DeNA(5対5)巨人 =リーグ戦8回戦(2021.05.12)・横浜スタジアム=
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巨人
3000000025901
DeNA
0200000305703
勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【巨人】岡本 和真(8号・9回表2ラン)
【DeNA】宮﨑 敏郎(3号・2回裏2ラン),ソト(4号・8回裏2ラン),牧 秀悟(8号・8回裏ソロ)

  DAZN
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◆DeNAは1点ビハインドの8回裏、ソトの2ランと牧のソロが飛び出し、試合をひっくり返す。対する巨人は直後の9回、2死一塁から岡本和が2ランを放ち、土壇場で同点とした。その後は決着がつかずに9回の攻防を終え、試合は規定により引き分けとなった。

◆DeNAは早ければ今日にも自力Vが消滅する。阪神戦が中止となったため、DeNAは巨人戦に敗れると自力Vが消える。 DeNAは今日で41試合目となるが、最近の自力V消滅が早かったチームには18年楽天や17年ロッテがある。18年楽天は5月6日に開幕から31試合目、17年ロッテは5月16日に37試合目で消滅した。古くは30試合を消化しないうちに消えたチームもあり、55年大映は4月28日、27試合目で自力Vが消滅している。

◆坂本の負傷を繰り返さない。巨人ナインが「走塁ガード手袋」を装着した。1回、先頭の梶谷隆幸外野手(32)が出塁すると一塁上で右手に黒色のガードを付けた。 普段から重信慎之介外野手(28)やゼラス・ウィーラー内野手(34)がケガ防止のためにはめているもの。1回に出塁した岡本和真内野手(24)や中島宏之内野手(38)らも同じものを右手にはめた。 9日のヤクルト戦では坂本勇人内野手(32)が一塁走者時に、捕手からのけん制球でヘッドスライディングで帰塁した際に、右手親指を骨折していた。 なお、1回は岡本和の適時打、若林晃弘内野手(27)の犠飛、吉川尚輝内野手(26)の適時打で3点を先制した。

◆巨人岡本和真内野手(24)が起死回生の8号同点2ランを放った。8回に逆転を許して迎えた2点を追う9回、2死から丸佳浩外野手(32)が右前打で出塁。続く岡本和はカウント1ストライクからの2球目の直球をバックスクリーン右に放り込んだ。 先制打も主砲のバットが生み出した。1回1死一、二塁ではカウント1-2から浜口のチェンジアップを捉え中前適時打とし「なんとかランナーをかえせて良かったです。先制点を取れて良かった」とうなずいていた。

◆巨人は1回、岡本和の中前適時打、若林の中犠飛、吉川の右前適時打で3点を先制。DeNAは2回、宮崎が3号2ランを放った。 DeNA先発浜口は中盤4回から6回までは無安打投球。DeNAは6回2死満塁も、宮崎が中飛で無得点だった。 DeNAは8回、ソトの4号2ランで逆転、さらに牧の8号ソロで突き放すも9回、巨人岡本和が同点2ラン。引き分けた。

◆巨人高梨雄平投手(28)が今季15試合目で初失点し、逆転を許した。 1点リードの8回1死一塁、鍵谷の後を受け4番手で登板。4番佐野は123キロのスライダーで3球三振に仕留めたが、続くソトに4号逆転2ランを右翼席に運ばれた。試合前時点で今季14試合に登板し、8回3分の2を無失点、防御率0・00を誇っていた。 高梨の後を受けた井納も牧に左翼席への8号弾を浴びた。

◆巨人は1回、岡本和の中前適時打、若林の中犠飛、吉川の右前適時打で3点を先制。DeNAは2回、宮崎が3号2ランを放った。 DeNA先発浜口は中盤4回から6回までは無安打投球。DeNAは6回2死満塁も、宮崎が中飛で無得点だった。 DeNAは8回、ソトの4号2ランで逆転、さらに牧の8号ソロで突き放すも9回、巨人岡本和が同点2ラン。引き分けた。

◆巨人は8回に逆転を許したものの、9回に4番岡本和真内野手(24)が起死回生の8号同点2ランを放って引き分けに持ち込んだ。試合後の巨人原辰徳監督(62)の、今日のひと言。 ? 「野球ってのはやっぱり、本当に何て言うか難しいスポーツですよ」 ? ? あと1死で敗北確定という土俵際で、巨人の主砲が4番の意地を見せた。岡本和は9回2死一塁、DeNAの守護神三嶋の内角直球をバックスクリーン右側に放り込んだ。初回にはチェンジアップを強引にいかず、中前へと運ぶ先制適時打。主将坂本不在の中、3安打猛打賞の3打点と存在感を示した。 この試合まで6戦5勝無敗の先発高橋優貴投手(24)は、2回にDeNA宮崎に2ランを浴び、6回2死満塁を招いて降板。2番手の野上亮磨投手(33)がピンチを脱し、巨人は継投策に入った。だが、8回に4番手高梨雄平投手(28)がソトに逆転2ランを献上。代わったばかりの井納翔一投手(35)が続く牧に8号ソロを浴びた。 万事休すと思われた9回2死、丸佳浩外野手(32)が右前打で出塁。続く岡本和のひと振りで、今季5度目の逆転負けを阻止した。 ? ? 原監督の主な一問一答は、以下の通り。 ? -最後は岡本和が素晴らしい一発 そうですね。2点差を同点にしたわけですからね。まあまあ(チームが)生き返ったかどうかは分からないけど、起死回生であることは間違いないね。 -内角を中堅の右に持っていけるのが特長 そう思いますよ。あそこに放り込まれたら。やっぱりバッターとして、バックスクリーンの向こう(逆側)にホームランを打つというのはね、やっぱり打者の理想型ですよ。 -初回も強引にはいかず中前に先制適時打 いいところでね。初回のことは忘れちゃったけど(笑) -初回が理想的だっただけに、中盤の攻めが そうですね。野球ってのはやっぱり、本当に何て言うか難しいスポーツですよ。

◆巨人岡本和真内野手が起死回生の8号2ランで、引き分けに持ち込んだ。 2点を追う9回2死一塁、DeNA三嶋の内角直球をフルスイング。バックスクリーン右に向け一直線に飛ぶ打球を見つめながら、ゆっくりと走りだした。「何とか次につなげようと打席に入りました。それが最高の結果につながって良かったです」とうなずいた。ベンチに戻るとウィーラーと抱き合って喜びを分かち合った。 指揮官も大絶賛の1発だった。原監督は「やっぱりバッターとして、バックスクリーンの向こう(右側)にホームランを打つというのはね。やっぱり打者の理想型ですよ」と褒めちぎった。1回にも先制打をマークし、この日3打点。2位の阪神佐藤輝に5点差をつける33打点でリーグトップを独走する。本塁打も佐藤輝やヤクルト村上らの10本に次ぐ4位タイとキングの背中が見えてきた。 キャプテン坂本が右手親指の骨折で離脱する中、猛打賞で打線をけん引した。「同点に追いつけたのは良かったですが、勝てていないので、明日絶対に勝ちたいですし、勝てるためにしっかり準備して明日に臨みます」と引き締め、必勝を誓った。【久永壮真】

◆巨人の吉川が適時打を放ち、3号ソロを放った前日11日に続き2試合連続打点をマークした。2-0の一回2死一、二塁で浜口から右前へ運んだ。追い込まれた後、低めのボールゾーンに沈む変化球をきっちりと見送り、甘く浮いてきた変化球を逃さず捉え「チャンスだったので打てて良かった」と控えめに振り返った。  右手親指の骨折で離脱した坂本に代わり、2試合連続で遊撃手として先発出場した。主将の離脱はチームにとって痛いが「試合に出ている人たちでカバーし合っていかないといけない」と気合を入れた。自身にとっては大きなチャンスとなるだけに「打たないと試合に出られない。積極的に自分らしくやっていこうと思っている」と闘志を燃やしている。

◆DeNAの宮崎が4月13日以来となる3号2ランを放った。0-3の二回2死一塁で、高橋の高めの直球をバックスクリーンに運んだ。投球や打球の軌道を精密に測れる機器「トラックマン」のデータによると、打球速度は166キロという強烈な一撃で「後ろにつなぐことを意識して打席に向かった」とうなずいた。  先発左腕の高橋とは相性が良く、五回の第2打席はしぶとく右前へ落とし、4試合ぶりの複数安打をマークした。2017年に首位打者に輝くなど、打率3割以上を3度マークしている32歳。今季はなかなか調子が上がらず最近は6、7番を打つことが多いが、高い打撃技術を見せた。

◆巨人が引き分けに持ち込んだ。3-5の九回2死一塁で、岡本和の8号2ランで追い付き、その裏を6番手の中川がしのいだ。DeNAは八回にソトの2ランと牧のソロで試合をひっくり返したが、三嶋が2試合続けて崩れた。

◆DeNAは5-3の九回2死一塁で三嶋が岡本和に同点2ランを浴びた。2試合続けて抑え投手が打たれ、巨人から今季8試合目での初勝利はならなかった。三浦監督は「もう一歩でしたね。もう一歩のところなのだが、なかなか勝ちに結び付かない」と沈痛な面持ちで語った。  2-3の八回はソトの2ランで逆転し、ルーキーの牧にも8号ソロが飛び出した。最高の展開になったものの、雪辱を期した三嶋がまたも期待を裏切った。三浦監督は「何とかしてもらわないと」と奮起を求めた。

◆巨人は九回2死から岡本和真内野手(24)が8号2ランを放って同点に追いつき、引き分けに持ち込んだ。今季のDeNA戦は無敗を継続し、原辰徳監督(62)が試合を振り返った。  --最後は岡本和が同点本塁打  「2点差を同点にしたわけですからね。まあまあ、(チームが)生き返ったかどうかは分からないけど、起死回生であることは間違いないね。えっへ」  --岡本和は初回も強引にはいかず中前適時打  「初回もそう、いいところでね。初回のこと忘れちゃったけど(笑)」  --3点を奪った初回が理想的だっただけに、中盤の攻めが  「野球ってのはやっぱり、本当に難しいスポーツですよ」  --先発の高橋は丁寧に投げていたが、6回に3四球で崩れて降板  「そうですね。その後のリリーフ陣がカバーしてくれてね。やっぱり今年のルールは緊迫した、七、八、九回という形になりますよね」  --走者は「走塁ガード手袋」を着用。故障防止に  「そうですね。もし(故障を)防げるならば、というところですね」  --岡本和は内角を逆方向に本塁打  「打者として、バックスクリーンの向こう(逆側)にホームランを打つというのはね、一本打たれたのもあったけどね、やっぱり打者の理想形ですよ」

◆6勝目がスルリとこぼれ落ちた。巨人・高橋優貴投手(24)は六回途中まで4安打2失点と粘ったが、八回に救援陣が逆転を許し、勝ち星が消えた。  「六回を投げ切れなかったことが反省。この投球をしてしまうと1、2年目と同じ繰り返しになってしまう」と3四球で満塁として降板したことを反省した。2番手の野上が宮崎を中飛に抑えてベンチに戻ってくると、先輩に深々と頭を下げて感謝した。  荒れ球は持ち味ではあるが、昨年までは制球難で自ら崩れる場面も多かった。この日は3年目で自身初の月間MVPを受賞。24歳左腕は「リリーフ陣に迷惑をかけないよう、イニングを投げ切れるように」と今後の課題を口にした。(伊藤昇) 3-2の六回2死満塁で2番手として登板し、無失点に抑えた巨人・野上 「点差や状況などからマイナスなことを考えないように、大城のミットめがけて投げた」

◆巨人・岡本和真内野手(24)が12日、DeNA8回戦(横浜)の九回2死一塁でバックスクリーン右へ同点の8号2ラン。起死回生の一発で今季6度目の引き分けに持ち込んだ。主将・坂本勇人内野手(32)が骨折で離脱する中で、不動の4番は3安打3打点と活躍。原辰徳監督(62)もチームを救う一発を「打者の理想型」と絶賛した。  ゲームセットまであと1アウト。土壇場で岡本和のバットが火を噴いた。豪快な一撃に敵地・横浜スタジアムは、DeNAファンのため息と、G党の歓声が交錯した。  「何とか次につなげようと打席に入った。それが最高の結果につながってよかった」  八回に救援陣が2発を浴びて逆転され、2点を追いかける九回2死一塁。カウント0-1から守護神・三嶋の直球を捉え、グングンと伸びた打球はバックスクリーン右に着弾した。値千金の8号2ラン。最後の最後に追いつき、今季のDeNA戦の不敗(5勝3分け)を継続させた。  一回には先制の中前適時打を放つなど、3安打3打点。リーグ単独トップの打点は「33」に伸ばし、雨天中止で試合がなかった阪神D1位・佐藤輝(近大)との差を「5」に広げた。 その他の写真(2/2枚)  4番としてのプライドを誇示した。巨人の「第89代4番」となってから4年。プレッシャーを感じながらも「点がほしいときに、回ってきたり、逆転したいときに回ってきたりする。やりがいを感じながらできている」と胸を張る。9日のヤクルト戦(東京ドーム)で放った逆転サヨナラ弾に続き、この日も執念の一打でチームを救った。  9日の試合では坂本が一塁にヘッドスライディングで帰塁した際に右手母指(親指)末節骨を骨折した。チームの柱を失う大ピンチ。この日から、出塁した選手が右手を保護する走塁用手袋を装着するなど主将の無念を糧に、故障防止策を施した。  窮地を救った主砲に原監督は「起死回生であることは間違いない」と目を細め、バックスクリーン右に運んだ弾道を「やっぱり打者の理想型ですよ」と絶賛した。  意地の引き分けで首位・阪神とは3ゲーム差をキープした。「勝っていないので、勝てるためにしっかり準備して明日に臨みます」と岡本和。背番号25の背中は日に日にたくましくなっている。(樋口航)

◆終盤の本塁打攻勢でドロー。お客は楽しかっただろうけど、そこに至るまでの細かい部分は、いただけなかったね。  巨人先発・高橋の、六回の打席だ。2死から大城が四球で出塁。すると高橋は初球、浜口のスライダーに手を出し、二ゴロに倒れた。いくら投手といっても、これは見過ごせない。  「せめて2球は待て!」。ベンチに多くのコーチがいるのだから、指示を出すべきだった。  スコアは3-2で、両軍とも三回以降、点が入らないまま、終盤を迎える。この展開は「1-1と同等」と言っていい。また浜口も、そこまで106球を投げ、6四死球を出していた。だから、ポンポンと好きに打たせる場面ではない。「待て」の指示で、少しでも苦しめないと、いかん。  そんなとき、初球であっさり凡退し、相手を助けたら、流れは変わるものだ。高橋はその裏、連続四球でピンチを招き、2死までこぎつけたあと、また四球で降板。この回こそ無失点ながら、降板によって継投が前倒しになり、八回にひっくり返されたわけだ。  エモトは南海時代、野村克也さんに口酸っぱく言われたよ。「よく考えて、野球をしなさい」-とね。(本紙専属評論家)

◆巨人・高橋優貴投手(24)は六回途中まで4安打2失点と粘ったが、八回に救援陣が逆転を許し、勝ち星が消えた。「六回を投げ切れなかったことが反省。この投球をしてしまうと1、2年目と同じ繰り返しになってしまう」と3四球で満塁として降板したことを反省した。  元巨人監督の堀内恒夫氏(73)は同日、自身のブログで「今日の高橋は変幻自在とでも言おうか。惑わすピッチングだったね。勝ちがつかなくて残念だったけど自信を持ち続けつつ油断せず次も頼みましたよ」と信頼を寄せていた。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
24102 0.706
(-)
-
(-)
107172
(-)
112
(-)
39
(-)
31
(-)
0.261
(-)
2.940
(-)
2
(-)
巨人
20126 0.625
(-)
3
(-)
105163
(+5)
131
(+5)
48
(+1)
26
(-)
0.261
(↑0.001
3.240
(↓0.05)
3
(-)
ヤクルト
15146 0.517
(-)
6.5
(-)
108143
(-)
154
(-)
35
(-)
23
(+2)
0.243
(↓0.003)
4.090
(↑0.12)
4
(-)
中日
14185 0.438
(-)
9
(-)
106107
(-)
114
(-)
16
(-)
20
(-)
0.229
(-)
2.880
(-)
5
(-)
広島
14194 0.424
(-)
9.5
(-)
106107
(-)
133
(-)
25
(-)
16
(-)
0.252
(↓0.002)
3.300
(↑0.09)
6
(-)
DeNA
11255 0.306
(-)
14
(-)
102146
(+5)
194
(+5)
34
(+3)
8
(-)
0.234
(↓0.001)
4.630
(↓0.01)