日本ハム(★1対9☆)オリックス =リーグ戦7回戦(2021.05.11)・東京ドーム=
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ORIX
20220300091102
日本ハム
1000000001601
勝利投手:宮城 大弥(4勝0敗0S)
敗戦投手:金子 弌大(0勝2敗0S)

本塁打
【オリックス】杉本 裕太郎(8号・1回表2ラン),T-岡田(2号・4回表2ラン)
【日本ハム】杉谷 拳士(2号・1回裏ソロ)

  DAZN
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◆オリックスは初回、杉本の2ランで幸先良く先制する。その後は、3回表に吉田正の適時打などで2点を追加すると、続く4回にはT-岡田の2ランでリードを広げた。投げては、先発・宮城が8回1失点9奪三振の快投で今季4勝目。敗れた日本ハムは、投打ともに振るわなかった。

◆オリックス宮城大弥投手(19)はここまで35回1/3を投げて被本塁打0。今季30イニング以上を投げて被本塁打0は両リーグで宮城だけ。宮城は1年目の昨年も16回を被本塁打0に抑えており、プロ入りから1発を許していない。

◆2試合連続、ラオウの昇天ポーズ! オリックス杉本裕太郎外野手(30)が、初回に8号2ランを放ち、無観客の東京ドームで力強く「昇天ポーズ」を披露した。 左中間後方の看板直撃アーチで、スターツコーポレーションより100万円の贈呈が決定。アナウンスを聞いた、今季年俸1400万円(金額は推定)の杉本は「うおおおおお!」と絶叫した。 画面越しのファンに届けたい-。その一心で試行錯誤を続けるのは、好調を維持する打撃だけでなく、本塁打後のパフォーマンスだ。同学年で親友の近藤の提案で、今季から本塁打を放った後、ベンチ前で右拳を突き上げている。人気漫画「北斗の拳」に登場するラオウに憧れて始めたポーズで「ホームランを打ったら毎回やりますよ!」とソフトバンク松田の「熱男! 」や西武山川の「どすこい! 」に肩を並べるのが目標。だが、まだ浸透しておらず「今は球場でポーズしてるのは僕だけなんで...。みんなでポーズをまねしてほしい。もっと打ちますよ!」と本塁打量産を誓っていた。 チームトップとなる8号アーチに「感触は完璧でした。福田が先頭で出てくれていましたし、なんとか初回から点を取りたいと思っていたので、打ててよかったです! 」とコメント。 これで10試合連続安打、出場24試合連続出塁。規定打席到達も目前。ラオウが覚醒している。【真柴健】

◆無観客試合でも魂は熱かった。日本ハム杉谷拳士内野手が2点を追う1回、3試合ぶりとなる2号ソロを放った。 オリックス宮城の高く浮いてきた141キロ直球にがっつき、左翼席へ運んだ。「東京ドームで『魂』を見せることができてうれしいです」。東京出身、名門帝京からプロ入りした元気印は「『前のめり魂打法』でいきます」と積極果敢なスタイルを前面に出して、チームを鼓舞した。 試合前のイメージトレーニングも功を奏したのかもしれない。バント練習でボールを投げてもらった左投げの厚沢投手コーチに「宮城で、お願いします」と要望。"仮想宮城"を相手にイメージを膨らませ、立ち上がりの本人に一撃を食らわせた。「宮城投手という素晴らしいピッチャーからホームランを打つことができて良かったです」。どんな状況でも、杉谷のアグレッシブさは変わらない。

◆オリックスは1回、杉本の8号2ランで先制。日本ハムはその裏、杉谷の1発で1点を返すも、オリックスは3回に2点を追加。 オリックスは4回にT-岡田が2ランを放つなど、打線活発で6回に先発全員安打を達成。日本ハム金子は4回途中6失点で降板。 オリックス宮城が無傷の開幕4連勝。8回4安打1失点と好投した。日本ハムの先発金子は、古巣相手に初黒星で2敗目。

◆日本ハム金子弌大投手(37)は"お得意様"だった古巣相手に、11度目の先発で初黒星を喫した。1回、杉本に左中間の看板に直撃する特大の1発を浴びるなど、4回途中8安打6失点でKO。「先頭打者を出したことによって、苦しいピッチングになってしまいました。ブルペン陣に負担をかけてしまい、申し訳ない気持ちです」と、反省していた。

◆無観客試合でも「魂」はこもっていた。日本ハム杉谷拳士内野手(30)がオリックス戦(東京ドーム)の1回に左中間へ2号ソロを放った。「前のめり魂打法」と名付けた1発で、チームの活動再開後の4試合で早くも2本目のアーチ。試合は1-9の大敗で連敗となったが、いつだって"前のめり"で戦う元気印のはつらつさが唯一の光明だった。右打席の杉谷がオリックス宮城の失投に、がっついた。2点を追う1回の第1打席だった。0-2と簡単に追い込まれてからの3球目。141キロ直球が浮いたところを、グッと踏み込んで捉えた。打球もグングンと伸びて左中間スタンドへ。2号ソロ。「東京ドームで『魂』を見せることができてうれしいです」。東京出身、名門帝京からプロ入りした元気印は「『前のめり魂打法』でいきます」と、この日も積極果敢なスタイルでチームを鼓舞した。 試合前練習中に行ったイメージトレーニングも功を奏したのかもしれない。一塁側カメラマン席前で行ったバント練習。ボールを投げてもらった左投げの厚沢投手コーチに「宮城で、お願いします」と要望。"仮想宮城"を相手にイメージを膨らませ、立ち上がりの本人に一撃を食らわせた。「宮城投手という素晴らしいピッチャーからホームランを打つことができて良かったです」。このアーチは、2年目の宮城が212人目の対戦で初めて浴びた本塁打にもなった。 二塁守備でも7回に中前へ抜けそうな打球を"前のめり"で好捕し、ジャンピングスローで二ゴロにするファインプレーもあった。栗山監督は「自分の状態を魂の部分が押し上げているように見える。チームに今、一番必要なのは、ああいう思い」と、背番号2の"姿"に希望を見いだす。試合は大敗に終わったが、どんな状況でもアグレッシブに戦う杉谷がいる限り、チームは簡単に沈んでいかないはずだ。【木下大輔】

◆オリックス宮城大弥投手(19)が8回4安打1失点の好投で、リーグ最多に並ぶ4勝目をマークした。規定投球回にも到達し、防御率1・45でリーグトップに躍り出た。「正直、出来過ぎなところがある。(開幕時は)想像できなかったところにいる」と驚きの表情で「チームにもっと貢献できるように」と19歳左腕は頼もしい。初回に「警戒したい」と言っていた杉谷にプロ初被弾しても「感覚は良かった。スライダー、カーブ、チェンジアップ、全球種が良かった」と意に介さない。中嶋監督は「本当によく投げてくれた」と勝ち頭を褒めた。

◆日本ハムの杉谷拳士内野手(30)が一回に左越え2号ソロを放った。  一回1死で迎えた第1打席。左腕・宮城に対しカウント0-2からの3球目真っすぐを捉え、無人の左翼席にたたき込んだ。  杉谷は「宮城投手という素晴らしいピッチャーからホームランを打つことができてよかったです。東京ドームで『魂』を見せることができてうれしいです。『前のめり魂打法』で行きます」とコメントした。

◆オリックスが快勝した。一回に杉本の8号2ランで先制。三回には吉田正の適時二塁打などで2点を加え、四回にT-岡田の2号2ランで突き放した。宮城が8回1失点でリーグトップに並ぶ4勝目。日本ハムは金子が序盤で崩れた。

◆オリックスの杉本が0-0の一回2死三塁で2試合連続本塁打となる8号2ランを放った。金子の3球目の直球を捉えた打球は左中間席上方の看板を直撃。ダイヤモンドを一周すると恒例の右手を突き上げるポーズを決め「福田が先頭で出てくれていたし、何とか初回から点を取りたかったので打てて良かった」と喜んだ。  身長190センチ、体重104キロと巨体がトレードマークのプロ6年目。自己最多だった2019年の4本塁打を大きく上回り、覚醒の兆しを見せている。シーズン最多の出場は昨季の41試合だが、今季は早くも32試合目。規定打席到達も目前に迫っている。

◆4月25日以来の登板となった日本ハムの金子は球威、制球ともに精彩を欠いた。2本塁打を浴びるなど四回途中まで8安打6失点と崩れ「先頭打者を出したことによって苦しい投球になってしまった」と肩を落とした。  古巣のオリックス相手に先発するのは今季3度目。過去2度はともに5回以上を投げて1失点と安定した投球を見せていたが、今回は試合をつくることができなかった。  節目の通算2千投球回達成は、あと1イニングを残して次回に持ち越しとなった。「先発投手として長いイニングを投げられず、ブルペン陣に負担をかけてしまい申し訳ない」と反省した。

◆日本ハムは0-2の一回に杉谷がソロを放っただけで、その後は得点を奪えなかった。左投げの宮城には7回で2得点だった4月11日に続いて抑え込まれ、栗山監督は「いい投手であろうが何とかしないといけない」と渋い表情だった。  試合前には井口が投手陣で初めて新型コロナウイルス感染が判明。厳しいチーム状況に栗山監督は「一丸となってやってくれることを信じている」と言うしかなかった。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
17138 0.567
(-)
-
(-)
105149
(+3)
133
(+3)
29
(-)
16
(+1)
0.233
(↑0.001)
3.330
(↑0.01)
2
(1↑)
ロッテ
18154 0.545
(↑0.014)
0.5
(↓0.5)
106172
(+4)
142
(+1)
34
(+2)
28
(+1)
0.244
(-)
3.660
(↑0.08)
3
(1↓)
ソフトバンク
18165 0.529
(↓0.016)
1
(↓0.5)
104158
(+1)
140
(+4)
34
(-)
26
(+5)
0.263
(↓0.003)
3.450
(↓0.01)
4
(-)
西武
15166 0.484
(-)
2.5
(-)
106125
(+3)
140
(+3)
22
(+1)
34
(-)
0.230
(↑0.001)
3.750
(↑0.02)
5
(-)
ORIX
15177 0.469
(↑0.017)
3
(↑0.5)
104147
(+9)
151
(+1)
37
(+2)
11
(+1)
0.249
(↑0.002
3.520
(↑0.07)
6
(-)
日本ハム
12184 0.400
(↓0.014)
5
(↓0.5)
109105
(+1)
150
(+9)
18
(+1)
20
(-)
0.222
(↓0.001)
3.950
(↓0.15)