ヤクルト(0対0)広島 =リーグ戦7回戦(2021.05.12)・明治神宮野球場=
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広島
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ヤクルト
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勝利投手:-
敗戦投手:-
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◆ヤクルトの先発・田口は、7回を5安打無失点に封じる投球を披露。対する広島の先発・森下も、7回3安打無失点の好投を見せる。両先発の降板後、ヤクルトはマクガフと石山、広島は塹江と栗林がそれぞれ無失点に抑え、息詰まる投手戦は0-0のまま9回引き分けに終わった。

◆広島森下暢仁投手(23)はここまで3勝3敗。42回を投げて防御率2・14を残すも、先発した6試合で援護点が16点だけ。4月27日DeNA戦では10点の援護をもらったが、その他5試合は援護2点以下。今日は大量援護があるか。

◆モデルで女優の八木莉可子(19)が、神宮で行われたヤクルト-広島7回戦で始球式を行った。広島菊池涼が打席に立ち、ツーバウンドで捕手を務めたヤクルト中村のミットに収まった。満面の笑みでスタンドから大きな拍手を浴びた。 この日は「ファミリーマート創立40周年記念 リッチフラッペストロベリーナイター」として、開催された。ファミリーマート創立40周年アンバサダーの八木は「自分がまさか始球式に出させて頂けるとは夢にも思ってもいなかったので、今日までずっとウキウキしていました。昨日、お父さんとキャッチボールをして練習したのですが、残念ながらボールはバウンドしてしまいました...。ですが、憧れのマウンドに立たせて頂けただけで大満足です!」とコメントした。

◆ヤクルト-広島戦が行われた神宮球場で有観客試合が再開した。4月25日に東京都に緊急事態宣言が発出され、同27日の巨人戦~5月11日の広島戦までの7試合のうち、4試合を無観客で開催。3試合が延期された。 政府が「基本的対処方針」を改定し、12日以降の大規模イベントは5000人または収容人員の50%以下の少ない方を上限に認められ、この日から神宮では5000人を上限に有観客が再開した。すでに販売済みだったチケットは有効とされるため、入場者は7979人だった。

◆ヤクルトは田口、広島は森下が先発した。両チーム走者を出しながら、要所を締める投球で3回まで試合は動かなかった。 広島森下は150キロ超えの速球を軸にしたパワーピッチングを披露。ヤクルト田口は、緩急を有効に息詰まる投手戦を展開した。 両先発が7回無失点と好投した。8回以降は継投に入ったが、両チーム譲らず、試合は0-0で引き分けた。

◆ヤクルトは田口が7回無失点と好投したが、打線が沈黙し、0-0で今季6度目の引き分けに終わった。広島森下から6四球を選びながら、3安打で適時打が出ず。高津監督は「点は取れなかったですけど、負けなかったのは田口の頑張り」と評価した。この日から神宮での有観客が再開し「(上限が)5000人と少ないですけど、我々もお客さんも注意しながら、お客さんが増えていく環境になっていけば」と話した。

◆ヤクルト田口麗斗投手(25)が、広島森下と投手戦を展開した。7回を投げ、5安打無失点。100キロ台前半のカーブ、スライダーと緩急が有効だった。4月20日の同戦以来、今季2度目の森下との投げ合いにも1歩も引かず、先発の役割を全うした。 田口は「ここ最近、先制点を与えてしまうことが多かったので、点を与えずに投げられて良かったです」とコメント。試合は0-0で引き分け、巨人から移籍後初となる本拠地の神宮での勝利は次戦に持ち越されたが、内容の濃い投球を披露した。

◆ヤクルト山田哲人内野手(28)が、今季初盗塁をマークした。0-0で迎えた3回2死。左前打で出塁し、次打者の村上の初球に完璧なスタートを切って、二塁を陥れた。高津監督は「状態も良くなってきたし、どんどんいくんじゃないですか」と期待した。

◆広島森下暢仁投手(23)が、7回3安打無失点、今季最多127球と熱投した。ヤクルトに自己最多の6四球を与えるなど制球を乱して毎回走者を許しながらも、崩れることはなかった。打線の援護がなく4勝目はお預け。試合は引き分けに終わったが、森下自身は神宮では4試合で2勝0敗と不敗神話は継続した。打線に流れを呼び込むべく、森下は最後まで懸命に腕を振り続けた。最速152キロを記録した伸びのある直球は、最後まで球威が落ちることはなかった。127球の熱投で、7回無失点。先発として十分な役割を果たしたものの、勝ち星は巡って来なかった。 立ち上がりから苦しんだ。初回先頭の山崎に四球を許し、2死から村上にも四球。何とか無失点に抑えたものの「テンポも悪く入ってしまって、点を取られていないのに、苦しい投球をしているような感じがあった」と振り返った。2回以降もボール先行が続き、安打こそ3本にとどめたが、自己最多となる6四球。毎回走者を背負い、「とにかく点を取られないということだけを意識していました」と我慢を続けた。 最大のピンチは7回。1死から四球、安打で得点圏に走者を進められた。球数はすでに100球を超え抜け球が目立ち始めた中、山崎を150キロ超の直球で押し込み右飛に。2死二、三塁から中村は内角への150キロ直球で二飛に封じた。最後まで本塁を守り抜いた右腕は「点を取られたら流れもあっちに行ってしまう状況だったので。何とか抑える事ができて良かった」と胸をなで下ろした。 佐々岡監督は「制球に苦しんでいたけどね。それでも粘り強くゼロで抑えてくれた」と評価。打線が20イニング連続無得点で無援護に終わっただけに「こういう状態なので、1点もやれないという思いからコントロールを狂わせたのかな。でも辛抱強く投げてくれた」と目を細めた。 「ゼロでいけたのは良かったんですけど、次は初回から相手がテンポ悪くなってくれるよう、自分がリズムつくれるようにやっていきたい」 ここまで7試合で3勝3敗ながら、防御率は1・84で、明大の3学年先輩にあたる中日柳に次ぐリーグ2位に浮上した。神宮では4試合目で2勝負けなしと不敗神話は継続。今季4勝目は次戦に持ち越しとなったが、堂々の熱投だった。【古財稜明】

◆広島正随優弥外野手が「7番左翼」でプロ初スタメンし、今季初安打を記録した。 2回無死一塁で田口の内角低めに入ってくる変化球にうまくバットを合わせて左前に運んだ。その後2打席は凡退となり「緊張しました。(初安打は)積極的に打ちに行きました。2打席目、3打席目の内容が悪かったので、そこは反省していきたい」と試合後も表情を崩さなかった。

◆広島の守護神栗林良吏投手(24)が連続無失点を16試合に伸ばした。 0-0の9回に登板。いずれもフォークで2者連続三振を奪うと、2死一塁から山崎を再びフォークで空を切らせた。3奪三振で自身が持つデビュー登板からの連続無失点記録を更新。新記録達成後も「何も意識せずに、ただただチームの勝利に向かって投げるだけ。チームが負けないように戦っていきたい」と話してきた通りの投球だった。

◆広島が采配が空回りし、今季8度目の0封を喫した。2回無死一、二塁で8番小園の犠打で二、三塁とするも、続く森下は捕邪飛で、2死から好調菊池涼も右飛に倒れた。 クロンを初めて5番で起用するも、1回2死一、二塁で空振り三振を喫し、9回には代打を送った。佐々岡監督は「何かのきっかけで変わってくれればと思うんだけど、そのきっかけがね」と頭を抱えた。

◆序盤から投手戦が続き、両軍点を取れず引き分けた。ヤクルトの先発・田口は7回5安打無失点で、八回はマクガフ、九回は石山が無失点でつないだ。広島は先発の森下が7回3安打無失点で、八回は塹江、九回はデビューから無失点が続くD1位・栗林(トヨタ自動車)がスコアボードにゼロを並べた。 ヤクルト・田口の話 「先制点を与えないよう意識してマウンドに上がった。守備にも助けてもらい無失点に抑えることができてよかった」

◆ヤクルトの田口が好投した。コースを丁寧に突き、4月20日に移籍後初勝利を挙げた広島を相手に7回5安打無失点。今季2勝目とはならなかったが「守備にも助けられ、試合をつくれて良かった」と納得した。  踏ん張ったのは六回だ。2死から右翼手サンタナのまずい守備もあって二塁打を許した。嫌な雰囲気が漂う中、続く坂倉を変化球で一ゴロに仕留めて、得点を許さなかった。  高津監督は「変化球が低く集まっていた。負けなかったのは田口のおかげ」と褒めた。(神宮)

◆ヤクルトは、先発の田口麗斗投手(25)が7回5安打無失点で好投し、打線が広島先発の森下から6四球を選んだが、得点に結びつけることができなかった。また山田哲人内野手(28)は今季初盗塁をマークした。高津監督の主な一問一答は以下の通り。  --田口が7回無失点の好投  「いい投球でした。相手も森下投手というところでそういうところも意識はあったでしょうしね。結局(森下から)点は取れなかったですけど、先に点を与えないで相手のリズムにさせなかったというところは先発投手としての役割を果たしたんじゃないかと思います。点は取れなかったけど、負けなかったというのは田口の頑張りだと思います」  --好機はつくったが、森下を崩せなかった  「四球はよく取ったのかもしれないですけど、そこからですね。打てなかったのは事実。四球を生かしきれなかったというか、四球をいいつなぎにできなかった。ここで一本というチャンスも、なかなかなかったんですけど、四球を生かしきれなかったかなという気がしますね」  --山田が初盗塁  「哲人は普通に試合に出ていてくれたら、健康でしっかり試合に出てくれたらそれでいいと思っている。この時期に初盗塁になりましたけど、体の状態も良くなってきましたし、どんどんいくんじゃないですか」  --久しぶりに神宮球場での有観客試合  「5000人と少ないですけど、これが当たり前じゃなくて、まだいろんなことを注意しながら、われわれも注意しながらお客さんも注意しながら、またお客さんが増えていける環境になっていければなと思います」

◆打線は広島・森下から粘って6四球を選んだが、得点に結びつけられなかった。高津監督は「四球はよく取ったのかもしれないですけど、打てなかったのは事実。四球を生かしきれなかった」と悔やんだ。三回には山田が二盗を決め、今季35試合目で初盗塁。コンディションが上がってきている証明で、指揮官も「この時期で初盗塁になりましたけど、状態も良くなってきて、どんどんいくんじゃないですか」と今後に期待した。

◆負けなかったことが大きい。ヤクルト・田口麗斗投手(25)が7回5安打無失点と好投。約2週間ぶりに有観客となった神宮で7979人が見守る中、価値ある0-0の引き分けだった。  「久しぶりにお客さんの前で投球ができて、すごく意気に感じてマウンドに上がれました」  広島先発は、チームが昨季から神宮で3戦2敗を喫していた森下。ロースコアの展開が予想される中、立ち上がりは粘りの投球。二回は連打などで1死二、三塁とされたが、最後は菊池涼を右飛に抑えて流れに乗り、今季初勝利を挙げた4月20日(マツダ)以来の対戦で再び好投した。  さまざまなことに挑戦する姿勢が、田口の長所だ。ここ2試合は10回で10失点(自責点6)と悔しい投球が続いた。この日は試合前練習でキャッチボールやダッシュをせず、疲労感を減らした状態でマウンドに上がるよう調整を変更。切れのある直球、高い制球力が戻ってきた。  高津監督は「先に点を与えないで、相手のリズムにさせなかったところは、先発投手の役割を果たしたと思う」とたたえた。貯金1の3位は変わらず。左腕の好投で、いい流れに乗りたい。(赤尾裕希) ★4・25以来...観衆7979人  神宮球場は4月25日の中日戦以来となる有観客試合。7979人の観衆が来場した。新型コロナウイルス感染対策として弁当やソフトドリンクの販売は午後8時までとし、アルコール類の販売は行わず、持ち込みも禁止。高津監督は「われわれもお客さんも(新型コロナに)注意しながら、またお客さんが増えていける環境になっていければ」と満員の球場を願った。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
24102 0.706
(-)
-
(-)
107172
(-)
112
(-)
39
(-)
31
(-)
0.261
(-)
2.940
(-)
2
(-)
巨人
20126 0.625
(-)
3
(-)
105163
(+5)
131
(+5)
48
(+1)
26
(-)
0.261
(↑0.001)
3.240
(↓0.05)
3
(-)
ヤクルト
15146 0.517
(-)
6.5
(-)
108143
(-)
154
(-)
35
(-)
23
(+2)
0.243
(↓0.003)
4.090
(↑0.12)
4
(-)
中日
14185 0.438
(-)
9
(-)
106107
(-)
114
(-)
16
(-)
20
(-)
0.229
(-)
2.880
(-)
5
(-)
広島
14194 0.424
(-)
9.5
(-)
106107
(-)
133
(-)
25
(-)
16
(-)
0.252
(↓0.002)
3.300
(↑0.09)
6
(-)
DeNA
11255 0.306
(-)
14
(-)
102146
(+5)
194
(+5)
34
(+3)
8
(-)
0.234
(↓0.001)
4.630
(↓0.01)