◆DeNA桑原将志外野手（27）が好調だ。4月は月間打率1割9分7厘も、5月はここまで3割6分4厘。月間20安打は現時点でセ・リーグ最多で、今月無安打に終わったのは5月3日の1試合しかない。

◆中日は前夜3連敗を止め、1週間ぶりの白星を挙げたが、あいにくの雨で中止が早々と決定した。先発予定だった梅津晃大投手（24）はスライドせず、19日DeNA戦は24日から五輪米大陸予選参加で戦列を離れるジャリエル・ロドリゲス投手（24）が予定通りマウンドに上がる。中止決定後の与田剛監督の一問一答は以下の通り。 －3連戦先勝でいい流れだったが 与田監督　「天気は仕方ない」 －守護神R（ライデル）・マルティネスが五輪米大陸予選参加で離脱する 与田監督　「今いるメンバーでいろいろと補っていこうと思っている。（守護神を）完全に固定するか数人で相手打者を見ながら回していくのか。選手たちと話をして決めていきたい」 －代役として又吉は軸になる 与田監督　「安定感はありますからね」 －ライデルが抜けてリリーフが8人になるが、ガーバーの代わりに上げた新人近藤への期待は 与田監督　「横浜に向けて9人にしたので、ライデルが抜けるから（近藤を）上げているわけではない。ライデルが抜けて9人にするのかは野手との状況を見ながら決めたい」 －近藤の使い方は 与田監督　「使える展開を（作りたい）。いきなり競ったところで使うのは少し難しいかもしれない。ブルペンの状態とかも赤堀コーチから聞いたりして。とにかくチャンスがあったらどんどん使っていきたい」 －祖父江、福の状態は 与田監督　「去年と比べてしまうとね。祖父江は今日もピッチングやっていたけど、昨日もいろいろ工夫し、フォームも変えながらやっていた。ここはしっかりと見ていきながら。開幕当初は抑えをやっていた投手ですから。まあ徐々に良くなっています」 －登板が流れた梅津は中継ぎ起用も 与田監督　「それはまだ分からない」 －2試合連続猛打賞と京田の調子が上がっている 与田監督　「スイングに迷いがないような感じがする。打てる方向にちゃんと足が向くようになったというか、見ていてそんな感じがする。打ち損じも減ってきた。これから良くなってほしい」

◆雨天中止となり、ＤｅＮＡ・三浦大輔監督（４７）がオンラインで報道陣の取材に応じた。 　前日の試合では開幕から４番で起用し続けてきた佐野を３番に、オースティンを４番に入れる新オーダーで臨んだ。中止となったがこの日も佐野を３番で起用するオーダーを組んでいたことを明かし「１、２試合でどうこうというのはない。佐野を生かすために」と、今後も３番起用を継続する意向を示した。

◆中日のルーキー近藤は雨天中止となり、ランニングなどで調整した。左の救援投手として１８日にチームの新人では１軍に一番乗りを果たした。プロ初登板はまだだが「投げたら絶対に抑えようという気持ちはある。困ったらストレートでいきたい」と力強く話した。 　札幌学院大から育成ドラフト１位で入団。実戦での安定感が評価され、３月に早々に支配下登録された。速球が動く独特の球質が持ち味で「回転が汚くても平均から外れていれば良い」と割り切って自らの武器にしている。与田監督は「チャンスがあればどんどん使いたい」と期待を寄せた。

◆ＤｅＮＡは１９日、中日戦（横浜）が雨天中止となった。昨年１０月に左肩のクリーニング手術を受けた今永昇太投手（２７）は、復帰戦となる２０日の同戦に向けて「感謝の気持ちがあるが、試合中は考えずに相手を抑えることに集中する。勝って周りの方々に恩返しできれば」と球団を通じて意気込みを語った。 　昨年８月１５日のヤクルト戦（横浜）以来、２７８日ぶりの１軍マウンドとなる。２軍では計５試合に投げ、１試合１００球以上、中６日での登板もクリア。防御率１・３２と安定感を見せた。 　この日はキャッチボールなどで調整した。チームは２分けを挟み５連敗中だが、三浦監督は「今永にとっては明日が開幕。いろいろ考えず、やってきたことを出してくれればおのずと結果はついてくる」と期待を込めた。（浜浦日向）