楽天(☆3対0★)ロッテ =リーグ戦8回戦(2021.05.01)・楽天生命パーク宮城=
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ロッテ
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楽天
00120000X3811
勝利投手:田中 将大(2勝1敗0S)
(セーブ:松井 裕樹(0勝0敗7S))
敗戦投手:二木 康太(1勝2敗0S)

本塁打
【楽天】岡島 豪郎(2号・4回裏2ラン)

  DAZN
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◆楽天は3回裏、浅村の適時打で1点を先制する。続く4回には岡島の2ランが飛び出し、追加点を挙げた。投げては、先発・田中将が6回無失点の好投。その後は3人の継投でリードを守り抜き、田中将は今季2勝目を挙げた。敗れたロッテは、打線がつながりを欠いた。

◆楽天は3回1死一、三塁から3番浅村の左前適時打で1点を先制。 4回には無死一塁から7番岡島がロッテ二木の初球、124キロのフォークを右翼席に運ぶ2号2ランでリードを広げ、そのまま逃げ切った。 先発田中将は3度得点圏に走者を置きながらも決定打は許さず、6回を5安打無失点。今季最多106球を投げ2勝目を挙げた。ロッテ先発の二木は5回6安打3失点で2敗目を喫した。楽天松井は7セーブ目。

◆宮城県で起こった最大震度5強の地震で、楽天の本拠地楽天生命パークでも大きな揺れを感じた。 試合前練習中の午前10時25分頃、緊急地震速報の通知音が鳴り響き、数秒後に地震が発生。球場内の窓がざわざわと揺れ、試合前練習もいったん止まった。約30秒ほどの揺れが収まり、練習も再開。直後に取材対応に姿を見せた石井一久GM兼監督は集まった報道陣に「地震、大丈夫でしたか?」と心配した。地震後には報道陣、球団職員、球場スタッフ約500人が球場外に集まり、安否確認を行った。 試合開始は午後2時。先発は今季3度目の登板となる田中将大投手が予定されている。

◆宮城県で起こった最大震度5強の地震で、楽天の本拠地楽天生命パークでは午前10時25分頃に試合前練習を一時中断した。30秒ほどで揺れが収まり、練習も再開した。 球団は公式ツイッターを以下のように更新。 みなさま地震は大丈夫でしたでしょうか。 現在スタジアム内の安全点検を行っています。 そのためエントランスの開場やお店のオープンが遅れる可能性があります。 なお、試合は開催予定で準備を進めています。 みなさまも安全に気をつけてお過ごしください。 試合開始は午後2時。先発は今季3度目の登板となる田中将大投手が予定されている。

◆宮城県で起こった最大震度5強の地震で、大きな揺れを感じた楽天の本拠地楽天生命パークでは予定通り、正午に観客の入場を開始した。 地震発生後に球場スタッフが球場内外の被害状況確認を実施。予定通り、午後2時開始で準備が進められており、楽天、ロッテともに試合前練習を行っている。楽天の先発は今季3度目の登板となる田中将大投手、ロッテは二木康太投手が予定されている。

◆宮城県で起こった最大震度5強の地震で、大きな揺れを感じた楽天の本拠地楽天生命パークでの一戦は予定通り、午後2時開始で準備が進められている。

◆ファンの妨害行為でファウルがアウトに変わった。 4回1死二塁、楽天小深田が4球目に左翼方向へ打ち上げた。左翼ファウルゾーンのフェンス際へ上がった飛球に、左翼手角中が捕球体勢に入ったが、ファンが捕球しようと出した手に惑わされ、グラブからボールがこぼれた。 その後、井口監督が木内球審に確認へ行き、審判団が協議。審判団の判断でリプレー検証が行われた。 約3分後、責任審判の木内球審がマイクを持ち「ただいまの打球に関し、観客の妨害がなければ捕球できたと判断しましたのでアウトと判定します」と説明。左翼ファウルフライと記録され、2死二塁で試合が続行された。

◆2週連続の"援護打"だ! 楽天岡島豪郎外野手(31)が1日、楽天生命パークでのロッテ8回戦に「7番右翼」で先発出場。4回に4月21日のソフトバンク戦以来、7試合ぶりの今季2号2ランを放った。田中将が今季初勝利とNPB通算100勝を懸けて臨んだ4月24日は、適時打で勝利に貢献。当たりが止まらないヒットメーカーが「マー君」に援護点をプレゼントした。 前日4月30日は2安打1打点。この日までの直近5試合は18打数6安打で打率3割3分3厘の岡島が、アーチを描いた。1点リードの4回無死一塁。ロッテ先発右腕・二木の初球。「思い切っていこうと思った」と、124キロ外角フォークをジャストミート。快音とともに、打球は放物線を描きながら右翼席中段に飛び込んだ。「感触が良かったのでホームランになってくれて良かった」とお立ち台で喜びをかみしめた。 8回は内野安打で出塁し2戦連続のマルチ安打。好調の要因は「特にないんですけど、一生懸命頑張っています」。今季は15試合出場で打率2割9分3厘、2本塁打6打点。同30日は大飛球をフェンス際で好捕するなど、全力プレーを貫く。石井GM兼監督は「ここ何年か彼はすごく苦しんできたので、チャンスが来たらやってやろうという、メンタルあっての技術論だと思う。彼はファイターなので、技術の向上に取り組んでいるし、そこが彼の特徴です」と評価を示した。 今日2日は今季2度目の同一カード3連勝を狙う。 「今はたまたま結果が出ているだけなので。結果が出るとき出ないときもありますけど、姿勢だけは変えずにグラウンドには出てきたい」と岡島。今年で10年目。頼れる中堅が1球に闘志を込める。【相沢孔志】

◆楽天田中将大投手(32)が今季最多106球の熱投でロッテ打線を6回5安打無失点に抑え、今季2勝目の権利を持って、マウンドを降りた。 簡単には崩れない。3者凡退は4回の1度だけ。3度得点圏に走者を置いたが、本塁だけは踏ませなかった。2回は先頭角中に死球。1死からヤンキース時代の同僚エチェバリアに右前打を許し一、二塁とされる。それでも岡を見逃し三振、江村を空振り三振に仕留める。 先制点をもらった直後の3回も先頭荻野に左安から二盗で無死二塁とピンチを招くも、マーティンを空振り三振、中村奨を三ゴロ、安田を右飛に抑え、難を逃れる。 岡島の2ランで3点リードした5回には2死から荻野、マーティンに連打を浴び、初めて三塁に走者を置いた。それでも中村奨を遊ゴロに打ち取り、崩れない。6回も1死から角中に中前打を打たれたが、レアードを一邪飛、エチェバリアを空振り三振に仕留め「よっしゃ!」とほえた。 練習試合、オープン戦含め8度目の登板で今季最多の106球。最速は球場表示で149キロを計測した。

◆楽天田中将大投手(32)が今季最多106球の熱投でロッテ打線を6回5安打無失点に抑え、今季2勝目を挙げた。 簡単には崩れない。3者凡退は4回の1度だけ。3度得点圏に走者を置いたが、本塁だけは踏ませなかった。2回は先頭角中に死球。1死からヤンキース時代の同僚エチェバリアに右前打を許し一、二塁とされる。それでも岡を見逃し三振、江村を空振り三振に仕留めた。 先制点をもらった直後の3回も先頭荻野の左前打から二盗で無死二塁とピンチを招くも、マーティンを空振り三振、中村奨を三ゴロ、安田を右飛に抑えてしのいだ。 岡島の2ランで3点リードした5回には2死から荻野、マーティンに連打を浴び、初めて三塁に走者を置いた。それでも中村奨を遊ゴロに打ち取った。6回も1死から角中に中前打を打たれたが、レアードを一邪飛、エチェバリアを空振り三振に仕留め「よっしゃ!」とほえた。 練習試合、オープン戦含め8度目の登板で今季最多の106球。最速は球場表示で149キロを計測した。「常に走者を背負うピッチングでしたが、粘り強く投げれてよかったです」と手応えを示した。 現在、大型連休まっただ中。「小学1年生の頃から野球をやってるので、ゴールデンウイークイコール野球しかなかったですね。野球しかしてこなかったです」と幼少期の思い出は野球一色だ。休日を生かして球場へ数多く足を運ぶ野球少年、少女へ「その試合に入り込んでもらえるようなゲームになればいいかなと思います」と熱投を予告した。その言葉通り、粘りのピッチングでロースコアゲームを作った。時折、「おりゃ!」と声を発し、気迫を前面に出した。 右ヒラメ筋損傷から復帰後3戦目。まだ万全ではない中、現状のベストを尽くし、2分けを挟みチームの連勝を4まで伸ばした。【桑原幹久】

◆楽天田中将大投手(32)が今季最多106球の熱投でロッテ打線を6回5安打無失点に抑え、今季2勝目を挙げた。

◆ロッテ井口資仁監督(46)が試合後、観客の妨害をめぐって判定が変更されたことについて「リクエストする前に、審判が本当は見なくちゃいけないはずなんですけどね」とコメントした。 4回1死、楽天小深田が三塁側観客席沿いに放ったファウルフライに対し、左翼角中が捕球体勢に入ったところ、スタンドの観客が立ち上がってフィールド内に左手を伸ばし、角中は捕球できず。三塁塁審はファウル判定をした。 その後、井口監督が球審に確認し、審判団がベンチ裏に下がって協議。「ただ今の打球に関し、観客の妨害がなければ捕球できたと判断しましたので、アウトと判定します」と場内アナウンスをし、左邪飛となった。 観客の手が直前に重なったため、飛球が角中のグラブ先をかすめながら右腕に強く落下したが、角中はその後もプレーを続行した。

◆楽天田中将大投手(32)が今季最多106球の熱投でロッテ打線を6回5安打無失点に抑え、今季2勝目を挙げた。 ヒーローインタビューの一問一答は以下の通り。 -どんな気持ちで登板したか いつも通りです、はい(笑い) -6回無失点 常に走者を背負うような状況で見てる皆さんにもストレスがすごくかかった状況が続いたと思うんですけど、その中でも無失点で何とか切り抜けられたので、それはよかったです。 -小山投手コーチが前回より直球が走っていたと言っていた 球数は多かったですけど状態自体は前回よりは良かったかなと思います。 -粘り強く行けた要因は うーん、要因...。何て言おうかな...。己に負けなかったです。 -打線の援護もあった 粘り強く攻撃もしていたので、その中で点数が入って自分の中でもリズムが生まれてきましたし、すごくありがたかったです。 -チーム4連勝。ファンへひと言 負けないことが大事だと思う。今、非常にいい戦いができていると思いますし、またこれから、明日から頑張っていきたいと思います。こんな天気なので、風邪ひかないように気を付けてください。今日はありがとうございました!

◆「負けない男」が完全体に、1歩近づいた。楽天田中将大投手(32)が粘りの投球で自身2連勝で2勝目を挙げた。今季実戦登板最多の106球を費やしも6回5安打無失点。何度も叫びながら、気迫で要所を締めた。日本球界の打者、ルーティンへの対応を重ね、故障の影響も感じさせない。チームは2分けを挟み、今季最長の4連勝。13年の24連勝を含む国内28連勝を記録した右腕のエンジンが、熱を帯びてきた。ほえた。圧で押し切った。3点リードの5回2死二、三塁。田中将が、右腕を力の限りしならせた。「うりゃ!」。叫び声とともに発せられた最速149キロの直球は、狙った内角とは逆の外角へそれた。関係ない。中村奨を平凡な遊ゴロにねじ伏せた。「今日の登板の中では一番力が入りました」。数々の猛者を威嚇した目つきで、オーラで、寄せ付けない。 引き出しを開けまくった。前回からの登板間隔内で手応えをつかんでいた直球の配分を前回の28%から34%に増やした。「特別、何かこの球種がめっちゃいいというボールはなかった。スプリットもきつかった。スライダーも自分の思うようには操れてない」としながら直球を軸に全球種を駆使。2回までに49球を費やし、3者凡退は4回の1度のみ。4度の得点圏も粘った。「常に走者を背負う状況で見ている皆さんにもすごくストレスのかかる状況が続きましたが、無失点で何とか切り抜けられてよかった。なぜ? 己に負けなかったからです」。 心身ともに、完成型に近づいている。中4日から中6日の登板間隔や、チームにフルで同行しない文化の違い。日米のシーズン間の流れに「新たな調整をまたやっている感じ。染みついているまではいってないです」としながら、持ち前の対応力で結果を出しながら適応にいそしむ。未対戦の打者との実戦感覚は乏しくとも「(太田)光のことは頼りにしていますし、基本ベースはそこは任せながら」と捕手を信頼。「各登板内容が違っていろんなものを経験できて、自分にとってはすごく大きな3登板」と収穫は計り知れない。 前人未到の大記録は復帰初戦で止まった。それでも、前を向き続け、新たな連勝街道を歩み始めた。「この間みたいな試合もあれば今日みたいな試合もある。それが野球やと思う。負けないことが大事」。魂の叫びの先に、白星が待っている。【桑原幹久】 ▼田中将が今季2勝目を挙げた。これで本拠地の楽天生命パークでは12年8月26日日本ハム戦から16連勝となり、同球場は通算59勝17敗、7割7分6厘の高勝率。同一球場で16連勝以上は10~13年にナゴヤドームで記録した浅尾(中日=16連勝)以来で、パ・リーグでは、70~71年に東京スタジアムで16連勝した成田(ロッテ)以来、50年ぶり。 ○...宮城県沖で発生した最大震度5強、マグニチュード6・6の地震で、楽天の本拠地・楽天生命パークも大きな揺れを感じた。試合開始約3時間半前の午前10時27分ごろ、球場のある仙台市は震度5弱を観測。球場内のガラスがばたばたと揺れ、屋外の広告看板も音を鳴らした。楽天ナインも約1分間練習を中断し、地震直後に取材対応に訪れた石井GM兼監督は「大丈夫でしたか?」と報道陣を気づかった。先発の田中将は「球場に向かう前で、アラートが鳴ってかなり揺れましたね」と話した。 ▽楽天石井GM兼監督(田中将に) ボールの質はすごくよかった。完全体というところでは伸びしろが含まれている。変化球がもう一段階半ぐらい上がる印象。1カ月休んで復帰したばかりなので、しっかりとコントロールしていきたい。 ▽楽天浅村(2回に先制適時打を放ち田中将を援護) (田中将は)後ろから見ていても投球の安定感はさすがだなと思います。打ってあげたいという気持ちがすごくあるので、いい先制点が取れてよかったです。

◆楽天が田中将大投手(32)の6回無失点の好投もあり、2分けを挟み今季最長の4連勝とした。 以下、石井一久GM兼監督(47)の試合後一問一答 -田中将が2勝目 石井GM兼監督 最初は打者のアプローチに対して結果として表れなかったですけど、ただ、ボールの質はすごくよかった。序盤を切り抜けてから、自分のペースで試合を進めていくことができました。 -田中将の直球の質は 石井GM兼監督 (捕手の)太田じゃないから分からないですけど、横からみていて、かなりしっかりとしたスピンレートが出ていそうなボールで、ラインにも乗っていた。全体的に回数を重ねて精度が増してきた印象でした。 -今季最多106球と球数を要した 石井GM兼監督 彼にとってはそんなに難しいことではない。四球で苦しむこともなく、自分の投げたいところに投げて、それを決めきれるか、決めきれていないかだけで球数を要しただけ。自分側にしっかり持ってきた投球をしてくれましたと思います。 -試合前取材では「あと2回ほどの登板で仕上がる」と話していた 石井GM兼監督 回数を重ねるごとにすごく精度を増してきて、回数を重ねるごとに疲労も出てくると思うので、その辺のメリハリをつけて球数を目指してほしい。100球が多いのではなくて、1カ月休んで復帰したばかりなので、しっかりとコントロールしていきたい。 -打線は3得点 石井GM兼監督 結果として表れないものは多いけど、打者のアプローチはディクソンを含めてしっかりとできているので、結果だけに持っていかれないように、僕もしっかりと見ておきたい。 ーー2ランを放った岡島が好調 石井GM兼監督 ここ何年か彼はすごく苦しんできたので、チャンスが来たらやってやろうという、打者でも投手でもそうですが、メンタルあっての技術論だと思う。彼はファイターなので、技術の向上に取り組んでいるし、そこが彼の特徴です。 ーー浅村も適時打。今季1本塁打だが 石井GM兼監督 打者の中心に浅村がいることがチームにとって心強い。ホームランはそのうちでるので気にしていない。 -浅村は2試合連続で3番 石井GM兼監督 打順はコロコロ変えたくないけど、浅村を3番に入れたら、どれぐらい相乗効果がでるのかを見てみたい。出口調査みたいな短期的なものは好きではないので、少しそのままにしておきます。

◆頼れる主砲が、マー君を後押しした。楽天浅村栄斗内野手(30)が1日、4月27日のオリックス戦以来、3試合ぶりの先制打となる左前適時打を放った。楽天田中将大投手(32)の2勝目、2分けを挟む今季初の4連勝に貢献した。 今カード初戦の4月30日からは、開幕から座り続けた4番から3番に。偉大な右腕のために、バットでサポートした。浅村が、食らいついた。3回1死一、三塁。カウント1-2からの5球目。低めに切れ込むロッテ二木の内角フォークに体をうまく回転させて対応。バットを合わせ、三遊間を破った。三塁ベンチ前でキャッチボールをしていた田中将に援護点を届けた。「甘い球をしっかりはじき返して結果を出すことだけを意識して打ちました」。技ありの一打で先制点を生み出した。 背中に力を感じている。今季田中将が先発登板した3戦は、いずれも二塁を守った。「後ろから見ていても投球の安定感はさすがだなと思います」。18年まで西武に在籍。13年に楽天がパ・リーグ優勝を決めた試合で三振に倒れた。あれから8年。時を経て、東北を沸かせたヒーローとともに同じユニホームを着て、プレーする。 今季で楽天在籍3年目。19年から2年連続で30本塁打以上を記録し、昨季は自身初の本塁打王を獲得したが、全30試合で1本塁打。「納得はしていないですし、物足りなさも感じています。ホームランは自然にどこかで出るとは思っているので、しっかりヒットを積み重ねていきたい」。状況ごとに求められる役割を果たす。打率3割2分6厘とハイアベレージを残す。さらに出塁率4割8分4厘はリーグトップ。最善を尽くす。 チームは引き分け2戦を挟んで今季初の4連勝。コロナ禍で制限は続くが、野球を楽しむために、多くの子どもたちが注目を集める。「少しでもいいお手本になるような、そしてプロ野球選手になりたいと思ってもらえるようなプレーをこれからもやっていきたいです」。人々を魅了するマー君とともに、これからもバットで夢を与え続ける。【相沢孔志】

◆楽天・岡島豪郎外野手(31)が「7番・左翼」で出場し、2号2ランを放った。四回無死一塁。二木の初球をたたき、右翼席に運んだ。球団広報を通じて「打ったのはフォーク(ボール)。うまく反応で打つことができました。勝てるように頑張ります」とコメントした。

◆楽天が今季初の4連勝とした。三回に浅村の適時打で1点を先制し、四回に岡島の2ランで加点した。田中将が6回を投げて5安打を浴びながらも無失点で切り抜け2勝目を挙げた。松井は7セーブ目。ロッテは勝率5割に逆戻りした。

◆楽天・田中将大投手(32)が先発し、6回を投げ6三振を奪うなど5安打無失点で今季2勝目(1敗)を挙げた。球数は106、2四死球。七回以降は宋家豪、酒居、松井が無失点でつなぐ完封リレーで、首位を走るチームの連勝は4(2分け挟む)となった。  中6日で臨んだ本拠地でのロッテ戦。田中将は五回に2死二、三塁のピンチを招いたが、3番・中村を遊ゴロに打ち取った。六回は2死一塁で7番・エチェバリアを空振り三振。ベンチに戻ると、同僚からグータッチで労われた。試合後は「常に走者を背負うピッチングでしたが、粘り強く投げれて良かったです」とコメントした。  打線は三回に1点を先制すると、四回に岡島が2号2ランを放った。

◆ロッテは今季初めて顔を合わせた田中将を攻略できなかった。二、三、五回と得点圏に走者を進めたが決定打が出なかった。井口監督は現役時代に対戦した経験があり「昔ほどの勢いはないとは思うけど、すごく丁寧に、低め低めに投げている」と印象を語った。  七回からは継投にかわされて流れをつかめず最後まで本塁を踏めなかった。3月30日以来、今季2度目の零敗で勝率も5割に落ち込んだ。

◆楽天の岡島が2号2ランを放ち、勝利に貢献した。1-0の四回無死一塁で初球の変化球を引っ張り右翼席へ運び「すごく感触は良かった」と声を弾ませた。  先発出場した試合では9戦連続安打と打撃好調。昨季は35試合の出場にとどまり、今季は2軍でスタートしたが、存在感を増してきた。「いつも変わらず強い気持ちを持っている」と話した。

◆楽天が、2分けを挟んで4連勝した。田中将大投手(32)が先発し、6回5安打6三振無失点の力投で、2勝目を挙げた。試合後の石井一久監督(47)の一問一答は以下の通り。  --田中将の投球について  「最初は打者のアプローチに対して結果として表れなかったが、ただボールの質はすごくよかった。序盤を切り抜けてから、自分のペースで試合を進めていくことができた」  --直球の質  「(捕手の)太田ではないから分からないけど、横からみていて、かなりしっかりとした回転数がかかっていた」  --球数を要した  「四球で苦しむこともなかった。自分の投げたいところに投げて、それを決められるか、決められないかで球数を要しただけ。自分の投球をしっかりしてくれました」  --投球の出力  「かなりいいです。(捕手の)太田が構えているラインにも乗っていた。変化球がもう一段階半ぐらい上がる印象です」  --変化球がよくなれば通常モード  「(変化球が)悪いというわけではないが、確実にステップを踏んでいるところはあって、伸びしろが含まれていると思います」  --岡島が好調  「ここ何年か彼はすごく苦しんできたので、チャンスが来たら"やってやろう"という闘志を前面に押し出す。彼はファイターなので、そこが彼の特徴です」  --浅村は2試合連続で打順3番  「打順はコロコロ変えたくないけど、浅村を3番に入れたら、どれぐらい相乗効果がでるのかを見てみたい。出口調査みたいな短期的なものは好きではないので、少しそのままにしておきます」

◆ロッテの四回の守備で珍しいプレーがあった。1死二塁で小深田のファウルフライを左翼手の角中が追い掛けたが、観客がグラウンドに向けて体を乗り出したために捕球できなかった。審判団が協議し、リプレー検証の末にアウトと判定された。  木内球審は「観衆の妨害があったので妨害がなければ捕球できたと判断した」と説明した。

◆楽天の攻撃中に観客が"守備妨害"をする珍事が発生した。3点リードの四回1死二塁。小深田が三塁フェンス際に飛球を放った。ロッテ左翼手の角中が捕球態勢に入ったが、身を乗り出した観客に遮られ、キャッチできなかった。リプレー検証を行った木内球審は「観衆の妨害がなければ捕球できていたと判断し、打者をアウトとします」と説明。小深田は左邪飛となった。

◆楽天は1日、ロッテ8回戦(楽天生命パーク)に3-0で勝利し、首位をキープした。米大リーグ、ヤンキースから8年ぶりに復帰した田中将大投手(32)が先発し、6回5安打6三振無失点の力投で、今季2勝目を挙げた。チームの4連勝に貢献し、自身は本拠地で渡米前の2012年8月から16連勝を飾った。【6面にも楽天】  決して下を向かなかった。田中将は再三のピンチを切り抜け「己に負けなかった」。今季2勝目を手にし、胸をなでおろした。  「常に走者を背負うような状況で、すごくストレスがたまり、みている皆さんにもストレスがすごくたまったと思います。そんな中でも無失点で切り抜けられて良かったです」  気温14度、冷たい雨にも、言い訳は一切なし。本拠地に集まった7914人の前で、6回5安打無失点。全球種を操れず、苦しみながらも、マウンド上で修正した。  見せ場は五回2死二、三塁のピンチ。ロッテの3番・中村奨を「一番力が入った」とこの日最速の149キロの直球で遊ゴロに仕留め、ほえた。プロの世界は結果がすべて。三者凡退に斬ったのは四回のみだったが、無失点で救援陣にバトンを渡した。  「直球は前回登板よりも良かったです。きょうみたいな試合もある。それが野球だと思うので。球数がかさみながらも、粘りながらしっかりと形にできた」  午前10時27分。宮城県沖を震源とする震度5強の地震が発生した。グラウンドでは野手陣がすでに練習を開始しており、一時中断となった。先発の田中将は球場入り前で「緊急地震速報のアラートが鳴って、揺れましたね」という。不測の事態にも、動じることはなかった。  杜の都で、またも勝負強さを発揮した。2012年8月26日の日本ハム戦(当時Kスタ宮城)を起点に、本拠地では自身16連勝。ヒーローインタビューでは「こんな天気なので風邪をひかないように気を付けてください。きょうはありがとうございました」とファンの応援に感謝した。  チームは2分けを挟んで今季最多の4連勝。石井監督は「四球で苦しむことなく、球の質もすごく良かった。全体的に登板回数を重ねて精度が増してきた」と高評価した。田中将の投球が"熟成"する日は近い。(広岡浩二)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
1596 0.625
(↑0.016)
-
(-)
113117
(+3)
96
(-)
22
(+1)
11
(-)
0.233
(↑0.001
3.050
(↑0.1)
2
(-)
ソフトバンク
16123 0.571
(↑0.015)
1
(-)
112133
(+13)
110
(-)
28
(+3)
12
(-)
0.265
(↑0.006)
3.390
(↑0.12)
3
(-)
ロッテ
14144 0.500
(↓0.019)
3
(↓1)
111146
(-)
122
(+3)
28
(-)
24
(+3)
0.240
(↓0.002)
3.670
(↑0.01)
4
(-)
西武
13143 0.481
(↓0.019)
3.5
(↓1)
113102
(+4)
118
(+5)
18
(+1)
30
(-)
0.227
(↑0.001)
3.920
(↓0.05)
5
(-)
ORIX
11146 0.440
(↓0.018)
4.5
(↓1)
112105
(-)
115
(+13)
21
(-)
7
(-)
0.241
(↓0.002)
3.320
(↓0.26)
6
(-)
日本ハム
10164 0.385
(↑0.025)
6
(-)
11391
(+5)
133
(+4)
15
(+1)
17
(-)
0.218
(-)
3.940
(-)