中日(☆2対1★)阪神 =リーグ戦4回戦(2021.04.27)・バンテリンドーム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
阪神
0100000001301
中日
00000110X2810
勝利投手:大野 雄大(1勝2敗0S)
(セーブ:R.マルティネス(0勝1敗2S))
敗戦投手:西 勇輝(3勝2敗0S)

本塁打
【阪神】佐藤 輝明(7号・2回表ソロ)

  DAZN
チケットぴあ 中日戦チケット予約 阪神戦チケット予約
◆中日が投手戦を制した。中日は0-1で迎えた6回裏、京田が犠飛を放ち、同点とする。続く7回には、1死一二塁から木下拓の適時打が飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、先発・大野雄が8回2安打1失点の快投で今季初勝利。敗れた阪神は、打線が3安打1得点と振るわなかった。

◆阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)が、03年横浜(現DeNA)村田修一に並ぶドラフト制後の4月末までの最多タイ記録となる7号を狙う。 この日も定位置の6番・右翼でスタメン出場する。中日先発は昨年沢村賞左腕の大野雄。2月の練習試合では「セ・リーグでも一番いいくらいの投手。すべてがハイレベル。ツーシームというかスプリットみたいな感じで、スッと落ちる感じの球だと思う。でも、打席に立ってみないと分からないので、見られたらいい」と対戦を楽しみにしていた。だが、結果はまさかの死球に終わっていた。シーズン中の真剣勝負で、どんな結果になるか、楽しみだ。 バンテリンドームでは、この日が初めてのプレーとなる。「広いので頑張ります」と中堅122メートル、両翼100メートルの同球場での決意を語っていた。阪神はこの球場を苦手とし、昨年3勝9敗で3年連続負け越し中だが「あまり気にせず自分の打撃をしたい」と、怪物ルーキーはマイペースを貫く。この日の試合前のフリー打撃でも28スイングで2発の柵越え。バックスクリーンにも運んだ。 前回、4月2~4日の京セラドーム大阪での中日3連戦は、不振のどん底で、4日はスタメンから外れるなど、8打数無安打。まずは中日戦初安打、初本塁打といきたい。25日DeNA戦(甲子園)では飛距離139メートルの特大6号2ランを放つなど打撃状態も上向き。これまで佐藤輝が本塁打を放った6試合はすべて勝利しているだけに、勝利へ導く1発が期待される。

◆沢村賞左腕から打った! 阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)が2回に2戦連発となる7号を放ち、03年横浜(現DeNA)村田修一に並ぶドラフト制後の4月末までの最多タイ記録となった。 2回2死走者なしでの第1打席。1ボール1ストライクから中日先発左腕大野雄の3球目、高め135キロのツーシームを右翼席へたたき込んだ。「少し甘く入ってきたところを一発で仕留めることができました。良い投手が相手なので、先制点を取ることができて良かったです」とコメントした。 キャンプ中の2月27日の練習試合で対戦する時には「セ・リーグでも一番いいくらいの投手。すべてがハイレベル。ツーシームというかスプリットみたいな感じで、スッと落ちる感じの球だと思う」と話していた。この時はすべて直球4球で死球。この日初球137キロのツーシームを空振りしたその1球で軌道を頭に入れたのか、直球1球を挟んだ後のツーシームをとらえることに成功した。 前回の4月2~4日の京セラドーム大阪での中日3連戦は、4日はスタメンから外れるなど、8打数無安打だったが、中日戦初安打が強烈な1発となった。バンテリンドームでは、この日が初めてのプレーとなる。これまで佐藤輝が本塁打を放った6試合はすべて勝利しているだけに、頼もしい先制アーチとなった。

◆沢村賞左腕から打った! 阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)が2回に2戦連発となる7号を放ち、03年横浜(現DeNA)村田修一に並ぶドラフト制後の4月末までの最多タイ記録となった。▼佐藤輝が7号本塁打。4月までのドラフト新人の本塁打としては、03年村田修一(横浜)と並びプロ野球最多となった。 ▼4月の佐藤輝の本塁打は6本目。阪神の新人の月間本塁打としては、72年5月の望月充6本塁打と並び、2リーグ分立後の球団2位となった。なお球団の新人最多は田淵幸一の69年10月の7本塁打。プロ野球新人最多は、03年9月村田(横浜)10本塁打。 ▼大野雄からの阪神打者の本塁打は10本目。左打者では佐藤輝が初となった。

◆阪神西勇輝投手(30)が7回7安打2失点で降板した。 降板直前には腰を押さえながらベンチに帰る場面もあったが、矢野監督は試合後に「いやいや、腰じゃない。大丈夫」と話した。 1-1の7回無死一、二塁で、送りバントを試みた阿部を一塁手のマルテが三塁封殺した直後だった。西勇は右腰を触りながら、治療のためベンチへ。すぐにマウンドに戻ったが、なおも1死一、二塁から木下拓にチェンジアップを左翼へ運ばれ、勝ち越し適時打を許した。 直後の8回表の攻撃で代打陽川を送られ降板。最少失点にとどめたが、味方の援護なく今季2敗目を喫した。

◆阪神佐藤輝明内野手(22)が、中日大野雄から2戦連発の7号ソロを放つも、チームは8回まで2安打に抑え込まれ、逆転負けを喫した。 昨季5試合の対戦で2度の完封を許した沢村賞左腕に、今年の初顔合わせでも苦戦した。 2回2死、佐藤輝が大野雄の高めに入ったツーシームを捉え、左翼へ先制のソロ本塁打。03年横浜(現DeNA)村田修一に並ぶ、ドラフト制後の4月末までの最多タイ記録となった。 先発の西勇は初回を8球で終えるなど、テンポのいい投球。しかし1-1の7回1死一、二塁から、木下拓に勝ち越し適時打を浴びた。

◆阪神佐藤輝明内野手(22)が、中日大野雄から2戦連発の7号ソロを放つも、チームは8回まで2安打に抑え込まれ、逆転負けを喫した。佐藤輝が今季7号を放った。新人が4月までに打った本塁打は50年戸倉(毎日)の9本が最多で、7本以上は5人目となり、ドラフト制後では03年村田(横浜)に並んだ。ただし、50年代後半から90年代の開幕は4月1週目か2週目が多く、4月までの消化試合数が現在より少ない。チーム試合数で比較すると、佐藤輝の26試合目で7号は69年田淵(阪神=5月20日)らに並ぶ6位タイのペースだ。また、4月だけでは6本目。新人の月間6本以上は16年9月吉田正(オリックス=6本)以来で、阪神では48年10月別当6本、69年10月田淵7本、72年5月望月6本に次いで4人目。

◆先発は中日が大野雄、阪神が西勇。阪神は2回に佐藤輝の7号ソロで先制した。西勇は3回2安打無失点と好投。 中日は6回1死一、三塁から京田の左犠飛で同点に追いついた。大野雄、西勇とも6回までともに1失点と好投を続けた。 中日は7回に木下拓の適時打で勝ち越し。大野雄は1勝、R・マルティネスは2セーブ。中日の連敗は3でストップ。西勇は2敗。

◆阪神佐藤輝明内野手(22)が、中日大野雄から2戦連発の7号ソロを放つも、チームは8回まで2安打に抑え込まれ、逆転負けを喫した。 ◆矢野監督語録◆ -佐藤輝が本塁打 矢野 まあ、失投を見逃さずにというね。ヒットじゃなくて、本塁打にできるのは魅力だよね。 -援護がないと、西勇が苦しくなる 矢野 まあまあそうやね。 -出塁した走者が2アウトから。作戦も立てづらい 矢野 それは毎日、毎日、思うようにいくわけじゃない。それは2アウトからでも何とかしたかったし、振り返ればランナーが出ていないけど。 -西勇は腰を抑えていたが 矢野 いやいや、腰じゃない。大丈夫。 -大野に対しては束になっていければ 矢野 ヒット、ヒットはそんなに続かないんでね。そういうところではヒットでランナー出るのもそうやし、1球でも多く投げさせるのもそう。テンポよくいかれる状態になってしまったんで。リズムがね。1点こっちが取っていたけど、なかなかこっちの感じにリズム持っていけなかった。今日は点を取れなかったというのが尽きると思います。

◆阪神糸原健斗内野手(28)が気を吐いた。6回2死走者なしから中日先発大野雄の137キロを中前に運んだ。昨年の沢村賞投手を相手に「いい投手なので、しっかりとチーム一丸となって束になってかかっていけたら」と意気込んだ。打線はたった3安打と沈黙。チームトップの打率3割5分と好調な2番打者が意地を見せた。

◆阪神西勇が7回7安打2失点と粘るも、味方の援護なく2敗目を喫し、自身4連勝を逃した。 いつにも増してテンポのいい立ち上がりだった。武器のシュートを決め球に、初回はわずか8球で3者凡退。5回まで2安打に抑え、沢村賞左腕の大野雄と投手戦を繰り広げた。しかし6回1死一、三塁から、京田に左犠飛を許して同点に。7回1死一、二塁から木下拓に、チェンジアップを左翼へ運ばれ、勝ち越し適時打を許した。 その直前には、ひやりとする場面もあった。7回無死一、二塁で、送りバントを試みた阿部を、一塁手のマルテが三塁封殺した直後だった。西勇は右腰を触りながら、治療のためベンチに帰った。すぐにマウンドへ戻り、投球を再開。試合後に、矢野監督は「いやいや、腰じゃない。大丈夫」と話し、今後への影響はない模様だ。 開幕から5試合で防御率2・38。この日も2失点にとどめたが惜しくも敗れた。次は投打のかみ合った白星で、プロ通算100勝に王手をかける。▼西勇の連続試合先発登板が216となり、前田健太(広島)と並んでプロ野球6位となった。西勇はオリックス在籍中の11年10月13日ロッテ戦から記録を継続中。順当なら今季中に岩隈久志(近鉄、楽天)を225試合を超え、4位浮上が濃厚だ。

◆阪神近本光司外野手が果敢に二盗を狙ったが、惜しくも阻まれた。 1点を追う8回。三塁手・高橋周の失策を誘って出塁すると、糸原の5球目に二盗を試みた。ギリギリのタイミングでアウトとされたが、確信したようにベンチにリクエストの要求をアピール。判定は覆らず、今季2個目の盗塁死となった。

◆阪神小野泰己投手が1イニングを無失点に抑えた。 1点ビハインドの8回に2番手で登板。150キロ台の直球で2者を打ち取った後、四球と右前打で一、三塁のピンチを招いたが、高橋周を左飛に仕留めた。 「接戦だったので絶対に0で抑えるという気持ちでマウンドに上がった」と無失点で切り抜けた。これで3試合連続無失点と起用に応えている。

◆中日大野雄大投手(32)が、チームの連敗を3で止めた。今季最多の115球で8回2安打1失点。本拠地での阪神戦連勝を7に伸ばし、待望の今季初勝利をつかんだ。 大野雄 我慢して投げれば白星はついてくると考えないとメンタルが持たなかった。(初勝利は)うれしい。自分に勝ちがつかなくても、チームに勝てばいいと思っている。(それでも)しんどかった。 開幕してから約1カ月。5試合目でつかんだ1勝、耐えながらつかんだ通算70勝の喜びをかみしめた。 阪神西勇とのエース対決。1失点が命取りになる投げ合いで、2回に痛恨の1球を投じた。2死走者なし。阪神ドラフト1位佐藤輝に投げた1ボール1ストライクからの135キロフォークが落ちず、右翼席中段に運ばれた。「悔しかった。2アウトからの1発はダメ。反省しないと。次回の対戦では抑えられるようにやりたい」。新人スラッガーへのリベンジを誓った。 7回に勝ち越しの1点をもらい本拠地初の8回のマウンドに向かう際には木下雄の登場曲を使用した。「つらいと思うけど、帰って来いと話した。1年間、あいつが帰って来るまで8回はこの曲にしたい」。木下雄は3月のオープン戦で右肩を脱臼。脱臼修復手術とともにトミー・ジョン手術を受け、リハビリに励む後輩にもエールを送り続ける。 この日は今季から取り入れた110キロ台の新球スラーブも要所で投げ、進化した姿を阪神打線に見せつけた。「これから連勝街道に乗って、勢いをつけたい」。反攻へののろしを、エースが上げた。【伊東大介】 ▼中日R・マルティネス(9回は1被安打も3奪三振で2セーブ目)「いつも通りマウンドに上がった。勝ててうれしい」

◆どやっ! 阪神ドラフト1位の佐藤輝明内野手(22)が中日大野雄大投手(31)との初対決でいきなりアーチをかけた。2回に右中間席に飛び込む先制ソロ。ドラフト新人で3・4月に7本塁打を記録したのは横浜村田に並ぶ最多記録。26試合目での到達は田淵に並んで球団最速となった。逆転負けを喫したが、沢村賞左腕から文句なしの1発は明るい希望だ。佐藤輝は逃さなかった。 2回2死走者なし。中日大野雄の135キロのフォークが浮いた。素直にバットを出すと、打球は大きな放物線を描いた。右中間席中段の通路に着弾する125メートルの7号ソロ。両翼100メートル、中堅122メートルの敵地の印象を「広い」と話していたが、自慢のパワーで楽々と運んだ。 「いい感じで打てました。高めに浮いてきた甘い球だったので、それを一発で打てたことはよかったと思います」 以前、「セ・リーグでも一番いいくらいの投手」と大野雄の印象を語っていた。2月の練習試合で初対戦し、直球を3球で追い込まれ、最後はまさかの死球。真剣勝負の場では、失投を1球で仕留めた。第2打席は強い当たりの左飛、第3打席は外角直球に手を出さず、四球をもぎ取った。これで7発のうち3発がサウスポーからで、左右を苦にしない。昨季沢村賞左腕からの1発で、さらに自信になったはずだ。 これで3・4月は7本塁打目。03年横浜(現DeNA)村田に並ぶドラフト新人最多タイ。「そこについては特に意識はないです」と執着はない。さらに26試合目での7発は、田淵と並び新人球団最速タイとなった。猛虎の本塁打に絡んだ記録を次々と塗り替えそうな予感が漂う。井上ヘッドコーチは強敵を打ち砕いたルーキーに驚いた様子だ。「前回も森下を打ったりとか、そういうような星を持っているというか。あいつの持ち味であるフルスイングというのはこれからもずっと続けさせるし、続けてほしい」。矢野監督も「失投を見逃さずにね。ヒットじゃなくて本塁打にできるのは魅力」とたたえた。 試合のたびに成長し、カード2回り目に入った14日広島戦(甲子園)以降、11試合で40打数13安打。4本塁打で打率3割2分5厘と、プロのボールに順応してきた。プロ2度目の2試合連発で、量産態勢に入ってきた。「もっと打って、チームの勝ちにつながる1本を打っていけるように頑張ります」。チームは逆転負けで連勝ストップ。苦戦してきた敵地バンテリンドームで、怪物ルーキーが流れを変える。【中野椋】

◆阪神がまたもや虎キラーに白星を献上した。8回までわずか2安打。佐藤輝のソロによる1点に封じ込められた。 リーグ上位のチーム打率、本塁打、打点の打線でも昨季沢村賞左腕を打ち崩せず、大野雄に対して敵地バンテリンドームで7連敗となった。 矢野監督も「ヒット、ヒットはそんなに続かない。なかなかこっちの感じにリズムを持っていけなかった。今日は点を取れなかったということに尽きる」と西勇を援護できなかったことを悔やんだ。「2死からでも何とかしたかった」と5回から8回まで2死から走者を出し、足で揺さぶろうとしたが、得点圏にも進めなかった。 同点に追いつかれた直後の7回には4番からの好打順も、大山は内角直球でズバッと見逃し三振を奪われ、サンズ、梅野はフォークでバットの先に当てる力のない投ゴロに打ち取られるなどギアを上げられた。大野雄にバンテリンドームで黒星をつけたのは8年前の13年8月23日。そこから11戦で19年9月14日のノーヒットノーランを含み、勝てない試合が続く。 9回も抑えのR・マルティネスに対し、2死から安打で出た大山に代走熊谷を送るなど手は打った。井上ヘッドコーチは「打線の調子がよかっただけに、今日はある意味しょぼくれた打線になっちゃったけど、大野雄、マルティネスに完璧に抑えられたっていうのを、明日から奮起するか! というところを期待している」と、ナインの気持ちを代弁した。昨年、同球場では3勝9敗、チーム打率2割6厘と精彩を欠いた。18年から3年連続負け越し中。97年の開場から101勝182敗6分けで勝率は3割5分7厘となった。優勝するためには、バンテリンドームを今年も鬼門にするわけにはいかない。貯金10で首位を走る虎打線が切り替えて、再点火する。【石橋隆雄】

◆中日木下拓哉捕手(29)が、攻守で勝利に貢献した。 同点の7回1死一、二塁で阪神西勇から左前へ決勝打。8回2死一塁では、近本の盗塁を阻止した。「なかなか点が取れる投手じゃなく、適時打になって良かった。(盗塁阻止は)普通にやることをやっただけ。大野さんのクイックと京田のタッチが良かったから」と喜んだ。

◆中日根尾昂内野手が阪神西勇から、プロ初マルチ安打をマークした。 第1打席は2回1死走者なしから初長打の左翼線二塁打。6回先頭の第2打席では右前打で出塁すると、エンドランで三進後に京田の犠飛で同点のホームを踏んだ。「(長打は)いつ出るかと思っていた。もっと早く出ると思っていたけど、初球からしっかり振れたのが良かった。3安打目も打ちたかった」と5試合ぶりのスタメン復帰で結果を残した。

◆阪神・ドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)=近大=はバンテリンドーム初見参。試合前練習では、右翼フェンスに当たった後のボールの跳ね返る方向やフェンス際の打球の捕球練習を入念に行った。打撃練習でのさく越えは28スイングで2本だった。2003年に横浜・村田修一(現巨人1軍野手総合コーチ)が記録した4月までの新人最多本塁打7(1966年のドラフト制以降)に、あと1本に迫った黄金ルーキーは、昨季の沢村賞左腕、大野雄に挑む。

◆阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)=近大=が初見参となった敵地・バンテリンドームで二回に7号ソロを放ち、先制した。  「少し甘く入ってきたところを一発で仕留めることができた。良い投手が相手なので、先制点を取ることができて良かった」  2死で打席に立つと、先発の大野雄の3球目、高めに浮いたツーシームに反応し、右翼席へと運んだ。  チームは大野雄に対し、2015年の4月15日から敵地で6連敗中と苦手としていたが、黄金ルーキーがいきなりエース左腕の出鼻をくじく一発をお見舞いした。  佐藤輝はこれで今季第7号となり、2003年に横浜・村田修一(現巨人1軍野手総合コーチ)が記録した4月までの新人最多本塁打7本(1966年のドラフト制以降)に並んだ。

◆阪神・西勇輝投手(30)が7回7安打2失点と好投したものの、2敗目(3勝)を喫した。  1-0の先頭の根尾に右前打。1死後に大島にもシュートを右前へはじき返されて一、三塁とピンチを招くと、京田の犠飛で同点に追いつかれた。  七回にはビシエドと高橋周の連打などで1死一、二塁とされ、木下に外角のチェンジアップを左間へ運ばれて勝ち越しを許した。直後の八回の守備で代打が送られた。4月6日の巨人戦(甲子園)から自身3連勝と波に乗っていたが、相手先発の大野雄との投げ合いに敗れた。

◆阪神は打線が大野雄ーR・マルティネスの継投の前に、わずか3安打に終わった。試合後の矢野耀大監督(52)の一問一答は以下の通り。  --佐藤輝が、いい感じで本塁打(二回の7号ソロ)  「失投を見逃さずにというね。ヒットじゃなくて、本塁打にできるのは魅力だよね」  --援護がないと、西勇が苦しくなる  「まあ、そうやね」  --出た走者が2アウトから。作戦も立てづらい  「それは毎日、毎日、思うようにいくわけじゃないからさ。それは2アウトからでも何とかしたかったし、振り返ればランナーが出ていないけど、それは言ってもさ」  --西勇は腰を抑えていたが  「いやいや、腰じゃない。大丈夫」  --作戦のことになるが、熊谷(九回2死から左前打で出塁した大山への代走)は走って欲しかったとかは  「そんなん言い出したら。そんなん。それを言ったってね。これは記者の人に言えることじゃないからさ」  --大野雄に対しては束になって  「誰か出て、ホームランというのは崩すね。ヒットヒットはそんなに続かないんでね。そういうところではヒットでランナー出るのもそうやし、1球でも多く投げさせるのもそうやし。テンポよくいかれる状態になってしまったんで。リズムがね。1点こっちが取っていたけど、なかなか、こっちの感じにリズム持っていけなかったんで。今日は点を取れなかったというのが尽きると思います」

◆阪神は緊迫した投手戦の末、1-2で惜敗した。  二回にD1位・佐藤輝のソロで先制。今季第7号となり、2003年に横浜・村田修一(現巨人1軍野手総合コーチ)が記録した4月末までの新人最多本塁打記録(1966年のドラフト制以降)に並んだ。  ルーキーの一発で幸先よく先制したが、以降は相手先発の大野雄の前に打線は沈黙。左腕が降板する八回まで2安打1失点に封じ込められた。  先発の西勇は、六回に京田に同点犠飛、七回には木下拓に勝ち越し打を許して7回7安打2失点で降板。好投も報われず、今季2敗目を喫した。チームは試合前時点で通算101勝181敗6分けと苦手としているバンテリンドームで勝利をつかむことはできなかった。

◆中日・大野雄大投手(32)が、8回2安打1失点で今季初勝利をつかんだ。  「めちゃくちゃうれしいです。去年は7試合目に初勝利で遅かったですし、今回も5試合目で遅いですけど、去年よりは早いということで、ここからはどんどん連勝街道に乗っていって、チームを勢いづけていけたら、と思います」  二回に阪神D1位・佐藤輝(近大)に右中間席中段への特大ソロを浴びたものの、簡単に崩れないのが沢村賞左腕。右打者の内角を突くなど、攻めの投球で強力打線に立ち向かった。  勝ち越した直後の八回は2死から味方の失策で出塁させた近本が、二盗を試みた。捕手・木下拓の好送球に、矢野監督がリクエストを要求。リプレー検証は長時間に及んだが、判定はアウトのまま。「あそこでセーフになっていたら、いっぱいいっぱい。きつかったかもしれない。あの盗塁阻止が勝ちにつながった」と女房役に頭を下げた。  「反省点が多い投球内容といいますか、試合には勝ったんですけど、自分自身もっともっとできたことがあると思います。次回は反省を生かして、チームを勝利に導きたいです」  好投手・西勇との投げ合いでロースコアが予想されたなか、佐藤輝のソロ以外では二塁を踏ませなかった。今季2敗2分けだった火曜日で初勝利。自身だけでなくチームにも勢いを与えた。

◆中日・木下拓哉捕手(29)が「7番・捕手」で出場。七回に左前への決勝打を放つなどして、勝利に貢献した。  「(西勇は)なかなか点を取れる投手ではないので、(走者を)何とかかえそうと思って打席に立った。タイムリーになってよかった」  チームが相手エースの制球力抜群の投球に苦しむなか、六回に京田の左犠飛で同点に追いつき、七回1死一、二塁で出番が巡った。外角のチェンジアップを、体勢を崩されながらも左前に運び、二走・高橋周を決勝のホームへと招き入れた。  守っては大野雄を好リードし、昨季12球団トップの盗塁阻止率・455をマークした強肩も披露。八回2死一塁でスタートを切った阪神・近本を好送球で刺した。「僕はやることをやっただけなので、大野さんのクイックと京田のタッチがよかったです」と功を仲間に譲った。  お立ち台ではユニホームの下に、オープン戦での登板で右肩を脱臼した影響でリハビリ生活を送る、同姓の木下雄介投手(27)の顔がプリントされたTシャツを着用した。「試合前、冷やかしか分からないですけどドームに来ていたので...。木下雄だけの分ではないですけど、ドラゴンズの代表として試合に出させてもらっているので、恥ずかしくないプレーを続けていきたいと思います」。扇の要として、仲間の思いを背負いながらグラウンドに立つ。

◆中日の根尾がプロ初の複数安打を記録した。1点を追う六回、変化球を思い切って右前に引っ張り、得点の起点に。「絶対大野(雄)さんに勝ちを付けようとチーム全体でやっていた。何とか先頭打者で出塁できてよかった」と喜んだ。  三回は西勇が多投していたシュートを左翼線へはじき返す二塁打。好投手相手でもバットが快調だった。先週は先発落ちも増えたが、与田監督は「打撃コーチと課題をしっかり取り組ませようという中で、外す時間が長くなった」と起用の意図を説明した。

◆怪物ルーキー・佐藤輝の一発で先制したが、中盤以降、エース西勇が踏ん張り切れずに逆転負け。勝機はどこかになかったのか? 大野雄を攻略するポイントはなかったのか? 阪神、南海でプレーし、サブマリンで通算92勝を挙げた本紙専属評論家・上田二朗氏(73)に、編集委員・上田雅昭が迫った。 ■西勇は足か脇腹か?故障ではないと願いたい  上田雅昭編集委員(以下、雅昭) 佐藤輝の一発で、1-0で逃げ切ったらカッコいい勝ち方でした  上田二朗氏(以下、二朗) 野球はそんな簡単なものやないぞ。まずは西勇の話からいこうか  雅昭 五回までは完封かと思ったぐらい。それが六回に2安打、七回には珍しく3安打。変化はありましたか?  二朗 序盤は制球も抜群。打たせて取る、少ない球数での投球は、まさに西勇ペース。六回あたりからわずかに球が高く浮き始めた。同じころから、足元を気にしていた。そして、七回には途中でベンチに下がるシーンも。足なのか。脇腹なのか。定かではない。故障ではないと願いたい。それでも、最少失点に抑える投球。これを責めるわけにはいかない  雅昭 2、3点の援護があれば、すんなり勝てましたよね。ということで大野雄に1点しか奪えなかった打線がダメだったということですね?  二朗 いやいや、大野雄の投球も見事。一回から気持ちの入った投球だった。特にクリーンアップに対する投球は圧巻。チャンスらしいチャンスを与えてもらえなかった。矢野監督もさい配を振るう場面がないままに終わった試合や  雅昭 つまり、勝機はなかった?  二朗 こういう日もある、ということやな  雅昭 そういうもんですか。では、一発の佐藤輝なんですが ■沢村賞投手に神経使わせもぎとった  二朗 ホームランも素晴らしかったけれど、七回の四球を評価したい。一時の不振を抜けて、最近は極端な内角へのボール球を振らなくなった  雅昭 あの大野雄が相当警戒していましたよね  二朗 投手は、初球は可能なら甘いコースでストライクを取りたいもの。でも、佐藤輝の初球からのフルスイングは怖い。そこでボール気味に投げて見極められると一気に苦しくなる。沢村賞投手にかなり神経を使わせてもぎとった四球は意味がある  雅昭 敗戦の中の光明ですね  二朗 長いシーズン、仕方のない負けもある。だからこそ次の試合は絶対に勝たないといけない

◆ここ2試合計20得点の猛虎打線をもってしても、"ナゴヤの大野雄"は難攻不落だった。D1位・佐藤輝(近大)の一発に沸いたのが、この日唯一のハイライト。今季ワーストタイの3安打と打線がふるわず、無類の虎キラーに今季初白星を献上した。矢野監督も敗戦を淡々と受け入れるしかなかった。  「テンポよくいかれる状態になってしまったんで。リズムがね。1点こっちが(先に)取っていたけど、なかなかこっちの感じにリズムを持っていけなかったんで。きょうは点を取れなかったというのに尽きる」  いずれのイニングでも先頭打者は1度も出塁できず、打線に勢いが生まれない。しかも、竜のエースが降板するまでの計4度、一塁に走者を置けたのはすべて2死から。点と点が線になるような攻撃は最後まで見せられなかった。「それは毎日、毎日、思うようにいくわけじゃないからさ。それは2アウトからでも何とかしたかった」。三回以降は二塁も踏めず、自慢のマルテ、大山、サンズのクリーンアップも難敵の前に無安打。虎将も表情を曇らせた。  もう顔も見たくないほどの相性の悪さだ。バンテリンドーム(2020年シーズン以前はナゴヤドーム)で、大野雄が虎相手に投げるとマジで勝てない。この日で敵地での連敗は3完封を含む「7」に伸び、直接、土をつけたのは13年8月までさかのぼる。  井上ヘッドコーチも「ロースコアというのは予測できたし、ある意味エース対決で、ワンチャン(ス)、ツーチャン(ス)しかないかなというところで」と想定内の試合展開だったが...。この日で大野雄の対阪神戦は通算15勝6敗。井上ヘッドは「打線の調子が良かっただけに、きょうはある意味"しょぼくれた打線"になっちゃったけど。あしたからの2つ(中日戦)にどう奮起するかというところを、そこを期待している」と奮起を促した。  昨季は同一カード3連敗を2度喫し、5連敗でフィニッシュした敵地だが、このままでは終われない。セ・リーグの頂点を目指すためにもチーム一丸でやり返す。(新里公章)

◆あんたが一番や! 阪神は中日に1-2で敗れたが、ドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)=近大=が二回に大野雄から7号ソロ。4月までの7発はドラフト制以降では2003年の横浜・村田修一(現巨人野手総合コーチ)に並ぶ最多となった。3年連続負け越し中のバンテリンドームでも関係なし! 今度こそ、勝たせてや~!  鬼門も難敵も最強ルーキーには関係ない。佐藤輝の衝撃アーチは、悔しい敗戦の中で、より濃い光となった。負の歴史にひびを入れる破壊音が心地よく響き渡る。虎の新たな牙は竜のエース・大野雄に届いた。  「高めに浮いてきた甘い球だったので、それを一発で打てたことはよかったと思います」  二回2死、相手は沢村賞左腕の大野雄。その初球、137キロに空振りも、豪快なフルスイングで応えた。球場がどよめいたのは、ボールを挟んで、3球目。甘く入った135キロのツーシームを一閃。打った瞬間という打球は広いバンテリンドームの右中間席中段へ。125メートル弾をかみしめるように、ゆっくりとダイヤモンドをまわった。  25日のDeNA戦(甲子園)に続く2試合連発の7号ソロは、2003年に横浜・村田修一(現巨人1軍野手総合コーチ)が記録した4月までの新人最多本塁打7(1966年のドラフト制以降)に並ぶメモリアルアーチ。さらに塗り替えた卯月の歴史はもう一つ。2リーグ制以降の阪神新人では50年の徳網茂の17打点を超え、球団最多の18をマーク。試合前は「ナゴヤ(バンテリン)ドームは広いので」と謙そんしていたが、簡単にやってのけるのが、このルーキーのすごさ。また、球史に名を記した。  ドラ1にとって、待ち望んでいた再戦だった。大野雄とは2月27日の練習試合(北谷)で初対決。「セ・リーグで一番いい投手だと思う」と胸躍らせていたが、結果は死球とあっけなく終わった。このとき「(大野雄は)すべてハイレベル。特にツーシームがすごいと思う」と話していた。昨年10月には高卒新人で初昇格初スタメンをつかんだ井上に3打数無安打2三振とプロの洗礼を浴びせた左腕でもあった。イメージを膨らませてきた相手の決め球をスタンドにぶち込んだことに価値がある。 その他の写真(2/2枚)  チームはこのソロによる得点のみと沈黙し、3年連続で負け越しているバンテリンドームで、しかも虎にめっぽう強い大野雄に阪神戦通算15勝目(6敗)を献上。そして、2月9日の日本ハムとの練習試合(宜野座)から続いていた佐藤輝が一発を放てば13連勝(シーズンでは6連勝)の不敗神話は止まった。  ただ、断ち切れない負の流れのなかで、佐藤輝が希望の光となったことは事実。矢野監督は「失投を見逃さずに、ヒットじゃなくて本塁打にできるのは魅力だよね」とたたえた。最強ルーキーが放った渾身の一撃は、竜のエースに確かなダメージを与えたはず。これからの戦いを考えれば、決して空砲に終わったわけではない。  「もっと打って、チームの勝ちにつながる一本を打っていけるように頑張ります」と佐藤輝。日々、頼もしさは増している。これからは心配ない。立ちはだかる敵すべてをなぎ払う。(原田遼太郎)

◆「テルー! 本日のようにホームラン打ちまくれー!! あ、それから投球練習を始めたれー!!」「???」「何、ボ~っとしとんねん!? エンゼルスの大谷がホームラントップで先発マウンドに上がるってのは、あのベーブ・ルース以来100年ぶりやそ~やないかい!! 日本球界での大谷のデビュー当時よりパワー&オーラを感じるし、今から二刀流も遅くないで!!」と思わず叫んでしまった本日の佐藤輝の1ホーマーだけの虎の敗戦...(涙)。  虎の先発、西勇も好投してくれました...。五回までは中日・大野雄1安打vs阪神・西勇2安打の息詰まる投手戦。お客さんは固唾をのんでるんだから、飛沫感染もないだろうし、超満員の野球ファンに見せたかったくらいなのだ!!  でも、実はこの敗戦はそこまで悔しくないんだよなあ...。てか、虎打線はわずか3安打、しかも得点は新人・佐藤輝の一発だけだし。かといって「しっかり打たんかい!!」とヤジるほど大野雄に甘い球はないし...。昨年の沢村賞の大野雄がそもそも今季勝利なしだったのがおかしいし...。本日は運が悪かったと思って明日から、明日からやー!!

◆阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)=近大=が、2つの新人本塁打の記録更新をかけて試合に臨む。前日27日、中日・大野雄から2試合連続となる7号アーチ。2003年に横浜・村田修一(現巨人1軍野手総合コーチ)が記録した4月までの新人最多本塁打(1966年のドラフト制以降)と69年10月の田淵幸一の球団の新人選手の月間本塁打記録に並んだ。この日、ホームランを打てば、偉大な2人の打者の新人時代の記録を超える。

◆イテテテ...。27日の大野雄に敗れたのはリーグを代表する左腕だから致し方なしとしても、本日は3年目の勝野に七回途中まで無得点の黒星で、5位・中日に連敗(涙)。虎党の胸はザックリと傷ついた~! 誰かー! この傷の痛みを何とかしてくれー!! おっ、痛みを癒す薬を塗ってくれるって? さすが名古屋の人は優しいみゃ~って...。ギャー! 痛てー!! 痛てー!! 塗り薬って球場名のバンテリンやないかー!! 筋肉痛にはサイコーの効き目があるけど、傷口にバンテリン塗るなー!!  う~ん...。先発の青柳は6回3安打2失点と十分な役割を果たしただけに、打線の援護なしがもどかしいやら、悔しいやら...。しゃーないわ!! 終わったことはキッパリ忘れて、第3戦は筋肉痛をとってくれるバンテリン風呂(そんなのあるのか?)にゆっくりつかって、バンテリン打線で快勝や!!(一応ですが、これバンテリンのステマじゃないですから)

◆不要不急の移動は控えてください!  そういうご時世なので名古屋へは行かず、テレビの前で観戦した。トラ番たちは「必要! 絶対!!」なので現地に向かっているが、「虎ソナ」筆者などは、不要不急の最たる存在。おとなしくしている。  せっかくだからテレビのリモコンをフル稼働させて、中日-阪神以外の様子も眺めてみた。  ヤクルト-巨人の神宮球場も、オリックス-楽天の京セラドームも無観客でプレーが続いていた。緊急事態宣言下の都市での開催だから、仕方がないんだけれど、やっぱり寂しい。特に京セラは、スタンド後方の周回通路あたりは照明が消えている。薄暗い。がく然となった。大阪府の新規感染者は過去最多の1260人だとか。収束を祈るのみだ。  「外はすごく雨が降ってます。こういう時はドームってありがたいですね。登板日に雨が降る"雨柳"さんですが、何の心配もありません。中日戦は今月3日も八回途中までゼロ封。相性も悪くないんで、いけそうですよ」  試合前のこと。サブキャップ・新里公章が名古屋方面の天気予報とともにバンテリンドーム情報を伝えてきた。  青柳といえば、雨。そういえば豪雨、雷鳴でノーゲームって試合も見た。今や阪神ファンならみんな知っている。新里のいうようにドームだから安心か。  いや、しかし。ふと遠い昔の記憶が甦った。あれはナゴヤドームが誕生して、阪神が初めて公式戦で訪れた時のこと。  記者席から試合を眺めていたら、バックネット裏のお客さんたちが、一斉にカサを差し始めた。  「あぁ、雨、降ってきたな」  何気なく隣の後輩記者に話しかけた。  「先輩、ここドームですよ!」  あっ、そうや! どうなってるんや?!  信じられない話だが、雨漏りだった。完成したばかりのピッカピカのドームがいきなりポタポタポタだから、もう大騒ぎ。責任者が大報道陣に囲まれて事情説明。あの日、阪神が爆勝した記憶があるが、現場はそれどころではなかった。  調べてみたら1997年5月8日。カサを差しながら試合を見るお客さんが映し出される当時のスポーツニュースが、今でもネット上の動画で見られます。興味のある方はどうぞ。  ということで、何が起こるか分からない。それが野球。ドームに雨が降るんだから、前回は抑えた青柳だって-。と思ったら、案の定、不安的中。いきなり下位打線に連続タイムリー。八回にようやく1点返したけれど、直後に福田にまさかの一発を食らって、ビシエドにトドメを刺されて、ジ・エンド。  そういえば、開幕から必勝データも次々と消えていったっけ。27日には佐藤輝がホームランを打てば勝つという記録も途切れた。  データに精通するキャップ・長友孝輔が的確(?!)なアドバイスをくれた。  「先制されたら必ず負けるパターンは継続中ですよ。この日で7戦7敗。負のデータで申し訳ないんですが」  そんなデータこそ、早く吹き飛ばしたいもの。そうだ! 思い出した。29日はデーゲーム。昼間の試合は確か9連勝中だった。うん、間違いない。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
1880 0.692
(↓0.028)
-
(-)
117124
(+1)
73
(+2)
30
(+1)
19
(-)
0.258
(↓0.006)
2.700
(↑0.01)
2
(1↑)
巨人
1594 0.625
(↑0.016)
2
(↑1)
115120
(+14)
95
(+11)
31
(+4)
22
(+2)
0.256
(↑0.01)
3.260
(↓0.26)
3
(1↓)
ヤクルト
1394 0.591
(↓0.028)
3
(-)
117109
(+11)
105
(+14)
29
(+3)
17
(+2)
0.248
(↑0.004)
3.800
(↓0.34)
4
(-)
広島
13122 0.520
(↑0.02)
4.5
(↑1)
11690
(+10)
91
(+1)
22
(+1)
13
(-)
0.261
(↑0.007)
3.010
(↑0.08)
5
(-)
中日
9144 0.391
(↑0.027)
7.5
(↑1)
11669
(+2)
81
(+1)
8
(-)
13
(-)
0.226
(↑0.001
2.750
(↑0.07)
6
(-)
DeNA
4204 0.167
(↓0.007)
13
(-)
11578
(+1)
145
(+10)
16
(+1)
6
(-)
0.219
(↓0.004)
5.040
(↓0.21)