1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 0 | ||||||||||||
阪神 | 0 | ||||||||||||
勝利投手:- 敗戦投手:- |

![]() |
![]() |
![]() |
◆先発予定の阪神青柳晃洋投手(27)が「雨柳さん」ぶりをまたも発揮してしまうのか!? 12日に予定されている中日戦(甲子園)は、午後2時50分現在も雨が降り続いている。雨脚は強まる一方で、甲子園内野に敷かれたシートには水が浮いてきた。 青柳はこれまでに自身の登板試合が何度か雨で中止となり「雨柳さん」のタオルも発売されている。今季も先発予定だった4月17日ヤクルト戦(甲子園)が雨天中止。その際には「もうわかってたことなんで。しょうがないですね」とコメントしていた。 青柳はここまで6試合に先発し2勝2敗で防御率2・13。5試合連続クオリティー・スタート(6回以上自責3以内)を記録中で、抜群の安定感を誇っている。
◆先発予定だった阪神青柳晃洋投手(27)が「雨柳さん」ぶりをまたも発揮した!? 12日に予定されていたヤクルト戦(甲子園)は雨天中止。「非常に残念です。いい調整ができていると思っていたので投げたかったですし、今日からファンが入る予定だったので、久しぶりにファンの方々の前でいいピッチングをしたかった」と嘆いた。阪神は今季4度目の雨天ノーゲームとなった。 矢野監督は「青柳は巨人戦に回そうかな」と明言。前回巨人戦は4月21日(東京ドーム)に先発し、6回3失点で負け投手となった右腕は「前回とはスタメンも変わっていますし、気をつけるところはいっぱいありますが、前回はホームランに泣いた試合だったので、そこは気をつけたいです」と引き締めた。 青柳はこれまでに自身の登板試合が雨で中止となったケースがあり、「雨柳さん」のタオルも発売されている、球界屈指の雨男。今季も先発予定だった4月17日ヤクルト戦(甲子園)が雨天中止となっていた。この日も雨に勝てなかったが、次回巨人戦は東京ドームでその心配もいらない。5試合連続クオリティー・スタート(6回以上自責3以内)を記録中で安定感抜群の右腕が、宿敵にリベンジを果たすべく仕切り直す。
◆阪神秋山拓巳投手(30)が、13日ぶりの1軍マウンドで4勝目を狙う。 13日の中日戦で先発する右腕は、12日に甲子園球場の室内練習場でキャッチボールなどで調整。4月30日の広島戦で8回途中2失点で3勝目を挙げてから、1度先発が飛んだ。7日の2軍戦で調整登板し、満を持して中日戦に向かう。秋山は「1回飛んだ悔しい気持ちをしっかりぶつけることができればと思います」と意気込む。 開幕から5連勝のガンケルが右肩の張りで出場選手登録を抹消されるなど、先発陣の状況も変わってきている。「自分の価値を上げるチャンスと思っているので、そのチャンスをつかみたい」と燃えていた。
◆12日に予定されていた中日戦(甲子園)の雨天中止決定後、阪神矢野燿大監督(52)が取材に応じ「もちろんやりたかったというのはあるけど、青柳には勝たれへん」と、早くも今季先発予定試合2度目の雨天ノーゲームとなった青柳晃洋投手(27)を冗談交じりにいじった。 続けて「青柳は巨人戦に回そうかな」と明言。14日からの巨人3連戦(東京ドーム)に、5戦連続クオリティー・スタート(6回以上自責3以内)を記録している好調右腕をぶつける。登板日は「これから決める」と明かさなかったが、右肩の張りで10日に出場選手登録を抹消されたガンケルが担ってきた日曜日(16日)が空いている現状だ。 指揮官は6日に背中の張りで出場選手登録を抹消され、2軍調整中の大山についても「無理させることはないんだけど」と前置きした上で「体と相談しながら、今週どこかで打席に立つってこともなくはない。来週くらいには確実にどこかで打席に立てるように、今の段階ではそう思っています」と話した。
◆中日戦が雨天中止となり、阪神矢野燿大監督(52)が取材に応じた。一問一答は以下の通り。 -昨晩は引き分けて、今日は中止になった。やりたかった? 矢野監督 もちろん最後の飛び出しとかバント失敗とかはあったけど、思い切ってみんながやるっていう俺らの野球はできた引き分けやったと思うし。3点差開いたところから、ああやって追いつけたし。流れ的にはうちのほうがいい流れであったからね。もちろんやりたかったというのはあるけど。まあ(雨男の)青柳には勝たれへんわな。 -その青柳の今後は 矢野監督 青柳は(14日からの)巨人戦に回そうかなと思う。 -ガンケルの代わりに日曜日? 矢野監督 それはこれからまた決める。 -青柳は前回巨人戦で負け投手。期待するところは 矢野監督 期待するのはもちろん、最少失点でね、抑えて欲しいし。もちろん、この前も岡本(和)に打たれたりホームランの出やすい球場だったりするから、投手にとっては(東京ドームは)投げにくい球場やと思うけど、でも、ソロホームランぐらいは仕方ないという気持ちで攻めていかないと、あの球場は投手が攻められないんで。そこは強気でどんどんいってもらって、丁寧にいくところは丁寧にいって青柳らしくゴロを打たせるというのが理想の形になると思うんで。そういう形をつくってもらえたら最高かなと思います。 -秋山が今回にかける思いを語っていた。期待は 矢野監督 アキも巨人戦悪かっただけで他は悪くないのにこうやって空けたというのは、今言ったそういうこう、発奮材料というか、悔しさというのも持ってくれてるのがそういうことになってるのかなと思うし、それはプラスに変えられるものだと思うんで、これが秋山のピッチングやっていうね、ものを見せてくれたらうれしいです。 -大山の状態報告は 矢野監督 いったんファームに落としてるんで最初は無理することはさせないんだけど、まあどうなんやろ。こっちは急がせるつもりはないんだけど、体と相談しながらやけど、もしかして今週どこかで打席に立つってこともなくはないかなという状況で。来週くらいには確実にどこかで打席に立てるように、今の段階ではそう思ってます。 -1度2軍戦には出場 矢野監督 そらやっぱり背中とかなんで、何かあってまた上がって抹消では困るんで。チームも悠輔も困るんで。そりゃ段階踏まないと無理でしょ。 -佐藤輝の4番での働き 矢野監督 まあ、まだ4番だとは思っていないよ、全然。4番目に入ってるというところで、まあまだまだ。そりゃ1年目で真の4番というふうになるにはまだ期間も短いし、経験も浅いし、まだまだ乗り越えていかないといけないものがある。まあ、でもその中で今のメンバー見ていく中で、テル4番でいいんじゃないかなっていうものをしっかり見せてくれているから。まあ、何て言うのかな。4番っていうのは本人的にも周りも意識すると思うけど、アイツ自身のやるべきことをやって、アイツらしくやってくれるというのが結果的に4番になっているだけかなと思うけど。
◆阪神佐藤輝明内野手の甲子園有観客試合での「4番・三塁」お披露目は雨に流れた。4番で打率3割3分3厘、2本塁打と結果を残すルーキーに矢野監督は「まだ4番だとは思っていないよ全然」とあくまで"4番目の打者"であることを強調。一方で「今のメンバーを見ていく中で、テル4番でいいんじゃないかなっていうものを見せてくれている」と評価した。 セ5球団との対戦が3カード目に入った4月30日の広島戦以降、8試合で29打数11安打、打率3割7分9厘。三振は「7」と減少傾向にある。5試合で4番を務め2本塁打を放った。井上ヘッドコーチは「ストライクを振る、ボール球を見逃すということだけを集中してやりなさいと言っている」と指導内容を明かした。「当てにいくようなバッティングをあいつにはしてほしくないから」とフルスイング継続を指令。聖地ファンの前で、豪快なスイングに期待がかかる。
◆ド迫力打線で、交流戦も突破や! 阪神は12日、有観客試合となった中日戦(甲子園)を雨で流した。 矢野燿大監督(52)は、背中の張りで離脱中の大山悠輔内野手(26)について、今週中にも2軍で実戦復帰する見通しを明かした。順調にいけば交流戦から1軍に復帰。指名打者制のパ・リーグ本拠地ではドラフト1位佐藤輝明内野手(22)に助っ人トリオの大砲5人の共存が可能。超重量打線で、パ相手にも快進撃を続ける。雨は降りやまず、甲子園は内野に全面シートがかけられたまま。この日からスタンドにファンが戻ってくるはずだったが、雨天中止となった。矢野監督は「もちろんやりたかったのはあるけれど」と残念がり、室内練習場で汗を流すナインを見守った。 今季4度目の雨天中止となったが、明るい話題がある。開幕から4番を張った大山が6日に背中の張りで出場選手登録を抹消。矢野監督は「体と相談しながらやけど、もしかして今週どこかで打席に立つこともなくはない。来週くらいには確実にどこかで打席に立つ」と、早ければ14日からのウエスタン・リーグ広島3連戦(甲子園)で実戦復帰する可能性を明かした。井上ヘッドコーチによると「スイングという形の中で5割か6割くらいの力が入ってやれている」という状態。全力でスイングや送球が可能になった段階で2軍戦に出場する方向だ。来週は鳴尾浜で19日に社会人・マツゲン箕島との練習試合、21日から中日3連戦の4試合が予定されている。ここで動きを確認できれば、25日からのセ・パ交流戦からの1軍復帰となる。長期離脱という最悪の事態は免れそうだ。 大山が交流戦で復帰すれば、夢のオーダー編成が浮上する。28日からの西武戦(メットライフドーム)では指名打者制での戦いとなる。4番三塁で大山が戻り、佐藤輝は6番に戻り、サンズが指名打者に入ることで7番に左翼でロハスが入り、チャンスに強い梅野が8番、9番中野から1番近本につなぐ切れ目のない打線となる。ロハスの状態次第では、相手投手の左右によって糸井や陽川が入っても強力だ。大山がまだ本調子でなければ、佐藤輝に4番三塁を継続させ、大山は6番指名打者で打撃に専念させることもできる。 昨年はコロナ禍のため交流戦は中止となったが、矢野政権1年目の19年は6勝10敗2分けと負け越した。パ球団と3試合ずつの計18試合となった15年以降勝ち越したのは2シーズンしかない。現在貯金14で首位を走る。16年ぶりにリーグ優勝を果たすためにも、頼れる主将の戦列復帰で、バリエーション豊かな打線を組み、パ6球団を打ち負かす。【石橋隆雄】
◆阪神がローテ再編でG倒に臨む。12日中日戦(甲子園)が天候不良で今季4度目の中止。 先発予定だった青柳の次回登板は14日からの巨人3連戦(東京ドーム)に決まった。4月17日ヤクルト戦(甲子園)に続き、雨柳さんの愛称で知られる右腕が雨に降られ、矢野監督も「まあ青柳には勝たれへんわな」と苦笑い。「青柳は巨人戦にまわそうかなと思う」と明かした。 今季5勝とチームの勝ち頭だったガンケルが10日に右肩張りを訴えて出場選手登録を抹消された。指揮官は青柳の次戦について「これからまた決める」と話したが、ローテの谷間となる16日の巨人3戦目に登板する可能性がある。4月21日巨人戦(東京ドーム)で岡本和に2本塁打を浴びて負け投手となった。「前回はホームランに泣いた試合だったので、そこは気をつけたいです」と力を込めた。
◆中日は今季初登板のジャリエル・ロドリゲス投手(24)に阪神3連戦の先勝を託したが、12日の試合は雨天中止となった。 五輪米大陸予選出場のため24日に離日するロドリゲスは、13日の試合にスライド登板する。首位阪神戦でのカード勝ち越しをにらむ与田監督の12日の一問一答は以下の通り。 -雨天中止になった 与田監督 「こんなに天気予報が悪かったんだね。全然問題なくできると思ったけどしょーがないね」 -阪神青柳が雨男 与田監督 「らしいね。知らなかったけど」 -ロドリゲスをスライド 与田監督 「(2軍で)非常にいい状態と報告を受けたので登板を決めた。映像でも見ましたが、(明日も)期待しています」 -24日に五輪予選で日本をたつが登板機会は2回ほど考えているか 与田監督 「先のことは全く考えていない。とにかく明日チームの勝利に貢献してもらいたい」 -阪神打線の佐藤輝の存在は 与田監督 「昨日のライトへの長打もそう。ルーキーとは思えないような(打撃をする)。1年目から主軸になっているので当然注意もしないといけない。いい選手だなと思う」 -若い選手の活躍でチームも乗る 与田監督 「誰が打っても盛り上がる。でもベテランであろうが、若手であろうがチーム内の競争は普段から言っている。そのためには若い選手が出てこないとなかなか競争は難しいので、そこは期待はしています」
◆阪神-中日の8回戦は降雨による天候不良で中止となった。この日から有観客試合が再開される予定だったが、雨脚は弱まる気配がなく、午後3時30分には場内に開門を遅らせるアナウンスが流れた。グラウンドに敷かれたシートには大きな水たまりができ、午後4時40分に中止が発表。阪神の先発は「雨柳さん」として知られる青柳晃洋投手(27)で4月17日のヤクルト戦(甲子園)に続き、今季2度目の雨天中止となった。
◆中日との8回戦は降雨中止。青柳の次回登板や大山の復帰プラン、4番・佐藤輝について語った矢野耀大監督(52)の一問一答は以下の通り。 ■うちに流れがあるけども... --11日は引き分け。やりたかった? 「最後の飛び出し(九回1死二塁から二直で、二走・中野が帰塁できず、併殺)とかバント失敗とかあったけど、俺らの野球はできた引き分けやったし。3点差開いたところから追いつけたし。うちの方がいい流れであったからね。やりたかったというのはあるけど。まあ青柳には勝たれへんわな」 ■青柳は巨人戦に --その青柳の今後は 「巨人戦にまわそうかなと思う」 --ガンケルの代わりに日曜日? 「それは、これからまた決める」 --青柳は前回巨人戦で負け投手(4月21日の東京ドームで登板し、6回3失点)。期待するところは 「最少失点で抑えて欲しいし。この前も岡本に打たれたり、ホームランの出やすいから、投げにくい球場やと思うけど、ソロホームランは仕方ないという気持ちで攻めていかないと、あの球場は投手が攻められないんで。強気でいってもらって、青柳らしくゴロを打たせるのが理想の形になると思うんで。そういう形をつくってもらえたら最高かなと思います」 --13日に登板予定の秋山が今回にかける思いを語っていた。期待は 「アキも巨人戦悪かった(4月22日の東京ドームで登板し、3回6失点)だけで、他は悪くないのにこうやって(間隔を)あけたというのは、発奮材料というか、悔しさを持ってくれてるのが、そういうことになってるのかなと思うし、プラスに変えられると思うんで、これが秋山のピッチングやっていうモノを見してくれたらうれしいです」 ■大山は来週中には2軍戦 --大山の状態報告は 「いったんファームに落としてるんで最初は無理することはさせないんだけど、まあどうなんやろ。こっちは急がせるつもりはないんだけど、体と相談しながらやけど、もしかして今週どこかで打席に立つこともなくはないかなという状況で。来週くらいには確実にどこかで、立てるように今の段階ではそう思ってます」 --1度、2軍戦には出場する 「そらやっぱり背中とかなんで、何かあってまた上がって抹消では困るんで。チームも悠輔も困るんで。そりゃ段階踏まないと無理でしょ」 ■4番ではなく4番目の打者 --佐藤輝の4番での働きは 「まだ4番だとは思っていないよ、全然。4番目に入ってるというところで、まだまだ。1年目で真の4番になるには、期間も短いし、経験も浅いし、乗り越えていかないといけないものがある。今のメンバー見ていく中で、4番でいいんじゃないかなというものを見せてくれているから。本人的にも周りも意識すると思うけど、アイツ自身のやるべきことをやって、アイツらしくやってくれるのが結果的に4番になっているだけかなと思うけど」
◆阪神の先発予定だった青柳は4月17日のヤクルト戦に続き、今季2度目の雨天中止となった。登板日に雨が降ることが多く、チームメートから「雨柳さん」の愛称で親しまれている。矢野監督も「青柳には勝てない」と笑うしかなかった。青柳は14日からの巨人3連戦(東京ドーム)に回り、13日は秋山が先発する。 4月21日の巨人戦で先発した青柳は岡本和に2本塁打を浴び、今季初黒星。「気をつけるところはいっぱいあるが、前回泣いた本塁打には気をつけたい」と気を引き締めた。監督は「ソロぐらいは仕方ないという思いで、強気にどんどん攻めてほしい」と期待した。
◆阪神の矢野監督は背中の張りのため6日に出場選手登録を外れた主砲の大山について、「今週打席に立つこともなくはない。来週ぐらいには確実に、打席に立てるようにと思っている」と話し、遅くとも来週中には2軍で実戦復帰させる方針を示した。 井上ヘッドコーチは5、6割程度の強度でティー打撃を行っていると報告を受けているといい「大山が不安がなくなるまで待ちたい」と完全復活を期待した。
◆中日の根尾はプロ初本塁打となる満塁弾を放つなど、5月は存在感を発揮している。打撃の状態が上向きつつあるだけに「試合をしたかった」と残念がった。 今月は21打数7安打で打率3割3分3厘。強く引っ張ることをテーマに「いいものはキープできるように、またより良いものを探していけるようにいろいろな練習に取り組んでいる」と室内練習場で貪欲にバットを振った。 前夜の試合は無観客。13日からは上限5000人の予定だ。大阪桐蔭高時代は甲子園大会で満員の聖地を味わっており「お客さんがいなかったのですごく寂しかった」と観客を入れての試合を心待ちにした。
◆今こそ、藤浪を中継ぎで! 阪神は12日、甲子園での中日戦が降雨中止となった。貯金14で首位を走る現状だが、元阪神ヘッドコーチの黒田正宏氏(73)=本紙専属評論家=は、藤浪晋太郎投手(27)の1軍昇格と中継ぎでの起用をあらためて提言した。岩貞、岩崎らに疲れが見える中で「チームのためにも藤浪を復調させるためにも、セットアッパーでの起用こそが、最適の手段」と力説した。 ■2軍の登板できっかけをつかめないのであれば 雨で中日戦が流れたことで、阪神は次の巨人3連戦(14-16日、東京ドーム)の先発ローテーションを組み直せることになった。当初は新外国人のアルカンタラ-新人の伊藤将-若手の斎藤の順だったようだが、この日に先発予定だった青柳をずらして起用し、伊藤将、アルカンタラとの3人で臨める。 斎藤を予定していた16日は、藤浪が2軍で復調していれば、筆頭候補だっただろう。しかし、2軍での調整登板ではまだそこまでの安定感を示せていない。ただ、先発では上がる場所が空いていないのなら、藤浪の中継ぎでの起用をあらためて提言したい。 短いイニングの適性は実証済みだ。先発では、長いイニングを投げることを意識していろいろなボールを使おうとする。その中でボールにバラつきが出てしまう。昨年後半、リリーフで好投し、復調した時は、球種は少なく、ストレートとフォークだけ、たまにスライダーを混ぜるくらいで、力で圧倒した。抑えもできるんじゃないかと感じさせるくらいの投球内容だった。 開幕投手も務めた今季は、調子がむちゃくちゃに悪くなって2軍落ちしたわけではない。球が時々抜けるようになって、ファームで一度調整させよう、というくらいの状況だったと思う。2軍での登板で、まだきっかけをつかめないのであれば、昨年のように1軍での中継ぎ登板で感覚を戻していく方が藤浪のためにもいい。 ■岩貞や岩崎に疲れ...チームのためにも チームのためにもなる。今季は試合が九回で打ち切りだから、リードしている試合だけでなく、1点ビハインドでも岩貞や岩崎を起用している。そのまま九回に入れば、抑えのスアレスは使えないから、そこでまた岩貞か岩崎を使うことになる。最近は2人にも疲れが見えてきた。 馬場が中継ぎで好調だが、9日のDeNA戦(横浜)では1点差勝利の中で3イニング投げている。これも岩貞、岩崎らに疲労が出ている影響だ。しかし、馬場も3回投げるとさすがに次の日は使えない。場合によっては2日休ませなければならなくなる。実際、馬場は移動日をはさんだ前日11日の中日戦でも、4-4引き分けの展開の中で出番がなかった。 ここで巨人を突き放し、首位固めをしていくには、セットアッパーがもう1枚、必要だ。そこに藤浪を起用しよう。降雨中止で若手(斎藤)の先発起用が1週間先送りになる。その間に藤浪が中継ぎで昨年のように復調すれば、そこで先発復帰を競わせればいい。2軍での調整よりも、そうした起用の方が藤浪も早く感覚を取り戻せるし、チームの戦い方も楽になる。(本紙専属評論家) ★昨季7ホールド 162キロもマーク ●藤浪のここ2年 ★2020年 開幕(6月)は2軍スタート。7月に昇格し、8月には692日ぶりの勝利を挙げるも、不振で9月14日に2軍へ。同25日に球団内で新型コロナウイルスの集団感染が発生したことで、同26日に緊急昇格。以降は中継ぎとしてプロ初を含む7ホールドを挙げ、10月19日のヤクルト戦で自己最速&球団最速の162キロをマーク。24試合登板で1勝5敗、防御率4・43も、救援では13試合登板、防御率2・35と活躍した ★2021年 先発に復帰し、自身初の開幕投手を務めるなど5試合で2勝1敗、防御率2・60。ただ制球の不安定さは解消されず、4月23日のDeNA戦では4回0/3を2安打7四死球2暴投で4失点。今季初黒星を喫した翌24日に、登録を抹消された。ウエスタン・リーグでは2試合に投げ、計8回を8安打5四死球4失点で防御率4・50
◆今季7試合目で初となる甲子園登板は、降り続く雨の影響で中止...。「雨柳さん」の力を"発揮してしまった"青柳は曇天の空を恨んだ。 「非常に残念。いい調整ができていると思っていたので投げたかったですし、きょうからファンが入る試合だったので、久しぶりのファンの方々の前でいいピッチングをしたかった...」 今季2度目の先発予定試合の中止に、矢野監督も「青柳には勝てない」と笑うしかなかった。 今季ここまで2勝2敗も5戦連続クオリティースタート(6回以上、自責点3以内)と安定感抜群の右腕。気持ちは次回登板、天候に左右されない14日からの巨人3連戦(東京ドーム)へ切り替えた。4月21日は6回9安打3失点ながら今季初黒星。岡本和に2打席連発を浴びており、一発には警戒心を強める。 「伝統ある戦いだと思いますが、自分の中ではシーズンの1試合。気負うことなく頑張りたい」 2戦目には通算2000度目の対戦を迎えるメモリアル3連戦。永遠のライバルから白星を手にできれば、気持ちも表情も晴れる。(須藤佳裕)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
24 | 10 | 2 | 0.706 (-) | - (-) |
107 | 172 (-) | 112 (-) | 39 (-) | 31 (-) |
0.261 (-) | 2.940 (-) |
2 (-) |
巨人 |
20 | 12 | 6 | 0.625 (-) | 3 (-) |
105 | 163 (+5) | 131 (+5) | 48 (+1) | 26 (-) |
0.261 (↑0.001) | 3.240 (↓0.05) |
3 (-) |
ヤクルト |
15 | 14 | 6 | 0.517 (-) | 6.5 (-) |
108 | 143 (-) | 154 (-) | 35 (-) | 23 (+2) |
0.243 (↓0.003) | 4.090 (↑0.12) |
4 (-) |
中日 |
14 | 18 | 5 | 0.438 (-) | 9 (-) |
106 | 107 (-) | 114 (-) | 16 (-) | 20 (-) |
0.229 (-) | 2.880 (-) |
5 (-) |
広島 |
14 | 19 | 4 | 0.424 (-) | 9.5 (-) |
106 | 107 (-) | 133 (-) | 25 (-) | 16 (-) |
0.252 (↓0.002) | 3.300 (↑0.09) |
6 (-) |
DeNA |
11 | 25 | 5 | 0.306 (-) | 14 (-) |
102 | 146 (+5) | 194 (+5) | 34 (+3) | 8 (-) |
0.234 (↓0.001) | 4.630 (↓0.01) |
コメント