ロッテ(★0対3☆)西武 =リーグ戦8回戦(2021.05.15)・ZOZOマリンスタジアム=
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西武
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ロッテ
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勝利投手:松本 直晃(3勝3敗0S)
(セーブ:平良 海馬(1勝0敗2S))
敗戦投手:美馬 学(2勝2敗0S)
  DAZN
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◆西武が投手戦を制した。西武は両軍無得点で迎えた8回表、1死三塁から源田の適時打で先制する。さらに山川の適時打と呉の押し出し死球で、この回3点を奪った。投げては、先発・松本が8回無失点の熱投で今季3勝目。敗れたロッテは、打線が2安打と沈黙した。

◆ロッテは3回まで西武松本に無安打。一方の西武はロッテ美馬から3回までに5人が出塁するものの、先制はできなかった。 西武松本は7回までロッテを2安打のみに抑えての無失点投球。ロッテ美馬も7回無失点で粘り、試合は終盤勝負になった。 西武は8回、源田の適時打で先制し決勝点となった。松本は3勝目。ロッテは打線が沈黙した。美馬は2敗目。

◆西武松本航投手(24)がキャリア最長の8回を2安打無失点に抑え、3勝目を挙げた。 4月20日以降は救援で登板し、8日に先発復帰してから2連勝。直球が走り、中盤からはスライダーも生きた。132球は自身最多で、9回に平良を送られた。「完投したかったですね...。序盤に球数を費やしてしまったのが響きました。次回以降はそこを目標にしていければ」と、今後は自身初の完投、完封を目指す。

◆キャプテンが締まった投手戦に決着をつけた。西武源田壮亮内野手は0-0の8回1死三塁、ロッテ美馬の外角低めシュートを中前へ運んだ。「どんな形でも1点取れればと思った。本当にいいところにいってくれたなって感じです」。無失点投球を続けていた松本に勝ちをプレゼントした。 得点圏打率が2割2分台と、好機での打ち損じを課題にしてきた。「ピッチャーはずっと頑張ってくれてますし、野手で何とか頑張らないとと、ずっとみんな思ってる」。山賊打線も今季の得点力はリーグ5位。一番ほしい場面で打った。3安打2盗塁でチャンスメークの役割も果たした。 2引き分けを挟んで連敗を止め、チームは5試合ぶりの勝利で借金1。16日にはロッテ佐々木朗と初対戦する。「ファームの成績を見ても防御率0点台。いいピッチャーなんだろうなというのは分かってるので、いろんな形で一丸となって崩していけるように頑張りたい」。連勝で5カードぶりの勝ち越しを狙う。▽西武辻監督(対ロッテ佐々木朗の戦術を問われ) そんな余裕ないよ。フォアボールが少ないしね、球が速いということになれば、好球必打でいかないとなかなか打てない。球数を投げさせる、追い込まれてからの粘りも必要になってくるだろうし、まあ分からん。対戦の中で選手たちが工夫してくれればいいです。

◆ロッテ美馬学投手(34)の粘投も報われず、3位に後退した。 打線が松本-平良の継投に2安打に抑えられ、井口監督も「やっぱり上位(打線)が打てなかったというのが」と言葉を重くした。16日は19年ドラフト1位の佐々木朗がいよいよプロ初先発のマウンドへ。「朗希らしいピッチングをしてくれればと思います」と初勝利を期待していた。

◆西武は八回に源田、山川の適時打と押し出し死球で3点を奪い試合の均衡を破った。松本は8回を投げ5四死球を与えながらも散発2安打無失点で3勝目。九回は平良が締めて2セーブ目を挙げた。ロッテは零敗を喫し3位に転落した。

◆ロッテの美馬は0-0の八回に崩れて2敗目を喫した。1死三塁から源田に適時打を浴びると踏ん張れず失点を重ねて降板。「悔しくてたまりません。それだけ」と言葉少なに話した。  松本との投手戦だった。9安打2四死球と序盤から何度も走者を背負いながら今季最多の122球で今季最長の7回2/3を投げて3失点。粘りは見せたが打線の援護に恵まれず勝利にはつながらなかった。

◆西武の松本は序盤から飛ばし、五回2死まで無安打に封じる好投だった。中盤以降も球威は衰えず、プロ3年目で最多の132球を投じて8回2安打無失点で3勝目。「真っすぐも走っていたし、変化球も効果的に使えた。一つずつアウトを取っていこうという気持ちでマウンドに上がった」とはにかんだ。  七回2死二塁のピンチで柿沼を右飛に仕留め、上位打線と対戦した八回には2死から四球を与えながらも安田を左飛に打ち取った。「少し暑かったので疲れはあるが、勝てたので良かった。納得の投球ができた」と汗を拭った。  中継ぎから先発に戻り自身2連勝。辻監督は「いいピッチングだったと思う。前回、今回と投げっぷりが良くなってきた」とたたえた。

◆西武・源田壮亮内野手(28)がたたきつけた打球はロッテ・美馬の頭上を越え、中前へと抜けた。  「いいところに飛んでくれたな、という打球でした。(先発の)松本が頑張っていたので勝ちをつけてあげたいと野手のみんなでやっていた」  0-0の八回1死三塁。源田の打球は、いい当たりではなかったが、前進守備の二遊間を抜けた。3安打で2盗塁の活躍。守備の名手が攻撃面で輝いた。  16日はロッテ・佐々木朗との対戦を迎える。「ファームの成績をみても防御率0点台。いいピッチャーなんだろうなというのは分かっている。みんなで一丸となって崩していけるように頑張りたい」。源田主将が引っ張る西武は、大型右腕のデビュー戦に花を添えるつもりはない。(湯浅大)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(2↑)
ソフトバンク
20166 0.556
(↑0.013)
-
(↓0.5)
101178
(+7)
153
(+3)
37
(-)
31
(-)
0.265
(-)
3.470
(↑0.01)
2
(1↓)
楽天
18158 0.545
(↓0.018)
0.5
(↑0.5)
102160
(+3)
149
(+4)
31
(-)
18
(+2)
0.233
(↑0.002)
3.480
(↓0.03)
3
(1↓)
ロッテ
18166 0.529
(↓0.016)
1
(↓0.5)
103184
(-)
157
(+3)
37
(-)
29
(-)
0.242
(↓0.004)
3.760
(↑0.02)
4
(-)
ORIX
17187 0.486
(↑0.015)
2.5
(↑0.5)
101161
(+4)
160
(+3)
40
(+1)
13
(+1)
0.250
(↓0.001)
3.470
(↑0.03)
5
(-)
西武
16177 0.485
(↑0.016)
2.5
(↑0.5)
103135
(+3)
148
(-)
24
(-)
37
(+2)
0.233
(↑0.001
3.680
(↑0.09)
6
(-)
日本ハム
13204 0.394
(↓0.012)
5.5
(↓0.5)
106112
(+3)
163
(+7)
22
(+2)
20
(-)
0.219
(↓0.001)
3.980
(↓0.08)