1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 4 | 0 | 0 |
日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 8 | 0 | 0 |
勝利投手:- 敗戦投手:- |

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◆日本ハムは0-0で迎えた5回裏、近藤と石井の適時打で2点を挙げ、先制に成功する。対するソフトバンクはそのまま迎えた7回、2死二三塁の好機で明石が2点適時打を放ち、同点とした。その後は両軍の救援陣が無失点に抑え、4時間を超える一戦は規定により引き分けに終わった。
◆今季の日本ハム大田泰示外野手(30)はここまで打率2割3分3厘も、ソフトバンク戦は8試合で30打数11安打、打率3割6分7厘の好成績。チームは札幌ドームのソフトバンク戦で5戦全敗だが、大田のバットで勝利なるか。
◆日本ハム中田翔内野手(32)がソフトバンク9回戦でベンチを外れた。 この日試合前練習中もグラウンドには姿をみせず、バッティングや守備練習は行わなかった。 14日の試合で4打数無安打3三振、15日の試合は4打数無安打2三振。最近5試合では16打数1安打、打率0割6分3厘と調子を落としている。
◆日本ハム西川遥輝外野手(29)が、新型コロナ陽性による隔離から戦列復帰後初安打を放った。 「1番左翼」で4月29日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)以来の先発出場。1回、先発二保の投じた112キロカーブを左前に運んだ。 新型コロナウイルス陽性判定を受けていた西川は、6日に札幌市保健所の指示による隔離期間を終了。自主練習期間をはさみ、15日からチームに合流、同日5回の代打から途中出場し戦列復帰していた。
◆日本ハム渡辺諒内野手(26)が、新型コロナ関連の隔離からの戦列復帰後初安打を放った。 「2番二塁」で5月1日西武戦(札幌ドーム)以来の先発出場。3回1死の第2打席、先発二保の初球145キロのボールをとらえ右前に運んだ。 渡辺は新型コロナウイルス陽性者の濃厚接触者と判定され、隔離対象となり戦列を離れていた。15日からチームに合流。同日の6回、二塁守備から途中出場し戦列復帰していた。
◆日本ハムは上沢、ソフトバンクは二保が先発。上沢は序盤3回までパーフェクト投球。二保は3回まで3安打無失点。 日本ハムは5回、近藤の適時二塁打で先制。さらに石井の適時打で1点追加。ソフトバンクは6回にチャンスをつくるも無得点。 ソフトバンクは7回2死二、三塁から明石の中前適時打で同点に追いついた。両チームともに勝ち越せず2-2で引き分けた。
◆ソフトバンクが明石健志内野手(35)の同点打で、今季7度目の引き分けに持ち込んだ。工藤公康監督(58)の一問一答は以下の通り。 -最後はモイネロが締め、リリーフ陣は無失点 工藤監督 負けているところでよく追いついたし、リリーフ陣も頑張ってくれて、ゼロでよく耐えしのいでくれた。チャンスも作れた。あと1本というところはあるけど、それよりよく守り切れたというところ。それと負けているところで追いつくことができた。それが大きい -改めて明石は頼れる 工藤監督 いいところでしっかりと結果を出せる。食らいついていく姿勢がタイムリーにつながったと思う。よく打ってくれたと思う。これを1日でも長く続けられるようにしてほしいなと思います。 -日々順位は入れ替わる 工藤監督 9回(打ち切り)となると引き分けも結構大きい。いかに引き分けるかっていうところ。負けているところは引き分けて、勝ってるときはどう勝ちきるか。なんとかそういうゲームを増やしていく。まだ(順位は)考えるときではないので、そのなかで1試合1試合集中して戦っていって、その積み重ねだと思う。今年は特に、実力があるとかないとかじゃない。その中でしっかり勝ちきるのは最後の集中力。 -2回は上林の二ゴロで中村晃が生還 工藤監督 本来ならホーム(送球)かなと思いますけど、ランナーの走りや勢いを見て「これじゃ間に合わない」ということでファーストに投げたと思う。いいスタートを切ってくれたんじゃないかと思います。 -上林の右翼ポール際の打球はファウルになった 工藤監督 分かりません。僕らが判断することではないので。アンパイアの方がそう判断したのならそうなのかもしれないけど、見てると(入っていたのかも)というのはありますけどね。 -球団として意見書などの提出予定は 工藤監督 いや、今のところは(ない)。そう思うのなら「また打て!上林」とハッパをかけたいと思います。 ? ▽ソフトバンク二保(先発で5回6安打2失点)「粘りながら投げる事はできたと思うが、リズムが良くありませんでした。5回はランナーを置いてから、厳しいコースに投げ切ることが出来なかった。もっと思い切って攻めないといけなかった」 ▽ソフトバンク泉(8回を3者凡退に抑え、今季21試合で防御率0・53)「リズムよく3人で終わることができて良かったです。いい状態が続いていると思うので、キープしていきたい」
◆今季最多115球の熱投も4勝目はならなかった。日本ハム上沢直之投手(27)が16日のソフトバンク9回戦(札幌ドーム)に先発。3回までパーフェクト投球で、6回まで許した安打はわずかに1本と快投をみせた。2点リードの7回に同点打こそ打たれたが、7回3安打2失点と試合をつくった。試合は2-2で今季5度目の引き分けに終わり、今季初のサンデー勝利とはならなかった。今季最多115球の熱投も勝利とはならなかった。それでも上沢はしっかりとゲームメークし、エースとしての役割を果たした。序盤3回まで毎回の4奪三振で、1人の走者も許さないパーフェクト投球を披露。今季初めてバッテリーを組んだ鶴岡の好リードもあって、6回まで許した安打は内野安打のわずか1本とまさに快投だった。 踏ん張りどころで抑えきれなかった。2点リードの7回、2死二、三塁とこの日最大のピンチを迎えた。左打者の明石、右の松田と続く場面で明石と勝負。カウント1-1の3球目、139キロのフォークがやや甘く入った。中前に落ちる同点適時打とされ、思わず下を向いた。7回3安打2失点に降板後「後半に制球が乱れてしまい、打たれてしまった。絶対に粘らないといけないところで粘ることができず悔しい」と悔しがった。 その後チームは勝ち越すことはできなかったが、今季5度目の引き分けに持ち込んだ。8回からリリーフした堀が1回を無失点。9回に登板した杉浦は2死満塁のピンチこそ背負ったが後続を抑えた。 栗山監督は「本当に申し訳ない。点を取ってあげなきゃいけなかった」。女房役を務めた鶴岡は「いいピッチングをしていたので、今日は上沢に勝ちをつけたかった。今度もし組んだら勝ちをつけたい」と口にした。試合前まで0勝3敗3分けと勝利がなかった日曜日。また白星をつかむことはできなかったが、前を向いて戦っていく。【山崎純一】 ▽日本ハム石井(5回にバットを折りながら左前適時打。6試合連続出塁中)「追加点が欲しかったので、なんとか点を取れるように強い気持ちでいきました。(バットの)先っぽでしたが、落ちてくれてよかったです」
◆耐えた~。明石で、負けなかった~。ソフトバンク明石健志内野手(35)が執念の同点打を放ち、今季7度目の引き分けに持ち込んだ。0-2の7回2死二、三塁で、日本ハム上沢のフォークを中前に運んだ。2点適時打に「うまく拾うことが出来たと思う。何とかみんなでつないで作ったチャンスで、同点となる1本を打つことが出来て良かった」。6回まで1安打に抑えられていた難攻不落の右腕をとらえ、工藤監督も「負けているところでよく追いついた。大きいです」と最敬礼だ。 15日の同戦では、8試合ぶりのスタメンで決勝打となる先制打を放った。今季は先発出場はわずか4試合ながら、5打点。得点圏打率は6打数3安打で、打率5割だ。プロ18年目を迎えたベテランが、いぶし銀の働きを見せている。指揮官は「これを1日でも長く続けられるようにしてほしいなと思います」と、さらなる期待を寄せた。 1シーズンで7度の引き分けは、15年からの工藤政権下では最多。「9回打ち切りルール」の影響は大きいが「引き分けも大きい。負けている時は引き分けて、勝ってる時はどう勝ちきるか。なんとかそういうゲームを増やしていく」と悲観することはなかった。2位楽天が勝ち、1日で首位から陥落も、勝率差はわずか3厘。ワシの背中に、タカはピッタリくっついている。「今年は特に、実力があるとかないとかじゃない。勝ちきるには最後の集中力」。ベテランのここぞの集中力が、チームを敗戦から救った。【只松憲】
◆新型コロナウイルスの影響で離脱していた日本ハム清水優心捕手(24)が、1軍復帰した。 9回の守備から出場。4月30日にPCR検査で陽性判定を受け、今月9日に札幌市保健所の指示による隔離期間が終了していた。15日のイースタン・リーグ西武戦で実戦復帰し2打数無安打だった。また、濃厚接触者と判定されていた石川亮捕手(28)も1軍合流した。
◆ソフトバンクのリバン・モイネロ投手(25)が、最終9回を締めた。 先頭渡辺に中前打され、盗塁と敬遠を含む2四球などで2死満塁。最後は樋口を154キロの直球で空振り三振に仕留めた。「同点の最終回という、少し難しい状況での登板になったが、無失点で終える事ができてよかった。勝つことはできませんでしたが、引き分けで終われたことをプラスに捉えたい」。試合後は安堵(あんど)の表情だった。
◆「2死満塁」で、ともに1本が出なかった。9回表裏の攻防。ソフトバンクは今宮が右飛に倒れ、日本ハムは樋口のバットが空を切った。ホークスにとっては今季7度目の引き分け試合。12日のロッテ戦(ペイペイドーム)では2点リードの9回に追いつかれ。ドローとなったが、今回は2点ビハインドを追いついた。勝ちに等しいか、負けに等しいかは、工藤監督の腹の内に収まっているだろうが、負けなかったことはよかったのではないだろうか。3者凡退は、5番手泉が登板した8回だけ。毎回走者を出しながら2点でとどまったのは日本ハムの拙攻もあるだろうが、投手陣も要所で踏ん張った。同時に見落としてならないのは「堅い」守備でもあった。2回、先頭石井の二塁へのボテボテの打球に周東が全力でダッシュし、一塁へジャンピングスロー。しっかりアウトを取った。4回1死一塁からの平沼の一、二塁間への強烈な打球も、アウトにした。8回にも、西川の二遊間への打球をさばいた。守備範囲の広さは、自慢の快足もあって今宮以上と言っていい。送球の不安から連日のように本多内野守備走塁コーチのマンツーマン指導を受けてきたが、成果は実りつつある。「負けなかった要因」でもあったように思う。周東本人は不満だろう。この3試合は11打数無安打。首脳陣が期待するリードオフマンとしての活躍はならなかった。上昇気配を見せていた打撃も、右足に体重を残す新フォームにしてから小休止。だが、チームは7カードぶりに勝ち越した。下を向く必要はない。【ソフトバンク担当=佐竹英治】
◆日本ハム・近藤健介外野手(27)が貴重な先制適時二塁打をを放った。両軍0ー0で迎えた五回1死一塁の場面。相手先発・二保の初球のカットボールを捉えた打球は高く舞い上がって左翼フェンスに直撃。一走・渡辺が一気にホームを踏んだ。チームはこの回さらに1点を加え、好投を続ける先発・上沢を援護した。 近藤は「初回からランナーを出しながらも、上沢に援護点を取れていなかったので先制することができてよかった。ナベ(渡辺)がファーストからよく走ってくれた」とコメントした。
◆ソフトバンクが引き分けて2位に転落した。0-2の七回に明石の2点適時打で追い付いたが、九回2死満塁で追加点を奪えなかった。日本ハムは五回に近藤の適時二塁打などで2点を先制したが、14残塁と好機を生かせなかった。
◆ソフトバンクの上林が一回に放った大飛球を巡って際どい判定があった。上沢の2球目を捉えた打球は右翼ポール際の上段にまで届き、本塁打のジェスチャーをしながらダイヤモンドを一周したが、判定はファウル。審判団が自らリプレー検証を行ったが結果は変わらなかった。 打球がポールの上まで高々と上がったため、映像で見返しても判断が難しい場面。工藤監督は「アンパイアが判断したなら」と受け入れた。
◆日本ハムの上沢はエースとしてチームの連敗を止めることはできなかった。今季最多の115球で7回を3安打2失点と力投しながらもリードを守れず「絶対に粘らないといけないところで、粘ることができず悔しい」と肩を落とした。 三回まで一人の走者も許さず完璧な立ち上がりだった。それが2-0の七回1死から柳田に初の長打となる左翼線二塁打を浴びると、2死二、三塁とピンチを広げて明石に甘く入ったフォークボールを中前に運ばれた。「後半に制球が乱れてしまい打たれてしまった」と反省した。
◆日本ハムは同点の九回にモイネロを攻めてサヨナラ機をつくったが、最後は樋口が2死満塁で空振り三振に倒れて引き分けに終わった。栗山監督は「勝てずに申し訳ない。もう少し点を取っていれば勝てた試合」と悔しがった。 新型コロナウイルスに感染した西川らが復帰したものの、打線の厳しい状態は続いている。「力のある人たちが帰ってきたので、後はみんなで戦っていくだけ」と話した。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (1↑) |
楽天 |
19 | 15 | 8 | 0.559 (↑0.014) | - (↓0.5) |
101 | 161 (+1) | 149 (-) | 32 (+1) | 19 (+1) |
0.232 (↓0.001) | 3.390 (↑0.09) |
2 (1↓) |
ソフトバンク |
20 | 16 | 7 | 0.556 (-) | 0 (-) |
100 | 180 (+2) | 155 (+2) | 37 (-) | 33 (+2) |
0.262 (↓0.003) | 3.430 (↑0.04) |
3 (-) |
ロッテ |
18 | 16 | 7 | 0.529 (-) | 1 (-) |
102 | 190 (+6) | 163 (+6) | 40 (+3) | 29 (-) |
0.244 (↑0.002) | 3.770 (↓0.01) |
4 (1↑) |
西武 |
16 | 17 | 8 | 0.485 (-) | 2.5 (-) |
102 | 141 (+6) | 154 (+6) | 24 (-) | 42 (+5) |
0.234 (↑0.001) | 3.740 (↓0.06) |
5 (1↓) |
ORIX |
17 | 19 | 7 | 0.472 (↓0.014) | 3 (↓0.5) |
100 | 161 (-) | 161 (+1) | 40 (-) | 13 (-) |
0.247 (↓0.003) | 3.410 (↑0.06) |
6 (-) |
日本ハム |
13 | 20 | 5 | 0.394 (-) | 5.5 (-) |
105 | 114 (+2) | 165 (+2) | 22 (-) | 21 (+1) |
0.219 (-) | 3.930 (↑0.05) |
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