ。それができたかなと思う」と、振り返ったように初回から飛ばした。1回、先頭の西川への初球は150キロ直球。力強い軌道が外角低めに伸びた。「今日は真っすぐが良かった」と軸となるボールが決まり、追い込むとフォークで空振り三振。インパクトたっぷりのスタートは、その後の快投を予感させるのに十分だった。 5回まで無安打投球が続いた。大記録とともに、あと2つの三振を奪えば、歴代10位タイとなる通算40度目の2桁奪三振にも迫っていた。そんな注目が徐々に高まる中でも「とにかく1人ずつ、しっかりとアウトを取っていこうという意識しかなかった」。目の前の打者との勝負に集中し続ける中で6回には初安打を浴び、味方の失策も絡んで2失点。結局、6回2安打2失点(自責0)、9奪三振で降板も「追いつかれずに終われたので最低限」と、役目を果たして4勝目だ。 試合後は同学年の主砲、浅村と初めて一緒にヒーローインタビューを受けた。「アサ(浅村)が(19年から)ウチに来てくれて、その年から(一緒にお立ち台に)上がる上がると言って、3年目でできたのでうれしいです」と、心地よい疲労を感じながら笑顔だ。これでチームは3連勝で首位をがっちりキープした。次回は敵地での交流戦巨人戦での先発が濃厚。「初ヒットを打てるように頑張ります」と、打席でも全力を尽くす右腕なら、白星とともにいろいろな記録もすぐに付いてくるはずだ。【木下大輔】 ▽楽天石井GM兼監督(3試合連続で1点差勝利に)「緊張感の中で勝っていくのは大事。勝ちっぷりも負けっぷりもチームの成長にはすごく大事だと思う。成長しながら、しっかりとシーズンを戦うチーム。みんなしっかりと成長してくれていると思う」
◆日本ハム先発の加藤貴之投手は6回7安打3失点(自責2)で降板。開幕から7戦目で今季初黒星を喫した。 3回2死走者なしから、鈴木大に左前打を許し、続く浅村に真ん中に入ったフォークを右翼席へ運ばれた。痛恨の2ランに「失投がすべてです」と反省。「リズムが悪くなったことで球数も多くなってしまい、長いイニングを投げることが出来なかった」と自分を責めた。
◆楽天浅村栄斗内野手がチーム全打点を挙げて3連勝に貢献した。 3回に2試合連発となる先制4号2ラン。5回には犠飛で3点目をもたらした。「ここ最近、ノリ(則本昂)はずっといい投球をしていたので何とか援護したいと」と気持ちを体現。6回には痛恨の失策が同学年右腕の失点を生み、「ノリには申し訳ない」と反省も、乗ってきた主砲はお立ち台で「明日も期待してください」と宣言した。
◆楽天・浅村栄斗内野手(30)が、2試合連続本塁打となる先制4号2ランを放った。0-0で迎えた三回2死一塁。相手先発、加藤の3球目を流し打ち、右中間席にたたき込んだ。球団広報を通じて「打ったのはフォーク(ボール)です。先制できてよかったです」とコメントした。
◆日本ハムの加藤が6回7安打3失点で今季初黒星を喫した。序盤から丁寧な投球を続けていたが、三回2死一塁で浅村に甘く入ったフォークボールを右翼席に運ばれて先制を許した。「ホームランを打たれた失投が全て。先に点を与えてしまい、リズム良く投げることができなかった」とうなだれた。 先発投手としての仕事は果たしたものの敗れ、チームは4連敗となった。「球数が多くなり、長いイニングを投げることができなかったことが反省点」と唇をかんだ。 栗山監督(今季初黒星の加藤に) 「先に点を与えてはいけない試合だったが、しっかりゲームはつくってくれた」
◆日本ハムの王柏融が0-3の六回2死満塁で右前へ2点適時打を放ち、3試合ぶりに打点を挙げた。五回までノーヒットと好投していた則本昂から、1ボール2ストライクと追い込まれながら低めの速球をはじき返した。 2軍落ちした主砲の中田の代役として、4試合連続で4番を任せられている。2安打に抑えられた打線の中で気を吐き「みんながつくってくれたチャンスだったので、何とか点を取りたいという気持ちで打席に入った」とうなずいた。
◆楽天の則本昂は6回2安打2失点で9三振を奪い、4勝目を挙げた。五回まで無安打無失点と快投。3-0の六回1死一塁で西川に初安打を許し、味方の失策などで2死満塁から王柏融に2点適時打を浴びたが、続く浅間を左飛に仕留めて踏ん張った。「真っすぐが本当に良かった。チームが勝ったので良かった」と喜んだ。 過去2年はともに5勝止まりだったが、今季は順調に白星を重ねている。「負け試合が1試合だけ。それが一番良い」とうなずいた。 石井監督(先制2ランを含む3打点を挙げた浅村に) 「本塁打が出ないときも別に心配していなかった。コンディションを整えてもらってシーズンを戦い抜いてほしい」
◆2試合連続アーチが勝利を呼んだ。楽天・浅村栄斗内野手(30)が先制の4号2ランを放った。 「コースに逆らわないで打ち返そうと思っていました。たまたま(打球に)角度がついて、いい感じで振れました」 三回2死一塁。相手左腕、加藤のフォークボールを流し打ち、右中間席にほうり込んだ。2点リードの五回1死一、三塁では左犠飛。3番打者の役割を果たし、全3得点をたたき出した。 六回2死一、二塁の二塁守備で失策を犯して満塁のピンチを招き、則本昂が2点打を許した。「ノリ(則本昂)に申し訳ないと思った」と、より集中して守り、1点差で逃げ切った。 浅村と則本昂はともに1990(平成2)年生まれ。浅村は平成生まれのプロ野球選手で最多の1484安打を放ち、則本昂は同じく最多の1403奪三振。お立ち台に2人が並んだのは、浅村が西武から移籍して3年目で初だった。 「ノリとお立ち台に上がりたいとずっと思っていたので、うれしかった。今は同じチームでやっているので、一緒にチームを引っ張りたい」 チームは3連勝で首位をキープ。石井監督は「浅村はいいところで打ってくれて、その3点を守り切ることができた」と目を細めた。主砲は「明日も期待してください」とファンに約束。ついに"確変モード"に突入した。(広岡浩二)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
楽天 |
21 | 15 | 8 | 0.583 (↑0.012) | - (-) |
99 | 167 (+3) | 153 (+2) | 34 (+1) | 19 (-) |
0.233 (↑0.001) | 3.280 (↑0.08) |
2 (-) |
ソフトバンク |
22 | 16 | 7 | 0.579 (↑0.011) | 0 (-) |
98 | 194 (+6) | 162 (+5) | 38 (-) | 34 (+1) |
0.261 (↓0.002) | 3.370 (↑0.03) |
3 (-) |
ロッテ |
19 | 17 | 7 | 0.528 (↑0.014) | 2 (-) |
100 | 201 (+6) | 173 (+4) | 42 (+1) | 33 (+2) |
0.245 (↑0.001) | 3.840 (↓0.01) |
4 (-) |
ORIX |
18 | 20 | 7 | 0.474 (↓0.012) | 4 (↓1) |
98 | 171 (+4) | 172 (+6) | 45 (+2) | 14 (-) |
0.247 (↓0.001) | 3.440 (↓0.02) |
5 (-) |
西武 |
16 | 19 | 8 | 0.457 (↓0.014) | 4.5 (↓1) |
100 | 148 (+5) | 168 (+6) | 26 (+1) | 43 (+1) |
0.233 (-) | 3.840 (-) |
6 (-) |
日本ハム |
13 | 22 | 5 | 0.371 (↓0.011) | 7.5 (↓1) |
103 | 118 (+2) | 171 (+3) | 22 (-) | 22 (-) |
0.215 (↓0.004) | 3.880 (↑0.04) |
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