1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 4 | 9 | 0 | 0 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 |
勝利投手:濵口 遥大(2勝3敗0S) 敗戦投手:勝野 昌慶(3勝2敗0S) |
中日戦チケット予約 | DeNA戦チケット予約 |
◆DeNAは両軍無得点で迎えた7回表、桑原と山下の連続適時打で4点を先制する。投げては、先発・濱口が6回無失点8奪三振の好投を披露。その後は3投手の継投でリードを守り、濱口は今季2勝目を挙げた。敗れた中日は、打線が5安打無得点と振るわなかった。
◆今季の中日勝野昌慶投手(23)はバンテリンドームで3試合に登板して2勝0敗、防御率1・80。昨年も同球場で4勝1敗と好成績を残しており、本拠地では20年8月1日からシーズンをまたいで6連勝中。今日も勝利して連勝を伸ばせるか。
◆DeNAは三浦大輔監督(47)の代打攻勢がズバリ的中して10勝目を挙げ、今季初めて3カード連続の勝ち越しを決めた。 「だんだん投打がかみ合ってきた。(10勝目が12球団で)最後になったけど、1つずつ積み重ねていくだけ」と振り返った。 0-0で迎えた7回2死満塁。6回無失点と好投していた浜口に代打桑原将志外野手を送った。「桑原の勝負強さにかけた」。桑原は144キロ直球を右前にはじき返す2点適時打。「打ったのはストレートです。浜口が粘り強く頑張っていたので、何とか(走者を)かえすことができてよかったです」。今季2戦2敗と苦手にしている中日先発勝野から待望の先制点をもぎとった。 さらに盗塁で2死二、三塁とすると、三浦監督は1番神里に代打山下幸輝を送った。選択理由は「山下の思い切りのよさ。追い込まれてもしぶとく食らい付くところ」。山下がしぶとく左前に落とし、さらに2点を追加した。「打ったのはフォークです。みんながつないでくれたので、自分も後ろにつなぐ気持ちでした。追い込まれていましたが、なんとか食らいつくことが出来ました。当たりとしてはあまり良くなかったですが、いい所に落ちてくれました。タイムリーになりよかったです」。 三浦監督は1死満塁で8番嶺井に代打を出さず(結果は空振り三振)、9番と1番への連続代打が的中した。 投げては先発の浜口遥大投手(26)が、6回4安打無失点で2勝目を挙げた。7回からはエスコバー-山崎-三嶋と21年度版「勝利の方程式」が決まった。
◆中日がDeNA投手陣に単打5本に抑えられ、今季2度目の完封負けを喫した。 8回2死満塁ではガーバーが山崎に空振り三振。新助っ人の4打席4三振が、貧打を際立たせた。与田剛監督は「誰がというより全体的に今日はつなげられなかった。(ガーバーは)得るものもあったと思うので、次打ってくれることを期待する」。チームの連続カード勝ち越しも「2」で止まった。
◆中日勝野昌慶投手(23)が初の3連勝を逃した。 DeNA打線を6回まで4安打無失点。4月21日DeNA戦(横浜)での好投から始まった連勝を伸ばすかに見えたが、7回先頭佐野の二塁打から乱れ、2死満塁から代打桑原に痛恨の勝ち越し2点二塁打。7回途中7安打4失点で2敗目を喫した。 勝野は「粘りが足りなくて先制点を与えてしまい、申し訳ないです」とがっくり。与田監督は「十分良く投げてくれた。変化球でもストライクが取れ、徐々に良くなった」と、先発勝ち頭の3勝を挙げる右腕をかばった。
◆中日3カード連続勝ち越しを逃した。DeNA先発浜口を攻略できず、継投の前に単打5本。8回2死満塁の好機には新外国人マイク・ガーバー外野手(28=ロッキーズ)がこの日4つ目の三振に倒れ、今季2度目の完封負けを喫した。試合後の与田剛監督の一問一答は以下の通り。 -先発勝野の投球内容は 与田監督 十分良く投げてくれたと思います。変化球でストライクが取れて徐々によくなってきた。あそこ(7回)はちょっとピンチになってボールカウントが先行してしまって、もったいなかったけど、良く投げたと思います -ガーバーが4打席4三振 与田監督 誰がというより全体的に今日はつなげられなかった。中軸にヒットが1本も出なかったでしょ。軸が出ないとなかなか機能しない。阿部が3本打って復調の兆しが出ているので良かったなと思います -ガーバーは縦の変化球に苦しんだ。 与田監督 次はね、打ってくれることを期待して。日本の投手をどんどん見ていきながら。攻め方もそうだし。打てなかったことに関しては残念ですが、いろいろ自分の中で得るものもあったと思いますから -明日(6日)のウエスタン・リーグ阪神戦(ナゴヤ)に出場させたりはするか 与田監督 とくに考えていないです -浜口のチェンジアップに苦戦した 与田監督 前回の横浜(4月22日)でも縦の変化をマークした中で挑んではいたんですけどね。今日も非常にいい変化をしていた。何とか対処法を見つけないと -ビシエドが試合前の守備練習しなかった 与田監督 いろいろ体調とか見ながらね、そこは
◆横浜のこどもたち、これから楽しませるのでヨ・ロ・シ・ク!! DeNAが、今季初の3カード連続勝ち越しを決めた。0-0で迎えた7回2死満塁、代打桑原の右前2点適時打で先制。さらに代打山下の左前2点適時打で追加点を挙げた。投手陣も今季初の完封リレーでの勝利と、勝負どころで三浦大輔監督(47)の選手起用が的中した。9連戦を6勝3敗で終え、5月は4勝1敗。12球団最遅ながら今季10勝目を挙げた。上昇気流に乗って、ここから巻き返す。ハマの番長は、タクトがさえわたった。同点の2死満塁。好投していた浜口に代打桑原を送った。「桑原の勝負強さにかけました」。左打者の山下、乙坂が残っている中での選択。今季ここまで桑原の得点圏打率は0割6分7厘だったが、単純なデータには表れない部分を評価した。2日ヤクルト戦で7-7から決勝本塁打を放ったように、チームきっての元気印は直球に強く、土壇場で試合を決める力を持っている。「絶対打ったるからな」と浜口に言い残すと、144キロ直球を右前へ運んだ。 2死一、三塁となった。追加点がほしい場面。1番に抜てきした左の神里に代え、山下を打席に送り込んだ。三浦監督は「流れを考えた。山下の思い切りのよさ。追い込まれても食らい付いていくところ」を買った。桑原の二盗で二、三塁とすると、フルカウントから山下が左前2点打。遊撃手の頭をギリギリで越える、しぶとい当たりだった。今季12打席目で初打点。連続代打成功で、あっという間に4-0。今季2戦2敗と苦手にしていた中日勝野をKOした。代打の9打点はリーグ最多だ。 9連戦を6勝3敗で終え、今季初の3カード連続勝ち越しと波に乗ってきた。この間に坂本、阪口、京山と3人の先発投手が登録抹消となる中、後ろを固めた。7回エスコバー-8回山崎-9回三嶋と勝利の方程式を確立。先発が早々に降板した際は、国吉、石田らをロング救援させ、勝ち星を拾った。「だんだんと投打がかみ合ってきた」と三浦監督。完封勝ちは36試合目にして今季初だ。 こどもの日は現役時代、12年に完投勝利するなど2勝を挙げている。監督としては初めてだが「野球を楽しんでもらえたら。プロ野球を見てプロ野球選手を目指してもらえたら」。現役時代は本拠地で毎試合、子供向けにグラブをプレゼントをしてきた。今年からは白星を贈る。【斎藤直樹】 ▼DeNA桑原「多分、浜ちゃん(浜口)から『頼むで』と言われた。粘り強く投げてくれてありがとうという気持ち。(子どもには)全力プレーが僕のモットー。伝えることができたらうれしい」 ▼DeNA山下(代打で2点打)「みんながつないでくれたので、自分も後ろにつなぐ気持ちでした。追い込まれていましたが、何とか食らいつくことができた。当たりとしてはあまり良くなかったが、いい所に落ちてくれた」
◆DeNA先発の浜口遥大投手が6回3安打無失点で2勝目を挙げた。1回1死からの4者連続三振を含む8奪三振。得意のチェンジアップやフォークだけでなく、スライダーやカーブを交えた。「嶺井さんと会話しながら自分のボールで勝負できた。少しでき過ぎな部分もあるが、野手が要所でよく守ってくれた」。5回は1死一、三塁は左飛。左翼佐野がタッチアップした三塁走者を刺してくれた。 0-0の7回に代打桑原を送られた。「チャンスでしたし、クワさんは絶対打つと信じていた」。願いが通じた。 今季は初めて開幕投手を務めたが、5試合勝ち星から遠ざかった。しかし、前回登板の4月29日広島戦で初勝利を挙げてから2連勝。三浦大輔監督は「スムーズな立ち上がりで乗っていけた。嶺井のリードもチェンジアップのコンビネーションも良かった。1つ勝って大胆さ、浜口の良さが出てきた」と高評価した。
◆DeNAが今季初の3カード連続勝ち越しを決めた。先発の浜口遥大投手(26)が6回3安打無失点で2勝目。誰からも好かれる好青年の浜口と、2人の野手が絡み合うドラマが垣間見えた。 1人目は佐野恵太主将だ。0-0の5回1死一、三塁。浅めの左飛が来た。中日の三塁走者木下拓がタッチアップする。佐野は少し後ろから勢いをつけて捕球すると、本塁へ送球し、刺した。ベンチへ戻る際、浜口に感謝された。 佐野と浜口は同学年で、プロ入りも同じ16年だった。野手のリーダーが主将の佐野なら、浜口は開幕投手として投手陣を引っ張る存在。4月9日阪神戦で、佐野の大きな右飛に、三塁走者浜口がタッチアップしない場面があった。4月29日広島戦では、佐野の中前打に、二塁走者浜口が好走塁で生還する場面があった。そして、この日。今度は守備で佐野が浜口を助けた。浜口はヒーローインタビューで「野手が要所要所でよく守ってくれた」と感謝した。要所の1つが、佐野の好返球だったことは間違いない。 もう1人の登場人物が桑原将志だ。7回2死満塁。好投してきた浜口の代打として送り出された。桑原は「多分、浜ちゃんから『頼むで』と言われた」。返答は「絶対打ったるからな」。普段は極力、頭を空っぽにして打席に向かう。それが桑原流の集中法だからだ。だが、この場面は違った。「先発の浜ちゃんが粘り強く投げて、バックもいいプレーをしていた。緊迫した場面だった。『報いる』という、その人たちのためにという気持ちだった」。 カウント3-1から勝野の144キロの外角直球を右前に運んだ。今季2戦2敗を喫していた天敵から、均衡を破る決勝の2点適時打。「(浜口に)『ありがとうございます』と言われました。これはまだ浜ちゃんには言ってませんが『粘り強く投げてくれてありがとう』ですよ」。真面目な口調で、1学年下の左腕への感謝を口にした。 DeNAは最下位だが、広島→横浜→名古屋と移動が続いた9連戦を6勝3敗で乗り切った。三浦大輔監督は言った。「だんだんと投打がかみ合ってきた」。ちょっと青くさい言い方になるが、チームが1つにまとまってきた。【斎藤直樹】
◆DeNAは七回2死満塁から代打攻勢を仕掛け、桑原と山下の連打で4点を奪った。浜口は6回8奪三振、チェンジアップが効果的だった。DeNAは3連戦3カード連続の勝ち越し。中日は粘りの投球だった勝野が七回につかまった。
◆DeNAの桑原が代打で均衡を破る先制2点適時打を放った。七回2死満塁で好投の浜口に代わって打席に入ると、3ボール1ストライクから勝野の直球を右前にはじき返した。勝負強さを見せつけ「ああいう場面で結果を残せて良かった」と安堵した。 この一打で浜口に白星をプレゼントした。ベンチに戻ってから感謝されたそうだが「粘り強く投げてくれて、そういう場面を与えてくれてありがとうと言いたい」と、こちらも感謝の言葉を口にした。
◆DeNA・浜口遥大投手(26)が6回3安打無失点の好投。連勝で自身2勝目(3敗)を挙げた。「調子も良かったし、自分のボールで中日打線と勝負することができた」と振り返った。 直球を両サイドに丁寧に投げ分け、変化球を低めに集めた。8三振を奪い、バンテリンドームでは2018年7月25日以来、3年ぶりの勝利。「どこのチーム、球場でも変わらず、今日みたいな投球を続けていきたい」と力を込めた。 七回以降はエスコバー、山崎、三嶋の鉄壁リレー。セ・リーグでは一番遅い、今季36試合目で初の無失点勝利を達成した。「一つ勝って、浜口の良さである大胆さが出てきた」と三浦監督。投打の歯車がかみ合い始めた。
◆DeNAは5日、中日9回戦(バンテリンドーム)に4-0で勝利し、3カード連続で勝ち越しを決めた。三浦大輔監督(47)の代打攻勢が決まり、七回に一挙4得点した。投手陣も完封リレーで今季36試合目で初の無失点勝利。ゴールデンウイークは5勝2敗と勢いに乗り、10勝に到達した。 0-0のまま突入した七回。2死満塁の好機に三浦監督が動いた。好投を続けていた浜口に代打・桑原を起用。その桑原が右前2点打を放ち、決勝点をたたき出した。 「だんだん投打がかみ合ってきて、動き始めた感じはします。あの場面は桑原の勝負強さに懸けました」 代打策がピタリとハマった。なおも2死二、三塁からは神里に代打で送り込んだ山下が左前2点打で続き、4-0に点差を拡大。「(山下は)追い込まれてからもしぶとく食らいついていく。桑原のタイムリーもそうですけど、山下のタイムリーも非常に良かったと思います」と選手をたたえた。 4月を球団ワーストタイの借金15で終えたが、上昇気流に乗る。4月29日からのゴールデンウイークは5勝2敗。3カード連続勝ち越しで9連戦を6勝3敗で乗り切り、指揮官は「なかなかハードなスケジュールで移動もして疲労もある中で、3カード全部勝ち越したのは非常に大きい。この波に乗ってつなげていけるようにしたい」とうなずいた。 5月5日は「こどもの日」。バンテリンドームの大型ビジョンがすべてひらがなで表示されるなど、子供向けの演出が行われた。「プロ野球を見て、目指す子が一人でも増えてくれたらうれしいし、野球自体を少しでも楽しんでもらえたらそれが一番」。現役時代に横浜の子供たちへ文房具を寄付する活動をしていた指揮官は、これからも野球の魅力を子供たちへ届ける。 この勝利でようやく今季10勝に到達した。三浦監督は「(12球団で10勝到達が)最後になりましたけど、これから積み重ねていくだけです」と足元を見つめた。一つずつ白星を積み上げ、巻き返しを図る。(箭内桃子)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
22 | 9 | 1 | 0.710 (-) | - (-) |
111 | 155 (+2) | 93 (+2) | 36 (-) | 25 (-) |
0.261 (↓0.002) | 2.730 (↑0.03) |
2 (-) |
巨人 |
18 | 11 | 5 | 0.621 (↑0.014) | 3 (↑0.5) |
109 | 143 (+4) | 113 (-) | 38 (-) | 25 (+2) |
0.260 (-) | 3.150 (↑0.1) |
3 (-) |
ヤクルト |
14 | 13 | 5 | 0.519 (-) | 6 (-) |
111 | 132 (+2) | 143 (+2) | 33 (-) | 19 (-) |
0.244 (-) | 4.120 (↑0.07) |
4 (-) |
中日 |
13 | 17 | 4 | 0.433 (↓0.015) | 8.5 (↓0.5) |
109 | 98 (-) | 106 (+4) | 13 (-) | 16 (+1) |
0.232 (↓0.001) | 2.900 (↓0.04) |
5 (-) |
広島 |
13 | 18 | 3 | 0.419 (↓0.014) | 9 (↓0.5) |
109 | 103 (-) | 128 (+4) | 24 (-) | 16 (+1) |
0.256 (↓0.001) | 3.440 (↓0.02) |
6 (-) |
DeNA |
10 | 22 | 4 | 0.313 (↑0.023) | 12.5 (↑0.5) |
107 | 124 (+4) | 172 (-) | 27 (-) | 7 (+1) |
0.232 (-) | 4.660 (↑0.14) |
コメント