阪神(-降雨のためノーゲーム-)広島 =リーグ戦7回戦(2021.05.01)・阪神甲子園球場=
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◆阪神ルーキーの伊藤将司(24)はここまで2勝0敗。 新人が開幕から無傷の3連勝は昨年坂本と伊勢(ともにDeNA)が記録しているが、阪神の新人は84年池田以来出ていない。伊藤将が球団37年ぶりの記録を狙う。

◆3回表終了後に降雨ノーゲームとなった。激しい雨が降りやまず、グラウンドコンディションも不良となったため。 午後2時44分に一時試合中断がアナウンスされ、阪神園芸のスタッフがホームベースとマウンドにシートを敷いていた。それでも試合開始後から降り始めた雨は次第に強まり、雷鳴もとどろき始めた。 試合は阪神先発の伊藤将が走者を出しながらも、要所を抑えて3回まで無失点。広島先発の高橋昂は、2回まで無安打投球を続けていた。

◆阪神広島7回戦が降雨ノーゲームとなり、阪神矢野燿大監督(52)は、今後の先発ローテーションについて見通しを話した。 4月29日の中日戦(バンテリンドーム)で移籍後初先発初勝利を挙げたチェンは、7日DeNA戦(横浜)に先発する見込みとなった。「ファームでね、ロハスとか調整している選手との絡みもある。そこの絡みでどうしようかなというところなんだけど。現状ではDeNA戦で先発するのが一番いいのかなと思っている。まだ100%じゃないけど」と話した。 3日のヤクルト戦が緊急事態宣言の余波で延期となり、来週は計5試合。前日4月30日広島戦で3勝目を挙げた秋山は、先発機会を1度飛ばす形となる。 この日先発した伊藤将は、当初のローテーション通り8日DeNA戦(横浜)に向かう。

◆阪神矢野燿大監督(52)が、降雨ノーゲームとなった1日広島戦の試合後に取材に応じた。「点が入っていたら入っていたで、ヒットを打った人は何かもったいない感じもするし。まあでも、将司(伊藤将)の状態は良かったからね。それはプラスに捉えて、いい状態というか、続いているなというのは今日も確認できた」。先発し、3回まで無失点に抑えた伊藤将の状態を前向きに捉えた。 「ウオーミングアップを含め、3回まで一応投げているんで。そういうところでは普通に、ローテを組んでいこうかなと思っています」と語り、次回は1週間後の8日DeNA戦(横浜)に先発させるとみられる。

◆3回表終了後に降雨ノーゲームとなった。激しい雨が降りやまず、グラウンドコンディションも不良となったため。 矢野燿大監督の一問一答は以下の通り。 -雨は予報通りでこればかりは仕方がない 「まあね、どうしようもないね」 -展開的にも引きずることはない 「それはないと思うし、点が入ってたら入っていたで、ヒットを打った人は何かもったいない感じするし。まあまあでも(伊藤)将司の状態は良かったからね、それはまあプラスに捉えて。相手投手(高橋昂)も、あまり対戦することがなかったけど、どういう投手かということぐらいは。今後も当たる可能性があるんで。そういう部分は見えたかな」 -伊藤将は来週また期待する形か 「普通に、ローテを組んでいこうかなと思っています」 -試合前に秋山投手とも話をしていたが 「チェンを先発させた時に、アキがいったん飛ぶ形になるんで、そういうこともという話をしていた」 -秋山は抹消になる 「抹消をどうするのかがまた難しくて。入っても入り上がりになるから、じっくり考える時間はないんだけど、他のコーチと相談しながら。明日ぐらいには決めないといけないと思っています」 -ロハスはファームで3安打に本塁打 「そりゃあ、そういう成績を残してもらうということが上げる材料にはなるし。こっちにいる外国人選手だって調子が悪いわけじゃない。競争という形になるから。まずは今日みたいにファームで打って当たり前の選手だと思うんで。そういう結果を出していきながら。現状ピッチャーも3人いるわけだから、総合的に考えるっていうところしかないんで。まずはロハスが上がってきたというのはまた好材料かなと思うけどね」

◆プロ3年目の広島羽月隆太郎内野手(21)が「2番」定着に挑んでいる。前日まで5試合連続で先発2番出場し、この日も同様に名を連ねた。初回無死一塁から遊ゴロも、併殺崩れで出塁。「思い切ってスタートを切ろうと決めていた」と、続く鈴木誠の打席の3球目に盗塁を成功させた。降雨ノーゲームで記録は残らないが、一時的に"チーム単独トップの5盗塁目"をマークした。 積極果敢に先の塁を陥れている。今季は開幕1軍こそ逃したものの、2軍戦では10試合で10盗塁をマークし、4月9日に1軍昇格切符をつかみ取った。好走塁の要因を「勇気」と話す。「去年までは勇気がなくて、中途半端な気持ちだった。今はチャンスだと思って、どんどん勝負していきたい」と意欲十分だ。 ユーティリティープレーヤーとして、チームに欠かせない存在となっている。守備では本職は内野手ながら、今年3月から挑戦している外野手としての出場機会も増加。バットでも犠打などの「つなぎ役」だけではなく、打率3割6分8厘と奮闘中だ。佐々岡監督は「2番でいい仕事をしてくれている。何でもできる」と言えば、河田ヘッドコーチも「嫌らしい、つなぎのバッティングができる。(攻撃にも)動きが出るし、そういう意味では貴重な存在」と目を細めている。 今季チームでは固定することができなかった「2番」に定着しつつある。「チャンスが多い今の状況はうれしいです。1試合1試合が僕にとって勝負。無駄にせず1球1球全力でやりたい。役割を全うしたい」。身長167センチ、67キロとプロ野球選手では小柄ながら、チームで大きな戦力として、存在感を示している。【古財稜明】

◆阪神矢野燿大監督(52)が降雨ノーゲームとなった1日、新外国人のメル・ロハス・ジュニア外野手(30=韓国・KT)とラウル・アルカンタラ投手(28=韓国・斗山)について言及した。 ロハスは同日のウエスタン・リーグ広島戦(由宇)に「3番左翼」で先発出場して本塁打。両打ちのロハスは4月24日の練習試合でアーチを放っているが、2軍公式戦ではこの日の本塁打が1号。4月の1発は右打席だったが、左打席では来日後の実戦で、初の本塁打となった。4打数3安打2打点の活躍。矢野監督は「そういう成績を残してもらうことが上げる材料にはなるし。こっちにいる外国人選手だって調子が悪いわけじゃない。競争という形になるから。現状ピッチャーも3人いるわけだから、総合的に考えるっていうところしかないんで」。現時点で1軍は、マルテ、サンズ、ガンケル、チェン、スアレスと、外国人枠いっぱいの5人。4月29日中日戦で移籍後初先発したチェンは7日DeNA戦にまわる見込みで、助っ人の全員の状態を考慮しながら、今後の昇格時期を探ることになりそうだ。 アルカンタラもこの日の同戦で来日2戦目のマウンドに上がり、5回1安打1四球無失点と快投。矢野監督は「もう1回はファームで投げることになると思うし、もう1回投げた後に、現状、こっちの状態と、アルカンタラの状態を考えながらというふうにはなってしまうとは思うんだけど」と話し、次戦も2軍戦で登板し、状態を万全に整える予定だ。

◆広島先発高橋昂也投手(22)が、3イニング目の目前で降雨ノーゲームとなったものの、手応えをつかんだ。 2回を完全投球。最速145キロの直球とカットボール、カーブなどを丁寧に投げ込み、大山と佐藤輝からは見逃し三振を奪った。「ここ3戦で一番いいボールを投げられた」。佐々岡監督も「いい出来だった」と評価する内容。球数は24球だっただけに次戦について「今考えているところだけど、あり得る」と3日からの巨人3連戦(マツダスタジアム)の先発に回る可能性を示唆した。

◆阪神佐藤輝明内野手(22)は同学年の高卒5年目左腕高橋昂也投手(22)と初対戦し、降雨ノーゲームで幻となった打席は見逃し三振に倒れた。 フルカウントから外角に145キロ直球を決められた。この3連戦はこどもの日企画としてビジョンにひらがなで「さとうて」と表記されている。企画最終日となる2日には先発野村と初対戦。テレビやラジオの向こうの子どもたちが期待する8号アーチを無観客の甲子園にかける。

◆試合が中断して約10分、甲子園は雷が鳴り、豪雨であっという間に水浸しになった。阪神-広島は3回裏無死で降雨ノーゲーム。矢野監督は「どうしようもない。(引きずることは)ないと思う」と、話した。 この日の広島先発は5年目左腕の高橋昂。今季阪神戦は初登板で、2回まで打者6人で無安打、無得点。2奪三振と完璧に抑え込まれていた。矢野監督は「相手投手もあまり対戦することがなかったけど、どういう投手かということぐらいは見えたかな」と、次回以降の対戦に向け、貴重な機会になったと、プラスにとらえた。 今季雨天中止は4月13日広島戦、同17日ヤクルト戦の2度あり、その翌日はいずれも勝利している。今季デーゲームは10戦負けなし。先発は今季5戦4勝無敗のガンケルと頼もしいデータもそろう。甲子園で首位固めし、4日からの関東遠征へ勢いをつける。

◆降雨によるグラウンドコンディション悪化のためノーゲームが宣告された。  午後2時半頃から強い雨が降りしきり、三回表の広島攻撃終了時、午後2時44分に試合が一時中断。水浸しのグラウンドの状態をかんがみ、10分後の午後2時54分にノーゲームが宣告された。阪神の先発、D2位の伊藤将(JR東日本)は3回を投げ2安打無失点。広島の先発・高橋昂の前に阪神打線は二回まで無安打だった。

◆広島戦はノーゲーム。三回表終了後に10分間の中断を経て水入りとなった矢野耀大監督(52)の一問一答は以下の通り。  ーー雨は予報通りで、仕方がない  「まあね、どうしようもないね」  ーー展開的にも引きずることはない  「それはないと思うし、点入ってたら入っていたで、ヒットを打った人は何かもったいない感じするし。(伊藤)将司の状態は良かったからね、それはプラスに捉えて、良い状態というか、それは続いているなというのは確認できたし」  (さらに続けて)   「相手ピッチャー(高橋昂)も対戦することがなかったけど、どういうピッチャーかということぐらいは、今後も当たる可能性があるんで。そういう部分は見えたかな」  ーー伊藤将は球数も投げていないが、来週また期待する形か(3回を投げて打者11人に42球。2安打2三振1死球で無失点)  「ウオーミングアップを含め、三回まで一応投げているんで。普通に、ローテを組んでいこうかなと思っています」  ーーローテは今回の中止の影響はなさそうか  「変更はないと思う」  ーーチェンをどうするかという判断は  「ファームでね、ロハスとか調整している選手との絡みもあるんで。そこの絡みで、どうしようかなというところなんだけど。現状では横浜戦(7日からDeNAと3連戦)で先発するのが一番、いいのかなと思っている。まだ100%じゃないけど」  ーーロハスはファームで3安打に本塁打  「成績を残してもらうことが上げる材料にはなるし。こっちにいる外国人選手だって調子が悪いというわけじゃないんで。競争という形になるから。ファームで打って当たり前の選手だと思うんで。結果を出していきながら。現状ピッチャーも3人いるわけだから、総合的に考えるというところしかないんで。ロハスが上がってきたというのは、また好材料かなと思うけど」  ーー改めてロハスの印象  「何か言うには材料が少ないっていうか、もっと打席見たり、実際見られているわけじゃないから。映像だけでは分からない部分もあるし。現状では言いにくいなあ」  ーーファームではアルカンタラも好投  「もう一回はファームで投げることになると思うし。投げた後に、現状こっちの状態と、アルカンタラの状態とを考えながら、というふうには、なってしまうとは思うんやけど。ちょっと前回ね、社会人チーム相手にあまりよくなかったんで(4月24日の試合で1回3失点)。5回1安打無失点というのは、力からすれば期待通り、当たり前というところを出してくれているんで。もう1回ちゃんとしたパフォーマンスを見せてくれて、ある程度準備っていうのは、できる形になるのかなというふうに想定しています」  ーー試合前に秋山とも話をしていたが次回はいろいろ考えている  「だから、チェンを先発させた時に、アキがいったん、飛ぶ形になるんで、そういうことも、という話をしていたんだけど」  ーー秋山は抹消になる  「だから、抹消をどうするのかが、また難しくて。だれか上げられるんだけど、結局入っても入り上がりになっちゃう(ベンチには入れられない)から。じっくりは考える時間はないんだけど。想定を考えて、コーチとも相談しながらしているんだけど。明日ぐらいには何か決めなアカンかなとは思っている」

◆広島の高橋昂は、ノーゲームがもったいないくらい安定した投球だった。二回まで走者を許さず「ここ3戦で、一番いい球を投げられた」と納得顔。佐々岡監督も「いい出来だったし、調子も良かったと思う」と目を細めた。  開幕投手の大瀬良が離脱しており、先発投手陣が手薄な状況だ。この日投げたのは24球だけで、3日からの巨人戦での起用も視野に入る。佐々岡監督は「今考えているところではあるけど、あり得る」と悩ましげだった。(甲子園)

◆試合は三回表終了で降雨ノーゲームとなった。阪神の先発伊藤将は3回無失点と好投。二回のピンチは小園を、遊ゴロ併殺打に打ち取った。「粘ることができた。抑えられたことは良かった」と収穫を口にした。  試合前から降雨が予想されていたため「テンポ良く投げる意識を強く持っていた」という。  矢野監督は「状態がいいことを確認できたのはプラス」と前向きに捉えた。

◆もっともっと、打てる! 阪神は1日、広島戦が三回表終了後、降雨ノーゲームとなった。阪神OBで楽天初代監督の田尾安志氏(67)=本紙専属評論家=は、ここまで7本塁打のドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)=近大=の修正能力を絶賛。ルーキーイヤーから30発以上をマークできると断言した。 ■球の見極め&コンパクトになったフォーム  佐藤輝の対応力、修正力は目を見張るものがある。開幕直後、インハイを徹底的に攻められ、空振りしたり、バットを折られたりしていたが、その苦労した球を、ある程度だが見極めることができるようになってきた。同様に外へ逃げていく球にも空を切っていたが、手を出す確率が格段に低くなっている。  打撃フォームも、微妙だが変化している。ごくわずかだが、コンパクトになっているのだ。プロの生きた球を打席の中で感じて、どうすればいいかを自分で見つけ出した。非凡な才能の持ち主だ。  苦手なコースを振らなくなると、相手は「オヤッ」と感じて、攻め方を変え始める。今はその過渡期。十分な成績だ。  もともと、ちょっとスライダー、ちょっとスプリットというような、小さな変化球を捉えるのは実にうまい。そこに見極めの精度がアップして、本塁打以外のヒットも出始めた。  次の課題はインハイのストライクゾーンをガツンとたたくこと。というのも、インハイが苦手である事実は変わらない。ボールを見逃せばいいが、ストライクゾーンなら...。しつこく攻められたとき、一度でも会心の打球を飛ばせば、相手はまたまた悩む。 その他の写真(2/2枚) ■開幕1カ月 本当のレギュラーに  開幕間もない時期の評論では「今は好きなように振ればいい」と温かく見守るつもりで優しくエールを送った。正直、あの頃の状況がもう少し続けば、陽川をスタメン起用するだろうなと内心では思っていた。が、まさか1カ月足らずで、さらなる要求をするレベルまで上がってくるとは。驚くべき伸び率、のびしろ。想像を超えている。現状に満足しない向上心の持ち主であることも褒めておきたい。  使いながら成長してくれれば、と評価していた選手が、開幕1カ月で「出てくれないと困る」「出てください」とお願いする、本当のレギュラーになった。   個人的には新人で「打率・260、20本塁打」ならすごい選手、という目安を持っているのだが、現状の佐藤輝は「・270、30本塁打」は十分にクリアできるだろう。(本紙専属評論家) ★近本と中野の打順入れ替え提案  田尾氏は快進撃の猛虎を加速させるために「不振の近本の打順を下げてみては」と、打率・222の「1番・近本」と・340の「8番・中野」の入れ替えを提案。その背景に長く1番打者だった自身の経験則がある。「積極的な1番打者が不振の時、初球を凡退すると『チームに申し訳ないなぁ』という気持ちになる。楽にさせてあげる意味で、8番でもいいかな、と。好調を維持している中野という代役がいるのだから。近本が復調気配ならすぐ戻せばいい」と短期間の打線の組み換えを勧めた。 ★新人最多アーチは清原ら31本  NPBのドラフト制後、新人の最多本塁打記録は1959年桑田武(大洋)、86年清原和博(西武)の31本。阪神では69年田淵幸一の22本。最高打率は98年坪井智哉(阪神)の・327

◆最近の天気予報は、本当にすごい。  「試合開始から、しばらくすると急に雨が降り出すそうです。雷雨になるらしく、九回までプレーするのは無理みたいですよ」  トラ番キャップ・長友孝輔がスマホの天気予報とにらめっこしながら教えてくれた。  こんな晴天なのに?  さすがに、きょうは外れるでしょう?  まもなく、後輩の言葉を信用しなかった自分が恥ずかしくなるほどの豪雨が甲子園を襲った。稲光。暴風。銀傘をたたく轟音(ごうおん)。横殴りに吹き付ける雨粒が"屋根の下"の記者席まで飛んでくる。  これは、野球なんてやっている場合ではない。ノーゲーム、やむなし。  無観客で良かった。初めて、ガラ~ンとしたスタンドをマイナスに感じない日がやってきた。あの豪雨の中、逃げ惑う大観衆を見ずに済んだから。せっかく見に来たのに、三回途中に"消化不良"で家路につくガッカリムードを感じずに済んだから。  それにしても、無観客試合はいろんな思いが頭の中を交錯する。  怪物ルーキー、佐藤輝のフルスイング。ナマで見せてあげたい。やっぱり。音が違う。  矢野監督がリプレー検証を要求。審判団が別室で確認作業をしている間に、センターのビジョンには何度も何度も、マルテがミットを伸ばして捕球した瞬間を、鈴木誠が一塁ベースを駆け抜けた瞬間を映し出す。これって、いったい誰のため? 本来ならアウトかセーフか、スタンドが一喜一憂するが、そのファンは一人もいない。  誰のために...。電気代の無駄やないか、と漏らしたら、周囲の方々に笑われた。すべてお客さんが入っていると想定して、サービスは継続されているのだとか。  一塁側のカメラマン席後方スタンドに仮設舞台が設けられ、トラッキーやラッキー、タイガースガールズが踊っているのも、ファンがいるのを想定して。ライナービジョンに広告が流れるのも、そこにファンがいるのが見えるから。  誰もいないのに、来るべき楽しい日を夢見て、みなさん、準備しているんやなぁ...とキャップ長友に話しかけると、意外な答えが返ってきた。  「誰もいないわけではないです。ほら、新里の友だちだけはスタンドで見てますよ」  何? サブキャップ新里公章の友だちが、無観客の甲子園に紛れ込んでいるのか?  長友が指さす先にいたのは、黒い衣装の...カラスやないかい。  「お客さんはいなくなっても、あのカラスはずっといます。多分、新里を見ています」  そういえば、新里は過去に2度、甲子園のカラスにお弁当などを奪われた経験を持つ。レジ袋に入れたおにぎりをくわえ去られ、楽しみにしていたヨーグルトを先に食べられ。  通常、一度でもカラスに盗まれたら、警戒を厳重にするものだが、心優しい新里は違う。カラスが奪いやすいように(?)記者席に放置した。つまりカラスにとって最高の友だちなのだ。居心地がいいんだろうな、甲子園は。  とはいえ、こんなステキな場所をカラス君に独占させておくのはもったいない。どうか一日も早く、ファンが入れますように。5万人近い観衆で埋め尽くされますように。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
2090 0.690
(-)
-
(-)
114135
(-)
83
(-)
31
(-)
21
(-)
0.259
(-)
2.740
(-)
2
(-)
巨人
16114 0.593
(↓0.022)
3
(↓0.5)
112135
(+6)
110
(+9)
35
(+1)
22
(-)
0.260
(↑0.002)
3.430
(↓0.19)
3
(-)
ヤクルト
14114 0.560
(↓0.023)
4
(↓0.5)
114118
(+2)
122
(+10)
31
(-)
18
(-)
0.242
(↓0.004)
3.900
(↓0.13)
4
(-)
広島
13152 0.464
(-)
6.5
(-)
11397
(-)
113
(-)
23
(-)
15
(-)
0.260
(-)
3.410
(-)
5
(-)
中日
12154 0.444
(↑0.021)
7
(↑0.5)
11289
(+9)
96
(+6)
12
(+1)
15
(+2)
0.232
(↑0.005)
2.890
(↓0.11)
6
(-)
DeNA
7214 0.250
(↑0.028)
12.5
(↑0.5)
111106
(+10)
156
(+2)
21
(+1)
6
(-)
0.230
(↑0.003)
4.730
(↑0.12)