日本ハム(4対4)オリックス =リーグ戦6回戦(2021.04.25)・札幌ドーム=
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ORIX
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日本ハム
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勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【日本ハム】近藤 健介(4号・9回裏ソロ)

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◆オリックスは1-3で迎えた8回表、紅林と代打・ジョーンズの適時打などで3点を挙げ、逆転に成功する。対する日本ハムは1点を追う9回に近藤のソロが飛び出し、土壇場で同点とした。試合はそのまま決着がつかずに9回の攻防を終え、規定により引き分けとなった。

◆日本ハム中田翔内野手(32)は、前日25日の同戦に「7番一塁」で出場した。「7番」を打つのは11年以来10年ぶりで、栗山政権下では初めてだった。3打数2安打と意地を見せたが、2戦連続の下位打線か、それとも打順が上位に上がるのか。午後2時試合開始予定。 中田がプロ入り後、もっとも出場数が多い打順は、もちろん「4番」。1234試合で233本塁打、856打点、打率は2割5分2厘。次いで多いのが実は「7番」。1軍デビューの09年など、若い頃は下位打線での出場が主だった。69試合で12本塁打、35打点、打率2割6分。 17年7月8日ソフトバンク戦では「1番一塁」で起用されたこともあるが、これまで「2番」と「9番」では出場経験がない。

◆エンゼルス大谷翔平投手(26)がメジャーで初めて外野守備に就いたことを受けて、育ての親、日本ハム栗山英樹監督(59)は「すごく意味のある瞬間だった。"三刀流"への道というのは、最初、いろいろなことを考えていく上で、大きなものだったので」と喜んだ。 日本ハム時代の14年以来。この日の試合を映像で見ていたという指揮官は「いっぱい言いたいことがあるけど、それは語るところじゃない」と言いながらも、うれしそう。左翼を守る大谷のところへ、次々と打球が飛んだことについて「あいつが持っているものというか、練習させてやろうっていう野球の神様のメッセージなんだろうね」と、目を細めた。 栗山監督は、26日が60歳の誕生日。この日の全体練習前には、還暦のお祝いに選手やスタッフたちから赤いユニホームと帽子を受け取り「一生、忘れない。泣いてたまるかと思った」と、感激していた。

◆日本ハムが1回、相手のエラー、浅間の適時打などで3点を先制。オリックスは2回、T-岡田の中犠飛で1点を返した。 両チームともに中盤は無得点。6回から日本ハムは2番手堀、オリックスも2番手山田が登板。2点差で終盤に入った。 オリックスは8回、4連打で同点に追いつき、犠飛で勝ち越し。日本ハムは9回、近藤の4号ソロで追いつき、引き分けとした。

◆オリックス吉田正尚外野手(27)が25日、日本ハム6回戦(札幌ドーム)の5回の守備でダイビングキャッチした際に左膝を打ちつけ、7回の守備から交代した。 球団によると、大事を取ったもので、病院に行く予定もない。中嶋監督は「ちょっと違和感ということだったので、無理するところではないと」と説明した。

◆日本ハム近藤健介外野手(27)が、起死回生の同点弾を突き刺した。25日オリックス6回戦(札幌ドーム)の1点を追う9回、左越え4号ソロを放った。 今季5試合目の「4番」に座り、4試合ぶりのアーチ。チームは4カード連続で勝ち越しとはならなかったが、価値ある引き分けに持ち込んだ。「4番近藤」が、意地の詰まった一撃を突き刺した。1点を追う9回。打者有利のカウント3-1になり、肩の力を抜いて振り切った。「ツーベースくらいを狙う感じでいきました。入るな...という気はしました」。打球は伸びていき、左翼席に飛び込む同点の4号ソロ。「コンちゃんスマイル」で何度も拳を握った。 悩める4番に代わり、仕事を果たした。4試合ぶりの1発。不動の4番中田が不振で定位置を外れている中、近藤は「4番」で5試合に出場。「『つなぐ4番』を心掛けています。チャンスで回ってくることが多いので、あらためて中田さんの存在は大きいと感じています。『4番中田』が、一番いい形だと思う」と主砲の復調を待った。 今季4本塁打中、3本塁打は逆方向へ飛ばしている。キャリア最多は18年の9本塁打で、例年以上にハイペース。「本塁打を増やそうというよりは、長打を打とうとキャンプから強いスイングを心掛けてきた」。打率2割5分9厘、23三振には納得しておらず「そういうところも上げないと」と言う。 栗山監督は、起死回生の1発に「助かりましたよね。本当に、救ってくれた」と感謝。一方で「追いついて、一気に行きたかったんだけどね」と、反攻の芽を生かせなかったことを悔やんだ。26日は栗山監督の60歳の誕生日。近藤は「勝たせてあげたかった。何とか引き分けになったので、切り替えてやりたい」と次戦でのバースデー白星を誓った。【田中彩友美】 ▼日本ハム金子(9日以来今季2度目の先発で5回7安打1失点)「3者凡退のイニングが少なく、リズムの悪いピッチングになってしまったことが反省点です」 ▼日本ハム浅間(1回に右前適時打)「初回のチャンスでしっかりとランナーをかえせるヒットが打てたのはよかった」

◆オリックスは9回にヒギンスが先頭の近藤に同点ソロを浴び、4度目の引き分けとなった。 8回に3点を奪って一時逆転しただけに、中嶋監督は「非常に良い形になってきている。本当は勝ち切りたかった」と唇をかんだ。ヒギンスについては「まだまだストッパーでは難しいのかなと。最初にコントロールが定まらないで、ストライクを取りに行って打たれるパターンは勘弁してほしい」と注文した。開幕から抑えを漆原、平野佳、ヒギンスと固定できずにいる。

◆26日に60歳の誕生日を迎えた日本ハム栗山英樹監督が、全体練習前に、選手やスタッフから還暦祝いの赤いユニホームと帽子を受け取った。 マウンド付近で選手会長の近藤から手渡され「一生、忘れない」と感激。「泣いてたまるかと思ったよね、マウンドへ行く時」と、目を潤ませた。試合は悔しいドロー。「いつも選手たちが僕のミスを救ってくれる」と話した。

◆2カード連続の勝ち越しを狙ったオリックスは、9回にヒギンスが近藤に痛恨のドロー弾を浴びた。 8回に途中出場していた紅林の適時二塁打などで3点を奪って一時逆転しながら、今季4度目の引き分け。中嶋監督は「非常に良い形になってきている。本当は勝ち切りたかった」と唇をかんだ。ヒギンスについては「まだまだストッパーでは難しいのかなと。最初にコントロールが定まらないで、ストライクを取りに行って打たれるパターンは勘弁してほしい」と注文した。 開幕から抑えを漆原、平野佳、ヒギンスと固定できず、試合終盤に悔しい思いをしている。頸部(けいぶ)痛で出場選手登録を外れていた平野佳が、27日楽天戦から合流する見込みで、最善策を講じる。

◆日本ハムが土壇場で引き分けに持ち込んだ。一回に3点を先制しながら逆転を許していたが、九回に近藤のソロで追い付いた。オリックスは2点を追う八回に紅林の適時二塁打などで3点を挙げてリードを奪ったが逃げ切れなかった。

◆オリックスは竹安が今季初先発し、5回3失点と試合をつくった。宮城が23日に急性胃腸炎で離脱したために急きょ回ってきた先発で一回に3点を失ったが、その後は1安打に抑える好投。中嶋監督は「計算通り。内容は良かった」とねぎらった。  27日から楽天を本拠地に迎えて3連戦を戦う。打線は八回に4連続長短打などで3点を挙げて一時リードを奪うなど好調を維持しており「逆転までいけたわけだから。いい形になってきている」と気持ちを切り替えた。

◆オリックスの紅林が七回の守備から出場し、1-3の八回無死一塁で適時二塁打を放った。宮西の直球を捉えて右中間へ二塁打を運び「左のサイドハンドからの軌道に合わせ、打ち返すイメージで打席に入った。何とかタイムリーになってくれて良かった」と息をついた。  静岡・駿河総合高から2020年にドラフト2位で入団した19歳。積極的に若手を起用する中嶋監督の下、今季は26試合に出場して存在感を示している。中嶋監督は「良く打った。方向も良かった。本当にうまく打った」と喜びを隠さなかった。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
1493 0.609
(↓0.027)
-
(-)
117109
(+5)
93
(+8)
21
(+2)
9
(-)
0.267
(↑0.004)
3.420
(↓0.2)
2
(-)
楽天
1394 0.591
(↑0.02)
0.5
(↓1)
117101
(+8)
90
(+4)
21
(-)
8
(+1)
0.232
(↑0.006)
3.290
(↓0.03)
3
(-)
ロッテ
13104 0.565
(↑0.02)
1
(↑1)
116137
(+8)
103
(+5)
26
(+2)
21
(-)
0.247
(↑0.004)
3.660
(↓0.05)
4
(-)
西武
10123 0.455
(↓0.021)
3.5
(-)
11885
(+4)
104
(+8)
15
(+1)
26
(-)
0.227
(↑0.001)
4.180
(↓0.18)
5
(-)
ORIX
10134 0.435
(-)
4
(↑0.5)
11695
(+4)
93
(+4)
18
(-)
6
(-)
0.247
(↑0.004
3.100
(↑0.01)
6
(-)
日本ハム
7144 0.333
(-)
6
(↑0.5)
11873
(+4)
117
(+4)
12
(+1)
15
(-)
0.215
(↓0.002)
4.200
(↑0.01)