DeNA(★0対4☆)ヤクルト =リーグ戦7回戦(2021.04.30)・横浜スタジアム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
ヤクルト
0020020004801
DeNA
0000000000600
勝利投手:金久保 優斗(2勝0敗0S)
敗戦投手:三上 朋也(0勝1敗0S)

本塁打
【ヤクルト】サンタナ(2号・6回表2ラン)

  DAZN
チケットぴあ DeNA戦チケット予約 ヤクルト戦チケット予約
◆ヤクルトは3回表、山田の適時打で2点を先制する。そのまま迎えた6回には、サンタナが2ランを放ちリードを広げた。投げては、先発・金久保が6回無失点の好投。その後は3人の継投で完封リレーを飾り、金久保は今季2勝目を挙げた。敗れたDeNAは、打線がつながりを欠いた。

◆DeNA坂本裕哉投手(23)が、わずか13球で負傷交代した。2回表、先頭の村上宗隆のライナーが左肩付近に当たった。1回は3者凡退に抑え、抜群の立ち上がりを見せた直後の出来事だった。 坂本は前回登板した23日阪神戦(甲子園)で6回3安打1失点と好投。チームの10連敗を止め、今季初勝利を挙げていた。 無死一塁から、2番手で三上朋也投手が緊急登板した。三上はオスナを遊飛、サンタナを遊ゴロ、西浦を中飛に打ち取り、無失点で切り抜けた。

◆ヤクルト山田哲人内野手の1打で先制パンチに成功した。3回2死一、三塁から三上の真ん中に入った136キロカットボールを左中間へ運ぶ2点適時二塁打。 「甘い球はしっかり打ちにいこうという意識で打席に入った。最高の形になってくれた」と振り返った。3戦連続の安打&打点と好調を維持。開幕直後は不振だったキャプテンが、状態を上げてきた。

◆DeNAは先発坂本が2回に左肩付近に打球を受けて降板。ヤクルトは3回2死一、三塁から山田の2点適時二塁打で先制。 ヤクルトは6回2死からオスナが左越え二塁打で出塁。続くサンタナが中堅へ2号2ランを放った。先発金久保は6回まで無失点。 ヤクルトは7回から継投で逃げ切り、連敗を2で止めた。先発金久保はプロ2勝目。DeNAは完封負けで連勝が2で止まった。DeNA三上が1敗。

◆DeNAの連勝が2で止まった。これで本拠地では1勝12敗3分けとなり、今季初勝利した4月4日を最後に、2分けを挟んで8連敗となった。三浦監督は「タラレバになるかもしれないが、あと1本出ていればという展開。(相手先発の金久保に)うまく抑えられた。原因はいろいろあると思うが、こういう結果でホームで勝ちを見せられない。また明日頑張るだけです」と話した。 先発の坂本裕哉投手(23)が、わずか13球で負傷交代した。2回表、先頭村上のライナーが左肩付近に直撃した。1回は3者凡退に抑え、抜群の立ち上がりを見せた直後の出来事だった。三浦監督は「左肩にボールが直撃した。トレーナーに見てもらって治療中です。左肩で利き腕なので大事をとった」と交代の経緯を説明した。 打線は3度得点圏に走者を進めたが、残塁8で今季5度目の完封負け。試合後には、この日から勝敗にかかわらず、試合後に全員がベンチを出て観客にあいさつすることを決めた。三浦監督が発案し、佐野主将と話した上で実施を決めた。三浦監督は「最後までしっかり応援してくれるファンに礼をしよう」と意図を語った。5月の反攻に向けて「そうなるようにやっていくしかない」と前を向いた。【斎藤直樹】

◆エースへの階段を上る。ヤクルト金久保優斗投手(21)が、6回を投げて5安打無失点でプロ2勝目。チームの連敗ストップに貢献した。プロ1年目でトミー・ジョン手術を受けた右腕は、4年目で花が開きつつある。 ギアを上げた。これまで投げきることができずにいた鬼門の6回、先頭から連打を許して無死一、二塁のピンチを招いた。「どうしても投げきりたかった」と強気を取り戻した。150キロ超えの直球を連発させ、4番佐野、5番牧を連続空振り三振。続く宮崎を二ゴロに打ち取ると、グラブをポンとたたいた。 大けががあったから今がある。プロ入り直後からボールを投げられない日々が続いたが、下を向かずにひたむきにもがいた。「高校時代は投げ方はいまいちだった。そこでリセットできて、一から直せたことはいいことだったなと思う」とプラスに捉える。ドラフト同期で同学年の村上が頭角を現す中、地道なフォーム作りに励んだ。リリースポイントが後ろだった欠点を解消した。球速よりも質にこだわる直球。「今の方がしっくりくる」と納得のいくボールをつかんだ。 14日DeNA戦でプロ初勝利を挙げるなど、先発ローテーションに定着。苦難を乗り越えた。この日は最速151キロで6奪三振。「一番の武器は真っすぐ」とキッパリ。右肘への不安はもうない。不動の4番村上のように、投球でチームを引っ張るため、真っ向勝負で腕を振っていく。【湯本勝大】 ▽ヤクルト高津監督(金久保に)「今日のような投球ができれば、計算できる先発投手としてやっていける」

◆DeNA・坂本裕哉投手(23)が先発し、二回途中で負傷降板した。  二回先頭の村上が放った鋭いライナーが左肩付近に直撃した。治療のためベンチへ引き上げ、そのまま降板。この日から1軍に登録された三上が、急きょマウンドに上がった。  坂本は今季途中から1軍に昇格し、ここまで2試合で1勝1敗、防御率3・27。前回登板の23日の阪神戦(甲子園)では6回3安打1失点の好投で白星をつかみ、チームの10連敗を止めていた。この日も一回は三者凡退に抑え、上々の立ち上がりを見せていた。

◆ヤクルトの山田が3試合連続で打点を挙げた。0-0の三回2死一、三塁で三上のカットボールが真ん中付近に来たのを逃さず左中間へはじき返した。飛び込む桑原のグラブをすり抜けて2点二塁打となり「甘い球はしっかり打ちにいこうという意識。最高の形になった」と喜んだ。  4月23日の中日戦で2本塁打を含む3安打3打点と大暴れしたのをきっかけに復調。最近6試合中5試合で安打と打点をマークしている。  開幕前に下半身に故障を抱えた影響から、代名詞でもある打率3割、30本塁打、30盗塁のトリプルスリーに欠かせない盗塁は、まだ試みてすらいない。それでも28日には8年連続で10号本塁打を放ち、一時は2割を切っていた打率も上げてきた。高津監督は「打撃技術のことは詳しく分からないが、体の状態が良くなっているように感じる」と見守っている。

◆ヤクルトが連敗を2でとめた。先発の金久保は6回5安打無失点の好投で2勝目を挙げた。山田が3試合連続で打点を挙げた。0-0の三回2死一、三塁で三上のカットボールが真ん中付近に来たのを逃さず左中間へはじき返した。飛び込む桑原のグラブをすり抜けて、先制の2点二塁打となった。六回にはサンタナが中越え2ランを放ち、リードを広げた。

◆ヤクルトが連敗を2でとめた。先発の金久保は6回5安打無失点の好投で2勝目を挙げた。4月14日に六回途中3安打3失点でプロ初勝利を挙げた相手から再び白星を手にし、「立ち上がりはよくなかったが、修正して投げることができた。ストレートを思い切って投げることができた」と笑顔。「これから勝てる投手になりたいので七回、八回と完投できる投手になりたい」とさらなる成長を誓っていた。

◆ヤクルトは三回に山田の2点二塁打で先制し、六回にサンタナの2号2ランで加点した。金久保が要所を締めて6回無失点で2勝目を挙げ、七回以降は3投手のリレーで得点を許さなかった。DeNAは好機であと一本が出なかった。

◆快勝のヤクルトは、連敗を2で止めた。DeNAには今季負けなしの6勝1分け。3・4月は貯金4の3位で乗り切った。  横浜の夜空に、白球が舞った。2点リードの六回2死二塁。6番に座ったヤクルトの新外国人、サンタナ(前インディアンス)がバックスクリーンへ2号2ランをたたき込んだ。  「オスナが良い形でつないでくれたので、その流れに乗って打つことができた。良いスイングができたと思う」  新助っ人2人で奪った2点だった。2死からオスナ(前パイレーツ)が左翼フェンス直撃の二塁打。続くサンタナは、シャッケルフォードが低めに投じたスライダーをうまくすくった。表情を崩さずダイヤモンドを一周した後、オスナと2人で喜びを分かち合った。  メジャー通算77本塁打を放ったサンタナだが、本塁打への欲は少ない。「しっかりボールを捉えて、強いライナーを打ちたいという気持ち。たまたま上がってホームランになれば」。あくまでも強い打球の延長線上に本塁打がある、という考えだ。  ドミニカ共和国出身で愛称は「ミンゴ」。4月3日にそろって来日し、2週間の隔離生活をともに過ごしたオスナとは、毎日コミュニケーションを取りながら、練習に励む。自身がなかなか成績が上がらない中、活躍を続けた仲間の姿に「いい刺激になるし、同じ立場で異国で野球に挑戦するので、彼が成功できていてうれしい」と発奮材料にしている。  これで3・4月を貯金4の3位と、まずまずの発進となったヤクルト。2年連続最下位からの浮上へ、外国人選手の力は不可欠だった。合流して早々に両助っ人が結果を出し、5月の燕がますます楽しみになった。(赤尾裕希)

◆ヤクルトの新外国人コンビが機能した。2-0の六回、山田と村上が倒れて2死無走者となったが、オスナが二塁打で出塁すると続くサンタナがバックスクリーンへ2ランをたたき込んだ。逆風に負けない大きな来日2号に「オスナがつないでくれた流れに乗って打てた。いいスイングができた」と自賛した。  昨年は村上の後を打つ打者に怖さがなく、4番が勝負を避けられる場面が目立った。補強の狙いがはまった形で、高津監督は「助かったというか、すごく大きかった」とご満悦だった。

◆DeNAは好機を生かせず今季初の3連勝を逃した。一回2死一、三塁で牧が三ゴロに凡退すると、六回無死一、二塁では佐野と牧が空振り三振、宮崎が二ゴロに倒れ、金久保を攻略できなかった。三浦監督は「たらればになるが、一本出ていれば。うまく抑えられた」と唇をかんだ。  4月を終えて本拠地ではまだ1勝しかしておらず、今季初めて負け試合の後に全員がグラウンドに出てファンへあいさつした。三浦監督は「なかなか勝ち試合を見せられていないが、また頑張るだけ」と言葉を絞り出した。

◆ヤクルトは今季2度目の零封勝利で、連敗を2で止めた。先発の金久保優斗投手(21)が、6回5安打無失点の好投でプロ2勝目。6番に座った新外国人、ドミンゴ・サンタナ外野手(28)=前インディアンス=が六回無死2二塁から、中越えへ2号2ランを放ち、勝利に貢献した。高津臣吾監督(52)は投打のヒーローをたたえた。--投打がかみ合って連敗ストップ  「金久保がよく投げました。ジャイアンツ戦で投手が打たれてしまったので、バッテリーミーティングでも、なんとかバッテリーでゲームを作って、勝とうというかけ声があった。その後投げた3人もよく投げた。今日は投手がしっかり抑えることができた。いいゲームだった」  --金久保は、終盤も球速が良かった  「カウントが少し不利になることも多いけど、四球を出したかというと、そうでもない。ストレート自体はすごく力があって、狙っているところでも、真っすぐを投げてファウルを取れる投手。古賀とのバッテリーがすごく良かったと思う」  --山田が先制打。好調が続いている  「やっぱり、ムネ(村上)、哲人(山田)の前に走者を置いて、かえしていくのが理想の形。あそこで、長打で2点を取れたし、彼らしい、いいバッティングだった。本当にに集中して打席に立っているように感じました」  --六回にはサンタナが2号2ラン  「あのホームランはたしかに大きかった。あと1、2点取れていたら、打線としては100点に近かった。2死走者無しから、オスナとサンタナの2人で点を取った。すごく価値のあるホームランだったと思います」  --先発が踏ん張ったことがこれから先にも生きてくると思う  「ゲームを引っ張っていくのは先発投手だと思う。リリーフの負担などを考えたら、できるだけ長いイニング、多い球数を投げてもらうのが理想の形」  --金久保にも期待したい  「状態を見ながらになるが、きょうのようなピッチングができれば、ある程度の計算ができる先発投手としてやっていける感じはします」

◆三回2死一、三塁から、山田が左中間へ決勝の2点二塁打を放った。カウント2-1から三上が投じたカットボールをはじき返し「バッティングカウントだったので、甘い球はしっかり打ちにいこうという意識で打席に入りました。最高の形になってくれました」。3試合連続打点と好調を維持する主将を高津監督は「彼らしい、いい打撃だった。集中して打席に立っているように感じた」とたたえた。

◆雲一つない横浜の夜空に、白球が舞った。六回2死二塁から、サンタナが中越えへ2号2ラン。試合後は「とてもいい感触で打てて、勝利に貢献できてとてもうれしい」と笑みを浮かべた。  新助っ人2人で勝利をたぐり寄せた。六回に2死からオスナ(前パイレーツ)が左翼フェンス直撃の二塁打。続くサンタナがシャッケルフォードが低めに投じたスライダーをうまくすくってアーチをかけ「オスナがいい形でつないでくれたので、その流れに乗って打つことができました」とうなずいた。  普段から練習をともにし、日本の投手の球種や攻め方について意見交換する2人。「いい刺激になるし、同じ立場で異国で野球に挑戦するので、彼が成功できていてうれしい」とサンタナ。メジャー通算77発を誇り、「ミンゴ」の愛称で親しまれる右の大砲が、一本でも多く勝利に導く一撃を放つ。

◆ヤクルトは30日、DeNA7回戦(横浜)に4-0で今季2度目の零封勝ちを収め、連敗を2でストップ。先発の高卒4年目右腕、金久保優斗投手(21)が6回5安打無失点の好投でプロ2勝目を挙げた。打線は2点リードの六回、新外国人のドミンゴ・サンタナ外野手(28)=前インディアンス=が2号2ランを中越えに運んだ。DeNA戦の開幕6連勝(1分けを挟む)は、球団では1954年以来67年ぶりとなった。  マウンド上の21歳は、最後まで堂々と真っすぐで勝負した。六回2死一、二塁。金久保は、宮崎をこの日最速となる151キロの直球で二ゴロに打ち取り、うなずいた。  「前回が悔しい結果だったので、今日はどうしても六回を投げ切りたかったので、ギアを上げて投げました」  ピンチでも動じなかった。六回は先頭・大和、続くオースティンに連打を浴びて無死一、二塁となったが、佐野と牧を連続で空振り三振に。「一番の武器」である直球でカウントを稼ぎ、決め球に変化球を選択。宮崎は速球で料理した。  投手の原点である直球を見つめ直した。4月22日の敵地・広島戦で五回途中までに3失点。中7日の調整期間は体の開きを抑え、打者に向かっていくようにフォームを修正。この日は内角を突く攻めの投球も見せ、プロ2勝目を手にした。  幼少期、野球好きの父・哲広(あきひろ)さんに受けたアドバイスも意識し続けた。「球速を上げるよりも、球の質が良ければ打たれない」。父の言葉を胸に練習に励み、最速152キロを誇る投手に成長。今回の登板間の調整にも生かし「(父の)おかげで、いい真っすぐになっているのかな」と感謝した。  村上と同期入団のプロ4年目。苦しいリハビリ期間も成長につながる時間になった。千葉・東海大市原望洋高から入団して1年目に右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術を受け「最初は沈みがちだった」。同年は2軍でも1試合の登板。先の見えない日々を乗り越えると「その期間がすごく大事だったと思う」と言えるようになった。 その他の写真(2/2枚)  4月27、28日の巨人2連戦は田口とスアレスがともに4回6失点。先発が序盤に崩れたが、金久保の活躍で連敗を2でストップ。開幕3連敗から始まり、新型コロナウイルスの影響で青木、内川らが離脱する苦境もあったが、貯金4の3位で4月を終えた。  ヒーローインタビューで「ローテーションの役割を果たせるように一勝一勝、積み重ねていきたい」と誓った背番号48。DeNA打線に投じた106球が、将来有望な右腕を成長させた。(赤尾裕希)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
2090 0.690
(↑0.011)
-
(-)
114135
(+4)
83
(+2)
31
(-)
21
(+1)
0.259
(↑0.001)
2.740
(↑0.03)
2
(-)
巨人
16104 0.615
(↓0.025)
2.5
(↓1)
113129
(+2)
101
(+3)
34
(-)
22
(-)
0.258
(↓0.003)
3.240
(↑0.01)
3
(-)
ヤクルト
14104 0.583
(↑0.018)
3.5
(-)
115116
(+4)
112
(-)
31
(+1)
18
(+1)
0.246
(-)
3.770
(↑0.15)
4
(-)
広島
13152 0.464
(↓0.017)
6.5
(↓1)
11397
(+2)
113
(+4)
23
(+1)
15
(-)
0.260
(↓0.001)
3.410
(↓0.03)
5
(-)
中日
11154 0.423
(↑0.023)
7.5
(-)
11380
(+3)
90
(+2)
11
(+1)
13
(-)
0.227
(↑0.001)
2.780
(↑0.03)
6
(-)
DeNA
6214 0.222
(↓0.009)
13
(↓1)
11296
(-)
154
(+4)
20
(-)
6
(-)
0.227
(↓0.001)
4.850
(↑0.03)