西武(★2対5☆)ロッテ =リーグ戦6回戦(2021.04.29)・メットライフドーム=
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ロッテ
4000100005801
西武
2000000002400
勝利投手:岩下 大輝(3勝2敗0S)
(セーブ:益田 直也(0勝3敗5S))
敗戦投手:伊藤 翔(0勝1敗0S)

本塁打
【ロッテ】マーティン(10号・1回表2ラン)

  DAZN
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◆ロッテは初回、マーティンの2ランと井上、高部の連続適時打で4点を先制する。2点リードで迎えた5回表には、安田の犠飛で追加点を挙げた。投げては、先発・岩下が6回2失点の好投で今季3勝目。敗れた西武は、先発・伊藤が誤算で、打線も3回以降は無安打と振るわなかった。

◆ロッテのレオニス・マーティン外野手(33)はここまでリーグ最多の9本塁打。ロッテの選手がパ・リーグ一番乗りで10号を打つと、85年落合以来になる。球団36年ぶりのリーグ最速10号を今日決めるか。

◆ロッテは1回、マーティンの10号2ランで先制。井上、高部の適時打で4点差に広げた。西武は中村の適時打などで2点返した。 2点リードのロッテは5回1死二、三塁で、4番安田の犠飛で3点差に突き放した。西武は3回以降無安打に打ち取られた。 逃げ切ったロッテが連敗を2で止め、3位をキープした。初回の失点が響き敗れた西武は、再び借金が1となった。 ロッテ岩下が3勝、益田が5セーブ目、西武伊藤が1敗目。

◆西武は序盤の大量失点が、そのまま黒星に結びついた。 先発伊藤が1回もたずに4失点で降板。直後に2点差に詰めよるも、追加点がなく5回に手痛い失点を喫した。今季3回までに複数失点した試合は8戦全敗。"必敗条件"を覆すことができず、辻発彦監督は「これが野球ですよ。これがあるあるだから。初回こういう展開なったらこうなる。あの(5回の)1点がきつかったですね」。再び借金1を背負った。 ▽西武伊藤(今季2度目先発も1回もたず、1死を奪っただけで2安打3四球4失点で降板)「申し訳ない気持ちです」

◆西武のルーキー若林楽人外野手が、両リーグ最速となる10盗塁をマークした。5回に四球を選び出塁すると、スパンジェンバーグの打席でエンドランを仕掛け二盗成功。若林は「自分の目標として掲げている盗塁王に向けて、3月、4月はしっかりやってこられたかなと思います」と走塁に手応えをつかんだ。6回にはダイビングキャッチで、中堅手として守備でも安定したプレーを披露した。 一方、この試合で22打席連続無安打となり、打撃では苦戦を強いられている。「打てない時でも走塁と守備でチームに貢献したいと思っています。なおかつ打てれば、さらにチームに貢献できますので、しっかりと取り組んでいきます」と、走攻守で存在感を発揮していく。

◆西武は序盤の大量失点が重くのしかかり、3連戦3連勝を逃した。 先発の伊藤翔投手が1回もたず、1死を奪っただけで4失点降板。直後に源田壮亮内野手の三塁打をきっかけに2点を返したが、3回以降は無安打に抑えられた。勝てば3位浮上も、敗れたため再び借金生活に逆戻り。辻発彦監督は「野球あるある」と受け止め、9連戦1カード目を終えた。 ? -初回4点が重かった もちろん、言われる通り。そりゃそうさ、そらそうよ。 -伊藤は先発と中継ぎで内容が違う そうだね。まあ、精神的なものは本人しか分からんけど、やっぱり違うんだろうね。前回もそうだったけど。こういう(先発不足の)状態だからね、先発託したけど、残念ではあるね。 -2番手松本が、5回2/3を1失点といい投球 まあ、スピードも出たり、腕振れて投げられたんでね、良かったと思う。これだけは分からないって。先発したやつの中で負けているとき投げるのは。ただこう、投げっぷりは良くなってきたよね。 -今後、配置転換 もちろん考える。そのためにそうしてんだから。 -打線は2点すぐ返したが これが野球ですよ。これがあるあるだから。初回こういう展開なったらこうなる。だからその次の1点をどっちが取るかというところで先に1点を取れなかった。4-3になっとけば全然変わってきたけど、先に向こうに1点取られたもんね。あの1点がきつかったですね。 -ロッテ先発の岩下攻略難しかったのか まあ、全体的にウチの打線が調子いいわけじゃないから、まあそういうところだと思うんだけど。そんなにいいとは思わなかったけどね。結局ブランドン、若林、対戦が初めてに近いようなね。山田もそうです。やっぱり、いいピッチャーを、ローテーションピッチャーを打つには、ある程度感覚的には分からないとね、難しいと思う。 -栗山休養はDHの絡み もちろんそうです。 -下で山川スタメン予定だったが 今日試合できなかったんだから、また下でしっかり試合できるって形なれば。 -守備もできて走れてから 当たり前。それでないとダメでしょ。やっぱり(けがが)足なんだから、しっかり走れて守れて打ててじゃないと。代打でいくわけじゃないからね。 -メヒアも下で昨日打ったが昇格は いや、上げないですよ。まだ体調が万全じゃないですよ。

◆2日連続の"確信弾"がメットライフドーム右翼席奥に突き刺さった。 ロッテ・マーティンは初回無死一塁、シュート回転で甘く入った直球を強振。西武伊藤から、リーグ最速となる10号2ランを放った。「真っすぐが多かったので真っすぐ狙いで。積極的にいきました」。悠々と1周した。 リーグ最速の2ケタ本塁打到達は、球団では85年の落合博満氏以来36年ぶり。自身3年連続の2ケタで、来日50本にあと1本に迫った。「ホームランバッターじゃないので、数字のことは考えたくない。チームのために何ができるか。(本塁打は)結果として出てる感じです」。本塁へ強風が吹くZOZOマリンに本拠地を移して以降、ロッテから本塁打王は出ていない。欲を見せてもよさそうだが、おごらない。 予告弾でもあった。この日は同い年のジャミラ夫人の誕生日。試合前に電話で「私のために1本打って」とおねだりされていた。「結果が出てよかった」と無事に先制アーチをプレゼント。30日楽天戦(楽天生命パーク)からは同郷で旧知の仲の新外国人エチェバリアが1軍に合流する。「とてもうれしい。一緒にチームの勝利に貢献していきたいと思います」。連敗は2で止まった。共闘して、仙台でも大きな弧を描く。【鎌田良美】 ? ▽ロッテ岩下(6回2失点、開幕1カ月で3勝)「真っすぐが後半よかったので、それに尽きる。連勝を重ねないとプラスにはならないので、貯金をつくれるようにやっていきたい」 ▽ロッテ井口監督(初回に4得点と畳み掛け)「つなぎ(継投)でくるのは分かっていたので、早い回にしっかり点を取って応えてくれた。明日からまた6連戦あるので、しっかりやっていきたい」

◆2日連続の"確信弾"がメットライフドーム右翼席奥に突き刺さった。 ロッテ・マーティンは初回無死一塁、シュート回転で甘く入った直球を強振。西武伊藤から、リーグ最速となる10号2ランを放った。「真っすぐが多かったので真っすぐ狙いで。積極的にいきました」。悠々と1周した。▼マーティンがパ・リーグ10号一番乗り。ロッテの選手がリーグ一番乗りで10号を打ったのは、85年落合以来36年ぶり8人目(10度目)。ロッテは現12球団でリーグ10号一番乗りから最も遠ざかっていた。

◆ロッテのレオネス・マーティン(33)が「2番・右翼」でスタメン出場し、一回無死一塁で西武先発の伊藤から先制の右越え10号2ランを放った。マーティンは今季3度目の2試合連続本塁打。本塁打数はリーグトップで、来日通算50号に残り1本と迫った。

◆西武の先発、4年目の伊藤翔投手(22)が、まさかの大乱調。一回に1死を奪っただけで交代を告げられた。  今季2度目の先発となった伊藤は先頭の荻野に四球を与えると、続くマーティンに右越え先制2ランを被弾。中村奨にはストレートの四球。4番の安田は右飛に抑えたが、右翼フェンス手前まで飛ばされるあわや本塁打という当たりだった。  5番の角中にも四球。この打席に暴投で一走の中村奨の二進を許しており、6番・井上の右前適時打で3点目を与えて一、三塁とされたところで交代を告げられた。  2番手の松本も高部に中前適時打を許したため、伊藤は1/3回2安打、3四球、4失点の内容。わずか32球での降板となり、マウンド上でぼう然とした表情を浮かべていた。

◆ロッテ・荻野貴司外野手(35)が「1番・中堅」でスタメン出場し、4-2の五回無死から右前打で出塁し、16試合連続安打を記録した。  プロ12年目の今季は開幕から全試合、1番打者でスタメン出場。4月11日の西武戦(ZOZOマリン)から安打を続けている。

◆ロッテは一回にマーティンの10号2ランと井上、高部の連続適時打で4点を先行し、五回に安田の犠飛で1点を加えた。岩下が6回を4安打2失点で3勝目を挙げた。西武は伊藤が乱調で一回を投げ切れず降板。再び勝率5割を切った。

◆西武は今季2度目の先発となった伊藤が誤算で一回に打者6人に対し2安打、3四球の4失点で降板。打線は直後に2点を返したが、三回以降は無安打に抑えられ、連勝は2で止まった。辻監督の主な一問一答は以下の通り  --初回の4点が重かった  「言われる通り。そりゃそうさ、そらそうよ」  --伊藤は先発だと結果を出せない  「そうだね。精神的なものは本人しかわからんけどやっぱり(中継ぎと)違うんだろうね、前回もそうだったけど。残念ではあるね」  --2番手の松本がいい投球を披露  「スピードも出たり、腕も振れて投げられていたんでね、よかったと思うけど、これだけは分からない。先発していた選手が、中継ぎで負けているときに投げるのは。ただこう、投げっぷりはよくなってきたよね」  --配置転換は  「もちろん考える。そのためにそうしてんだから」  --4失点後に2点をすぐかえしたが  「これが野球ですよ。これが"あるある"だから。初回にこういう展開なったらこうなる。だから次の1点をどっちが取るかというところで、先に点を1点を取れなかった。3-4になっとけば全然変わってきたけど、先に向こうに1点取られたもんね。あの1点がきつかったですね」  --2軍戦は雨で中止になったが、けがで離脱していた山川がスタメン出場予定だった  「今日、試合ができなかったんだから、また下でしっかり試合できるって形になれば」  --(1軍復帰は)守備もできて走れてから  「当たり前。それでないとダメでしょ。やっぱり(けがしたのが)足なんだから、しっかり走れて守れて打てて、じゃないと。代打でいくわけじゃないからね」

◆西武の伊藤は立ち上がりから制球が定まらず、一回途中4失点でノックアウトされた。1番荻野を歩かせた直後にマーティンに先制2ランを浴び、さらに2四球から失点を招いてマウンドを降り「申し訳ないです」とうつむいた。  開幕から中継ぎで好投。先発の座が回ってきたが、22日のオリックス戦でも四回途中で降板しており、2試合連続で白星をつかめなかった。苦しい台所事情でやりくりが続く辻監督は「こういう状況だから先発を託したけど、残念」と話した。

◆西武のドラフト4位・若林楽人外野手=駒大=が「9番・中堅」で3試合ぶりに先発出場。五回の第2打席で四球による出塁後に二盗を決め、両リーグ最速で10盗塁に到達した。  「自分の目標として掲げている盗塁王に向けて3月、4月はしっかりやってこれたかな、と思います」  六回の守備では飛球をスライディングキャッチするなど好捕も披露。ここまで22打席連続無安打ではあるが、「打てない時でも走塁と守備でチームに貢献したいと思っています」と好不調の波が小さいとされる足と守備での活躍を誓った。さらに「なおかつ打てれば、さらにチームに貢献できますので、しっかりと取り組んでいきます」と打撃復調も目指す。

◆ロッテの岩下が6回2失点で3勝目を挙げた。一回に4点を先制してもらいながらその裏に2点を失う不安定な立ち上がりだったが、二回以降はわずか1安打。力のある直球にカーブを織り交ぜて的を絞らせず「リズムを崩すことなく投げられた」と収穫を口にした。  昨季は7勝を挙げ、7年目の今季は開幕ローテーションに入ってチームを支えている。「気を引き締めて、いい感じでスタートを切れている。強いボールを投げることを意識してやりたい」と力強かった。

◆ロッテのレオネス・マーティン外野手(33)が一回無死で右越えに先制2ラン。球団では1985年の落合博満氏以来、36年ぶりにリーグ最速の10号を放った。  「味方投手を助けたかった。チームの勝利につながってうれしい」 ■勝利呼び込む2戦連発  カウント2-2から伊藤の直球を強振。今季3度目の2試合連続アーチで、勝利の糸を手繰り寄せた。落合氏については「名前だけは知っている」。三冠王3度などの大記録は知らず、自身の本塁打量産にも無頓着だが、貴重な一発でチームの2連敗を止めた。  この日、33歳の誕生日を迎えた夫人のジャミラさんと試合前に電話で話したといい「『私のために1本打って』といわれていた。結果につながって良かったよ」。パ・リーグ本塁打王は、愛妻へのバースデーアーチを喜んだ。 ■日本通算50号にも王手  30日には大リーグ通算922試合出場の新外国人・エチェバリア(前ブレーブス)が1軍に合流する。マーティンは「一緒にやれて光栄」と共闘を待ちわびる。好調な助っ人はあと1本で日本通算50号。86年の落合氏以来となるロッテからの本塁打王誕生にも期待がかかる。(山口泰弘)

◆先発の岩下が6回4安打2失点で3勝目。一回に3安打で2点を奪われたが、二回以降は内野安打1本に抑え、「狙われる球が一緒だったんで(ストライク)ゾーンで勝負することを考えて」とコースを意識するように修正した。リーグトップタイの勝利数にも「連勝を重ねていかないとプラスにならない」と気を引き締めた。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
1396 0.591
(-)
-
(-)
115106
(-)
95
(-)
21
(-)
8
(-)
0.229
(-)
3.230
(-)
2
(-)
ソフトバンク
15113 0.577
(↑0.017)
0
(↓0.5)
114116
(+2)
105
(+1)
25
(+2)
12
(-)
0.260
(↓0.003)
3.480
(↑0.09)
3
(-)
ロッテ
14124 0.538
(↑0.018)
1
(↑0.5)
113145
(+5)
111
(+2)
28
(+1)
21
(-)
0.244
(-)
3.590
(↑0.05)
4
(-)
西武
12133 0.480
(↓0.02)
2.5
(↓0.5)
11593
(+2)
112
(+5)
17
(-)
28
(+1)
0.223
(↓0.003)
3.980
(↓0.04)
5
(-)
ORIX
10136 0.435
(-)
3.5
(-)
114100
(-)
98
(-)
20
(-)
7
(-)
0.241
(-)
3.020
(-)
6
(-)
日本ハム
9154 0.375
(↓0.016)
5
(↓0.5)
11585
(+1)
124
(+2)
14
(+1)
15
(-)
0.221
(↓0.002)
4.010
(↑0.06)