オリックス(0対0)楽天 =リーグ戦5回戦(2021.04.28)・京セラドーム大阪=
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楽天
0000000000310
ORIX
0000000000200
勝利投手:-
敗戦投手:-
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◆オリックスの先発・山本は、初回に無死二塁のピンチを招くも無失点で切り抜ける。その後は危なげなく、9回を投げて相手に得点を許さなかった。対する楽天は、先発・則本昂が8回2安打無失点。最終回は松井が踏ん張り、息詰まる投手戦は0-0のまま、規定により引き分けに終わった。

◆楽天鈴木大地内野手(31)は27日の試合で4安打するなど、今季のオリックス戦は打率5割6分3厘と好相性。 今日の先発山本は、通算で34打数6安打の打率1割7分6厘の相手だが、勢いのままに苦手攻略となるか。

◆オリックス先発山本と楽天先発則本昂はともに危なげない投球で滑り出した。いずれも被安打1で、序盤の3回を無失点に抑えた。 オリックスは5回、2死から紅林が二塁打で出塁したが則本昂が宗を遊飛に抑えて先制を許さない。山本も盤石の投球が続いた。 両軍ともに打線に決め手を欠いて引き分けた。オリックスは3試合連続のドロー。2連勝中の楽天も痛み分けの1戦になった。

◆楽天則本昂大投手(30)が、8回無失点と好投し、オリックス山本と息詰まる投手戦を演じた。 最速156キロの速球を軸に、スライダー、チェンジアップ、フォーク、カーブと多彩な変化球を駆使。山本も9回無失点と快投し、パリーグでは今季初の0-0での引き分け、今季最短の2時間12分で試合が終了した。

◆オリックスは25日日本ハム戦(4-4)、27日楽天戦(5-5)に次いで3試合連続で引き分け。 チーム3試合連続引き分けは08年8月29~31日のソフトバンクと西武以来、13年ぶりのプロ野球最多タイ。オリックスでは阪急時代の77年4月24~26日に次ぎ、44年ぶり2度目。

◆楽天は、先発の則本昂大投手(30)とオリックス先発の山本由伸との「球界最高峰の速球派」の対戦で今季パ・リーグでは初となる0-0で引き分けた。 最速156キロの速球を軸に、カットボールなどキレのある変化球を織り交ぜる山本に対し、積極的なスイングで攻撃したが、打ち崩せず。散発の3安打で2試合連続の引き分けに終わった。 石井一久GM兼監督(47)は「相手チームのエースと投げ合えるだけのパフォーマンスをしっかり出してくれたし、ああいう投げ合いをしていくのがすごく大事。フォークも良かったし、真っすぐもすごく押し込んでたし、無駄な失点を与えられないという闘争心をしっかり持って投げてくれてた」と8回無失点と好投した則本昂を評価した。 打線については「結果論ではなくて、今日はすごくいいアプローチをしてくれて、結果的に打てなかったかもしれないし、いい当たりがなかったのかもしれないですけど、僕の中では雰囲気のある攻撃の仕方をしてくれたかなと思います。負け惜しみとかじゃなくて、冷静に見てて、少し打線が上向きになりそうな感じのアプローチはしてくれたなと思います」と今後に期待した。

◆オリックスはエース山本由伸投手(22)の9回0封も報われず、77年4月24日ロッテ戦ダブルヘッダーと同26日南海戦以来、44年ぶり2度目の3試合連続引き分けを演じた。9回2死後、2四球でサヨナラ機を築いたが、T-岡田の見逃し三振で今季6度目のドローだ。 楽天則本昂との投げ合いはスピードアップ。両者譲らず、試合時間は今季両リーグ最短の2時間12分。山本も「9回を上がる時もまだ8時来てなかった。ビックリしました。ちょっと時計がおかしいのかと」と目を丸くした。9回を圧巻の96球無失点。最速156キロでカットボールも効いた。 エースの振る舞いだ。1回1死三塁の先制機を招くとあえて投球間隔を長くした。「ピンチはもともと慎重に行く。特に立ち上がりなので、しっかり自分の感覚を確かめながら落ち着いて投げた」。2回以降はストライク先行でグイグイ攻める。3月の開幕戦以来、頓宮とバッテリーを組み、繊細さと大胆さを鮮やかに切り替える快投を見せた。 ▲チーム3試合連続引き分けは08年8月29~31日のソフトバンクと西武以来、13年ぶりのプロ野球最多タイ。オリックスでは阪急時代の77年4月24~26日に次ぎ、44年ぶり2度目。

◆楽天則本昂大投手が「球界最高峰の速球派」対決で本領を発揮した。9回無失点の山本と投手戦を演じ、8回2安打無失点。 速球は39球中33球で150キロを超え、最後の98球目に最速タイの156キロをマークするパワーピッチングだった。「相手が山本君だったのでシビアな戦いになると覚悟を持って、マウンドに上がった。勝ちきりたかったですけど、負けなかったことが良かった」と振り返った。 自らのエゴは捨て、勝負に徹した。8回を終え、98球と完封も視野に入る状況ながら、小山投手コーチから「どうだ?」と聞かれ、「ちょっと限界です」と伝えた。初回から全力で飛ばし「自分の感覚では7回くらいからコントロールのばらつきがあったので、松井にいってもらった方がゼロに抑える確率が高いと思った」。冷静な判断でマウンドを譲り、リーグでは今季初となる0-0の引き分けで首位をキープした。 楽天石井GM兼監督(8回無失点の則本昂の好投に)「相手チームのエースと投げ合えるだけのパフォーマンスをしっかり出してくれた。フォークも良かったし、真っすぐもすごく押し込んでたし、闘争心をしっかり持って投げてくれた」

◆オリックスはエース山本由伸投手(22)の"完封"も報われず、77年4月24日ロッテ戦ダブルヘッダーと同26日南海戦以来、44年ぶり2度目の3試合連続引き分けを演じた。9回2死後、2四球でサヨナラ機を築いたが、T-岡田の見逃し三振で今季6度目のドローだ。 楽天則本昂との投げ合いはスピードアップ。両者譲らず、試合時間は今季両リーグ最短の2時間12分。山本も「9回を上がる時もまだ8時来てなかった。ビックリしました。ちょっと時計がおかしいのかと」と目を丸くした。9回を圧巻の96球無失点。最速156キロでカットボールも効いた。 エースの振る舞いだ。1回1死三塁の先制機を招くとあえて投球間隔を長くした。「ピンチはもともと慎重に行く。特に立ち上がりなので、しっかり自分の感覚を確かめながら落ち着いて投げた」。2回以降はストライク先行でグイグイ攻める。3月の開幕戦以来、頓宮とバッテリーを組み、繊細さと大胆さを鮮やかに切り替える快投を見せた。 山本は中5日で5月4日の敵地西武戦に先発する方向で、今後はカード初戦の「火曜日の男」になる。中嶋監督は「勝ってもいないけど負けてもいないと思うべきか」と複雑な表情。大黒柱で白星を量産するためにも2安打無得点の打線が奮起したい。【酒井俊作】 ▼オリックスは25日日本ハム戦(4-4)、27日楽天戦(5-5)に次いで3試合連続で引き分け。チーム3試合連続引き分けは08年8月29~31日のソフトバンクと西武以来、13年ぶりのプロ野球最多タイ。オリックスでは阪急時代の77年4月24~26日に次ぎ、44年ぶり2度目。

◆オリックスは25日日本ハム戦(4-4)、27日楽天戦(5-5)に次いで3試合連続で引き分け。チーム3試合連続引き分けは08年8月29~31日のソフトバンクと西武以来、13年ぶりのプロ野球最多タイ。オリックスでは阪急時代の77年4月24~26日に次ぎ、44年ぶり2度目。

◆オリックスの2年目、19歳の紅林が長打力を見せた。五回2死無走者で、則本昂の初球カーブにしっかりとためて左中間にはじき返し、二塁を陥れた。三回の第1打席では高めの速球を捉え切れずに中飛に倒れたが、次の打席で対応して非凡なセンスを感じさせた。  次代を担う大型内野手として期待は大きく、先発出場はこの日で24試合目。ただ、打率は2割台前半と1軍の壁にぶつかっている。「2番・遊撃」で先発した前日27日は、5打数無安打と振るわなかった。「一年間、ずっと1軍にいられるように頑張りたい」と臨んだシーズンで、好投手から放った一打をきっかけにできるか。

◆両先発投手が互いに譲らずに快投し、九回引き分け。オリックスの山本は3安打無失点、96球で投げ切った。一回1死三塁を脱して勢いに乗った。楽天は則本昂が8回を2安打に抑え、三塁を踏ませなかった。九回は松井がしのいだ。

◆オリックスは楽天の先発・則本昂の好投の前に得点を奪えず、25日の日本ハム戦(札幌ドーム)から3試合連続で引き分けとなった。  オリックス先発の山本が9回を3安打無失点と完投するが、打線の援護がなく、4勝目とはならず。チームの3試合連続引き分けは、前身の阪急時代の1977年以来、44年ぶりとなった。  中嶋監督は「勝ってはいないですけど、負けてもいないと思うべきなのか、勝つべき試合を落としていると思うべきなのか。それでもね、なんとかやっていきたいと思います」とコメントした。

◆まれに見るハイレベルな投手戦に、両監督は感服の様相だった。オリックスは大黒柱の山本を援護できずに3試合連続ドローとなったが、中嶋監督は「本当に見応えのある、すごい投手の投げ合いだなと」と好ゲームへの敬意を表した。  楽天の石井監督は、山本相手に譲らなかった則本昂の力投を「無駄な失点を与えられないという、闘争心を持って投げてくれた」と評価。「相手エースと投げ合えるだけのパフォーマンスを出してくれた。ああいう投げ合いが大事」と今季の復活を喜んだ。

◆白熱の投手戦だった。新旧奪三振王の投げ合い。だが、勝たなければ、自宅で声援を送るオリックスファンは喜ばない。先発・山本の9回無失点の完投も報われず、無念のスコアレスドロー。球団では44年ぶりとなる3試合連続引き分けに終わった。中嶋監督は楽天・則本昂の快投に脱帽するしかなかった。  「(則本昂は)いや~、よかったですね。本当に見ごたえのあるというか。当事者の方なんですけど、本当にすごい投手の投げ合いだなと思いましたね。球速あり、フォークボールの落差あり、制球あり。本当になかなか(攻略は)難しかったですけどね」  好機をほとんど作れなかった。則本昂を前に得点圏に走者を進めたのは五回2死二塁のみ。九回に楽天の守護神、松井の制球難に乗じ、2死一、二塁と攻めたが、T-岡田は見逃し三振に終わった。  25日の日本ハム戦(札幌ドーム)から3試合連続の引き分けは、1977年の阪急時代以来44年ぶり。波に乗り切れない状態が続いているが、指揮官は「勝ってはいないですけど、負けてもいないと思うべきなのか、勝つべき試合を落としていると思うべきなのか。それでもね、なんとかやっていきたいと思います」と懸命に前を向いた。  好投を続ける先発陣に応えるべく、打線の奮起が求められる。(西垣戸理大)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
1396 0.591
(-)
-
(-)
115106
(-)
95
(-)
21
(-)
8
(-)
0.229
(↓0.004)
3.230
(↑0.12)
2
(-)
ソフトバンク
14113 0.560
(↓0.023)
0.5
(↑0.5)
115114
(+3)
104
(+4)
23
(+2)
12
(+1)
0.263
(-)
3.570
(↓0.02)
3
(-)
ロッテ
13124 0.520
(↓0.022)
1.5
(↓0.5)
114140
(+2)
109
(+3)
27
(+1)
21
(-)
0.244
(↓0.004)
3.640
(↑0.01)
4
(-)
西武
12123 0.500
(↑0.022)
2
(↑0.5)
11691
(+3)
107
(+2)
17
(+2)
27
(+1)
0.226
(↑0.001)
3.940
(↑0.11)
5
(-)
ORIX
10136 0.435
(-)
3.5
(-)
114100
(-)
98
(-)
20
(-)
7
(-)
0.241
(↓0.006)
3.020
(↑0.12)
6
(-)
日本ハム
9144 0.391
(↑0.027)
4.5
(↑0.5)
11684
(+4)
122
(+3)
13
(+1)
15
(-)
0.223
(↑0.002)
4.070
(↑0.04)