1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 2 | 0 | 2 | 2 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 9 | 11 | 0 | 2 |
日本ハム | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 | 0 | 1 |
勝利投手:宮城 大弥(4勝0敗0S) 敗戦投手:金子 弌大(0勝2敗0S) 本塁打 |

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◆オリックスは初回、杉本の2ランで幸先良く先制する。その後は、3回表に吉田正の適時打などで2点を追加すると、続く4回にはT-岡田の2ランでリードを広げた。投げては、先発・宮城が8回1失点9奪三振の快投で今季4勝目。敗れた日本ハムは、投打ともに振るわなかった。
◆オリックス宮城大弥投手(19)はここまで35回1/3を投げて被本塁打0。今季30イニング以上を投げて被本塁打0は両リーグで宮城だけ。宮城は1年目の昨年も16回を被本塁打0に抑えており、プロ入りから1発を許していない。
◆2試合連続、ラオウの昇天ポーズ! オリックス杉本裕太郎外野手(30)が、初回に8号2ランを放ち、無観客の東京ドームで力強く「昇天ポーズ」を披露した。 左中間後方の看板直撃アーチで、スターツコーポレーションより100万円の贈呈が決定。アナウンスを聞いた、今季年俸1400万円(金額は推定)の杉本は「うおおおおお!」と絶叫した。 画面越しのファンに届けたい-。その一心で試行錯誤を続けるのは、好調を維持する打撃だけでなく、本塁打後のパフォーマンスだ。同学年で親友の近藤の提案で、今季から本塁打を放った後、ベンチ前で右拳を突き上げている。人気漫画「北斗の拳」に登場するラオウに憧れて始めたポーズで「ホームランを打ったら毎回やりますよ!」とソフトバンク松田の「熱男! 」や西武山川の「どすこい! 」に肩を並べるのが目標。だが、まだ浸透しておらず「今は球場でポーズしてるのは僕だけなんで...。みんなでポーズをまねしてほしい。もっと打ちますよ!」と本塁打量産を誓っていた。 チームトップとなる8号アーチに「感触は完璧でした。福田が先頭で出てくれていましたし、なんとか初回から点を取りたいと思っていたので、打ててよかったです! 」とコメント。 これで10試合連続安打、出場24試合連続出塁。規定打席到達も目前。ラオウが覚醒している。【真柴健】
◆無観客試合でも魂は熱かった。日本ハム杉谷拳士内野手が2点を追う1回、3試合ぶりとなる2号ソロを放った。 オリックス宮城の高く浮いてきた141キロ直球にがっつき、左翼席へ運んだ。「東京ドームで『魂』を見せることができてうれしいです」。東京出身、名門帝京からプロ入りした元気印は「『前のめり魂打法』でいきます」と積極果敢なスタイルを前面に出して、チームを鼓舞した。 試合前のイメージトレーニングも功を奏したのかもしれない。バント練習でボールを投げてもらった左投げの厚沢投手コーチに「宮城で、お願いします」と要望。"仮想宮城"を相手にイメージを膨らませ、立ち上がりの本人に一撃を食らわせた。「宮城投手という素晴らしいピッチャーからホームランを打つことができて良かったです」。どんな状況でも、杉谷のアグレッシブさは変わらない。
◆オリックスは1回、杉本の8号2ランで先制。日本ハムはその裏、杉谷の1発で1点を返すも、オリックスは3回に2点を追加。 オリックスは4回にT-岡田が2ランを放つなど、打線活発で6回に先発全員安打を達成。日本ハム金子は4回途中6失点で降板。 オリックス宮城が無傷の開幕4連勝。8回4安打1失点と好投した。日本ハムの先発金子は、古巣相手に初黒星で2敗目。
◆日本ハム金子弌大投手(37)は"お得意様"だった古巣相手に、11度目の先発で初黒星を喫した。1回、杉本に左中間の看板に直撃する特大の1発を浴びるなど、4回途中8安打6失点でKO。「先頭打者を出したことによって、苦しいピッチングになってしまいました。ブルペン陣に負担をかけてしまい、申し訳ない気持ちです」と、反省していた。
◆無観客試合でも「魂」はこもっていた。日本ハム杉谷拳士内野手(30)がオリックス戦(東京ドーム)の1回に左中間へ2号ソロを放った。「前のめり魂打法」と名付けた1発で、チームの活動再開後の4試合で早くも2本目のアーチ。試合は1-9の大敗で連敗となったが、いつだって"前のめり"で戦う元気印のはつらつさが唯一の光明だった。右打席の杉谷がオリックス宮城の失投に、がっついた。2点を追う1回の第1打席だった。0-2と簡単に追い込まれてからの3球目。141キロ直球が浮いたところを、グッと踏み込んで捉えた。打球もグングンと伸びて左中間スタンドへ。2号ソロ。「東京ドームで『魂』を見せることができてうれしいです」。東京出身、名門帝京からプロ入りした元気印は「『前のめり魂打法』でいきます」と、この日も積極果敢なスタイルでチームを鼓舞した。 試合前練習中に行ったイメージトレーニングも功を奏したのかもしれない。一塁側カメラマン席前で行ったバント練習。ボールを投げてもらった左投げの厚沢投手コーチに「宮城で、お願いします」と要望。"仮想宮城"を相手にイメージを膨らませ、立ち上がりの本人に一撃を食らわせた。「宮城投手という素晴らしいピッチャーからホームランを打つことができて良かったです」。このアーチは、2年目の宮城が212人目の対戦で初めて浴びた本塁打にもなった。 二塁守備でも7回に中前へ抜けそうな打球を"前のめり"で好捕し、ジャンピングスローで二ゴロにするファインプレーもあった。栗山監督は「自分の状態を魂の部分が押し上げているように見える。チームに今、一番必要なのは、ああいう思い」と、背番号2の"姿"に希望を見いだす。試合は大敗に終わったが、どんな状況でもアグレッシブに戦う杉谷がいる限り、チームは簡単に沈んでいかないはずだ。【木下大輔】
◆オリックス宮城大弥投手(19)が8回4安打1失点の好投で、リーグ最多に並ぶ4勝目をマークした。規定投球回にも到達し、防御率1・45でリーグトップに躍り出た。「正直、出来過ぎなところがある。(開幕時は)想像できなかったところにいる」と驚きの表情で「チームにもっと貢献できるように」と19歳左腕は頼もしい。初回に「警戒したい」と言っていた杉谷にプロ初被弾しても「感覚は良かった。スライダー、カーブ、チェンジアップ、全球種が良かった」と意に介さない。中嶋監督は「本当によく投げてくれた」と勝ち頭を褒めた。
◆日本ハムの杉谷拳士内野手(30)が一回に左越え2号ソロを放った。 一回1死で迎えた第1打席。左腕・宮城に対しカウント0-2からの3球目真っすぐを捉え、無人の左翼席にたたき込んだ。 杉谷は「宮城投手という素晴らしいピッチャーからホームランを打つことができてよかったです。東京ドームで『魂』を見せることができてうれしいです。『前のめり魂打法』で行きます」とコメントした。
◆オリックスが快勝した。一回に杉本の8号2ランで先制。三回には吉田正の適時二塁打などで2点を加え、四回にT-岡田の2号2ランで突き放した。宮城が8回1失点でリーグトップに並ぶ4勝目。日本ハムは金子が序盤で崩れた。
◆オリックスの杉本が0-0の一回2死三塁で2試合連続本塁打となる8号2ランを放った。金子の3球目の直球を捉えた打球は左中間席上方の看板を直撃。ダイヤモンドを一周すると恒例の右手を突き上げるポーズを決め「福田が先頭で出てくれていたし、何とか初回から点を取りたかったので打てて良かった」と喜んだ。 身長190センチ、体重104キロと巨体がトレードマークのプロ6年目。自己最多だった2019年の4本塁打を大きく上回り、覚醒の兆しを見せている。シーズン最多の出場は昨季の41試合だが、今季は早くも32試合目。規定打席到達も目前に迫っている。
◆4月25日以来の登板となった日本ハムの金子は球威、制球ともに精彩を欠いた。2本塁打を浴びるなど四回途中まで8安打6失点と崩れ「先頭打者を出したことによって苦しい投球になってしまった」と肩を落とした。 古巣のオリックス相手に先発するのは今季3度目。過去2度はともに5回以上を投げて1失点と安定した投球を見せていたが、今回は試合をつくることができなかった。 節目の通算2千投球回達成は、あと1イニングを残して次回に持ち越しとなった。「先発投手として長いイニングを投げられず、ブルペン陣に負担をかけてしまい申し訳ない」と反省した。
◆日本ハムは0-2の一回に杉谷がソロを放っただけで、その後は得点を奪えなかった。左投げの宮城には7回で2得点だった4月11日に続いて抑え込まれ、栗山監督は「いい投手であろうが何とかしないといけない」と渋い表情だった。 試合前には井口が投手陣で初めて新型コロナウイルス感染が判明。厳しいチーム状況に栗山監督は「一丸となってやってくれることを信じている」と言うしかなかった。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
楽天 |
17 | 13 | 8 | 0.567 (-) | - (-) |
105 | 149 (+3) | 133 (+3) | 29 (-) | 16 (+1) |
0.233 (↑0.001) | 3.330 (↑0.01) |
2 (1↑) |
ロッテ |
18 | 15 | 4 | 0.545 (↑0.014) | 0.5 (↓0.5) |
106 | 172 (+4) | 142 (+1) | 34 (+2) | 28 (+1) |
0.244 (-) | 3.660 (↑0.08) |
3 (1↓) |
ソフトバンク |
18 | 16 | 5 | 0.529 (↓0.016) | 1 (↓0.5) |
104 | 158 (+1) | 140 (+4) | 34 (-) | 26 (+5) |
0.263 (↓0.003) | 3.450 (↓0.01) |
4 (-) |
西武 |
15 | 16 | 6 | 0.484 (-) | 2.5 (-) |
106 | 125 (+3) | 140 (+3) | 22 (+1) | 34 (-) |
0.230 (↑0.001) | 3.750 (↑0.02) |
5 (-) |
ORIX |
15 | 17 | 7 | 0.469 (↑0.017) | 3 (↑0.5) |
104 | 147 (+9) | 151 (+1) | 37 (+2) | 11 (+1) |
0.249 (↑0.002) | 3.520 (↑0.07) |
6 (-) |
日本ハム |
12 | 18 | 4 | 0.400 (↓0.014) | 5 (↓0.5) |
109 | 105 (+1) | 150 (+9) | 18 (+1) | 20 (-) |
0.222 (↓0.001) | 3.950 (↓0.15) |
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