1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤクルト | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 5 | 11 | 0 | 0 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 |
勝利投手:小川 泰弘(3勝1敗0S) 敗戦投手:福谷 浩司(1勝4敗0S) |
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◆ヤクルトは初回、山田の適時二塁打で先制する。その後は6回表にサンタナの適時打で加点すると、続く7回にはオスナと青木の連続適時打で3点を挙げ、相手を突き放した。投げては、先発・小川が9回3安打無失点の完封で今季3勝目。敗れた中日は、打線が沈黙した。
◆中日福谷浩司投手(30)はここまで1勝3敗。昨季は得点圏に走者を置いた場面で被打率1割3分6厘を誇ったが、今季は同場面で被打率4割3分5厘と別人のよう。 今日はピンチで粘り強い投球を見せられるか。
◆ヤクルトは1回、山田の適時二塁打で1点を先取。中日は3回2死二塁の同点機を作るも大島が二ゴロに倒れた。 ヤクルトは6回、サンタナの適時打でリードを2点に広げた。先発小川は4回から6回まで打者9人で抑え得点を与えない。 ヤクルトは7回、オスナ、青木の適時打で3点を加え連勝を決めた。小川は3安打完封で3勝目。中日は3連敗。福谷が4敗目。
◆中日がヤクルト小川に99球で3安打に抑え込まれての0封負け。3連敗で借金は今季ワーストの7となった。 ? 与田剛監督の一問一答は以下の通り。 ? -小川に3安打完封負け 与田監督 いいピッチャーなんでね。真っすぐも変化球もていねいに低めに投げてくる中でどう対策を取るか。それに対して3本しか打てなかった。しっかり力をつけるしかない。 -ファーストストライクを狙った? 与田監督 積極的に打ちにいくということはずっとやってきていることなので。やっぱり打線の状態がよくない中で追い込まれる前になんとか甘いボールを仕留めようと。それがストライクゾーンを仕留められないという状態なのでこういう結果が続くと思う。 -捕手に石橋を起用。木下拓は休養なのか 与田監督 いろいろです。 -スタメンを外したガーバーは代打で3球三振 与田監督 ちょっと迷いもあるかもしれないし、またこれからいろいろ考えて策を練っていこうと思っています。 -1、2軍のメンバー入れ替えなどは? 与田監督 それは発表を待ってください。
◆中日がヤクルト小川に99球で3安打に抑え込まれての0封負け。3連敗で借金は今季ワーストの7となった。 不振の新外国人マイク・ガーバー外野手をスタメンから外し、捕手に石橋康太捕手を起用するなど打線を動かしたが、貧打返上に結びつかなかった。与田剛監督は「(小川は)いいピッチャーですからどう対処していくかという中で結果が3本しか打てなかった。しっかり力をつけるしかない」と言葉を振り絞った。 ▽中日パウエル打撃コーチ(完封負けに) ストレートをまずきちんと仕留めないといけない。まだシーズンは長いので、個々がレベルアップしないといけない。もっとできると期待している。 ▽中日石橋(4月21日以来のスタメンマスク) よかったこともあれば、反省することもたくさんあった。次につなげられるように頑張りたい。
◆中日福谷浩司投手(30)がヤクルト小川との同学年対決で4敗目を喫した。 6回に2点目を失い、続く西浦にストレートの四球で満塁とした場面で降板。打席に小川を迎えたところだっただけに、ベンチに下がるとグラブを投げつけ「イニングの途中で代わってしまったのが残念です」と悔しげだった。横須賀高2年時に、同じ愛知県選抜メンバーで米国遠征した盟友との初の投げ合いを「楽しみにしています」と話していたが苦い結果になった。
◆ライアンが"マダックス"になった。ヤクルト小川泰弘投手(30)は、9回2死、99球目で最後の打者を外角低めの直球で空振り三振に打ち取ると、顔をほころばせた。大リーグの名投手グレッグ・マダックスの代名詞である、100球未満の完封勝利を達成。「こういうことができると思ってなかった。ストライク先行で攻める形ができたことで、そこにつながった」とうなずいた。 2つの原点回帰で快投を呼び込んだ。成章(愛知)時代、帽子のつばには「一瞬の苦しみから逃げたら一生の後悔」という先輩からの言葉が書かれていた。「1球1球大事に攻める気持ちで投げられた」。その気迫がマウンドで出た。打者29人中初球ボールは8回のみ。ストライク先行の投球で、中日打線を封じた。 もう1点は「アウトコースのストレートが大事だと改めて感じた」。今季からセットポジション時にグラブを顔付近にまで上げていたが、この日は腹部付近に下げた形に。昨年までのフォームに近づけ「前足にしっかり乗り切って投げることがストレートを投げる上でとても大事。それを探していくうちにそういうバランスになった」と説明。試行錯誤を続け、20年8月15日DeNA戦でノーヒットノーランを果たして以来、1人で投げきった。 前回登板の2日DeNA戦(横浜)では、2回0/3を6失点。出場登録を抹消され、普段の倍以上走り込んだ。中12日の先発に「体力面でも技術面でも気持ちの面でも、いい方向にいった」。今季リーグ登板数10傑に4人が名を連ねる救援陣を休ませる最高の結果。エースの意地を見せつけた。【湯本勝大】 ▼小川が99球で3安打完封勝利。小川の完封勝利はノーヒットノーランを達成した昨年8月15日DeNA戦以来9度目だが、100球未満での完封は自身初めてだ。100球未満で完封勝利の投手は17年4月14日ソフトバンク戦の金子(オリックス=92球)以来で、ヤクルトでは15年8月11日広島戦の山中(96球)以来6年ぶり。 ◆マダックス 100球未満での完封を意味する言葉。86~08年にブレーブスなどで通算355勝を挙げ、殿堂入りした大投手グレグ・マダックスが由来。通算35完封のうち13度を100球未満で達成した。「精密機械」と呼ばれた名投手にちなみ、同じ結果を残した投手に対して使われる。▽ヤクルト高津監督(小川について) 今日文句言ったら怒られるかもしれないけど(笑い)。それまでなかなかパッとしないゲームもあったが、1人で投げきって、チームに勝ちを持ってきたピッチングは素晴らしかった。
◆ヤクルトの先発、小川泰弘投手(30)が9回99球3安打無失点で今季初の完封勝利を挙げて、3勝目(1敗)。2連勝に導いたエースに対し、高津臣吾監督(52)は賛辞を惜しまなかった。--小川が好投 「登板間隔を空けて、それまでなかなかパッとしないゲームもあったんだけど、一人で投げ切ってチームに勝ちを持ってきたピッチングは素晴らしかったと思います」 --直球で攻める姿勢 「(バンテリンドームは)広いし、神宮と配球も変わるだろうしね。真っすぐ自体も走っていたし、ムーチョ(中村)も強気のリードでしっかり攻めきれたと思います」 --救援陣も助かる 「いつでも完投してくれるのはありがたいと思います。今日みたいにフォアボール出さないで、低く集めて強いボールを投げられるというのを見ていると、彼が一人で投げ切ったというのはすごく意味があると思いますね」 --打線も援護 「山崎が初回に先頭で出たのがすごく大きかったと思います。初回にあそこで1点をとったのがすごく大きい」 --青木も粘って適時打 「まだ本人はスッキリしてないでしょうけど、ああやって試合に出しながら状態を上げていってほしいなと思います」 --金久保が胸部の打撲で登録を抹消された 「骨とかに異常はないので、投球できるのがいつになるかというのを見計らっている、キャッチボールできるのがいつか、ピッチングできるのがいつかというのを今後見ていこうと思っています」 --長引く 「長引くことはないと思います」 --明日は奥川が敵地で公式戦初登板 「状態もそんなに悪くないと思う。どんどん攻めていくピッチングができればいい」
◆ヤクルトのデーゲーム勝利は今季13度目で初となった。試合前までは9敗3分け。ナイターは16勝5敗3分けと11も勝ち越しており、苦手ぶりが際立っていた。 この日はデーゲームで成績を落としていた山田の適時二塁打などで優位に進め、5-0と完勝。試合後の高津監督も「(話題として)言われると思ったんですけど。まあよかった」とほっとした様子だった。
◆打線は11安打5得点で、小川の今季初完封勝利をアシストした。一回、先頭の山崎が左前打とすると、1死一塁から山田が左中間フェンス直撃の適時二塁打を放って先制。六回に1点、七回には4連打などで3点を加えた。高津監督は「山崎が初回に先頭で出たのが、すごく大きかった。ああやってつながる攻撃ができたのは良かった」と27歳のリードオフマンをたたえた。
◆ヤクルト・小川泰弘投手(31)が15日、中日7回戦(バンテリンドーム)に先発し、9回99球、3安打で今季チーム初完投となる完封勝利を挙げた。前回2日の登板では2回0/3を投げて6失点と崩れていたが、中12日のマウンドでエースが"復権"。チームは5-0で2連勝を飾った。 16日は31歳の誕生日。一つ年を重ねる前に、進化した姿を見せた。小川は、代打・武田を直球で空振り三振に斬って今季チーム初となる完封勝利で3つ目の白星をつかむと、表情を緩ませた。 「30歳最後の登板で、まさか完封できるとは思っていなかったので、うれしいです」 前回2日のDeNA戦(横浜)では三回途中6失点で降板。翌3日に出場選手登録を外れた。雪辱を誓い、行ったのが伊藤投手コーチが「ミニキャンプ」と位置付けた12日間の再調整だった。 テーマは「原点回帰」。強い直球を追い求め、普段の倍以上となる距離を走って肉体を強化した。セットポジションの際に胸付近に置いていたグラブを腹部付近に戻すことで「前足(左足)にしっかり(体重を)乗せ切って投げる」ことも意識。球速以上に切れと勢いのある直球をよみがえらせた。 この日、唯一のピンチだった七回2死三塁で生きたのも、この直球。内角への鋭いボールで高橋周を三邪飛に仕留めた。完封はノーヒットノーランを達成した昨年8月15日のDeNA戦(横浜)以来。通算9度の完封は石川雅規を抜いて現役では球団最多(歴代13位タイ)となった。 チームは今季13試合目にして初めてデーゲームに勝利。前日救援6投手が登板していただけに、高津監督は「一人で投げ切って、チームに勝ちを持ってきた投球は素晴らしかった。すごく意味がある」とたたえた。燕のエースは、一段と頼もしい姿で31歳を迎える。(赤尾裕希) ◆かつての"戦友"に投げ勝った 小川は、かつての"戦友"に投げ勝った。中日先発・福谷は同じ愛知県出身の同学年で、成章高2年冬に愛知県選抜として、ともに日米親善野球に参加した仲。開幕投手同士として実現したプロ初の先発での投げ合いに「すごく感慨深いというか、うれしいですね」と振り返った。
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
26 | 11 | 2 | 0.703 (↓0.019) | - (-) |
104 | 179 (+3) | 119 (+5) | 41 (-) | 33 (+1) |
0.260 (-) | 2.900 (↓0.06) |
2 (-) |
巨人 |
21 | 13 | 6 | 0.618 (↑0.012) | 3.5 (↑1) |
103 | 169 (+5) | 136 (+3) | 49 (+1) | 28 (+1) |
0.260 (↑0.001) | 3.200 (↑0.01) |
3 (-) |
ヤクルト |
17 | 14 | 6 | 0.548 (↑0.015) | 6 (↑1) |
106 | 152 (+5) | 155 (-) | 35 (-) | 23 (-) |
0.247 (↑0.001) | 3.890 (↑0.11) |
4 (-) |
広島 |
15 | 19 | 4 | 0.441 (-) | 9.5 (↑0.5) |
105 | 116 (-) | 135 (-) | 25 (-) | 17 (-) |
0.254 (-) | 3.260 (-) |
5 (-) |
中日 |
14 | 21 | 5 | 0.400 (↓0.012) | 11 (-) |
103 | 109 (-) | 125 (+5) | 17 (-) | 20 (-) |
0.227 (↓0.002) | 2.950 (↓0.06) |
6 (-) |
DeNA |
11 | 26 | 5 | 0.297 (-) | 15 (↑0.5) |
101 | 148 (-) | 203 (-) | 34 (-) | 8 (-) |
0.232 (-) | 4.670 (-) |
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