広島(★対13☆)DeNA =リーグ戦5回戦(2021.04.28)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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DeNA
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広島
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勝利投手:平田 真吾(1勝0敗0S)
敗戦投手:床田 寛樹(1勝2敗0S)

本塁打
【DeNA】オースティン(2号・3回表2ラン),桑原 将志(1号・7回表ソロ)

  DAZN
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◆DeNAは1点ビハインドの2回表、嶺井の2点適時打で逆転に成功する。その後は3回にオースティンの2ラン、7回には桑原のソロが飛び出すなど、終わってみれば18安打で13得点を挙げた。投げては、2番手・平田が今季1勝目。敗れた広島は、投手陣が振るわなかった。

◆広島OB新井貴浩氏(44)が始球式を務めた。 「結束! 侍ジャパンナイター」と銘打たれ、真っ赤な侍ジャパンのユニホームを身にまとい登場。 マウンドには上がらず、マウンド手前から山なりの球を投げた。「久しぶりに日本代表のユニホームを着用させてもらい、重みを感じました。2019年3月の引退セレモニー以来、2回目の始球式でしたが、マウンドは神聖な場所なので、汚さないよう1歩前から投げさせていただきました。自己採点は100点満点です! 今年の侍ジャパンのメンバーはまだ決まっていませんが、個人的にはキーマンはカープの鈴木誠也選手と菊池涼介選手だと思いますので、期待したいです」 06年WBCや08年北京五輪で日本代表として出場した新井氏は広島の後輩たちの世界舞台での活躍を期待した。

◆DeNA打線がつながった。2回に嶺井の適時二塁打で2点、3回にオースティンの2ランなどで3点。2イニング連続で複数得点を挙げたのは、1日ヤクルト戦(1回2点、2回7点)以来27日ぶりとなった。 嶺井は「(先発)京山が頑張っているのでなんとかしたい気持ちでした。ランナーをかえすことができてよかった。自分がやれることを精いっぱいやるだけです」と興奮気味に話した。

◆広島は1回に押し出し四球で先制も、DeNAが2回に嶺井の2点二塁打で逆転。3回にはオースティンの2ランなどで3点追加。 広島先発床田は4回5失点降板。DeNA先発京山は5回1死から3連続長短打で失点。3点リードも、4回1/3で降板となった。 8回終了で降雨コールドが成立し、終盤大量得点のDeNAが連敗ストップ。2番手平田が今季初勝利。広島は勝率5割に逆戻り。

◆広島先発床田寛樹投手(26)が4回7安打で今季ワースト5失点(自責4)で2敗目を喫した。1-0の2回に2死から3連打で2失点し、3回はオースティンに左越えの2ランを浴びるなどさらに3点を失った。左腕は「真っすぐは良かったんですけど、スライダーが良くなかった」と振り返り、「点を取ってもらった後をしっかり抑えられるようにやっていきたい」と切り替えた。

◆今季最多の18安打13得点で連敗を3で止めた、DeNA三浦大輔監督(47)の試合後の一問一答。 -18安打13点は今季最多だった。打線をどう見たか。 三浦監督 本当にこの天候の中でも、みんな修正して、打席に入ったと思う。 -打線がつながったが。 三浦監督 先制されたけど、2死からつなげて逆転できて、流れを引き戻せたと思う。 -先発の京山については。 三浦監督 立ち上がりも、次の回も先頭打者を出して苦しかったけど、打球も当たったけど。5回はもうひと踏ん張りでしたね。 -打線は。 三浦監督 オースティンも佐野も徐々によくなっている。このままどんどん上がっていってほしい。 -牧が2打席連続適時打。 三浦監督 しっかり勝負どころでランナーをかえしてくれた。 -外国人はソトも打った。2人については 三浦監督 状態は徐々にに打席数を重ねるごとに上がっている。 -シャッケルフォードとエスコバーは。 三浦監督 いい働きをしてくれた。シャックはちょっと力が入っていたけど、しっかり仕事をしてくれた。 -京山の交代期はどうか。これまで入江らに「乗り越えてほしい」というような形があったが 三浦監督 打球が当たったけど、本人の強い意思で続投した。徐々に(投球が)上ずってきた。あそこまでという判断。ズルズルいかないようにと。あそこは投げきってほしかったけど。

◆広島西川龍馬外野手(26)がDeNA5回戦(マツダスタジアム)でチーム唯一の適時打を放ち、連続打点を4試合に伸ばした。4番起用となった23日巨人戦(東京ドーム)から5試合連続安打と状態を上げている。3番の鈴木誠とともに打線をけん引する。チームは9安打も投手陣が13失点と崩壊し、9回表無死降雨コールドゲームで連勝が3でストップ。勝率5割に逆戻りした。降雨コールドとなった大敗の中で、広島が最後に奪った1得点が次戦への希望となった。4点ビハインドの5回だ。1死から連打で二、三塁とし、4番西川はフルカウントからDeNA先発京山の外角カットボールにバットを合わせて左前に運んだ。1回も1死一、三塁で四球を選んでおり「また得点圏で回ってきたので、つなぐ気持ちでいきました」と振り返った。 今季初めて4番に起用された23日巨人戦から全5試合で安打を放ち、24日巨人戦からは4試合連続打点に伸ばしている。14打点はチームトップだ。打率を最後に3番を務めた22日の2割3分6厘からわずか5試合で2割6分6厘と3分も上げた。 大きな「動から動」ではなく、小さな「動から動」で復調した。昨季は両足を大きく広げて構え、軸足である左足から右足に重心を移し、再び軸足に重心をためてからスイングしていた。今年の動きは小さい。見た目には「静から動」にも見える。「小さくタイミングを取りながら、ピタッとは止まっていない。先に右足を引いてからも、小刻みにタイミングは取っています」。動きを小さくしたことで状態も上向いた。 投手陣が崩れて連勝が3で止まり、勝率は5割に戻った。それでも前日まで3戦連続2桁安打の打線はこの日も9安打と好調を持続している。復調した4番が3番鈴木誠とともに打線をつないでいる。「1、2、3番がいい感じで回してくれているし、いい流れを作ってくれているので、その流れに乗って打つことができているんじゃないかなと思います」。連勝ストップも、昨季まで通算打率2割9分8厘のバットマンが目覚めたことは、チームにとって大きなプラス材料だ。【前原淳】

◆外国人がそろえばDeNAは強い。 開幕時に全員不在だった外国人が、初めて投打で同一試合に4人出場。今季最多の18安打、13得点の大勝で、連敗を3で止めた。 3回1死三塁、オースティンが低め142キロのスライダーをすくい上げた。6試合ぶりの2号2ラン。今季2度目の3安打で打率を2割9分8厘まで上げた。「(隔離中)2週間できる限り練習したが、調整は難しかった。今はコンディションは100%。打席に立てばタイミングやリズムは戻る。日ごとによくなっていくと思う」。眠っていたソトも目覚めた。試合前まで打率1割3分5厘も、2回に二塁打、7回には左前へ今季初適時打。40打席を経過し、こちらも復調気配だ。 投手では新たな勝ちパターン継投が見えた。6回は新外国人シャッケルフォードが無失点、7回はエスコバーが1回2三振で無失点。先発が5回持たずとも、白星を拾える態勢が整った。三浦監督は「(野手は)状態は打席を重ねるごとに上がっている。(投手は)いい働きをしてくれた。シャックはちょっと力が入っていたけど、しっかり仕事をしてくれた」。9回は降雨コールド。雨男で知られるハマの番長は、不振を洗い流し、ここから浮上していく。【斎藤直樹】 DeNA牧(初の1試合4打点)「最近は良い場面でチームに貢献できてなかったので、今日は皆さんがつないでくれて、回ってきたチャンスで打つことができてうれしい。4打点はあまり意識はしてなかったですが、うれしいです」

◆DeNAの先発京山将弥投手(22)が、勝利投手の権利まであと2死という場面で降板した。 5-2で迎えた5回1死一、三塁、6安打99球で平田に交代した。三浦監督は「徐々に球が上ずってきた。あそこまでという判断。ズルズルいかないように。投げきってほしかったけど」。これまでイニング途中の交代は少なかったが、救援陣も厚みを増し、積極継投となった。 DeNA京山(4回1/3を2失点も今季初勝利ならず)「初回、気持ちの面で守りに入り、攻めきれない投球になった。打線が逆転してくれて気持ちが楽になり、腕を振ってストライクゾーンの中で勝負できた」

◆広島は投打振るわず大敗で連勝が3でストップした。 先発床田寛樹投手(26)が4回5失点と乱調。7回に登板の藤井黎来も1回2/3で8失点と、投手陣がともに今季最多の被安打18、13失点で崩壊した。打線も9安打でわずか2得点で11残塁。無情にも9回表無死降雨コールドゲームで、最後の反撃のチャンスも巡って来ず。1日で勝率5割へ逆戻りしたが、佐々岡真司監督(53)は「雨の中、試合を見ていただいたファンの方には申し訳ない気持ち。気持ちを切り替えて明日頑張りたい」と前を向いた。

◆東京五輪に臨む野球日本代表の応援機運を高めるため「結束!侍ジャパンナイター」と題して試合が実施され、始球式を2008年北京五輪に出場した元広島の新井貴浩氏が務めた。  軽く投げたボールは捕手のミットに収まり「100点満点」と自己採点した。「侍ジャパンのメンバーはまだ決まっていないが、キーマンは鈴木誠と菊池涼だと思う」と広島の後輩に期待を寄せた。

◆DeNAのオースティンが2号2ランを放った。2-1の三回1死三塁で追い込まれながらもファウルで粘り、床田の低めの直球をすくい上げて左翼席へ運んだ。「しっかりと自分のスイングをしようと思い打席に向かった。どのような形でも走者をかえしたかったので、最高の結果となりうれしい」と喜んだ。  6試合ぶりの一発に加え、五回にも右前打で複数安打をマーク。来日2年目の今季は新型コロナウイルス感染拡大の影響で来日が遅れ、2軍調整をしないで1軍に合流していた。当初は実戦感覚のなさからやや精彩を欠いたが、三浦監督の「まだ本調子とは言えないが、状態は徐々に上がってきている」との言葉通り、力強い打撃で上昇気配を漂わせた。

◆九回表無死降雨コールドゲーム。DeNAがともに今季最多となる18安打13得点の猛攻で、連敗を3で止めた。五回途中から好救援した平田が今季初勝利を挙げた。広島は投打ともに精彩を欠いて、連勝が3でストップ。

◆DeNAのドラフト2位新人の牧が自身初の1試合4打点をマークした。七回に変化球に食らいついて左翼線への2点二塁打とすると、八回も左翼線への2点二塁打。「皆さんがつないでくれて回ってきたチャンスで打つことができてうれしい。いろいろ工夫しながら試合に臨めていると思う」と笑った。  初めてのプロでのシーズンに疲労もたまり、開幕からの勢いがここのところ失われていたが、17日以来の打点をまとめて稼いだ。チームの連敗ストップの大きな力となり「勝利が一番なのでこれからも貢献できるように頑張る」と気合を入れた。

◆広島はともに今季ワーストの18被安打13失点の大敗でチームの連勝が3で止まり、勝率は5割に戻った。佐々岡真司監督(53)の主な一問一答は以下の通り。  --一回1死満塁の好機を作ったが安部の押し出し四球による1点のみ  「1本出ていたら、向こうもああいう状態だから、きょうもか、っていう感じになるんだろうけど、最少失点で踏ん張られた。あと1本ほしかった」  --床田は4回5失点(自責4)で2敗目  「球自体は悪くないと思う。前回よかっただけに続けてほしいというのはある。あの(三回のオースティンの)ホームランにしても。しっかり反省した中で次につなげてくれたら」  --勝率5割に戻った  「こういう雨の中、試合をみていただいたファンの方に申し訳ない気持ち。気持ちを切り替えてあしたがんばりたい」

◆D2位・牧(中大)が自身初の1試合4打点をマークした。七回に変化球に食らいついて左翼線への2点二塁打とすると、八回も左翼線への2点二塁打。「最近はいい場面でチームに貢献できていなかったので、回ってきたチャンスで打つことができてうれしい」とうなずいた。22打点で村上(ヤクルト)と並びリーグ2位に浮上。三浦監督も「本当に勝負強くかえしてくれて良かった」と目を細めた。

◆DeNAは28日、広島5回戦(マツダ)に九回表降雨コールド、13-2で快勝した。打線が今季最多の18安打13得点と爆発し、連敗を3でストップ。タイラー・オースティン外野手(29)が、2号2ランを含む3安打2打点の活躍を見せた。コロナ禍の影響で調整が遅れていた助っ人が、いよいよ本領発揮。リーグ屈指の強力打線に持ち前の破壊力が戻ってきた。  鬱憤を晴らすような猛攻。これぞDeNAの野球だ。徐々に雨脚が強まる中、打ちに打ったり18安打13得点。試合前時点で平均得点2・79と大不振だった打線が、面白いようにつながった。  火をつけたのは3番・オースティン。2-1の三回、床田の変化球をすくい上げた。左翼席へ6試合ぶりの2号2ランを放ち「最高の感覚。走者がいたので自分のバットでかえしてあげようと、それだけを考えていた」と笑顔を見せた。  コロナ禍に伴う入国制限で来日が遅れ、1軍登録されたのは今月13日。2軍戦を挟まず、ぶっつけの出場を続けたが、昨季けがなどで65試合の出場にとどまりながら20発を放った打棒を、なかなか見せられずにいた。  しかし、直近3試合で2度の猛打賞(1試合3安打以上)とここにきて急上昇。実戦勘を取り戻すのに必要とされる40-50打席を消化し「打席でのタイミングやリズムが戻り切れていないけど、日ごとに良くなっていくと思う」と、さらなる爆発を予告した。  気は優しくて力持ち。昨季に続き今季も遠征時に移動の新幹線では、同僚のため大量のドーナツを買い込んだ。10連敗中だった23日の試合前には円陣の中心に入り「ここから新しい戦いだ!」とチームを鼓舞した。  借金「15」の最下位。苦しい状況は続くが、ソトも2安打1打点と復調気配を見せる。「オースティンもソトも佐野も宮崎も、徐々に調子を上げてきた。そのまま上げていってくれれば」と三浦監督。自慢の強力打線に火がつけば、爆発的な巻き返しも十分に可能だ。(浜浦日向)

◆広島は大敗で連勝が3で止まった。床田は先発の役割を果たせず4回5失点。3番手で登板した藤井は1回2/3を8失点だった。佐々岡監督は「雨の中、試合を見ていただいたファンに申し訳ない」と悔しさをにじませた。  打線は拙攻だった。佐々岡監督は「つないで、というところはここ何試合はできている。切り替えていく」と前を向いた。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
1890 0.667
(↓0.025)
-
(-)
116125
(+1)
79
(+6)
30
(-)
19
(-)
0.258
(-)
2.830
(↓0.13)
2
(-)
巨人
1694 0.640
(↑0.015)
1
(↑1)
114127
(+7)
98
(+3)
34
(+3)
22
(-)
0.261
(↑0.005)
3.250
(↑0.01)
3
(-)
ヤクルト
13104 0.565
(↓0.026)
3
(-)
116112
(+3)
112
(+7)
30
(+1)
17
(-)
0.246
(↓0.002)
3.920
(↓0.12)
4
(-)
広島
13132 0.500
(↓0.02)
4.5
(-)
11592
(+2)
104
(+13)
22
(-)
14
(+1)
0.262
(↑0.001
3.360
(↓0.35)
5
(-)
中日
10144 0.417
(↑0.026)
6.5
(↑1)
11575
(+6)
82
(+1)
10
(+2)
13
(-)
0.226
(-)
2.690
(↑0.06)
6
(-)
DeNA
5204 0.200
(↑0.033)
12
(↑1)
11491
(+13)
147
(+2)
18
(+2)
6
(-)
0.229
(↑0.01
4.950
(↑0.09)