広島(☆10対1★)DeNA =リーグ戦4回戦(2021.04.27)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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DeNA
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広島
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勝利投手:森下 暢仁(3勝2敗0S)
敗戦投手:大貫 晋一(1勝2敗0S)

本塁打
【DeNA】佐野 恵太(2号・4回表ソロ)
【広島】西川 龍馬(5号・8回裏2ラン)

  DAZN
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◆広島は3回裏、打者一巡の猛攻で一挙7点を先制する。その後は5回に菊池涼の適時打、8回には西川の2ランが飛び出し、追加点を挙げた。投げては、先発・森下が8回3安打1失点の快投で今季3勝目。敗れたDeNAは先発・大貫が乱調で、打線も3安打1得点と振るわなかった。

◆DeNA先発の大貫晋一投手(27)が3回もたずにKOされた。 1、2回は2安打ずつを打たれるも、どうにか無失点で切り抜けた。しかし、3回は先頭の2番羽月に投手強襲安打を許すと、長短7安打を打たれて一挙に7失点。2回2/3で降板した。試合前までマツダスタジアムは通算2戦2勝、防御率1・15と好相性で「去年のいいイメージのまま投げたい。しっかり調整できている」と話していたが、炎上した。

◆広島は3回に打者一巡。3連打を含む7安打を集中させて一挙7点を奪った。DeNA先発大貫は2回2/3で降板となった。 DeNAは4回に佐野の2号ソロで1点を返した。広島は5回に小園の二塁打から菊池涼の左前適時打で再びリードを広げた。 終盤に突き放した広島が3連勝で貯金1。先発森下が3勝目。DeNAは3連敗で今季12球団最速20敗目。先発大貫は2敗目。

◆DeNAが今季3度目の3連敗で、12球団最速の20敗目を喫した。4月中の借金16は球団史上初めて。三浦大輔監督(47)は「数字は結果として出ている。厳しい数字ですけど、目の前の試合に向かってやるしかない」と声を絞り出した。 3回に先発の大貫晋一投手が、一挙7安打7失点と崩れた。「早いイニングで降板する投球となりチームに申し訳ないです」と反省した。投手の森下に2打席安打を許すなど、下位打線にも連打を浴びた。大貫はここまで防御率3・28。チームの先発陣では唯一、開幕から安定した投球を続けていた。三浦監督は交代機について「あそこは乗り越えてもらわないと。先発で3回ですから。2死でしたし。バッテリーで乗り越えないと。もう少しやれたことはあったのでは」と反省を促した。 打線は4回に4番佐野恵太主将が開幕2戦目以来26試合ぶりとなる2号ソロを放ったが、この1点だけにとどまった。三浦監督は「打線は抑えられたが、佐野と(2安打の)宮崎に当たりが戻ってきた」と話した。 DeNA大貫(2回2/3を7失点でKO)「早いイニングで降板する投球となりチームに申し訳ないです」 DeNA佐野(26試合ぶりの2号ソロも空砲)「しっかりと捉えることができました」

◆広島が3回の一挙7得点の猛攻で勝負を決めた。 先頭から連打で好機をつくり、坂倉将吾捕手の先制打に安部友裕内野手が犠飛で続いた。2死からケビン・クロン内野手、小園海斗内野手、森下暢仁投手の3連打で2点を加え、満塁で羽月隆太郎内野手がこの回2安打目となる走者一掃三塁打と7安打を集めてビッグイニングが完成。先発全員安打で今季初の2桁10得点で3連勝。貯金1とし、佐々岡真司監督は「9連戦の頭にこういうゲームができたことは大きい。また明日しっかりと我々の野球をやるだけ」と表情を引き締めた。

◆広島森下暢仁投手がエンゼルス大谷ばりの"二刀流"で奮闘して3勝目を手にした。 投げては8回3安打1失点で7三振を奪い、打っては2安打1打点。失点は4回に佐野に浴びた1発だけという圧倒的な内容でDeNAをねじ伏せた。自身初めて2連敗で迎えた試合。「勝とうと思ってマウンドに上がった。流れに乗っていかないといけないと思った」。昨季の新人王が9連戦の初戦に投打で活躍し、チームを3連勝と8日ぶりの貯金1に導いた。

◆広島坂倉将吾捕手が先制打を含む今季初の猛打賞を記録した。 3回1死一、二塁から内寄りのカットボールをたたいて右前に落とした。開幕2戦目以来の適時打で打線を勢いづけた。 「最近、自分自身ふがいなかった。ヒットじゃなくても何とかつなぎたいと思って気持ちで打ちました」。気持ちが吹っ切れたようにその後2安打を積み重ねた。

◆広島森下暢仁投手(23)がエンゼルス大谷ばりの"二刀流"で奮闘して3勝目を手にした。投げては8回3安打1失点で7三振を奪い、打っては2安打1打点。失点は4回に佐野に浴びた1発だけという圧倒的な内容でDeNAをねじ伏せた。打線は先発全員安打で10得点と大量援護した。昨季の新人王が9連戦の初戦に投打で活躍し、チームを3連勝と8日ぶりの貯金1に導いた。地球を明るく照らす満月の下で森下が、大谷をほうふつとさせる二刀流で勝利をもぎ取った。自身初の2連敗で迎えた本拠地のマウンド。「連敗していたので、勝とうと思ってマウンドに上がりました」。8回3安打1失点。3試合ぶりの勝ち星を手にし、お立ち台では満面の笑みがこぼれた。 「チームも良い流れに乗っていた中で、自分のマウンドが来た。もう『流れに乗っちゃえ!』と思って、いきました」 本職では立ち上がりから持ち味を存分に発揮した。初回は3者凡退。2回は2死から中前打、死球でピンチを招くも、試合前ま得点圏での被打率0割9分1厘という驚異の勝負強さをみせつけ、戸柱を三邪飛に。4回には明大の3学年先輩の佐野に1発こそ許したが、3者凡退を5回記録するなど相手を寄せ付けなかった。 「9番打者」としても存在感は抜群だった。2回2死一塁から大貫の直球を捉え左前へ。打線が爆発した3回2死一、二塁のチャンスでは中前に転がし、タイムリーも記録した。午前中に「リアル二刀流」で活躍した大谷の試合を「少し見た」という右腕は、「比べないでください」とニヤリ。「たまたまバットに当たったので」と謙遜したが、大分商時代には3番を任されるなど、非凡な打撃センスをみせつけた。 月光パワーの御利益も受けた。「月がきれいだね」。試合前夜には、羽月とともに、選手寮の屋上で満ちていく月を見たという。「明日一緒に頑張ろうね、と言って寝たので、打ってくれて本当によかったです」。その羽月から3安打3打点の援護をもらい、試合後はベンチ裏で「月のおかげだな」と健闘をたたえ合った。 試合当日はちょうど満月。4月の満月は「ピンクムーン」の異名を持ち、願い事がかなうといわれている。月も味方につけたのか、最高の形で3連勝をもぎ取った。【古財稜明】 ▽広島佐々岡監督(森下について)「2連敗中というところで、しっかり調整して今日を迎えたと思う。週の頭、カード頭でしっかりと投げきってくれた」 ▽広島中村奨(9回2死からの飛球で失策を犯し、試合後に特守を受けた)「ふがいないことをしてしまった。(ナイター試合での左翼守備は)初めてだったけど、これを機にこういうことがないようにしたい」

◆広島が3連勝。三回に羽月の3点三塁打など7安打を集めて7点を挙げ、五回に菊池涼の適時打、八回は西川の2ランで加点した。森下が8回1失点で3勝目。DeNAは大貫が崩れ、両リーグ最速の20敗目を喫した。

◆呆然(ぼうぜん)と、マウンドに立ち尽くした。DeNAの先発、大貫は三回に7安打を浴び、7失点でノックアウト。大型連休の9連戦初戦で、最悪の三回途中降板となった。  「早いイニングで降板する投球となり、チームに申し訳ないです」  一回にいきなり連打で無死一、二塁のピンチを招くも中軸を抑えて無失点。二回も2安打を許しながら粘ったが、三回についに崩れた。  坂倉の中前適時打、安部の中犠飛で2点を先行され、2死一塁。悪夢はここからだった。投手の森下に2打席連続安打を許すなど、下位打線から1四球を挟んでまさか4連打を浴びてこの回7失点を喫した。  まさかのメッタ打ち。昨季、マツダでは2試合に先発して、いずれも1失点で2勝。9月5日には、プロ初の完投勝利も飾り、相性がよかった。プロ入りから負けなしでお得意さまだったはずだが...。  チームは24日の阪神戦(甲子園)で、上茶谷が1回6失点KOを食らって2軍落ち。三浦監督は「ビッグイニングをつくられてしまっては苦しい。先発が試合をつくらないと」と語っていたが、ローテーションの柱に期待する大貫まで、序盤で試合を壊してしまった。  打線も3安打に抑えられ、得点は佐野の一発だけ。23日に10連敗をストップしたものの、1勝しただけで再び3連敗。早くも今季20敗目となった。

◆DeNAは3連敗で両リーグ最速で20敗目(4勝4分け)を喫した。広島戦で過去2戦2勝だった大貫がまさかの今季ワースト三回途中7失点KO。9連戦初戦での手痛い大敗に、三浦監督も険しい表情を見せた。--大貫はどこが悪かったのか  「どこがというよりも、立ち上がりから3イニング連続で先頭出塁。三回はやっぱり2死から下位打線でつなげられたことだと思います。三回ですから。先発として乗り越えてもらわないと」  --これまでとの違い  「中に中に入って、コントロールが甘かったと思います」  --3番手・中川は好投  「自分の投球ができていた。いいアピールをしてくれた」  --打線も3安打1得点  「抑えられたなというところですが、佐野、宮崎に徐々に当たりが戻ってきた」  --最近、1イニング大量失点が多い  「バッテリーで乗り越えてもらわないと。もう少しやれることはあったのかなと思います」  --投手の森下にも2安打を浴びた  「もちろん一打者として向かっていかないと。きょうも2本ともいい当たり。その辺はしっかり攻めていかないと、投手もですがバッテリーで」  --借金16  「数字として出ていますからね。非常に厳しい数字ですが、目の前の試合に向けてやっていくしかない」

◆DeNAの大貫は三回途中7失点と大崩れし、先発の役割を果たせなかった。二回までは得点圏に走者を進めながら無得点でしのいだが、三回に7安打を浴びた。制球が甘く2敗目を喫し「早いイニングで降板する投球となりチームに申し訳ない」とうなだれた。  先発陣で最も安定していた大貫の乱調で、9連戦は大敗スタート。3連敗で両リーグ最速での20敗に達した。投手陣が大量失点を許す試合が続き、黒星が16も先行する現状に三浦監督は「厳しい数字だけど、目の前の試合に向かってやっていくしかない」と奮起を求めた。

◆広島がいずれも今季最多16安打10得点で同じく今季最長タイの3連勝とした。森下暢仁投手(23)と羽月隆太郎内野手(21)のヒーローインタビューは以下の通り。(まず森下がマイクの前に)  --8回3安打1失点で今季3勝目  「(自身が2)連敗していたので勝とうと思ってマウンドに上がりました」  --ここ2試合は連敗していた  「チームがいい流れに乗っていた中で自分のマウンドが来たので"流れに乗っちゃえ"と思っていきました」  --隣にいる羽月選手は3安打3打点  「きのうの夜、一緒にがんばろうねと言って寝たので、打ってくれてよかったです」  --リードした後はどんな気持ちでマウンドに  「点差もあったのでしっかり自分の投球をしようと思って投げました」  (羽月にスイッチ)  --プロ初の猛打賞。1打席目は投手バント安打、2打席目は投手内野安打。どちらも俊足を生かした  「何とか自分が塁に出て、あとの人につなごうという気持ちで打席に入りました」  --三回2死満塁ではどんな気持ちで打席に  「きのう、屋上で森下さんと月を見てきれいだねと言って、それがきょう、力になったと思います」  --今季は既に6度のマルチ安打  「毎日毎日が勝負だと思っているので、1球1球を大事にしていきたいです」  --ゴールデン・ウィークに向けてカープファンへひとことお願いします  羽月 「毎日毎日応援ありがとうございます。僕たちも頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします」  森下 「9連戦がスタートしたので皆さんの熱い声援をこれからもよろしくお願いします」

◆広島が三回に7点を挙げた。3年目の羽月は走者一掃の三塁打を放った。初球の内角にきた140キロを右中間に運び「僕の立場なら毎日が勝負。一球も無駄にできないし、そういうところが(好結果に)つながっている」と笑みを浮かべた。  三回の猛攻の口火を切った。先頭打者として打席に入り、初球の内角球を振り抜いて、投手強襲安打で出塁。その後の打者一巡の猛攻を呼び込んだ。  鹿児島・神村学園高から2019年のドラフト7位で入団した21歳。俊足を生かして、一回の第1打席にバント安打で出塁したことで「楽になった」とその後の快打につなげた。3連勝の立役者に佐々岡監督は「本当にいろいろな攻撃ができる。しっかり結果を残してくれている」と絶賛した。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
1880 0.692
(↓0.028)
-
(-)
117124
(+1)
73
(+2)
30
(+1)
19
(-)
0.258
(↓0.006)
2.700
(↑0.01)
2
(1↑)
巨人
1594 0.625
(↑0.016)
2
(↑1)
115120
(+14)
95
(+11)
31
(+4)
22
(+2)
0.256
(↑0.01)
3.260
(↓0.26)
3
(1↓)
ヤクルト
1394 0.591
(↓0.028)
3
(-)
117109
(+11)
105
(+14)
29
(+3)
17
(+2)
0.248
(↑0.004)
3.800
(↓0.34)
4
(-)
広島
13122 0.520
(↑0.02)
4.5
(↑1)
11690
(+10)
91
(+1)
22
(+1)
13
(-)
0.261
(↑0.007
3.010
(↑0.08)
5
(-)
中日
9144 0.391
(↑0.027)
7.5
(↑1)
11669
(+2)
81
(+1)
8
(-)
13
(-)
0.226
(↑0.001)
2.750
(↑0.07)
6
(-)
DeNA
4204 0.167
(↓0.007)
13
(-)
11578
(+1)
145
(+10)
16
(+1)
6
(-)
0.219
(↓0.004)
5.040
(↓0.21)