ヤクルト(☆4対3★)中日 =リーグ戦5回戦(2021.04.25)・明治神宮野球場=
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中日
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ヤクルト
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勝利投手:小川 泰弘(2勝1敗0S)
(セーブ:石山 泰稚(0勝0敗8S))
敗戦投手:小笠原 慎之介(1勝2敗0S)

本塁打
【中日】武田 健吾(1号・1回表ソロ),阿部 寿樹(2号・5回表ソロ)
【ヤクルト】中村 悠平(2号・1回裏ソロ),村上 宗隆(8号・4回裏ソロ),サンタナ(1号・4回裏ソロ),オスナ(1号・4回裏ソロ)

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◆ヤクルトが一発攻勢で5連勝。ヤクルトは1-1で迎えた4回裏、村上がソロを放ち、勝ち越しに成功する。さらにサンタナとオスナのいずれも来日1号となる2者連続アーチが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・小川が7回3失点で今季2勝目。敗れた中日は、先発・小笠原が4被弾と誤算だった。

◆中日は1回、武田が1号ソロを放って先制。ヤクルトは直後に中村の2号ソロで同点。小川は3回まで37球とテンポ良い投球。 ヤクルトは4回、村上、サンタナ、オスナのソロで3得点。中日は5回、阿部がソロ。6回はビシエドの適時二塁打で追い上げた。 ヤクルトは小川が7回3失点と好投。引き分けを挟んで5連勝となった。小川が2勝目。石山が3セーブ目。高津政権最多の貯金5で、2位に浮上。中日は3連敗。小笠原が2敗目。

◆中日は好調の1番大島洋平外野手(35)が今季初めて先発メンバーから外れた。 代わって1番には京田が入り、中堅には2番で武田、3番には左翼福田が起用された。 大島はここ5試合は計8安打をマークし、初回先頭打者出塁を続けるなど打率3割3分3厘と打撃好調だったが、ベンチスタートとなった。

◆中日武田健吾外野手(27)が1回、先制の1号ソロを放った。好調の大島洋平外野手に代わって2番センターでスタメン起用され、いきなり結果を出した。 「チェンジアップ。うまく待てて打てました。追い込まれたから粘ろうと思っていたのですが、高めに浮いた変化球をうまく打てました」とコメントした。 本塁打はオリックス時代の18年7月27日、日本ハム戦で放って以来、移籍後初となる通算4本目の本塁打に三塁側中日ベンチも沸きに沸いた。

◆ヤクルトの新助っ人たちが、2者連続で来日1号を放った。4回1死走者なしで、6番のドミンゴ・サンタナ外野手(28=インディアンス)が、中日小笠原の142キロ直球を逆らわずに右翼ポール際へ運んだ。来日初安打が本塁打となり「今までヒットは出てなかったが内容自体は良かったので打つ自信はありました。1本目が出てすごくうれしい」と喜んだ。 続く7番のホセ・オスナ内野手(28=パイレーツ)は、高めに浮いた132キロチェンジアップをバックスクリーンへ。「前の打席でチェンジアップで打ち取られたので狙ってはいなかったですが、浮いてきたら打ちにいこうと決めていました」と振り返った。オスナは24日にはサヨナラ打を放っており、連日の活躍となった。

◆ヤクルト村上宗隆内野手が衝撃の1発でキングに並んだ。4回先頭で打席に立つと、フルカウントから外角低めのチェンジアップに、体勢を崩されながら、払うようにスイング。 「崩されたが、粘ってうまく最後まで拾うことができた」と右翼席最前列まで運び、神宮はどよめきで包まれた。これで今季8本塁打となり、トップの山田と並んだ。

◆中日は今季2度目の同一カード3連敗で借金は最多の6となった。5試合連続安打中だった大島が背中の張りで欠場。代わって起用した武田が3年ぶりとなる先制弾を放つが、先発小笠原が4本塁打を浴びた。阿部の2号などで抵抗したが3連戦で7発被弾。与田監督は「相手打者の力が上回った。素直に力負けしたと思う」と振り返った。 ▽中日阿波野投手コーチ(小笠原の4発被弾に)「ホームランを期待されているバッターへの攻めが甘い。(直近2試合も)長打が試合を決めているのでもう少し両サイドに厳しく攻められなかったか」 ▽中日武田(2番中堅で今季初先発。3年ぶりとなる移籍後初本塁打を含む2安打)「(本塁打は)うまく待てて打てました。チャンスなので結果を残すことだけを考えていました。空回りしないよう1打席1打席集中していきました」 ? 中日大島洋平外野手(35)が背中の張りでヤクルト戦を欠場した。与田監督は「バットも振れる。無理をさせなかった。(次戦からは)大丈夫だと思う」と大事を取った休養措置と説明した。

◆"村神様"の御利益で、ヤクルトは18年以来の5連勝を決めた。1-1の4回、先頭の村上は、中日小笠原の外角低めのチェンジアップに、体勢を崩されながら、払うようにスイング。右翼席へ運んだ。リーグトップに並ぶ8号に「粘ってうまく最後まで拾うことができた」と喜んだ。 だが、今は本塁打以上に貢献していることがある。ベンチで味方のプレーに感情を爆発させる。コロナ禍で主力を欠く苦境も味わい「チーム一丸で試合がしたいと思っているので、より一層声を出すようにしている」と取り組む。おかげでチームのムードはガラリと変わった。ノリノリで一気に2位に浮上した。 4回にはドミンゴ・サンタナ外野手(28=インディアンス)と、ホセ・オスナ内野手(28=パイレーツ)が2者連続で、ともに来日初アーチ。サンタナは「積極的に話しかけてくれたり、とても温かく受け入れてくれている。とっても素晴らしいチームメート」と村上の計らいに感謝した。 打つだけでなく、感情と声で周りを奮起させ、力を引き出す。昨年までとはひと味違う仕事ぶりだ。6年ぶりのセ界制覇へ向けて、ヤクルトの雰囲気がいい。その中心に"村神様"がいる。【湯本勝大】 ▽ヤクルト高津監督(監督として初めての5連勝) 先発投手が粘ってとか、誰かが出塁して、誰かが進めて、誰かがかえしてとか。形は見えてきたと思う。 ▽ヤクルト小川(7回3失点で2勝目) 絶好調とは言えないけど、何とか粘ることができたし、バックのみんなに守られて何とか最少失点で投げることができた。

◆ヤクルト・中村悠平捕手(30)が「2番・捕手」で先発し、0-1の一回に同点となる2号ソロを放った。中日先発・小笠原が投じたチェンジアップに崩されずに左翼スタンドに運んだ。  「少し(バットの)先でしたが、風に助けてもらったと思います」と中村。攻守の活躍でチームを引っ張っている。

◆新助っ人のパワーがさく裂した。ヤクルトの新外国人、ドミンゴ・サンタナ外野手(29)が2-1の四回に右翼席へ弾丸ライナーの来日1号。初安打でアーチを描いた。さらに次打者のホセ・オスナ内野手(29)もバックスクリーンを越える来日1号を放った。  この回の先頭、村上宗隆内野手(21)が右翼越えの8号ソロを放っており、1イニング3発のアーチを描いた。

◆ヤクルト打線が四回、1イニング3発のアーチを描いた。まずは先頭の4番、村上宗隆内野手(21)が右越えの8号ソロを放った。「打ったのはチェンジアップ。チェンジアップで崩されましたが、粘って上手く最後まで拾うことが出来ました」。5番・青木が凡退後、6番の新外国人ドミンゴ・サンタナ外野手(29)が右翼席へ弾丸ライナーの来日1号。初安打がアーチを描き「今までヒットは出てなかったが内容自体は良かったので打つ自信はありました。1本目が出てすごくうれしいです」と喜び。  さらに7番、ホセ・オスナ内野手(29)もバックスクリーンを越える来日1号を放ち、「打ったのはチェンジアップ。前の打席でチェンジアップで打ち取られたので狙ってはいなかったですが、浮いてきたら打ちにいこうと決めていました」とコメントした。

◆ヤクルトが一発攻勢で競り勝ち、5連勝(1分け挟む)。デーゲームで巨人が広島に敗れたため、勝率の差で2位に浮上した。中日に一回に1点を先制されたが、その裏に中村が左翼席に2号ソロ、四回には村上の8号ソロ、新外国人サンタナ、オスナが来日初本塁打となるソロアーチを放ち、主導権を奪った。先発の小川は7回8安打3失点で今季2勝目(1敗)。八回に清水、九回は石山が無失点で逃げ切った。  サンタナは来日初安打となる1号。「今まで安打は出ていなかったが、内容自体はよかったので打つ自信はありました。1本目が出てすごくうれしいです」と笑みを浮かべた。

◆ヤクルトが一発攻勢で競り勝ち、5連勝(1分け挟む)。デーゲームで巨人が広島に敗れたため、勝率の差で2位に浮上した。7回8安打3失点で今季2勝目(1敗)を挙げた先発の小川泰弘投手(30)は「前回の登板で自分の責任を果たせなかったので、なんとか...。絶好調とはいえないがなんとか粘ることができました」と振り返った。  四回には村上、サンタナ、オスナと1イニング3発のアーチが神宮の夜空に描かれ、小川は「本当に1本1本、勇気をもらえるし、すごく厚みがまして活気が出ている。すごく雰囲気がいい」と手応えを口にした。  一回にソロ本塁打を放った女房役・中村もお立ち台に上がり、「とにかく一塁に進むことを心がけている。(本塁打は)最高の結果になりました。風も一押し、二押ししてくれました」と笑顔で語った。

◆今季初めて先発出場した中日の武田が一回、3年ぶりの本塁打を放った。小川のチェンジアップを捉え、左翼席に先制ソロ。「うまく待てて打てた。追い込まれてから粘ろうと思っていたが、高めに浮いた変化球をうまく打てた」と手応えを口にした。2019年途中にオリックスから移籍して以来、初の一発だった。  27歳の武田は外野の守備固めや代打での出番が多く、打撃では好結果を出せずにいた。背中に張りがあった大島に代わってチャンスを得た一戦は「結果を残すことだけ考え、集中した」という。六回は二塁打も打ち、試合には敗れたが与田監督の期待に応えた。

◆先発の小川が7回8安打3失点で2勝目(1敗)。直球主体の組み立てで中日打線を押し込んだ右腕は「前回の登板で自分の責任を果たせなかったので、長いイニングを投げたいと思っていた」とうなずいた。4本塁打の打線には「勇気をもらえるし、すごく厚みがある。流れに乗せてもらって投げることができた」と感謝した。

◆ヤクルトは25日、中日5回戦(神宮)に4-3で勝ち、2018年10月以来3年ぶりとなる5連勝を飾った。1-1の四回に村上宗隆内野手(21)がリーグトップに並ぶ8号ソロを放つと、コロナ下で来日が遅れていた新外国人のドミンゴ・サンタナ外野手(28)=前インディアンス、ホセ・オスナ内野手(28)=前パイレーツ=がともに来日1号となる2者連続弾。"MSO砲"が1イニング3発で真価を発揮し、チームを2位浮上に導いた。  神宮の夜空に計6発のアーチが乱れ飛んだ。"花火大会"を制したのは4発を打ち上げたヤクルト。1-1の四回に村上の一発と新外国人選手2人の来日初アーチで3点を勝ち越し、この試合を最後に当面無観客となるスタンドを沸かせた。  「崩されましたが、粘ってうまく拾うことができました」  自賛したのは村上だ。フルカウントからの8球目、小笠原の外角低めに沈むチェンジアップを伸ばした右手一本で捉えた。高い技術でバットのヘッドを走らせ打球を右翼スタンドまで運んだ。  リーグトップの同僚、山田に並ぶ8号のソロ。4番の放った技ありの一発が流れを呼び込んだ。1死からメジャー通算77本塁打のサンタナが、右翼席へ弾丸ライナーの来日1号。前日に逆転サヨナラ打を放ったオスナもバックスクリーン越えの2者連続弾で続き、"MSO砲"が1イニング3発でそろい踏みした。  2年連続の最下位に沈んだ昨季、チームは打者有利の神宮球場を本拠としながら114本塁打はリーグ3位、468得点は同5位と苦戦した。高津監督の意向もあり獲得に至ったのが2人の長距離砲。ただ、コロナ禍の影響でビザ発給が停止されたため来日が遅れ、1軍昇格は今月23日までずれ込んだ。 その他の写真(2/5枚)  これぞ青写真に描いていた"2021年打線"の形。指揮官は「長打と得点圏は(課題として)言ってきたところ。長打を打てる選手が並ぶと相手に重圧がかかるし、今の並びはいいのかなと思います。ちょっと形が見えてきた」と手応えをにじませた。  残り118試合。サンタナは「村上、オスナと3人で100本塁打を期待していいか」と問われ「それは否定しないよ」とニヤリ。「この(1軍合流後の)3日間で積極的に話し掛けてくれた。彼はとても素晴らしいチームメート」と村上に感謝し「とにかくチームをAクラス、またはリーグ優勝に導くことが目標」と頼もしく言い切った。  チームは3年ぶりの5連勝で、昨年8月以来となる2位浮上を果たした。セ界無双の"MSO打線"で、燕がさらなる浮上を図る。(横山尚杜)  ◆四回にチェンジアップを捉え、来日1号となるバックスクリーン越えの特大ソロを放ったヤクルト・オスナ 「前の打席で(小笠原の)チェンジアップに打ち取られていた。浮いてきたら打ちにいこうと決めていました」  ◆攻守の扇の要  MSOに先んじて"1発目"を放ったのは「2番・捕手」で先発した中村。0-1の一回に左翼席へ2号ソロをほうり込み、打線に火をつけた。「自分が塁に出ようと思った結果が最高の結果になった。風もひと押し、ふた押ししてくれた」とお立ち台で破顔一笑。捕手としても先発の小川、救援の清水、石山を好リードし、扇の要として存在感を放った。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
1870 0.720
(↑0.012)
-
(-)
118123
(+7)
71
(+5)
29
(+2)
19
(-)
0.264
(-)
2.710
(↓0.1)
2
(1↑)
ヤクルト
1384 0.619
(↑0.019)
3
(-)
11898
(+4)
91
(+3)
26
(+4)
15
(-)
0.244
(↓0.001)
3.460
(↑0.02)
3
(1↓)
巨人
1494 0.609
(↓0.027)
3
(↓1)
116106
(+8)
84
(+9)
27
(+1)
20
(+1)
0.246
(↑0.002)
3.000
(↓0.24)
4
(-)
広島
12122 0.500
(↑0.022)
5.5
(-)
11780
(+9)
90
(+8)
21
(+1)
13
(+1)
0.254
(↑0.008)
3.090
(↓0.2)
5
(-)
中日
8144 0.364
(↓0.017)
8.5
(↓1)
11767
(+3)
80
(+4)
8
(+2)
13
(-)
0.225
(↑0.001
2.820
(↓0.06)
6
(-)
DeNA
4194 0.174
(↓0.008)
13
(↓1)
11677
(+5)
135
(+7)
15
(-)
6
(-)
0.223
(↑0.003)
4.830
(↓0.07)